JP6756249B2 - モーターサイクル用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、リムシートとリムフランジとを有する正規リムにリム組みされて使用されるモーターサイクル用タイヤに関する。
従来、モーターサイクル用タイヤの種々の性能を改善するために、ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルを改善したモーターサイクル用タイヤが知られている。例えば、下記特許文献1は、ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルを、リムフランジ最高点に対応する位置において、内向きに凸としたモーターサイクル用タイヤを提案している。このようなモーターサイクル用タイヤは、加硫時にエアー残留が生じにくく、品質及び生産性を向上させるという効果が期待されている。
特開2006−036161号公報
近年、モーターサイクルの高速化及び大型化に伴い、モーターサイクル用タイヤに求められる種々の性能の中でも、フルバンクからの加速時やギャップ乗り越え時等の大きい荷重が作用したときの操縦安定性能や乗り心地性能が着目されている。
上記特許文献1のモーターサイクル用タイヤは、例えば、ビード部の剛性を向上させることで、大きい荷重が作用したときの操縦安定性能を向上させることができる。しかしながら、ビード部の剛性を向上させると、小さい荷重が作用したときの乗り心地性能が悪化するおそれがある。したがって、モーターサイクル用タイヤの操縦安定性能と乗り心地性能とを両立させるためには、さらなる改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルを改善することを基本として、操縦安定性能と乗り心地性能とを両立し得るモーターサイクル用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、リムシートとリムフランジとを有する正規リムにリム組みされて使用されるモーターサイクル用タイヤであって、トレッド部、一対のサイドウォール部、一対のビード部、前記各ビード部に埋設された非伸長性材料からなるビードコア、及び、両端部が前記ビードコアで折り返されたカーカスプライを含むカーカスを有し、前記各ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルは、前記ビードコアのタイヤ軸方向外側に位置しかつ前記リムフランジに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびるビード内側部分と、前記ビード内側部分に滑らかに連なり、かつ、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜して前記サイドウォール部に連なるビード外側部分とを含み、前記ビード内側部分を前記正規リムのリム幅に一致させた非リム組み状態での前記プロファイルにおいて、前記正規リムに、回転中心軸とタイヤ軸方向の幅中心線とを揃えて重ねたときに、前記ビード外側部分の少なくとも一部は、前記正規リムの前記リムフランジをタイヤ軸方向外側に超えることを特徴とする。
本発明に係るモーターサイクル用タイヤは、前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域において、前記重なり領域をタイヤ半径方向の中央位置で2分割したときのタイヤ半径方向外側領域で、リム内面プロファイルから直交する向きに測定された重なり距離が最大となるのが望ましい。
本発明に係るモーターサイクル用タイヤは、前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域において、リム内面プロファイルから直交する向きに測定された重なり距離の最大値は、0.5〜3.0mmであるのが望ましい。
本発明に係るモーターサイクル用タイヤにおいて、前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域の面積が、3.5〜20mm2であるのが望ましい。
本発明に係るモーターサイクル用タイヤにおいて、前記ビード外側部分は、実質的に直線状にのびる直線状部分を含むのが望ましい。
本発明に係るモーターサイクル用タイヤにおいて、前記ビード外側部分は、円弧状にのびる複数の円弧状部分を含むのが望ましい。
本発明のモーターサイクル用タイヤは、各ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルが、ビードコアのタイヤ軸方向外側に位置しかつリムフランジに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびるビード内側部分と、前記ビード内側部分に滑らかに連なり、かつ、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜してサイドウォール部に連なるビード外側部分とを含んでいる。
このようなビード部は、ビード内側部分とビード外側部分とが滑らかに連なっているので、局所的に応力が集中するおそれがない。また、このビード部は、ビード内側部分を正規リムのリム幅に一致させたときにビード内側部分がリムフランジに合致することから、リム組み作業が容易であり、かつ、リム組み精度を向上させることができる。
本発明のモーターサイクル用タイヤでは、ビード内側部分を正規リムのリム幅に一致させた非リム組み状態でのプロファイルにおいて、前記正規リムに、回転中心軸とタイヤ軸方向の幅中心線とを揃えて重ねたときに、ビード外側部分の少なくとも一部は、前記正規リムのリムフランジをタイヤ軸方向外側に超えている。
このようなビード外側部分を有するビード部は、その厚みを大きくすることができるので、ビード部の剛性、特に縦剛性、横剛性及びねじり剛性を向上させることができる。また、ビード外側部分のリムフランジよりもタイヤ軸方向外側に超えている部分は、リム組みしたときに、リムフランジにより圧縮されるので、リム組み状態のビード部の剛性を、さらに向上させることができる。このため、本発明のモーターサイクル用タイヤは、大きな荷重が作用したときの剛性が向上し、操縦安定性能を向上させ得る。
一方、ビード部のカーカスは、リム組みしたときにタイヤ軸方向内側に位置するため、カーカスコードの張力が減少し、ビード部の剛性、特に縦剛性を緩和する。このため、本発明のモーターサイクル用タイヤは、小さい荷重が作用したときの吸収性が向上し、乗り心地性能を向上させ得る。また、このモーターサイクル用タイヤは、カーカスコードの張力が減少したときにも、ビード部の横剛性及びねじり剛性に変化がないので、操縦安定性能が維持され得る。
本発明のモーターサイクル用タイヤの一実施形態の子午線断面図である。 ビード部の拡大断面図である。 他の実施形態のビード部の拡大断面図である。 さらに他の実施形態のビード部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のモーターサイクル用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。
ここで「正規状態」は、タイヤ1が正規リムRにリム組みされ、かつ、正規内圧に充填された無負荷の状態である。本明細書では、特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」Rは、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
前記「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、一対のリムシートRsと一対のリムフランジRfとを有する正規リムRにリム組みされて使用されるためのものである。正規リムRは、両リムフランジRfのタイヤ軸方向内側間の距離として規定される所定のリム幅Wrを有している。このタイヤ1は、大型で高速走行に適した自動二輪車等のモーターサイクルに、好適に装着される。
本実施形態のタイヤ1は、路面に接地するためのトレッド部2、トレッド部2の両側に連なる一対のサイドウォール部3、及び、一対のサイドウォール部3のタイヤ半径方向内側に連なる一対のビード部4を有している。本実施形態のタイヤ1は、さらに、各ビード部4に埋設されたビードコア5、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4に至るカーカス6、及び、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたバンド層7を有している。
各ビードコア5は、例えば、非伸長性材料からなり、タイヤ周方向にのびている。このようなビードコア5は、タイヤ1が正規内圧に充填されたときに、その形状を保持することができる。
本実施形態のカーカス6は、両端部がビードコア5で折り返された少なくとも1枚のカーカスプライ6Aを含んでいる。カーカスプライ6Aは、例えば、タイヤ赤道Cに対して75〜90°の角度で配列されたカーカスコードを備えている。カーカスコードには、ナイロン、ポリエステル又はレーヨン等の有機繊維コード等が好適に採用される。
カーカスプライ6Aは、例えば、本体部6aと、一対の折り返し部6bとを含んでいる。本体部6aは、トレッド部2から両側のサイドウォール部3を経て両側のビード部4のビードコア5に至るのが望ましい。折り返し部6bは、本体部6aに連なりビードコア5の廻りをタイヤ軸方向の内側から外側に折り返されるのが望ましい。
本実施形態の本体部6aと折り返し部6bとの間には、ビードエーペックスゴム8が配されている。ビードエーペックスゴム8は、例えば、硬質ゴムからなり、ビードコア5からタイヤ半径方向の外側にのびている。
本実施形態のバンド層7は、少なくとも1枚のバンドプライ7Aを含んでいる。バンドプライ7Aは、例えば、タイヤ赤道Cに対して5度以下の角度で配列されたバンドコードを備えている。バンドコードには、アラミド又はレーヨン等の有機繊維コード若しくはスチールコードが好適に採用される。
図2は、ビード部4の拡大断面図である。図2に示されるように、本実施形態の各ビード部4のタイヤ軸方向の外側のプロファイル9は、ビードコア5のタイヤ軸方向外側に位置するビード内側部分10と、ビード内側部分10のタイヤ半径方向外側に位置するビード外側部分11とを含んでいる。
図2には、ビード内側部分10を正規リムRのリム幅Wrに一致させた非リム組み状態でのプロファイル9において、正規リムRに、回転中心軸とタイヤ軸方向の幅中心線とを揃えて重ねたときのプロファイル9が、正規リムRとともに示されている。なお、正規リムRは、想像線で示されている。
本実施形態のビード内側部分10は、正規リムRのリムフランジRfに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびている。本明細書において「実質的に直線状」とは、完全に直線状であるものと、完全な直線状ではないものの、当業者が外観を観察したときに、直線状であると判断できるものとを含んでいる。
本実施形態のビード外側部分11は、タイヤ半径方向内側が、ビード内側部分10に滑らかに連なっている。また、ビード外側部分11は、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜してサイドウォール部3に連なるのが望ましい。
本実施形態のビード外側部分11は、サイドウォール部3に連なる直線状部分11Aと、直線状部分11Aとビード内側部分10とに滑らかに連なる円弧状部分11Bとを含んでいる。直線状部分11Aは、実質的に直線状にのびるのが望ましい。円弧状部分11Bは、単一の曲率半径を有しているのが望ましい。
このようなビード部4は、ビード内側部分10とビード外側部分11とが滑らかに連なっているので、局所的に応力が集中するおそれがない。また、このビード部4は、ビード内側部分10を正規リムRのリム幅Wrに一致させたときにビード内側部分10がリムフランジRfに合致することから、リム組み作業が容易であり、かつ、リム組み精度を向上させることができる。
図2に示されるプロファイル9において、本実施形態のビード外側部分11の少なくとも一部は、正規リムRのリムフランジRfをタイヤ軸方向外側に超えている。このため、本実施形態のビード部4は、ビード外側部分11と正規リムRのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルRpとが囲むビード・リムの重なり領域12を有している。
このようなビード外側部分11を有するビード部4は、重なり領域12により、ビード部4の厚みを大きくすることができるので、ビード部4の剛性、特に縦剛性、横剛性及びねじり剛性を向上させることができる。また、重なり領域12は、リム組みしたときに、リムフランジRfにより圧縮されるので、リム組み状態のビード部4の剛性を、さらに向上させることができる。このため、本実施形態のタイヤ1は、大きな荷重が作用したときの剛性が向上し、操縦安定性能を向上させ得る。
一方、ビード部4のカーカス6は、リム組みしたときにタイヤ軸方向内側に位置するため、カーカスコードの張力が減少し、ビード部4の剛性、特に縦剛性を緩和する。このため、本実施形態のタイヤ1は、小さい荷重が作用したときの吸収性が向上し、乗り心地性能を向上させ得る。また、このタイヤ1は、カーカスコードの張力が減少したときにも、ビード部4の横剛性及びねじり剛性に変化がないので、操縦安定性能が維持され得る。
重なり領域12の面積は、好ましくは、3.5〜20mm2である。また、重なり領域12のタイヤ半径方向の高さHは、好ましくは、3〜12mmである。このような重なり領域12は、ビード部4の剛性を適切なものとし、タイヤ1の操縦安定性能と乗り心地性能とを両立することができる。
重なり領域12は、重なり領域12をタイヤ半径方向の中央位置で2分割したときの外側に位置するタイヤ半径方向外側領域12oと内側に位置するタイヤ半径方向内側領域12iとを有している。すなわち、タイヤ半径方向外側領域12oの高さは、H/2であり、タイヤ半径方向内側領域12iの高さは、H/2である。
重なり領域12において、リム内面プロファイルRpから直交する向きに測定された重なり距離Lは、タイヤ半径方向外側領域12oで最大となるのが望ましい。重なり距離Lの最大値は、好ましくは、0.5〜3.0mmである。
重なり距離Lの最大値が0.5mmよりも小さいと、ビード部4の剛性の改善効果が限定的となるおそれがある。重なり距離Lの最大値が3.0mmよりも大きいと、重なり領域12の圧縮、及び、カーカスコードの張力の現象が、それぞれ、大きくなりすぎるおそれがある。このため、ビード部4は、大きな荷重が作用したときの剛性が過大となるおそれがあるとともに、小さい荷重が作用したときの剛性が過小となるおそれがある。
図3は、他の実施形態のビード部14の拡大断面図である。図3に示されるように、この実施形態のビード部14のタイヤ軸方向の外側のプロファイル15は、タイヤ半径方向内側のビード内側部分16と、タイヤ半径方向外側のビード外側部分17とを含んでいる。
この実施形態のビード内側部分16は、上述の実施形態のビード内側部分10と同様に、正規リムRのリムフランジRfに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびている。また、ビード外側部分17は、上述の実施形態のビード外側部分11と同様に、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜してサイドウォール部3に連なるのが望ましい。
この実施形態のビード外側部分17は、円弧状にのびる複数の円弧状部分17A,17Bを含んでいる。複数の円弧状部分17A,17Bは、例えば、サイドウォール部3に滑らかに連なる外側円弧状部分17Aと、外側円弧状部分17Aとビード内側部分16とに滑らかに連なる内側円弧状部分17Bとを含んでいる。各円弧状部分17A,17Bは、それぞれ、単一の曲率半径を有しているのが望ましい。
この実施形態のビード部14と正規リムRとは、ビード外側部分17と正規リムRのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルRpとが囲むビード・リムの重なり領域18を有している。重なり領域18の面積及び高さHは、それぞれ、上述の実施形態の重なり領域12と同程度であるのが望ましい。
この実施形態の重なり領域18も、上述の実施形態の重なり領域18と同様に、重なり領域18をタイヤ半径方向の中央位置で2分割したときの外側に位置するタイヤ半径方向外側領域18oと内側に位置するタイヤ半径方向内側領域18iとを有している。
重なり領域18において、リム内面プロファイルRpから直交する向きに測定された重なり距離Lは、タイヤ半径方向外側領域18oで最大となるのが望ましい。重なり領域18の重なり距離Lは、上述の実施形態の重なり領域12と同程度であるのが望ましい。このような重なり領域18を有するビード部14は、上述の実施形態のビード部4と同様に、タイヤ1の操縦安定性能と乗り心地性能とを両立させることができる。
図4は、さらに他の実施形態のビード部24の拡大断面図である。図4に示されるように、この実施形態のビード部24のタイヤ軸方向の外側のプロファイル25は、タイヤ半径方向内側のビード内側部分26と、タイヤ半径方向外側のビード外側部分27とを含んでいる。
この実施形態のビード内側部分26は、上述の実施形態のビード内側部分10と同様に、正規リムRのリムフランジRfに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびている。また、ビード外側部分27は、上述の実施形態のビード外側部分11と同様に、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜してサイドウォール部3に連なるのが望ましい。
この実施形態のビード外側部分27は、実質的に直線状にのびる直線状部分27Aと、円弧状にのびる複数の円弧状部分27B,27Cとを含んでいる。複数の円弧状部分27B,27Cは、例えば、直線状部分27Aのタイヤ半径方向外側に位置する外側円弧状部分27Bと、直線状部分27Aのタイヤ半径方向内側に位置する内側円弧状部分27Cとを含んでいる。
外側円弧状部分27Bは、例えば、直線状部分27Aとサイドウォール部3とに滑らかに連なっている。内側円弧状部分27Cは、例えば、直線状部分27Aとビード内側部分26とに滑らかに連なっている。各円弧状部分27B,27Cは、それぞれ、単一の曲率半径を有しているのが望ましい。
この実施形態のビード部24と正規リムRとは、ビード外側部分27と正規リムRのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルRpとが囲むビード・リムの重なり領域28を有している。重なり領域18の面積及び高さHは、それぞれ、上述の実施形態の重なり領域12と同程度であるのが望ましい。
この実施形態の重なり領域28も、上述の実施形態の重なり領域18と同様に、重なり領域28をタイヤ半径方向の中央位置で2分割したときの外側に位置するタイヤ半径方向外側領域28oと内側に位置するタイヤ半径方向内側領域28iとを有している。
重なり領域28において、リム内面プロファイルRpから直交する向きに測定された重なり距離Lは、タイヤ半径方向外側領域28oで最大となるのが望ましい。重なり領域28の重なり距離Lは、上述の実施形態の重なり領域12と同程度であるのが望ましい。このような重なり領域28を有するビード部24は、上述の実施形態のビード部4と同様に、タイヤ1の操縦安定性能と乗り心地性能とを両立させることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
図1に示す基本構造を有するモーターサイクル用タイヤが、表1の仕様に基づいて試作された。これらのタイヤがテスト車両の後輪に装着され、アスファルト路面のサーキットコースでの操縦安定性能及び一般公道での乗り心地性能が評価された。各タイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
テスト車両:排気量1000ccの大型モーターサイクル
後輪タイヤサイズ:200/55R17
後輪空気圧:200kPa
<操縦安定性能>
上記テスト車両で、サーキットコースを周回したときの操縦安定性能が、運転者の官能によりテストされた。結果は、比較例1を100とする評点で示され、数値が大きい程良好であることを示す。
<乗り心地性能>
上記テスト車両で、一般公道を走行したときの乗り心地性能が、運転者の官能によりテストされた。結果は、比較例1を100とする評点で示され、数値が大きい程良好であることを示す。
テストの結果は、表1に示される。
Figure 0006756249
テストの結果、各実施例は、比較例に対し、操縦安定性能及び乗り心地性能が共に改善され、操縦安定性能と乗り心地性能とを両立し得ることが確認された。
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
9 プロファイル
10 ビード内側部分
11 ビード外側部分
R 正規リム
Rf リムフランジ

Claims (6)

  1. リムシートとリムフランジとを有する正規リムにリム組みされて使用されるモーターサイクル用タイヤであって、
    トレッド部、一対のサイドウォール部、一対のビード部、前記各ビード部に埋設された非伸長性材料からなるビードコア、及び、両端部が前記ビードコアで折り返されたカーカスプライを含むカーカスを有し、
    前記各ビード部のタイヤ軸方向の外側のプロファイルは、
    前記ビードコアのタイヤ軸方向外側に位置しかつ前記リムフランジに面してタイヤ半径方向に実質的に直線状にのびるビード内側部分と、
    前記ビード内側部分に滑らかに連なり、かつ、タイヤ半径方向外側に向かってタイヤ軸方向外側に傾斜して前記サイドウォール部に連なるビード外側部分とを含み、
    前記ビード内側部分を前記正規リムのリム幅に一致させた非リム組み状態での前記プロファイルにおいて、前記正規リムに、回転中心軸とタイヤ軸方向の幅中心線とを揃えて重ねたときに、前記ビード外側部分の少なくとも一部は、前記正規リムの前記リムフランジをタイヤ軸方向外側に超えることを特徴とするモーターサイクル用タイヤ。
  2. 前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域において、前記重なり領域をタイヤ半径方向の中央位置で2分割したときのタイヤ半径方向外側領域で、リム内面プロファイルから直交する向きに測定された重なり距離が最大となる請求項1に記載のモーターサイクル用タイヤ。
  3. 前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域において、リム内面プロファイルから直交する向きに測定された重なり距離の最大値は、0.5〜3.0mmである請求項1又は2に記載のモーターサイクル用タイヤ。
  4. 前記ビード外側部分と前記正規リムのタイヤ装着面側のリム内面プロファイルとが囲むビード・リムの重なり領域の面積が、3.5〜20mm2である請求項1乃至3のいずれかに記載のモーターサイクル用タイヤ。
  5. 前記ビード外側部分は、実質的に直線状にのびる直線状部分を含む請求項1乃至4のいずれかに記載のモーターサイクル用タイヤ。
  6. 前記ビード外側部分は、円弧状にのびる複数の円弧状部分を含む請求項1乃至5のいずれかに記載のモーターサイクル用タイヤ。
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