JP4423652B2 - ロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバーチブル車用のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ルーフパネル(屋根部分)とリヤウインド(後部窓部)とをラッゲージスペース(トランクルーム)内に格納自在としたオープンカー等のコンバーチブル車は広く知られている。この種の車両は、図5に示すように、ルーフパネル1、リヤウインド2、パッケージトレイ3、ラッゲージパネル4の動きが確保されている。
【0003】
図5の(a)は、ルーフパネル1、リヤウインド2が閉位置にある状態を示し、この閉位置を、開位置を示す図5の(e)の状態にさせるには、先ず、リヤウインドガラス2を起立且つ後方へと倒伏させ、リヤウインドガラス2に連結されたルーフパネル1をその姿勢を略水平に保ったまま後方へと移動させる。この際、ラッゲージパネル4を枢支点5を中心に前方開きとさせる(図5の(b))参照)。
リヤウインド2の引き続く後方への倒伏は、パッケージトレイ3と後方へ移動するルーフパネル1との干渉を招くので、図5の(c)に示すように、パッケージトレイ3を前方へ起立させ、ルーフパネル1とパッケージトレイ3との干渉を防止させる。
【0004】
図5の(c)の状態でルーフパネル1とリヤウインド2とをラッゲージスペース6内に格納させ、次いで、パッケージトレイ3のスライドボード7を後方へ引き出す(図5の(d)参照)。
ルーフパネル1とリヤウインド2のラッゲージスペース6内への格納を確認した後にラッゲージパネル4を全閉とさせる(図5の(e)参照)。
【0005】
図5の(e)のオープン即ち全開から図5の(a)の全閉の状態とさせるには、前述した動作の逆をなせば良い。
図5の(a)のルーフ全閉状態で、ラッゲージスペース6内へ荷物を入れるには、ラッゲージパネル4とボデイとのロックを解除して、ラッゲージパネル4を後開きとさせるようその後部を持ち上げれば良い。
【0006】
前述したルーフパネル及びラッゲージパネルの動きの例は、特開平8−230484号公報に、パッケージトレイの動きの例は、ドイツ特許第4446483号明細書に開示される。この公知例では、車両後部のラッゲージスペース内に略U字状の補助枠を配し、この補助枠の対向脚部の端部に支持板を固定させ、ラッゲージパネルを揺動平行四辺形リンク機構を介して支持板に保持し、このリンク機構によりラッゲージパネルの後開きを可能とさせている。
ラッゲージパネルの前開きは、車幅方向に延在する補助枠の支持管を中心としてラッゲージパネルを支持板及び揺動平行四辺形リンク機構ごと液圧シリンダの助勢力の下で回動させることで行なわれる。尚、この際、ラッゲージパネルの後部は、ロック装置により補助枠の支持管にロックされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したラッゲージパネル4は、前述した前開きの操作中、その後部を車両ボデイにロックさせ、後開きとならないようにしている。ロックは、一般に、ラッゲージパネル4側のストライカをボデイ側のラッチに係合させるもので、その一例を図3と図4に示す。
【0008】
図3と図4に示すように、ロック機構8は、ベース板9にその一端を枢支させたポール10と、ポール10の段部11に係合自在な爪部12を有しかつベース板9に枢支されたラッチ13とを有す。ラッチ13はストライカ14を受ける溝15を有し、ポール10にスプリング16を介して結合される構造となっている。
ラッゲージパネルに固定されたストライカ14が溝15内へ進入すると、ストライカ14がラッチ13を反時計方向に回動させて、爪部12を段部11に係合させ、図3のアンロック状態から図4のロック状態を作り、ラッゲージパネルをボデイに固定させる。
【0009】
ロック状態を解除し、ラッゲージパネルの後開きを可能とさせるには、キー操作によりモータMを動作させ、ポール10の自由端の突片17をA方向に押すか、ハンドル操作によりロック解除部材18を突片17に当接させ、これをA方向に押して、ポール10をスプリング16の付勢力に抗して移動させて、ポール10の段部11とラッチ13の爪部12との係合を解除させ、ラッチ13を図3のアンロック位置へと移動させればよい。
【0010】
ところで、ラッゲージパネルの回動中心と、ロック装置のストライカとラッチとの係合点とは一致しないことから、ラッゲージパネルの前開き中、ストライカとラッチとの係合部に滑りが生じ、又、ラッゲージパネルの駆動力やラッゲージパネルの自重によるストライカとラッチとの係合部への負荷変化により、ストライカとラッチとの係合部に滑りが生じ、ラッゲージパネルの前開き軌跡が一定とならない不具合が生じ、場合によっては、ラッゲージパネルがボデイ等と干渉することになる。
【0011】
それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、基本的にはストライカと係合するラッチを含むロック装置をボデイに対し揺動自在な部材に配する手段を用いる。
このような手段の採用により、ラッチとストライカの係合点より後方にラッゲージパネル及び揺動部材の擬似回動中心を配し、所望の軌跡に沿って、ロック装置に負荷を与えることなく、ラッゲージパネルの開閉動作を行うことができる。
【0013】
具体的には、本発明は、前開きと後開き可能なラッゲージパネルの後部を車両ボデイに固定するロック装置において、該ロック装置は、ボデイに固定された固定部材と、前記固定部材に対して揺動自在に連係された揺動部材と、前記ラッゲージパネルの円弧運動の回動中心と一致した回動中心で前記揺動部材を前記ラッゲージパネルの円弧運動に追従させて、前記固定部材と前記揺動部材とを揺動自在に連係するリンクと、前記揺動部材に支持され、前記ラッゲージパネル側のストライカと係合するラッチと、を備えることを特徴とするロック装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、ラッゲージパネル4はモータ19の出力を受ける主アーム20を含む多節リンク機構21により、疑似ピボット点22を中心に前開き動作をする。
ラッゲージパネル4の前開き動作中、ラッゲージパネル4の後部は、ロック装置23によりボデイに固定されている。
ロック装置23と係合するストライカ24がラッゲージパネル4の後部に固定される。
【0015】
図2に示すように、ロック装置23は、ボデイに固定される固定部材25と、固定部材25に対し、対のリンク26を介して結合された揺動部材27と、揺動部材27に支持されたポールとラッチ(図3と図4参照)を含むロック機構8とよりなる。
両部材25,27の両側部に枢支された対のリンク26は、そのリンク比を選定することにより、疑似ピボット点22を中心とするラッゲージパネル4の円弧運動に、揺動部材27の回動中心を一致させ、ストライカ24とラッチ13との係合点を、ラッゲージパネル4及び揺動部材27の円弧運動に追従した円弧運動とさせ得る。
【0016】
ロック機構8は図3と図4に例示したものが用いられ得るので、ここではその説明を省略する。
ストライカ14がラッチ13に係合したロック状態(図4参照)で、ラッゲージパネル4の前開き又は前閉じ操作が入ると、ラッゲージパネル4の円弧運動に応じて、揺動部材27が疑似ピボット点22を中心とするラッゲージパネル4の円弧運動に追従する形で動く。この揺動部材27の動きは、ストライカ14とラッチ13との係合部の不必要な滑りや、ラッゲージパネル4の動きに不必要な負荷を与えない働きをする。
【0017】
図示例では、ラッゲージパネル4にストライカ24を付けたが、揺動部材27側にストライカ24、ラッゲージパネル4側にラッチをつけてもよい。又、揺動部材27の動きを規制するストッパを固定部材25に設けるとよい。更に、多節リンク機構21の主アーム20とロック装置23の揺動部材27又はリンク26とをケーブルを介して連結し、主アーム20の回動を揺動部材27の揺動の際の駆動源として利用するとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッゲージパネルの前開きを示す側面図である。
【図2】ロック装置の一例の斜視図である。
【図3】ロック機構のアンロック状態を示す平面図である。
【図4】ロック機構のロック状態を示す平面図である。
【図5】ルーフパネル、リヤウインド、ラッゲージパネルの移動を示す説明図である。
【符号の説明】
4 ラッゲージパネル
21 多節リンク機構
24 ストライカ
25 固定部材
26 リンク
27 揺動部材
Claims (3)
- 前開きと後開き可能なラッゲージパネルの後部を車両ボデイに固定するロック装置において、
該ロック装置は、ボデイに固定された固定部材と、
前記固定部材に対して揺動自在に連係された揺動部材と、
前記ラッゲージパネルの円弧運動の回動中心と一致した回動中心で前記揺動部材を前記ラッゲージパネルの円弧運動に追従させて、前記固定部材と前記揺動部材とを揺動自在に連係するリンクと、
前記揺動部材に支持され、前記ラッゲージパネル側のストライカと係合するラッチまたは前記ラッゲージパネル側のラッチと係合するストライカと、を備えることを特徴とするロック装置。 - 前記揺動部材と前記ラッゲージパネルとの円弧運動の回動中心は、前記ラッゲージパネルの後端に位置し、前記ラッゲージパネルの前開きに追従せず定位置にあること特徴とする請求項1に記載のロック装置。
- 前記ラッゲージパネルは、モータの出力を受ける主アームを含む多節リンク機構により前記回動中心を中心に前開き動作をすることを特徴とする請求項1又は2に記載のロック装置。
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