JP2001001759A - 車両用のドア装置 - Google Patents

車両用のドア装置

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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/36Locks for passenger or like doors
    • E05B83/40Locks for passenger or like doors for sliding doors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/85Knob-attaching devices

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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】窓ガラスの幅を十分に広くでき、製作コストや
組立コストを低減することができる車両用のドア装置を
提供する。 【解決手段】アウトサイドレバー33がアウターパネル
21側のアウトサイドハンドル23から窓ガラス15を
迂回してインナーパネル22側の施解錠機構30に延設
されていて、昇降する窓ガラス15にアウトサイドレバ
ー33が干渉するおそれをなくした。また、アウトサイ
ドレバー33がアウトサイドハンドル23の動きを施解
錠機構30に直接的に伝えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア本体のアウタ
ーパネルとドア本体のインナーパネルとの間の隙間に窓
ガラスが昇降可能に収容され、窓ガラスを間にして前記
アウターパネル側に操作手段が設けられ、前記インナー
パネル側に連動機構が配されている車両用のドア装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用のドア装置としては、例え
ば、図6に示すようなものがある。
【0003】図6に示す技術は、スライドドア1に適用
され、スライドドア1のアウターパネル2とインナーパ
ネル3との間の隙間には窓ガラス4が昇降可能に収容す
る収容空間が形成されており、アウターパネル2側には
アウトサイドハンドル5が設けられ、インナーパネル3
側にはドアロックの施解錠機構6が設けられ、アウトサ
イドハンドル5側からアウトサイドレバー7が直接的
に、かつ、略直線的に施解錠機構6に延ばされているも
のである。
【0004】アウトサイドハンドル5を操作すると、ア
ウトサイドレバー7が作動し、アウトサイドレバー7の
作動が施解錠機構6を介してリリースレバーに伝わり、
ドアロックが拘束状態から拘束解除状態になり、ドアが
開扉可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、アウターパネル2側のアウトサイ
ドレバー7が直接的に、かつ、略直線的にインナーパネ
ル3側の施解錠機構6に延ばされている関係で、アウト
サイドレバー7が、窓ガラス4の収容空間を車体前後方
向の幅で狭めており、それにより、窓ガラス4の車体前
後方向の幅を十分に広くすることができないという問題
点があった。
【0006】窓ガラスの車体前後方向の幅を広くすべ
く、特開平10−317739号公報に開示されたもの
がある。すなわち、同公報の技術は、ハンドル部(アウ
トサイドハンドル)の動きをサブリンク部、ベルクラン
ク部および、オープンロッドを介して施解錠機構に伝え
るための伝達手段が、窓ガラスの側縁部を迂回するよう
に構成されているものである。
【0007】しかしながら、伝達手段は、ハンドル部の
動きをサブリンク部、ベルクランク部およびオープンロ
ッドを介して施解錠機構に伝える構成であるため、構成
が複雑であり、部品点数が増えて、製作コストや組立コ
ストが嵩み、また、ベルクランク部およびベルクランク
部の支持部が窓ガラスの側縁部に大きく寄っている構成
であるため、窓ガラスの車体前後方向の幅を十分に広く
するには、ベルクランク部や支持部の構成に改良の余地
があるという問題点がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、窓ガラスの幅を十分に広くでき、
製作コストや組立コストを低減することができる車両用
のドア装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]窓ガラス(15)がアウターパネル(21)とイ
ンナーパネル(22)との間の隙間に昇降可能に収容さ
れており、窓ガラス(15)を間にして前記アウターパ
ネル(21)側に操作手段(23)が設けられ、前記イ
ンナーパネル(22)側に連動機構(30,35)が配
されている車両用のドア装置であり、連接部材(33)
を有しているものにおいて、前記連接部材(33)は、
前記操作手段(23)の動きを前記連動機構(30,3
5)に伝えるべく、前記アウターパネル(21)側から
前記窓ガラス(15)を迂回するように平板材の板面を
曲げて溝形断面形状に形成されていて前記インナーパネ
ル(22)側に延設されていることを特徴とする車両用
のドア装置。
【0010】[2]窓ガラス(15)がアウターパネル
(21)とインナーパネル(22)との間の隙間に昇降
可能に収容され、窓ガラス(15)を間にして前記アウ
ターパネル(21)側に操作手段(23)が設けられ、
前記インナーパネル(22)側に連動機構(30,3
5)が配されている車両用のドア装置であり、連接部材
(33)を有しているものにおいて、前記連接部材(3
3)は、前記操作手段(23)の動きを前記連動機構
(30,35)に伝えるべく、前記アウターパネル(2
1)側から前記窓ガラス(15)を迂回するようにして
前記インナーパネル(22)側に延設されており、前記
連動機構(30,35)または前記インナーパネル(2
2)の少なくとも一方は、前記連接部材(33)の動き
を許容範囲内に規制して、前記連接部材(33)の倒れ
を阻止する倒れ防止部(316)を有していることを特
徴とする車両用のドア装置。
【0011】[3]窓ガラス(15)がアウターパネル
(21)とインナーパネル(22)との間の隙間に昇降
可能に収容され、窓ガラス(15)を間にして前記アウ
ターパネル(21)側にアウトサイドハンドル(23)
が設けられ、前記インナーパネル(22)側にドアロッ
クの施解錠機構(30)が配されている車両用のドア装
置であり、アウトサイドレバー(33)を有しているも
のにおいて、前記アウトサイドレバー(33)は、前記
アウトサイドハンドル(23)の動きを前記施解錠機構
(30)に伝えるべく、前記アウターパネル(21)側
から前記インナーパネル(22)側に延設される際に前
記窓ガラス(15)を迂回するように溝形断面形状に形
成されていて、両溝壁部(334,335)と溝底部
(336)とを有しており、前記アウトサイドレバー
(33)の両溝壁部(334,335)の一方は、前記
施解錠機構(30)に揺動可能に支持されており、前記
施解錠機構(30)または前記インナーパネル(22)
の少なくとも一方は、前記アウトサイドレバー(33)
の動きを許容範囲内に規制して、前記アウトサイドレバ
ー(33)の揺動中心軸に対する倒れを阻止する倒れ防
止部(316)を有していることを特徴とする車両用の
ドア装置。
【0012】次に本発明の作用を説明する。本発明の一
の構成によれば、連接部材(33)がアウターパネル
(21)側の操作手段(23)から窓ガラス(15)を
迂回してインナーパネル(22)側の連動機構(30,
35)に延設されているものである。また、連接部材
(33)は、平板材の板面を曲げて溝形断面形状に形成
されているものである。
【0013】窓ガラス(15)は、アウターパネル(2
1)とインナーパネル(22)との間の隙間に昇降可能
に収容されている。窓ガラス(15)の幅を十分に広げ
た場合にも、連接部材(33)が窓ガラス(15)を迂
回するように形成されることにより、かつ、連接部材
(33)がその平板材の板厚分の一定幅で迂回してい
て、窓ガラス(15)が収容されている前記隙間を広く
占有することがなく、窓ガラス(15)とは反対側へ連
接部材(33)をできるだけ寄せて取り付けることによ
り、窓ガラス(15)から大きく迂回することができ、
昇降する窓ガラス(15)に連接部材(33)が干渉す
ることはない。
【0014】また、アウターパネル(21)側の操作手
段(23)を操作すると、操作手段(23)の動きが連
接部材(33)を介することにより連動機構(30,3
5)に直接的に伝わり、操作手段(23)の動きを連動
機構(30,35)に伝えるための構成が複雑にならな
い。
【0015】また、本発明の別の構成によれば、連動機
構(30,35)の本体に連接部材(33)の倒れを阻
止する倒れ防止部(316)が設けられているものであ
る。操作手段(23)の操作力が、アウトサイドレバー
(33)を介して連動機構(30,35)に伝えられ
る。このとき、操作手段(23)の操作力を受ける連接
部材(33)の一端と、連動機構(30,35)側から
の反力を受ける連接部材(33)の他端との位置関係に
よっては、連接部材(33)が倒れるようになる。
【0016】しかしながら、連動機構(30,35)の
本体に形成された倒れ防止部(316)が、連接部材
(33)の動きを許容範囲内に規制することにより、連
接部材(33)の倒れを防止する。それにより、操作手
段(23)の操作力を確実に連動機構(30,35)に
伝えることができる。
【0017】さらに、本発明の別の構成によれば、ドア
ロックの施解錠機構(30)またはインナーパネル(2
2)の一方に形成された倒れ防止部(316)が、アウ
トサイドレバー(33)の動きを規制して、アウトサイ
ドレバー(33)の揺動中心軸に対する倒れを阻止する
ようにしたものである。
【0018】アウトサイドハンドル(23)の操作力
が、アウトサイドレバー(33)を介してドアロックに
伝えられる。このとき、アウトサイドレバー(33)の
両溝壁部(334,335)の一方がアウトサイドハン
ドル(23)の操作力を受け、アウトサイドレバー(3
3)の両溝壁部(334,335)の他方がドアロック
側の反力(例えば揺動中心軸回りのトルク)を受けるた
めに、アウトサイドレバー(33)が揺動中心軸に対し
て倒れようとする。
【0019】このとき、倒れ防止部(316)がアウト
サイドレバー(33)の動きを許容範囲内に規制するの
で、アウトサイドレバー(33)の揺動中心軸に対する
倒れを阻止することができる。それにより、アウトサイ
ドハンドル(23)の操作力を確実にドアロックに伝え
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の一実施の形
態を示している。図1〜図5に示すように、本発明は、
ワンボックス車の車体10の側部開口12を開閉可能な
スライドドア20に適用されるものである。
【0021】スライドドア20の本体は、アウターパネ
ル21および、インナーパネル22から成り、アウター
パネル21とインナーパネル22との間の隙間には窓ガ
ラス15が昇降可能に収容されている。
【0022】アウターパネル21の外面側にはアウトサ
イドハンドル23が設けられ、インナーパネル22の内
面側にはドアロックの施解錠機構30が設けられてい
る。アウトサイドハンドル23および施解錠機構30
は、スライドドア20の前端部に設けられ、ドアロック
はスライドドア20の後端部に設けられている。スライ
ドドア20は、側部開口12の周縁部に設けられたスト
ライカに係脱するラッチ部材および、ラッチ部材を係合
状態に拘束するロッキングプレートを有している。
【0023】施解錠機構30と、ノブアクチュエータ4
0とは、ベース部材31を共有している。ベース部材3
1には、ノブレバー32が枢軸311により揺動可能に
枢支されている。ノブレバー32は、ターンオーバース
プリング38により、中立位置を境にして、図5におい
て時計方向に揺動した施錠位置と、図5において反時計
方向に揺動した解錠位置とにそれぞれ付勢されている。
【0024】ノブレバー32は、3つのアーム部32
1,322,323を有している。第1のアーム部32
1が、ノブアクチュエータ40の駆動アーム41に連結
され、第2のアーム部322が操作ノブ(図示省略)に
連結され、第3のアーム部323がアウトサイドレバー
33に連結されている。
【0025】ベース部材31には、枢軸312が軸支さ
れている。枢軸312は、キー部313が形成されてい
る。枢軸312のキー部313には、アウトサイドレバ
ー33、インサイドレバー34および、リリースレバー
35がそれぞれ嵌着されている。ノブレバー32、イン
サイドレバー34およびリリースレバー35は、引張バ
ネ36,37により、図5において反時計方向に付勢さ
れている。リリースレバー35はケーブル351を介し
てドアロックのロッキングプレートに連結されている。
【0026】アウトサイドレバー33は、1つの腕部3
31を有しており、腕部331には、枢軸311を中心
とする円弧状溝332と、枢軸312を中心とする円弧
状溝333とから成る略L字形状の溝が形成されてい
る。これに対応して、ノブレバー32には、枢軸312
を中心とする円弧状の溝324が形成されている。略L
字形状の溝には、ピン部材39が移動可能に嵌合してい
て、ピン部材39を介して、ノブレバー32の第3のア
ーム部323とアウトサイドレバー33の腕部331と
が連結されている。
【0027】アウトサイドレバー33は、窓ガラス15
を迂回するように、平板材の板面を曲げて溝形断面形状
に形成されていて、両溝壁部334,335と、当該両
溝壁部334,335を連結する溝底部336とを有し
ている。両溝壁部334,335の間には、窓ガラス1
5および、ドアガラスラン16が収容可能な隙間が形成
されている。
【0028】アウトサイドレバー33の溝底部336
は、インナーパネル22の前周壁221に沿設されてい
る。溝底部336には、車両前方に突出する突起部であ
る被規制部337が形成されている。ベース部材31に
は、溝底部336とインナーパネル22の前周壁との間
の隙間にあって、かつ、溝底部336に沿うようにフラ
ンジ部315が形成されている。ベース部材31のフラ
ンジ部315には、車両の高さ方向に長い長溝である倒
れ防止部316が形成されている。
【0029】アウトサイドレバー33の被規制部337
が倒れ防止部316に移動可能に嵌入することにより、
アウトサイドレバー33は、枢軸312回りの揺動範囲
内の動きが許容され、前記揺動範囲外への動き、例えば
枢軸312に対する倒れなどが制限されている。
【0030】アウトサイドレバー33の溝壁部335
は、アウターパネル21の内面に沿って延設され、円弧
状の溝338が形成されている。円弧状の溝338に
は、連接ロッド339の一端部が移動可能に連結され、
連接ロッド339の他端部がアウトサイドハンドル23
側に延設されている。
【0031】次に前記実施の形態の作用を説明する。図
5に示すように、施解錠機構30のノブレバー32が解
錠状態にあるとき、アウトサイドハンドル23を操作す
ることにより、アウトサイドハンドル23の動きが連接
ロッド339を介してアウトサイドレバー33の溝壁部
335に伝わり、アウトサイドレバー33が枢軸312
を中心に時計方向に揺動する。
【0032】それにより、枢軸312のキー部313が
時計方向に回動し、リリースレバー35が時計方向に揺
動し、ケーブル351が引かれ、ロッキングプレートが
ラッチ部材から外れて、ラッチ部材がストライカから外
れ、ドアロックが拘束解除され、スライドドア20が開
扉可能になる。
【0033】このとき、アウトサイドレバー33の腕部
331に設けられたピン部材39は、ノブレバー32の
第3のアーム部323の円弧状の溝324を移動し、そ
れにより、ノブレバー32は解錠状態を維持する。
【0034】アウトサイドハンドル23によらずに、イ
ンサイドハンドル(図示省略)を操作して、インサイド
レバー34を図5において時計方向に揺動した場合に
も、リリースレバー35が時計方向に揺動して、ケーブ
ル351が引かれ、ロッキングプレートがラッチ部材か
ら外れて、ラッチ部材がストライカから外れ、ドアロッ
クが拘束解除され、スライドドア20が開扉可能にな
る。
【0035】操作ノブ(図示省略)あるいは、ノブアク
チュエータ40により、施解錠機構30のノブレバー3
2を解錠状態から施錠状態に揺動する。このとき、ノブ
レバー32が枢軸311を中心にして図5において時計
方向に揺動し、それにより、アウトサイドレバー33の
腕部331に設けられたピン部材39は、枢軸312を
中心とする円弧状の溝324に沿って移動する。
【0036】この施錠状態において、ドアロックを拘束
解除すべく、アウトサイドハンドル23を操作して、ア
ウトサイドレバー33を図5において枢軸312を中心
にして時計方向に揺動しようとしても、アウトサイドレ
バー33の腕部331に設けられたピン部材39が、枢
軸312を中心とする円弧状溝333に沿って移動し、
アウトサイドレバー33は、時計方向に揺動しないで、
リリースレバー35は、時計方向に揺動せず、ドアロッ
クは拘束状態に維持される。
【0037】施解錠機構30のノブレバー32は、施錠
状態と解錠状態とで各位置に大きな差異がなく、アウト
サイドレバー33は、図5に示す状態にあり、アウトサ
イドレバー33の溝底部336は、その板厚分の一定の
幅で、窓ガラス15の前縁部を迂回していて、窓ガラス
15が収容される隙間を大きく占有せず、窓ガラス15
の反対側へ連接部材33をできるだけ寄せて取り付ける
ことにより、連接部材33を窓ガラス15から大きく迂
回させることができ、窓ガラス15が昇降する際には、
窓ガラス15の前縁部は、アウトサイドレバー33の両
溝壁部334,335の間の隙間を十分な余裕をもって
通過することができる。
【0038】また、窓ガラス15の前縁部をアウトサイ
ドレバー33の両溝壁部334,335の間の隙間に大
きく進出させることにより、窓ガラス15の幅を十分に
広げることができる。
【0039】また、アウトサイドハンドル23を操作す
ると、連接ロッド339が移動し、連接ロッド339が
アウドサイドレバー33の溝壁部335に連結されてい
ることから、アウトサイドレバー33が枢軸312を中
心にして揺動する。このとき、連接ロッド339の移動
量(ストローク)は、枢軸312からの距離が連接ロッ
ド339の連結位置と等しい位置に相当するアウトサイ
ドレバー33の揺動量とほぼ等しくなり、それにより、
アウトサイドレバー33の必要な揺動量が確保され、リ
リースレバー35を十分に揺動することができる。
【0040】アウトサイドハンドル23の操作力を受け
て、アウトサイドレバー33が枢軸312を中心にして
揺動する際に、アウトサイドレバー33の溝底部336
に形成された被規制部337が、長溝である倒れ防止部
316に沿って移動している。
【0041】アウトサイドハンドル23の操作力が、ア
ウトサイドレバー33を介して施解錠機構30に伝えら
れる。このとき、アウトサイドレバー33の溝壁部33
5がアウトサイドハンドル23の操作力を受ける一方、
アウトサイドレバー33の溝壁部334がドアロック側
の反力、主に枢軸312回りのトルクを受けるために、
アウトサイドレバー33が枢軸312の軸線に対して倒
れようとする。
【0042】このとき、長溝である倒れ防止部316
は、長溝に沿ったアウトサイドレバー33の動き以外の
動き、枢軸312の軸線に対する倒れを阻止する。それ
により、アウトサイドレバー33が倒れないで正規の姿
勢を維持しつつ枢軸312を中心にして揺動し、枢軸3
12が一体的に回動し、リリースレバー35が確実に揺
動し、ドアロックを拘束解除状態にすることができる。
【0043】前記実施の形態においては、アウトサイド
レバー33の溝底部336に被規制部337を形成し
て、アウトサイドレバー33の揺動中心軸である枢軸3
12の軸線に対する倒れを防止しているが、溝底部33
6において、被規制部337を形成すべき位置がアウタ
ーパネル21側に近くなるに応じて、アウトサイドレバ
ー33が作動する際の倒れや変形をより効果的に防止す
ることができ、それにより、アウトサイドレバー33の
動きをより確実にすることができる。
【0044】なお、前記実施の形態では、操作手段とし
てアウトサイドハンドル23を示したがこれに限らない
ことはいうまでもない。同じく、連動機構を、ドアロッ
クのリリースレバー35および、施解錠機構30を含む
ものとして示したが、これに限らないことはいうまでも
ない。また、倒れ防止部316をベース部材31側に形
成したが、インナーパネル22側に形成してもよい。
【0045】さらに、被規制部337を突起部に形成
し、倒れ防止部316をスリット状に形成したものを示
したが、逆の態様であってもよい。また、倒れ防止部3
16が規制する被規制部337を溝底部336に形成し
たが、両溝壁部334,335に形成してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一の構成
によれば、連接部材がその板厚分の一定の幅で、アウタ
ーパネル側の操作手段から窓ガラスを迂回してインナー
パネル側の連動機構に延設されているので、窓ガラスが
収容される隙間を大きく占有することがなく、連接部材
を窓ガラスとは反対側に大きく寄せて取り付けることが
でき、窓ガラスが連接部材との間に十分な隙間をもって
昇降することができ、また、窓ガラスの幅を連接部材側
へ十分に広げることができ、また、操作手段の動きが連
接部材を介して連動機構に直接的に伝わり、操作手段の
動きを連動機構に伝えるための構成が複雑にならず、コ
ストを低減することができる。
【0047】また、本発明の別の構成によれば、連動機
構の本体に連接部材の倒れを阻止する倒れ防止部が設け
られているので、操作手段の操作力および、連動機構側
からの反力が、連接部材を倒す方向に作用した場合に
も、倒れ防止部が、連接部材の動きを許容範囲内に規制
することにより、連接部材の倒れを防止することがで
き、操作手段の操作力を確実に連動機構に伝えることが
できる。
【0048】さらに、本発明の別の構成によれば、ドア
ロックの施解錠機構またはインナーパネルの一方に形成
された倒れ防止部が、アウトサイドレバーの溝底部の動
きを規制して、アウトサイドレバーの揺動中心軸に対す
る倒れを阻止するようにしたので、アウトサイドハンド
ルの操作力および、施解錠機構の反力により、アウトサ
イドレバーの溝底部が揺動中心軸に対して倒れようとす
るとき、倒れ防止部がアウトサイドレバーの溝底部の動
きを許容範囲内に規制し、アウトサイドレバーの揺動中
心軸に対する倒れを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置
の平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置
の装着状態図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置
の施解錠機構の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置
の施解錠機構の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す車両用のドア装置
の施解錠機構の正面図である。
【図6】従来例を示す車両用のドア装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
10…車体 12…側部開口 15…窓ガラス 16…ドアガラスラン 20…スライドドア 21…アウターパネル 22…インナーパネル 23…アウトサイドハンドル(操作手段) 30…施解錠機構(連動機構) 31…ベース部材 32…ノブレバー 33…アウトサイドレバー(連接部材) 34…インサイドレバー 35…リリースレバー(連動機構) 36,37…引張バネ 38…ターンオーバースプリング 39…ピン部材 40…ノブアクチュエータ 41…駆動アーム 311…枢軸 312…枢軸 313…キー部 315…フランジ部 316…倒れ防止部 321…第1のアーム部 322…第2のアーム部 323…第3のアーム部 324…円弧状の溝 331…腕部 332…円弧状溝 333…円弧状溝 334,335…両溝壁部 336…溝底部 337…被規制部 338…円弧状の溝 339…連接ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスがアウターパネルとインナーパネ
    ルとの間の隙間に昇降可能に収容され、窓ガラスを間に
    して前記アウターパネル側に操作手段が設けられ、前記
    インナーパネル側に連動機構が配されている車両用のド
    ア装置であり、連接部材を有しているものにおいて、 前記連接部材は、前記操作手段の動きを前記連動機構に
    伝えるべく、前記アウターパネル側から前記窓ガラスを
    迂回するように平板材の板面を曲げて溝形断面形状に形
    成されていて前記インナーパネル側に延設されているこ
    とを特徴とする車両用のドア装置。
  2. 【請求項2】窓ガラスがアウターパネルとインナーパネ
    ルとの間の隙間に昇降可能に収容され、窓ガラスを間に
    して前記アウターパネル側に操作手段が設けられ、前記
    インナーパネル側に連動機構が配されている車両用のド
    ア装置であり、連接部材を有しているものにおいて、 前記連接部材は、前記操作手段の動きを前記連動機構に
    伝えるべく、前記アウターパネル側から前記窓ガラスを
    迂回するようにして前記インナーパネル側に延設されて
    おり、 前記連動機構または前記インナーパネルの少なくとも一
    方は、前記連接部材の動きを許容範囲内に規制して、前
    記連接部材の倒れを阻止する倒れ防止部を有しているこ
    とを特徴とする車両用のドア装置。
  3. 【請求項3】窓ガラスがアウターパネルとインナーパネ
    ルとの間の隙間に昇降可能に収容され、窓ガラスを間に
    して前記アウターパネル側にアウトサイドハンドルが設
    けられ、前記インナーパネル側にドアロックの施解錠機
    構が配されている車両用のドア装置であり、アウトサイ
    ドレバーを有しているものにおいて、 前記アウトサイドレバーは、前記アウトサイドハンドル
    の動きを前記施解錠機構に伝えるべく、前記アウターパ
    ネル側から前記インナーパネル側に延設される際に前記
    窓ガラスを迂回するように溝形断面形状に形成されてい
    て、両溝壁部と溝底部とを有しており、 前記アウトサイドレバーの両溝壁部の一方は、前記施解
    錠機構に揺動可能に支持されており、 前記施解錠機構または前記インナーパネルの少なくとも
    一方は、前記アウトサイドレバーの動きを許容範囲内に
    規制して、前記アウトサイドレバーの揺動中心軸に対す
    る倒れを阻止する倒れ防止部を有していることを特徴と
    する車両用のドア装置。
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