JP3491784B2 - 仮錠型の鎌錠 - Google Patents

仮錠型の鎌錠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は引戸に適用される仮錠
型の鎌錠に関する。
【0002】
【従来の技術】鎌錠において、戸パネルが開放状態にあ
るとき、フックボルトをケース内の解錠位置に退入保持
することは、実開平4−110877号公報に公知であ
る。そこでは、操作ハンドルと同行揺動する作動レバー
をケース内に設け、作動レバーの動作をリンクを介して
フックボルトに伝えている。作動レバーとケースとの間
にクリックばねが設けてあり、このばねで作動レバーを
待機位置と解錠位置とにおいてそれぞれ保持できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の鎌錠は、戸パネ
ルを開放したとき、フックボルトがケース内に退入して
いるので、フックボルトが他物と衝突して変形したり、
衣服の一部がフックボルトに引っ掛かることなどを防止
できる。しかし、戸パネルを閉じ操作するとき、あるい
はその後に、操作ハンドルを操作してフックボルトを施
錠姿勢に切り換える必要があり、操作が面倒である。
【0004】本発明の目的は、フックボルトをケース内
の解錠位置に退入保持でき、しかも戸パネルを閉じ操作
する場合には、フックボルトがストライカーと自動的に
係合して施錠できる、仮錠型の鎌錠を提供することにあ
る。本発明の目的は、フックボルトをケース内の解錠位
置に退入保持できる鎌錠でありながら、いたずら等によ
ってフックボルトが施錠位置に切り換わっていた場合で
も、フックボルトがラッチ作用を発揮してストライカー
に係合し、施錠状態を維持できる仮錠型の鎌錠を提供す
ることにある。本発明の目的は、解錠レバーが解錠操作
されるのを阻止するためのサムターン機構を備えている
仮錠型の鎌錠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鎌錠は、戸パネ
ル2に埋設されるケース12の内部に、戸枠1に設けた
ストライカー8に係脱するフックボルト13と、施錠状
態におけるフックボルト13を連動アーム14を介して
解錠操作する解錠レバー15と、解錠状態にあるフック
ボルト13に接当してフックボルト13を解錠状態に維
持するトリガー16とを備えている。フックボルト13
は掛止アーム22を有し、この掛止アーム22がケース
12内に位置する解錠姿勢と、掛止アーム22がケース
12外へ突出する施錠姿勢とにわたって軸24で揺動自
在に支持され、ばね25で施錠姿勢の側へ向かって揺動
付勢する。連動アーム14は、フックボルト13と解錠
レバー15とを連結しており、両連結部のいずれか一方
に、フックボルト13がばね25の付勢力で施錠姿勢へ
切り換わるときの揺動ストロークを吸収する長孔26を
設ける。トリガー16は戸枠1に接当する突片36を有
し、突片36がケース12内へ退入する作動姿勢と、突
片36がケース12外へ突出する待機姿勢とにわたって
軸38で揺動可能に支持され、ばね39で待機姿勢の側
へ向かって揺動付勢されている。突片36が戸枠1に接
当して作動姿勢に切り換わるのに連動して、フックボル
ト13とトリガー16との接当状態が解除されて、フッ
クボルト13がばね25の付勢力で施錠状態へ切り換わ
るよう構成する。
【0006】具体的には、ケース12の内部に解錠レバ
ー15の解錠動作を阻止するサムターン機構を設ける。
このサムターン機構は、サムターンレバー10で揺動操
作される作動ブロック41と、この作動ブロック41に
連動して揺動するロックレバー42と、解錠レバー15
に設けた係合ブロック30と、作動ブロック41に外接
して作動ブロック41の切り換え状態を維持するばね4
4とからなる。解錠レバー15が待機状態にあるとき、
ロックレバー42が係合ブロック30に近接して解錠レ
バー15の解錠操作を阻止するロック姿勢と、ロックレ
バー42が係合ブロック30の解錠軌跡外へ退避するア
ンロック姿勢とに切り換え可能に設けてある。
【0007】
【作用】戸パネル2を開放した状態において、フックボ
ルト13はトリガー16で姿勢保持されてケース12内
の解錠位置にあり、トリガー16の突片36はケース1
2外に突出している。この状態で戸パネル2を閉じ操作
すると、他に先行して突片36が戸枠1に接当し、ばね
39の付勢力に抗してケース12内へ押し込まれ、トリ
ガー16の全体が作動姿勢に切り換わる。この姿勢変動
に伴って、トリガー16による姿勢保持作用が解錠され
るので、フックボルト13はばね25の付勢力を受けて
急速に揺動し、ストライカー8と係合する。つまり、操
作レバー9でフックボルト13を切り換え操作する必要
もなく、フックボルト13はストライカー8に対して自
動的に施錠係合する。トリガー16のケース12からの
突出量は、フックボルト13の掛止アーム22の突出量
に比べて十分に小さいので、他物が衝突し、あるいは衣
服に引っ掛かるおそれは少ない。
【0008】フックボルト13と解錠レバー15とは、
ストローク吸収用の長孔26を備えた連動アーム14で
連結するので、フックボルト13は解錠姿勢と施錠姿勢
との間で独立して揺動変位でき、施錠状態においてばね
25と協同してラッチ作用を発揮する。サムターン機構
を備えていると、戸パネル2の一側にのみサムターンレ
バー10を設けておくことによって、操作ハンドル9に
よる解錠操作を阻止できる。このことは、仮錠型の鎌錠
を室内側からのみ解錠阻止が可能な部屋錠として使用で
きることを意味する。
【0009】
【発明の効果】本発明では、フックボルト13をそのば
ね25の付勢力に抗してトリガー16で支え、戸パネル
2を開放した状態において、掛止アーム22がケース1
2外へ突出するのを防止した。そのうえで、戸パネル2
の閉じ操作に伴うトリガー16のケース内方への退入動
作を利用して、フックボルト13に対する姿勢保持状態
を解除し、フックボルト13がばね25の付勢力によっ
てストライカー8と自動的に施錠係合できるようにし
た。こうした鎌錠によれば、戸パネル2を開放操作する
だけでフックボルト13をケース12内に退入保持でき
るので、戸パネル2の開放時に他物がフックボルト13
と衝突し、あるいは衣服がフックボルト13に引っ掛か
るのを防止して、使用時の安全性と体裁を向上できる
し、単に戸パネル2を閉じ操作するだけの簡単な操作で
フックボルト13を施錠状態に切り換えることができ
る。戸パネル2を開放した状態において、フックボルト
13が施錠姿勢に切り換えられたとしても、フックボル
ト13はばね25と協同してラッチ作用を発揮するの
で、その状態のままで戸パネル2を支障なく操作でき、
事前にフックボルト13を解錠位置へ戻す必要がなく、
この点でも鎌錠の使い勝手が向上する。
【0010】
【実施例】図1ないし図7はこの発明に係る鎌錠の実施
例を示す。図2において符号1は戸枠、2は戸パネルで
ある。戸パネル2は、その上部両側に設けたランナー3
を介して吊持されており、ランナー3を走行案内する上
レール4に添って引違い開閉自在である。戸枠1の閉じ
端側上部には、定荷重ばねユニット5を配置してあり、
そのばね端をランナー3につなぐことで戸パネル2の全
体を閉じ勝手に移動付勢している。上レール4の開放端
側の内部には、前記ばねユニット5の張力に抗してラン
ナー3を開放状態に保持するストッパー6を設ける。戸
パネル2の下部内面には、閉じ状態において床面に接当
して、音や光の漏洩を防ぐ接床機構7が設けてある。戸
パネル2を閉じ位置に固定保持するために、その閉じ端
側に鎌錠を設け、戸枠1にストライカー8を設ける。符
号9は鎌錠を解錠操作し、さらに戸パネル2を開放操作
するための操作ハンドル、10はサムターンレバーであ
る。
【0011】図3において、鎌錠は角箱状のケース12
を有し、その内部にストライカー8に係脱するフックボ
ルト13と、施錠状態にあるフックボルト13を連動ア
ーム14を介して解錠操作する解錠レバー15と、トリ
ガー16およびサムターン機構などを配置してある。ケ
ース12は取付ベース17が一体に折り曲げ形成してあ
る容器状のケース本体12aと、その開口を塞ぐカバー
12bとで構成してあり、上記の各部材をケース本体1
2aとカバー12bとの間に組み込む。取付ベース17
に連続するケース側壁には、フックボルト13用の出退
口18と、トリガー16用の出退口19がそれぞれ開口
してある。ケース12は戸パネル2の側端面の側からパ
ネル内に埋め込んで取付ベース17をビス止めして固定
する。
【0012】図7において、フックボルト13はプレス
成形された前後一対のフック体13aを3個のかしめピ
ン23でかしめ固定して形成してあり、一対のフック体
13aが隙間を介して前後に対向する三角形状の連動部
21と、連動部21から横向きに突出する鈎形の掛止ア
ーム22とを有する。掛止アーム22の部分では、一対
のフック体13aを前後に密着接合する。フックボルト
13は軸24で揺動自在に支持されて、掛止アーム22
がケース外へ水平に突出する図4(b)の施錠姿勢と、
掛止アーム22がケース12内に退入する図4(a)の
解錠姿勢とに姿勢変更でき、軸24に外嵌した捻りコイ
ル形のばね25で施錠姿勢の側へ向かって揺動付勢して
ある。軸24の一端は、図6に示すごとくケース本体1
2aにかしめ固定し、他端側に設けたねじ穴にカバー1
2bの外面側から挿通したビスをねじ込んで固定する。
【0013】連動アーム14は、図3に示すごとく金属
板を打ち抜いて形成した部分円弧状の板体からなり、そ
の一端をかしめピン23を介してフックボルト13の連
動部21の上隅に連結し、その下半部に設けた部分円弧
状の長孔26を解錠レバー15に設けたピン31に連結
する。長孔26の形成範囲は、フックボルト13が解錠
姿勢から施錠姿勢へ切り換わるときの揺動ストロークを
吸収できる長さに設定する。
【0014】解錠レバー15はダイキャスト成形品であ
って、ケース本体12aおよびカバー12bで回転自在
に支持されるボス28と、ボス28から突出するアーム
29と、アーム29の基端周面に設けた係合ブロック3
0とを一体に形成してなる。アーム29の先端にピン3
1を固定し、このピン31を長孔26に連結する。解錠
レバー15はボス28に外嵌した捻りコイル形のばね3
2で反時計回り方向に回動付勢しておく。係合ブロック
30は台形状に形成してあり、解錠レバー15をケース
12組込んだ状態において、ばね32の付勢力を受けて
その立壁面30aが図3に示すようにケース本体12a
の側壁内面に接当する。従って、ハンドル軸33を介し
てボス28に連結した操作ハンドル9は、図3の状態か
ら反時計回り方向へ回動操作できず、戸パネル2を閉じ
操作する際に操作ハンドル9を垂直姿勢に維持できる
点、つまり人力のみで戸パネル2を閉じ操作する際に操
作しやすい点で有利である。
【0015】図4(b)に示すようにフックボルト13
が施錠状態にあるとき、連動アーム14の上半部は連結
部21の近傍に位置し、その長孔26の下端がピン31
と係合している。この状態から操作ハンドル9をばね3
2・25の付勢力に抗して時計回り方向へ回動操作する
と、フックボルト13は軸24を中心にして反時計回り
方向へ揺動し、図5の解錠姿勢に切り換わる。この解錠
姿勢を維持し、さらに戸パネル2の閉じ動作を利用して
フックボルト13を施錠姿勢へ復帰させるために、フッ
クボルト13の下方にトリガー16を有する。解錠操作
後に操作力を開放すると、操作ハンドル9は元の位置へ
戻り、ピン31は長孔26の上端近傍に位置する。
【0016】トリガー16は、フックボルト13を受け
止める三角形状の接当片35と,戸枠1に接当する三角
形状の突片36とを階段状に折り曲げたプレス成形品か
らなり、突片36の下方にばね受壁37を折り曲げてあ
る。接当片35の側へ板面を軸38で揺動自在に支持す
ることにより、トリガー16の全体は突片36がケース
外へ突出する待機姿勢と、突片36がケース内へ退入す
る作動姿勢とに揺動でき、捻りコイル形のばね39で待
機姿勢の側へ向かって揺動付勢してある。待機姿勢にお
いて、図5に示すごとくばね受壁37は出退口19の内
面周縁壁に接当して、トリガー16の揺動限界を規定し
ている。この待機状態において、連動部21の最下方に
位置するかしめピン23に接当片35が外接して、フッ
クボルト13を解錠姿勢に維持している。この状態から
突片36をばね39の付勢力に抗して内方へ押し込み操
作すると、フックボルト13が接当片35と同じ側へ僅
かに揺動し、その間に接当片35がかめしピン23の下
半周面をくぐり抜けるので、フックボルト13は接当片
35による拘束が解除されて、急速に施錠姿勢へ切り換
わる。
【0017】サムターン機構は、ケース本体12aとカ
バー12bとで回動可能に支持される作動ブロック41
と、作動ブロック41の下方に配置したロックレバー4
2と、両者41・42を連動可能に連結するリンク棒4
3と、解錠レバー15に設けた係合ブロック30と、板
ばねで形成した位置保持用のばね44とからなる。
【0018】作動ブロック41はボスの一端寄りの周囲
に五角形状のレバー壁45を一体に張り出したダイキャ
スト成形品からなり、レバー壁45の周縁に回動限界を
規定する一対の規制面46を設け、これら規制面46ど
うしをボスと同心状の円弧面で連続している。作動ブロ
ック41をケース12に組み込んだ状態において、一対
の規制面46のいずれか一方がケース側壁に近接対向し
ている。ボスの周面には、各規制面46に対応して2個
の位置決め用の溝47を形成し、これにばね44の遊端
を圧接している。ばね44は部分円弧状に折り曲げてあ
って、その基端部がケース本体12aに固定したピン4
8で支持され、凸弧部の外面がケース側壁に接当してい
る。作動ブロック41はサムターンレバー10でレバー
軸49を介して回動操作される。
【0019】ロックレバー42は厚板を打ち抜いたプレ
ス成形品からなり、その基端をケース本体12aに固定
したピン48で上下揺動自在に支持する。解錠レバー1
5が待機状態にあるとき、サムターンレバー10を回動
操作することによって、ロックレバー42はその揺動先
端のロック面50が、係合ブロック30の接当面30b
に近接対向して、解錠レバー15の解錠操作を阻止する
ロック姿勢(図4(b)に示す状態)と、ロック面50
が係合ブロック30の回動軌の外へ退避するアンロック
姿勢(図5に示す状態)とに切り換えることができる。
なお、サムターンレバー10は原則として戸パネル2の
一側にのみ設けるが、必要があれば操作ハンドル9と同
様に戸パネル2の内外に設けることができる。
【0020】上記の各部材をケース12に組み込んだ状
態において、ケース上半部にフックボルト13と作動ブ
ロック41が配置され、フックボルト13の下方にトリ
ガー16が配置される。さらに作動ブロック41の下方
にロックレバー42と解錠レバー15が位置し、トリガ
ー16とロックレバー42の左右中途部に連動アーム1
4が位置する。符号51はケース本体12aとカバー1
2bとを連結するねじボスであって、これは軸24と同
一の部品である。ねじボス51は、ばね32・39の一
方のばね腕を受け止めるのにも利用される。
【0021】図3においてストライカー8は、戸枠1に
埋設固定されるケース53を有し、その内部にビス54
を締緩操作することで上下方向に位置調整できる縦調整
枠55を設け、この縦調整枠55の内部にビス56を締
緩操作することで左右(奥行方向)に位置調整できる横
調整枠57を設け、横調整枠57の外側面に出退口を開
口し、その下端にフックボルト13の掛止アーム22が
係脱する係合壁58を設けてなる。戸パネル2を閉じ操
作するとき、ケース12から突出するトリガー16の突
片36は、ストライカー8のケース53の最外面に設け
た化粧板に接当する。
【0022】次に上記の各部品の関連動作を説明する。
戸パネル2を開放した状態において、フックボルト13
は解錠姿勢になっており、トリガー16の突片36がケ
ース12の外に突出している。この状態でランナー3を
ストッパー6から引き離すと、戸パネル2は定荷重ばね
ユニット5の引っ張り力を受けて、閉じ操作力を加える
までもなく閉じ側へ自走する。そして、図4(a)に示
すように、戸パネル2が戸枠1の閉じ端に接近すると、
他に先行してトリガー16の突片36が戸枠1に接当す
ることで、ばね39の付勢力に抗してケース12の内方
へ押し込まれる。このトリガー16の揺動に伴って、接
当片35がかしめピン23を介してフックボルト13を
同方向へ僅かに揺動させ、かしめピン23の周面下部を
くぐり抜ける。同時に、フックボルト13は時計回り方
向へばね25で回動操作され、その掛止アーム22がス
トライカー8内へ入り込み、最終的に図4(b)に示す
ように係合壁58に係合して、戸パネル2を閉じ位置に
保持する。
【0023】上記の施錠状態において、サムターンレバ
ー10を図4(b)の矢印に示すごとく時計回り方向へ
回動操作すると、ロックレバー42がロック姿勢に切り
換わって、係合ブロック30に近接対向する。従って、
この状態では操作ハンドル9を回動操作できず、フック
ボルト13を解錠できない。図5に示すようにサムター
ンレバー10を元の待機状態へ戻すと、ロックレバー4
2は係合ブロック30の回動軌跡の外へ出てしまうの
で、解錠レバー15は作動可能となる。このとき、ピン
31は連動アーム14の長孔26の下端に位置してい
る。従って、操作ハンドル9を時計回り方向へ約30度
回動させると、その動作が連動アーム14を介してフッ
クボルト13に伝わり、フックボルト13を解錠姿勢に
戻すことができる。この状態を維持したままで、戸パネ
ル2を僅かに開き操作すると、トリガー16がばね39
で回動操作されて待機姿勢に戻るので、この後に操作ハ
ンドル9の操作力を開放したとしても、フックボルト1
3を解錠姿勢に保持できる。
【0024】上記の実施例では、長孔26を解錠レバー
15との連結部に設けたがその必要はなく、フックボル
ト13との連結部側に長孔を設けてもよい。トリガー1
6とフックボルト13とは、解錠状態において、必ずし
もピン23を介して接当している必要はなく、その周面
どうしが直接に接当する構造を採ることができる。ケー
ス12内に組み込まれる各種のばねは他形式のものに変
更できる。戸枠1に緩衝兼シール用のクッションゴムを
配置する場合は、その分だけ掛止アーム22の突出寸法
を大きく設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鎌錠の概略構造を示す内部正面図である。
【図2】引戸の正面図である。
【図3】鎌錠とストライカーの関係構造を示す縦断正面
図である。
【図4】(a)・(b)はそれぞれ鎌錠の作動状態を示
す内部正面図である。
【図5】フックボルトの解錠操作状態を示す内部正面図
である。
【図6】図3におけるA−A線断面図である。
【図7】鎌錠の作動部品を分離した状態で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 戸枠 2 戸パネル 8 ストライカー 9 操作ハンドル 12 ケース 13 フックボルト 14 連動アーム 15 解錠レバー 16 トリガー 22 掛止アーム 24 軸 25 ばね 26 長孔 36 突片 38 軸 39 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−135460(JP,U) 実開 昭58−85059(JP,U) 実開 昭58−123167(JP,U) 実開 平4−116563(JP,U) 実公 昭49−28152(JP,Y1) 実公 昭8−16956(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 3/32 E05B 65/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸パネル2に埋設されるケース12の内
    部に、戸枠1に設けたストライカー8に係脱するフック
    ボルト13と、施錠状態におけるフックボルト13を連
    動アーム14を介して解錠操作する解錠レバー15と、
    解錠状態にあるフックボルト13に接当してフックボル
    ト13を解錠姿勢に維持するトリガー16とを備えてい
    る仮錠型の鎌錠であって、 フックボルト13は、連動部21と、連動部21から横
    向きに突出する掛止アーム22を有し、この掛止アー
    ム22がケース12内に位置する解錠姿勢と、掛止アー
    ム22がケース12外へ突出する施錠姿勢とにわたって
    軸24で揺動自在に支持され、ばね25で施錠姿勢の側
    へ向かって揺動付勢されており、 連動アーム14は、フックボルト13の連動部21と解
    錠レバー15とを連結しており、連動アーム14と解除レバー15とが、 フックボルト1
    3がばね25の付勢力で施錠姿勢へ切り換わるときの揺
    動ストロークを吸収するために、長孔26とピン31と
    で連結されており、 トリガー16は、フックボルト13の下方に位置し、解
    錠姿勢にあるフックボルト13の連動部21の下方に位
    置するピン23を受け止める接当片35と、戸枠1に接
    当する突片36を有し、この突片36がケース12内
    へ退入する作動姿勢と、突片36がケース12外へ突出
    する待機姿勢とにわたって軸38で揺動可能に支持さ
    れ、ばね39で待機姿勢の側へ向かって揺動付勢されて
    おり、 突片36が戸枠1に接当して作動姿勢に切り換わるのに
    連動して、接当片35がピン23の下半周面をくぐり抜
    けることによりフックボルト13とトリガー16との接
    当状態が解除されて、フックボルト13がばね25の付
    勢力で施錠状態へ切り換わるよう構成してある仮錠型の
    鎌錠。
  2. 【請求項2】 ケース12の内部に、解錠レバー15の
    解錠動作を阻止するサムターン機構が設けられており、 サムターン機構が、サムターンレバー10で揺動操作さ
    れる作動ブロック41と、作動ブロック41に連動して
    揺動するロックレバー42と、解錠レバー15に設けた
    係合ブロック30と、作動ブロック41に外接して作動
    ブロック41の切り換え状態を維持するばね44とから
    なり、 解錠レバー15が待機状態にあるとき、ロックレバー4
    2が係合ブロック30に近接して解錠レバー15の解錠
    操作を阻止するロック姿勢と、ロックレバー42が係合
    ブロック30の解錠軌跡外へ退避するアンロック姿勢と
    に切り換え可能に設けてある請求項1記載の仮錠型の鎌
    錠。
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