JP3636115B2 - ドアロックユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアに埋設して用いられるドアロックユニットに関し、特に、屋内に備えたドアに用いられるドアロックユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図12及び図13には、従来のドアロックユニットの一例として、特開平9−165958号公報に掲載されたものが示されている。このドアロックユニットは、ラッチ1と軸体2とを一体化してなるラッチボルト3を、ボディ4に対して直動可能に備え、そのラッチボルト3の端部に、カムアーム5を連結した構造をなす。そして、常には、ラッチ1がボディ4から突出してドアの係止が図られ、図示しないハンドルを回動操作することで、カムアーム5が回動して、ラッチ1がボディ4内に引き込まれ、ドアの係止が解除される。
【0003】
また、ラッチボルト3の上方には、ロックアーム6が回動可能に設けられており、図示しないロック操作部を操作することで、ロックアーム6がラッチボルト3の後端部に係止して(図13参照)、ラッチボルト3が直動不能にロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、ドアがロックされた状態で、ハンドルが回動操作される場合が多々ある。
しかしながら、上記した従来のドアロックユニットでは、ロック状態で、ハンドルが操作されると、その操作力が、カムアーム5、ラッチボルト3、ロックアーム6及びボディ4等の各部位に大きな負荷としてかかり、これが頻繁に繰り返されて、各部位が経年的に変形する心配があった。
また、レバー型のハンドルを備えたドアロックユニットでは、ロック状態で水平方向を向いたレバーに、荷物や子供がぶら下がり、ドアロックユニットの各部位が過大な負荷を受けて変形する虞があった。
これに対して、強度が高い金属材料を用いて、各部位を構成した場合には、材料費のアップにより、製造コストがかかるという問題が生じてしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、耐久性に優れ、かつ、低コストで製造することが可能なドアロックユニットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1の発明に係るドアロックユニットは、ドアの端部に埋設されるボディと、ボディから突出するように付勢されて、ドアを閉じた状態に係止するラッチと、ドアに備えたハンドルの回動操作に連動し、ラッチを直動させてボディ側に引き込む直動変換機構とを有したドアロックユニットにおいて、直動変換機構は、ラッチと共に直動しかつその直動方向に延びて、ラッチから離れた側の端部に、ラッチ側を向いた後方壁を有するラッチスライダと、常には、ラッチ側から後方壁に対向し、ハンドルを回動操作したときには、後方壁に向かって回動するカムレバーと、カムレバーと後方壁との間に挟まれて、回動したカムレバーに押圧され、その押圧力を、ラッチスライダがラッチをボディ側に引き込むための力として、後方壁に伝えるキーブロックとを備えてなり、ドアに備えたロック操作部の操作により作動し、キーブロックをカムレバーと後方壁との間から外して、ハンドルとラッチとの連動を断絶させるロック機構を設けたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のドアロックユニットにおいて、カムレバーと後方壁とは、水平方向で対向し、キーブロックを、カムレバーと後方壁との間で、水平方向に直動可能に保持したスライドリンクを設け、ロック操作部の操作によりスライドリンクと共にキーブロックが上下方向に移動して、カムレバーと後方壁との間から外れるように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のドアロックユニットにおいて、キーブロックは、カムレバーと後方壁との対向方向に延びた枠体構造をなし、スライドリンクには、キーブロックの内部空間に配置されたピンと、キーブロックの一辺に隣接したガイド突壁とが設けられたところに特徴を有する。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のドアロックユニットにおいて、ボディと、直動変換機構と、ロック機構とが、合成樹脂で構成されたところに特徴を有する。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のドアロックユニットにおいて、カムレバーを、後方壁に対向した初期位置に付勢する付勢手段を備えたところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1,2,3の発明>
請求項1のドアロックユニットによれば、ハンドルを回動操作すると、ラッチスライダがキーブロックを介してカムレバーに押されることで、ラッチがボディ側に引き込まれ、ドアの係止が解除される。そして、ロック操作部が操作されると、キーブロックがカムレバーと後方壁との間から外れて、ハンドルとラッチとの連動が断絶される。これにより、ハンドルを回動操作してもドアの係止が解除されなくなり、ドアがロックされる。即ち、本発明のドアロックユニットでは、ロック状態になると、ハンドルが空転するから、従来のように、ハンドルの操作力が、ドアロックユニットを構成する各部位に大きな負荷としてかかることが防がれ、耐久性の向上が図られる。従って、本発明によれば、従来より強度が低い材料を用いて、低コストでドアロックユニットを製造することができる。
【0011】
具体的には、請求項2のドアロックユニットのように、カムレバーと後方壁とは、水平方向で対向し、キーブロックを、カムレバーと後方壁との間で、水平方向に直動可能に保持したスライドリンクを設け、ロック操作部の操作によりスライドリンクと共にキーブロックが上下方向に移動して、カムレバーと後方壁との間から外れるように構成することができる。また、請求項3のドアロックユニットのように、キーブロックは、カムレバーと後方壁との対向方向に延びた枠体構造をなし、スライドリンクには、キーブロックの内部空間に配置されたピンと、キーブロックの一辺に隣接したガイド突壁とが設けられた構成にしてもよい。
【0012】
<請求項4の発明>
請求項4のドアロックユニットは、ボディと直動変換機構とロック機構とが、合成樹脂で構成されているから、金属材料でこれらを構成したものに比べて、安価に量産することができると共に、軽量化が図られる。
【0013】
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、ロック状態で、カムレバーが空転しても、付勢手段により、カムレバーが自動的に後方壁に対向した初期位置に戻されるから、ロック状態を解除するときに、逐一、カムレバーを初期位置に戻す操作を要せず、ロック操作部によるロック解除操作だけで、カムレバーと後方壁との間に、キーブロックを戻すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
本実施形態のドアロックユニットは、図1に示すように、ボディ10に種々の部品を組み付けてなる。
【0015】
ボディ10は、横方向に扁平な箱形をなすと共に、横方向を向いた一側面が開放し、その開放口を閉塞する図示しないボディカバーを備える。前記ボディカバーは、ボディ10の開放口に整合した平板体の縁部から複数の係止アームを、ボディ10に向けて突出した構造をなし、これら係止アームが、ボディ10の外面に備えた係止突部11に係止して、ボディ10とボディカバーとが一体化されている。そして、このドアロックユニットは、例えば屋内の部屋の出入口に設けたドア90(図3参照)の端部に埋設されている。
【0016】
ドア90の端面には、図3に示すように、凹所91が形成されており、ドアロックユニットは、後端側(図3の右側)から凹所91内に組み込まれる。また、ボディ10の前端壁12は、ボディ10の上下に張り出しており、その前端壁12の外面には、全体に亘ってベースプレート80が敷設されている。そして、図3に示すように、これら前端壁12及びベースプレート80の上下の両端部が、凹所91の開口縁に押し当てられ、それら両端部に設けた取付孔15に、ボルト(図示せず)を通してドア90に締め付けてある。これにより、ドアロックユニットがドア90に固定され、ベースプレート80がドア90の端面とほぼ面一状態になっている。
【0017】
前端壁12及びベースプレート80の上下方向の中央部には、ラッチ孔16が貫通形成されており、通常は、そのラッチ孔16からラッチ17が外方に突出している。ラッチ17には、図2に示すように、ドア90の回動方向(ボディ10の横方向)の一方側を向いた平坦な係止面17Kと、他方側を向いて、ラッチ17が先細りになるように丸みを帯びた曲面17Sとが備えられている。また、ラッチ17は、ベースプレート80を外した状態では、前端壁12のラッチ孔16内で回転して、係止面17Kと曲面17Sの向きを反転させることができる。一方、ベースプレート80を取り付けた状態では、そのベースプレート80のラッチ孔16に設けた平坦な側縁部が、ラッチ17の係止面17Kに平行に隣接し、係止面17Kの向きが変わらないように規制されて、ラッチ17の直動のみが許容される。これにより、本実施形態のドアロックユニットは、何れの向きに回動するドアにでも対応することができる。
【0018】
ラッチ17の後端部には、連結子18が設けられている。連結子18は、ラッチ17から起立した円柱体の先端に鍔部を備えてなる。そして、この連結子18に、ラッチスライダ20の一端が結合されている。
【0019】
ラッチスライダ20は、図2に示すように、ラッチ17の直動方向に延びた帯板部21の両端から、前方壁22と後方壁23とを対向状態に直立させた構造をなす。前方壁22には、側方に開放した連結溝22Sが備えられ、ここに、連結子18が側方から押し込まれ、これにより、ラッチ17がラッチスライダ20に対して、回転可能に保持されている。一方、後方壁23は、ボディ10の後端壁13寄りに位置し、その後方壁23とボディ10の後端壁13との間には、退避領域13Sが設けられている。なお、ボディ10の後端壁13は、退避領域13Sに対応した部分が、外側に膨出した構造になっている。
【0020】
ボディ10には、図3に示すように、ラッチスライダ20の帯板部21のうち後端部分を両側から挟むように、案内壁25群が起立しており、これら案内壁25群に沿って、ラッチスライダ20が直動する。また、ラッチスライダ20は、その後方壁23が、図3における下側の案内壁25Aの後端に当接して、直動ストロークの初期位置に位置決めされる一方、図6に示すように、後方壁23が、ボディ10の後端壁13に当接して、直動ストロークの終端位置に位置決めされるようになっている。
【0021】
ボディ10のうち案内壁25群と前端壁12との間には、スプリングガイド26が組み付けられている。スプリングガイド26は、図3に示すように、天井壁27の両端から1対の脚壁28,28を延ばした門形状をなす。そして、脚壁28,28の先端を、前記ラッチ孔16に縁部寄りに突入させて、それら脚壁28,28の先端部に形成した段差部を、ラッチ孔16の縁部に突き当て、さらに、天井壁27に、前記案内壁25群の前端部を突き当てることで、脚壁28,28を突っ張り状態にして、スプリングガイド26がボディ10に固定されている。そして、スプリングガイド26の天井壁27が、ラッチスライダ20の前方壁22に対向し、それら天井壁27と前方壁22との間に、圧縮コイルバネ29が組み付けられている。これにより、ラッチスライダ20が、常には、初期位置に付勢されて、ラッチ17が、ボディ10から外方に突出した状態になっている。また、スプリングガイド26の天井壁27は、ラッチスライダ20の長手方向の中間部分を横切ることで、ラッチスライダ20の浮き上がりを規制する役割も果たす。
【0022】
ボディ10のうち後側下部には、回動ブロック30が組み付けられている。回動ブロック30は、図1に示すように、円柱状の軸部31から側方に板部32を張り出してなる。軸部31は、中心に角孔33を貫通形成して備えると共に、ボディ10と前記ボディカバーとの間に差し渡されて、回動可能に保持されている。そして、ドア90に形成した軸孔(図示せず)を介して、角孔33が、ドア90の表裏の両外方に臨み、その角孔33に挿通した角柱軸81の両端部に、それぞれハンドル82(図1には、1つのハンドル82のみ示す)が組み付けられている。
【0023】
なお、本実施形態のハンドル82は、角柱軸81が嵌合される軸体83の端部から側方に把持部84を延ばしたレバー型となっており、軸体83に周面から芯部に向かってねじ込んだセットねじ(図示せず)にて、角柱軸81に固定されている。
【0024】
回動ブロック30の板部32には、ラッチスライダ20の移動経路に向けて張り出したカムレバー37が備えられると共に、そのカムレバー37と反対側の外縁部からは、前記軸部31と並行してストッパ34が延設されている。そして、図4に示すように、ストッパ34が、ボディ10の後端壁13から延設した初期当接壁35に当接することで、回動ブロック30が、回動ストロークの初期位置に位置決めされる。この初期位置では、カムレバー37は、ラッチスライダ20の後方壁23との間に、キーブロック41又は空転領域37S(図7参照)を挟んで対向した状態になり、ハンドル82は、水平方向を向く。
【0025】
また、回動ブロック30が、図4における時計回り方向に回動されると、前記ストッパ34が、図6に示すように、ボディ10の下端部に形成した終端当接壁36に当接して、回動ストロークの終端位置に位置決めされる。この終端位置では、カムレバー37は、後方壁23に接近する側に倒れ、ハンドル82は、斜め下方を向く。
【0026】
軸部31には、捻りコイルバネ構造のトーションスプリング40が嵌合されており、その一端が板部32の一部に係止され、他端がボディ10の壁部に係止している。そして、このトーションスプリング40により、回動ブロック30が前記初期位置に向けて付勢されている。
【0027】
カムレバー37とラッチスライダ20の後方壁23との間には、図3に示すように、通常は、キーブロック41が配置されている。キーブロック41は、カムレバー37と後方壁23との対向方向に延びた概矩形の枠体構造をなす。なお、キーブロック41の1角部は、後述するキーピース50との干渉を避けるために(図7参照)、丸められている。
【0028】
キーブロック41は、スライドリンク42によって、水平方向に直動可能に保持されている。詳細には、スライドリンク42は、図3に示すように、上下方向に帯板状に延びて、その下端部と中間部とに、下端ピン43とガイド突壁44とを対向状態に起立して備える。また、図2に示すように、キーブロック41のうちラッチスライダ20の帯板部21との対向面においては、キーブロック41の上辺部分を切除してラッチスライダ20との間に移動領域41Sが形成されている。そして、スライドリンク42を、ラッチスライダ20上に重ねて前記移動領域41Sに通し、下端ピン43をキーブロック41の内側空間に配置すると共に、ガイド突壁44をキーブロック41の上辺部分に平行に隣接させてある。これにより、上述の如く、キーブロック41が、スライドリンク42により、水平方向に直動可能に保持されている。従って、キーブロック41は、図4〜図6に示すように、ラッチスライダ20に重ねて載置された状態では、ラッチスライダ20と共に直動することができる。なお、このとき、前記案内壁25は、ラッチスライダ20と共にキーブロック41も直動方向に案内する。
【0029】
キーブロック41は、スライドリンク42と共に上下方向に移動可能となっている。詳細には、図4に示すように、回動ブロック30及びラッチスライダ20が共に初期位置に配された状態において、これらカムレバー37とラッチスライダ20の後方壁23との間に挟まれた領域(図7の符合37S参照)の上方部分では、案内壁25が切除され、キーブロック41の移動領域41Sが確保されている。これにより、図7に示すように、キーブロック41が、カムレバー37とラッチスライダ20の後方壁23との間から上方に移動することができる。また、図4に示すように、前記移動領域41Sの両側には、キーブロック41を上下方向に案内するための案内壁46,46がボディ10に一体形成されると共に、移動領域41Sにおいては、ラッチスライダ20におけるキーブロック41の載置面と、ボディ10の内面とが面一になっている。さらに、ボディ10には、スライドリンク42を上下方向に案内する案内壁47も形成されている。
【0030】
図3に示すように、スライドリンク42の上端部からは上端ピン45が起立しており、ここに、キーピース50が連結している。キーピース50は、円柱状の軸部51に直交した回動アーム52を備えてなる。そして、回動アーム52のうち軸部51からスライドリンク42側に延びた部分の端部には、長孔54が形成されており、ここに前記上端ピン45が収まっている。また、前記軸部51は、中心に角孔53を貫通形成して備え、ボディ10と前記ボディカバー(図示せず)との間に差し渡されて、回動可能に保持されている。さらに、角孔53は、ドア90の表裏の一方の面に形成した孔(図示せず)から外側に臨んでおり、その角孔53に、図1に示したロック摘85の軸86が嵌合されている。そして、前記ロック摘85を操作して、キーピース50を反時計回りに回動させると、スライドリンク42と共にキーブロック41が上方に引き上げられる。
【0031】
回動アーム52のうち軸部51からスライドリンク42と反対側に延びた部分の端部には、丸孔が形成されており、ここには、捻りコイルバネ構造をなしたリターンスプリング56の一端が取り付けられている。リターンスプリング56の他端は、ボディ10のうちキーピース50の回動中心に対して、水平方向で横並びの位置に形成した丸孔に係止されている。これにより、回動アーム52が水平方向を向いたときに、リターンスプリング56の両端部が最も接近して弾発力が発揮されるトグル機構が構成され、回動アーム52が、水平方向に対して、何れかの斜め方向を向くように付勢される。
【0032】
キーピース50は、ボディ10の上部に設けたキーピース規制部48にて、回動範囲が規制されている。具体的には、図4に示すように、回動アーム52が、水平方向に対して、一方側に傾くと、回動アーム52のうちリターンスプリング56側の端部が、キーピース規制部48に当接して、非ロック状態になる。この非ロック状態では、キーピース50により、スライドリンク42及びキーブロック41が、それらの上下ストロークの下端位置に位置決めされ、キーブロック41が、カムレバー37とラッチスライダ20の後方壁23との間に挟まれる。
【0033】
これに対し、図7に示すように、回動アーム52が、水平方向に対して、他方側に傾くと、回動アーム52のうちスライドリンク42側の端部が、キーピース規制部48に当接して、ロック状態になる。このロック状態では、キーピース50により、スライドリンク42及びキーブロック41が、それらの上下ストロークの上端位置に位置決めされ、キーブロック41が、カムレバー37とラッチスライダ20の後方壁23との間から外される。
【0034】
なお、本実施形態では、キーピース50の回動範囲が約45度に設定されており、これにより、ロック操作部としてのロック摘85の回動範囲も45度になっているが、キーピース50の回動範囲を拡げることで、一般的なドアロックユニットにおけるロック操作部のように、ロック状態と非ロック状態との間の回動範囲を90度に設定してもよい。
【0035】
ドアロックユニットの各部品の構造は、上記の通りであり、本実施形態では、これら部品の大部分は、合成樹脂で構成されている。これにより、部品の大部分を金属で構成した場合に比べて強度は落ちるものの、本実施形態のドアロックユニットは室内用であるから、防犯面にあまり気を遣う必要がなく、低コスト化及び軽量化が図られる。具体的には、ラッチスライダ20と回動ブロック30とキーブロック41とで構成された本発明に係る直動変換機構と、キーピース50とスライドリンク42とで構成された本発明に係るロック機構と、さらには、ボディ10、ハンドル82及びロック摘85が、それぞれ合成樹脂(例えば、ポリアセタール)で構成されている。一方、バネ類(符合29,40,56)、角柱軸81は、金属で構成されている。
【0036】
次に、上記構成からなる本実施形態のドアロックユニットの動作を説明する。
非ロック状態では、以下のようにして、ドア90の開閉が行われる。
まず、開いたドア90を閉めるには、ドア90を部屋の出入口に向けて回動すればよい。すると、ボディ10から外側に突出したラッチ17のうち曲面17Sが出入口の縁部に当接し、さらに回動させると、曲面17Sが出入口の縁部に摺接して、ラッチ17がボディ10内に向けて押し込まれる。このとき、ラッチ17とスプリングガイド26との間で、圧縮コイルバネ29が圧縮され、ドア90が、出入口を閉塞する正規位置に至ったときに、圧縮コイルバネ29の弾発力でもって、ラッチ17が、出入口の縁部に設けたロック孔(図示せず)に突入する。そして、ラッチ17の係止面17Kが、ロック孔の内面に、ドア90の開放方向で面当接し、ドア90が閉じた状態に係止される。
【0037】
閉じたドア90を開くには、図4に示すように、水平方向を向いたハンドル82を、下方に押し下げるように回動操作する。すると、図5に示すように、カムレバー37が、ラッチスライダ20の後方壁23側に傾動する。ここで、カムレバー37と、ラッチスライダ20の後方壁23との間には、キーブロック41が配置されているから、傾動したカムレバー37によって、そのキーブロック41が押される。すると、キーブロック41が、スライドリンク42のガイド突壁44等に沿って、ラッチスライダ20の後方壁23側に移動するから、カムレバー37の押圧力が、キーブロック41を介してラッチスライダ20の後方壁23にかかる。これにより、ラッチスライダ20が、ボディ10の後端壁13側に直動して、ラッチスライダ20に結合されたラッチ17が、ボディ10内に引き込まれる。そして、図6に示すように、回動ブロック30のストッパ34が、終端当接壁36に当接して、ハンドル82をそれ以上回動することができなったところで、ラッチ17の先端がボディ10内に没入し、前記出入口の縁部に設けたロック孔との係止が解除されて、ドア90を開くことができる。このとき、回動ブロック30に係止したトーションスプリング40と、ラッチ17とスプリングガイド26との間に設けた圧縮コイルバネ29とに、弾発力が蓄えられ、ハンドル82から手を離すと、その弾発力でもって、ラッチ17、ハンドル82及びこれらに連結した各部位が元の位置に戻される。
【0038】
さて、ドア90をロックするには、図7に示すように、ロック摘85を反時計回りに回動操作する。すると、これに応じてキーピース50が回動し、スライドリンク42と共に、キーブロック41が、上方に引き上げられて、カムレバー37とラッチスライダ20と後方壁23との間から外される。これにより、カムレバー37とラッチスライダ20と後方壁23との間に、空転領域37Sが確保され、この状態で、ハンドル82を回動操作しても、カムレバー37が空転領域37Sで空転し、ラッチスライダ20は直動しない。つまり、ロック摘85を操作することで、カムレバー37とラッチスライダ20との間が非連結状態になり、ハンドル82とラッチ17との連動が断絶される。従って、ハンドル82の回動操作により、ラッチ17をボディ10内に没入させることができなくなり、ドア90がロック状態になる。なお、ドア90を閉めてから、ロック摘85を操作してロック状態にしてもよいし、ロック摘85の操作によりロック状態にしてから、ドア90を閉めてもよい。
【0039】
また、ロック状態になると、ハンドル82を回動操作しても、圧縮コイルバネ29が圧縮されず、非ロック状態に比べて、ハンドル82を軽く回動させることができるから、これにより、ロック状態であることに気づくことができる。
【0040】
さらに、本実施形態では、空転したハンドル82から手を離すと、トーションスプリング40の弾発力によって、ハンドル82と共にカムレバー37が自動的に初期位置に戻されて後方壁23と対向した状態になる。これにより、ロック状態を解除するときには、逐一、カムレバー37を初期位置に戻す操作を要せず、ロック摘85によるロック解除操作だけで、キーブロック41を、カムレバー37と後方壁23との間に戻すことができる。即ち、ロック解除操作を容易に行うことができる。
【0041】
このように本実施形態のドアロックユニットによれば、ロック状態で、ハンドル82が空転するから、従来のように、ハンドルの操作力が、ドアロックユニットを構成する各部位に大きな負荷として加わることが防がれ、耐久性の向上が図られる。これにより、ドアロックユニットのボディ10と、直動変換機構(ラッチスライダ20、回動ブロック30、キーブロック41)と、ロック機構(キーピース50、スライドリンク42)とを合成樹脂で構成することが可能になり、これらを金属で構成した場合に比べて、安価に量産することができると共に、軽量化を図ることができる。
【0042】
<第2実施形態>
本実施形態は、図9〜図11に示されており、前記第1実施形態に対し、ラッチスライダ20に備えた後方壁と、回動ブロック30に備えたストッパの構造のみが異なる。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、同一の構成に関しては、同一符合を付して重複説明は省略する。
【0043】
図9に示すように、本実施形態のドアロックユニットにおけるラッチスライダ20の後方壁23Cは、回動ブロック30に備えたカムレバー37の回動領域と干渉しないように、第1実施形態の後方壁23より低くなっている。また、回動ブロック30に備えたストッパ34Cは、回動ブロック30が初期位置(図10参照)から90度回動した位置(図11参照)で、終端当接壁36と当接するように設定されている。
【0044】
上記のように構成したことで、本実施形態のドアロックユニットでは、ロック状態と非ロック状態とで、ハンドル82の回動ストロークが異なる。即ち、非ロック状態では、ハンドル82を回動したときに、カムレバー37が、キーブロック41を介して、ラッチスライダ20の後方壁23を押圧し、その後方壁23がボディ10の後端壁13に当接する(図6参照)。これにより、ハンドル82は、水平方向を向いた初期状態(図10参照)から、約40度回動したところで回動不能になる(図6参照)。
【0045】
これに対し、ロック状態では、キーブロック41が外されて、カムレバー37が空転し、回動ブロック30が初期位置から90度回動したところで、ストッパ34が終端当接壁36に当接する。即ち、ハンドル82は、水平方向を向いた初期状態(図10参照)から、90度回動したところで回動不能になる(図11参照)。
【0046】
このように、本実施形態によれば、ロック状態と非ロック状態とで、ハンドル82の回動ストロークが異なるから、ロック状態か非ロック状態かを明確に判別することができる。しかも、非ロック状態では、ハンドル82が完全に下方を向いて、大きな回動操作力がかかることが防がれ、ストッパ34の変形を防止することができる。
【0047】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態のドアロックユニットでは、ロック操作部としてのロック摘85を回動操作して、ロック状態にする構成であったが、ロック操作部をスライド操作して、ロック状態にする構成としてもよい。具体的には、前記第1実施形態におけるキーピース50を廃止し、スライドリンク42から延設したロック操作部をドア90の外面に突出させた構成とし、このロック操作部のスライド操作により、キーブロック41を上方に移動して、ロック状態に切り替える構成にしてもよい。
【0048】
(2)前記第1実施形態のスライドリンク42は、ガイド突壁44と下端ピン43との間で、キーブロック41の上辺部分を挟んで、キーブロック41の傾動を規制していたが、例えば、下端ピン43を角柱形状にして、その下端ピン43のみで、キーブロック41の傾動を規制してもよい。
【0049】
(3)前記第1実施形態で、直動可能なキーブロック41を、その直動方向の側方にずらして、ロック状態にする構成であったが、回動可能な部品(例えば、カムレバー37を)を、回動軸に沿ってずらすことで、ロック状態にする構成としてもよい。
【0050】
(4)前記実施形態のドアロックユニットは、大部分の部品が合成樹脂で構成されていたが、全ての部品を金属で構成してもよい。
【0051】
(5)また、ドアロックユニットは、屋内のドアのみならず、屋外のドアに取り付けて用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るドアロックユニットの斜視図
【図2】ドアロックユニットの部分破断斜視図
【図3】ドアロックユニットの側断面図
【図4】ドアロックユニットの側面図
【図5】非ロック状態で、ハンドルを操作したときのドアロックユニットの側面図
【図6】ドアロックユニットの係止を解除した状態の側面図
【図7】ロック状態にしたときのドアロックユニットの側面図
【図8】ロック状態で、ハンドルを操作したときのドアロックユニットの側面図
【図9】第2実施形態のドアロックユニットの部分破断斜視図
【図10】ロック状態にしたときのドアロックユニットの側面図
【図11】ロック状態で、ハンドルを操作したときのドアロックユニットの側面図
【図12】従来のドアロックユニットの側面図
【図13】従来のドアロックユニットをロック状態にしたときの側面図
【符号の説明】
10…ボディ
17…ラッチ
20…ラッチスライダ(直動変換手段)
23,23C…後方壁
29…圧縮コイルバネ
30…回動ブロック(直動変換機構)
37…カムレバー(直動変換機構)
40…トーションスプリング(付勢手段)
41…キーブロック(直動変換機構)
42…スライドリンク(ロック機構)
50…キーピース(ロック機構)
82…ハンドル
85…ロック摘(ロック操作部)
Claims (5)
- ドアの端部に埋設されるボディと、
前記ボディから突出するように付勢されて、前記ドアを閉じた状態に係止するラッチと、
前記ドアに備えたハンドルの回動操作に連動し、前記ラッチを直動させて前記ボディ側に引き込む直動変換機構とを有したドアロックユニットにおいて、
前記直動変換機構は、
前記ラッチと共に直動しかつその直動方向に延びて、前記ラッチから離れた側の端部に、前記ラッチ側を向いた後方壁を有するラッチスライダと、
常には、前記ラッチ側から前記後方壁に対向し、前記ハンドルを回動操作したときには、前記後方壁に向かって回動するカムレバーと、
前記カムレバーと前記後方壁との間に挟まれて、回動した前記カムレバーに押圧され、その押圧力を、前記ラッチスライダが前記ラッチを前記ボディ側に引き込むための力として、前記後方壁に伝えるキーブロックとを備えてなり、
前記ドアに備えたロック操作部の操作により作動し、前記キーブロックを前記カムレバーと前記後方壁との間から外して、前記ハンドルと前記ラッチとの連動を断絶させるロック機構を設けたことを特徴とするドアロックユニット。 - 前記カムレバーと前記後方壁とは、水平方向で対向し、
前記キーブロックを、前記カムレバーと前記後方壁との間で、水平方向に直動可能に保持したスライドリンクを設け、
前記ロック操作部の操作により前記スライドリンクと共に前記キーブロックが上下方向に移動して、前記カムレバーと前記後方壁との間から外れるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のドアロックユニット。 - 前記キーブロックは、前記カムレバーと前記後方壁との対向方向に延びた枠体構造をなし、
前記スライドリンクには、前記キーブロックの内部空間に配置されたピンと、前記キーブロックの一辺に隣接したガイド突壁とが設けられたことを特徴とする請求項2に記載のドアロックユニット。 - 前記ボディと、前記直動変換機構と、前記ロック機構とが、合成樹脂で構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のドアロックユニット。
- 前記カムレバーを、前記後方壁に対向した初期位置に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のドアロックユニット。
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