JP3433666B2 - 車両のスライドドア - Google Patents

車両のスライドドア

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JP3433666B2 JP04885198A JP4885198A JP3433666B2 JP 3433666 B2 JP3433666 B2 JP 3433666B2 JP 04885198 A JP04885198 A JP 04885198A JP 4885198 A JP4885198 A JP 4885198A JP 3433666 B2 JP3433666 B2 JP 3433666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のスライドドア
に関し、特にスライドドアの昇降窓ガラスとドア体の開
放作動とのインターロック機構を有する車両のスライド
ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、RV(リクリエーショナル ビー
クル)として使用される1ボックスカーには、スライド
ドアの窓ガラスをパワーウインドウで昇降開閉可能とし
たものがある。この場合、窓ガラスが半開きの状態でド
ア体を全開位置まで移動開放すると、窓開口部から室内
側に出ている異物がある場合は該異物が、ホデー開口縁
と干渉するおそれがある。
【0003】そこで従来は例えば、窓ガラスの下縁に当
接してその全閉状態からの下降を検出するガラス位置検
出レバーを設けて、この検出レバーにより、ドア体を全
開状態よりも手前で停止させるためのストッパを作動さ
せていた。その一例を図9で説明すると、レバー体41
はその基端がベース板42に立設された軸部材43に回
動自在に結合されるとともに、軸部材43の周囲に設け
たバネ部材44によって図9(A)に示す直立姿勢に付
勢保持されている。なお、ベース板42を経由して図略
のドアストッパへワイヤ45が延びている。
【0004】窓ガラスが全閉状態にある場合にはその下
縁W1は図9(A)の鎖線で示す位置にある。窓ガラス
が全閉状態から一定量下降して半開き状態になるとその
下縁W1は図9(A)の実線で示す位置に至って、小型
ローラ411を内設したレバー体41の先端に当接す
る。その後、さらに窓ガラスが下降すると、レバー体4
1は図9(B)に示すようにその先端が窓ガラスの下縁
W1に当接した状態で下方へ回動させられ、これに伴い
補助レバー46に一端を結合された上記ワイヤ45が急
速に引かれてドアストッパが作動させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
インターロック機構ではガラス位置検出レバーに窓ガラ
スの下縁が当接する際に往々にして異音を生じるという
問題がある。
【0006】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、昇降窓ガラスとドア体とのインターロック機
構の作動時に異音等を生じない車両のスライドドアを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、Xアームレギュレータ(R)によ
り昇降開閉する窓ガラス(W)を有する車両のスライド
ドアであって、スライドドアのドア体(D)を全開状態
よりも手前で停止させるストッパ手段(2)を設けると
ともに、ストッパ手段(2)をレバー手段(1)に連結
し、かつ窓ガラス(W)が全閉に近い一定範囲内にある
場合にのみレバー手段(1)によりストッパ手段(2)
非作動状態におかれるように、Xアームレギュレータ
(R)のイコライザアーム(37)とレバー手段(2)
とを一定量の遊びを有して連結する
【0008】本第1発明においては、一定量の遊びを有
してレバー手段をイコライザアームに連結したから、イ
コライザアームと常時連携しつつ、窓ガラスが全閉に近
い一定範囲内にある場合にのみストッパ手段を非作動状
態におくことができる。したがって、インターロック機
構の作動時当接による異音等を生じることはなく、かつ
確実な作動が保証される。
【0009】本第2発明では、上記遊びを、長孔(15
1)と、長孔(151)に挿入されてこれに沿って移動
可能であるとともに長孔端面に係合するピン部材(13
2)とで形成する。これによれば、一定量の遊びを簡易
に設定することができるとともに、ピン部材が長孔内を
移動して両者が切り離されることはなく、より確実な作
動が保証される。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には昇降窓ガラスWとドア体
Dとのインターロック機構を備えた1ボックスカーのス
ライドドアを示す。図において、スライドドアの窓ガラ
スWは詳細を後述するXアームレギュレータRにより昇
降開閉させられる。XアームレギュレータRの近傍にレ
バー機構1が設けられて、これから延びるワイヤ11が
ドア体Dの下方へ延びている。ドア体Dの下縁にはガイ
ドローラGを支持するローラブラケット21が位置し、
これに、後述するストッパ機構2が一体に設けられて、
上記ワイヤ11と連結されている。
【0012】図2にはXアームレギュレータRの詳細を
示す。図において、ベースプレート31の一端にはギヤ
ユニット32が設けられ、このギヤユニット32に駆動
モータ33が一体に設けられている。ベースプレート3
1の他端に紙面垂直に設けられた回転シャフト34には
半円形のドリブンギヤ35の中心が固定されている。そ
して、このドリブンギヤ35の中心部からリフトアーム
36が延出している。なお、ドリブンギヤ35は駆動モ
ータ33により回転させられる小ギヤ(図示略)にギヤ
ユニット32内で噛合している。
【0013】上記リフトアーム36の中央にはこれとX
状に交差してイコライザアーム37の中央が軸結合され
ている。そして、リフトアーム36の先端とイコライザ
アーム37の一端はそれぞれ、窓ガラスWの下縁を支持
するレール状のリフトアームブラケット38にこれに沿
って移動可能なボールジョイント(図示略)で結合され
ている。また、イコライザアーム37の他端は、ドアパ
ネルに水平に設けたレール状のイコライザアームブラケ
ット39にこれに沿って移動可能なボールジョイント
(図示略)で結合されている。
【0014】したがって、駆動モータ33によりリフト
アーム36が図2の半時計方向(図中矢印)へ回動させ
られると、イコライザアーム37はリフトアーム36と
の交差角を変えつつリフトアーム36と共に移動し、図
2の鎖線で示すようにリフトアームブラケット38の水
平姿勢を保ちつつこれを上昇させる。これにより、窓ガ
ラスWが上昇閉鎖される。リフトアーム36が反対方向
へ回動させられるとリフトアームブラケット38は水平
姿勢を保ちつつ下降し、窓ガラスWが下降開放される。
【0015】さて、イコライザアームブラケット39の
一端にはレバー機構1を構成する正面視で略V字状のベ
ース板12が結合され、ここに第1レバー13と第2レ
バー14が設けられている。そして、第1レバー13の
一端は第3レバー15の一端部に形成された長孔151
に回転自在に連結され、第3レバー15の他端はイコラ
イザアーム37の端部にピン152で回転自在に連結さ
れている。この詳細を図3に示す。
【0016】図3において、ベース板12は図の右方向
へ傾斜するベース片121を有し、このベース片121
の背後に左方向へ傾斜するベース片122が設けられて
その先端がイコライザアームブラケット39の一端に固
定されている。第1レバー13はベース片121上に位
置して略ヘ字状をなし、その中央はベース片121に立
設されたピン131に回動自在に支持されている。この
第1レバー13の一端は上記第3レバー15の長孔15
1にピン132で連結されて、長孔151に沿って相対
移動自在である。第2レバー14は第1レバー13に重
ねて設けられ、その側縁が第1レバー13の先端側面に
切り起こし形成されたストッパ部133に当接してい
る。第2レバー14の先端にはストッパ機構2(図1)
から至るワイヤ11の一端が係止されており、第2レバ
ー14の基端は上記ピン131に回動自在に支持されて
いるとともに、当該ピン131の周りに設けたバネ部材
16によって図3の半時計方向へ回転付勢されている。
なお、第1レバー13はベース片121上に設けたスト
ッパ体17にその側縁が当接している。
【0017】図4にはストッパ機構2の詳細を示す。図
において、ローラブラケット21は基端部が側方へ延出
するとともに、この延出部22はコ字断面に折り返され
て上下に対向する壁部221,222を有し、これら壁
部221,222間にアーム24が挿入される。アーム
24は壁部221,222間に架設されたピン241に
その中央が回転自在に結合されるとともに、ピン241
の周囲に配設されたバネ部材25によって収納方向たる
図4の時計方向(矢印)へ回転付勢されている。アーム
24の先端には外周部をゴム材としたストッパローラ2
3がピン231によって支持されている。アーム24に
沿って設けたブッシュ242を介してレバー26が位置
し、このレバー26は本体の中心が上記ピン241に回
転自在に結合されている。レバー26本体から延びる腕
部261には上記レバー機構1から至るワイヤ11の一
端が係止されるとともに、腕部261と壁部222との
間にはバネ部材27が架設されてレバー26を図4の時
計方向へ回転付勢している。レバー26の腕部261先
端は上方へ屈曲して、係止部262となっている。な
お、バネ部材27のバネ力は上記バネ部材16(図3)
のそれよりも小さくしてある。
【0018】上記アーム24は先端に近い部分の全周
と、基端部の側面がそれぞれゴム層243,244で覆
われている。また、ローラブラケット21の壁部221
には下方へ突設した凸片223にクッション片28が取
り付けられている。なお、ローラブラケット21の本体
側縁に突設した凸片211にはクッション片29が取り
付けられている。
【0019】このような構造のスライドドアの作動を以
下に説明する。窓ガラスWが全閉位置にある場合には、
イコライザアーム37は既に説明したように図5に示す
位置にあり、第3レバー15が上方へ引き上げられる。
これに伴い、ピン132が長孔151の端面に係合して
第1レバー13と、これのストッパ部133に当接して
いる第2レバー14がいずれも図5の時計方向へ回動し
て、ワイヤ11が緩められる。この結果、ストッパ機構
2(図4)のレバー26はバネ部材27のバネ力によっ
て図4に示す位置に保持され、アーム24はバネ部材2
5によって時計方向に回転させられて収納位置にある。
この状態を図6に示し、スライドドアのドア体Dを、ロ
ーラブラケット21のクッション片29がボデー開口の
後縁Bに当接する全開位置まで車両後方(図の白矢印)
へ移動開放することができる。
【0020】窓ガラスWが全閉位置から一定量下方へ下
降開放すると、イコライザアーム37はその一端がイコ
ライザブラケット39内を移動しつつアーム全体が倒れ
る。これに伴い第3レバー15は下降し、第1レバー1
3および第2レバー14は第1レバー13がストッパ体
17に当接するまでバネ部材16(図3)のバネ力で図
5の半時計方向へ戻される。ガラス窓Wがさらに下降し
てイコライザアーム37が水平姿勢に倒れた状態を図7
に示す。この間、ピン132は第3レバー15の長孔1
51内を相対移動するから、第1レバー13および第2
レバー14は第1レバー13がストッパ体17に当接し
た起立状態を維持する。この状態では、ワイヤ11が引
かれてストッパ機構2のレバー26(図4)はバネ部材
27のバネ力に抗して図4の半時計方向へ回転させら
れ、その係合部262がゴム層243で覆ったアーム2
4の側面に当接してこれを収納位置から進出位置へ回動
させる。これを図8の黒矢印で示す。
【0021】この状態では、ドア体Dを車両後方(図の
白矢印)へ移動開放させる途中で、進出したレバー24
先端のストッパローラ23がクッション片29よりも早
くボデー開口後縁Bに当接して、ドア体Dを全開状態よ
りも手前で停止させる。これにより、半開きされた窓開
口部から室内側に出ている異物がある場合でも該異物が
ホデー開口後縁Bと干渉することは未然に防止される。
なお、ストッパローラ23がボデー開口後縁Bに当接し
た際に、レバー24は基端部のゴム層244がクッショ
ン片28に当接して衝撃が緩和される。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両のスライド
ドアによれば、昇降窓ガラスとドア体とのインターロッ
ク機構の作動時当接による異音等が生じることがなく、
かつ確実な作動が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、インターロック機
構を備えた1ボックスカーのスライドドアの透視図であ
る。
【図2】Xアームレギュレータとレバー機構の正面図で
ある。
【図3】レバー機構の分解斜視図である。
【図4】ストッパ機構の分解斜視図である。
【図5】スライドドアの作動を示すレバー機構部の正面
図である。
【図6】スライドドアの作動を示すストッパ機構部の平
面図である。
【図7】スライドドアの作動を示すレバー機構部の正面
図である。
【図8】スライドドアの作動を示すストッパ機構部の平
面図である。
【図9】従来のインターロック機構の正面図である。
【符号の説明】
1…レバー機構、11…ワイヤ、13…第1レバー、1
4…第2レバー、15…第3レバー、151…長孔、1
32…ピン、2…ストッパ機構、23…ストッパロー
ラ、24…アーム、36…リフトアーム、37…イコラ
イザアーム、D…ドア体、R…Xアームレギュレータ、
W…窓ガラス。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/06 B60J 1/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Xアームレギュレータにより昇降開閉す
    る窓ガラスを有する車両のスライドドアであって、スラ
    イドドアのドア体を全開状態よりも手前で停止させるス
    トッパ手段を設けるとともに、前記ストッパ手段をレバ
    ー手段に連結し、かつ窓ガラスが全閉に近い一定範囲内
    にある場合にのみ前記レバー手段により前記ストッパ手
    非作動状態におかれるように、前記Xアームレギュ
    レータのイコライザアームと前記レバー手段とを一定量
    の遊びを有して連結したことを特徴とする車両のスライ
    ドドア。
  2. 【請求項2】 前記遊びを、長孔と、当該長孔に挿入さ
    れてこれに沿って移動可能であるとともに長孔端面に係
    合するピン部材とで形成した請求項1に記載の車両のス
    ライドドア。
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JP2000160930A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Shiroki Corp スライドドアの中間ストッパコントロール機構
JP5989497B2 (ja) * 2012-10-12 2016-09-07 株式会社城南製作所 窓部開閉検知機構と自動車用スライドドア

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