JP2789425B2 - 自動車の自動ドア開閉装置 - Google Patents

自動車の自動ドア開閉装置

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JP2789425B2
JP2789425B2 JP6091759A JP9175994A JP2789425B2 JP 2789425 B2 JP2789425 B2 JP 2789425B2 JP 6091759 A JP6091759 A JP 6091759A JP 9175994 A JP9175994 A JP 9175994A JP 2789425 B2 JP2789425 B2 JP 2789425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアをモータ
駆動により開閉し得るようにした自動車の自動ドア開閉
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の従来例としては、例えば特開平3-
72184号公報に開示されているものがある。この装置
は、ドア内に、モータ及び減速装置に連係されてドアの
前後方向に揺動可能なセクターギヤを枢着するととも
に、一端が車体に枢着されたリンク部材の他端をセクタ
ーギヤの上端に連結して、セクターギアをモータ駆動に
より前後動させることにより、リンク部材を前後方向に
押動、牽引し、ドアを開閉移動し得るようになってい
る。また、セクターギヤの上端に植設されたピンに連結
されたリンク部材の他端には、セクターギヤの上端の円
弧運動の軌跡とリンク部材の直線運動との軌跡の差異を
吸収するための、上下に長い長孔が穿設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車の自動ドア開閉装置は、リンク部材の他端に、上
記のような運動軌跡の差異を吸収するための長孔が設け
られているため、自動ドア開閉装置が装着されていない
マニュアル式のドアに装着されるドア開閉にチェック力
を付与するリンク部材との共用化が出来なくなるととも
に、揺動部材の揺動にともない、揺動部材のピンが長孔
に押し付けられた状態で上下動するため、揺動部材の動
きを効率的にリンク部材に伝達することができない等の
問題点を有する。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、円滑なドアの自動開閉動作を得ること
ができるとともに、自動ドア開閉装置を設けたドアと設
けないドアとにおけるリンク部材の共用化を可能にした
自動車の自動ドア開閉装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の装置は、車体と車体に開閉可能に枢着され
たドアとのいずれか一方に揺動部材を枢着し、かつ他方
にリンク部材の一端を枢着し、リンク部材の他端を前記
揺動部材に連係させて、揺動部材をモータ駆動により揺
動させることにより、ドアを開閉させるようにした自動
車の自動ドア開閉装置において、前記揺動部材とリンク
部材とを、一端が揺動部材に上下揺動可能に枢着された
第1リンクと、一端が第1リンクの他端に上下に所定量
揺動可能に枢着され、他端がリンク部材の他端に車体幅
方向に揺動可能に枢着された第2リンクとを有する連結
機構を介して連結したことを特徴としている。
【0006】
【作用】揺動部材とリンク部材とは、一端が揺動部材に
上下揺動可能に枢着された第1リンクと、一端が第1リ
ンクの他端に上下に所定量揺動可能に枢着され、他端が
リンク部材の他端に車体幅方向に揺動可能に枢着された
第2リンクとを有する連結機構を介して連結されている
ので、モータ駆動による揺動部材の揺動により、連結機
構を介してリンク部材は押動され、その反力でドアは開
閉するとともに、第1リンク部材は、揺動部材の揺動運
動とリンク部材の直線運動との移動軌跡の偏位を吸収す
るように第2リンクに対して回動する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。(1)は、自動車の車体に上下1対のドアヒンジ
(図示略)をもって一端が開閉可能に枢着されたドアで、
ドア(1)の他端側には、車体側に固着されたストライカ
に係合することによりドア(1)を閉止状態に保持するド
アロック装置(2)が装着されている。
【0008】(3)は、ドア(1)のインナーパネルに固定
されたベースプレート(5)に左右方向、すなわち車体幅
方向を向く軸(6)をもって前後方向に揺動可能に枢着さ
れた揺動部材で、その下部には、セクターギヤ(4)が形
成され、上部には、一端(10a)が車体側に枢着されたリ
ンク部材(10)の他端(10b)に連結された連結機構(11)が
設けられている。リンク部材(10)が揺動部材(3)に連係
されることにより、ドア(1)と車体とが連係される。
【0009】リンク部材(10)は、2枚の板材の背面同士
を固着したものよりなり、長手方向の略中央に板厚方向
に隆起した隆起部(10c)が形成され、ドア(1)側に固着
されたチェック部材(12)のハウジング(12a)を貫通し、
ドア(1)の開閉に伴いこのリンク部材(10)がチェック部
材(12)内を摺動して、隆起部(10c)がチェック部材(12)
のハウジング(12a)に収納された弾性体(図示略)に係合
することにより、所定のチェック力でドア(1)を半開位
置に保持するようになっている。このリンク部材(10)
は、ドア開閉装置が装着されていないマニュアル式のド
アに通常設けられるリンク部材と同一とすることができ
る。
【0010】連結機構(11)は、揺動部材(3)の上端部に
穿設した孔部(3a)に軸(14)をもって上下動可能に枢着
された1対の第1リンク(13)と、第1リンク(13)の前端
部に穿設した孔部(13a)に軸(15)をもって上下に所定の
角度だけ揺動可能に枢着された第2リンク(16)とを有
し、第2リンク(16)の前端中位部に形成されたスリット
(16a)には、上下方向を向く軸(17)をもってリンク部材
(10)の後端部(10b)が車体幅方向に揺動可能に枢着され
ている。第2リンク(16)の第1リンク(13)が枢着されて
いる部分の上下には、第1リンク(13)の上下幅より広い
間隔を有して対峙する1対のストッパー(16b)が突設さ
れ、第1リンク(13)に対する第2リンク(16)の回動量
は、第1リンク(13)の上下の縁がストッパー(16b)に当
接する範囲に制限されている。(14a)(15a)は、軸(14)(1
5)の軸受部材である。
【0011】(8)は、正逆回転可能なモータ(7)を備え
てベースプレート(5)に固着された減速装置、(9)は、
揺動部材(3)のセクターギヤ(4)に噛合するピニオン
(9a)を有して、減速装置(8)の出力軸(8a)に連結され
た摩擦式の電磁クラッチで、常時はドア(1)の開閉動作
が減速装置(8)に伝達されないように減速装置(8)とピ
ニオン(9a)との連係を絶ち、また、運転席近傍に設け
られた操作スイッチの操作により内部に設けられたコイ
ルが励磁されることによって、モータ(7)の回転力を減
速装置(8)を介してピニオン(9a)に伝達し、揺動部材
(3)を前後方向に揺動させて、ドア(1)を開閉しうるよ
うになっている。
【0012】(18)は、ドア(1)を閉じた際に、ドア(1)
が、ドアロック装置(2)にストライカが辛うじて係合す
るハーフラッチ状態になると、モータ(18a)が作動し
て、ドアロック装置(2)のクロージャーレバーを移動さ
せ、ドア(1)を強制的に全閉位置に閉め込むクロージャ
ーである。
【0013】図6は、ドア(1)が全閉状態にある揺動部
材(3)と連結機構(11)との関係を示す。この状態にあっ
ては、揺動部材(3)の上端は、直立位置より若干時計方
向に傾き、軸(14)はリンク部材(10)の移動線(A)より下
方に位置し、また、第1リンク(13)の前方上縁及び後方
下縁は上下の各ストッパー(16b)に当接して、第1レバ
ー(13)の時計方向への回動が阻止されている。
【0014】全閉状態において、運転席近傍に設けられ
た操作スイッチのオープン操作により電磁クラッチ(9)
及びモータ(7)を起動させると、揺動部材(3)が反時計
方向に揺動し、ストッパー(16b)により第1リンク(13)
と第2リンク(16)との折曲が阻止され、揺動部材(3)の
動きを効率的に第1リンク(13)を介してリンク部材(10)
に伝達され、リンク部材(10)は押動され、その反力でド
ア(1)は開扉移動する。図5に示すように、ドア(1)が
半開位置に達すると、軸(14)はリンク部材(10)の移動軸
線(A)より上方に移行するとともに、第1リンク部材(1
3)は第2リンク(16)に対して反時計方向に回動して、揺
動部材(3)の揺動運動とリンク部材(10)の直線運動の移
動軌跡との偏位を吸収する。揺動部材(3)の軸(14)が上
限に達すると、第1リンク(13)の前方下縁及び後方上縁
が上下のストッパー(16b)に当接し、第1リンク(13)と
第(2)リンク(16)との折曲が阻止される。
【0015】さらに、揺動部材(3)が反時計方向に回動
してドアが全開位置に移動すると、図4に示すように、
軸(14)は徐々に移動軸線(A)の下方への移行にともな
い、第1リンク部材(13)は第2リンク(16)に対して時計
方向に回動して、互いの移動軌跡の偏位が吸収される。
なお、開扉状態からモータ駆動によりドア(1)が閉じら
れる場合は、上述説明の逆の動作を経て閉扉動作する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、揺動部材とリンク部材とを、
一端が揺動部材に上下揺動可能に枢着された第1リンク
と、一端が第1リンクの他端に上下に所定量揺動可能に
枢着され、他端がリンク部材の他端に車体幅方向に揺動
可能に枢着された第2リンクとを有する連結機構を介し
て連結したので、従来技術のようにリンク部材と揺動部
材との連結部位に長孔等を設けることなく、揺動部材と
リンク部材との移動軌跡の偏位を効果的に吸収すること
ができ、円滑なドアの開閉動作を得ることができる。ま
た、自動ドア開閉装置が装着されていないマニュアル式
ドアのリンク部材をそのまま使用することができ、部品
の共用化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の全体の分解斜視図である。
【図3】本発明を適用した自動車のドアの側面図であ
る。
【図4】開扉状態にあるときの要部の拡大側面図であ
る。
【図5】半開扉状態にあるときの要部の拡大側面図であ
る。
【図6】全閉状態にあるときの要部の拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
(1)ドア (3)揺動部材 (4)セクターギヤ (10)リンク部材 (11)連結機構 (13)第1リンク (16)第2リンク (16b)ストッパー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と車体に開閉可能に枢着されたドア
    とのいずれか一方に揺動部材を枢着し、かつ他方にリン
    ク部材の一端を枢着し、リンク部材の他端を前記揺動部
    材に連係させて、揺動部材をモータ駆動により揺動させ
    ることにより、ドアを開閉させるようにした自動車の自
    動ドア開閉装置において、 前記揺動部材とリンク部材とを、一端が揺動部材に上下
    揺動可能に枢着された第1リンクと、一端が第1リンク
    の他端に上下に所定量揺動可能に枢着され、他端がリン
    ク部材の他端に車体幅方向に揺動可能に枢着された第2
    リンクとを有する連結機構を介して連結したことを特徴
    とする自動車の自動ドア開閉装置。
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