JP4542686B2 - 建具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば玄関引戸に用いられて好適な建具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、玄関引戸に用いられて好適な建具は、躯体に取り付けられた枠体内に開閉自在に引戸を備えている。
【0003】
この種の玄関引戸では枠体の縦枠にアームバーを有した錠受けを備え、引戸の戸先にはアームバーに係止するラッチを有した錠ケースを備えている。この引戸を閉じる場合、引戸の戸先が縦枠に当接すると、まず、引戸側に設けたラッチが枠体側のアームバーに係合し、枠体と引戸との間に隙間があかないように、このラッチによって引戸が一時的に係止される。
【0004】
この状態では、引戸の錠がかかったわけではなく、施錠操作があって始めて上記ラッチが固定されて引戸が施錠される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、錠受けのアームバーが固定式であるため、このアームバーが常に引戸側に突出したままになるという問題がある。このアームバーが突出したままになると、見栄えが悪いし、引戸をあけて出入りする場合、このアームバーが邪魔になる恐れがあるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、引戸をあけて出入りする場合、枠体側から突出するアームバーが、この出入りの邪魔にならない構成を有した建具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、枠体内に開閉自在に引戸を備え、この引戸の戸先側にラッチを有した錠ケースを備え、枠体の縦枠に前記ラッチに係止するアームバーと、このアームバーと並列に設けられ、引戸側に突出するトリガーとを有した錠受けを備え、この錠受けの両縁に、長手方向に延びる一対の案内部を設け、当該案内部の対向面に先端に向けて広がる傾斜面を形成し、前記トリガーは前記アームバーに連結されて、引戸が閉じる時には当該引戸が前記トリガーを押動し、これに連動させて、前記アームバーをラッチに係止すべく引戸側に突出し、引戸が開く時には前記トリガーが押動前の元の位置に復帰して、前記アームバーが枠体側に後退する機能と、前記トリガーはキャップ状のカバー体と、このカバー体内に摺動自在に設けられ、前記アームバーに連結された可動体とを有し、前記カバー体と前記可動体との間にばねを設け、前記トリガーと前記アームバーとに同時に枠体側へ後退させる力が作用したとき、前記カバー体だけが、前記ばねの付勢力に抗して後退可能とし、前記トリガーと前記アームバーとに対して同時に枠体側へ後退させる力が作用した時、これらの連動を解除する機能とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、玄関引戸の横断面を示す。この玄関引戸(建具)は枠体1を有し、この枠体1はアルミニウム型材製の左右の縦枠2,3、および図示しない上枠と下枠を有する。この縦枠2,3間には、室外側12に配置された外側の引戸4と、室内側13に配置された内側の引戸5とが開閉自在に配置されている。
【0012】
外側の引戸4は左右の縦框6,7と図示しない上桟と下桟を有し、内側の引戸5は、左右の縦框8,9と図示しない上桟と下桟を有している。縦框7,9は召し合わせ框であり、枠体1の中央部で重なりあっている。これらの引戸4,5はガラス10,11を有している。
【0013】
上記縦枠2は、室内側部材2Aと室外側部材2Bとを樹脂製のブリッジ14で連結して構成され、上記縦枠3は、室内側部材3Aと室外側部材3Bとを樹脂製のブリッジ15で連結して構成されている。
【0014】
各引戸4,5の縦框6,8には、図1および図2に示すように、錠ケース20が設けられ、枠体1の左右の縦枠2,3には、各引戸4,5側に対向してそれぞれ錠受け21が設けられている。
【0015】
この錠受け21は、錠ケース20側にそれぞれ突出するアームバー22およびトリガー122を有し、これらは後述するように、保持部24の内側で相互に連動可能に連結されている。取り付け板23は、二つのねじ26を用いて、図1に示す左右の縦枠2,3の内面に固定される。
【0016】
すなわち、トリガー122は、図3および図4に示すように、保持部24の内部に向けて後退自在に構成され、このトリガー122の内端122Aには、ピン125を介して、レバー126の一端126Aがヒンジ連結されている。このレバー126はピン127の回りを揺動自在に軸支され、通常時は、ピン127の回りに配置されたばね124によって、図中で時計方向に付勢されている。このレバー126の他端126Bは、上記アームバー22の内端22Aにピン128を介してヒンジ連結されている。
【0017】
図3は、通常状態を示し、この状態では、ばね124のばね力によってトリガー122が突出し、アームバー22が後退している。この場合、アームバー22の先端が、アルミニウム型材製の縦枠2,3のリブよりも引戸側へ突出しないことが望ましい。余分なものが引戸側へ突出しないため、見栄えが向上すると共に、引戸4,5をあけて出入りする場合、このアームバー22が邪魔になることがないからである。図4は、ばね124のばね力に抗して、トリガー122が後退し、アームバー22が突出した状態を示す。
【0018】
ここで、トリガー122が例えば6mm後退すると、アームバー22が10mm突出するように構成されている。
【0019】
上記錠ケース20は、錠本体を構成する箱体32と取り付け板30とで形成され、この取り付け板30には、上記トリガー122に当接可能に押動部123が一体的に形成されている。この押動部123は錠ケース20に設けられているが、これに限定されず、引戸自体でトリガー122を押動し、或いはそのほかの専用部品でトリガー122を押動する構成としてもよい。
【0020】
この錠ケース20は、図5に示すように、各引戸4,5の縦框6,8の戸先面にねじ31を用いて固定されている。
【0021】
上記箱体32には、アームバー22を収容する略U字状の第一の溝51が形成されている。この第一の溝51の近傍には、揺動支点軸37を中心に、鉛直面内を揺動するラッチ33が設けられ、このラッチ33は、当該ラッチ33と固定ピン33Aとの間に掛け渡されたばね39のばね力によって矢印Rの方向(時計方向)に付勢されている。また、このラッチ33に隣接して、揺動支点軸41を中心に、当該ラッチ33と同一の鉛直面内を揺動するレバー34が設けられ、このレバー34は、ばね65のばね力によって矢印Rと反対の方向(反時計方向)に付勢されている。このばね65は、一端が箱体32の内面に当接し、他端が、固定ピン32Aを巻回した後、図中上方に延出して、レバー34に固定されたピン34Aに係止されている。
【0022】
なお、このレバー34の先端部Aは、後述するように、ラッチ33の切り欠きBに係合自在である。
【0023】
このレバー34の上方に重なり合うように、ラッチ解除レバー35が設けられている。このラッチ解除レバー35は、揺動支点軸42を中心に揺動するとともに、この揺動支点軸42を介して、連結片36Aに連結されている。この連結片36は、スライダー36に一体的に連結され、このスライダー36は、上下動される。このスライダー36は、鉛直方向に延出し、スライダー36の上端部36Bと固定ピン32Bとの間にはばね49が掛け渡され、このばね49のばね力によって、矢印Tの方向に付勢されている。
【0024】
スライダー36の下端部36Cは略直角に曲げられ、この下端部36Cには、図6に示すように、可動部71の上端が連結されている。この可動部71は、引戸の可動引手70に設けられ、この可動引手70を掴んで引戸を開けるとき、可動部71に連結されたスライダー36が、上記ばね49のばね力に抗して引き下げられる構成を有している。
【0025】
また、図5において、ラッチ解除レバー35の上方に重なり合うように、スライド板43が設けられている。このスライド板43の下端にはピン46が設けられ、このピン46は箱体32に形成されたガイド溝48に嵌合している。そして、後述するように、スライド板43の上端に連結された施解錠つまみ60を上下動させた場合、それに連動して、このスライド板43は、上記のガイド溝48に案内されながら上下動される。
【0026】
このスライド板43にはガイド溝45が形成され、このガイド溝45には、ラッチ解除レバー35に固定されたピン44が嵌合している。このガイド溝45は、互いに略平行に上下方向に延びる第一のガイド溝45A、第二のガイド溝45Bを有し、これらガイド溝45A,45Bを、斜め溝45Cで連結することによって構成されている。
【0027】
上記スライド板43が、図5に示す位置にある場合、スライダー36が、ばね49のばね力に抗して引き下げられ、或いはばね49のばね力で引き上げられるとき、ラッチ解除レバー35に固定されたピン44は、第一のガイド溝45A内を上下動する。スライド板43が図5の状態から下方に押し下げられた場合、上記ピン44は斜め溝45Cを通って、第二のガイド溝45Bに移動する。そして、この場合、スライダー36が上下動されると、上記ピン44は第二のガイド溝45B内を上下動する。
【0028】
上記構成では、箱体32にアームバー22を収容する略U字状の第一の溝51が形成され、ラッチ33には、第一の溝51にアームバー22が収容されたとき、この第一の溝51と協働してアームバー22の四方を囲う略U字状の第二の溝52が形成されている。
【0029】
第一の溝51の溝幅W1は、アームバー22の直径Wよりも調整代W2だけ大きく設定されている。
【0030】
つぎに、図6〜図8を参照して、アームバー22がラッチ33にラッチされるまでの動作について説明する。
【0031】
図6〜図8は、室外側12に配置された外側の引戸4を示している。図6において、61は戸先錠を示し、この戸先錠61の錠穴に、室外側からキーを挿入して回動させると引戸4の錠が解錠される。この戸先錠61は、施解錠つまみ60と連動し、図6〜図8では、施解錠つまみ60が「開」であり、解錠されている。図6では、引戸4が開かれている。
【0032】
図6において、錠受け21側では、ばね124のばね力によりトリガー122が突出し、アームバー22が後退している。
【0033】
上記引戸4が閉じられると、図7に示すように、上記錠ケース20側の押動部123がトリガー122に当接して、このトリガー122を縦枠2,3側へ押し込む。このトリガー122が押し込まれることにより、レバー126がばね124のばね力に抗して反時計方向に回動し、アームバー22が突出し、その先端が錠ケース20に形成された第一の溝51に進入する。
【0034】
すると、アームバー22で押されて、ラッチ33が、ばね39のばね力に抗してF方向に回転する。このラッチ33が、図7に示す位置まで回転すると、レバー34の支えがなくなり、このレバー34がばね65のばね力によってG方向に回転する。すると、上記のようにレバー34の先端部Aがラッチ33の切り欠きBに係合し、それ以後、ラッチ33の時計方向への移動が規制される。この状態ではレバー34のピン40がラッチ解除レバー35の先端に係止される。
【0035】
このように、錠ケース20に形成された略U字状の第一の溝51に、錠受け21のアームバー22が収容され、ラッチ33が鉛直面内を図7に示す位置まで揺動した場合、このラッチ33に形成された略U字状の第二の溝52が、第一の溝51と協働して、アームバー22の四方を囲う。これによれば、ラッチ33の係合が完全になるため、ラッチ33が外れることはない。従って、従来のものと異なり、引戸を閉じた際の反動によって、枠体と引戸との間に隙間があくといったトラブルがほぼ解消される。
【0036】
図8において、可動引手71を掴んで引戸4を開けると、可動部70に連結されたスライダー36が引き下げられ、このスライダー36と一体にラッチ解除レバー35が引き下げられる。
【0037】
図8の状態では、施解錠つまみ60が「開」であり、引戸4は解錠の状態にある。従って、上記スライド板43は、図5に示す位置にあり、上記スライダー36が引き下げられると、ラッチ解除レバー35に固定されたピン44が、第一のガイド溝45A内を下方に移動する。
【0038】
このピン44が、第一のガイド溝45A内を下方に移動する場合、ラッチ解除レバー35は、その先端がピン40を係止したまま、下方に引き下げられる。すると、このピン40を介して、レバー34がS方向(時計方向)に回動し、レバー34の先端部Aとラッチ33の切り欠きBとの係合が解除され、それに伴って、ラッチ33がばね39のばね力によってR方向(反時計方向)に回動する。従って、ラッチ33は、図8に示す位置に復帰し、アームバー22とラッチ33の係合が解除される。
【0039】
そして、引戸4が開かれると、図6の状態に至り、この状態で、錠受け21側では、ばね124のばね力によりトリガー122が突出し、アームバー22が後退する。これによれば、引戸4が開かれた場合、余分なものが引戸4側へ突出しないため、見栄えが向上すると共に、引戸4をあけて出入りする場合、このアームバー22が邪魔になる恐れがない等の効果が得られる。
【0040】
図9および図10は施錠状態を示している。
【0041】
引戸4の錠が施錠された場合、図9に示すように、スライド板43がT1方向に押し下げられる。すると、上記ピン44が、斜め溝45C(図5)を通って、第二のガイド溝45Bに移動し、これに伴って、ラッチ解除レバー35がJ方向に回転する。この場合、引戸4の施錠は、上記したように、施解錠つまみ60を押し下げるか、或いは室外側から戸先錠61にキーを差し込んで回すか、いずれかによりおこなわれる。
【0042】
図10に示すように、可動引手71を掴んで引戸4を開けると、可動部70に連結されたスライダー36が引き下げられ、このスライダー36と一体にラッチ解除レバー35が引き下げられる。
【0043】
この場合、ラッチ解除レバー35は、その先端がレバー34のピン40と係合しない状態で引き下げられるので、ピン40はいわゆる空振りされる。従って、レバー34の先端部Aと、ラッチ33の切り欠きBとの係合が維持され、アームバー22とラッチ33の係合が維持される。これによれば、引戸4の錠が施錠された場合、確実に施錠される。
【0044】
上記トリガー122は、図3および図4に示すように、キャップ状のカバー体122aと、このカバー体122a内に摺動自在に設けられた可動体122bと、この可動体122bを常時図中左方へ付勢するばね122cとを有して構成されている。そして、上記可動体122bには上記ピン125を受け入れる長孔122dが形成されている。なお、上述したトリガー122の内端122Aは、可動体122bに相当している。
【0045】
この構成によれば、トリガー122とアームバー22とに対して、同時に、枠体2,3側へ後退させる力が作用した時、図11に示すように、レバー126が回動せずに、トリガー122を構成するカバー体122aだけが、ばね122cのばね力に抗して枠体2,3側へ後退するために、トリガー122とアームバー22の連動が解除される。
【0046】
本実施形態では、トリガー122とアームバー22とに対して、同時に、枠体2,3側へ後退させる力が作用した時、トリガー122とアームバー22の連動が解除されるため、当該連動機構に過度な力が作用することがなく、当該連動機構の損傷が防止される。
【0047】
図12は別の実施形態を示す。
【0048】
上述した縦枠2,3や引戸4の反り、或いは寸法誤差等に起因して、引戸4側に向かうアームバー22の突出量が少なくなると、アームバー22とラッチ33との係合不良が発生する恐れがある。
【0049】
この場合、本実施形態では、錠受け21を構成する取り付け板23と背板131との間に所定厚さのスペーサー132を介装する。このスペーサー132は上下に2分割された2ピースで構成されている。これによれば、縦枠2,3側から引戸4側へより多くトリガー122が突出するため、その分に比例する分だけ引戸4側へ向かうアームバー22の突出量が大きくなる。従って、アームバー22とラッチ33との係合不良の発生が抑制される。
【0050】
さらに、別の実施形態として、図示は省略したが、上記スペーサー132を設けずに、トリガー122の突出量を大きくすると共に、トリガー122が後退した時、突出量を大きくした分に比例する分だけアームバー22の突出量が大きくなるように調整可能に構成してもよい。
【0051】
本実施形態では、スペーサー132が上下2分割されているため、その装着時には下のピースが脱落しやすい。
【0052】
そこで、図13に示すように、スペーサー132を一枚板で形成し、この板に下方から一つの切り欠き132Aを形成して、スペーサー132を上方から装着できようにしたものである。
【0053】
このスペーサー132には4か所に凹所132Bが形成されている。そして、図12を参照して、本スペーサー132に当接する取り付け板23の当接面に上記凹所132Bに係合する4個の突起(図示せず)が形成されている。これによれば、スペーサー132の装着時に、取り付け板23の突起がスペーサー132の凹所132Bに嵌合して位置決めされるため、ねじ26を固定する場合、スペーサー132の回動が抑えられる。
【0054】
図14および図15は別の実施形態を示している。
【0055】
本実施形態では、錠受け21を構成する取り付け板23に、図14に示すように、樹脂製カバー150が2本のねじ26によって固定されている。この樹脂製カバー150には図示を省略した孔があけられ、この孔を通じてトリガー122とアームバー22が突出している。
【0056】
樹脂製カバー150の両縁には、長手方向に延びる一対の案内部151、153が形成され、一対の案内部151、153の対向面には先端に向けて広がる傾斜面151A、153Bが形成されている。
【0057】
また、図15に示すように、引戸4の縦框6に錠ケース20が設けられ、枠体1の縦枠2に引戸4側に対向して錠受け21が設けられている。この錠受け21に対し、上記の樹脂製カバー150が設けられ、この樹脂製カバー150に一対の案内部151、153が形成されている。
【0058】
本実施形態では、引戸4を矢印155の方向に閉めた場合、既に説明したように、錠ケース20の押動部123がトリガー122を押動し、これに連動してアームバー22が突出して鍵がかかる。
【0059】
図15では、引戸4に反りが発生して、錠ケース20の中心線L1が、錠受け21の中心線L2に対しずれている。
【0060】
本実施形態では、図15に示すように、夫々の中心線L1、中心線L2がずれていても、引戸4を矢印155方向に閉めた場合、錠ケース20の押動部123が、樹脂製カバー150の案内部151、153に案内され、上記のずれが解消される方向へ誘い込まれるため、押動部123が確実にトリガー122を押動し、戸締まり不良の発生が抑えられる。
【0061】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されず、種々の変形が可能である。
【0062】
例えば、本構造は、引き違い引戸に限定されず、片引き引戸、或いは4枚引き引戸等にも適用されることは明らかである。アームバーはU字状に限らずJ字状など他の形状であってもよい。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、引戸が閉じる時には当該引戸の戸先がトリガーを押動し、これに連動させて、アームバーをラッチに係止すべく引戸側に突出し、引戸が開く時にはトリガーが押動前の元の位置に復帰して、アームバーが枠体側に後退する機能を備えたため、引戸が開かれた場合、余分なものが枠体側から引戸側へ突出しない。
【0064】
従って、見栄えが向上すると共に、引戸をあけて出入りする場合、このアームバーが邪魔になる恐れがない等の効果が得られる。
【0066】
また、トリガーとアームバーとに対して、同時に、枠体側へ後退させる力が作用した時、これらの連動を解除する機能を備えたため、トリガーとアームバーとの連動機構に過度な力が作用することがなく、当該連動機構の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建具の横断面図である。
【図2】錠受けと錠ケースを示す斜視図である。
【図3】Aは錠受けの斜視図、Bはその断面図である
【図4】Aは錠受けの斜視図、Bはその断面図である
【図5】錠受けと錠ケースを示す図である。
【図6】解錠時の動作を説明する図である。
【図7】解錠時の動作を説明する図である。
【図8】解錠時の動作を説明する図である。
【図9】施錠時の動作を説明する図である。
【図10】施錠時の動作を説明する図である。
【図11】別の実施形態を示す錠受けの断面図である。
【図12】別の実施形態を示す錠受けの分解斜視図である。
【図13】別の実施形態を示す平面図である。
【図14】別の実施形態を示す斜視図である。
【図15】別の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体
2,3 縦枠
4,5 引戸
20 錠ケース
21 錠受け
22 アームバー
122 トリガー
123 ロッド
126 レバー

Claims (1)

  1. 枠体内に開閉自在に引戸を備え、
    この引戸の戸先側にラッチを有した錠ケースを備え、
    枠体の縦枠に前記ラッチに係止するアームバーと、このアームバーと並列に設けられ、
    引戸側に突出するトリガーとを有した錠受けを備え、
    この錠受けの両縁に、長手方向に延びる一対の案内部を設け、当該案内部の対向面に先端に向けて広がる傾斜面を形成し、
    前記トリガーは前記アームバーに連結されて、引戸が閉じる時には当該引戸が前記トリガーを押動し、これに連動させて、前記アームバーをラッチに係止すべく引戸側に突出し、引戸が開く時には前記トリガーが押動前の元の位置に復帰して、前記アームバーが枠体側に後退する機能と、
    前記トリガーはキャップ状のカバー体と、このカバー体内に摺動自在に設けられ、前記アームバーに連結された可動体とを有し、前記カバー体と前記可動体との間にばねを設け、前記トリガーと前記アームバーとに同時に枠体側へ後退させる力が作用したとき、前記カバー体だけが、前記ばねの付勢力に抗して後退可能とし、前記トリガーと前記アームバーとに対して同時に枠体側へ後退させる力が作用した時、これらの連動を解除する機能とを備えた
    ことを特徴とする建具。
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