JP3721268B2 - 自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構 - Google Patents

自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの駆動力でロック装置を開閉体の全閉状態まで強制的に閉め込むようにした自動車用開閉体閉鎖装置の駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構としては、例えば、特開平10−102865号公報に開示されているようなものがある。これはバックドアの電動閉鎖装置(クロージャ装置)の動力部である駆動機構であり、モータの駆動力で回動するピニオンに噛合可能なラック状のギア部を有し、枢軸によりベースプレートに揺動可能に支持されたセクターギアである作動部材によりロック装置をバックドアの全閉位置まで強制的に閉め込むようにしたものである。作動部材の作動側の停止位置決め手段としてベースプレートにプレス加工による切起しのストッパーを立設し、作動部材のギア部に沿った端縁部に突起部を設けストッパーに当接させている。また、作動部材の非作動位置側の停止位置決め手段としては、作動部材にベースプレート側に屈曲する入力フランジを設け、入力フランジをベースプレートの端縁に当接させている。
【0003】
一方、作動部材は、枢軸によりベースプレートに揺動可能に枢支されるとともに、モータの駆動力により回動するピニオンと噛合することにより揺動させられる。このピニオンから作動部材に駆動力が伝達されるとき、枢軸と作動部材の間には、所要の隙間があるため、ロック装置側からの反力を受け、作動部材はベースプレート表面から浮き上がりながら揺動する。この浮き上がりは、作動部材のギア部とピニオンとの噛み合い角度が変化し円滑な噛み合いを阻害するため、従来の装置にあっては、作動部材とピニオンとの噛合部から離間した位置で作動部材の浮き上がりを押さえる浮き上り防止部がベースプレートに設けられている。
【0004】
また、他の従来例では、図12に示すように、浮き上がり防止部100は、ベースプレート101からプレスによる絞り加工により基部に開口102を有する膨出部103を形成するとともに、膨出部103中にピニオン104を配置し、開口102を通じ作動部材105のギア部106と噛合させており、膨出部103の頂部107から作動部材105の表面108と摺動可能に当接する押え部109が延設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の従来技術にあっては、作動部材に設けられた突出部及び入力フランジは、作動部材の噛合部を避けて設定する必要があるため、作動部材及びベースプレートはそれらの設置スペースを別個に確保する必要から、電動閉鎖装置自体が大型化せざるを得なかった。このため、狭い開閉体内部への設置が困難になり、自動車への搭載適応性が低いという問題があ
【0006】
また、作動部材のギア部とピニオンとの噛合部から離間した位置に浮き上がり防止部材が設けられているものにあっては、浮き上がり防止効果が不十分である。
【0007】
さらに、後者の従来技術にあっては、膨出部の頂部から浮き上がり防止部材である押え部が設けられているので、ピニオンを膨出部が覆う構造となるため、電動閉鎖装置が嵩張り、大型化をきたし、加工も絞り加工であるため、コストが割高になるという問題があ
【0008】
本発明の目的は、上述のような従来の技術が有する問題点に鑑み、自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構の小型化をはかり、自動車への搭載適応性を高めるとともに、作動部材の浮上り防止を安価でかつ確実に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、モータの駆動力で回動するピニオンに噛合するラック状のギア部を有し、枢軸によりベースプレートに揺動可能に支持された作動部材によりロック装置を開閉体の全閉位置まで強制的に閉め込むようにした自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構において、前記作動部材には、枢軸を中心とする扇形孔が穿設され、前記ベースプレートには、前記扇形孔内に突出するストッパーを立設し、該ストッパー両側縁部には、前記扇形孔の両端縁に当接可能な当接部を有してなり、前記ストッパーの前記作動部材が噛合するピニオンと作動部材の枢軸を結ぶ線上には、前記扇形孔を貫通するとともに先端が折曲形成され、前記作動部材表面と摺動可能に当接する浮き上がり防止部が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、ベースプレートに作動部材を枢軸により揺動可能に支持し、ベースプレートから作動部材に穿設した扇形孔内にストッパーを立設し、ストッパーには前記扇形孔の両端縁に当接可能な当接部を設けたので、ベースプレートは作動部材の作動領域外に余分なスペースは必要とせず小型化がはかれ、狭い開閉体内部にも設置が可能となり、車両への搭載適応性が向上する。
【0011】
また、ストッパー部の先端より折曲され作動部材表面に摺動可能に当接する浮き上がり防止部を有するので、専用の設置スペースを必要とせず、特に厚み方向の薄型化がはかれる。さらに、浮き上がり防止部は、プレスによる曲げ加工により成形可能なので、安価に製造できる。
【0012】
更に、浮き上がり防止部がピニオンと作動部材の枢軸を結ぶ線上に設けられているので、噛合部における浮き上がり防止が確実となり、ピニオンと作動部材のギア部との円滑な噛み合いが確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は、本発明の自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構の一実施形態を示し、図8〜図11は、その各部の作動態様を示す。図1〜図7、特に図3に示すように、この開閉体の電動閉鎖装置は、自動車の車体Aの後端上部に開閉可能に枢着された開閉体であるバックドアBの下端部に設けられたロック装置Cに組み込まれている。
【0014】
ロック装置Cは、バックドアBの下端部に固着されたハウジング1内に収容されたラツチ2とロッキングプレート5とを備えている。ラツチ2は、ハウジング1に枢支された軸3に固着され、自動車の車体Aに設けられたストライカ4に係脱可能な噛合溝2aと、ロッキングプレート5と係合可能な2個の段部2b、2cとを有している。ロッキングプレート5は、ハウジング1に軸6をもって枢支され、ラツチ2の段部2b、2cに係脱しうる爪部5aと、上方に折曲された当接部5bとを有している。なお、図6において、ラツチ2は、反時計方向に、ロッキングプレート5は、時計方向にそれぞれ図示を省略したスプリングにより常時付勢されている。
【0015】
図2及び図5に示すように、ラツチ2の軸3の上端部には、回動レバー7が固着され、ラツチ2と回動レバー7とは一体となって回動するようになっている。
回動レバー7は、ほぼ円板状の基部7aより頚部7cを介して後方に延出する先端部7bを有しており、先端部7bは、後述するアーム15bの枢軸15aとほぼ平行をなすように、基部7aに対して折曲されている。また、先端部7bの左方の側縁は、後述するコネクトレバー17の押動部17aが当接する平面視ほぼ円弧状の当接縁7dをなしている。
【0016】
ラツチ2と回動レバー7とは、バックドアBが開いているときは、ストライカ4と離脱したオープン位置に位置しており、バックドアBがいわゆる半ドア状態まで閉じると、噛合溝2aにストライカ4 が辛うじて係合し、かつ段部2bにロッキングプレート5の爪部5aが係合して、オープン位置方向への回動が阻止されたハーフラツチ位置に位置し、さらに、ドアが全閉すると、噛合溝2aにストライカ4が完全に係合し、かつ段部2cにロッキングプレート5の爪部5aが係合して、オープン位置方向への回動が阻止された図6に示すようなフルラツチ位置に位置するようになっている。
【0017】
ハウジング1には、上方を向き、かつハウジング1の一部をなすベースプレート8が固着されており、このベースプレート8には、ロック装置Cの制御機構部Dが設けられている。
【0018】
制御機構部Dは、電動式の駆動装置である正逆回転可能なモータ9と、施解錠操作用のモータ式のアクチュェータ10と、軸11aをもってベースプレート8に枢支され、かつアクチュェータ10の駆動レバー10aに連結されて、施錠位置と解錠位置とに移動可能な施解錠レバー11と、施解錠レバー11の支持部11bにスライド可能に支持されたサブレバー12と、上記の軸11aをもってベースプレート8に枢支され、かつバックドアBのラツチ解除操作手段(図示略)に連結されたオープンレバー13と、バックドアBに設けられたキーシリンダー(図示略)に連結されたキーレバー14と、ラツチ2の軸3と直角かまたは所要の傾斜角度をなす枢軸15aをもってベースプレート8に枢支され、かつモータ9に連結された減速歯車のピニオン9aにラック状のギア部15cでもって噛合した作動部材であるセクターギア15と、セクターギア15と一体となって、枢軸15aより下方に延出するアーム15bと、アーム15bの枢軸15aと平行な連結軸16をもってアーム15bの下端部に連結されたコネクトレバー17とを備えている。ここでベースプレート8に設けられたモータ9、ピニオン9a、セクターギア15、コネクトレバー17は制御機構部D内で駆動機構部Eを構成している。
【0019】
モータ9と、キーレバー14と、セクターギア15及びその一部であるアーム15bと、コネクトレバー17とは、ベースプレート8の前面側に配設され、また、それ以外のアクチュェータ10、施解錠レバー11、サブレバー12、オープンレバー13等は、ベースプレート8の後面側に配設されている。
【0020】
オープンレバー13は、下方に延びた第1アーム部13aの下端部に軸13bをもってサブレバー12の一端が回動可能に連結され、かつコネクトレバー17の方向に延出する第2アーム部13cを有し、ドアハンドル等のラツチ解除操作手段の操作により、図8に示す位置から反時計方向に回動させられて、ラツチ解除位置まで回動させられる。
【0021】
サブレバー12は、バックドアBが閉じて、施解錠レバー11が図4に示す解錠位置にあるとき、オープンレバー13のラツチ解除作動により、図8に示す位置から左方に直線運動して、他端に形成された押動部12aがロッキングプレート5の当接部5bに当接することにより、ロッキングプレート5 を解除作動させてラツチ2からの係合を解除して、バックドアBの開扉を可能にする。
【0022】
モータ9は、バックドアBが開いている状態から閉じられて、ラツチ2がハーフラツチ位置に達し、そのことをハーフラツチ検知スイッチ(図示略)が検知することにより正転し、ラツチ2がさらにフルラツチ位置に達して、そのことをフルラツチ検知スイッチ(図示略)が検知することにより逆転するように制御される。
【0023】
セクターギア15及びそのアーム15bは、常時は図2、図8、図9、及び図11に示す非作動位置にあり、モータ9の正転により図8等において反時計方向に回動させられ、図10に示す作動位置に達し、それによってラツチ2がフルラツチ位置に達して、モータ9が逆転させられることにより、元の非作動位置に復帰回動させられて、その位置で停止する。
【0024】
セクターギア15には枢軸15aから離れるほど拡開し両端に作動位置と非作動位置に対応する第1端縁15e第2端縁15fと枢軸15aを中心とする円弧状の縁15gを有する扇形孔15dが穿設されている。ベースプレート8にはプレス加工により切り起こし成形されセクターギア15の扇形孔15d内に突出するストッパー20が立設され、その両側縁は扇形孔15dの第1端縁15e第2端縁15f当接可能な第1当接部20a第2当接部20bとなっている。この第1当接部20aはセクターギア15が作動位置のとき扇形孔15dの第1端15eと当接し、非作動位置の時には第2当接部20bが第2端縁15fと当接するようになっている。
【0025】
ストッパー20の先端には、セクターギア15表面に沿う方向に折曲された浮き上がり防止部20cが形成されている。浮き上がり防止部20cは凸状にビード加工された摺接部20dをもってセクターギア15と摺動可能に当接し、セクターギア15のベースプレート8からの浮上りを防止している。摺接部20dを含む浮き上がり防止部20cはセクターギア15の枢軸15aの中心とピニオン9aの中心を結ぶ線上に設けられている。さらにベースプレート8のセクターギア15のギア部15cが揺動する面にはストッパー20を中心として両側に円弧状のビード8aが成形されている。この二つのビード8aと摺接部20dによりセクターギア15は常にバランス良く3点支持されるので浮き上がることはなく、ギア部15cとピニオン9aの噛合は円滑に保たれる。
【0026】
コネクトレバー17は、右端部に形成された押動部17aが回動レバー7の当接縁7dに当接して、アーム15bの非作動位置から作動位置への回動により、回動レバー7をラツチ2とともにハーフラツチ位置からフルラツチ位置まで押勤しうる図9及び図10に示す係合位置と、押動部17aが回動レバー7の当接縁7dから回動レバー7の先端部7bの板面とほぼ直交する方向に離れた図8、及び図11に示す解除位置とに移動可能で、常時は、付勢手段であるスプリング18の付勢力により係合位置に向けて付勢されており、ラツチ2がオープン位置からハーフラツチ位置の直前の位置までの範囲内にあるときは、押動部17aまたは下縁が回動レバー7の先端部7bの上面にほぼ直角をなして当接し、係合位置方向への移動が阻止されるようになっている。
【0027】
コネクトレバー17における右端部上縁には、上右方に延出した後下方を向く、正面形がほぼ下向きコ字状をなし、かつ下方を向く先端部の中位部に設けられた後方に鈎形に屈曲する段部17bが、ベースプレート8に穿設したほぼ方形の開口19を通ってベースプレート8の後方に延出するようにした折曲片17cが連設されている。
【0028】
この折曲片17cにおける段部17bの下方に、オープンレバー13の第2アーム部13cの下縁部が係合し、オープンレバー13がラツチ解除位置に回動させられたとき、その第2アーム部13cにより、折曲片17cが跳ね上げられて、コネクトレバー17は、スプリング18の付勢力に抗して、解除位置に回動させられるようになっている。
【0029】
また、コネクトレバー17の折曲片17cが、ベースプレート8の開口19 を通してオープンレバー13と係合していることにより、コネクトレバー17とオープンレバー13とが互いに外れにくくなるとともに、コネクトレバー17がオープンレバー13または開口19の縁により案内され、コネクトレバー17が円滑かつ確実に移動することができる。
【0030】
次に、この実施形態の作用を、主に図8〜図11を参照して説明する。
【0031】
このとき、図8に示すように、セクターギア15は非作動位置にあり、また、コネクトレバー17は、押動部17aが回動レバー7の先端部7bの上面に乗り上がり、係合位置方向への移動が阻止されて、解除位置に保持されている。このとき、ストッパー20の第2当接部20bは、セクターギア15の扇形孔15dの非作動位置に対応する第2端縁15fと当接している。
【0032】
この状態から、バックドアBが閉じる方向に移動させられて、ストライカ4がラツチ2の噛合溝2aに進入し、ラツチ2がハーフラツチ位置の直前の位置まで回動させられると、ラツチ2とともに回動する回動レバー7の当接縁7dが、コネクトレバー17の押動部17aの直下を通過し、それによってコネクトレバー17は、スプリング18の付勢力により、図9に示すように、解除位置まで回動させられ、コネクトレバー17の押動部17aは、回動レバー7の当接縁7dの回動軌跡内に位置する。
【0033】
その後、ラツチ2がハーフラツチ位置まで回動させられると、ハーフラツチ検知スイッチが作動して、モータ9が正転させられ、それによってセクターギア15及びそのアーム15bは、非作動位置から作動位置に向かって図9における反時計方向に回動させられ、このとき第2当接部20bは扇形孔15dの非作動位置に対応する第2端縁15fから離れる。このセクターギア15の揺動中、浮き上がり防止部20cに形成された摺接部20dは扇形孔15dの円弧状の縁15gに沿った面を摺接し浮き上りを防止する。浮き上がり防止部20cがピニオン9aとセクターギア15の枢軸15aを結ぶ線上に設けられているので、浮き上がり防止が最も必要な噛み合い部の直近を押さえることが可能となり、ピニオン9aとセクターギア15のギア部15cとの円滑な噛み合いが確保できる。
【0034】
それに伴って、コネクトレバー17が、図9図示の状態から図10図示の状態のように、右方にほぼ直線的に移動させられ、その押動部17aで回動レバー7 の当接縁7dを押動し、回動レバー7とラツチ2とを、ハーフラツチ位置からフルラツチ位置まで強制的に回動させ、バックドアBを半ドア状態から全閉状態まで閉じさせる。このとき第1当接部20aは扇形孔15dの作動位置に対応する第1端縁15eに当接する。
【0035】
ラツチ2がフルラツチ位置まで回動させられると、ロッキングプレート5の爪部5aがラツチ2の段部2cに係合するとともに、フルラツチ検知スイッチが作動して、モータ9が逆転させられ、セクターギア15は図8に示す元の非作動位置に復帰させられ、このとき第2当接部20bは扇形孔15dの非作動位置に対応する第2端縁15fに当接する。それに伴って、コネクトレバー17は、押動部17aが回動レバー7の当接縁7dから離れて、図8と同様の図11に示す位置まで復帰させられる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ベースプレートに作動部材を枢軸により揺動可能に支持し、ベースプレートから作動部材に穿設した扇形孔内にストッパーを立設し、ストッパーには前記扇形孔の両端縁に当接可能な当接部を設けたので、ベースプレートは作動部材の作動領域外に余分なスペースは必要とせず小型化がはかれ、狭い開閉体内部にも設置が可能となり、車両への搭載適応性が向上する。
【0037】
又、ストッパー部の先端より折曲され作動部材表面に摺動可能に当接する浮き上がり防止部を有するので、専用の設置スペースを必要とせず、特に厚み方向の薄型化がはかれる。さらに、浮き上がり防止部はプレスによる曲げ加工により成形可能なので安価に製造できる。
【0038】
更に、浮き上がり防止部がピニオンと作動部材の枢軸を結ぶ線上に設けられているので、浮き上がり防止が最も必要なピニオンと作動部材のギア部との噛合部の直近を押さえることが可能となり、ピニオンと作動部材のギア部との円滑な噛み合いが確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係わる開閉体電動閉鎖装置の駆動機構をバックドアに搭載した自動車を示す斜視図である。
【図2】 開閉体電動閉鎖装置の駆動機構のモータを取り除いた状態の正面図である。
【図3】 同じく、モータを装着した状態の側面図である。
【図4】 同じく、背面図である。
【図5】 図3のVより見た矢視図である。
【図6】 図2のVI−VI線断面図である。
【図7】 図2のVII−VII線断面図である。
【図8】 開扉状態における制御機構部の要部の正面図である。
【図9】 第1の作動状態を示す制御機構部の要部の正面図である。
【図10】 第2の作動状態を示す制御機構部の要部の正面図である。
【図11】 第3の作動状態を示す制御機構部の要部の正面図である。
【図12】 従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
A 車体
B バックドア(開閉体)
C ロック装置
D 制御機構部
E 駆動機構部
8 ベースプレート
9 モータ
9a ピニオン
15 セクターギヤ(作動部材)
15a 枢軸
15b アーム
15c ギア部
15d 扇形孔
15e 第1端縁
15f 第2端縁
15g 円弧状の縁 20 ストッパー
20a 第1当接部
20b 第2当接部
20c 浮き上がり防止部
20d 摺接部

Claims (1)

  1. モータの駆動力で回動するピニオンに噛合するラック状のギア部を有し、枢軸によりベースプレートに揺動可能に支持された作動部材によりロック装置を開閉体の全閉位置まで強制的に閉め込むようにした自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構において、
    前記作動部材には、枢軸を中心とする扇形孔が穿設され、前記ベースプレートには、前記扇形孔内に突出するストッパーを立設し、該ストッパー両側縁部には、前記扇形孔の両端縁に当接可能な当接部を有してなり、
    前記ストッパーの前記作動部材が噛合するピニオンと作動部材の枢軸を結ぶ線上には、前記扇形孔を貫通するとともに先端が折曲形成され、前記作動部材表面と摺動可能に当接する浮き上がり防止部が形成されていることを特徴とする自動車用開閉体電動閉鎖装置の駆動機構。
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