JPS6134471Y2 - - Google Patents

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JPS6134471Y2
JPS6134471Y2 JP6462681U JP6462681U JPS6134471Y2 JP S6134471 Y2 JPS6134471 Y2 JP S6134471Y2 JP 6462681 U JP6462681 U JP 6462681U JP 6462681 U JP6462681 U JP 6462681U JP S6134471 Y2 JPS6134471 Y2 JP S6134471Y2
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JP
Japan
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door
locking member
locking
lock
swinging member
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JP6462681U
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JPS57176564U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は、扉の開放角度を制限して不正侵入
者の侵入を防止する用心装置を備えた扉錠に関す
る。
従来、用心装置としては、扉錠とは別個所に取
付けたドアチエーンなどが広く知られている。こ
のドアチエーンは、周知の如く、一端を枠などの
受部に固定し、他端に係止体を取付けたチエーン
と、該チエーンの係止体を摺動させる長穴を形成
したスライダーとからなつている。
しかるに、このドアチエーンなど従来の用心装
置は、扉錠とは独立して別個所に取付けるもので
あることから、その取付作業時には、その都度、
チエーンの引張り具合やスライダーの取付位置な
どの種々の調節が必要であつて、画一的に、かつ
迅速に取付けし難い上に、殊に閉扉時においては
外観的に見苦しいなどの不都合があつた。しか
も、これらの用心装置は扉錠のサムターン(又は
レバーハンドル)より離れた位置にあることか
ら、チエーンを掛け忘れ易く、折角の用心装置の
機能を達成し得ない虞れもあつた。さらに、従来
のこの種用心装置にあつては、取付の寸法誤差な
どにより、閉扉の途中で外れたり、或いは外部よ
り不正操作することにより外されたりすることが
あつて、防犯効果に今一つ欠ける憾みがあつた。
この考案は、上記従来の不都合を解消するもの
であつて、その一実施例を第1図乃至第5図に基
づいて以下に説明する。
1は扉であつて、該扉1には錠ケース2が内装
されている。3は枠、4は枠3が扉1と対面する
個所に設けた受部である。前記錠ケース2の下段
にはラツチボルト5が、中段にはデツドボルト6
が、上段には後述の揺動部材と係合して用心装置
となる係止部材7が夫々出没自在に嵌装してあ
る。
前記ラツチボルト5はラツチボルト軸8と連結
すると共に、該ラツチボルト軸8を取付枠9に貫
挿支持させており、このラツチボルト軸8の後端
部にはバネ10を取着し、このバネ10の弾発力
によつて前記ラツチボルト5を常時突出方向に付
勢している。11はラツチボルト軸8下方に装着
されたラツチハブで、該ラツチハブ11にはこれ
を図面上反時計方向に付勢するバネを取着してあ
る。このラツチハブ11を握玉あるいはレバーハ
ンドルなど11aを介して回動し、その回動運動
をラツチボルト軸8の往復直線運動に変えてラツ
チボルト5を出没自在にして施解錠すべくしてあ
る。
デツドボルト6の柄6a後部の上部には切欠き
状の受動部12を、下部には錠ケース2両側壁に
固着したガイドピン14に対して水平方向に摺動
する長穴13を夫々形成している。前記受動部1
2にはデツドハブ15の作動部15aが係脱自在
に係合すべくしてある。室外側からはシリンダー
錠16の鍵穴にキー16aを差し込むことによ
り、室内側からはサムターン16bにより、前記
デツドハブ15を回動して、デツドボルト6を出
没させ施解錠する。15bはデツドハブ15のク
リツクモーシヨン用バネである。
係止部材7は、前部に形成した係止部7aと、
後部に形成し軸部7bとからなり、軸部7bは切
欠き状の受動部17を形成したテールピース18
と一体に設けてある。このテールピース18の下
方には係合部19を突設した係止部材7用のハブ
20を設け、該ハブ20を室内側からサムターン
30で、又は図示していないが室外側からはキー
で夫々回動することにより、前記係止部材7をテ
ールピース18を介して出没するように構成して
いる。21はハブ20の係合部19を常時押圧し
ハブ20を、テールピース18の突出および後退
位置に安定する方向に付勢するクリツクモーシヨ
ン用バネ、22は係止部材7を水平方向に摺動自
在に嵌挿して支持する支承部材、23はハブ20
の係合部19の回り止め軸である。
一方、枠3の受部4には切欠きを形成し、該切
欠きには箱受24と、箱受24外方の受座25と
をビス26…26で固定し、そして受座25に
は、係止部材7係入用の凹陥部25aと、デツド
ボルト6係入用の受孔25bと、ラツチボルト5
係入用の受孔25cとを夫々形成している。前記
受部4の上端にはビスや軸等の枢軸27で揺動部
材28の一端を枢着しており、この揺動部材28
の長手方向に長孔29を形成している。この長孔
29は、開扉あるいは閉扉の途中では係止部材7
の係止部7aが抜去できないようにした長孔部2
9aと、同係止部7aが完全に閉扉した状態にお
いてのみ挿入抜去可能とした抜挿孔部29bとか
らなつている。つまり、係止部材7の係止部7a
は、扉1の正面に対して常に垂直姿勢となるよう
に形成してあるため、抜挿孔部29bにおいての
み抜いたり挿入したりでき、長孔部29aにおい
ては係止部材7の係止部7aが長孔部29aの端
部に係合して、係止部材7が後退して揺動部材2
8との係合が解除できないようにしてある。な
お、長孔29は図示の如く折曲げ孔に限定される
ものではなく、直線的な長孔でもよく、適宜形状
を採り得る。
そこで、前記係止部材7操作用のハブ20のハ
ブ穴20aに操作軸を嵌挿し、室内側に設けたサ
ムターン30を、第2図において反時計方向に回
動すると、係止部材7はテールピース18を介し
て、実線の位置から鎖線の位置まで突出して長孔
29の抜挿孔部29bに挿嵌される。この状態で
扉1を開放すると、同係止部材7は扉1の正面に
対して常時垂直姿勢を維持しながら、長孔部29
a内を摺動し、係止部材7の軸部7bが長孔部2
9aの端部29cに当接して、揺動部材28は枢
軸27を支点として回動され同扉の開放を許容す
るが、係止部材7が長孔部29aの終端部29
a′に来ると、第1図の鎖線で示す如く、軸部7b
が終端部29a′に当接し、それ以上は移動し得な
い。すなわち、扉はそれ以上は開放しない。
逆に、サムターン30を時計方向に回動する
と、テールピース18及び係止部材7が没入方向
に摺動されるが、この場合、扉1が完全に閉じら
れていると、前記係止部材7は係合孔29の抜挿
孔部29bより離脱されて扉1は自由に開放され
る。しかし、扉1が開扉の途中であつたり、不完
全に閉じられていると、長孔29は傾いており、
係止部材7の係止部7aが係止して外れず係止部
材7は前記抜挿孔部29bより係合を解除して離
脱することができず。この係止部材7と揺動部材
28による係合状態が維持される。
なお、係止部材7の出没を、実施例ではハブ2
0に連結したサムターン30の回動操作で行つて
いるが、図示しないが、係止部材7の軸部7bを
摺動自在に収納するケースを室内側の扉表面上に
取付け、前記軸部に一体に設けたつまみをケース
外に臨ませ、該つまみの摺動操作によつて係止部
材7を出没させる構成でもよく、その他任意であ
る。または、係止部材7用ハブ20を、室内側か
らはサムターンにより、室外側からはキーにより
夫々回動して、係止部材7を出没する構成でもよ
い。この後者の構成によれば、室外からキー操作
で係止部材7を出没して施解錠できるので、室内
側からサムターンを介してその都度、係止部材7
を施解錠する煩わしさが解消できて極めて便利で
ある。
前記受座25の凹陥部25aの裏面には、第5
図示の如く、上段に斜面部31aと係止部31b
とを有するストツパー31を、下段に斜面部32
a,32aを有するラツチ片32を夫々突出して
一体に形成したコ字状部材33をバネ34を介し
て、第5図Bの時計方向に常時付勢して設け、前
記ストツパー31とラツチ片32とを夫々凹陥部
25aの受孔に突出させ、ストツパー31の係止
部31bを揺動部材28に一体に設けた係止部2
8cに係合させている。従つて、この状態では揺
動部材28は揺動できない。次に、係止部材7を
突出方向に突出して開扉すると、係止部材7は揺
動部材28と枠3との間で移動し、軸部7bも長
孔部29aを移動しつつ、ラツチ片32の斜面部
32aが係止部材7により押圧されて、コ字状部
材33は没入するため、該部材33と一体に形成
したストツパー31も没入し、その係止部31b
と揺動部材28との係合が解除される。そして更
に開扉すると、係止部材7の軸部7bが揺動部材
28の長孔29の内端縁を押して、揺動部材28
は揺動しつつ、係止部材7の移動、即ち開扉を許
容する。この開扉状態より扉を閉じると、揺動部
材28の正面部28aによつてストツパー31及
びラツチ片32の各斜面部31a,32aが押圧
されて没入し、揺動部材28の閉鎖位置への復帰
が許容される。そして、完全に閉扉した時に、ス
トツパー31の係止部31bが揺動部材28に設
けた係止部28cに再び係止し、元の閉鎖状態に
戻り、揺動部材28の回動が阻止される。この状
態で係止部材7を没入方向に没入すると、長孔2
9の抜挿孔部29bとの係合が解除されて脱去さ
れ、扉は自由に開放される。なお、前記コ字状部
材33はないものにも実施できる。
なお、この考案は、例えば第6図示の如く、室
内側からノブ36の回動によつて出没自在にされ
て施解錠されるラツチボルト37と、室内側に扉
表面に取付けたスライダー39に望ませたつまみ
38の摺動操作によつて係止部材7を出没させ
て、その係止部7aを揺動部材28の長孔29に
係脱し、扉を一定範囲まで開放するように構成し
たものにも採用し得る。
以上の構成からなるこの考案によれば、一個の
錠ケース2内に、デツドボルトやラツチボルトな
どの錠片と、枠の受部4に一端を枢着した揺動部
材28の長孔29に係脱自在に係合される係止部
材7とを夫々出没自在に嵌装しているから、従来
の如く錠ケースと受を取付けるだけで用心装置を
別個に取付ける必要もなく、用心装置の機能を備
えた防犯上極めて優れた扉錠を提供できる。しか
も用心装置として機能させる場合には揺動部材2
8の長孔29に係止部材7を係脱させるだけでよ
いから、従来の用心装置の如く煩わしい操作が不
要で操作が極めて簡単である。かくして、取付作
業が簡単で迅速に行えると共に、使用する上でも
極めて便利な用心装置を備えた扉錠が提供され
る。加えて、係止部材7とデツドボルト6とは、
同一錠ケース2に嵌装して、両者の操作部同士を
近くに設けているから、係止部材7による施解錠
の掛け忘れも少なくなる。さらに、揺動部材28
と係止部材7とは閉扉の途中では絶対に外れたり
することもなく、係止部材7は扉が完全に閉じな
いと、揺動部材28の長孔29より抜去し得ない
構成であるから、従来のこの種の如く扉を少し開
けた状態で隙間から不法に外される虞れもない防
犯上極めて優れたものを提供できる。その上、揺
動部材28と係止部材7とは閉扉時には隠蔽され
ているから、従来のものに比べて外観的にも優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
図は何れもこの考案の実施例を示すもので、第
1図は閉扉状態において受部に取付けた揺動部材
の正面図、第2図は閉扉状態時の一部縦断側面
図、第3図は第2図の錠ケースの正面図、第4図
は少し開扉した状態における揺動部材の正面図、
第5図Aはコ字状部材の斜視図、第5図Bは第1
図A−A線断面図、第6図は他の実施例を示す側
面図である。 1…扉、2…錠ケース、4…受部、5…ラツチ
ボルト、6デツドボルト、7…係止部材、15…
デツドハブ、18…テールピース、20…ハブ、
25…受座、27…枢軸、28…揺動部材、29
…長孔、30…サムターン、33…コ字状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉に取付けた錠ケース内に、デツドボルトやラ
    ツチボルトなどの錠杆と、係止部材とを夫々出没
    自在に嵌装し、前記錠杆と係止部材とは両者が対
    向する枠などの受部に形成した受孔に夫々係脱自
    在に係合して施錠される一方、枠などの受部には
    長手方向に長孔を形成した揺動部材の一端を枢着
    し、この揺動部材の長孔に係止部材を係合し、係
    止部材のみが係合している場合は扉の一定範囲の
    開放を可能とすると共に、上記係止部材は完全に
    閉扉された状態においてのみ揺動部材の長孔に挿
    脱可能に構成したことを特徴とする扉錠。
JP6462681U 1981-05-01 1981-05-01 Expired JPS6134471Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6462681U JPS6134471Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6462681U JPS6134471Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01

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Publication Number Publication Date
JPS57176564U JPS57176564U (ja) 1982-11-08
JPS6134471Y2 true JPS6134471Y2 (ja) 1986-10-07

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JP6462681U Expired JPS6134471Y2 (ja) 1981-05-01 1981-05-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061364U (ja) * 1983-10-05 1985-04-27 株式会社ゴール 用心錠

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JPS57176564U (ja) 1982-11-08

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