JPH0642259A - 自動車のトランクリッド開閉装置 - Google Patents
自動車のトランクリッド開閉装置Info
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- JPH0642259A JPH0642259A JP19444192A JP19444192A JPH0642259A JP H0642259 A JPH0642259 A JP H0642259A JP 19444192 A JP19444192 A JP 19444192A JP 19444192 A JP19444192 A JP 19444192A JP H0642259 A JPH0642259 A JP H0642259A
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- Japan
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- trunk lid
- closed
- actuator
- closing device
- latch
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 35
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/548—Trunk lids
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランクリッドの閉じ操作を車室内からも容
易に行なうことができ、かつロックも完全に行ないうる
自動車のトランクリッド開閉位置を提供する。 【構成】 車体にヒンジを介して開閉自在に支持された
トランクリッド3が、該トランクリッド3を閉位置にロ
ックするロック機構の解除に伴いトーションスプリング
9の付勢力によって開位置に枢動される構成において、
トランクリッド3の閉鎖時に、トーションスプリング9
の付勢力を消失させる第1アクチュエータ14と、ロック
機構のラッチに噛み合うストライカを、トランクリッド
3の不完全閉鎖状態でラッチに噛み合いうる位置からト
ランクリッド3の完全閉鎖状態でラッチに噛み合いうる
位置まで移動させる第2アクチュエータとを設ける。
易に行なうことができ、かつロックも完全に行ないうる
自動車のトランクリッド開閉位置を提供する。 【構成】 車体にヒンジを介して開閉自在に支持された
トランクリッド3が、該トランクリッド3を閉位置にロ
ックするロック機構の解除に伴いトーションスプリング
9の付勢力によって開位置に枢動される構成において、
トランクリッド3の閉鎖時に、トーションスプリング9
の付勢力を消失させる第1アクチュエータ14と、ロック
機構のラッチに噛み合うストライカを、トランクリッド
3の不完全閉鎖状態でラッチに噛み合いうる位置からト
ランクリッド3の完全閉鎖状態でラッチに噛み合いうる
位置まで移動させる第2アクチュエータとを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のトランクリッド
開閉装置に関する。
開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランクリッドは、車体にヒン
ジアームを介して開閉自在に支持され、かつ例えば実開
昭63-82683号公報に開示されているように、トーション
スプリングのねじり弾性力により開方向に付勢されてい
る。そして、上記トランクリッドを閉位置にロックする
ロック機構の解除に伴って、トランクリッドが上記トー
ションスプリングの付勢力により開位置に枢動されるよ
うになっている。
ジアームを介して開閉自在に支持され、かつ例えば実開
昭63-82683号公報に開示されているように、トーション
スプリングのねじり弾性力により開方向に付勢されてい
る。そして、上記トランクリッドを閉位置にロックする
ロック機構の解除に伴って、トランクリッドが上記トー
ションスプリングの付勢力により開位置に枢動されるよ
うになっている。
【0003】上記トランクリッドの開操作は、通常、ト
ランクリッドに設けられたキーシリンダに対するキー操
作によって上記ロック機構を解除するか、あるいは車室
内のレバーもしくはスイッチ等の操作により、上記ロッ
ク機構を機械式もしくは電気式に解除するかによって行
なわれている。
ランクリッドに設けられたキーシリンダに対するキー操
作によって上記ロック機構を解除するか、あるいは車室
内のレバーもしくはスイッチ等の操作により、上記ロッ
ク機構を機械式もしくは電気式に解除するかによって行
なわれている。
【0004】ところで、トランクリッドを開ける場合に
は、上述のように車室内からでも操作が行なえるが、開
かれたトランクリッドを閉める場合には、トランクリッ
ドを手で押し下げねばならず、不便であったため、例え
ば実開昭61-146370 号公報に開示されているように、車
室内からの操作によってトランクリッドを閉じるように
したトランクリッド閉じ操作装置が提案されている。
は、上述のように車室内からでも操作が行なえるが、開
かれたトランクリッドを閉める場合には、トランクリッ
ドを手で押し下げねばならず、不便であったため、例え
ば実開昭61-146370 号公報に開示されているように、車
室内からの操作によってトランクリッドを閉じるように
したトランクリッド閉じ操作装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラン
クリッドはトーションスプリングのようなスプリングに
よって開方向に付勢されているため、このスプリングの
付勢力に抗してトランクリッドを閉じる際に、これを機
械式に行なうにはかなりの力を必要とし、また電機式に
行なう場合にも大型のアクチュエータを必要とするもの
である。
クリッドはトーションスプリングのようなスプリングに
よって開方向に付勢されているため、このスプリングの
付勢力に抗してトランクリッドを閉じる際に、これを機
械式に行なうにはかなりの力を必要とし、また電機式に
行なう場合にも大型のアクチュエータを必要とするもの
である。
【0006】さらに、トランクリッドによって蓋をされ
る車体開口部の周縁には、ウエザーストリップのような
弾性材が取付けられているため、トランクリッドの閉鎖
時に上記弾性材の介在によって、トランクリッドをかな
りの勢いをもって閉じない限り、ロック機構のラッチが
ストライカに噛み合わず、ロックできないという問題も
あった。
る車体開口部の周縁には、ウエザーストリップのような
弾性材が取付けられているため、トランクリッドの閉鎖
時に上記弾性材の介在によって、トランクリッドをかな
りの勢いをもって閉じない限り、ロック機構のラッチが
ストライカに噛み合わず、ロックできないという問題も
あった。
【0007】上述の事情に鑑み、本発明は、トランクリ
ッドの閉じ操作をきわめて容易に行なうことができ、か
つロックも完全に行ないうるトランクリッド開閉装置を
提供することを目的とする。
ッドの閉じ操作をきわめて容易に行なうことができ、か
つロックも完全に行ないうるトランクリッド開閉装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による自動車のト
ランクリッド開閉装置は、トランクリッドの閉鎖時に、
トーションスプリングの付勢力を消失させる第1アクチ
ュエータと、ロック機構のラッチに噛み合うストライカ
を、トランクリッドの不完全閉鎖状態でラッチに噛み合
いうる位置からトランクリッドの完全閉鎖状態でラッチ
に噛み合いうる位置まで移動させる第2アクチュエータ
とを備えてなることを特徴とするものである。
ランクリッド開閉装置は、トランクリッドの閉鎖時に、
トーションスプリングの付勢力を消失させる第1アクチ
ュエータと、ロック機構のラッチに噛み合うストライカ
を、トランクリッドの不完全閉鎖状態でラッチに噛み合
いうる位置からトランクリッドの完全閉鎖状態でラッチ
に噛み合いうる位置まで移動させる第2アクチュエータ
とを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】上記第1および第2アクチュエータは、ト
ランクリッドに設けられたキーシリンダに対するキー操
作または車室内におけるスイッチ操作で作動されるよう
になっている。
ランクリッドに設けられたキーシリンダに対するキー操
作または車室内におけるスイッチ操作で作動されるよう
になっている。
【0010】
【作用および効果】本発明によれば、トランクリッドを
開方向に付勢しているトーションスプリングの付勢力
が、トランクリッドの閉鎖時には第1アクチュエータに
よって消失させられるため、トランクリッドはその自重
によって開位置から閉位置に下降することができ、トラ
ンクリッドの閉鎖が容易となる。
開方向に付勢しているトーションスプリングの付勢力
が、トランクリッドの閉鎖時には第1アクチュエータに
よって消失させられるため、トランクリッドはその自重
によって開位置から閉位置に下降することができ、トラ
ンクリッドの閉鎖が容易となる。
【0011】また、トランクリッドの閉鎖時に、ロック
機構のストライカが、トランクリッドが完全に閉じない
状態においてラッチに噛み合いうる位置にあるため、車
体開口部の周縁に設けられたウエザーストリップのよう
な弾性材の介在によってトランクリッドの完全閉鎖を妨
げられる場合であってもラッチとストライトとの噛み合
いが完全に行なわれる。そして、その後にストライカ
が、トランクリッドの完全閉鎖状態でラッチに噛み合い
うる位置に移動することによって、トランクリッドが完
全に閉鎖されることになる。
機構のストライカが、トランクリッドが完全に閉じない
状態においてラッチに噛み合いうる位置にあるため、車
体開口部の周縁に設けられたウエザーストリップのよう
な弾性材の介在によってトランクリッドの完全閉鎖を妨
げられる場合であってもラッチとストライトとの噛み合
いが完全に行なわれる。そして、その後にストライカ
が、トランクリッドの完全閉鎖状態でラッチに噛み合い
うる位置に移動することによって、トランクリッドが完
全に閉鎖されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1はトランクリッドを開いた状態の自動
車の後部車体を示す斜視図で、車体1には、トランクリ
ッド3が左右一対のトランクリッドヒンジ機構4,4を
介して連結されている。
車の後部車体を示す斜視図で、車体1には、トランクリ
ッド3が左右一対のトランクリッドヒンジ機構4,4を
介して連結されている。
【0014】トランクリッドヒンジ機構4は、図2に示
すように、リヤウインドー5の下方において水平方向に
延びるリヤパッケージトレイ2に固定されれたベース6
と、このベース6に軸7を介して枢支されたヒンジアー
ム8とを備えている。ヒンジアーム8には、その軸7に
支持された一端側において湾曲部8aが形成され、他端側
にはトランクリッド3の前端部が固定されている。
すように、リヤウインドー5の下方において水平方向に
延びるリヤパッケージトレイ2に固定されれたベース6
と、このベース6に軸7を介して枢支されたヒンジアー
ム8とを備えている。ヒンジアーム8には、その軸7に
支持された一端側において湾曲部8aが形成され、他端側
にはトランクリッド3の前端部が固定されている。
【0015】左右一対のヒンジアーム8,8は、その一
方のみを示す図3から明らかなように、トーションスプ
リング9によって連結されている。トーションスプリン
グ9は、車幅方向に延びる中央部分9aと、この中央部分
9aの中心位置においてコ字状に屈曲された被支持部9b
と、中央部分9aの外端から若干前方へ傾斜した状態で車
幅方向に延びる部分9cと、この部分9cの外端で屈曲され
てヒンジアーム8に係合する係合部9dとによって構成さ
れている。
方のみを示す図3から明らかなように、トーションスプ
リング9によって連結されている。トーションスプリン
グ9は、車幅方向に延びる中央部分9aと、この中央部分
9aの中心位置においてコ字状に屈曲された被支持部9b
と、中央部分9aの外端から若干前方へ傾斜した状態で車
幅方向に延びる部分9cと、この部分9cの外端で屈曲され
てヒンジアーム8に係合する係合部9dとによって構成さ
れている。
【0016】次に、トーションスプリング9のねじり弾
性力を消失させるための第1アクチュエータ14の構成に
ついて説明する。この第1アクチュエータ14は、図4に
示すように、トーションスプリング9の被支持部9bを支
持する受部材10と、この受部材10を回動させるために車
体1に設けられた電動モータ11および減速機構12とより
なり、受部材10は、減速機構12の出力軸である車幅方向
に延びる軸13に一端を固定され、軸13のまわりで回動可
能となっている。トーションスプリング9は、その被支
持部9bが受部材10によってほぼ水平の状態に支持されて
いるとき、トーションスプリング9は、その被支持部9b
が図2の反時計方向にねじられていることにより、ヒン
ジアーム8に対し、図2の反時計方向の、すなわち、ト
ランクリッド3を開く方向の付勢力が与えられている。
そして、電動モータ11が作動されると、受部材10は軸13
を中心にして図2の時計方向に約90°回動され、これに
よって、トーションスプリング9の付勢力が打消される
ようになっている。
性力を消失させるための第1アクチュエータ14の構成に
ついて説明する。この第1アクチュエータ14は、図4に
示すように、トーションスプリング9の被支持部9bを支
持する受部材10と、この受部材10を回動させるために車
体1に設けられた電動モータ11および減速機構12とより
なり、受部材10は、減速機構12の出力軸である車幅方向
に延びる軸13に一端を固定され、軸13のまわりで回動可
能となっている。トーションスプリング9は、その被支
持部9bが受部材10によってほぼ水平の状態に支持されて
いるとき、トーションスプリング9は、その被支持部9b
が図2の反時計方向にねじられていることにより、ヒン
ジアーム8に対し、図2の反時計方向の、すなわち、ト
ランクリッド3を開く方向の付勢力が与えられている。
そして、電動モータ11が作動されると、受部材10は軸13
を中心にして図2の時計方向に約90°回動され、これに
よって、トーションスプリング9の付勢力が打消される
ようになっている。
【0017】なお、トランクリッド3は、これを閉位置
にロックしているロック手段の解除に伴って、図5に示
すように、自動的に開放される構成を有しているため、
上記トーションスプリング9のバネ常数は高めに設定さ
れている。そのため、ヒンジアーム8と車体1との間に
油圧ダンパ32が架装されて、トランクリッド3が全開位
置に達したときに発生するおそれのあるトランクリッド
3のばたつきを防止している。
にロックしているロック手段の解除に伴って、図5に示
すように、自動的に開放される構成を有しているため、
上記トーションスプリング9のバネ常数は高めに設定さ
れている。そのため、ヒンジアーム8と車体1との間に
油圧ダンパ32が架装されて、トランクリッド3が全開位
置に達したときに発生するおそれのあるトランクリッド
3のばたつきを防止している。
【0018】図6および図7は、トランクリッド3を閉
位置にロックするためのロック機構15と、このロック機
構15をキーシリンダ16に連結するためのリンク機構17と
を示す図である。
位置にロックするためのロック機構15と、このロック機
構15をキーシリンダ16に連結するためのリンク機構17と
を示す図である。
【0019】ロック機構15は、トランクリッド3側に設
けられたラッチ18と、車体1側に設けられた可動のスト
ライカ19とによって構成されている。
けられたラッチ18と、車体1側に設けられた可動のスト
ライカ19とによって構成されている。
【0020】図6において、ラッチ18は、トランクリッ
ド3に固定されたラッチベース20を備えており、このラ
ッチベース20には、2本の軸21,22が、ラッチベース20
の面に対してほぼ垂直に、したがって互いにほぼ平行に
所定の間隔を保って立設されている。一方の軸21にはフ
ォークレバー23が、他方の軸22にはクローレバー24がそ
れぞれ回転自在に軸支されている。
ド3に固定されたラッチベース20を備えており、このラ
ッチベース20には、2本の軸21,22が、ラッチベース20
の面に対してほぼ垂直に、したがって互いにほぼ平行に
所定の間隔を保って立設されている。一方の軸21にはフ
ォークレバー23が、他方の軸22にはクローレバー24がそ
れぞれ回転自在に軸支されている。
【0021】フォークレバー23は、ストライト19を挟む
ように係止するための係止溝23a と、この係止溝23a 内
にストライカ19を係止した状態でクローレバー24の凸部
24aに係合する凹部23b とを備えている。フォークレバ
ー23とクローレバー24との間にはスプリング25が架装さ
れており、これによって、フォークレバー23は軸21のま
わりで図6の反時計方向に付勢され、クローレバー24は
軸22のまわりで図6の時計方向に付勢されている。クロ
ーレバー24には、リンク機構17のロッド26の一端が連結
される長穴24b が形成されており、上記ロッド26の一端
は上記長穴24bの左端(図6において)に係合してい
る。さらに、ロッド26には、オープナソレノイド27が
連結されている。
ように係止するための係止溝23a と、この係止溝23a 内
にストライカ19を係止した状態でクローレバー24の凸部
24aに係合する凹部23b とを備えている。フォークレバ
ー23とクローレバー24との間にはスプリング25が架装さ
れており、これによって、フォークレバー23は軸21のま
わりで図6の反時計方向に付勢され、クローレバー24は
軸22のまわりで図6の時計方向に付勢されている。クロ
ーレバー24には、リンク機構17のロッド26の一端が連結
される長穴24b が形成されており、上記ロッド26の一端
は上記長穴24bの左端(図6において)に係合してい
る。さらに、ロッド26には、オープナソレノイド27が
連結されている。
【0022】一方、上記リンク機構17は、キーシリンダ
16に取付けられたてキーによって操作されるレバー28
と、軸29に回動自在に取付けられた中継レバー30と、レ
バー28,30間を連結するロッド31と、中継レバー30とラ
ッチ18のクローレバー24との間を連結する上記ロッド26
とにより構成されている。
16に取付けられたてキーによって操作されるレバー28
と、軸29に回動自在に取付けられた中継レバー30と、レ
バー28,30間を連結するロッド31と、中継レバー30とラ
ッチ18のクローレバー24との間を連結する上記ロッド26
とにより構成されている。
【0023】このようなロック機構15とリンク機構17と
により、キーを用いてキーシリンダ16のレバー28を図6
の反時計方向に回動すると、ロッド16がラッチ18のクロ
ーレバー24を反時計方向に回動してクローレバー24のフ
ォークレバー23に対する噛み合い状態を解除する。した
がって、フォークレバー23はスプリング25の付勢力で反
時計方向に回動し、ストライカ19を解放するから、トラ
ンクリッド3はトーションスプリング9の付勢力で開く
ようになっている。なお、図示は省略するが、上記キー
シリンダ16には、後述するように、アクチュエータ作動
用のスイッチが付設されている。
により、キーを用いてキーシリンダ16のレバー28を図6
の反時計方向に回動すると、ロッド16がラッチ18のクロ
ーレバー24を反時計方向に回動してクローレバー24のフ
ォークレバー23に対する噛み合い状態を解除する。した
がって、フォークレバー23はスプリング25の付勢力で反
時計方向に回動し、ストライカ19を解放するから、トラ
ンクリッド3はトーションスプリング9の付勢力で開く
ようになっている。なお、図示は省略するが、上記キー
シリンダ16には、後述するように、アクチュエータ作動
用のスイッチが付設されている。
【0024】また、運転席からのスイッチ操作によっ
て、オープナソレノイド27が作動された場合にも、クロ
ーレバー24が反時計方向に回動され、フォークレバー23
がストライカ19を解放するようになっている。
て、オープナソレノイド27が作動された場合にも、クロ
ーレバー24が反時計方向に回動され、フォークレバー23
がストライカ19を解放するようになっている。
【0025】次にストライカ19を上下に移動させる第2
アクチュエータ33の構成について説明する。この第2ア
クチュエータ33は、図8の分解斜視図に示すように、電
動モータ34と減速機構35と、減速機構35の出力軸36に取
付けられて、所定角度範囲内で回動する扇形ギヤ37とを
備えている。扇形ギヤ37には、このギヤ37の回動に伴っ
て上下方向に弧を描くいて移動するピン38が突設されて
いる。このピン38は、減速機構35の蓋39に形成された開
口39a を通じて外部へ突出している。
アクチュエータ33の構成について説明する。この第2ア
クチュエータ33は、図8の分解斜視図に示すように、電
動モータ34と減速機構35と、減速機構35の出力軸36に取
付けられて、所定角度範囲内で回動する扇形ギヤ37とを
備えている。扇形ギヤ37には、このギヤ37の回動に伴っ
て上下方向に弧を描くいて移動するピン38が突設されて
いる。このピン38は、減速機構35の蓋39に形成された開
口39a を通じて外部へ突出している。
【0026】一方、ストライカ19はスライドベース41に
固定されている。スライドベース41は上記ピン38の
係入される左右方向に長い長穴41a を備えており、か
つ、減速機構35の蓋39に取付けられたガイド部材42のガ
イド溝42a 内に上下方向に摺動可能に収容されている。
そして減速機構35の蓋39に形成された開口39a はガイド
溝42a 内に臨んでおり、スライドベース41が上記ガイド
溝42a 内に収容された状態で、上記ピン38が開口39a を
通じてスライドベース41の長穴41a に係入されるように
なっている。さらにガイド部材42には、蓋43が取付けら
れているが、この蓋43には、ストライカ19を上下方向に
移動自在に突出させる長穴43a が形成されている。
固定されている。スライドベース41は上記ピン38の
係入される左右方向に長い長穴41a を備えており、か
つ、減速機構35の蓋39に取付けられたガイド部材42のガ
イド溝42a 内に上下方向に摺動可能に収容されている。
そして減速機構35の蓋39に形成された開口39a はガイド
溝42a 内に臨んでおり、スライドベース41が上記ガイド
溝42a 内に収容された状態で、上記ピン38が開口39a を
通じてスライドベース41の長穴41a に係入されるように
なっている。さらにガイド部材42には、蓋43が取付けら
れているが、この蓋43には、ストライカ19を上下方向に
移動自在に突出させる長穴43a が形成されている。
【0027】図9は第1,第2アクチュエータ14,33の
制御回路を示す図である。図中、SW1はキーシリンダ
スイッチで、キーによるキーシリンダ16の閉操作でON
になるスイッチである。SW2はトランクリッドオープ
ナスイッチで車室内で操作される。
制御回路を示す図である。図中、SW1はキーシリンダ
スイッチで、キーによるキーシリンダ16の閉操作でON
になるスイッチである。SW2はトランクリッドオープ
ナスイッチで車室内で操作される。
【0028】SW3は、トランクリッド3の閉鎖時に、
トランクリッド3が不完全閉鎖位置まで下降して、ラッ
チ18がストライカ19に噛み合ったときONになるスイッ
チで、このスイッチSW3により、第2アクチュエータ
33が作動される。
トランクリッド3が不完全閉鎖位置まで下降して、ラッ
チ18がストライカ19に噛み合ったときONになるスイッ
チで、このスイッチSW3により、第2アクチュエータ
33が作動される。
【0029】本実施例によるトランクリッド開閉装置の
動作を下記に示す。
動作を下記に示す。
【0030】(1) キーシリンダ16に対するキー操作によ
ってトランクリッド3を開く場合:キーシリンダ16の開
操作で、ロック機構15が解除され、トランクリッド3は
トーションスプリング9の付勢力で開く。
ってトランクリッド3を開く場合:キーシリンダ16の開
操作で、ロック機構15が解除され、トランクリッド3は
トーションスプリング9の付勢力で開く。
【0031】(2) キー操作によってトランクリッド3を
閉じる場合:キーシリンダ16の閉操作で、スイッチSW
1がONになる。これにより第1アクチュエータ14が作
動されて、トーションスプリング9の付勢力を消失させ
るから、トランクリッド3は自らの重力で不完全閉鎖位
置まで閉じる。その位置でラッチ18がストライカ19に噛
み合って、トランクリッド3をロックした後、 スイッ
チSW3がONになり、第2アクチュエータ33が作動さ
れて、ストライ カ19を下方へ移動させることにより、
トランクリッド3は完全閉鎖位置にロッ クされる。
閉じる場合:キーシリンダ16の閉操作で、スイッチSW
1がONになる。これにより第1アクチュエータ14が作
動されて、トーションスプリング9の付勢力を消失させ
るから、トランクリッド3は自らの重力で不完全閉鎖位
置まで閉じる。その位置でラッチ18がストライカ19に噛
み合って、トランクリッド3をロックした後、 スイッ
チSW3がONになり、第2アクチュエータ33が作動さ
れて、ストライ カ19を下方へ移動させることにより、
トランクリッド3は完全閉鎖位置にロッ クされる。
【0032】(3) トランクリッドオープナスイッチSW
2の開操作によりトランクリッド3を開ける場合:ソレ
ノイド27が作動されてロック機構15が解除され、トラン
クリッド3はトーションスプリング9の付勢力で開く。
2の開操作によりトランクリッド3を開ける場合:ソレ
ノイド27が作動されてロック機構15が解除され、トラン
クリッド3はトーションスプリング9の付勢力で開く。
【0033】(4) トランクリッドオープナスイッチSW
2の閉操作によりトランクリッド3を閉じる場合:上記
(2) と同様に、第1アクチュエータ14が作動された後、
第2アクチュエータ33が作動される。
2の閉操作によりトランクリッド3を閉じる場合:上記
(2) と同様に、第1アクチュエータ14が作動された後、
第2アクチュエータ33が作動される。
【0034】(5) 発信機を用いてトランクリッド3を開
閉する場合:上記(3) および(4) と同様。
閉する場合:上記(3) および(4) と同様。
【0035】(6) その他:時速20km/h以上で、アクチュ
エータ14,33をロック方向で固定する。
エータ14,33をロック方向で固定する。
【図1】トランクリッドを開いた状態の自動車の後部車
体を示す斜視図
体を示す斜視図
【図2】本発明の実施例に係るトランクリッドヒンジ機
構と第1アクチュエータを示す側面図
構と第1アクチュエータを示す側面図
【図3】同第1アクチュエータとトーションスプリング
との関係を示す平面図
との関係を示す平面図
【図4】第1アクチュエータの斜視図
【図5】トランクリッドを開いた状態におけるトランク
リッドヒンジ機構の側面図
リッドヒンジ機構の側面図
【図6】ロック機構およびリンク機構の正面図
【図7】第2アクチュエータ機構との関係を示す側面図
【図8】第2アクチュエータの分解斜視図
【図9】第1,第2アクチュエータの制御回路図
1 車体 2 リヤパッケージトレイ 3 トランクリッド 4 トランクリッドヒンジ機構 8 ヒンジアーム 9 トーションスプリング 14 第1アクチュエータ 15 ロック機構 16 キーシリンダ 17 リンク機構 18 ラッチ 19 ストライカ 33 第2アクチュエータ
Claims (3)
- 【請求項1】 車体にヒンジを介して開閉自在に支持さ
れたトランクリッドが、該トランクリッドを閉位置にロ
ックするロック機構の解除に伴いトーションスプリング
の付勢力によって開位置に枢動されるように構成された
自動車のトランクリッド開閉装置において、 前記トランクリッドの閉鎖時に、前記トーションスプリ
ングの付勢力を消失させる第1アクチュエータと、前記
ロック機構のラッチに噛み合うストライカを、前記トラ
ンクリッドの不完全閉鎖状態で前記ラッチに噛み合いう
る位置から前記トランクリッドの完全閉鎖状態で前記ラ
ッチに噛み合いうる位置まで移動させる第2アクチュエ
ータとを備えていることを特徴とする自動車のトランク
リッド開閉装置。 - 【請求項2】 前記第1および第2アクチュエータが、
前記トランクリッドに設けられたキーシリンダに対する
キー操作により作動されることを特徴とする請求項1記
載の自動車のトランクリッド開閉装置。 - 【請求項3】 前記第1および第2アクチュエータが、
車室内におけるスイッチ操作で作動されることを特徴と
する請求項1記載の自動車のトランクリッド開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19444192A JPH0642259A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 自動車のトランクリッド開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19444192A JPH0642259A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 自動車のトランクリッド開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642259A true JPH0642259A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16324643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19444192A Pending JPH0642259A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 自動車のトランクリッド開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642259A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5788312A (en) * | 1995-06-26 | 1998-08-04 | Hyundai Motor Company, Ltd. | System and method for opening and shutting a trunk lid of a vehicle |
US7040245B1 (en) | 2004-10-26 | 2006-05-09 | Yamaha Motor Manufacturing Corporation Of America | Hinge assembly for a hatch cover of a watercraft |
JP2013052713A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | トランクリッドの開閉構造 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP19444192A patent/JPH0642259A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5788312A (en) * | 1995-06-26 | 1998-08-04 | Hyundai Motor Company, Ltd. | System and method for opening and shutting a trunk lid of a vehicle |
US7040245B1 (en) | 2004-10-26 | 2006-05-09 | Yamaha Motor Manufacturing Corporation Of America | Hinge assembly for a hatch cover of a watercraft |
JP2013052713A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | トランクリッドの開閉構造 |
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