JP6141178B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ周方向に沿って延びる主溝を複数備える空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤとして、タイヤ周方向に沿って延びる複数の主溝と、各主溝の内周側にそれぞれ配置される複数の補強部とを備える空気入りタイヤが、知られている(例えば、特許文献1)。斯かるタイヤによれば、石噛み状態にあるタイヤの破損を有効に防止することができる。
ところで、車両が旋回する際に発生する接地圧は、外輪(旋回するとき外側となる車輪)となるタイヤのうち、車両装着時の外側の領域で一番大きくなる。それに対して、特許文献1に係るタイヤにおいては、複数の補強部がタイヤ赤道面に対して対称となる強度で配置されている。これにより、車両が旋回する際に、車両装着時の外側の領域の補強が不足する場合がある。斯かる場合には、当該領域の主溝の底部が大きく変形するため、充分なコーナリングパワーが得られない。
特開平8−156519号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、車両旋回時のコーナリングパワーを向上させつつ、コニシティが大きくなることを抑制できる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる四本以上の主溝と、前記各主溝の内周側にそれぞれ配置される四つ以上の補強部と、を備え、車両装着時に最も外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に最も内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きく、車両装着時に外側から二番目に配置される第2外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側から二番目に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さい。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、タイヤ周方向に沿って延びる主溝が四本以上設けられており、その各主溝の内周側に、補強部がそれぞれ配置されている。そして、車両装着時に最も外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に最も内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きくなっている。
これにより、第1外側補強部が、車両装着時に最も外側に配置される主溝を、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両装着時に最も外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、車両装着時に外側から二番目に配置される第2外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側から二番目に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さくなっている。これにより、車両装着時の外側と内側とにおいて、補強部の引張強さの差を小さくすることができる。したがって、コニシティが大きくなることを抑制できる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記第1外側補強部の引張強さと前記第2外側補強部の引張強さとの和は、前記第1内側補強部の引張強さと前記第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部の引張強さと第2外側補強部の引張強さとの和が、第1内側補強部の引張強さと第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時に外側に配置される主溝を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、前記第1外側補強部のコードの引張強さと前記第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、前記第1内側補強部のコードの引張強さと前記第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部のコードの引張強さと第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、第1内側補強部のコードの引張強さと第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時に外側に配置される主溝を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、前記第1外側補強部のコードの配列密度と前記第2外側補強部のコードの配列密度との和は、前記第1内側補強部のコードの配列密度と前記第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部のコードの配列密度と第2外側補強部のコードの配列密度との和は、第1内側補強部のコードの配列密度と第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時に外側に配置される主溝を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる三本の主溝と、前記各主溝の内周側にそれぞれ配置される三つの補強部と、を備え、車両装着時に外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きく、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に外側に配置される第2外側補強部の引張強さは、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に内側に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さい。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、タイヤ周方向に沿って延びる主溝が三本設けられており、その各主溝の内周側に、補強部がそれぞれ配置されている。そして、車両装着時に外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きくなっている。
これにより、第1外側補強部が、車両装着時に外側に配置される主溝を、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制されるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に外側に配置される第2外側補強部の引張強さは、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に内側に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さくなっている。これにより、車両装着時の外側と内側とにおいて、補強部の引張強さの差を小さくすることができる。したがって、コニシティが大きくなることを抑制できる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記第1外側補強部の引張強さと前記第2外側補強部の引張強さとの和は、前記第1内側補強部の引張強さと前記第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部の引張強さと第2外側補強部の引張強さとの和が、第1内側補強部の引張強さと第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時の外側の領域を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、前記第1外側補強部のコードの引張強さと前記第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、前記第1内側補強部のコードの引張強さと前記第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部のコードの引張強さと第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、第1内側補強部のコードの引張強さと第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時の外側の領域を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本発明に係る空気入りタイヤにおいては、前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、前記第1外側補強部のコードの配列密度と前記第2外側補強部のコードの配列密度との和は、前記第1内側補強部のコードの配列密度と前記第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きい、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、第1外側補強部のコードの配列密度と第2外側補強部のコードの配列密度との和は、第1内側補強部のコードの配列密度と第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きいため、各外側補強部が、車両装着時の外側の領域を、充分に補強している。これにより、車両旋回時に、車両装着時に外側に配置される主溝の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
以上の如く、本発明に係る空気入りタイヤは、車両旋回時のコーナリングパワーを向上させつつ、コニシティが大きくなることを抑制できるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図2は、同実施形態に係る空気入りタイヤの図1のII領域拡大図を示す。 図3は、同実施形態に係る補強部の断面図を示す。 図4は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図5は、同実施形態に係る空気入りタイヤの図4のV領域拡大図を示す。 図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図7は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図9は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向に沿って切断された要部断面図を示す。 図10は、本発明に係る実施例と比較例との評価表を示す。
以下、本発明に係る空気入りタイヤにおける第1の実施形態について、図1〜図3を参酌して説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ともいう)1は、一対の環状のビード部2,2と、ビード部2を包み込み、一対のビード部2,2の間に架け渡されたプライからなるカーカス層3とを備えている。また、タイヤ1は、各ビード部2からタイヤ径方向外側へ延びるサイドウォール部4,4を備えている。
タイヤ1は、各サイドウォール部4のタイヤ径方向外側端に連なるトレッドゴム部5と、カーカス層3を補強すべく、カーカス層3の外周側で且つトレッドゴム部5の内周側に配置されるベルト層6とを備えている。なお、タイヤ1は、リム20に装着されている。
タイヤ1は、タイヤ幅方向の中心を通る仮想面であるタイヤ赤道面S1に対して非対称となる構造である。斯かるタイヤは、車両への装着向きを指定されたタイヤであり、リム20に装着する際に、タイヤの左右何れを車両に対面するかを指定したものである。
車両への装着の向きは、タイヤのサイドウォール部4に表示されている。具体的には、車両装着時に内側(図1における左側であって、以下、「車両内側」ともいう)に配置される一方のサイドウォール部4は、車両内側となる旨の表示(例えば、「INSIDE」等)を付されており、また、車両装着時に外側(図1における右側であって、以下、「車両外側」ともいう)に配置される他方のサイドウォール部4は、車両外側となる旨の表示(例えば、「OUTSIDE」等)を付されている。
トレッドゴム部5は、タイヤ周方向に沿って延びる複数の主溝7を備えている。また、トレッドゴム部5は、複数の主溝7により区画される複数の陸部8を備えている。そして、トレッドゴム部5は、外層を構成し且つ外周面に接地面5aを有するキャップ部9と、キャップ部9の内周側に配置され、内層を構成するベース部10と、主溝7を補強すべく、各主溝7の内周側にそれぞれ配置される複数の補強部11とを備えている。なお、ベース部10の硬度は、キャップ部9の硬度よりも小さい。
主溝7は、摩耗するにしたがって露出することで摩耗度合が分かるように、一部溝を浅くしてある部分、所謂、トレッドウエアインジケータ(図示していない)を備えている。本実施形態においては、主溝7は、四本設けられており、これにより、陸部8は、五つ設けられている。以下、複数の主溝7を区別する際には、タイヤ赤道面S1を挟んで隣接する主溝7は、センター主溝7a,7bといい、センター主溝7a,7bよりタイヤ幅方向外側に配置される他の主溝7は、ショルダー主溝7c,7dという。
補強部11は、キャップ部9とベース部10との間に配置されている。そして、補強部11は、タイヤ径方向において、主溝7を覆うように配置されている。本実施形態においては、補強部11のタイヤ幅方向の寸法は、主溝7の接地面5aにおけるタイヤ幅方向の寸法と同じに、設定されている。即ち、タイヤ幅方向において、補強部11の各端部と主溝7の接地面5aにおける各端部は、同じ位置に位置している。なお、補強部11は、主溝7の内側の位置のみに配置されている。
本実施形態においては、主溝7が四本設けられているため、補強部11も、四つ設けられている。以下、複数の補強部11を区別する際には、車両装着時に、最も内側に配置される補強部を第1内側補強部11aといい、内側から二番目に配置される補強部を第2内側補強部11bといい、外側から二番目に配置される補強部を第2外側補強部11cといい、最も外側に配置される補強部を第1外側補強部11dという。
補強部11は、図3に示すように、内部に配置されるコード12(図1及び図2においては、コード12を省略している)と、コード12を被覆するトッピングゴム13とを備えている。そして、補強部11は、ゴムを被覆したコード12をタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻回することで形成されている。なお、コード12は、タイヤ周方向に対して5°以下の傾斜角度で配列されている。また、コード12は、ナイロン、アラミド、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コード等で形成されている。
複数の補強部11a〜11dは、それぞれ異なる引張強さを有している。なお、補強部11の引張強さは、補強部11の試料に荷重をかけて引張試験を行い、切断した時の荷重を測定し、切断時の強さを補強部11の試料の断面積で除した値である。そして、試験回数は10回とし、その平均値を求め、小数点以下1桁に丸める。
本実施形態においては、コード12の材質を変更することにより、補強部11の引張強さが変更されている。例えば、コード12の配列密度(例えば、単位幅当たりのコード本数を指す「エンド数」)が一定である場合には、コード12の引張強さが大きいほど、補強部11の引張強さが大きい。なお、一般的に、トッピングゴム13の引張強さは、コード12の引張強さに対して非常に小さいため、補強部11の引張強さを求める上で、無視できる。
なお、コード12の引張強さは、JISL1017に規定されている試験方法に準拠して測定した引張強さとしている。具体的には、コード12の引張強さは、コード12の試料に荷重をかけて引張試験を行い、切断した時の荷重を測定し、切断時の強さをコード12の試料の正量繊度で除した値である。そして、試験回数は10回とし、その平均値を求め、小数点以下1桁に丸める。
第1外側補強部11dの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きくなるように、設定されている。これにより、車両旋回時に発生する接地圧が一番大きくなる領域の主溝7、即ち、車両外側に配置されるショルダー主溝7dが、車両旋回時に変形することを抑制できる。
さらに、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きくなるように、設定されている。これにより、車両が旋回する際に発生する接地圧が大きくなる領域の主溝7、即ち、車両外側に配置されるセンター主溝7b及びショルダー主溝7dが、車両旋回時に変形することを抑制できる。
また、第2外側補強部11cの引張強さは、第2内側補強部11bの引張強さよりも、小さくなるように、設定されている。これにより、車両外側の領域と車両内側の領域とにおいて、補強部11a〜11dの引張強さの差を小さくすることができる。
そして、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和は、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和の66%よりも、大きいことが好ましい。さらに、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和は、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和の90%よりも、大きいことがより好ましい。これにより、コニシティが大きくなることを抑制できる。
また、第2内側補強部11bの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きくなるように、設定されている。本実施形態においては、基準となる引張強さを100とした場合、第1内側補強部11aの引張強さは、80であり、第2内側補強部11bの引張強さは、110であり、第2外側補強部11cの引張強さは、70であり、第1外側補強部11dの引張強さは、140である。
なお、上述したように、トッピングゴム13の引張強さは、補強部11の引張強さを求める上で、無視できる。したがって、基準となる引張強さ(例えば137cN/dtex)を100とした場合、第1内側補強部11aのコード12の引張強さは、80であり、第2内側補強部11bのコード12の引張強さは、110であり、第2外側補強部11cのコード12の引張強さは、70であり、第1外側補強部11dのコード12の引張強さは、140である。
ベルト層6は、少なくとも二層のベルトプライ(本実施形態では、二層のベルトプライ)6a,6bにより構成されている。各ベルトプライ6a,6bは、タイヤ周方向に対して所定の傾斜角度(例えば、15°〜35°)で配列されたコードがプライ間で互いに逆向きに交差するように積層されている。
以上より、本実施形態に係るタイヤ1によれば、タイヤ周方向に沿って延びる主溝7が四本設けられており、その各主溝7の内周側に、補強部11がそれぞれ配置されている。そして、車両装着時に最も外側に配置される第1外側補強部11dの引張強さは、車両装着時に最も内側に配置される第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きくなっている。
これにより、第1外側補強部11dが、車両装着時に最も外側に配置される主溝7、即ち、車両外側のショルダー主溝7dを、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両外側のショルダー主溝7dの底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、車両装着時に外側から二番目に配置される第2外側補強部11cの引張強さは、車両装着時に内側から二番目に配置される第2内側補強部11bの引張強さよりも、小さくなっている。これにより、車両装着時の外側と内側とにおいて、補強部11の引張強さの差を小さくすることができる。したがって、コニシティが大きくなることを抑制できる。このように、本実施形態に係るタイヤ1は、車両旋回時のコーナリングパワーを向上させつつ、コニシティが大きくなることを抑制できる。
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和が、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きい。これにより、各外側補強部11c,11dが、車両装着時に外側に配置される主溝7、即ち、車両外側の各主溝7b,7dを、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両外側の各主溝7b,7dの底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、第1外側補強部11dのコード12の引張強さと第2外側補強部11cのコード12の引張強さとの和は、第1内側補強部11aのコード12の引張強さと第2内側補強部11bのコード12の引張強さとの和よりも、大きい。これにより、各外側補強部11c,11dが、車両装着時に外側に配置される主溝7、即ち、車両外側の各主溝7b,7dを、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両外側の各主溝7b,7dの底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、第2内側補強部11bの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きい。これにより、第2内側補強部11bが、車両内側の領域における車両外側に配置される主溝7、即ち、車両内側のセンター主溝7aを、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両内側のセンター主溝7aの底部の変形が抑制できるため、さらに充分なコーナリングパワーを得ることができる。
なお、本発明に係るタイヤは、上記した第1実施形態に係るタイヤ1の構成に限定されるものではない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、主溝7は、五本以上設けられる、という構成でもよい。
次に、本発明に係る空気入りタイヤにおける第2の実施形態について、図4及び図5を参酌して説明する。
本実施形態に係るタイヤ1は、第1実施形態に係るタイヤ1と比較して、トレッドゴム部5の構成で相違している。そして、本実施形態に係るタイヤ1は、第1実施形態に係るタイヤ1と、その他の構成2,3,4,6で略同様の構成である。したがって、本実施形態に係るトレッドゴム部5の構成について、以下に説明し、その他の構成2,3,4,6についての説明は、特に繰り返さない。
トレッドゴム部5は、タイヤ周方向に沿って延びる三本の主溝7を備えている。以下、複数の主溝7を区別する際には、中央に配置される主溝7は、センター主溝7aといい、センター主溝7aを挟むようにしてタイヤ幅方向外側に配置される他の主溝7は、ショルダー主溝7c,7dという。また、トレッドゴム部5は、三本の主溝7により区画される四つの陸部8を備えている。
そして、トレッドゴム部5は、外層を構成し且つ外周面に接地面5aを有するキャップ部9と、キャップ部9の内周側に配置され、内層を構成するベース部10とを備えている。さらに、トレッドゴム部5は、主溝7を補強すべく、各主溝7の内周側にそれぞれ配置される三つの補強部11を備えている。
なお、三つの補強部11のうち、中央に配置される補強部11は、センター主溝7aのタイヤ幅方向の中心から車両内側の部位と、当該中心から車両外側の部位で異なる構成をしている。本実施形態において、センター主溝7aのタイヤ幅方向の中心は、センター主溝7aの接地面5aにおけるタイヤ幅方向の中心としている。
したがって、以下、補強部11を区別する際には、車両装着時に内側に配置される補強部を第1内側補強部11aといい、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に内側に配置される部分を第2内側補強部11bといい、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に外側に配置される部分を第2外側補強部11cといい、車両装着時に外側に配置される補強部を第1外側補強部11dという。
第1外側補強部11dの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きくなるように、設定されている。また、第2外側補強部11cの引張強さは、第2内側補強部11bの引張強さよりも、小さくなるように、設定されている。そして、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きくなるように、設定されている。
以上より、本実施形態係るタイヤ1によれば、タイヤ周方向に沿って延びる主溝7が三本設けられており、その各主溝7の内周側に、補強部11がそれぞれ配置されている。そして、車両装着時に外側に配置される第1外側補強部11dの引張強さは、車両装着時に内側に配置される第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きくなっている。
これにより、第1外側補強部11dが、車両装着時に外側に配置されるショルダー主溝7dを、充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両外側のショルダー主溝7dの底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、中央に配置される補強部11のうち、車両装着時に外側に配置される第2外側補強部11cの引張強さは、中央に配置される補強部11のうち、車両装着時に内側に配置される第2内側補強部11bの引張強さよりも、小さくなっている。これにより、車両装着時の外側と内側とにおいて、補強部11の引張強さの差を小さくすることができる。したがって、コニシティが大きくなることを抑制できる。
また、本実施形態係るタイヤ1によれば、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和が、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きい。これにより、各外側補強部11c,11dが、車両装着時の外側の領域を充分に補強している。したがって、車両旋回時に、車両外側に配置される主溝7a,7dの底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
なお、本発明に係る空気入りタイヤは、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明に係る空気入りタイヤは、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記した複数の実施形態の各構成や各方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る各構成や各方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係るタイヤ1においては、補強部11は、キャップ部9とベース部10との間に配置されている、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、図6に示すように、本発明に係るタイヤにおいては、補強部11は、キャップ部9の内部に配置される、という構成でもよい。また例えば、図7に示すように、本発明に係るタイヤにおいては、補強部11は、ベース部10の内部に配置される、という構成でもよい。さらに例えば、図8に示すように、補強部11は、ベルト層6も補強すべく、トレッドゴム部5(ベース部10)とベルト層6との間に配置される、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、補強部11のタイヤ幅方向の寸法は、主溝7の接地面5aにおけるタイヤ幅方向の寸法と、同じ、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、図9に示すように、補強部11のタイヤ幅方向の寸法は、主溝7の接地面5aにおけるタイヤ幅方向の寸法よりも、大きい、という構成でもよい。
具体的には、本発明に係るタイヤにおいては、補強部11は、主溝7の変形を抑制するために、タイヤ径方向において主溝7を覆うように配置されている、ことが好ましい。即ち、補強部11のタイヤ幅方向の寸法は、主溝7の接地面5aにおけるタイヤ幅方向の寸法以上である、ことが好ましい。また、軽量化することにより転がり抵抗を低下するために、補強部11のタイヤ幅方向の寸法は、主溝7の接地面5aにおけるタイヤ幅方向の寸法の2倍以下である、ことが好ましい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2内側補強部11bの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、大きい、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、第2内側補強部11bの引張強さは、第1内側補強部11aの引張強さよりも、小さい、という構成でもよい。
ここで、車両が旋回する際に発生する接地圧は、外輪となるタイヤのうち、車両外側の領域で一番大きくなり、その次に、内輪となるタイヤのうち、車両内側の領域が大きくなる。したがって、斯かる構成によれば、内輪のタイヤにおいては、第1内側補強部11aが、車両装着時に最も内側に配置されるショルダー主溝7cを、充分に補強する。これにより、車両旋回時に、内輪のタイヤにおける当該主溝7cの底部の変形が抑制できるため、内輪のタイヤにおいても、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きい、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。
例えば、本発明に係るタイヤにおいては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和と、等しい、という構成でもよい。また例えば、本発明に係るタイヤにおいては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、小さい、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、コード12の材質を変更することにより、補強部11の引張強さが変更される、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、コード12の配列密度が変更されることにより、補強部11の引張強さが変更される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、例えば、コード12及びトッピングゴム13の材質が同じである場合には、コード12の配列密度が大きいほど、補強部11の引張強さが大きくなる。なお、ゴムを被覆したコード12をタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻回する際の送りピッチを適宜変更することで、コード12の配列密度が変更できる。
そして、斯かる構成においては、第1外側補強部11dのコード12の配列密度と第2外側補強部11cのコード12の配列密度との和は、第1内側補強部11aのコード12の配列密度と第2内側補強部11bのコード12の配列密度との和よりも、大きい、という構成でもよい。これにより、各外側補強部11c,11dが、車両装着時に外側に配置される主溝7を、充分に補強する。したがって、車両旋回時に、車両外側の各主溝7の底部の変形が抑制できるため、充分なコーナリングパワーを得ることができる。
また例えば、本発明に係るタイヤにおいては、トッピングゴム13の材質が変更されることにより、補強部11の引張強さが変更される、という構成でもよい。要するに、本発明に係るタイヤのうち、コード12とトッピングゴム13とからなる補強部11においては、コード12の材質、トッピングゴム13の材質、及びコード12の配列密度のうち、少なくとも一つが変更されることにより、補強部11の引張強さが変更される、という構成であればよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、補強部11は、コード12とトッピングゴム13とからなる、という構成である。しかしながら、本発明に係るタイヤは、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係るタイヤにおいては、補強部11は、キャップ部9及びベース部10よりも大きいゴム硬度を有するゴムからなる、という構成でもよい。
斯かる構成においては、補強部11の引張強さは、JISK6251に規定されている試験方法に準拠して測定した切断時引張強さとなる。具体的には、補強部11の引張強さは、補強部11の試料に荷重をかけて引張試験を行い、切断した時の荷重を測定し、切断時の強さを補強部11の試料の断面積で除した値である。そして、試験回数は10回とし、その平均値を求め、小数点以下1桁に丸める。なお、ゴム硬度は、JISK6253のデュロメータ硬さ試験機(タイプA)により23℃で測定したゴム硬度である。
本発明の構成と効果を具体的に示すため、本発明に係る空気入りタイヤの実施例とその比較例とについて、図10を参酌して、以下に説明する。
<コニシティ評価>
コニシティは、タイヤの回転方向に関係なく常に一定方向に発生する横方向(タイヤ幅方向)の力である。JISD4233に規定されている試験方法に準拠し、サイズが195/65R15である各タイヤをリムに組み付けた後、内圧200kPaを充填し、4.6kNの荷重をかけて、ユニフォーミティ試験機により、コニシティを測定し、その測定値の逆数を算出した。比較例1の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、コニシティが小さく、優れていることを示す。
<操縦安定性能>
サイズが195/65R15である各タイヤを車両に装着し、ドライ路面の旋回走行を実施した。そして、ドライバーによる官能試験により、操縦安定性能を評価した。比較例1の結果を100とする指数で評価し、指数が大きいほど、操縦安定性能が優れていることを示す。
<実施例1〜4>
実施例1は、上記第1実施形態に係るタイヤである。
実施例2は、実施例1のタイヤに対して各補強部11a〜11dの引張強さを変更したタイヤであって、実施例1の基準となる引張強さを100とした場合、第1内側補強部11aの引張強さが50であり、第2内側補強部11bの引張強さが110であり、第2外側補強部11cの引張強さが90であり、第1外側補強部11dの引張強さが150であるタイヤである。
実施例3は、実施例1のタイヤに対して各補強部11a〜11dの引張強さを変更したタイヤであって、実施例1の基準となる引張強さを100とした場合、第1内側補強部11aの引張強さが110であり、第2内側補強部11bの引張強さが80であり、第2外側補強部11cの引張強さが70であり、第1外側補強部11dの引張強さが140であるタイヤである。
実施例4は、実施例1のタイヤに対して各補強部11a〜11dの引張強さを変更したタイヤであって、実施例1の基準となる引張強さを100とした場合、第1内側補強部11aの引張強さが110であり、第2内側補強部11bの引張強さが100であり、第2外側補強部11cの引張強さが60であり、第1外側補強部11dの引張強さが130であるタイヤである。
<比較例1及び2>
比較例1は、実施例1のタイヤに対して各補強部11a〜11dの引張強さを変更したタイヤであって、実施例1の基準となる引張強さを100とした場合、各補強部11a〜11dの引張強さが全て100であるタイヤである。
比較例2は、実施例1のタイヤに対して各補強部11a〜11dの引張強さを変更したタイヤであって、実施例1の基準となる引張強さを100とした場合、第1内側補強部11aの引張強さが40であり、第2内側補強部11bの引張強さが80であり、第2外側補強部11cの引張強さが120であり、第1外側補強部11dの引張強さが160であるタイヤである。
<評価結果>
比較例1においては、コーナリングパワーを向上させることができていない。また、比較例2においては、コーナリングパワーを向上させることができている一方、コニシティが大きくなり過ぎている。それに対して、実施例1〜4においては、コーナリングパワーを向上させることができ、さらに、コニシティが大きくなることを抑制できている。
また、本発明に係るタイヤのより好ましい実施例について、以下に説明する。
まず、実施例1〜3に係るタイヤにおいては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きい、という構成である。それに対して、実施例4係るタイヤにおいては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、小さい、という構成である。
そして、実施例1〜3に係るタイヤにおいては、操縦安定性能が105〜108であるのに対して、実施例4に係るタイヤにおいては、操縦安定性能が102である。これにより、本発明に係るタイヤにおいては、第1外側補強部11dの引張強さと第2外側補強部11cの引張強さとの和は、第1内側補強部11aの引張強さと第2内側補強部11bの引張強さとの和よりも、大きい、という構成が好ましい。
1…空気入りタイヤ(タイヤ)、2…ビード部、3…カーカス層、4…サイドウォール部、5…トレッドゴム部、5a…接地面、6…ベルト層、6a,6b…ベルトプライ、7…主溝、7a,7b…センター主溝、7c,7d…ショルダー主溝、8…陸部、9…キャップ部、10…ベース部、11…補強部、11a…第1内側補強部、11b…第2内側補強部、11c…第2外側補強部、11d…第1外側補強部、12…コード、13…トッピングゴム、20…リム、S1…タイヤ赤道面

Claims (8)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる四本以上の主溝と、
    前記各主溝の内周側にそれぞれ配置される四つ以上の補強部と、を備え、
    車両装着時に最も外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に最も内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きく、
    車両装着時に外側から二番目に配置される第2外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側から二番目に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さい空気入りタイヤ。
  2. 前記第1外側補強部の引張強さと前記第2外側補強部の引張強さとの和は、前記第1内側補強部の引張強さと前記第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きい請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、
    前記第1外側補強部のコードの引張強さと前記第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、前記第1内側補強部のコードの引張強さと前記第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、
    前記第1外側補強部のコードの配列密度と前記第2外側補強部のコードの配列密度との和は、前記第1内側補強部のコードの配列密度と前記第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きい請求項1〜3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ周方向に沿って延びる三本の主溝と、
    前記各主溝の内周側にそれぞれ配置される三つの補強部と、を備え、
    車両装着時に外側に配置される第1外側補強部の引張強さは、車両装着時に内側に配置される第1内側補強部の引張強さよりも、大きく、
    中央に配置される補強部のうち、車両装着時に外側に配置される第2外側補強部の引張強さは、中央に配置される補強部のうち、車両装着時に内側に配置される第2内側補強部の引張強さよりも、小さい空気入りタイヤ。
  6. 前記第1外側補強部の引張強さと前記第2外側補強部の引張強さとの和は、前記第1内側補強部の引張強さと前記第2内側補強部の引張強さとの和よりも、大きい請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、
    前記第1外側補強部のコードの引張強さと前記第2外側補強部のコードの引張強さとの和は、前記第1内側補強部のコードの引張強さと前記第2内側補強部のコードの引張強さとの和よりも、大きい請求項5又は6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記各補強部は、コードと、前記コードを被覆するトッピングゴムとを備え、
    前記第1外側補強部のコードの配列密度と前記第2外側補強部のコードの配列密度との和は、前記第1内側補強部のコードの配列密度と前記第2内側補強部のコードの配列密度との和よりも、大きい請求項5〜7の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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