JPH0728992Y2 - 自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取付構造 - Google Patents

自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取付構造

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JPH0728992Y2
JPH0728992Y2 JP1821790U JP1821790U JPH0728992Y2 JP H0728992 Y2 JPH0728992 Y2 JP H0728992Y2 JP 1821790 U JP1821790 U JP 1821790U JP 1821790 U JP1821790 U JP 1821790U JP H0728992 Y2 JPH0728992 Y2 JP H0728992Y2
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JP
Japan
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door
window panel
window
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automatic closing
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JP1821790U
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孝一 塩田
広隆 西島
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取
付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の自動車用スライド式ドアにあっては、ス
ライドローラおよびガイドレール等に案内されることに
より、開扉時には、車体の側面に対し斜後方に引出さ
れ、その後、車体と平行にスライドすることで開閉が可
能となっている。
この場合、ドアの閉扉時には、ドアロック装置によって
ロックされるものであるが、いわゆる半ドア状態である
時は、動力によって完全閉扉状態まで、強制的に閉扉さ
せる自動閉鎖装置が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如く自動閉鎖装置は、ドアロック装置と駆動部
とからなっていて、ドアの内部に組付けられる所から、
ウィンドウパネルを上下動させるようにすると前記駆動
部と干渉する。特に、スライドドアは、開放時の車体か
らの張り出し量を極力小さく抑えるために、薄型化が図
られているため、内部空間も狭く、ウィンドウパネルの
上下動による開閉ができない問題があった。
このために、ウィンドウパネルを、例えば、引戸式に水
平移動させて開閉しているのが現状である。
しかし、自動車が高級化するにつれ、このようなスライ
ド式ドアにおいても、ウィンドウパネルをドアパネル内
に降下収納することにより窓の開閉ができるよう望まれ
ている。
そこで、この考案は、このような従来技術の問題点に鑑
みて創案されたもので自動閉鎖装置の作動に何等影響を
及ぼすことなくウィンドウパネルの昇降状態が行なえる
ようにした自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取付
構造を提供することを目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあってはウィン
ドウパネルを有するスライド可能なドアの内部に、ドア
ロック装置と該装置を動力で駆動する駆動部とからなる
自動閉鎖装置と、前記ウィンドウパネルを昇降させるウ
ィンドウレギュレータとを配設し、前記ドアロック装置
をドアの後端面に装着する一方、駆動部を前記ウィンド
ウパネルの最下降位置のドアインナパネルに装着し駆動
部とドアロック装置とを駆動ワイヤで連動連繋してあ
る。
(作用) かかる自動閉鎖装置取付構造によれば、ウィンドウレギ
ュレータによりウィンドウパネルを上下動させること
で、窓の開閉が可能となる。この場合、ウィンドウパネ
ルの最下降時に自動閉鎖装置の駆動部と干渉することは
ない。
また、ドアロック装置は、駆動部からの動力によって支
障なく制御され、半ドア状態にあるドアを完全閉鎖状態
にさせることができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
第3図において、1はドアアウタパネル3とドアインナ
パネル5とからなる自動車のスライドドア(以下単にド
アという)で、スライドローラおよびガイドレール(い
ずれも図示していない)に案内されることにより、開扉
時の初期には、車体7の側面に対し斜後方に引出され、
その後、車体7と平行にスライド可能に取付けられてい
る。
ドア1内には、ドア1のウィンドウパネル9の昇降を図
るウィンドウレギュレータ11と、ドアロック装置13及び
駆動部15とから成る自動閉鎖装置とがそれぞれ組付けら
れている。
ウィンドウレギュレータ11は、ウィンドウパネル9の下
部に固着される可動部17と、この可動部17を上下に案内
するレール部材19と、前記可動部17に連結されウィンド
ウパネル9をレール部材19に沿って上下させるワイヤー
21と、このワイヤー21を巻き取り、または繰り出す正
転、逆転可能なドラム23と、このドラム23に一体となっ
てドラム23を正転又は逆転操作するハンドル25とからな
り、レール部材19及びドラム21はドアインナパネル5に
それぞれ固着されている。
したがって、例えば、ハンドル25を時計廻りに回動させ
ることで、可動部17、即ち、ウィンドウパネル9は上昇
し窓の閉塞状態が得られる。また、ハンドル25を反時計
廻りに回動させることで、可動部17、即ち、ウィンドウ
パネル9はロアサッシュ24,24にガイドされて下降し窓
の全開状態が得られるようになる。
ドアロック装置13は、ベースプレート27から立上がる軸
29を支点として回動するラッチ31を備えている。ラッチ
31は、上端部にレバー31aが一体に延長突出し、車体7
側部の開口の後端部に設けられたストライカ33と係脱可
能となっており、ドア1の開閉動作に伴って、第4図に
想像線で示すように、ストライカ33と完全に離脱するオ
ープン位置イと、同図に実線で示すように、ストライカ
33と辛うじて係合するハーフラッチ位置ロと、同図に想
像線で示すように、ストライカ33と完全に係合し、ドア
1を完全閉止状態で拘束しうるフルラッチ位置ハとに回
動し、ポール35と係止可能となっている。
ポール35は、第4図に実線で示す係止位置に位置してい
るときは、ラッチ31のハーフラッチ位置ロ又はフルラッ
チ位置ハからの反時計方向の回動を阻止することがで
き、また、係止位置から時計方向である解除方向に軸37
とともに回動することにより、ラッチ31との係合を解除
して、ラッチ31を自由に回動しうるようになっている。
なお、ポール35の軸37は図外のオープンレバーに固着さ
れ、オープンレバーはリンケージを介して図外の手動操
作機構と連動連結し、手動による操作が可能となってい
る。
一方、ドアロック装置13のベースプレート27には支持プ
レート39が一体に連続成形されている。支持プレート39
には、駆動ワイヤ41の一方のアウター端部43aが固着さ
れている。
駆動ワイヤ41はチューブ状に形成された外側のアウター
部43と内側のインナー部45とから成り、インナー部45の
一端は後述するクローズレバー47に、他端は前記駆動部
15を構成するセクターギヤ49にそれぞれ係止されてい
る。
また、アウター部43の一端はドアインナパネル5に固着
された固定ベースプレート51に、他端は前記支持プレー
ト39の取付部46にそれぞれ固定支持されている。
クローズレバー47は、枢支軸55を支点として回動可能に
ベースプレート27に枢支され、先端部47aは、付勢ばね5
7によりラッチ31のレバー31aの回動軌跡から上方にはず
れた原位置に付勢されていて、予め定められた作動位置
まで回動(第4図矢印ニ)することによりラッチ31のレ
バー31aと係合し合うようになる。
したがって、駆動ワイヤ41を介してクローズレバー47が
牽引(矢印ホ)されることでラッチ31は、ハーフラッチ
位置ロからフルラッチ位置ハまで強制的に回動しうるよ
うになっている。なお、ドア1を勢いよく閉めた際には
ストライカ33と噛み合うラッチ31は最終のフルラッチ位
置ハまで回動する。この時、クローズレバー47は空振り
運動をするようになる。
一方、駆動部15は、正転、逆転可能な駆動モータ59と駆
動モータ59の動力を減速してピニオンギヤ61に伝達する
減速機63と、ピニオンギヤ61と常時噛み合う前記セクタ
ギヤ49とから成り、これら機能部品は前記固定ベースプ
レート51に装着支持されている。固定ベースプレート51
に固着されたれ駆動モータ59は、ウィンドウパネル9の
最下降位置Wより下位に配置され、セクターギヤ49及び
ピニオンギヤ61の領域は最下降位置W内に臨む配置とな
っている。
なお、駆動モータ59は、前記ドアロック装置13内に設け
られたレバー検知スイッチ(図示していない)からの検
知信号及び半ドア時にオンとなる接続スイッチ等からの
接続信号が制御部(図示していない)に入力されること
で各信号に基づき正転又は逆転に制御されるようになっ
ている。
このように構成された自動閉鎖装置の取付構造におい
て、ハンドル25を時計廻り、また、反時計廻りに回転し
て可動部17を上下動させると、ウィンドウパネル9は上
下動して窓の開閉状態が得られる。この場合、ウィンド
ウパネル9の最下降時に、自動閉鎖装置2の駆動部15と
干渉することはない。また、ドアロック装置13は駆動部
15からの動力によって支障なく制御され、半ドア状態に
あるドア1を完全閉塞状態にさせることができる。
即ち、ドア1を半ドアの状態まで閉めると、駆動モータ
59の回転動力によって駆動ワイヤ37はクローズレバー47
を牽引し、クローズレバー47の回動でレバー31aを押圧
する。これにより、ハーフラッチ位置ロのラッチ31はス
トライカ33と完全に係合し合うフルラッチ状態ハとな
り、自動閉鎖装置によるドア1の完全な閉止状態が得ら
れる。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案の自動車用スライド式
ドアの自動閉鎖装置取付構造によれば、従来引戸式とし
ていたウィンドウパネルを、昇降式のウィンドウレギュ
レータによるウィンドウパネルとすることができる。ま
た、自動閉鎖装置の作動にも何等支障は起きることはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の自動車用スライド式ドアの自動閉鎖
装置取付構造の縦断側面図、第2図は第1図II-II線に
沿う断面図、第3図は同上自動閉鎖装置取付構造を具備
する自動車の側面図、第4図は同上自動閉鎖装置取付構
造のうちドアロック装置の縦断面図である。 1……ドア 5……ドアインナパネル 7……車体 9……ウィンドウパネル 11……ウィンドウレギュレータ 13……ドアロック装置 15……駆動部 41……駆動ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンドウパネルを有するスライド可能な
    ドアの内部に、ドアロック装置と該装置を動力で駆動す
    る駆動部とからなる自動閉鎖装置と、前記ウィンドウパ
    ネルを昇降させるウィンドウレギュレータとを配設し、
    前記ドアロック装置をドアの後端面に装着する一方、駆
    動部を前記ウィンドウパネルの最下降位置のドアインナ
    パネルに装着し駆動部とドアロック装置とを駆動ワイヤ
    で連動連繋したことを特徴とする自動車用スライド式ド
    アの自動閉鎖装置取付構造。
JP1821790U 1990-02-27 1990-02-27 自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取付構造 Expired - Lifetime JPH0728992Y2 (ja)

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JP1821790U JPH0728992Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 自動車用スライド式ドアの自動閉鎖装置取付構造

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JPH03109918U JPH03109918U (ja) 1991-11-12
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JPH03109918U (ja) 1991-11-12

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