JPH024753B2 - - Google Patents

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JPH024753B2
JPH024753B2 JP6113682A JP6113682A JPH024753B2 JP H024753 B2 JPH024753 B2 JP H024753B2 JP 6113682 A JP6113682 A JP 6113682A JP 6113682 A JP6113682 A JP 6113682A JP H024753 B2 JPH024753 B2 JP H024753B2
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JP
Japan
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door
latch
opening
closed
latched position
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JP6113682A
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JPS58178779A (ja
Inventor
Masakazu Morya
Eiichi Miura
Haruo Mochida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP57061136A priority Critical patent/JPS58178779A/ja
Publication of JPS58178779A publication Critical patent/JPS58178779A/ja
Publication of JPH024753B2 publication Critical patent/JPH024753B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車、その他の車両等における扉
を自動的に開閉させる装置に関する。
従来の自動車等における自動扉開閉装置(特公
昭42−22888号公報参照)には、ドアヒンジの枢
軸より若干側方に外れた車体のピラー側に一端を
枢着された押動杆の他端を、ドア内に設けられた
適宜の駆動手段をもつて、ほぼ軸線方向に押動、
牽引することによりドアを開閉するようにしたも
のがある。
このような従来の装置においては、ドアのヒン
ジ部近傍でドアを操作しなければならず、しかも
ドアの全閉時直前には、ウエザーストリツプ反力
や、ロツク抵抗、空気抵抗、ヒンジ抵抗等がドア
に作用するので、ドアを確実に閉止するには、勢
いよくドアを閉扉して、慣性により閉めるか、相
当強力なモータ等を使用するか、又は駆動手段を
大幅に減速して、閉扉力を大にするかしなければ
ならない。
しかし、勢いよくドアを閉扉して、慣性により
閉める場合には、ドアや車体が、衝撃により変形
や破損を生じる恐れが大となるとともに、閉扉時
に、過つてドアと車体との間に人体の一部が挾ま
れた場合、大怪我をする等の恐れがある。
強力なモータを使用する場合には、重量が大と
なるとともに、高価となり、しかも消費電力が大
となつてバツテリの寿命が短かくなる等の欠点が
ある。
さらに、駆動手段を大幅に減速した場合には、
ドアの開閉速度が遅くなり、実用に適さないとい
う欠点がある。
また、全閉時に、過大な閉止力が、ドアとセン
ターピラーに作用するため、ドアやセンターピラ
ーが変形する恐れがある。
一方従来の自動車等における自動扉開閉装置に
おいては、開扉操作に先立つてドアロツクを解除
するロツク解除装置は、上述のドア開閉装置に連
動するように連係されているが、その連係機構が
複雑であつたり、大きな作動音が発生したり、作
動に円滑性を欠く等の欠点があつた。
本発明は、上述のような欠点を除去した自動車
等における自動扉開閉装置を提供することを目的
とする。
すなわち、本発明の目的は、円滑にドアを開閉
することができるとともに、閉扉時におけるドア
や車体への衝撃を少なくして、センターピラーや
ドアが変形する恐れをなくし、またドアに人体の
一部が挾まれた場合にも、危険性がなく、しか
も、小型小出力の駆動手段をもつて、ドアを開閉
し得るようにした自動車等における自動扉開閉装
置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明においては、 ドアのドアヒンジ側端部において、適宜の駆動
源により、ドアを開閉させる開閉機構と、 ドアヒンジと反対側のドアの端部に設けられ、
車体側に固着されたストライカと噛合可能なラツ
チを備えるとともに、該ラツチをストライカとの
噛合状態で係止して、ドアを閉止状態で拘束し得
るポールを備えるドアロツクと、 ドア内に設けられた適宜の駆動源により、前記
ドアロツクにおけるラツチを、ストライカと辛う
じて係合するハーフラツチ位置から、ストライカ
と完全に噛合してドアを閉止状態とするフルラツ
チ位置まで、回動させる閉止装置と、 ドア内に設けられた適宜の駆動源により、前記
ドアロツクにおけるポールを、ラツチから離脱す
る方向に回動させるロツク解除装置 とを備え、自動開扉時には、前記ロツク解除装置
を作動させてドアロツクを解除した後、前記開閉
機構によりドアを開く方向に移動させるととも
に、自動閉扉時には、前記開閉機構により、前記
ラツチがハーフラツチ位置に至るまでドアを閉じ
る方向に移動させ、前記ラツチがハーフラツチ位
置に達した後は、前記閉止装置により、ラツチを
強制的にフルラツチ位置まで回動させてドアを閉
じるようにしてある。
以下、本発明を、添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
第1図において、1は、自動車の後部のドア
で、インナーパネル1aと、アウターパネル1b
と、前端板1cと、後端板1d等からなり、上下
方向の枢軸2aを備える上下1対のドアヒンジ2
をもつて、前端を自動車の車体に枢着されてい
る。
ドア1内には、開閉機構Aと、ドアロツクB
と、閉止装置Cと、ロツク解除装置Dとが設けら
れている。
次に、これらの各装置について詳細に説明す
る。
開閉機構Aは、ドアヒンジ2側においてドア1
を開閉させるもので、駆動源をなす正逆回転可能
なモータ3を備えている。このモータ3は、ドア
1のインナーパネル1aにおける前端寄りの下部
に固着された減速器4のケース5に取付けられて
いる。
第2図及び第3図に明示するように、減速器4
におけるケース5の下部には、ほぼ前後方向をな
す入力軸6が回転自在に枢支され、この入力軸6
の後端には、モータ3の回転軸(図示略)が連結
される。
入力軸6のほぼ中央には、ウオーム7が一体的
に形成され、このウオーム7は、ケース5のほぼ
中央に、出力軸8をもつて枢着されたウオームホ
イーム9と噛合している。ウオームホイール9と
出力軸8とは、適宜の連結金具10をもつて、互
いに相対回転不能なように連結され、一体となつ
て回転するように、ケース5内に枢支されてい
る。
減速器4におけるケース5より車外側に向けて
突出する出力軸8の遊端には、出力ギヤ11が固
着され、この出力ギヤ11は、ドア1の内外方向
を向く水平な軸12をもつてインナーパネル1a
に枢着されたセクタギヤ13の下端における円弧
状の歯13aに噛合している。
セクタギヤ13の上部には、上方を向くアーム
13bが形成され、このアーム13bの上端に
は、ドア1の内外方向を向く水平な軸14をもつ
て、前後方向をなす水平な押動杆15の後端が枢
着されている。
押動杆15の中間は、ドア1の前端板1cに穿
設された窓孔16を貫通しており、また押動杆1
5の前端は、ドアヒンジ2の枢軸2aより若干側
方に外れた位置において、車体のセンターピラー
17に固着されたブラケツト18に、上下方向の
軸19をもつて枢着されている。
かくして、上述のモータ3から、減速器4及び
セクタギヤ13を介して、押動杆15に至るまで
の構成により、開閉機構Aが形成されている。
この開閉機構Aにおいては、モータ3の回転軸
を、予め定められた正転方向に回転させることに
より、減速器4を介して、セクタギヤ13を第1
図における反時計方向に回動させ、押動杆15を
ドア1より前方に押動して、その反作用により、
ドア1を開くことができる。
また、モータ3の回転軸を逆転方向に回転させ
ることにより、上述の場合と逆の作動で、セクタ
ギヤ13を第1図における時計方向に回動させ、
押動杆15をドア1内に牽引して、ドア1を閉じ
ることができる。
なお、LS−1は、ドア1の全開状態を検出す
るリミツトスイツチで、この実施例では、セクタ
ギヤ13のアーム13bが、ドア1を全開させる
位置に達したときに、アーム13bに当接して作
動するように、インナーパネル1aの適所に固着
されている。
次に、第1図と、第5図乃至第10図とを参照
して、ドアロツクBについて説明する。
ドアロツクBは、ドア1の後端板1dの前面に
固着された硬質合成樹脂製のドアロツク本体20
を備えている。
ドアロツク本体20内には、車体の側部後枠2
1に固着されたストライカ22と噛合可能な二股
状のラツチ23が、前後方向をなす水平な軸24
をもつて枢着されている。このラツチ23は、第
7図に実線で示すように、ストライカ22と完全
に離脱した開扉位置と、第7図に想像線で示すよ
うに、ストライカ22と完全に噛合し、ドア1を
全閉位置で保持するフルラツチ位置と、第8図に
示すように、開扉位置とフルラツチ位置との中間
位置で、ストライカ22と辛うじて係合するハー
フラツチ位置とに回動可能で、常時は、適宜の復
帰回動用のばね25をもつて、第7図における時
計方向に付勢されている。
また、ドアロツク本体20内には、軸24と平
行な軸26をもつて、半月状のポール27が枢着
されている。このポール27は、ラツチ23が、
ハーフラツチ位置とフルラツチ位置とにあると
き、ラツチ23の一部に係合し、ラツチ23がそ
れらの位置より開扉位置に向けて回動するのを阻
止するようにしたもので、常時は、適宜の復帰回
動用のばね(図示略)により第7図における反時
計方向に付勢され、第7図に示す位置で停止して
いるが、このばねに抗して、第7図における時計
方向をなす解除方向に回動させることにより、ラ
ツチ23との係合を解除し、ドア1を自由に開く
ことができるようになつている。
ドアロツク本体20の前面には、ベースプレー
ト28が固着され、このベースプレート28の車
内側端部の上下部には、前方を向く側板29a,
29bが連設されている。
上記ラツチ23の軸24及びポール27の軸2
6は、ドアロツク本体20とベースプレート28
とを貫通して前方に突出し、ラツチ23の軸24
の前端部には、ほぼ上方を向くカム30が、また
ポール27の軸26には、車内側を向く腕部31
aを備えるオープンレバー31が、それぞれ止着
され、ラツチ23はカム30と、かつポール27
はオープンレバー31と、それぞれ一体となつて
回動し得るようになつている。
ベースプレート28及び側板29a,29bに
は、各種の操作レバーが枢着され、これらの操作
により、オープンレバー31を所要方向に回動さ
せて、ロツク解除し得るようになつているが、こ
れらの構成は公知のものと同一であり、かつ本発
明に直接関係しないので、その詳細な説明は省略
する。
次に、閉止装置Cについて説明する。
第5図及び第9図に明示するように、上述のカ
ム30の周縁には、他の周縁より若干外方に突出
する円弧状の第1カム面30aと、この第1カム
面30aに連結し、かつ第1カム面30aよりさ
らに外方に突出する円弧状の第2カム面30b
と、第2カム面30bに連続する段部30cとが
形成されている。
第1カム面30aは、ドア1がいわゆる半ドア
の状態まで閉じ、ラツチ23が上述のハーフラツ
チ位置に達したとき、ベースプレート28に固着
されたリミツトスイツチLS−2に当接して、こ
のリミツトスイツチLS−2を作動させるような
配置関係で設けられている。
また、第2カム面30bは、ラツチ23がハー
フラツチ位置とフルラツチ位置との間の適宜の中
間位置に達したとき、ベースプレート28に固着
されたリミツトスイツチLS−3に当接して、こ
のリミツトスイツチLS−3を作動させるような
配置関係としてある。
ラツチ23の軸24の前端には、回動レバー3
2の基部が、カム30と相対回動可能に枢着され
ている。この回動レバー32の基部外周には、ド
ア1の後方を向く突片32aが形成され、回動レ
バー32が第5図及び第9図における反時計方向
に回動させられたとき、この突片32aがカム3
0の段部30cに当接し、カム30とラツチ23
とを、ハーフラツチ位置からフルラツチ位置まで
回動させることができるようになつている。回動
レバー32が第5図及び第9図における時計方向
に復帰回動するときには、突片32aはカム30
の段部30cから離れ、カム30等は回動レバー
32に従動することはない。
第5図、第6図及び第9図に示すように、回動
レバー32の遊端には、前後方向をなす水平な軸
33をもつて、ほぼ上下方向をなす連杆34の上
端が枢着されている。連杆34の下端は、下方の
側板29bに、ドア1の内外方向をなす水平な軸
35をもつて枢着されたベルクランク状の連結レ
バー36における後方を向く腕部36aの遊端
に、軸35と平行な軸37をもつて枢着されてい
る。
第1図に戻つて説明すると、38は、閉止装置
Cにおける駆動源をなすモータで、このモータ3
8は、ドアロツクBの前方におけるドア1のイン
ナーパネル1aに固着されたスイツチ装置付き減
速器39におけるケース40に取付けられてい
る。
第1図及び第4図に示すように、減速器39に
おけるケース40の下部には、ほぼ前後方向をな
す入力軸41が回転自在に枢支され、この入力軸
41の前端には、モータ38の回転軸(図示略)
が連結されている。
入力軸41のほぼ中央には、ウオーム42が一
体的に形成され、このウオーム42は、ケース4
0のほぼ中央に枢支されたウオームホイール43
と噛合している。ウオームホイル43の中央に
は、出力軸44がウオームホイール43と一体と
なつて回転するように突設されている。
スイツチ装置45は、ウオームホイール43の
一側面に固着された円板状の基板46と、この基
板46の中央に固着され、かつ外周部の一部に扇
形の切欠き47aを形成されたほぼ円板状の導体
板47と、切欠き47aに所要の間隙を隔てて嵌
合するような配置で基板46に固着された扇形の
導体板48と、ケース40に支持された2本のブ
ラシ49,50とからなつており、基板46のあ
る回転周期において、両ブラシ49,50が導体
板48に同時に接触し、かつそれ以外の回転周期
においては、出力軸44寄りのブラシ49のみが
導体板47に接触するようにしてある。これらの
電気的な接続関係については後述する。
減速器39より車外側に突出する出力軸44の
突出端部にはクランクアーム51が固着され、こ
のクランクアーム51の遊端には、ほぼ前後方向
をなす連結ロツド52の前端が、出力軸44と平
行な軸53をもつて連結されている。なお、クラ
ンクアーム51と基板46に固着された導体板4
7,48との位置関係は、導体板48が両ブラシ
49,50に接触したとき、クランクアーム51
が第1図に示すような上死点に位置するように定
めてある。
連結ロツド52の後端は、上述のベルクランク
状の連結レバー36における下方を向く腕部36
bに、軸35と平行な軸54をもつて連結されて
いる。
かくして、モータ38より、減速器39、クラ
ンクアーム51、連結ロツド52、連結レバー3
6、連杆34、回動レバー32、カム30等を介
して、ラツチ23の軸24に至るまでの構成によ
り、閉止装置Cが形成されている。
この閉止装置Cにおいては、モータ38の回転
軸を所要方向に回転させることにより、クランク
アーム51を1回転させ、その最初の半周期にお
いて回動レバー32を第5図において反時計方向
に回動させ、ハーフラツチ位置にあるラツチ23
を強制的にフルラツチ位置まで回動させて、ドア
1を確実に全閉することができる。
クランクアーム51が後半の半周期を回転する
際には、回動レバー32は、第5図における時計
方向に復帰回動し、第5図に示す位置に戻る。こ
のとき、上述のように、カム30及びラツチ23
は、回動レバー32の動きに従動せず、第7図に
想像線で示すように、ポール27に係止された状
態を維持する。
次に、ロツク解除装置Dについて説明する。
このロツク解除装置Dは、第1図、第5図、第
6図及び第10図に示す解除レバー55を備えて
いる。
解除レバー55は、中央部を、ドアロツクBに
おける下方の側板29bに、ドア1の内外方向を
向く水平な軸56をもつて枢着されるとともに、
前端に硬鋼線等よりなる可撓性の索条57の上端
を止着されている。解除レバー55の後端は、オ
ープンレバー31の腕部31aの回動軌跡内に突
入し、上記索条57を牽引することにより、後端
で、オープンレバー31を第5図における時計方
向に回動させて、ポール27を解除方向に回動さ
せ、ロツク解除することができるようになつてい
る。
なお、58は、解除レバー55を第6図におけ
る時計方向に復帰回動させるための適宜のばねで
ある。
索条57は、解除レバー55近傍のインナーパ
ネル1aの適所に上端を止着された可撓性の索導
管59内を通つて、下端を、モータ38の下方に
おけるインナーパネル1aの適所に固着されたア
クチユエータ60におけるプランジヤ61の遊端
に止着されている。索導管59の下端は、索条5
7の下部がプランジヤ61と一直線状をなすよう
な適宜の位置で、インナーパネル1aに止着され
ている。
アクチユエータ60は、この実施例において
は、通電することにより、プランジヤ61を第1
図に示す状態より前下方に牽引するようにしたソ
レノイド式のものとしてある。しかし、モータ駆
動式のものとしてもよい。
このように、解除レバー55、索条57及びア
クチユエータ60等により、ロツク解除装置Dが
形成されている。このロツク解除装置Dにおいて
は、アクチユエータ60に通電することにより、
索条57を牽引して、解除レバー55を第10図
において反時計方向に回動させ、オープンレバー
31を所要の解除方向に回動させて、ロツクを解
除することができる。
アクチユエータ60への通電を停止すると、ば
ね58の付勢力により、解除レバー55、索条5
7、プランジヤ61は、第1図に示す状態に復帰
する。
第11図は、上述の実施例の電気回路を示す。
62,63は、自動車の運転席近傍に設けられ
る主スイツチで、互いに連動して、開扉側
(open)と閉扉側(close)とに切換可能となつて
いる。
64は、主スイツチ62,63を開扉側
(open)に切換えたときのみに連動して閉じるよ
うにしたスイツチであり、65,66は、主スイ
ツチ62,63を閉扉側(close)に切換えたと
きにのみ連動して閉じるようにしたスイツチであ
る。67は、自動車のバツテリ等の電源である。
その他の部材には、上述の説明で使用したのと
同一の符号を用いて示してある。
なお、リミツトスイツチLS−1は、ドア1が
全開位置にあるときにのみ開き、リミツトスイツ
チLS−2は、ラツチ23が開扉位置からハーフ
ラツチ位置にあるときは接点(OFF)側に位置
し、ラツチ23がハーフラツチ位置からフルラツ
チ位置にあるときは接点(ON)側に切換えられ
るようになつている。また、リミツトスイツチ
LS−3は、ラツチ23が開扉位置からハーフラ
ツチ位置とフルラツチ位置との中間位置までの間
にあるときは、接点(OFF)側に位置し、ラツ
チ23が、その中間位置からフルラツチ位置まで
の間にあるときは、接点(ON)側に切換えられ
るようになつている。
次に、第11図に基づいて、本発明の装置の作
動について説明する。
第1図に示すように、ドア1が閉じている状態
においては、リミツトスイツチLS−1は閉じ、
リミツトスイツチLS−2は接点(ON)側に位置
し、リミツトスイツチLS−3は接点(ON)側に
位置している。
この状態でドア1を開くには、主スイツチ6
2,63を開扉側(open)に切換えるだけでよ
い。
このとき、スイツチ64も同時に閉じるので、
電源67−主スイツチ63−リミツトスイツチ
LS−1−アクチユエータ60−スイツチ64−
リミツトスイツチLS−2−主スイツチ62−
電源67の閉回路が形成され、アクチユエータ6
0に供電されて、ロツク解除装置Dが作動し、ロ
ツク解除する。
すると、ラツチ23は開扉位置となり、リミツ
トスイツチLS−2は接点(OFF)側に切換えら
れ、アクチユエータ60への給電は停止されると
ともに、今度は電源67−主スイツチ63−リ
ミツトスイツチLS−1−モータ3−リミツトス
イツチLS−2−主スイツチ62−電源67の
開回路が形成され、モータ3に給電され、モータ
3の回転軸は、予め定められた正転方向に回転す
る。
このモータ3の正転方向の回転により、セクタ
ギヤ13は第1図における反時計方向に回動し、
押動杆15を、ドア1内より車体側に向けて押動
し、その反作用でドア1は開く。
ドア1が全開位置まで達すると、リミツトスイ
ツチLS−1が開き、上記閉回路は開成されて、
モータ3への給電は停止され、ドア1はその位置
で停止する。
ドア1を閉じるには、主スイツチ62,63を
閉扉側(close)に切換えればよい。
このとき、スイツチ65,66はともに閉じる
とともに、リミツトスイツチLS−2は、上述の
ように接点(OFF)側に位置したままである。
また、ラツチ23は開扉位置にあるので、リミツ
トスイツチLS−3は、接点(OFF)側に位置し
ている。
したがつて、電源67−主スイツチ63−ス
イツチ65−リミツトスイツチLS−2−モータ
3−リミツトスイツチLS−3−主スイツチ62
−電源67の閉回路が形成され、モータ3に上
述の場合とは逆の極性で給電され、モータ3は逆
転方向に回転する。
すると、セクタギヤ13は、上述の場合と逆
に、第1図における時計方向に回動し、押動杆1
5をドア1内に牽引して、ドア1を閉じる方向に
回動させる。
ドア1が、いわゆる半ドアの状態まで閉じる
と、ドアロツク本体20内へのストライカ22の
進入により、ラツチ23はハーフラツチ位置とな
り、リミツトスイツチLS−2は、接点(OFF)
より接点(ON)側に切換えられる。すると、そ
れまでのモータ3への給電は停止され、今度はモ
ータ38に給電されて、クランクアーム51が回
転を始め、ラツチ23を、ハーフラツチ位置から
フルラツチ位置に向けて回動させ始める。
また、それと同時に、スイツチ装置45の基板
46も回転し始め、ブラシ49は導体板47に接
触し、ブラシ50は導体板48から離れ無接触と
なる。
ラツチ23がハーフラツチ位置とフルラツチ位
置との適宜の中間位置に達すると、リミツトスイ
ツチLS−3が接点(OFF)より接点(ON)側
の切換えられる。
これによつて、それまでリミツトスイツチLS
−3より、主スイツチ62を至て電源67に達
していた回路は、リミツトスイツチLS−3−ブ
ラシ49−導体板47−主スイツチ62−電源
67よりなる回路に切換えられる。
しかし、閉止装置Cの機械的作動はそのまま継
続され、ラツチ23をフルラツチ位置に向けて漸
時引き締める。
ラツチ23がフルラツチ位置に達した後、さら
にクランクアーム51と基板46とが後半の半周
期を終えて、再びもとの位置に戻ると、ブラシ4
9は導体板47から離れ、電源67への回路が
開かれて、モータ38への給電が停止されるとと
もに、その後即座に、ブラシ49,50が導体板
48に同時に接触して、モータ38−スイツチ6
6−リミツトスイツチLS−3−ブラシ49−導
体板48−ブラシ50−スイツチ65−リミツト
スイツチLS−2−モータ38の閉回路が形成さ
れ、モータ38が短絡されて、その際の逆起電力
によりモータ38は急停止し、クランクアーム5
1は正確に1回転して停止する。
このとき、すでにモータ38への通電は上述の
とおり停止しており、回路全体は、上述の開扉操
作前の閉扉状態に復帰する。
以上から明らかなように、本発明によると、自
動開扉時には、ロツク解除装置を作動させてドア
ロツクを解除した後、開閉機構によりドアを開く
方向に移動させるとともに、自動閉扉時には、ラ
ツチがハーフラツチ位置に至るまで、開閉機構に
よりドアを閉じる方向に移動させ、ラツチがハー
フラツチ位置に達した後は、閉止装置により、ラ
ツチを強制的にフルラツチ位置まで回動させて、
ドアを閉じるようにしてあるので、円滑にドアを
開閉することができるとともに、従来、ウエザー
ストリツプ反力やロツク抵抗等のために、最も閉
まりにくかつたハーフラツチ位置からフルラツチ
位置までの範囲を、ドアヒンジから最も離れたド
アロツク側からの力をもつて、無理な力を必要と
することなく、確実に閉扉することができ、有意
義である。
したがつて、従来のように、扉を勢いよく閉め
る必要はなく、そのため、ドアや車体に与える衝
撃を減少することができるとともに、ドアと車体
のセンターピラーとに無理な力を加えることがな
いので、センターピラーやドアが変形することが
ない。また、ドアと車体との間に人体の一部が挾
まれても、怪我をする恐れはほとんどなく、安全
である。
さらに、強力なモータを使用する必要はなく、
小型の小出力のモータで十分であり、しかも、ド
アの開閉速度を適切なものとすることができる。
なお、上述の実施例は、手動操作と併用するこ
とを考えないで、ドアの開閉を、すべて主スイツ
チ62,63のみの操作で行なうようにしたもの
であるが、手動操作と併用する場合には、上述の
開閉機構Aにおける伝動部の途中に、電磁クラツ
チを設け、この電磁クラツチを切ることにより、
駆動源とドアとの連係を断つて、ドアを手動で開
閉し得るようにすればよい。
そのような場合の具体的な手段としては、上述
の開閉機構Aにおける減速器4を、第12図及び
第13図に示すような電磁クラツチCLを内蔵し
た減速器68で置き替え、この電磁クラツチCL
を、第11図における電気回路に、想像線で示す
ように、モータ3と並列に接続し、このモータ3
への通電時のみに、電磁クラツチCLが通電励磁
され、モータ3とセクタギヤ13の連係を確保
し、それ以外の場合には、モータ3とセクタギヤ
13との連係を断つて、ドア1を自由に手動操作
し得るようにすることが考えられる。
なお、電磁クラツチCLは、第12図及び第1
3図に示すように、ウオームホイール69に一体
的に固着された回転デイスク70と、この回転デ
イスク70の一側面に対向して設けられるととも
に、中心部を出力軸71(ウオームホイール69
と相対回転可能に枢支されている)に固着された
可動デイスク72と、出力軸71を取巻くように
巻回されてケース73に固定されたコイル74と
からなり、コイル74に通電したとき、回転デイ
スク70と可動デイスク72とを互いに磁着し
て、ウオームホイール69と出力軸71とを連係
するとともに、コイル74への通電を断つたとき
には、回転デイスク70と可動デイスク72とは
互いに離れ、ウオームホイール69と出力軸71
との連係を断つようにしたものである。
75は入力軸、76は、入力軸75の中間に一
体的に形成され、ウオームホイール69と噛合す
るウオーム、77は、出力軸51に固着された出
力ギヤである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のドアの一部切欠
正面図、第2図は、第1図示の開閉装置における
減速器の一部切欠拡大正面図、第3図は、第2図
のX−X線に沿う縦断面図、第4図は、第1図示
の閉止装置における減速器の拡大縦断正面図、第
5図は、第1図示のドアロツクを左方より見た拡
大側面図、第6図は、同じくドアロツクの拡大正
面図、第7図は、第6図のY−Y線に沿う縦断面
図で、ラツチが開扉位置にある状態を実線で、か
つラツチがフルラツチ位置にある状態を想像線で
示す図、第8図は、同じくラツチがハーフラツチ
位置にある状態を示す第7図と同様な部分の縦断
面図、第9図は、第5図示のラツチの軸部の分解
斜視図、第10図は、第6図示のドアロツクの要
部のみを示す概略正面図、第11図は、本発明の
装置の電気回路の一例を示す回路図、第12図
は、本発明の他の実施例における開閉装置に使用
される減速器の一例の一部切欠正面図、第13図
は、第12図のZ−Z線に沿う縦断面図である。 A……開閉機構、B……ドアロツク、C……閉
止装置、D……ロツク解除装置、1……ドア、2
……ドアヒンジ、3……モータ、4……減速器、
13……セクタギヤ、15……押動杆、20……
ドアロツク本体、22……ストライカ、23……
ラツチ、27……ポール、30……カム、31…
…オープンレバー、32……回動レバー、34…
…連杆、36……連結レバー、38……モータ、
39……減速器、45……スイツチ装置、51…
…クランクアーム、52……連結ロツド、55…
…解除レバー、57……索条、60……アクチユ
エータ、62,63……主スイツチ、68……減
速器、CL……電磁クラツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドアのドアヒンジ側端部において、適宜の駆
    動源により、ドアを開閉させる開閉機構と、 ドアヒンジと反対側のドアの端部に設けられ、
    車体側に固着されたストライカと噛合可能なラツ
    チを備えるとともに、該ラツチをストライカとの
    噛合状態で係止して、ドアを閉止状態で拘束し得
    るポールを備えるドアロツクと、 ドア内に設けられた適宜の駆動源により、前記
    ドアロツクにおけるラツチを、ストライカと辛う
    じて係合するハーフラツチ位置から、ストライカ
    と完全に噛合してドアを閉止状態とするフルラツ
    チ位置まで、回動させる閉止装置と、 ドア内に設けられた適宜の駆動源により、前記
    ドアロツクにおけるポールを、ラツチから離脱す
    る方向に回動させるロツク解除装置 とを備え、自動開扉時には、前記ロツク解除装置
    を作動させてドアロツクを解除した後、前記開閉
    機構によりドアを開く方向に移動させるととも
    に、自動閉扉時には、前記開閉機構により、前記
    ラツチがハーフラツチ位置に至るまでドアを閉じ
    る方向に移動させ、前記ラツチがハーフラツチ位
    置に達した後は、前記閉止装置により、ラツチを
    強制的にフルラツチ位置まで回動させてドアを閉
    じるようにしたことを特徴とする自動車等におけ
    る自動扉開閉装置。 2 開閉機構が、伝動部の途中に、電磁クラツチ
    を備え、該電磁クラツチを切ることにより、駆動
    源とドアとの連係を断つて、ドアを手動で開閉し
    得るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の自動車等における自動扉開閉装
    置。
JP57061136A 1982-04-14 1982-04-14 自動車等における自動扉開閉装置 Granted JPS58178779A (ja)

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JPS58178779A JPS58178779A (ja) 1983-10-19
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JPH07116878B2 (ja) * 1987-10-08 1995-12-18 株式会社大井製作所 自動車用ドアの半自動開扉装置

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