JP3417897B2 - スライドドア - Google Patents

スライドドア

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JP3417897B2
JP3417897B2 JP35793099A JP35793099A JP3417897B2 JP 3417897 B2 JP3417897 B2 JP 3417897B2 JP 35793099 A JP35793099 A JP 35793099A JP 35793099 A JP35793099 A JP 35793099A JP 3417897 B2 JP3417897 B2 JP 3417897B2
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pole
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卓昇 夏目
晴久 鈴木
一郎 坪倉
克也 柄本
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Toyota Auto Body Co Ltd
Shiroki Corp
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Toyota Auto Body Co Ltd
Shiroki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側部等に開
閉可能に取り付けるスライドドアに関し、中間部が回転
可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアーム
の一端にドリブンギヤが固着され、該リフトアームの他
端でウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータ
と、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範
囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、ウインドガラス
の開きが一定以上になると、中間ストッパ機構にスライ
ドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間
ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、車両等のスライドド
ア3には、ウインドガラス1が昇降可能に設けられてい
る。このため、ウインドガラス1を降ろしたままスライ
ドドア3を開けた時、このスライドドア3の窓に物が差
し込まれていると、この物は、スライドドア3の窓枠7
とピラー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
【0003】そこで、この事態を回避するために中間ス
トッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より
下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドア
を、開放途中で停止させることが提案されている。
【0004】このスライドドアの一例としては、図6に
示すようなものがある。まず、中間ストッパコントロー
ル機構11は、ウインドガラス1が全閉状態から所定量
L(例えば、150mm)だけ降下する間は、この降下
量に応じて、ケーブル(インナケーブル)13を引き込
む。一方、ケーブル13の移動ストロークが設定値に到
達すると、ケーブル13の引き込みを停止する。しか
し、この状況でも、ウインドガラス1は降下できる。
【0005】中間ストッパ機構15は、ケーブル13に
よって中間ストッパコントロール機構11に連結されて
いる。この中間ストッパ機構15は、中間ストッパコン
トロール機構11によって駆動され、開方向へ移動する
スライドドア3を開放途中で止めるものである。又、X
アーム式のウインドレギュレータ16は、ウインドガラ
ス1を上下方向へ駆動するものである。
【0006】ここで、中間ストッパコントロール機構1
1の構成を図7を用いて詳細に説明する。スライドドア
3のインナパネルにはベースプレート31が固着され、
このベースプレート31にピン33が立設されている。
このピン33には、第1のレバー35と第2のレバー3
7とが回転可能に取り付けられている。
【0007】又、スパイラルスプリング39は、ピン3
3を中心に巻回され、一方の端部39aは第1のレバー
35に掛止され、他方の端部39bは第2のレバー37
に掛止されている。
【0008】第1のレバー35の回転端部には、ローラ
41が設けられており、このローラ41が、ウインドガ
ラス1の下部に設けられたガイド17に図の水平方向に
移動可能に係合している。第2のレバー37には、ケー
ブル13が接続されている。次に、中間ストッパ機構1
5の構成を図8を用いて説明する。スライドドア3のイ
ンナパネル下部には、ベースプレート21が固着され、
このベースプレート21上に、レバー22が回転可能に
取り付けられている。レバー22は、ケーブル13に連
結され、又、図示しない付勢手段により矢印I方向へ付
勢されている。このレバー22の先端には、弾性を有し
たローラ24が設けられている。一方、車体26側に
は、ローラ24と当接可能な段部28が形成されてい
る。
【0009】上記従来のスライドドア3において、全閉
状態のウインドガラス1をウインドレギュレータ16を
用いて降下させると、第1のレバー35もウインドガラ
ス1の降下に伴って、図6において反時計方向へ回転す
る。又、第2のレバー37もスパイラルスプリング39
を介して第1のレバー35へ接続されているので、反時
計方向へ回転し、ケーブル13を引き込んでいく。
【0010】ケーブル13の移動ストロークが設定値に
到達すると、第2のレバー37はその回転を規制され、
第1のレバー35に追従して回転することができなくな
る。しかし、この状況でも、スパイラルスプリング39
が縮径するように弾性変形することで、第1のレバー3
5だけは反時計方向へ回転でき、ウインドガラス1は降
下できる。
【0011】従って、ウインドガラス1が全閉状態から
所定量L以上降下すると、中間ストッパコントロール機
構11がケーブル13を所定量だけ引き込み、レバー2
2が、図示しない付勢手段の付勢力に抗して回転し、図
8の二点鎖線位置から実線位置へ移動する。
【0012】この状態で、スライドドア3を開方向へ移
動すると、ローラ24が車体側の段部28に当接し、そ
の位置に停止し、それ以上スライドドア3を開放できな
くなる。すなわち、上記スライドドア3においては、ウ
インドガラス1が下げられ、スライドドア3の窓に物が
差し込まれていても、この状況では、スライドドア3の
窓枠7とピラー9との間に必ず空間が存在することにな
り、窓に差し込まれた物が挟まれる事態を回避できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記スライドドア3に
おいては、中間ストッパコントロール機構11が、ウイ
ンドガラス1の降下量を第1のレバー35で直接求める
構成であるため、このレバー35が長尺なものとなり、
占有スペースも大きく、中間ストッパコントロール機構
11自体が大型化するという問題がある。
【0014】又、上記スライドドア3においては、図7
に示すように、中間ストッパコントロール機構11のケ
ーブル13が上向きに取り付けられており、スライドド
ア内に入り込んだ水がインナケーブル13aを伝わっ
て、ケーブル13の端部から内部に浸入する。このた
め、外気温が低いとこの水が凍結してインナケーブル1
3aが動けなくなり、中間ストッパコントロール機構1
1が作動しない事態が生じる恐れがある。
【0015】更に、上記スライドドア3において、ウイ
ンドガラス1を全閉状態から下げる場合、ウインドガラ
ス1が所定量Lに到達する前では、中間ストッパコント
ロール機構11はケーブル13を徐々に引くので、レバ
ー22も徐々に回転する。従って、ウインドガラス1の
降下が所定量Lより若干小さい状態にて、スライドドア
3を開方向に強く引くと、ローラ24は段部28に当接
後、これを乗り越えて進み、スライドドア3は全開位置
まで移動する。
【0016】すなわち、中間ストッパ機構15の切替動
作時に、長い間、ローラ24は中途半端な状態にあり、
この中途半端な状態では、ローラ24が段部28を乗り
越えて進むことになる。
【0017】この状態でのスライドドア3の摺動に際し
ては、ローラ24,レバー22,ベースプレート21等
に大きな負荷がかかり、これらの部品の耐久性が落ちる
だけでなく、異音が発生したり、スライドドア3の開操
作力が増し、操作感も悪くなる。
【0018】又、ウインドガラス1が所定量L以上降下
した時に、中間ストッパ機構15は、そのローラ24が
確実に車体側の段部28に当たって、スライドドア3を
停止させることが必要である。しかし、ローラ24が広
い範囲で中途半端な状態にあるため、確実な作動を得る
ためには、ベースプレート21の取り付け状態を試行錯
誤により調整することがどうしても必要になる。
【0019】本発明は、上記従来のスライドドアの欠点
を解消したスライドドアを提供することを目的としてい
る。すなわち、本発明の第1の目的は、中間ストッパ機
構の切替に際し、中途半端な状態が生じないスライドド
アを提供すること、本発明の第2の目的は、中間ストッ
パコントロール機構の小型化と確実な作動を確保したス
ライドドアを実現することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する請
求項1〜3記載の発明は、何れも、中間部が回転可能に
支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端
にドリブンギヤが固着され、該リフトアームの他端でウ
インドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開
放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に
規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの
開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスラ
イドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中
間ストッパコントロール機構とを備えており、更に、各
請求項記載の発明は、下記のような構成を有する。
【0021】(請求項1記載の発明)前記中間ストッパ
コントロール機構は、回転可能に支持されたコントロー
ルレバーと、前記ドリブンギヤに固着され、前記コント
ロールレバーの先端部に摺接するカム面として、前記コ
ントロールレバーを回転させる傾斜面と前記コントロー
ルレバーをその位置に保持する円弧面とを有し、更に、
前記カム面近傍には、前記コントロールレバーの先端部
が前記カム面から離脱することを規制するフランジ部が
設けられたカムプレートと、インナワイヤの一端が前記
コントロールレバーに係止され、前記コントロールレバ
ーの動きを前記中間ストッパ機構側に伝達するケーブル
とからなり、前記中間ストッパ機構は、車体側に配置さ
れた中間ストライカと、スライドドア側に回転可能に設
けられ、前記中間ストライカに係脱可能なポールと、前
記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置に戻す
ように前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、前記中
間ストライカに当接不能な位置まで回転した状態の前記
ポールに係合し、前記ポールをその位置に拘束するフッ
クであって、前記インナワイヤの他端に連結され、スラ
イドドアの前記ウインドガラスが所定の位置まで開いた
時に、前記インナワイヤに引かれて、前記ポールの拘束
を解くフックと、該フックを前記ポールと係合する方向
へ付勢する第2の付勢手段とからなる。
【0022】この構成によって、本発明のスライドドア
は、中間ストッパ機構の切替が速やかになされ、中途半
端な状態が生じなくなる。又、中間ストッパコントロー
ル機構が、ウインドガラスの降下量をリフトアームの変
位を利用して間接的に求める構成のため、中間ストッパ
コントロール機構を小型化できる。
【0023】更に、カムプレートのカム面近傍に設けた
フランジ部が、コントロールレバーの先端部がカム面か
ら離脱することを規制するため、スライドドアを強く開
け閉めした時の衝撃や悪路走行時の衝撃を受けても、コ
ントロールレバーの先端部がカム面から離脱することは
なく、中間ストッパコントロール機構の確実な作動を確
保できる。
【0024】(請求項2記載の発明)前記中間ストッパ
コントロール機構は、回転可能に支持されたコントロー
ルレバーと、前記ドリブンギヤに固着され、前記コント
ロールレバーの先端部に摺接するカム面として、前記コ
ントロールレバーを回転させる傾斜面と前記コントロー
ルレバーをその位置に保持する円弧面とを有するカムプ
レートと、一端が水平方向よりも下方に向けて前記コン
トロールレバーに対向配置され、前記ウインドガラスが
降下した時にインナワイヤが引き出されるように、該イ
ンナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止さ
れ、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ
機構側に伝達するケーブルとからなり、前記中間ストッ
パ機構は、車体側に配置された中間ストライカと、スラ
イドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカ
に係脱可能なポールと、前記ポールを前記中間ストライ
カに当接可能な位置に戻すように前記ポールを付勢する
第1の付勢手段と、前記中間ストライカに当接不能な位
置まで回転した状態の前記ポールに係合し、前記ポール
をその位置に拘束するフックであって、前記インナワイ
ヤの他端に連結され、スライドドアの前記ウインドガラ
スが所定の位置まで開いた時に、前記インナワイヤに引
かれて、前記ポールの拘束を解くフックと、該フックを
前記ポールと係合する方向へ付勢する第2の付勢手段と
からなる。
【0025】この構成によって、本発明のスライドドア
も、中間ストッパ機構の切替が速やかになされ、中途半
端な状態が生じなくなる。又、中間ストッパコントロー
ル機構が、ウインドガラスの降下量をリフトアームの変
位を利用して間接的に求める構成のため、中間ストッパ
コントロール機構を小型化できる。
【0026】更に、請求項2記載の発明では、ケーブル
の一端が水平方向よりも下方に向けてコントロールレバ
ーに対向配置されているので、スライドドア内に入り込
んだ水がケーブル内に浸入することはない。このため、
凍結による中間ストッパコントロール機構の作動不良は
生じない。
【0027】(請求項3記載の発明)前記中間ストッパ
コントロール機構は、中間部が回転可能に支持されたコ
ントロールレバーと、前記ドリブンギヤに固着され、前
記コントロールレバーの先端部に摺接するカム面とし
て、前記コントロールレバーを回転させる傾斜面と前記
コントロールレバーをその位置に保持する円弧面とを有
するカムプレートと、前記コントロールレバーの先端部
が前記カム面に押圧されるように、前記コントロールレ
バーを付勢するレバー付勢手段と、前記コントロールレ
バーの回転を一定範囲内に規制するストッパと、インナ
ワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前
記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ機構側
に伝達するケーブルとからなり、前記中間ストッパ機構
は、車体側に配置された中間ストライカと、スライドド
ア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカに係脱
可能なポールと、前記ポールを前記中間ストライカに当
接可能な位置に戻すように前記ポールを付勢する第1の
付勢手段と、前記中間ストライカに当接不能な位置まで
回転した状態の前記ポールに係合し、前記ポールをその
位置に拘束するフックであって、前記インナワイヤの他
端に連結され、スライドドアの前記ウインドガラスが所
定の位置まで開いた時に、前記インナワイヤに引かれ
て、前記ポールの拘束を解くフックと、該フックを前記
ポールと係合する方向へ付勢する第2の付勢手段とから
なる。
【0028】この構成によって、本発明のスライドドア
も、中間ストッパ機構の切替が速やかになされ、中途半
端な状態が生じなくなる。又、中間ストッパコントロー
ル機構が、ウインドガラスの降下量をリフトアームの変
位を利用して間接的に求める構成のため、中間ストッパ
コントロール機構を小型化できる。
【0029】更に、請求項3記載の発明では、コントロ
ールレバーの回転をストッパが一定範囲内に規制するの
で、組み付け時にコントロールレバーが過度に回転され
ることがなく、スプリング等のレバー付勢手段が過度に
伸張されることもない。このため、レバー付勢手段が塑
性変形せず、ウインドガラスを閉じた時には、コントロ
ールレバーが適正な初期位置に確実に戻り、中間ストッ
パコントロール機構の作動不良は生じない。
【0030】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明の実施の形態
例を説明する。 (中間ストッパ機構)図1は本発明の実施の形態例にお
ける中間ストッパ機構等の基本的構成(平面図)を概念
的に示している。この図において、ガイドレール51
は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向け
られている。ローラ53,55は、ガイドレール51に
移動可能に嵌合するもので、ローラアーム50に回転可
能に支持されている。
【0031】サポートプレート57は、スライドドアの
ドアパネルに取り付けられ、ベースプレート61は、こ
のサポートプレート57とローラアーム50とに取り付
けられている。これにより、スライドドアはガイドレー
ル51に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動
できる。
【0032】このベースプレート61上には、開方向へ
移動するスライドドアを途中で止めることが可能な中間
ストッパ機構63と、全開位置にスライドドアを保持す
る全開ストッパ機構65とが設けられている。ここで、
サポートプレート57はアウタ側(窓側)に位置し、ガ
イドレール51はインナ側(車室内側)に位置する。
尚、図1は、スライドドアが全閉位置にある状態を示し
ている。
【0033】車体側には、中間ストッパ機構63に係合
する中間ストライカ67が設けられている。スライドド
アが全閉位置から全開位置へ向かって移動する際に、ウ
インドガラスが所定量以上開けられている場合は、中間
ストッパ機構63のポール71と中間ストライカ67と
が当接し、スライドドアはそれ以上の開方向への移動を
規制される。
【0034】ここで、中間ストッパ機構63を詳細に説
明する。ベースプレート61上には、中間ストライカ6
7に当接可能なポール71が、ピン71cによって回転
可能に支持されている。このポール71は、第1の付勢
手段(図示せず)により、矢印D方向へ付勢されてい
る。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部に
は、緩衝用のプレート71bが固着されている。
【0035】更に、ベースプレート61上には、第1の
フック73がピン73cによって回転可能に設けられて
いる。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接
しない位置(図1に示す回転位置)まで回転したポール
71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、
ポール71をその位置に拘束するものである。この第1
のフック73は、第2の付勢手段(図示せず)により、
突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方
向Eに付勢されている。
【0036】第1のフック73の突起部73aがポール
71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D
方向への回転は禁止される。第1のフック73には、後
述する中間ストッパコントロール機構によって駆動され
るケーブル75が接続されている。
【0037】ポール押し戻し部材68は、車体側に配置
されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動
中のスライドドア内のポール71に当接し、ポール71
を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置から当
接不能な位置に回転させるものである。又、ベースプレ
ート61に突設されたストッパ77は、第1のフック7
3による規制が解かれたポール71に当接し、ポール7
1をこの当接位置に停止させるものである。
【0038】(全開ストッパ機構)全開ストッパ機構6
5についても図1を用いて詳細に説明する。スライドド
アが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と
係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されてい
る。一方、ベースプレート61には、全開ストライカ6
9に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81
が、ピン81cでもって回転可能に設けられている。こ
のラッチ81は、第3の付勢手段(図示せず)により、
矢印F方向に付勢されている。
【0039】ここで、図1に示すラッチ81の位置は、
全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から
拘束されていない状態でのラッチ81は、第3の付勢手
段により、図1に示す位置に戻るように付勢されてい
る。
【0040】又、ベースプレート61上には、第2のフ
ック83がピン83cにより回転可能に設けられてい
る。第2のフック83は、全開ストライカ69に係合し
てロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに
突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置
に拘束するものである。第2のフック83は、第4の付
勢手段(図示せず)により、突起部83aがラッチ81
の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
【0041】第2のフック83の突起部83aがラッチ
81の突起部81bと係合すると、ラッチ81の矢印F
方向への回転は禁止される。第2のフック83には、自
動車であれば、そのインナハンドルやアウタハンドル等
によって駆動されるケーブル85が接続されている。
尚、図示しないが、ラッチ81は図1に示す位置よりF
方向に回転することを規制されている。
【0042】(ウインドレギュレータ)本実施の形態例
では、スライドドアは、図2に示すようなXアーム式の
パワーウインドレギュレータを備えている。図2におい
て、スライドドアのインナパネルに取り付けられたベー
スプレート101には、ピン103が回転可能に設けら
れている。ピン103には、リフトアーム105の中間
部が固着されている。
【0043】リフトアーム105の一方の回転端部に
は、ドリブンギヤ107が固着され、このドリブンギヤ
107はベースプレート101上に設けられたモータ
(ギヤボックスを含む)109の出力軸に設けられたピ
ニオン110(図3参照)に噛合し、回転駆動されるよ
うになっている。
【0044】リフトアーム105の他方の回転端部に
は、ローラ111が設けられ、このローラ111は、ウ
インドガラス113の下端部に取り付けられたリフトア
ームブラケット115に形成されたガイド117に、水
平方向に移動可能に係合している。
【0045】ベースプレート101のピン103には、
イコライザアームブラケット123の一方の端部が回転
可能に取り付けられている。このイコライザアームブラ
ケット123の他方の端部は、スライドドアのインナパ
ネルに固着されている。
【0046】リフトアーム105のピン103とローラ
111との間には、リフトアーム105を貫通するスピ
ンドル119が回転可能に設けられ、スピンドル119
の一方の端部には、リフトアームブラケット115方向
へ延びる第1のイコライザアーム121が固着されてい
る。
【0047】スピンドル119の他方の端部には、イコ
ライザアームブラケット123方向へ延びる第2のイコ
ライザアーム125が固着されている。従って、第1及
び第2のイコライザアーム121,125はスピンドル
119を介して一体化されたアームとなっている。
【0048】第1のイコライザアーム121の先端部に
は、リフトアームブラケット115のガイド117に移
動可能に係合したローラ131が設けられ、第2のイコ
ライザアーム125の先端部には、イコライザアームブ
ラケット123に形成されたガイド133に移動可能に
係合したローラ135が設けられている。
【0049】又、内端部がピン103に掛止され、中間
部がピン103の周囲にスパイラル状に巻回され、外端
部がベースプレート101に掛止されたバランススプリ
ング141により、リフトアーム105はウインドガラ
ス113を持ち上げる方向へ付勢されている。
【0050】このウインドレギュレータでは、モータ1
09を駆動すると、ドリブンギヤ107が固着されたリ
フトアーム105が、ピン103を中心に回転し、ウイ
ンドガラス113を昇降させる。
【0051】(中間ストッパコントロール機構)ベース
プレート101の裏側には、中間ストッパコントロール
機構151が設けられている。図3を用いて、中間スト
ッパコントロール機構151を説明する。モータ109
の出力軸109a(若しくは、これと同軸的に配置され
たピン)には、コントロールレバー153の中間部が、
回転可能に取り付けられている。又、ドリブンギヤ10
7には、平面形状が弓形のカムプレート155が固着さ
れている。
【0052】カムプレート155には、上下に延びた円
弧状の外縁に沿って、図4に示すように、スライドドア
の厚み方向に立ち上がった立壁部155wが設けられて
おり、この立壁部155wの外周面が、カム面155d
を構成している。そして、このカム面155dに、コン
トロールレバー153の一方の回転端部である先端部1
53aが当接している。
【0053】カム面155dとしては、図3に示すよう
に、上側に、ピン103を中心とする小径円弧面155
bが形成され、下側に、ピン103を中心とする大径円
弧面155cが形成され、両円弧面155b,155c
の間にこれらを結ぶ傾斜面155aが形成されている。
小径の円弧面155bは、ピン103に近づいた位置に
コントロールレバー153の先端部153aを保持する
カム面部分、大径の円弧面155cは、ピン103から
離れた位置にコントロールレバー153の先端部153
aを保持するカム面部分、傾斜面155aは、コントロ
ールレバー153の先端部153aを移動させコントロ
ールレバー153を回転させるカム面部分を構成してい
る。
【0054】そして、カムプレート155は、ウインド
ガラス113の全閉時には、小径の円弧面155bでコ
ントロールレバー153の先端部153aに当接してい
るが、ウインドガラス113が所定の位置近傍まで降下
すると、傾斜面155aで先端部153aに当接するよ
うになり、ウインドガラス113が所定の位置まで下が
った時点では、大径の円弧面155cで先端部153a
に当接するように設定されている。
【0055】上記カム面155dの近傍には、コントロ
ールレバー153の先端部153aを一定の間隔を置い
て覆い、先端部153aがカム面155dから離脱する
ことを規制するフランジ部155fが設けられている。
【0056】更に、ベースプレート101には、ブラケ
ット161が固着されており、ここに、ケーブル75の
一端が水平方向よりも下方に向けて固定されている。こ
のケーブル75の一端は、コントロールレバー153の
他端153bに対向しており、ウインドガラス113が
降下した時にケーブル75のインナワイヤ75aが引き
出されるように、該インナワイヤ75aの一端がコント
ロールレバー153の他端153bに係止されている。
尚、このインナワイヤ75aの他端は中間ストッパ機構
63内の第1のフック73に接続されている。
【0057】又、ブラケット161とコントロールレバ
ー153との間には、レバー付勢手段として、テンショ
ンスプリング163が掛止されており、コントロールレ
バー153は、先端部153aがカムプレート155に
当接する方向Mに付勢されている。
【0058】尚、ブラケット161には、コントロール
レバー153の他端部153bに形成された折曲部15
3sと当接するように、ストッパ161aが設けられて
いる。このストッパ161aにより、コントロールレバ
ー153の回転は一定範囲内に規制されているため、組
み付け時にコントロールレバー153が過度に回転され
ることがなく、テンションスプリング163が過度に伸
張されることもなくなる。
【0059】(本実施の形態例の作動)中間ストッパ機
構63において、スライドドアが全閉位置にあり、ウイ
ンドガラス113が全閉状態にある時は、図1に示すよ
うに、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転
したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段
の付勢力によって係合している。
【0060】ここで、モータ109が全閉状態のウイン
ドガラス113を下げる方向へ駆動され、図2において
リフトアーム105が矢印N方向へ移動すると、ドリブ
ンギヤ107に固着されたカムプレート155も同方向
に移動する。当初は、カムプレート155は、小径の円
弧面155bでコントロールレバー153の先端部15
3aに当接しているが、ウインドガラス113が所定の
位置近傍まで降下すると、傾斜面155aで先端部15
3aに当接するようになる。そして、ウインドガラス1
13が所定の位置まで下がった時点では、大径の円弧面
155cで先端部153aに当接することになる。
【0061】傾斜面155aとの摺接時に、コントロー
ルレバー153の他端153bは矢印K方向に回転させ
られ、ケーブル75のインナワイヤ75aを引き出して
いく。これにより、第1のフック73がポール71から
離脱する方向(図1の反時計方向)に駆動され、ウイン
ドガラス113が所定の位置まで降下した時点では、第
1のフック73とポール71との係合が解除される。
【0062】このため、ポール71は、ポール押し戻し
部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力
により、ストッパ77に当接する位置まで回転し、中間
ストライカ67に当接可能な状態となる。
【0063】ウインドガラス113が所定の位置まで降
下した状態のスライドドアを開方向へ移動すると、その
移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材68
から離れ、二点鎖線で示すように、ストッパ77に当接
する位置まで回転する。更に移動すると、ポール71は
中間ストライカ67に当接し、それ以上のスライドドア
の移動を禁止することになる(中間ロック状態)。
【0064】中間ロック状態を解除するには、スライド
ドアを閉方向へ移動させ、図1の位置まで戻すと共にウ
インドガラス113を所定の位置より上昇させる。この
戻し動作により、車体側に設けられたポール押し戻し部
材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印
Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール7
1に係合し、中間ロック状態が解除される。
【0065】次に、全開ストッパ機構65の作動を説明
する。スライドドアが非全開状態では、第3の付勢手段
の付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に係合
可能な位置(図1の位置)にある。
【0066】スライドドアが全開方向に移動すると、ラ
ッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合
し、更に、ラッチ81が時計方向へ回転する。ラッチ8
1が二点鎖線で示す位置まで回転すると、第4の付勢手
段の付勢力により第2のフック83がラッチ81に係合
し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止した全開ロ
ック状態となる。
【0067】全開ロック状態を解除するには、インサイ
ドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。する
と、ケーブル85が引き込まれ、第2のフック83のラ
ッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方
向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除され
る。このため、スライドドアを閉方向へ移動させること
ができる。
【0068】本実施の形態例のスライドドアでは、中間
ストッパ機構63をポール71と、第1のフック73と
で構成したことにより、切替が速やかになされ、切替に
中途半端な状態がない。従って、切替に中途半端な状態
がある従来のスライドドアに比べ、異音の発生がなく、
部品の耐久性も向上し、スライドドアを移動させる操作
力も変化しない。又、中間ストッパ機構63の取り付け
時に、その取り付け状態の面倒な調整を行う必要がな
く、取り付け作業も容易になる。
【0069】又、中間ストッパコントロール機構151
が、ウインドガラス113の降下量をリフトアーム10
5の変位を利用して間接的に求める構成のため、長いレ
バー等が不要になり、占有スペースが小さくなって、中
間ストッパコントロール機構151を小型化できる。
【0070】更に、カムプレート155のカム面155
d近傍に設けたフランジ部155fが、コントロールレ
バー153の先端部153aがカム面155dから離脱
することを規制するため、スライドドアを強く開け閉め
した時の衝撃や悪路走行時の衝撃を受けても、コントロ
ールレバー153の先端部153aがカム面155dか
ら離脱する事態は生じず、中間ストッパコントロール機
構151の確実な作動を確保できる。
【0071】又、ケーブル75の一端が水平方向よりも
下方に向けてコントロールレバー153に対向配置され
ているため、スライドドア内に入り込んだ水がケーブル
75内に浸入することはない。このため、凍結による中
間ストッパコントロール機構151の作動不良は生じな
い。
【0072】更に、コントロールレバー153の回転を
ストッパ161aで一定範囲内に規制するため、組み付
け時にコントロールレバー153が過度に回転されるこ
とがなく、テンションスプリング163等のレバー付勢
手段が過度に伸張されることもない。このため、レバー
付勢手段が塑性変形せず、ウインドガラス113を閉じ
た時には、コントロールレバー153が適正な初期位置
に確実に戻り、中間ストッパコントロール機構151の
作動不良は生じない。
【0073】尚、本発明は、上記の各実施の形態例に限
定されるものではない。例えば、全開ストッパ機構65
等の構成は、上記実施の形態例のものに限る必要はな
い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3記載
の発明によれば、中間ストッパ機構の切替が速やかにな
され、中途半端な状態が生じなくなる。又、中間ストッ
パコントロール機構が、ウインドガラスの降下量をリフ
トアームの変位を利用して間接的に求める構成のため、
中間ストッパコントロール機構を小型化できる。
【0075】加えて、請求項1記載の発明によれば、カ
ムプレートのカム面近傍に設けたフランジ部が、コント
ロールレバーの先端部がカム面から離脱することを規制
するため、スライドドアを強く開け閉めした時の衝撃や
悪路走行時の衝撃を受けても、コントロールレバーの先
端部がカム面から離脱することはなく、中間ストッパコ
ントロール機構の確実な作動を確保できる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、ケーブルの
一端が水平方向よりも下方に向けてコントロールレバー
に対向配置されているので、スライドドア内に入り込ん
だ水がケーブル内に浸入することはない。このため、凍
結による中間ストッパコントロール機構の作動不良は生
じない。
【0077】請求項3記載の発明によれば、コントロー
ルレバーの回転をストッパが一定範囲内に規制するの
で、組み付け時にコントロールレバーが過度に回転され
ることがなく、スプリング等のレバー付勢手段が過度に
伸張されることもない。このため、レバー付勢手段が塑
性変形せず、ウインドガラスを閉じた時には、コントロ
ールレバーが適正な初期位置に確実に戻り、中間ストッ
パコントロール機構の作動不良は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例における中間ストッパ機
構等の基本的構成を概念的に示した平面図である。
【図2】本発明の実施の形態例におけるウインドレギュ
レータ及び中間ストッパコントロール機構の全体構成を
示す図である。
【図3】図2中の中間ストッパコントロール機構を裏側
から見た拡大図(作動状態は図2とは異なる)である。
【図4】図3における切断線A−Aにおける断面図であ
る。
【図5】車両のスライドドアを示す図である。
【図6】中間ストッパ機構が設けられた従来のスライド
ドアの全体構成を示す図である。
【図7】図6における中間ストッパコントロール機構を
示す図である。
【図8】図6の矢印B方向から見た図で、中間ストッパ
機構を説明する図である。
【符号の説明】
50 ローラアーム 51 ガイドレール 53,55 ローラ 57 サポートプレート 61 ベースプレート 63 中間ストッパ機構 65 全開ストッパ機構 67 中間ストライカ 68 ポール押し戻し部材 69 全開ストライカ 71 ポール 73 第1のフック 75 ケーブル 75a インナワイヤ 81 ラッチ 81a 係合溝 83 第2のフック 155 カムプレート 155f フランジ部 161 ブラケット 161a ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪倉 一郎 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 柄本 克也 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−227463(JP,A) 特開2000−136664(JP,A) 特開 平8−42218(JP,A) 実開 平2−113675(JP,U) 実開 昭56−20899(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部が回転可能に支持されたリフトア
    ームを有し、該リフトアームの一端にドリブンギヤが固
    着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降
    させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドド
    アの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間スト
    ッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上にな
    ると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向へ
    の移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロ
    ール機構とを備えたスライドドアであって、 前記中間ストッパコントロール機構は、 回転可能に支持されたコントロールレバーと、 前記ドリブンギヤに固着され、前記コントロールレバー
    の先端部に摺接するカム面として、前記コントロールレ
    バーを回転させる傾斜面と前記コントロールレバーをそ
    の位置に保持する円弧面とを有し、更に、前記カム面近
    傍には、前記コントロールレバーの先端部が前記カム面
    から離脱することを規制するフランジ部が設けられたカ
    ムプレートと、 インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止さ
    れ、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ
    機構側に伝達するケーブルとからなり、 前記中間ストッパ機構は、 車体側に配置された中間ストライカと、 スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストラ
    イカに係脱可能なポールと、 前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置に戻
    すように前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、 前記中間ストライカに当接不能な位置まで回転した状態
    の前記ポールに係合し、前記ポールをその位置に拘束す
    るフックであって、前記インナワイヤの他端に連結さ
    れ、スライドドアの前記ウインドガラスが所定の位置ま
    で開いた時に、前記インナワイヤに引かれて、前記ポー
    ルの拘束を解くフックと、 該フックを前記ポールと係合する方向へ付勢する第2の
    付勢手段とからなる、ことを特徴とするスライドドア。
  2. 【請求項2】 中間部が回転可能に支持されたリフトア
    ームを有し、該リフトアームの一端にドリブンギヤが固
    着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降
    させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドド
    アの開方向の移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッ
    パ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になる
    と前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向の移動
    を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機
    構とを備えたスライドドアであって、 前記中間ストッパコントロール機構は、 回転可能に支持されたコントロールレバーと、 前記ドリブンギヤに固着され、前記コントロールレバー
    の先端部に摺接するカム面として、前記コントロールレ
    バーを回転させる傾斜面と前記コントロールレバーをそ
    の位置に保持する円弧面とを有するカムプレートと、 一端が水平方向よりも下方に向けて前記コントロールレ
    バーに対向配置され、前記ウインドガラスが降下した時
    にインナワイヤが引き出されるように、該インナワイヤ
    の一端が前記コントロールレバーに係止され、前記コン
    トロールレバーの動きを前記中間ストッパ機構側に伝達
    するケーブルとからなり、 前記中間ストッパ機構は、 車体側に配置された中間ストライカと、 スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストラ
    イカに係脱可能なポールと、 前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置に戻
    すように前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、 前記中間ストライカに当接不能な位置まで回転した状態
    の前記ポールに係合し、前記ポールをその位置に拘束す
    るフックであって、前記インナワイヤの他端に連結さ
    れ、スライドドアの前記ウインドガラスが所定の位置ま
    で開いた時に、前記インナワイヤに引かれて、前記ポー
    ルの拘束を解くフックと、 該フックを前記ポールと係合する方向へ付勢する第2の
    付勢手段とからなる、ことを特徴とするスライドドア。
  3. 【請求項3】 中間部が回転可能に支持されたリフトア
    ームを有し、該リフトアームの一端にドリブンギヤが固
    着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降
    させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドド
    アの開方向の移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッ
    パ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になる
    と前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向の移動
    を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機
    構とを備えたスライドドアであって、 前記中間ストッパコントロール機構は、 回転可能に支持されたコントロールレバーと、 前記ドリブンギヤに固着され、前記コントロールレバー
    の先端部に摺接するカム面として、前記コントロールレ
    バーを回転させる傾斜面と前記コントロールレバーをそ
    の位置に保持する円弧面とを有するカムプレートと、 前記コントロールレバーの先端部が前記カム面に押圧さ
    れるように、前記コントロールレバーを付勢するレバー
    付勢手段と、 前記コントロールレバーの回転を一定範囲内に規制する
    ストッパと、 インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止さ
    れ、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ
    機構側に伝達するケーブルとからなり、 前記中間ストッパ機構は、 車体側に配置された中間ストライカと、 スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストラ
    イカに係脱可能なポールと、 前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置に戻
    すように前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、 前記中間ストライカに当接不能な位置まで回転した状態
    の前記ポールに係合し、前記ポールをその位置に拘束す
    るフックであって、前記インナワイヤの他端に連結さ
    れ、スライドドアの前記ウインドガラスが所定の位置ま
    で開いた時に、前記インナワイヤに引かれて、前記ポー
    ルの拘束を解くフックと、 該フックを前記ポールと係合する方向へ付勢する第2の
    付勢手段とからなる、ことを特徴とするスライドドア。
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