JP2005225416A - スライドドア - Google Patents
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Abstract
【課題】 ストッパ機構の強度が向上するスライドドアを提供することを課題とする。
【解決手段】 車体側のレールに沿って移動可能に設けられ、車体側の被係合部材に係脱可能で、係合時には移動を禁止する中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65が設けられたスライドドアにおいて、スライドドアに設けられるベース57と、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65を介してベース57に取り付けられるサブベース101とを有し、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の回転体(ポール71、ラッチ81、第2のフック73)の軸(ピン71c、ピン81c、ピン83c)は、一方の端部側をベース57に、他方の端部側をサブベース101にそれぞれ支持される。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体側のレールに沿って移動可能に設けられ、車体側の被係合部材に係脱可能で、係合時には移動を禁止する中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65が設けられたスライドドアにおいて、スライドドアに設けられるベース57と、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65を介してベース57に取り付けられるサブベース101とを有し、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の回転体(ポール71、ラッチ81、第2のフック73)の軸(ピン71c、ピン81c、ピン83c)は、一方の端部側をベース57に、他方の端部側をサブベース101にそれぞれ支持される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、 車体側のレールに沿って移動可能に設けられ、車体側の被係合部材に係脱可能で、係合時には前記移動を禁止するストッパ機構が設けられたスライドドアに関する。
図5に示すように、車両等のスライドドア3には、ウインドガラス1が昇降可能に設けられている。このため、ウインドガラス1を降ろしたままスライドドア3を開けた時、このスライドドア3の窓に物が差し込まれていると、この物は、スライドドア3の窓枠7とピラー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
そこで、この事態を回避するために中間ストッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドアを、開放途中で停止させることが提案されている。
また、スライドドアには、坂道で停車したときに、全開したスライドドアが閉まらないように、スライドドアを全開位置保持する全開ストッパ機構が設けられる場合もある(たとえば、特許文献1参照。)。
これら中間ストッパ機構、全開ストッパ機構は、最初にサブベースに組みつけられ、そのサブベースをスライドドアに設けられたベースに取り付けるようにしている。
特開2003−41828号公報(第2頁〜第3頁、図3〜図5)
従って、中間ストッパ機構や全開ストッパ機構の回転体の軸はサブベースにのみ取り付けられている。たとえば、特許文献1においては、ラッチおよびリリースレバーからなる全開ストッパ機構はサブベース(ケーシング)に設けられている。従って、ラッチやリリースレバーの軸は、その一方の端部側のみがサブベースに支持されている。
このため、これらストッパ機構に力が作用すると、その力はサブベースに伝達され、ストッパ機構に作用する力が大きな場合、サブベースが変形してストッパ機構として機能しなくなる場合がある問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ストッパ機構の強度が向上するスライドドアを提供することにある。
請求項1に係る発明は、車体側のレールに沿って移動可能に設けられ、車体側の被係合部材に係脱可能で、係合時には前記移動を禁止するストッパ機構が設けられたスライドドアにおいて、前記スライドドアに設けられるベースと、前記ストッパ機構を介して前記ベースに取り付けられるサブベースと、を有し、前記ストッパ機構の回転体の軸の一方の端部側は前記サブベースに、他方の端部側は前記ベースに支持されることを特徴とするスライドドアである。。
ストッパ機構の回転体の軸は、サブベースのみならず、ベースにも支持される。
請求項2に係る発明は、前記軸の一方の端部側は前記サブベースに固定され、前記軸の他方の端部側は前記ベースの穴に挿通されたことを特徴とする請求項1記載のスライドドアである。
請求項2に係る発明は、前記軸の一方の端部側は前記サブベースに固定され、前記軸の他方の端部側は前記ベースの穴に挿通されたことを特徴とする請求項1記載のスライドドアである。
請求項1に係る発明によれば、前記ストッパ機構の回転体の軸の一方の端部側は前記サブベースに、他方の端部側は前記ベースに支持される。よって、ストッパ機構に作用する力は、軸を介してサブベースとベースとに分かれて伝達される。このため、ストッパ機構に大きな力が作用しても、ベース、サブベースが変形しにくく、ストッパ機構の強度が向上する。
請求項2に係る発明によれば、最初に、ストッパ機構をサブベースに組み付けて一体化し、その後、この一体化された組み付け体をベースに取り付ける場合、軸をベースの穴に挿通させることにより、ロック機構の位置決めを容易に行うことができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。本形態例は、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構だけでなく、全開位置でのスライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構をも備えたものである。
(中間ストッパ機構)
図1は本発明の形態例における中間ストッパ機構全開ストッパ機構の分解斜視図、図2は本発明の形態例における中間ストッパ機構、全開ストッパ機構の構成(平面図)を概念的に示す図である。この図において、ガイドレール51は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向けられている。ローラ53,54,55は、ガイドレール51に移動可能に嵌合するもので、ローラアーム50に回転可能に支持されている。
(中間ストッパ機構)
図1は本発明の形態例における中間ストッパ機構全開ストッパ機構の分解斜視図、図2は本発明の形態例における中間ストッパ機構、全開ストッパ機構の構成(平面図)を概念的に示す図である。この図において、ガイドレール51は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向けられている。ローラ53,54,55は、ガイドレール51に移動可能に嵌合するもので、ローラアーム50に回転可能に支持されている。
ベース57は、その基端部側がスライドドアのドアパネルに取り付けられ、その先端部にはローラアーム50が取り付けられている。これにより、スライドドアはガイドレール51に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動できる。
このベース57上には、開方向へ移動するスライドドアを途中で止めることが可能な中間ストッパ機構63と、全開位置にスライドドアを保持する全開ストッパ機構65とが設けられている。本実施の形態例では、これら中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とは、最初にサブベース101に組み付けられて一体化され、その後この一体化された組み付け体がベース57に取り付けられる。ここで、図1を用い、ベース57と、中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とが組みつけられて一体化されたサブベース101と、ローラアーム50との取り付けを説明する。
ねじ47は、ベース57の長穴57gを挿通し、ローラアーム50のめねじ穴50bに螺合する。ねじ48はサブベース101に形成された穴101eを挿通し、ベース57に形成された長穴57eを挿通し、ローラアーム50に形成されためねじ穴50aに螺合する。ねじ49は、サブベース101に形成された穴101fを挿通し、ベース57に形成されためねじ穴57fに螺合することにより取り付けられる。
すなわち、2本のねじ47、ねじ48でローラアーム50がベース57に取り付けられ、また、2本のねじ48、ねじ49で、中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とが組みつけられて一体化されたサブベース101がベース57に取り付けられる。
従って、ベース57とサブベース101との間に中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とが配置される。そして、ベース57はアウタ側(窓側)に位置し、ガイドレール51はインナ側(車室内側)に位置する。尚、図2は、スライドドアが全閉位置にある状態を示している。
車体側には、中間ストッパ機構63に係合する中間ストライカ67が設けられている。スライドドアが全閉位置から全開位置へ向かって移動する際に、ウインドガラスが所定量以上開けられている場合は、中間ストッパ機構63のポール71と中間ストライカ67とが当接し、スライドドアはそれ以上の開方向への移動を規制される。
ここで、中間ストッパ機構63を詳細に説明する。中間ストライカ67に当接可能なポール71が、ピン(軸)71cによって回転可能に支持されている。ピン71cの一方の端部側はサブベース101の穴101aに挿通された後、かしめによってサブベース101に取り付けられている。また、ピン71cの他方の端部側は、ベース57の長穴57aに挿通されている。このポール71は、中間部がピン71cに巻回され、一方の端部がサブベース101に、他方の端部がポール71に係止されるスプリング103により、図2において矢印D方向へ付勢されている。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部には、緩衝用のプレート71bが固着されている。
更に、第1のフック73がピン(軸)73cによって回転可能に設けられている。ピン73cはサブベース101の穴101bに挿通された後、かしめによってサブベース101に取り付けられている。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接しない位置(図2に示す回転位置)まで回転したポール71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、ポール71をその位置に拘束するものである。この第1のフック73は、中間部がピン73cに巻回され、一方の端部がサブベース101に係止され、他方の端部が第1のフック73に係止されるスプリング105により、突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方向Eに付勢されている。
第1のフック73の突起部73aがポール71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D方向への回転は禁止される。第1のフック73には、後述する中間ストッパコントロール機構によって駆動されるケーブル75が接続されている。
ポール押し戻し部材68は、車体側に配置されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動中のスライドドア内のポール71に当接し、ポール71を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置から当接不能な位置に回転させるものである。又、ベース57に突設されたストッパ77は、第1のフック73による規制が解かれたポール71に当接し、ポール71をこの当接位置に停止させるものである。
(全開ストッパ機構)
全開ストッパ機構65についても図1、図2を用いて詳細に説明する。スライドドアが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されている。一方、スライドドア側(ベース57、サブベース101側)には、全開ストライカ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81が、ピン(軸)81cでもって回転可能に設けられている。ピン81cの一方の端部側は、サブベース101の穴101cに挿通された後、かしめによってサブベース101に取り付けられている。また、ピン81cの他方の端部側は、ベース57の長穴57cに挿通されている。このラッチ81は、中間部がピン81cに巻回され、一方の端部がサブベース101に係止され、他方の端部がラッチ81に係止されたスプリング107により、矢印F方向に付勢されている。
全開ストッパ機構65についても図1、図2を用いて詳細に説明する。スライドドアが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されている。一方、スライドドア側(ベース57、サブベース101側)には、全開ストライカ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81が、ピン(軸)81cでもって回転可能に設けられている。ピン81cの一方の端部側は、サブベース101の穴101cに挿通された後、かしめによってサブベース101に取り付けられている。また、ピン81cの他方の端部側は、ベース57の長穴57cに挿通されている。このラッチ81は、中間部がピン81cに巻回され、一方の端部がサブベース101に係止され、他方の端部がラッチ81に係止されたスプリング107により、矢印F方向に付勢されている。
ここで、図2に示すラッチ81の位置は、全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から拘束されていない状態でのラッチ81は、第3の付勢手段により、図2に示す位置に戻るように付勢されている。
又、ベース57上には、第2のフック83がピン(軸)83cにより回転可能に設けられている。ピン83cの一方の端部側は、サブベース101の穴101dに挿通された後、かしめによってサブベース101に取り付けられている。また、ピン83cの他方の端部側は、ベース57の長穴57dに挿通されている。第2のフック83は、全開ストライカ69に係合してロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置に拘束するものである。第2のフック83は、中間部がピン83cに巻回され、一方の端部がサブベース101に係止され、他方の端部が第2のフック83に係止されたスプリング109により、突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
第2のフック83の突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合すると、ラッチ81の矢印F方向への回転は禁止される。第2のフック83には、自動車であれば、そのインナハンドルやアウタハンドル等によって駆動されるケーブル85が接続されている。尚、図示しないが、ラッチ81は図2に示す位置よりF方向に回転することを規制されている。
(ウインドレギュレータ)
本実施の形態例のスライドドアは、図3、図4に示すようにワイヤ式のパワーウインドレギュレータを備えている。このパワーウインドレギュレータ自体の構成は、一般的に知られているものと同一である。これらの図において、ウインドガラス1を昇降させるウインドレギュレータ16は、長手方向がウインドガラス1の昇降方向と合致するように配置されたガイド11と、モータ12によって回転駆動されるドラム13と、ガイド11に昇降可能に取り付けられたスライダベース15と、ドラム13に巻回されると共にガイド11に沿って張られ、ウインドガラス1の昇降方向に移動する部分がスライダベース15に係止されたワイヤ17とからなっている。
本実施の形態例のスライドドアは、図3、図4に示すようにワイヤ式のパワーウインドレギュレータを備えている。このパワーウインドレギュレータ自体の構成は、一般的に知られているものと同一である。これらの図において、ウインドガラス1を昇降させるウインドレギュレータ16は、長手方向がウインドガラス1の昇降方向と合致するように配置されたガイド11と、モータ12によって回転駆動されるドラム13と、ガイド11に昇降可能に取り付けられたスライダベース15と、ドラム13に巻回されると共にガイド11に沿って張られ、ウインドガラス1の昇降方向に移動する部分がスライダベース15に係止されたワイヤ17とからなっている。
ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構19は、ガイド11と一体的に配置されたブラケット21と、ブラケット21に回動可能に枢着されたコントロールレバー23と、コントロールレバー23を中立位置を境に逆方向に回動付勢するテンションスプリング25と、スライダベース15と一体となって昇降し、ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、コントロールレバー23を中立位置を越えて下方に押動し、コントロールレバー23を下限位置に追いやり、逆に、ウインドガラス1が所定の位置まで上昇すると、コントロールレバー23を中立位置を越えて上方に押動し、コントロールレバー23を上限位置に追いやる押圧部材31と、インナワイヤ75aの一端がコントロールレバー23に係止され、コントロールレバー23の動きを中間ストッパ機構側に伝達するケーブル75とからなっている。
即ち、ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、上限位置にあるコントロールレバー23が下限位置に追いやれ(実線位置にあるコントロールレバー23が一点鎖線位置になる)、ケーブル75のインナワイヤが75aが引かれ、中間ストッパ機構が作動可能となる。
逆に、ウインドガラス1が所定の位置まで上昇すると、下限位置にあるコントロールレバー23が上限位置に追いやれ(一点鎖線位置にあるコントロールレバー23が実線位置になる)、ケーブル75のインナワイヤが75aが戻され、中間ストッパ機構の作動可能な状態が解除される。
(形態例の作動)
中間ストッパコントロール機構19において、スライドドアが全閉位置にあり、ウインドガラス1が全閉状態にある時は、図2に示すように、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢力によって係合している。
(形態例の作動)
中間ストッパコントロール機構19において、スライドドアが全閉位置にあり、ウインドガラス1が全閉状態にある時は、図2に示すように、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢力によって係合している。
ここで、モータ12が全閉状態のウインドガラス1を下げる方向へ駆動され、図3においてスライダベース15が下降すると、押圧部材31も下降する。そして、ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、押圧部材31が上限位置にあるコントロールレバー(図において実線で示す)23を押し、コントロールレバー23は二点鎖線で示す下限位置へ移動する。これによりケーブル75のインナワイヤ75aが引かれ、第1のフック73がポール71から離脱する方向(図2の時計方向)に駆動され、第1のフック73とポール71との係合が解除される。
このため、ポール71は、ポール押し戻し部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力により、ストッパ77に当接する位置まで回転し、中間ストライカ67に当接可能な状態(中間ストッパが作動可能な状態)となる。
ウインドガラス1が所定の位置まで下降した状態のスライドドアを開方向へ移動すると、その移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材68から離れ、二点鎖線で示すように、ストッパ77に当接する位置まで回転する。更に移動すると、ポール71は中間ストライカ67に当接し、それ以上のスライドドアの移動を禁止することになる(中間ロック状態)。
中間ロック状態を解除するには、スライドドアを閉方向へ移動させ、図2の位置まで戻すと共にウインドガラス1を所定の位置より上昇させる。ウインドガラス1を上昇させると、押圧部材31が下限位置にあるコントロールレバー(図4において二点差線で示す)23を押し、コントロールレバー23は実線位置で示す上限位置へ移動する。これにより、ケーブル75のインナワイヤ75aが戻され、中間ストッパ機構は作動可能な状態が解除される。
この戻し動作により、車体側に設けられたポール押し戻し部材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール71に係合し、中間ロック状態が解除される。
次に、全開ストッパ機構65の作動を説明する。スライドドアが非全開状態では、第3の付勢手段の付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に係合可能な位置(図2の位置)にある。
スライドドアが全開方向に移動すると、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合し、更に、ラッチ81が図2における時計方向へ回転する。ラッチ81が二点鎖線で示す位置まで回転すると、第4の付勢手段の付勢力により第2のフック83がラッチ81に係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止した全開ロック状態となる。
全開ロック状態を解除するには、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル85が引き込まれ、第2のフック83のラッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の回転体、すなわち、ポール71、ラッチ81、第2のフック83の軸であるピン71c、ピン81c、ピン83cの一方の端部側は、サブベース101の穴101a、穴101b、穴101c、穴101dに挿通され、かしめにより取り付けられている、また、ピン71c、ピン81c、ピン83cの他方の端部側は、ベース57の長穴57a、長穴57c、長穴57dに挿通される。
(1)中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の回転体、すなわち、ポール71、ラッチ81、第2のフック83の軸であるピン71c、ピン81c、ピン83cの一方の端部側は、サブベース101の穴101a、穴101b、穴101c、穴101dに挿通され、かしめにより取り付けられている、また、ピン71c、ピン81c、ピン83cの他方の端部側は、ベース57の長穴57a、長穴57c、長穴57dに挿通される。
よって、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65に作用する力は、ピン71c、ピン73c、ピン81c、ピン83cを介してサブベース101とベース57とに分かれて伝達される。このため、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65に大きな力が作用しても、ベース57、サブベース101が変形しにくく、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の強度が向上する。
(2)また、本形態例では、中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とは、最初にサブベース101に組み付けられて一体化され、その後この一体化された組み付け体がベース57に取り付けられる。従って、ピン71c、ピン81c、ピン83cの他方の端部側をベース57の長穴57a、長穴57c、長穴57dに挿通することにより、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の位置決めを容易に行うことができる。
(2)また、本形態例では、中間ストッパ機構63と全開ストッパ機構65とは、最初にサブベース101に組み付けられて一体化され、その後この一体化された組み付け体がベース57に取り付けられる。従って、ピン71c、ピン81c、ピン83cの他方の端部側をベース57の長穴57a、長穴57c、長穴57dに挿通することにより、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の位置決めを容易に行うことができる。
尚、本発明は、上記の形態例に限定されるものではない。例えば、上記形態例では、中間ストッパ機構63、全開ストッパ機構65の2つのストッパ機構を設けた例で説明を行ったが、どちらか一方のストッパ機構であってもよい。
57 ベース
63 中間ストッパ機構
65 全開ストッパ機構
71 ポール
71c、73c、81c、83c ピン
73 第1のフック
81 ポール
83 第2のフック
101 サブベース
63 中間ストッパ機構
65 全開ストッパ機構
71 ポール
71c、73c、81c、83c ピン
73 第1のフック
81 ポール
83 第2のフック
101 サブベース
Claims (2)
- 車体側のレールに沿って移動可能に設けられ、車体側の被係合部材に係脱可能で、係合時には前記移動を禁止するストッパ機構が設けられたスライドドアにおいて、
前記スライドドアに設けられるベースと、
前記ストッパ機構を介して前記ベースに取り付けられるサブベースと、
を有し、
前記ストッパ機構の回転体の軸の一方の端部側は前記サブベースに、他方の端部側は前記ベースに支持されることを特徴とするスライドドア。 - 前記軸の一方の端部側は前記サブベースに固定され、前記軸の他方の端部側は前記ベースの穴に挿通されたことを特徴とする請求項1記載のスライドドア。
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JP2004037974A JP2005225416A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | スライドドア |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102862A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Suzuki Motor Corp | 車両用スライドドアにおける全開保持用ラッチ機構の取付け構造 |
WO2014190965A3 (de) * | 2013-05-31 | 2015-03-19 | Kiekert Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugschloss mit angenieteten bowdenzug-gegenlager |
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2004
- 2004-02-16 JP JP2004037974A patent/JP2005225416A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091215 |