JPH076421Y2 - 自動車のドアロツク装置 - Google Patents

自動車のドアロツク装置

Info

Publication number
JPH076421Y2
JPH076421Y2 JP17436186U JP17436186U JPH076421Y2 JP H076421 Y2 JPH076421 Y2 JP H076421Y2 JP 17436186 U JP17436186 U JP 17436186U JP 17436186 U JP17436186 U JP 17436186U JP H076421 Y2 JPH076421 Y2 JP H076421Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
lock device
lever
lock release
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17436186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6381175U (ja
Inventor
公佑 寺村
昇 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17436186U priority Critical patent/JPH076421Y2/ja
Publication of JPS6381175U publication Critical patent/JPS6381175U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076421Y2 publication Critical patent/JPH076421Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は自動車のドアロック装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のドアロック装置として、第5図に示すようにロッ
ク装置本体4に対し支持軸8によりロック状態を解除す
るための第1及び第2のロック解除レバー9,11を設け、
第2のロック解除レバー11には連結ピン13を介してアウ
トサイドハンドル15により上下方向に往復動されるロッ
ク解除ロッド14を連節し、該ロック解除ロッド14の下端
部にはインサイドハンドル(図示略)により前記第2の
ロック解除レバー11が反時計回り方向、つまりロック解
除方向に回動されたとき、前記連結ピン13の下方への移
動を許容する長孔14aを備えた連結部14bを設けたものが
提案されている。このドアロック装置の前記連結部14b
はアウトサイドドアパネル2に向かって斜め下方へ真直
ぐに延び、ロック装置本体4からアウトサイドパネル2
側へ所定距離L突出するようになっていた。なお、第5
図において連結部14b及び長孔14aの形状以外の構成は、
本願考案の実施例と同様のため、同一の符号を付して詳
しい説明を省略する。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来装置は前記連結部14bがドアロック装置
本体4から距離Lだけ突出しているので、該ドアパネル
2との間隙Gが小さくなり、従って、例えば窓ガラスの
自動昇降装置やドア自動ロック装置の配線が前記間隙G
を通る際、連結部14bが障害となって、配線を損傷する
という問題があった。これを解消するため、ドアロック
装置本体4をインサイドドアパネル3側へ変位して前記
間隙Gを大きくすれば良いが、この場合にはロック装置
本体4の幅に限界があり、かつ車種によって車幅が規制
されている関係上、ドア1の厚みが大きくなって車室内
の有効幅が小さくなるという問題があった。
又、インサイドハンドルにより前記第2のロック解除レ
バー11がロック解除方向に回動されると、連結ピン13が
長孔14aを下方へ移動する。このとき、連結ピン13によ
り連結部14bが左右方向に移動されるため、ロック解除
ロッド14が遊動されて騒音が発生し、連結ピン13や長孔
の摩耗も促進されるという問題があった。
この考案は、従来のドアロック装置の構造を大幅に変更
することなく上記両問題点を解決しようとするものであ
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決するためになされたもので
あって、ロック装置本体に対し支持軸によりロック状態
を解除するためのロック解除レバーを回動可能に設ける
とともに、該ロック解除レバーには連結ピンを設け、ア
ウトサイドハンドルにより上下方向に往復動されるロッ
ク解除ロッドを設けるとともに、該ロック解除ロッドの
下端部には長孔を備えた連結部を設け、さらに、前記ロ
ック解除ロッドとロック解除レバーとを、前記長孔に連
結ピンを挿通することのみにより連結して前記ロック解
除ロッドが回動中心を持たないように構成し、インサイ
ドハンドルにより前記ロック解除レバーがロック解除方
向に回動されたとき、前記長孔により連結ピンの移動を
許容するドアロック装置において、前記長孔及び連結部
を前記支持軸と同心のアウトサイドドアパネルに向かっ
て凸となるほぼ円弧状に形成するという手段を採ってい
る。
(作用) 上記解決手段によれば、ロック解除ロッドが不作動位置
にあっても、又、アウトサイドハンドルにより下方へ移
動されても連結部がロック装置本体からアウトサイドド
アパネル側へ突出しないので、連結部とアウトサイドド
アパネルとの間隙が大きくなり、各種の配線が余裕をも
って配置され、連結部による配線の損傷が防止される。
又、インサイドハンドルによりロック解除レバーがロッ
ク解除方向に回動されても、円弧状に下方へ回動する連
結ピンの円軌跡と連結部の長孔の形状とが同方向になっ
て、ロック解除ロッドの左右方向への空動作が抑制され
て騒音の発生が抑制され、連結ピンや長孔の摩耗も軽減
される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図〜第4図
に基づいて説明する。
第1図に示すように、サイドドア1を構成するアウトサ
イドドアパネル2とインサイドドアパネル3の間の所定
位置には、ブラケット(図示略)によりドアロック装置
本体4が配置固定されている。このドアロック装置本体
4が第2,3図に示すように合成樹脂製のケース5と、該
ケースの前後両側面に接合固定した金属製の取付プレー
ト6,7と、これらの部材内部に組みこまれ、かつドアフ
レーム側に設けたストライカ(図示略)に係止されるロ
ック機構(図示略)とにより構成されている。
前記取付プレート7の前面には支持軸8が水平に片持ち
固定され、該支持軸8にはロック機構のロック状態を解
除るための第1のロック解除レバー9が回動可能に支持
され、該レバー9の一端には前記取付プレート7に透設
した透孔7aから前記ロック機構に連係されてロック状態
を解除する作動ピン10が固定されている。この解除レバ
ー9は、常には前記ロック機構側のバネ(図示略)によ
り第1,3図の時計回り方向、つまりロック状態を保持す
る方向へ付勢されている。
前記支持軸8には第2のロック解除レバー11が回動可能
に支持され、該解除レバー11は一端を前記ロック装置本
体4に係止し、中間を支持軸8に巻装し、他端を該解除
レバー11に係止した付勢バネ12により第1図時計回り方
向、つまり非ロック解除方向へ付勢されている。第2の
ロック解除レバー11の右端部に形成したストッパー部11
aは前記取付プレート7の側縁に直角に折り曲げ形成し
た側板7bに透設した位置規制穴7c(第3図参照)に緩く
挿入され、該解除レバー11を非解除位置、又は解除位置
の二位置に規制可能である。
又、第2のロック解除レバー11の左端部に一体形成した
取付部11bには、連結ピン13を介してロック解除ロッド1
4が連節され、該解除ロッド14の上端部には、アウトサ
イドハンドル15により支軸16を中心に上下方向に回動さ
れる作動レバー17が連節されている。前記ロック解除ロ
ッド14の下端部には前記支持軸8を中心とする連結ピン
13の回動円軌跡と同曲率の円弧状に形成されてアウトサ
イドドアパネル2に向かって凸となる長孔14aを備えた
連結部14bが形成されている。
前記第2のロック解除レバー11の下端部には長孔11cを
備えた連結部11dが形成され、該長孔11cには該解除レバ
ー11の回動力を第1のロック解除レバー9に伝達し得る
動力伝達ピン18が上下の位置切換可能に挿入されてい
る。この連結ピン18は上下方向に延びる切換ロッド19の
下端部に連結され、該ロッド19の上端部は前記側板7bに
支軸20により回動可能に支持した切換レバー21に連係さ
れている。そして、車室内のロック用操作つまみ(図示
略)を操作して前記切換レバー21を正逆回転することに
より、前記動力伝達ピン18を前記第1のロック解除レバ
ー9の下端部に形成した突部9aと対応する作動位置と、
前記突部9aの直上に形成した凹部9bと対応する不作動位
置に切換可能にしている。
一方、前記側板7bには前記第2のロック解除レバー11の
ストッパー部11aを上動して、該レバー11をロック解除
方向へ回動するための作動レバー22が支軸23により支持
され、このレバー22の一端は適宜の連結機構を介してイ
ンサイドハンドル(図示略)に連係されている。
次に、前記のように構成したドアロック装置について、
その作用を説明する。
今、第1図に示すように前記動力伝達ピン18が突部9aと
対応する作動位置に切換えられたロック状態において、
アウトサイドハンドル15を上方へ回動すると、作動レバ
ー17が下方へ回動されてロック解除ロッド14が下方へ移
動され、これに伴い、連結ピン13を介して第2のロック
解除レバー11が支持軸8を中心に付勢バネ12の弾力に抗
してロック解除方向へ回動され、さらに動力伝達ピン18
を介して第1のロック解除レバー9が同方向へ回動さ
れ、第4図に示すように作動ピン10が透孔7aの最下端へ
移動され、ロック状態が解除される。
一方、動力伝達ピン18を作動位置、又は不作動位置に保
持した状態でインサイドハンドル(図示略)を操作し
て、作動レバー22を回動し、第2のロッド解除レバー11
を回動すると、ロック解除が解除されるか、又は第2の
ロック解除レバー11が空回動される。このとき、連結ピ
ン13が連結部14bの長孔14aに沿って下方へ移動される
が、長孔14aの形状が連結ピン13の回動円軌跡と同曲率
の円弧状に形成されているので、連結部14b及び解除ロ
ッド14が静止状態に保持され、この結果インサイドハン
ドルを使用した場合の騒音を抑制し、連結ピン13、及び
長孔14aの摩耗を軽減することができる。
又、前記連結部14bは円弧状に形成されているので、ロ
ック装置本体4から外側方へはみ出ることはなく、従っ
て、連結部14bとアウトサイドドアパネル2との間隙G
を大きくして、窓ガラス自動開閉装置等の配線(図示
略)を余裕をもって配設すことができる。
さらに、この実施例では、第4図に示す従来のドアロッ
ク装置に対して連結部14b及び長孔14aの形状を変更する
のみでよいので、従来構造の利点、即ちロック解除ロッ
ド14が回動中心を持たない構造であるため部品点数を減
らして構造を簡素化できるという利点を維持することが
できる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば第1のロック解除レバー9を省略し、第2の
ロック解除レバー11に作動ピン10を取着し、切換ロッド
19及び切換レバー21と同様の切換機構(図示略)を作動
ピン10とロック機構(図示略)との間に設けたロック装
置に具体化する等、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で
各部の構成や形状を任意に変更して具体化することも可
能である。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば、ロック解除ロ
ッドが不作動位置にあっても、又、アウトサイドハンド
ルにより下方へ移動されても連結部がロック装置本体か
らアウトサイドドアパネル側へ突出しないので、連結部
とアウトサイドドアパネルとの間隙を大きくでき、各種
の配線が余裕をもって配置され、連結部による配線の損
傷を防止することができ、ドアの厚みを小さくして室内
幅を確保することができる効果がある。
又、インサイドハンドルによりロック解除レバーがロッ
ク解除方向に回動されても、円弧状に下方へ回動する連
結ピンの円軌跡と連結部の長孔の形状とが同方向になっ
て、ロック解除ロッドの左右方向への揺動を抑制でき、
騒音の発生を抑制し、連結ピンや長孔の摩耗を軽減し、
耐久性を向上することができるという効果がある。
さらに、この考案は、従来のドアロック装置に対して連
結部及び長孔の形状を変更するのみでよいので、ロック
解除ロッドが回動中心を持たない構造を維持でき、従っ
て部品点数を減らして構造を簡素化できる利点を維持で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のドアロック装置の一実施例を示すロ
ック状態の正面図、第2図はドアロック装置の左側面
図、第3図はドアロック装置の分解斜視図、第4図はロ
ック解除状態の正面図、第5図は従来例を示す正面図で
ある。 ドアロック装置本体4、第1のロック解除レバー9、第
2のロック解除レバー11、連結ピン13、ロック解除ロッ
ド14、長孔14a、連結部14b、アウトサイドハンドル15、
間隙G。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−55967(JP,A) 実開 昭52−126519(JP,U) 実開 昭56−174666(JP,U) 実開 昭62−176364(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック装置本体に対し支持軸によりロック
    状態を解除するためのロック解除レバーを回動可能に設
    けるとともに、該ロック解除レバーには連結ピンを設
    け、アウトサイドハンドルにより上下方向に往復動され
    るロック解除ロッドを設けるとともに、該ロック解除ロ
    ッドの下端部には長孔を備えた連結部を設け、さらに、
    前記ロック解除ロッドとロック解除レバーとを、前記長
    孔に連結ピンを挿通することのみにより連結して前記ロ
    ック解除ロッドが回動中心を持たないように構成し、イ
    ンサイドハンドルにより前記ロック解除レバーがロック
    解除方向に回動されたとき、前記長孔により連結ピンの
    移動を許容するドアロック装置において、前記長孔及び
    連結部を前記支持軸と同心のアウトサイドドアパネルに
    向かって凸となるほぼ円弧状に形成した自動車のドアロ
    ック装置。
  2. 【請求項2】前記連結部及び長孔は前記支持軸を中心と
    する連結ピンの回動円軌跡と同曲率の円弧状に形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の自動車の
    ドアロック装置。
JP17436186U 1986-11-13 1986-11-13 自動車のドアロツク装置 Expired - Lifetime JPH076421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17436186U JPH076421Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 自動車のドアロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17436186U JPH076421Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 自動車のドアロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6381175U JPS6381175U (ja) 1988-05-28
JPH076421Y2 true JPH076421Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31112671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17436186U Expired - Lifetime JPH076421Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 自動車のドアロツク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076421Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072917Y2 (ja) * 1988-01-27 1995-01-30 ダイハツ工業株式会社 ドアロックのリンク構造
JP2748268B2 (ja) * 1988-09-30 1998-05-06 アイシン精機株式会社 ドアロツク装置
JP2558530B2 (ja) * 1989-09-20 1996-11-27 株式会社ホンダロック 車両用ドアロック装置
JP2519637Y2 (ja) * 1989-12-27 1996-12-11 アイシン精機株式会社 ドアロック装置用ハウジング
JP2519638Y2 (ja) * 1989-12-27 1996-12-11 アイシン精機株式会社 ドアロック装置用ハウジング

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527643Y2 (ja) * 1986-04-28 1993-07-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6381175U (ja) 1988-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02115482A (ja) 駆動ロツド式錠
JP2532993B2 (ja) 車両ドアロツク装置
JPH076421Y2 (ja) 自動車のドアロツク装置
US4585261A (en) Vehicle closure latch
JP3312829B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置におけるロックレバー保護装置
JP3155725B2 (ja) 自動車ドア錠
JP2002047844A (ja) 自動車におけるドア係止解除防止機構
JP2001271531A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP4196665B2 (ja) ドアロック装置
JP4253964B2 (ja) ドアロック装置のチャイルドプルーフ機構
JP3301003B2 (ja) 車両用ドアのハンドル装置
JP3491784B2 (ja) 仮錠型の鎌錠
JP2002081247A (ja) ドアロック装置におけるチャイルドロック機構
JP2594866B2 (ja) 車両扉のワンモーション開閉装置
JP3813765B2 (ja) 車両用のドア装置
JP4235346B2 (ja) 引戸用鎌錠のストライク
JP3364566B2 (ja) 車両用スライド扉の中継機構
JP2516432B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2573539B2 (ja) 車両用ワンモーションロック装置
JP2739670B2 (ja) 車両用スーパーロック装置
JP5420949B2 (ja) 車両のドアハンドル装置
JP3295791B2 (ja) チャイルドレバーを備えた自動車用ドアロック装置
JP3165569B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP3360770B2 (ja) 遠隔操作リッドロック装置
JP2739668B2 (ja) 車両用ロックレバー等のオーバーセンタバネの取付構造