JP3813765B2 - 車両用のドア装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア本体のアウターパネルとドア本体のインナーパネルとの間の隙間に窓ガラスが昇降可能に収容され、窓ガラスを間にして前記アウターパネル側に操作手段が設けられ、前記インナーパネル側に連動機構が配されている車両用のドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用のドア装置としては、例えば、図6に示すようなものがある。
【0003】
図6に示す技術は、スライドドア1に適用され、スライドドア1のアウターパネル2とインナーパネル3との間の隙間には窓ガラス4が昇降可能に収容する収容空間が形成されており、アウターパネル2側にはアウトサイドハンドル5が設けられ、インナーパネル3側にはドアロックの施解錠機構6が設けられ、アウトサイドハンドル5側からアウトサイドレバー7が直接的に、かつ、略直線的に施解錠機構6に延ばされているものである。
【0004】
アウトサイドハンドル5を操作すると、アウトサイドレバー7が作動し、アウトサイドレバー7の作動が施解錠機構6を介してリリースレバーに伝わり、ドアロックが拘束状態から拘束解除状態になり、ドアが開扉可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、アウターパネル2側のアウトサイドレバー7が直接的に、かつ、略直線的にインナーパネル3側の施解錠機構6に延ばされている関係で、アウトサイドレバー7が、窓ガラス4の収容空間を車体前後方向の幅で狭めており、それにより、窓ガラス4の車体前後方向の幅を十分に広くすることができないという問題点があった。
【0006】
窓ガラスの車体前後方向の幅を広くすべく、特開平10−317739号公報に開示されたものがある。すなわち、同公報の技術は、ハンドル部(アウトサイドハンドル)の動きをサブリンク部、ベルクランク部および、オープンロッドを介して施解錠機構に伝えるための伝達手段が、窓ガラスの側縁部を迂回するように構成されているものである。
【0007】
しかしながら、伝達手段は、ハンドル部の動きをサブリンク部、ベルクランク部およびオープンロッドを介して施解錠機構に伝える構成であるため、構成が複雑であり、部品点数が増えて、製作コストや組立コストが嵩み、また、ベルクランク部およびベルクランク部の支持部が窓ガラスの側縁部に大きく寄っている構成であるため、窓ガラスの車体前後方向の幅を十分に広くするには、ベルクランク部や支持部の構成に改良の余地があるという問題点がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、窓ガラスの幅を十分に広くでき、製作コストや組立コストを低減することができる車両用のドア装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項の発明に存する。
[1]窓ガラス(15)がアウターパネル(21)とインナーパネル(22)との間の隙間に昇降可能に収容され、窓ガラス(15)を間にして前記アウターパネル(21)側にアウトサイドハンドル(23)が設けられ、前記インナーパネル(22)側にドアロックの施解錠機構(30)が配されている車両用のドア装置であり、アウトサイドレバー(33)を有しているものにおいて、
前記アウトサイドレバー(33)は、前記アウトサイドハンドル(23)の動きを前記施解錠機構(30)に伝えるべく、前記アウターパネル(21)側から前記インナーパネル(22)側に枢軸(312)を介して回動可能に設けられる際に前記窓ガラス(15)を迂回するように溝形断面形状に形成されていて、両溝壁部(334,335)と、溝底部(336)と、前記両溝壁部(334,335)または前記溝底部(336)に形成された被規制部(377)とを有しており、
前記アウトサイドレバー(33)の両溝壁部(334,335)の一方は、前記施解錠機構(30)に揺動可能に支持されており、
前記施解錠機構(30)または前記インナーパネル(22)の少なくとも一方は、前記アウトサイドレバー(33)の動きを許容範囲内に規制して、前記アウトサイドレバー(33)の揺動中心軸に対する倒れを阻止する、前記被規制部(337)が嵌合する長溝状の倒れ防止部(316)を有していることを特徴とする車両用のドア装置。
【0012】
次に本発明の作用を説明する。
本発明の構成によれば、アウトサイドレバー(33)がアウターパネル(21)側のアウトサイドハンドル(23)から窓ガラス(15)を迂回してインナーパネル(22)側の施解錠機構(30)に枢軸(312)を介して回動可能に設けられており、施解錠機構(30)の本体にアウトサイドレバー(33)の倒れを阻止する長溝状の倒れ防止部(316)が設けられているものである。また、アウトサイドレバー(33)は、平板材の板面を曲げて溝形断面形状に形成されているものである。
【0013】
窓ガラス(15)は、アウターパネル(21)とインナーパネル(22)との間の隙間に昇降可能に収容されている。窓ガラス(15)の幅を十分に広げた場合にも、アウトサイドレバー(33)が窓ガラス(15)を迂回するように形成されることにより、かつ、アウトサイドレバー(33)がその平板材の板厚分の一定幅で迂回していて、窓ガラス(15)が収容されている前記隙間を広く占有することがなく、窓ガラス(15)とは反対側へアウトサイドレバー(33)をできるだけ寄せて取り付けることにより、窓ガラス(15)から大きく迂回することができ、昇降する窓ガラス(15)にアウトサイドレバー(33)が干渉することはない。
【0014】
また、アウターパネル(21)側のアウトサイドハンドル(23)を操作すると、アウトサイドハンドル(23)の動きがアウトサイドレバー(33)を介することにより施解錠機構(30)に直接的に伝わり、アウトサイドハンドル(23)の動きを施解錠機構(30)に伝えるための構成が複雑にならない。
【0015】
また、アウトサイドハンドル(23)の操作力が、アウトサイドレバー(33)を介して施解錠機構(30)に伝えられる。このとき、アウトサイドハンドル(23)の操作力を受けるアウトサイドレバー(33)の一端と、施解錠機構(30)側からの反力を受けるアウトサイドレバー(33)の他端との位置関係によっては、アウトサイドレバー(33)が倒れるようになる。
【0016】
しかしながら、施解錠機構(30)の本体に形成された倒れ防止部(316)が、アウトサイドレバー(33)の動きを許容範囲内に規制することにより、アウトサイドレバー(33)の倒れを防止する。それにより、アウトサイドハンドル(23)の操作力を確実に施解錠機構(30)に伝えることができる。
【0017】
さらに、本発明の別の構成によれば、ドアロックの施解錠機構(30)またはインナーパネル(22)の一方に形成された倒れ防止部(316)が、アウトサイドレバー(33)の動きを規制して、アウトサイドレバー(33)の揺動中心軸に対する倒れを阻止するようにしたものである。
【0018】
アウトサイドハンドル(23)の操作力が、アウトサイドレバー(33)を介してドアロックに伝えられる。このとき、アウトサイドレバー(33)の両溝壁部(334,335)の一方がアウトサイドハンドル(23)の操作力を受け、アウトサイドレバー(33)の両溝壁部(334,335)の他方がドアロック側の反力(例えば揺動中心軸回りのトルク)を受けるために、アウトサイドレバー(33)が揺動中心軸に対して倒れようとする。
【0019】
このとき、倒れ防止部(316)がアウトサイドレバー(33)の動きを許容範囲内に規制するので、アウトサイドレバー(33)の揺動中心軸に対する倒れを阻止することができる。それにより、アウトサイドハンドル(23)の操作力を確実にドアロックに伝えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図1〜図5は本発明の一実施の形態を示している。
図1〜図5に示すように、本発明は、ワンボックス車の車体10の側部開口12を開閉可能なスライドドア20に適用されるものである。
【0021】
スライドドア20の本体は、アウターパネル21および、インナーパネル22から成り、アウターパネル21とインナーパネル22との間の隙間には窓ガラス15が昇降可能に収容されている。
【0022】
アウターパネル21の外面側にはアウトサイドハンドル23が設けられ、インナーパネル22の内面側にはドアロックの施解錠機構30が設けられている。アウトサイドハンドル23および施解錠機構30は、スライドドア20の前端部に設けられ、ドアロックはスライドドア20の後端部に設けられている。スライドドア20は、側部開口12の周縁部に設けられたストライカに係脱するラッチ部材および、ラッチ部材を係合状態に拘束するロッキングプレートを有している。
【0023】
施解錠機構30と、ノブアクチュエータ40とは、ベース部材31を共有している。ベース部材31には、ノブレバー32が枢軸311により揺動可能に枢支されている。ノブレバー32は、ターンオーバースプリング38により、中立位置を境にして、図5において時計方向に揺動した施錠位置と、図5において反時計方向に揺動した解錠位置とにそれぞれ付勢されている。
【0024】
ノブレバー32は、3つのアーム部321,322,323を有している。第1のアーム部321が、ノブアクチュエータ40の駆動アーム41に連結され、第2のアーム部322が操作ノブ(図示省略)に連結され、第3のアーム部323がアウトサイドレバー33に連結されている。
【0025】
ベース部材31には、枢軸312が軸支されている。枢軸312は、キー部313が形成されている。枢軸312のキー部313には、アウトサイドレバー33、インサイドレバー34および、リリースレバー35がそれぞれ嵌着されている。ノブレバー32、インサイドレバー34およびリリースレバー35は、引張バネ36,37により、図5において反時計方向に付勢されている。リリースレバー35はケーブル351を介してドアロックのロッキングプレートに連結されている。
【0026】
アウトサイドレバー33は、1つの腕部331を有しており、腕部331には、枢軸311を中心とする円弧状溝332と、枢軸312を中心とする円弧状溝333とから成る略L字形状の溝が形成されている。これに対応して、ノブレバー32には、枢軸312を中心とする円弧状の溝324が形成されている。略L字形状の溝には、ピン部材39が移動可能に嵌合していて、ピン部材39を介して、ノブレバー32の第3のアーム部323とアウトサイドレバー33の腕部331とが連結されている。
【0027】
アウトサイドレバー33は、窓ガラス15を迂回するように、平板材の板面を曲げて溝形断面形状に形成されていて、両溝壁部334,335と、当該両溝壁部334,335を連結する溝底部336とを有している。両溝壁部334,335の間には、窓ガラス15および、ドアガラスラン16が収容可能な隙間が形成されている。
【0028】
アウトサイドレバー33の溝底部336は、インナーパネル22の前周壁221に沿設されている。溝底部336には、車両前方に突出する突起部である被規制部337が形成されている。ベース部材31には、溝底部336とインナーパネル22の前周壁との間の隙間にあって、かつ、溝底部336に沿うようにフランジ部315が形成されている。ベース部材31のフランジ部315には、車両の高さ方向に長い長溝である倒れ防止部316が形成されている。
【0029】
アウトサイドレバー33の被規制部337が倒れ防止部316に移動可能に嵌入することにより、アウトサイドレバー33は、枢軸312回りの揺動範囲内の動きが許容され、前記揺動範囲外への動き、例えば枢軸312に対する倒れなどが制限されている。
【0030】
アウトサイドレバー33の溝壁部335は、アウターパネル21の内面に沿って延設され、円弧状の溝338が形成されている。円弧状の溝338には、連接ロッド339の一端部が移動可能に連結され、連接ロッド339の他端部がアウトサイドハンドル23側に延設されている。
【0031】
次に前記実施の形態の作用を説明する。
図5に示すように、施解錠機構30のノブレバー32が解錠状態にあるとき、アウトサイドハンドル23を操作することにより、アウトサイドハンドル23の動きが連接ロッド339を介してアウトサイドレバー33の溝壁部335に伝わり、アウトサイドレバー33が枢軸312を中心に時計方向に揺動する。
【0032】
それにより、枢軸312のキー部313が時計方向に回動し、リリースレバー35が時計方向に揺動し、ケーブル351が引かれ、ロッキングプレートがラッチ部材から外れて、ラッチ部材がストライカから外れ、ドアロックが拘束解除され、スライドドア20が開扉可能になる。
【0033】
このとき、アウトサイドレバー33の腕部331に形成された略L字形状の溝に移動可能に嵌合したピン部材39は、ノブレバー32の第3のアーム部323の円弧状の溝324を移動し、それにより、ノブレバー32は解錠状態を維持する。
【0034】
アウトサイドハンドル23によらずに、インサイドハンドル(図示省略)を操作して、インサイドレバー34を図5において時計方向に揺動した場合にも、リリースレバー35が時計方向に揺動して、ケーブル351が引かれ、ロッキングプレートがラッチ部材から外れて、ラッチ部材がストライカから外れ、ドアロックが拘束解除され、スライドドア20が開扉可能になる。
【0035】
操作ノブ(図示省略)あるいは、ノブアクチュエータ40により、施解錠機構30のノブレバー32を解錠状態から施錠状態に揺動する。このとき、ノブレバー32が枢軸311を中心にして図5において時計方向に揺動し、それにより、アウトサイドレバー33の腕部331に形成された略L字形状の溝に移動可能に嵌合したピン部材39は、略L字形状の溝を成す、枢軸311を中心とする円弧状の溝332に沿って上方へ移動する。
【0036】
この施錠状態において、ドアロックを拘束解除すべく、アウトサイドハンドル23を操作して、アウトサイドレバー33が図5において枢軸312を中心にして時計方向に揺動しても、アウトサイドレバー33の腕部331に形成された略L字形状の溝に移動可能に嵌合したピン部材39が、枢軸312を中心とする円弧状溝333によって移動することがなく、アウトサイドレバー33が時計方向に揺動しても、リリースレバー35は、時計方向に揺動せず、ドアロックは拘束状態に維持される。
【0037】
施解錠機構30のノブレバー32は、施錠状態と解錠状態とで各位置に大きな差異がなく、アウトサイドレバー33は、図5に示す状態にあり、アウトサイドレバー33の溝底部336は、その板厚分の一定の幅で、窓ガラス15の前縁部を迂回していて、窓ガラス15が収容される隙間を大きく占有せず、窓ガラス15の反対側へアウトサイドレバー33をできるだけ寄せて取り付けることにより、アウトサイドレバー33を窓ガラス15から大きく迂回させることができ、窓ガラス15が昇降する際には、窓ガラス15の前縁部は、アウトサイドレバー33の両溝壁部334,335の間の隙間を十分な余裕をもって通過することができる。
【0038】
また、窓ガラス15の前縁部をアウトサイドレバー33の両溝壁部334,335の間の隙間に大きく進出させることにより、窓ガラス15の幅を十分に広げることができる。
【0039】
また、アウトサイドハンドル23を操作すると、連接ロッド339が移動し、連接ロッド339がアウドサイドレバー33の溝壁部335に連結されていることから、アウトサイドレバー33が枢軸312を中心にして揺動する。このとき、連接ロッド339の移動量(ストローク)は、枢軸312からの距離が連接ロッド339の連結位置と等しい位置に相当するアウトサイドレバー33の揺動量とほぼ等しくなり、それにより、アウトサイドレバー33の必要な揺動量が確保され、リリースレバー35を十分に揺動することができる。
【0040】
アウトサイドハンドル23の操作力を受けて、アウトサイドレバー33が枢軸312を中心にして揺動する際に、アウトサイドレバー33の溝底部336に形成された被規制部337が、長溝である倒れ防止部316に沿って移動している。
【0041】
アウトサイドハンドル23の操作力が、アウトサイドレバー33を介して施解錠機構30に伝えられる。このとき、アウトサイドレバー33の溝壁部335がアウトサイドハンドル23の操作力を受ける一方、アウトサイドレバー33の溝壁部334がドアロック側の反力、主に枢軸312回りのトルクを受けるために、アウトサイドレバー33が枢軸312の軸線に対して倒れようとする。
【0042】
このとき、長溝である倒れ防止部316は、長溝に沿ったアウトサイドレバー33の動き以外の動き、枢軸312の軸線に対する倒れを阻止する。それにより、アウトサイドレバー33が倒れないで正規の姿勢を維持しつつ枢軸312を中心にして揺動し、枢軸312が一体的に回動し、リリースレバー35が確実に揺動し、ドアロックを拘束解除状態にすることができる。
【0043】
前記実施の形態においては、アウトサイドレバー33の溝底部336に被規制部337を形成して、アウトサイドレバー33の揺動中心軸である枢軸312の軸線に対する倒れを防止しているが、溝底部336において、被規制部337を形成すべき位置がアウターパネル21側に近くなるに応じて、アウトサイドレバー33が作動する際の倒れや変形をより効果的に防止することができ、それにより、アウトサイドレバー33の動きをより確実にすることができる。
【0044】
なお、前記実施の形態では、操作手段としてアウトサイドハンドル23を示したがこれに限らないことはいうまでもない。同じく、連動機構を、ドアロックのリリースレバー35および、施解錠機構30を含むものとして示したが、これに限らないことはいうまでもない。
また、倒れ防止部316をベース部材31側に形成したが、インナーパネル22側に形成してもよい。
【0045】
さらに、被規制部337を突起部に形成し、倒れ防止部316をスリット状に形成したものを示したが、逆の態様であってもよい。また、倒れ防止部316が規制する被規制部337を溝底部336に形成したが、両溝壁部334,335に形成してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の一の構成によれば、アウトサイドレバーがその板厚分の一定の幅で、アウターパネル側のアウトサイドハンドルから窓ガラスを迂回してインナーパネル側の施解錠機構にている枢軸を介して回動可能に設けられので、窓ガラスが収容される隙間を大きく占有することがなく、アウトサイドレバーを窓ガラスとは反対側に大きく寄せて取り付けることができ、窓ガラスがアウトサイドレバーとの間に十分な隙間をもって昇降することができ、また、窓ガラスの幅をアウトサイドレバー側へ十分に広げることができ、また、アウトサイドハンドルの動きがアウトサイドレバーを介して施解錠機構に直接的に伝わり、アウトサイドハンドルの動きを施解錠機構に伝えるための構成が複雑にならず、コストを低減することができる。
【0048】
さらに、本発明の別の構成によれば、ドアロックの施解錠機構またはインナーパネルの一方に形成された倒れ防止部が、アウトサイドレバーの溝底部の動きを規制して、アウトサイドレバーの揺動中心軸に対する倒れを阻止するようにしたので、アウトサイドハンドルの操作力および、施解錠機構の反力により、アウトサイドレバーの溝底部が揺動中心軸に対して倒れようとするとき、倒れ防止部がアウトサイドレバーの溝底部の動きを許容範囲内に規制し、アウトサイドレバーの揺動中心軸に対する倒れを阻止することができて、アウトサイドハンドルの操作力を確実に施解錠機構に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置の平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置の装着状態図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置の施解錠機構の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置の施解錠機構の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置の施解錠機構の正面図である。
【図6】従来例を示す車両用のドア装置の平面図である。
【符号の説明】
10…車体
12…側部開口
15…窓ガラス
16…ドアガラスラン
20…スライドドア
21…アウターパネル
22…インナーパネル
23…アウトサイドハンドル(操作手段)
30…施解錠機構(連動機構)
31…ベース部材
32…ノブレバー
33…アウトサイドレバー(連接部材)
34…インサイドレバー
35…リリースレバー(連動機構)
36,37…引張バネ
38…ターンオーバースプリング
39…ピン部材
40…ノブアクチュエータ
41…駆動アーム
311…枢軸
312…枢軸
313…キー部
315…フランジ部
316…倒れ防止部
321…第1のアーム部
322…第2のアーム部
323…第3のアーム部
324…円弧状の溝
331…腕部
332…円弧状溝
333…円弧状溝
334,335…両溝壁部
336…溝底部
337…被規制部
338…円弧状の溝
339…連接ロッド
Claims (1)
- 窓ガラスがアウターパネルとインナーパネルとの間の隙間に昇降可能に収容され、窓ガラスを間にして前記アウターパネル側にアウトサイドハンドルが設けられ、前記インナーパネル側にドアロックの施解錠機構が配されている車両用のドア装置であり、アウトサイドレバーを有しているものにおいて、
前記アウトサイドレバーは、前記アウトサイドハンドルの動きを前記施解錠機構に伝えるべく、前記アウターパネル側から前記インナーパネル側に枢軸を介して回動可能に設けられる際に前記窓ガラスを迂回するように溝形断面形状に形成されていて、両溝壁部と、溝底部と、前記両溝壁部または前記溝底部に形成された被規制部とを有しており、
前記アウトサイドレバーの両溝壁部の一方は、前記施解錠機構に揺動可能に支持されており、
前記施解錠機構または前記インナーパネルの少なくとも一方は、前記アウトサイドレバーの動きを許容範囲内に規制して、前記アウトサイドレバーの揺動中心軸に対する倒れを阻止する、前記被規制部が嵌合する長溝状の倒れ防止部を有していることを特徴とする車両用のドア装置。
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