JPH0227508B2 - - Google Patents
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- JPH0227508B2 JPH0227508B2 JP57066634A JP6663482A JPH0227508B2 JP H0227508 B2 JPH0227508 B2 JP H0227508B2 JP 57066634 A JP57066634 A JP 57066634A JP 6663482 A JP6663482 A JP 6663482A JP H0227508 B2 JPH0227508 B2 JP H0227508B2
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- JP
- Japan
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- latch
- door
- link
- striker
- pin
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車その他の車両等のドアを、自
動的に確実に閉止させるための装置に関する。
動的に確実に閉止させるための装置に関する。
本出願人は、このような自動車等のドア自動閉
止装置として、ドアがいわゆる半ドアの状態まで
閉じ、ドアロツクのラツチが車体側に固着された
ストライカに辛うじて係合するハーフラツチ位置
となつたとき、ドア内に設けられた適宜の駆動手
段により、ラツチを、ハーフラツチ位置から、ス
トライカと完全に噛合してドアを全閉位置で保持
するフルラツチ位置まで、強制的に回動させるよ
うにしたものを特許出願している(特願昭56−
178935号(特開昭58−83777号)(昭和56年11月10
日出願))。
止装置として、ドアがいわゆる半ドアの状態まで
閉じ、ドアロツクのラツチが車体側に固着された
ストライカに辛うじて係合するハーフラツチ位置
となつたとき、ドア内に設けられた適宜の駆動手
段により、ラツチを、ハーフラツチ位置から、ス
トライカと完全に噛合してドアを全閉位置で保持
するフルラツチ位置まで、強制的に回動させるよ
うにしたものを特許出願している(特願昭56−
178935号(特開昭58−83777号)(昭和56年11月10
日出願))。
この先願の装置は、ウエザーストリツプ反力や
ロツク抵抗等により、ドアが最も閉まりにくくな
るハーフラツチ位置からフルラツチ位置までの間
を、ドアロツクのあるドアの遊端側より、軽力
で、しかも確実にドアを閉止し得るという顕著な
作用、効果を有する反面、強制的に回動させる必
要のあるラツチの回動範囲は、ハーフラツチ位置
からフルラツチ位置までの範囲であるにも拘ら
ず、ラツチに連係した回動レバーは、ラツチの開
放位置からフルラツチ位置までの全回動範囲に相
当する広範囲にわたつて、強制的に回動させなけ
ればならず、そのため、この回動レバーを駆動す
る機構の作動ストロークが大となり、装置が大型
化したり、回動レバーを連結ピン等で牽引して回
動させる場合には、その作動ストロークの両端近
傍での効率が極端に低下する等の欠点がある。
ロツク抵抗等により、ドアが最も閉まりにくくな
るハーフラツチ位置からフルラツチ位置までの間
を、ドアロツクのあるドアの遊端側より、軽力
で、しかも確実にドアを閉止し得るという顕著な
作用、効果を有する反面、強制的に回動させる必
要のあるラツチの回動範囲は、ハーフラツチ位置
からフルラツチ位置までの範囲であるにも拘ら
ず、ラツチに連係した回動レバーは、ラツチの開
放位置からフルラツチ位置までの全回動範囲に相
当する広範囲にわたつて、強制的に回動させなけ
ればならず、そのため、この回動レバーを駆動す
る機構の作動ストロークが大となり、装置が大型
化したり、回動レバーを連結ピン等で牽引して回
動させる場合には、その作動ストロークの両端近
傍での効率が極端に低下する等の欠点がある。
本発明は、このような欠点を除去するべく改良
した自動車等のドア自動閉止装置を提供するこを
目的とするもので、その特徴とするところは、ド
ア側に設けられたドアロツク内に、車体側に固着
されたストライカの係合可能なラツチを、前記ス
トライカと離脱した開放位置と、ストライカと辛
うじて係合するハーフラツチ位置と、ストライカ
と完全に噛合してドアを全閉状態で保持するフル
ラツチ位置とに回動可能に枢着するとともに、前
記ドアロツクに枢着した回動レバーを、ドア内に
設けられた適宜の駆動手段により強制的に揺動し
得るようにし、かつ該回動レバーの遊端に連結し
たピンと前記ラツチの軸とを、中間で連結ピンを
もつて互いに連結された第1リンクと第2リンク
とをもつて連係し、該第1リンクをラツチと一体
的に回動し得るようにラツチの軸に固着して、ラ
ツチが開放位置にあるときは、前記連結ピンが、
ラツチの軸と前記ピンとを結ぶ線分の一側方に位
置し、かつラツチがハーフラツチ位置に位置する
ことにより、前記連結ピンが前記線分の他側分に
位置するようにして、前記駆動手段の作動によ
り、前記回動レバー、第2リンク及び第1リンク
を介してラツチをハーフラツチ位置よりフルラツ
チ位置まで強制的に回動させるようにしたことに
ある。
した自動車等のドア自動閉止装置を提供するこを
目的とするもので、その特徴とするところは、ド
ア側に設けられたドアロツク内に、車体側に固着
されたストライカの係合可能なラツチを、前記ス
トライカと離脱した開放位置と、ストライカと辛
うじて係合するハーフラツチ位置と、ストライカ
と完全に噛合してドアを全閉状態で保持するフル
ラツチ位置とに回動可能に枢着するとともに、前
記ドアロツクに枢着した回動レバーを、ドア内に
設けられた適宜の駆動手段により強制的に揺動し
得るようにし、かつ該回動レバーの遊端に連結し
たピンと前記ラツチの軸とを、中間で連結ピンを
もつて互いに連結された第1リンクと第2リンク
とをもつて連係し、該第1リンクをラツチと一体
的に回動し得るようにラツチの軸に固着して、ラ
ツチが開放位置にあるときは、前記連結ピンが、
ラツチの軸と前記ピンとを結ぶ線分の一側方に位
置し、かつラツチがハーフラツチ位置に位置する
ことにより、前記連結ピンが前記線分の他側分に
位置するようにして、前記駆動手段の作動によ
り、前記回動レバー、第2リンク及び第1リンク
を介してラツチをハーフラツチ位置よりフルラツ
チ位置まで強制的に回動させるようにしたことに
ある。
本発明はこのような構成により、上記目的を達
成し得るとともに、さらに、ラツチがハーフラツ
チ位置に達するまでドアが閉じないと、駆動源を
作動させても、ラツチはフルラツチ位置に回動し
ないので、誤作動の恐れがなく、安全性が高いと
いう作用、効果をも奏することができる。
成し得るとともに、さらに、ラツチがハーフラツ
チ位置に達するまでドアが閉じないと、駆動源を
作動させても、ラツチはフルラツチ位置に回動し
ないので、誤作動の恐れがなく、安全性が高いと
いう作用、効果をも奏することができる。
以下、本発明を図示の一実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
1は自動車車体のセンターピラーで、このセン
ターピラー1の後部外面に、上下方向と枢軸2を
備える上下1対のドアヒンジ3をもつて、後部の
ドア4が開閉自在に取付けられている。
ターピラー1の後部外面に、上下方向と枢軸2を
備える上下1対のドアヒンジ3をもつて、後部の
ドア4が開閉自在に取付けられている。
ドア4を構成するアウターパネル4aと、イン
ナーパネル4bと、後端板4cとによつて部屋5
が形成されている。
ナーパネル4bと、後端板4cとによつて部屋5
が形成されている。
この部屋5内の前部下方には、ドア開閉機構
(図示略)が、後方には、車体側のストライカ6
と噛合してドア4を車体に係止するドアロツク装
置Aが取付けられ、本発明に係る自動ドア閉止装
置Bは、上記ドアロツク装置Aに隣接して設けら
れている。
(図示略)が、後方には、車体側のストライカ6
と噛合してドア4を車体に係止するドアロツク装
置Aが取付けられ、本発明に係る自動ドア閉止装
置Bは、上記ドアロツク装置Aに隣接して設けら
れている。
なお、ドア開閉機構の機構自体は、本発明には
直接は関係しないので、その説明は省略する。
直接は関係しないので、その説明は省略する。
7は、自動ドア閉止装置Bの駆動源で、モータ
8と、このモータ8の出力軸に可撓性の連結杆9
を介して接続された減速器10とからなつてい
る。
8と、このモータ8の出力軸に可撓性の連結杆9
を介して接続された減速器10とからなつてい
る。
減速器10は、第2図に示すように、側方から
見てほぼ円形をなす中空のケース10a内に、前
記連結杆9によつて駆動されるウオーム11、及
びこのウオーム11と噛合するウオームホイール
12を設けてなり、かつケース10a内には、前
記モータ8を制御するための図示しないスイツチ
装置が内蔵されている。
見てほぼ円形をなす中空のケース10a内に、前
記連結杆9によつて駆動されるウオーム11、及
びこのウオーム11と噛合するウオームホイール
12を設けてなり、かつケース10a内には、前
記モータ8を制御するための図示しないスイツチ
装置が内蔵されている。
ウオームホイール12と一体的に固着された出
力軸12aの一端は、ケース10a外に突出し、
かつその突出端部には、相対回動不能に、クラン
クアーム13の基部が固着されている。クランク
アーム13の遊端には、軸14をもつて連結ロツ
ド15の基端が枢着されている。
力軸12aの一端は、ケース10a外に突出し、
かつその突出端部には、相対回動不能に、クラン
クアーム13の基部が固着されている。クランク
アーム13の遊端には、軸14をもつて連結ロツ
ド15の基端が枢着されている。
しかして、モータ8が信号を受けて回転した場
合、ウオームホイール12は、1回転した後に、
スイツチ装置によつてモータ8の回転を停めうる
ようになつており、クランクアーム13の最初の
半周期において、連結ロツド15を前方に牽引
し、後半の半周期において、連結ロツド15を後
方に押動するようになつている。
合、ウオームホイール12は、1回転した後に、
スイツチ装置によつてモータ8の回転を停めうる
ようになつており、クランクアーム13の最初の
半周期において、連結ロツド15を前方に牽引
し、後半の半周期において、連結ロツド15を後
方に押動するようになつている。
次に、ドアロツク装置Aについて説明する。
第3図に示す16はドアロツク本体で、矩形枠
状をなす硬質合成樹脂製のケース17の両側開口
部を取付板18及びベースプレート19で挾持し
てなりこの取付板18は前記ドア4の後端板4c
に取付けられている。
状をなす硬質合成樹脂製のケース17の両側開口
部を取付板18及びベースプレート19で挾持し
てなりこの取付板18は前記ドア4の後端板4c
に取付けられている。
ベースプレート19の下部には、前向きの側片
19aを直角に折曲形成され、左右方向をなす水
平な軸20をもつて、ベルクランク21の中位部
が枢着されている。
19aを直角に折曲形成され、左右方向をなす水
平な軸20をもつて、ベルクランク21の中位部
が枢着されている。
このベルクランク21の下端には、前記連結ロ
ツド15の他端が、適宜のピンをもつて連結さ
れ、減速器10の回転は、このベルクランク21
の揺動に変換されるようになつている。
ツド15の他端が、適宜のピンをもつて連結さ
れ、減速器10の回転は、このベルクランク21
の揺動に変換されるようになつている。
第6図に示すように、ドアロツク本体16のケ
ース17内には、取付板18に枢支された前後方
向を向く軸22に、二股状をなすラツチ23が、
一体的に固着されている。このラツチ23の開口
部23aは、第6図に示す開放位置においては、
取付板18に形成されたコ字状の案内溝18aと
重なり、車体に取付けられた前記ストライカ6に
向かつて開口している。
ース17内には、取付板18に枢支された前後方
向を向く軸22に、二股状をなすラツチ23が、
一体的に固着されている。このラツチ23の開口
部23aは、第6図に示す開放位置においては、
取付板18に形成されたコ字状の案内溝18aと
重なり、車体に取付けられた前記ストライカ6に
向かつて開口している。
ラツチ23は、図示しない適宜のばねによつ
て、常時第6図時計方向に付勢されており、この
付勢力に抗して、ストライカ6が案内溝18aに
侵入してきた場合、後述するように、反時計方向
に回動して、ストライカ6と辛うじて係合する第
7図に示すハーフラツチ位置と、ストライカ6と
完全に噛合して、ドア4を全閉状態で保持する第
8図に示すフルラツチ位置とに回動することがで
きるようになつている。
て、常時第6図時計方向に付勢されており、この
付勢力に抗して、ストライカ6が案内溝18aに
侵入してきた場合、後述するように、反時計方向
に回動して、ストライカ6と辛うじて係合する第
7図に示すハーフラツチ位置と、ストライカ6と
完全に噛合して、ドア4を全閉状態で保持する第
8図に示すフルラツチ位置とに回動することがで
きるようになつている。
24は、前記ラツチ23の軸22と平行をなす
軸で、取付板18に枢支されるととも、半月状を
なすポール25が一体的に固着されている。
軸で、取付板18に枢支されるととも、半月状を
なすポール25が一体的に固着されている。
このポール25は、図示しない適宜のばねによ
つて、第6図反時計方向に常時付勢されるととも
に、所望の開き角度を図示しないストツパによつ
て停止されるようになつている。
つて、第6図反時計方向に常時付勢されるととも
に、所望の開き角度を図示しないストツパによつ
て停止されるようになつている。
ポール25は、第7図に示すハーフラツチ位置
と、第8図に示す、フルラツチ位置とにおいて、
ラツチ23と係合し、ラツチ23がその位置より
時計方向に復帰回動するのを阻止する。
と、第8図に示す、フルラツチ位置とにおいて、
ラツチ23と係合し、ラツチ23がその位置より
時計方向に復帰回動するのを阻止する。
なお、軸24は、図示しないドアのインサイド
ハンドル及びアウトサイドハンドル等に連係され
ており、これらのハンドルを操作した場合には、
第8図における時計方向に回動されて、ラツチ2
3に対するポール25の係合状態が解除されるよ
うになつている。
ハンドル及びアウトサイドハンドル等に連係され
ており、これらのハンドルを操作した場合には、
第8図における時計方向に回動されて、ラツチ2
3に対するポール25の係合状態が解除されるよ
うになつている。
しかし、これらの構成は、本発明に直接関係し
ないのでその図示及び詳細な説明は省略する。
ないのでその図示及び詳細な説明は省略する。
第4図に示すように、ベースプレート19の下
部には、前方を向く軸26が突設され、この軸2
6には、前方から見てL字形をなす回動レバー2
7の中位部が枢着されている。
部には、前方を向く軸26が突設され、この軸2
6には、前方から見てL字形をなす回動レバー2
7の中位部が枢着されている。
この回動レバー27の車内側端部は、前記ベル
クランク21と連動するように連係され、同じ
く、車外側の遊端に連接された上方を突く突片2
7aには、軸26を中心とする円弧状の摺動孔2
8が穿設されている。
クランク21と連動するように連係され、同じ
く、車外側の遊端に連接された上方を突く突片2
7aには、軸26を中心とする円弧状の摺動孔2
8が穿設されている。
ベースプレート19の上部には、前記ラツチ2
3の軸22の前端部が突出し、この前端部に形成
された矩形突起22aには、第1リンク30の上
端部が、相対回動不能に嵌合固着されている。
3の軸22の前端部が突出し、この前端部に形成
された矩形突起22aには、第1リンク30の上
端部が、相対回動不能に嵌合固着されている。
この第1リンク30の下端部には、連結ピン3
1をもつて、これより若干長い上下方向をなす第
2リンク32の上端部が、連結されている。第2
リンク32の下端部には、前記回動レバー27の
摺動孔28内に遊動自在に嵌合されたピン33が
突設されている。
1をもつて、これより若干長い上下方向をなす第
2リンク32の上端部が、連結されている。第2
リンク32の下端部には、前記回動レバー27の
摺動孔28内に遊動自在に嵌合されたピン33が
突設されている。
第4図に示すように、前記ラツチ23が開放位
置にある場合には、ラツチ23の軸22の中心
と、前記ピン33の中心を結ぶ線分lを底辺とし
て、第1リンク30及び第2リンク32を斜辺と
する三角形の頂点となる連結ピン31は、線分l
に対して、車内側に位置している。
置にある場合には、ラツチ23の軸22の中心
と、前記ピン33の中心を結ぶ線分lを底辺とし
て、第1リンク30及び第2リンク32を斜辺と
する三角形の頂点となる連結ピン31は、線分l
に対して、車内側に位置している。
第4図の想像線で示すような、ハーフラツチ位
置においては、連結ピン31は、線分lを底辺と
し、第1リンク30と第2リンク32を斜辺とす
る車外側を向く三角形の頂点となる。
置においては、連結ピン31は、線分lを底辺と
し、第1リンク30と第2リンク32を斜辺とす
る車外側を向く三角形の頂点となる。
このとき、ピン33は、わずかの長さsだけ、
摺動孔28内を移動する。
摺動孔28内を移動する。
また、このようなハーフラツチ位置において、
ベースプレート19の上端に設置されたリミツト
スイツチ34の振動片34aに当接するべく、前
記第1リンク30の上端には、上方に若干膨出し
たカム面30aが連設されており、このリミツト
スイツチ34の作動で、前記モータ8が回転を始
めるようになつている。
ベースプレート19の上端に設置されたリミツト
スイツチ34の振動片34aに当接するべく、前
記第1リンク30の上端には、上方に若干膨出し
たカム面30aが連設されており、このリミツト
スイツチ34の作動で、前記モータ8が回転を始
めるようになつている。
さらに、第5図に示すフルラツチ位置において
は、回動レバー27の押上げ動作によつて、連結
ピン31は、ラツチ23の軸22とほぼ等しい高
さにまで、反時計方向に回動されうるようになつ
ている。
は、回動レバー27の押上げ動作によつて、連結
ピン31は、ラツチ23の軸22とほぼ等しい高
さにまで、反時計方向に回動されうるようになつ
ている。
なお、ラツチ23と、これら第1リンク30及
び第2リンク32の動作の関係は、第6図乃至第
8図において、想像線によつて示してある。
び第2リンク32の動作の関係は、第6図乃至第
8図において、想像線によつて示してある。
次に、以上のように構成された本発明装置の作
動について説明する。
動について説明する。
まず、ドア4が開扉状態から全閉状態の直前ま
では、図示しない閉扉スイツチの閉動作で、自動
的にドア開閉装置が作動し、ドア4が閉じられ
る。
では、図示しない閉扉スイツチの閉動作で、自動
的にドア開閉装置が作動し、ドア4が閉じられ
る。
第6図に示すように、ドア4の全閉位置の直前
には、車体側に設置されたストライカ6がドアロ
ツク装置Aのラツチ23に当接し、ラツチ23の
ばね(図示略)の付勢力に抗して、これを反時計
方向に押動する。
には、車体側に設置されたストライカ6がドアロ
ツク装置Aのラツチ23に当接し、ラツチ23の
ばね(図示略)の付勢力に抗して、これを反時計
方向に押動する。
第7図に示すように、ストライカ6がラツチ2
3に辛うじて係合するハーフラツチ位置に達した
とき、ポール25がラツチ23の開口部23a内
縁に係合して、時計方向への回動を阻止する状態
となる。
3に辛うじて係合するハーフラツチ位置に達した
とき、ポール25がラツチ23の開口部23a内
縁に係合して、時計方向への回動を阻止する状態
となる。
このとき、第4図に示すように、軸22の回動
によつて、連結ピン31は、線分lを越えて車外
側に移り、第1リンク30と第2リンク32は、
逆「く」の字形の三角形を形成しピン33は、若
干の長さsだけ摺動孔28内を移動し、第1リン
ク30のカム面30aはリミツトスイツチ34の
揺動片34aに接触して、リミツトスイツチ34
が作動する。
によつて、連結ピン31は、線分lを越えて車外
側に移り、第1リンク30と第2リンク32は、
逆「く」の字形の三角形を形成しピン33は、若
干の長さsだけ摺動孔28内を移動し、第1リン
ク30のカム面30aはリミツトスイツチ34の
揺動片34aに接触して、リミツトスイツチ34
が作動する。
このリミツトスイツチ34の信号を受けて、モ
ータ8が作動し、連結杆9を介して減速器10を
作動させる。クランクアーム13の半回転する動
作で、連結ロツド15及びベルクランク21を介
して、回動レバー27の突片27aを第4図反時
計方向に回動させる。そのため、第2リンク32
は上方に押動され、第1リンク30を介して軸2
2を強制的に所要の角度だけ回動する。
ータ8が作動し、連結杆9を介して減速器10を
作動させる。クランクアーム13の半回転する動
作で、連結ロツド15及びベルクランク21を介
して、回動レバー27の突片27aを第4図反時
計方向に回動させる。そのため、第2リンク32
は上方に押動され、第1リンク30を介して軸2
2を強制的に所要の角度だけ回動する。
第8図に示すように、軸22の回動によつて、
ラツチ23は、ストライカ6と完全に噛合するフ
ルラツチ位置に強制的に回動され、軸24のポー
ル25がラツチ23の外周の一端に係合し、ドア
4は、全閉位置に保持される。
ラツチ23は、ストライカ6と完全に噛合するフ
ルラツチ位置に強制的に回動され、軸24のポー
ル25がラツチ23の外周の一端に係合し、ドア
4は、全閉位置に保持される。
続いて、クランクアーム13が残りの半回転動
作を行う作動で、第5図の想像線で示すように、
回動レバー27の突片27aは、図中時計方向に
強制的に回動させられる。
作を行う作動で、第5図の想像線で示すように、
回動レバー27の突片27aは、図中時計方向に
強制的に回動させられる。
このとき、第2リンク32及び第1リンク30
は、そのままの状態で保持され、摺動孔28がピ
ン33外周を滑動しながら通過することによつ
て、回動レバー27のみ復帰される。
は、そのままの状態で保持され、摺動孔28がピ
ン33外周を滑動しながら通過することによつ
て、回動レバー27のみ復帰される。
次に、ドア4を自動的に開扉するには、開扉用
スイツチを入れることによつて、図示しない適宜
の手段をもつて、ドアロツク装置Aにおける軸2
4のポール25を第8図における時計方向へ回動
させる。
スイツチを入れることによつて、図示しない適宜
の手段をもつて、ドアロツク装置Aにおける軸2
4のポール25を第8図における時計方向へ回動
させる。
それにより、ポール25とラツチ23の係合が
解かれ、適宜のばねの付勢力によつて、第6図に
示すように、ストライカ6がラツチ23の開口部
23aから解放される。その後は、自動ドア開閉
装置の作動によつて、ドア4は自動的に開かれ
る。
解かれ、適宜のばねの付勢力によつて、第6図に
示すように、ストライカ6がラツチ23の開口部
23aから解放される。その後は、自動ドア開閉
装置の作動によつて、ドア4は自動的に開かれ
る。
ラツチ23がストライカ6を解放する動作に伴
つて、第1リンク30および第2(32は、ピン
33が摺動孔28内で、下方に押し下げられるこ
とによつて、第4図に示すように線分lよりも車
内側に連結ピン31が位置する開放位置に復帰す
る。
つて、第1リンク30および第2(32は、ピン
33が摺動孔28内で、下方に押し下げられるこ
とによつて、第4図に示すように線分lよりも車
内側に連結ピン31が位置する開放位置に復帰す
る。
また、手動によつて、ドア4を開閉する場合に
は、ラツチ23が回動される毎に、ピン33が摺
動孔28内を上下に移動されるにとどまり、回動
レバー27を含めた自動ドア閉止装置Bは影響を
うけないものである。
は、ラツチ23が回動される毎に、ピン33が摺
動孔28内を上下に移動されるにとどまり、回動
レバー27を含めた自動ドア閉止装置Bは影響を
うけないものである。
なお、上記実施例においては、モータ8及び減
速器10により、駆動手段を構成したが、この他
に、連結ロツド15を押動か牽引できる手段であ
れば、どのような駆動手段を用いてもよいことは
勿論である。
速器10により、駆動手段を構成したが、この他
に、連結ロツド15を押動か牽引できる手段であ
れば、どのような駆動手段を用いてもよいことは
勿論である。
以上、詳細に説明したように、本発明の装置に
おいては、駆動手段により回動レバー、第2リン
ク、第1リンク等を介してラツチを強制的に回動
させる範囲は、ラツチのハーフラツチ位置からフ
ルラツチ位置までの回動範囲に減縮でき、駆動手
段や回動レバーのストロークを小さくできるの
で、装置を小型化し、設置スペースを小さくでき
るとともに、駆動手段を、連結ロツド等をもつて
回動レバーを牽引するようにした構成のものとす
る場合には、連結ロツドのストロークを小さくし
て効率よく力を伝達することができ、有意義であ
る。
おいては、駆動手段により回動レバー、第2リン
ク、第1リンク等を介してラツチを強制的に回動
させる範囲は、ラツチのハーフラツチ位置からフ
ルラツチ位置までの回動範囲に減縮でき、駆動手
段や回動レバーのストロークを小さくできるの
で、装置を小型化し、設置スペースを小さくでき
るとともに、駆動手段を、連結ロツド等をもつて
回動レバーを牽引するようにした構成のものとす
る場合には、連結ロツドのストロークを小さくし
て効率よく力を伝達することができ、有意義であ
る。
また、本発明においては、ラツチは開放位置に
あるときは、第1リンクと第2リンクとを連結す
る連結ピンは、ラツチの軸と、第2リンクと回動
レバーとを連結するピンとを結ぶ線分に対して、
ラツチがハーフラツチ位置にある場合と逆側に位
置し、この状態では、駆動手段を作動させてもラ
ツチはフルラツチ位置に回動しないので、誤作動
の恐れがなく、安全性が高いという利点がある。
あるときは、第1リンクと第2リンクとを連結す
る連結ピンは、ラツチの軸と、第2リンクと回動
レバーとを連結するピンとを結ぶ線分に対して、
ラツチがハーフラツチ位置にある場合と逆側に位
置し、この状態では、駆動手段を作動させてもラ
ツチはフルラツチ位置に回動しないので、誤作動
の恐れがなく、安全性が高いという利点がある。
すなわち、ラツチがハーフラツチ位置に達しな
いと、装置は正常に作動しないようになつてい
る。
いと、装置は正常に作動しないようになつてい
る。
なお、上述の実施例においては、回動レバー2
7に穿設した摺動孔28にピン33を摺動自在に
嵌合することにより、回動レバー27と第2リン
ク32との間に所要の遊びを持たせ、開扉時にラ
ツチ23が開放位置に復帰回動するのを許容する
ようにしてあるが、このような遊びを、回動レバ
ー27とベルクランク21との間に持たせて、ピ
ン33を回動レバー27に直接突設するようにし
てもよい。
7に穿設した摺動孔28にピン33を摺動自在に
嵌合することにより、回動レバー27と第2リン
ク32との間に所要の遊びを持たせ、開扉時にラ
ツチ23が開放位置に復帰回動するのを許容する
ようにしてあるが、このような遊びを、回動レバ
ー27とベルクランク21との間に持たせて、ピ
ン33を回動レバー27に直接突設するようにし
てもよい。
第1図は、本発明の装置を備える自動車のドア
の一例を示す一部切欠正面図、第2図は、第1図
の減速器のみを拡大して示す一部切欠正面図、第
3図は、第1図のドアロツク装置のみを拡大して
示す一部切欠正面図、第4図は、第3図の側面
図、第5図は、第4図の作動を説明するための側
面図、第6図は、第3図のX−X線による縦断面
図、第7図及び第8図は、ドアロツクの作動を説
明するための第6図と同様な部分の縦断面図であ
る。 1……センターピラー、3……ドアヒンジ、4
……ドア、6……ストライカ、7……駆動手段、
10……減速器、13……クランクアーム、15
……連結ロツド、22……軸、23……ラツチ、
25……ポール、27……回動レバー、28……
摺動孔、30……第1リンク、31……連結ピ
ン、32……第2リンク、33……ピン、34…
…リミツトスイツチ、A……ドアロツク装置、B
……自動ドア閉止装置。
の一例を示す一部切欠正面図、第2図は、第1図
の減速器のみを拡大して示す一部切欠正面図、第
3図は、第1図のドアロツク装置のみを拡大して
示す一部切欠正面図、第4図は、第3図の側面
図、第5図は、第4図の作動を説明するための側
面図、第6図は、第3図のX−X線による縦断面
図、第7図及び第8図は、ドアロツクの作動を説
明するための第6図と同様な部分の縦断面図であ
る。 1……センターピラー、3……ドアヒンジ、4
……ドア、6……ストライカ、7……駆動手段、
10……減速器、13……クランクアーム、15
……連結ロツド、22……軸、23……ラツチ、
25……ポール、27……回動レバー、28……
摺動孔、30……第1リンク、31……連結ピ
ン、32……第2リンク、33……ピン、34…
…リミツトスイツチ、A……ドアロツク装置、B
……自動ドア閉止装置。
Claims (1)
- 1 ドア側に設けられたドアロツク内に、車体側
に固着されたストライカと係合可能なラツチを、
前記ストライカと離脱した開放位置と、ストライ
カと辛うじて係合するハーフラツチ位置と、スト
ライカと完全に噛合してドアを全閉状態で保持す
るフルラツチ位置とに回動可能に枢着するととも
に、前記ドアロツクに枢着した回動レバーを、ド
ア内に設けられた適宜の駆動手段により強制的に
揺動し得るようにし、かつ該回動レバーの遊端に
連結したピンと前記ラツチの軸とを、中間で連結
ピンをもつて互いに連結された第1リンクと第2
リンクとをもつて連係し、該第1リンクをラツチ
と一体的に回動し得るようにラツチの軸に固着し
て、ラツチが開放位置にあるときは、前記連結ピ
ンが、ラツチの軸と前記ピンとを結ぶ線分の一側
方に位置し、かつラツチがハーフラツチ位置に位
置することにより、前記連結ピンが前記線分の他
側方に位置するようにして、前記駆動手段の作動
により、前記回動レバー、第2リンク及び第1リ
ンクを介して、ラツチをハーフラツチ位置よりフ
ルラツチ位置まで強制的に回動させるようにした
ことを特徴とする自動車等のドア自動閉止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57066634A JPS58185887A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 自動車等のドア自動閉止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57066634A JPS58185887A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 自動車等のドア自動閉止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185887A JPS58185887A (ja) | 1983-10-29 |
JPH0227508B2 true JPH0227508B2 (ja) | 1990-06-18 |
Family
ID=13321515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57066634A Granted JPS58185887A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 自動車等のドア自動閉止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58185887A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4469445B2 (ja) * | 1999-10-20 | 2010-05-26 | トーシンテック株式会社 | 車輛用スイングドアの開閉装置 |
JP5294702B2 (ja) * | 2007-05-23 | 2013-09-18 | 株式会社ミツバ | 車両用自動開閉装置 |
JP6194142B2 (ja) * | 2013-05-09 | 2017-09-06 | プレス工業株式会社 | 建設機械の前窓開閉装置 |
-
1982
- 1982-04-21 JP JP57066634A patent/JPS58185887A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58185887A (ja) | 1983-10-29 |
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