JP3447995B2 - スライドドア - Google Patents

スライドドア

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JP3447995B2
JP3447995B2 JP35791499A JP35791499A JP3447995B2 JP 3447995 B2 JP3447995 B2 JP 3447995B2 JP 35791499 A JP35791499 A JP 35791499A JP 35791499 A JP35791499 A JP 35791499A JP 3447995 B2 JP3447995 B2 JP 3447995B2
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stopper mechanism
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一郎 坪倉
克也 柄本
健二 加藤
計夫 二村
瑞穂 森光
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側部等にス
ライドドア本体を開閉可能に取り付けたスライドドアに
関し、ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレー
タと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定
範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、ウインドガラ
スの開きが一定以上になると、中間ストッパ機構にスラ
イドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中
間ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアに
関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、車両等のスライドド
アでは、ウインドガラス1が昇降可能にスライドドア本
体(開閉移動部)3に設けられている。このため、ウイ
ンドガラス1を降ろしたままスライドドア本体3を開け
た時、このスライドドア本体3の窓に物が差し込まれて
いると、この物は、スライドドア本体3の窓枠7とピラ
ー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
【0003】そこで、この事態を回避するために中間ス
トッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より
下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドア
を、開放途中で停止させることが提案されている。
【0004】このスライドドアの一例としては、図10
に示すようなものがある。まず、中間ストッパコントロ
ール機構11は、ウインドガラス1が全閉状態から所定
量L(例えば、150mm)だけ降下する間は、この降
下量に応じて、ケーブル(インナケーブル)13を引き
込む。一方、ケーブル13の移動ストロークが設定値に
到達すると、ケーブル13の引き込みを停止する。しか
し、この状況でも、ウインドガラス1は降下できる。
【0005】中間ストッパ機構15は、ケーブル13に
よって中間ストッパコントロール機構11に連結されて
いる。この中間ストッパ機構15は、中間ストッパコン
トロール機構11によって駆動され、開方向へ移動する
スライドドア本体3を開放途中で止めるものである。
又、Xアーム式のウインドレギュレータ16は、ウイン
ドガラス1を上下方向へ駆動するものである。
【0006】ここで、中間ストッパコントロール機構1
1の構成を図11を用いて詳細に説明する。スライドド
ア本体3のインナパネルにはベースプレート31が固着
され、このベースプレート31にピン33が立設されて
いる。このピン33には、第1のレバー35と第2のレ
バー37とが回転可能に取り付けられている。
【0007】又、スパイラルスプリング39は、ピン3
3を中心に巻回され、一方の端部39aは第1のレバー
35に掛止され、他方の端部39bは第2のレバー37
に掛止されている。
【0008】第1のレバー35の回転端部には、ローラ
41が設けられており、このローラ41が、ウインドガ
ラス1の下部に設けられたガイド17に図の水平方向に
移動可能に係合している。第2のレバー37には、ケー
ブル13が接続されている。
【0009】次に、中間ストッパ機構15の構成を図1
2を用いて説明する。スライドドア本体3のインナパネ
ル下部には、ベースプレート21が固着され、このベー
スプレート21上に、レバー22が回転可能に取り付け
られている。レバー22は、ケーブル13に連結され、
又、図示しない付勢手段により矢印I方向へ付勢されて
いる。このレバー22の先端には、弾性を有したローラ
24が設けられている。一方、車体26側には、ローラ
24と当接可能な段部28が形成されている。
【0010】上記従来のスライドドア本体3において、
全閉状態のウインドガラス1をウインドレギュレータ1
6を用いて降下させると、第1のレバー35もウインド
ガラス1の降下に伴って、図11において反時計方向へ
回転する。又、第2のレバー37もスパイラルスプリン
グ39を介して第1のレバー35へ接続されているの
で、反時計方向へ回転し、ケーブル13を引き込んでい
く。
【0011】ケーブル13の移動ストロークが設定値に
到達すると、第2のレバー37はその回転を規制され、
第1のレバー35に追従して回転することができなくな
る。しかし、この状況でも、スパイラルスプリング39
が縮径するように弾性変形することで、第1のレバー3
5だけは反時計方向へ回転でき、ウインドガラス1は降
下できる。
【0012】従って、ウインドガラス1が全閉状態から
所定量L以上降下すると、中間ストッパコントロール機
構11がケーブル13を所定量だけ引き込み、レバー2
2が、図示しない付勢手段の付勢力に抗して回転し、図
12の二点鎖線位置から実線位置へ移動する。
【0013】この状態で、スライドドア本体3を開方向
へ移動すると、ローラ24が車体側の段部28に当接
し、その位置に停止し、それ以上スライドドア本体3を
開放できなくなる。すなわち、上記スライドドア本体3
においては、ウインドガラス1が下げられ、スライドド
ア本体3の窓に物が差し込まれていても、この状況で
は、スライドドア本体3の窓枠7とピラー9との間に必
ず空間が存在することになり、窓に差し込まれた物が挟
まれる事態を回避できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、中間スト
ッパ機構を備えていれば、ウインドガラスが全閉状態か
ら所定量以上降下させた状態で、スライドドア本体を開
方向へ移動させた場合、スライドドア本体は中間位置で
停止し、それ以上開放できなくなる。このため、窓に差
し込まれた物が挟まれる事態を回避できる。
【0015】一方、ワンボックカー等にあっては、運転
席のスイッチ操作で、後部座席のスライドドアを自動的
に全開できる装備(自動開閉装置)が求められている。
ここで、自動開閉装置は、全開動作中にスライドドア本
体の全開方向の移動が何らかの原因で妨害され、スライ
ドドア開閉モータが過負荷状態になると、スライドドア
本体を全閉位置に復帰させるように作動する。このた
め、仮に、従来の中間ストッパ機構と自動開閉装置とを
組み合わせたスライドドアを想定した場合、中間ストッ
パ機構の作動は、スライドドア本体の移動を規制するた
め、自動開閉装置にとっては妨害の発生を意味し、この
状況下では、自動開閉装置はスライドドア本体を全閉位
置に復帰させることになる。
【0016】しかし、このように、スライドドア本体が
一度途中まで開き、すぐに引き返す作動は、車両から降
りようとした乗員の荷物等をスライドドア本体が挟み込
み、それを損傷させる恐れがある。
【0017】又、上記図9〜図12に示した従来の構成
のスライドドアにおいては、自動開閉装置との関係にお
いてだけでなく、スライドドア本来の構成においても、
次のような問題がある。すなわち、上記中間ストッパコ
ントロール機構11が、ウインドガラス1の降下量を第
1のレバー35で直接求める構成であるため、このレバ
ー35が長尺なものとなり、占有スペースも大きく、中
間ストッパコントロール機構11自体が大型化するとい
う問題がある。
【0018】又、上記スライドドア本体3において、ウ
インドガラス1を全閉状態から下げる場合、ウインドガ
ラス1が所定量Lに到達する前では、中間ストッパコン
トロール機構11はケーブル13を徐々に引くので、レ
バー22も徐々に回転する。従って、ウインドガラス1
の降下が所定量Lより若干小さい状態にて、スライドド
ア本体3を開方向に強く引くと、ローラ24は段部28
に当接後、これを乗り越えて進み、スライドドア本体3
は全開位置まで移動する。
【0019】よって、中間ストッパ機構15の切替動作
時に、長い間、ローラ24は中途半端な状態にあり、こ
の中途半端な状態では、ローラ24が段部28を乗り越
えて進むことになる。
【0020】この状態でのスライドドア本体3の摺動に
際しては、ローラ24,レバー22,ベースプレート2
1等に大きな負荷がかかり、これらの部品の耐久性が落
ちるだけでなく、異音が発生したり、スライドドア本体
3の開操作力が増し、操作感も悪くなる。
【0021】更に、ウインドガラス1が所定量L以上降
下した時に、中間ストッパ機構15は、そのローラ24
が確実に車体側の段部28に当たって、スライドドア本
体3を停止させることが必要である。しかし、ローラ2
4が広い範囲で中途半端な状態にあるため、確実な作動
を得るためには、ベースプレート21の取り付け状態を
試行錯誤により調整することがどうしても必要になる。
【0022】本発明は、上記従来のスライドドアの問題
点を解消したスライドドアを提供することを目的として
いる。すなわち、本発明の第1の目的は、中間ストッパ
機構と自動開閉装置とを、スライドドア本体が不適切な
作動をしないように組み合わせたスライドドアを実現す
ることにある。又、本発明の第2の目的は、中間ストッ
パ機構の切替に際し、中途半端な状態が生じないスライ
ドドアを提供すること、第3の目的は、中間ストッパコ
ントロール機構の小型化が可能なスライドドアを実現す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する請
求項1記載の発明は、ウインドガラスを昇降させるウイ
ンドレギュレータと、開放途中のスライドドア本体の開
方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機
構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、
前記中間ストッパ機構を作動させ、前記スライドドア本
体の開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間スト
ッパコントロール機構と、スイッチ操作により、スライ
ドドア開閉モータを駆動し、前記スライドドア本体を少
なくとも全開させることができ、この全開動作中に前記
スライドドア開閉モータの過負荷状態を検出すると、前
記スライドドア開閉モータを逆転させ、前記スライドド
ア本体を全閉位置に復帰させる自動開閉装置とを備え、
前記中間ストッパ機構が作動して規制状態にある状況下
では、前記スライドドア開閉モータの過負荷状態が発生
しても、前記スライドドア本体を停止させるだけで、前
記スライドドア本体の前記全閉位置への復帰動作は行わ
ないことを特徴とするものである。
【0024】ウインドガラスの開きが一定以上のスライ
ドドアを、スイッチ操作により、全開させようとすれ
ば、中間ストッパ機構の規制により、スライドドア開閉
モータの過負荷状態が発生する。しかし本発明では、中
間ストッパ機構の規制によりスライドドア開閉モータの
過負荷状態が発生した場合は、一度途中まで開いたスラ
イドドア本体が引き返すことはなく、車両から降りよう
とした乗員の荷物等をスライドドア本体が挟み込むこと
はない。よって、荷物等を損傷させることもない。
【0025】請求項2記載の発明は、ウインドガラスを
昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライ
ドドア本体の開方向への移動を一定範囲内に規制可能な
中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定
以上になると、前記中間ストッパ機構を作動させ、前記
スライドドア本体の開方向への移動を一定範囲内に規制
させる中間ストッパコントロール機構と、スイッチ操作
により、スライドドア開閉モータを駆動し、前記スライ
ドドア本体を少なくとも全開させることができ、この全
開動作中に前記スライドドア開閉モータの過負荷状態を
検出すると、前記スライドドア開閉モータを逆転させ、
前記スライドドア本体を全閉位置に復帰させる自動開閉
装置とを備え、前記中間ストッパ機構が作動して規制状
態にある状況下では、前記自動開閉装置による前記スラ
イドドア本体の開度目標値を前記中間ストッパ機構によ
る開度規制範囲内に設定すると共に、前記スライドドア
本体の開動作中に前記スライドドア開閉モータの過負荷
状態を検出した場合でも、前記スライドドア本体の開度
が既に前記開度目標値近傍に到達している時には、前記
スライドドア本体を停止させるだけで、前記スライドド
ア本体の前記全閉位置への復帰動作は行わないことを特
徴とするものである。
【0026】本発明でも、中間ストッパ機構が作動して
ない状況下では、請求項1記載のスライドドアと同様な
動きをする。一方、ウインドガラスの開きが一定以上に
なり、中間ストッパ機構が作動している状況下では、自
動開閉装置によるスライドドア本体の開度目標値が中間
ストッパ機構による開度規制範囲内に設定されるため、
スライドドアをスイッチ操作により開いても、通常、ス
ライドドア本体は中間ストッパ機構の規制を受ける位置
若しくはその手前の位置に停止する。このため、スライ
ドドア開閉モータの過負荷状態が発生せず、一度途中ま
で開いたスライドドア本体が必要ないのに引き返すこと
はない。
【0027】又、スライドドア本体の開動作中に、オー
バーランによりスライドドア本体が中間ストッパ機構の
規制を受け、スライドドア開閉モータに過負荷状態が仮
に発生しても、スライドドア本体の開度が既に開度目標
値近傍に到達している時には、スライドドア本体を停止
させるだけで、スライドドア本体の前記全閉位置への復
帰動作は行わない。このため、一度途中まで開いたスラ
イドドア本体が必要ないのに引き返すことはない。よっ
て、中間ストッパ機構が作動している状況下で、車両か
ら降りようとした乗員の荷物等をスライドドア本体が挟
み込むことはない。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明におけるウインドレギュレータが、中間部が回転可能
に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一
端にドリブンギヤが固着され、該リフトアームの他端で
ウインドガラスを昇降させるものであり、前記中間スト
ッパコントロール機構は、回転可能に支持されたコント
ロールレバーと、前記ドリブンギヤに固着され、前記コ
ントロールレバーの先端部に摺接するカム面として、前
記コントロールレバーを回転させる傾斜面と前記コント
ロールレバーをその位置に保持する円弧面とを有したカ
ムプレートと、インナワイヤの一端が前記コントロール
レバーに係止され、前記コントロールレバーの動きを前
記中間ストッパ機構側に伝達するケーブルとからなり、
前記中間ストッパ機構は、車体側に配置された中間スト
ライカと、スライドドア側に回転可能に設けられ、前記
中間ストライカに係脱可能なポールと、前記ポールを前
記中間ストライカに当接可能な位置に戻すように前記ポ
ールを付勢する第1の付勢手段と、前記中間ストライカ
に当接不能な位置まで回転した状態の前記ポールに係合
し、前記ポールをその位置に拘束するフックであって、
前記インナワイヤの他端に連結され、スライドドアの前
記ウインドガラスが所定の位置まで開いた時に、前記イ
ンナワイヤに引かれて、前記ポールの拘束を解くフック
と、該フックを前記ポールと係合する方向へ付勢する第
2の付勢手段とからなり、前記中間ストッパ機構が作動
している状況下にあるか否かを示す信号は、前記コント
ロールレバーの回転を検出するセンサから得ることを特
徴とするものである。
【0029】本発明でも、全開スイッチの操作で一度途
中まで開いたスライドドア本体が必要ないのに引き返す
事態は発生せず、車両から降りようとした乗員の荷物等
をスライドドア本体が挟み込むことはない。よって、荷
物等を損傷させることもない。又、中間ストッパ機構が
作動して規制状態にあることの判断を、コントロールレ
バーの回転を検出するセンサで行うため、この判断を正
確且つ容易に行える。
【0030】しかも、本発明では、中間ストッパ機構の
切替が速やかになされ、中途半端な状態が生じなくな
る。又、中間ストッパコントロール機構が、ウインドガ
ラスの降下量をリフトアームの変位を利用して間接的に
求める構成のため、中間ストッパコントロール機構を小
型化できる。
【0031】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明におけるコントロールレバーの回転を検出するセンサ
として、コントロールレバーの他端によりオン/オフさ
れるリミットスイッチを用いて、構成の簡素化を図った
ものである。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明におけるリミットスイッチをコントロールレバーで囲
われた空間内に配置することで、組み付け時等にリミッ
トスイッチが破損することを防止したものである。
【0033】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態例>図面を用
いて本発明の第1の実施の形態例を説明する。はじめ
に、スライドドア本来の各機構部分を説明し、その後、
自動開閉装置との組み合わせについて説明する。
【0034】(中間ストッパ機構)図1は本発明の実施
の形態例における中間ストッパ機構等の基本的構成(平
面図)を概念的に示している。この図において、ガイド
レール51は、車体側に設けられ、スライドドア本体の
開閉方向に向けられている。ローラ53,55は、ガイ
ドレール51に移動可能に嵌合するもので、ローラアー
ム50に回転可能に支持されている。
【0035】サポートプレート57は、スライドドア本
体のドアパネルに取り付けられ、ベースプレート61
は、このサポートプレート57とローラアーム50とに
取り付けられている。これにより、スライドドア本体は
ガイドレール51に案内されて、全閉位置と全開位置と
の間を移動できる。
【0036】このベースプレート61上には、開方向へ
移動するスライドドア本体を途中で止めることが可能な
中間ストッパ機構63と、全開位置にスライドドア本体
を保持する全開ストッパ機構65とが設けられている。
ここで、サポートプレート57はアウタ側(窓側)に位
置し、ガイドレール51はインナ側(車室内側)に位置
する。尚、図1は、スライドドア本体が全閉位置にある
状態を示している。
【0037】車体側には、中間ストッパ機構63に係合
する中間ストライカ67が設けられている。スライドド
ア本体が全閉位置から全開位置へ向かって移動する際
に、ウインドガラスが所定量以上開けられている場合
は、中間ストッパ機構63のポール71と中間ストライ
カ67とが当接し、スライドドア本体はそれ以上の開方
向への移動を規制される。
【0038】ここで、中間ストッパ機構63を詳細に説
明する。ベースプレート61上には、中間ストライカ6
7に当接可能なポール71が、ピン71cによって回転
可能に支持されている。このポール71は、第1の付勢
手段(図示せず)により、矢印D方向へ付勢されてい
る。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部に
は、緩衝用のプレート71bが固着されている。
【0039】更に、ベースプレート61上には、第1の
フック73がピン73cによって回転可能に設けられて
いる。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接
しない位置(図1に示す回転位置)まで回転したポール
71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、
ポール71をその位置に拘束するものである。この第1
のフック73は、第2の付勢手段(図示せず)により、
突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方
向Eに付勢されている。
【0040】第1のフック73の突起部73aがポール
71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D
方向への回転は禁止される。第1のフック73には、後
述する中間ストッパコントロール機構によって駆動され
るケーブル75が接続されている。
【0041】ポール押し戻し部材68は、車体側に配置
されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動
中のスライドドア本体内のポール71に当接し、ポール
71を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置か
ら当接不能な位置に回転させるものである。又、ベース
プレート61に突設されたストッパ77は、第1のフッ
ク73による規制が解かれたポール71に当接し、ポー
ル71をこの当接位置に停止させるものである。
【0042】(全開ストッパ機構)全開ストッパ機構6
5についても図1を用いて詳細に説明する。スライドド
ア本体が全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構6
5と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置され
ている。一方、ベースプレート61には、全開ストライ
カ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ8
1が、ピン81cでもって回転可能に設けられている。
このラッチ81は、第3の付勢手段(図示せず)によ
り、矢印F方向に付勢されている。
【0043】ここで、図1に示すラッチ81の位置は、
全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から
拘束されていない状態でのラッチ81は、第3の付勢手
段により、図1に示す位置に戻るように付勢されてい
る。
【0044】又、ベースプレート61上には、第2のフ
ック83がピン83cにより回転可能に設けられてい
る。第2のフック83は、全開ストライカ69に係合し
てロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに
突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置
に拘束するものである。第2のフック83は、第4の付
勢手段(図示せず)により、突起部83aがラッチ81
の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
【0045】第2のフック83の突起部83aがラッチ
81の突起部81bと係合すると、ラッチ81の矢印F
方向への回転は禁止される。第2のフック83には、自
動車であれば、そのインナハンドルやアウタハンドル等
によって駆動されるケーブル85が接続されている。
尚、図示しないが、ラッチ81は図1に示す位置よりF
方向に回転することを規制されている。
【0046】(ウインドレギュレータ)本実施の形態例
では、スライドドア本体は、図2に示すようなXアーム
式のパワーウインドレギュレータを備えている。図2に
おいて、スライドドア本体のインナパネルに取り付けら
れたベースプレート101には、ピン103が回転可能
に設けられている。ピン103には、リフトアーム10
5の中間部が固着されている。
【0047】リフトアーム105の一方の回転端部に
は、ドリブンギヤ107が固着され、このドリブンギヤ
107はベースプレート101上に設けられたモータ
(ギヤボックスを含む)109の出力軸に設けられたピ
ニオン110(図3参照)に噛合し、回転駆動されるよ
うになっている。
【0048】リフトアーム105の他方の回転端部に
は、ローラ111が設けられ、このローラ111は、ウ
インドガラス113の下端部に取り付けられたリフトア
ームブラケット115に形成されたガイド117に、水
平方向に移動可能に係合している。
【0049】ベースプレート101のピン103には、
イコライザアームブラケット123の一方の端部が回転
可能に取り付けられている。このイコライザアームブラ
ケット123の他方の端部は、スライドドア本体のイン
ナパネルに固着されている。
【0050】リフトアーム105のピン103とローラ
111との間には、リフトアーム105を貫通するスピ
ンドル119が回転可能に設けられ、スピンドル119
の一方の端部には、リフトアームブラケット115方向
へ延びる第1のイコライザアーム121が固着されてい
る。
【0051】スピンドル119の他方の端部には、イコ
ライザアームブラケット123方向へ延びる第2のイコ
ライザアーム125が固着されている。従って、第1及
び第2のイコライザアーム121,125はスピンドル
119を介して一体化されたアームとなっている。
【0052】第1のイコライザアーム121の先端部に
は、リフトアームブラケット115のガイド117に移
動可能に係合したローラ131が設けられ、第2のイコ
ライザアーム125の先端部には、イコライザアームブ
ラケット123に形成されたガイド133に移動可能に
係合したローラ135が設けられている。
【0053】又、内端部がピン103に掛止され、中間
部がピン103の周囲にスパイラル状に巻回され、外端
部がベースプレート101に掛止されたバランススプリ
ング141により、リフトアーム105はウインドガラ
ス113を持ち上げる方向へ付勢されている。
【0054】このウインドレギュレータでは、モータ1
09を駆動すると、ドリブンギヤ107が固着されたリ
フトアーム105が、ピン103を中心に回転し、ウイ
ンドガラス113を昇降させる。
【0055】(中間ストッパコントロール機構)ベース
プレート101の裏側には、中間ストッパコントロール
機構151が設けられている。図3を用いて、中間スト
ッパコントロール機構151を説明する。モータ109
の出力軸109a(若しくは、これと同軸的に配置され
たピン)には、コントロールレバー153の中間部が、
回転可能に取り付けられている。又、ドリブンギヤ10
7には、平面形状が弓形のカムプレート155が固着さ
れている。
【0056】カムプレート155には、上下に延びた円
弧状の外縁に沿って、図4に示すように、スライドドア
本体の厚み方向に立ち上がった立壁部155wが設けら
れており、この立壁部155wの外周面が、カム面15
5dを構成している。そして、このカム面155dに、
コントロールレバー153の一方の回転端部である先端
部153aが当接している。
【0057】カム面155dとしては、図3に示すよう
に、上側に、ピン103を中心とする小径円弧面155
bが形成され、下側に、ピン103を中心とする大径円
弧面155cが形成され、両円弧面155b,155c
の間にこれらを結ぶ傾斜面155aが形成されている。
小径の円弧面155bは、ピン103に近づいた位置に
コントロールレバー153の先端部153aを保持する
カム面部分、大径の円弧面155cは、ピン103から
離れた位置にコントロールレバー153の先端部153
aを保持するカム面部分、傾斜面155aは、コントロ
ールレバー153の先端部153aを移動させコントロ
ールレバー153を回転させるカム面部分を構成してい
る。
【0058】そして、カムプレート155は、ウインド
ガラス113の全閉時には、小径の円弧面155bでコ
ントロールレバー153の先端部153aに当接してい
るが、ウインドガラス113が所定の位置近傍まで降下
すると、傾斜面155aで先端部153aに当接するよ
うになり、ウインドガラス113が所定の位置まで下が
った時点では、大径の円弧面155cで先端部153a
に当接するように設定されている。
【0059】上記カム面155dの近傍には、コントロ
ールレバー153の先端部153aを一定の間隔を置い
て覆い、先端部153aがカム面155dから離脱する
ことを規制するフランジ部155fが設けられている。
【0060】更に、ベースプレート101には、ブラケ
ット161が固着されており、ここに、ケーブル75の
一端が水平方向よりも下方に向けて固定されている。こ
のケーブル75の一端は、コントロールレバー153の
他端153bに対向しており、ウインドガラス113が
降下した時にケーブル75のインナワイヤ75aが引き
出されるように、該インナワイヤ75aの一端がコント
ロールレバー153の他端153bに係止されている。
尚、このインナワイヤ75aの他端は中間ストッパ機構
63内の第1のフック73に接続されている。
【0061】又、ブラケット161・コントロールレバ
ー153間には、レバー付勢手段として、テンションス
プリング163が掛止されており、コントロールレバー
153は、先端部153aがカムプレート155に当接
する方向Mに付勢されている。
【0062】尚、ブラケット161には、コントロール
レバー153の他端部153bに形成された折曲部15
3sと当接するように、ストッパ161aが設けられて
いる。このストッパ161aにより、コントロールレバ
ー153の回転は一定範囲内に規制されているため、組
み付け時にコントロールレバー153が過度に回転され
ることがなく、テンションスプリング163が過度に伸
張されることもなくなる。
【0063】図3及び図5に示すように、ブラケット1
61上にはリミットスイッチ171は固定されており、
その表面側はコントロールレバー153の他端153b
で覆われている(図3の状態では、コントロールレバー
153が回転しているため、一部露出している)。
【0064】リミットスイッチ171は、中間ストッパ
機構63が作動していることをコントロールレバー15
3の回転から検出するために設けたセンサである。この
リミットスイッチ171は、接触子171aがコントロ
ールレバー153の折曲部153sに向けて突き出てお
り、コントロールレバー153の折曲部153sでもっ
て接触子171aを押動されることにより、中間ストッ
パ機構63が作動していることを検出するものである。
この検出信号は自動開閉装置に入力される。
【0065】(自動開閉装置)本実施の形態例における
自動開閉装置は、各種センサの出力信号を受けて、スラ
イドドア開閉モータを駆動制御するもので、その制御動
作に特徴がある。図6にその電気的構成を示した。
【0066】この図において、スライドドアの全開スイ
ッチ201は、運転席等から操作できるように配置され
たもので、後部座席側のスライドドア本体を全開方向に
移動したい場合には、この全開スイッチ201を操作す
る。
【0067】車両状態検出センサ202は、全開スイッ
チ201の要求に応じてよい状況にあるか否かの信号を
出力するもので、例えば、イグニッションスイッチがオ
フである場合に、全開スイッチ201の要求に応じてよ
い旨の信号を出力するものである。
【0068】中間ストッパ機構63の作動検出手段20
3は、中間ストッパ機構63が作動している場合に、そ
の旨の信号を出力するもので、本実施の形態例では、中
間ストッパ機構63の作動をコントロールレバー153
の回転から検出する前述のリミットスイッチ171がこ
れに相当する。
【0069】スライドドア全開センサ204は、スライ
ドドアが全開状態であることを検出するセンサ、スライ
ドドア全閉センサ205は、スライドドアが全閉状態で
あることを検出するセンサである。
【0070】パルスジェネレータ210は、スライドド
ア本体の単位移動量毎に1パルスを発生するもので、例
えば、放射状に等ピッチでスリットが形成された円板
を、スライドドア本体の移動速度に比例した速度で回転
するように構成すると共に、この円板のスリット部分を
挟むように発光素子と受光素子を対向配置し、受光素子
の出力パルスを整形して外部に出力するものである。
【0071】モータ駆動回路220は、外部からの指示
に応じて、スライドドア開閉モータ221を駆動し、ス
ライドドア本体を開方向又は閉方向に移動させるもので
ある。スライドドア本体が何らかの障害物に当接し、そ
の進行を妨害されると、スライドドア開閉モータ221
は過負荷状態に陥り、スライドドア本体の移動速度は低
下し、このパルスジェネレータ210の出力パルス間隔
は長くなる。
【0072】制御部230は、自動開閉装置の中核をな
すもので、全開スイッチ201の操作信号を受けると、
モータ駆動回路220を介してスライドドア開閉モータ
221を駆動し、スライドドア本体を全開させるもので
ある。しかし、車両状態検出センサ202が全開動作へ
の移行を禁止している場合には、全開動作を行わない。
又、全開動作に入った後であっても、この全開動作中に
スライドドア開閉モータ221の過負荷状態を過負荷検
出手段231で検出すると、スライドドア開閉モータ2
21を逆転させ、スライドドア本体を全閉位置に復帰さ
せる。
【0073】更に、中間ストッパ機構63が作動して規
制状態にある状況下にあることを、作動検出手段203
が出力している場合には、スライドドア開閉モータ21
0の過負荷状態が発生しても、スライドドア本体を停止
させるだけで、スライドドア本体の全閉位置への復帰動
作は行わない。
【0074】(本実施の形態例の作動)以下、上記実施
の形態例の作動を説明する。中間ストッパ機構63にお
いて、スライドドア本体が全閉位置にあり、ウインドガ
ラス113が全閉状態にある時は、図1に示すように、
中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポ
ール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢
力によって係合している。
【0075】ここで、モータ109が全閉状態のウイン
ドガラス113を下げる方向へ駆動され、図2において
リフトアーム105が矢印N方向へ移動すると、ドリブ
ンギヤ107に固着されたカムプレート155も同方向
に移動する。当初は、カムプレート155は、小径の円
弧面155bでコントロールレバー153の先端部15
3aに当接しているが、ウインドガラス113が所定の
位置近傍まで降下すると、傾斜面155aで先端部15
3aに当接するようになる。そして、ウインドガラス1
13が所定の位置まで下がった時点では、大径の円弧面
155cで先端部153aに当接することになる。
【0076】傾斜面155aとの摺接時に、コントロー
ルレバー153の他端153bは矢印K方向に回転させ
られ、ケーブル75のインナワイヤ75aを引き出して
いく。これにより、第1のフック73がポール71から
離脱する方向(図1の反時計方向)に駆動され、ウイン
ドガラス113が所定の位置まで降下した時点では、第
1のフック73とポール71との係合が解除される。
【0077】このため、ポール71は、ポール押し戻し
部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力
により、ストッパ77に当接する位置まで回転し、中間
ストライカ67に当接可能な状態となる。
【0078】ウインドガラス113が所定の位置まで降
下した状態のスライドドア本体を開方向へ移動すると、
その移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材
68から離れ、二点鎖線で示すように、ストッパ77に
当接する位置まで回転する。更に移動すると、ポール7
1は中間ストライカ67に当接し、それ以上のスライド
ドア本体の移動を禁止することになる(中間ロック状
態)。
【0079】中間ロック状態を解除するには、スライド
ドアを閉方向へ移動させ、図1の位置まで戻すと共にウ
インドガラス113を所定の位置より上昇させる。この
戻し動作により、車体側に設けられたポール押し戻し部
材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印
Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール7
1に係合し、中間ロック状態が解除される。
【0080】次に、全開ストッパ機構65の作動を説明
する。スライドドア本体が非全開状態では、第3の付勢
手段の付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に
係合可能な位置(図1の位置)にある。
【0081】スライドドア本体が全開方向に移動する
と、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が
係合し、更に、ラッチ81が時計方向へ回転する。ラッ
チ81が二点鎖線で示す位置まで回転すると、第4の付
勢手段の付勢力により第2のフック83がラッチ81に
係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止した全
開ロック状態となる。
【0082】全開ロック状態を解除するには、インサイ
ドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。する
と、ケーブル85が引き込まれ、第2のフック83のラ
ッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方
向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除され
る。このため、スライドドア本体を閉方向へ移動させる
ことができる。
【0083】一方、全開スイッチ201を用いたスライ
ドドアの全開動作は、例えば図7のフローチャートに基
づいてなされる。すなわち、制御部230は、全開スイ
ッチ201がオンか否かを判断し(ステップS1)、全
開スイッチ201がオンであれば、車両状態検出センサ
202の出力信号が全開動作への移行を禁止されている
か否か判断する(ステップS2)。
【0084】全開動作への移行が禁止されていなけれ
ば、モータ駆動回路220を介してスライドドア開閉モ
ータ221を駆動し(ステップS3)、パルスジェネレ
ータ210の出力を基にスライドドア開閉モータ221
の過負荷状態が発生しないか(ステップS4)、全開セ
ンサ204の出力を基にスライドドア本体を全開位置ま
で到達していないか(ステップS5)を注視しながら、
スライドドア開閉モータ221の駆動を続ける。そし
て、スライドドア本体が全開位置に到達すると、スライ
ドドア開閉モータ221の駆動を停止する(ステップS
6)。
【0085】制御部230は、全開動作に入った後であ
っても、この全開動作中にスライドドア開閉モータ22
1の過負荷状態を過負荷検出手段231で検出すると
(ステップS4)、中間ストッパ機構63が作動して規
制状態にある状況下にないことを確認し(ステップS
7)、スライドドア開閉モータ221を逆転させ(ステ
ップS8)、逆転時にスライドドア開閉モータ221に
過負荷状態が発生していないか(ステップS9)、全閉
センサ205の出力を基にスライドドア本体が全閉位置
まで到達していないか(ステップS10)を注視しなが
ら、スライドドア開閉モータ221の逆転駆動を続け
る。スライドドア本体を全閉位置に復帰すると、スライ
ドドア開閉モータ221の駆動を停止する(ステップS
6)。
【0086】ここでは、スライドドア開閉モータ221
の逆転駆動中に、過負荷状態が発生すると、安全のた
め、スライドドア開閉モータ221の駆動を停止する
(ステップS6)。
【0087】又、ステップS4において、スライドドア
開閉モータ210に過負荷状態が検出されても、ステッ
プS7において、中間ストッパ機構63が作動している
ことを作動検出手段203の出力が示している場合に
は、ステップS6に移って、スライドドア本体を停止さ
せるだけで、スライドドア本体の全閉位置への復帰動作
は行わない。尚、車両状態検出センサ202が全開動作
への移行を禁止している場合には、当然、全開動作を行
わない。
【0088】上記実施の形態例でも、ウインドガラス1
13の開きが一定以上のスライドドアを、スイッチ操作
により、全開させようとすれば、中間ストッパ機構63
の規制により、スライドドア開閉モータ221の過負荷
状態が発生する。しかし、本構成では、この場合でも、
一度途中まで開いたスライドドア本体が必要ないのに引
き返すことはなく、車両から降りようとした乗員の荷物
等をスライドドア本体が挟み込むことはない。よって、
荷物等を損傷させることもない。
【0089】又、中間ストッパ機構63が作動して規制
状態にあることの判断を、コントロールレバー153の
回転を検出するリミットスイッチ171で行うため、こ
の判断を正確且つ容易に行える。しかも、コントロール
レバー153の他端153bによりオン/オフされるリ
ミットスイッチ171を用いているので、構成が簡素に
なる。更に、リミットスイッチ171をコントロールレ
バー153で囲われた空間内に配置することで、組み付
け時等にリミットスイッチ171が破損することを防止
できる。
【0090】加えて、本実施の形態例のスライドドアで
は、中間ストッパ機構63をポール71と、第1のフッ
ク73とで構成したことにより、切替が速やかになさ
れ、切替に中途半端な状態がない。従って、切替に中途
半端な状態がある従来のスライドドアに比べ、異音の発
生がなく、部品の耐久性も向上し、スライドドア本体を
移動させる操作力も変化しない。又、中間ストッパ機構
63の取り付け時に、その取り付け状態の面倒な調整を
行う必要がなく、取り付け作業も容易になる。
【0091】又、中間ストッパコントロール機構151
が、ウインドガラス113の降下量をリフトアーム10
5の変位を利用して間接的に求める構成のため、長いレ
バー等が不要になり、占有スペースが小さくなって、中
間ストッパコントロール機構151を小型化できる。
【0092】尚、本発明は、上記の実施の形態例に限定
されるものではない。例えば、中間ストッパ機構63が
作動して規制状態にあることの判断を、コントロールレ
バー153の回転以外の動きに基づいて行ってもよい。
【0093】更に、全開ストッパ機構65等の構成は、
上記実施の形態例のものに限る必要はない。又、スライ
ドドア開閉モータ221の過負荷状態を検出する方法
は、スライドドア本体の移動速度の低下から間接的に求
めるのではなく、モータの駆動電流の変化から直接求め
るようにしてもよい。
【0094】<第2の実施の形態例>本実施の形態例
は、第1の実施の形態例における自動開閉装置を変更し
たもので、これ以外の構成は、第1の実施の形態例と共
通している。本実施の形態例における自動開閉装置の制
御動作を図8のフローチャートに示した。以下、第1の
実施の形態例における自動開閉装置(図6参照)の構成
要素と同一符号を用いて、制御動作を説明する。
【0095】制御部230は、まず全開スイッチ201
がオンか否かを判断し(ステップS11)、全開スイッ
チ201がオンであれば、車両状態検出センサ202の
出力信号が全開動作への移行を禁止されているか否か判
断する(ステップS12)。
【0096】全開動作への移行が禁止されていなけれ
ば、モータ駆動回路220を介してスライドドア開閉モ
ータ221を駆動し(ステップS13)、その後、中間
ストッパ機構63が作動中であるか否かを判断する(ス
テップS14)。そして、中間ストッパ機構63が作動
中でなければ、全開センサ204の出力を基にスライド
ドア本体を全開位置まで到達していないか(ステップS
15)、パルスジェネレータ210の出力を基にスライ
ドドア開閉モータ221の過負荷状態が発生しないか
(ステップS16)を注視しながら、スライドドア開閉
モータ221の駆動を続ける。そして、スライドドア本
体が全開位置に到達すると、スライドドア開閉モータ2
21の駆動を停止する(ステップS17)。
【0097】一方、ステップS14の判断において、中
間ストッパ機構63が作動中であれば、スライドドア本
体が中間停止位置まで到達していないか(ステップS1
5)、スライドドア開閉モータ221に過負荷状態が発
生していないか(ステップS16)を注視しながら、ス
ライドドア開閉モータ221の駆動を続ける。そして、
スライドドア本体が中間停止位置に到達すると、スライ
ドドア開閉モータ221の駆動を停止する(ステップS
17)。
【0098】ここで、中間停止位置とは、自動開閉装置
によるスライドドア本体の開度目標値であって、中間ス
トッパ機構63による開度規制範囲内に設定されるもの
である。本実施の形態例では、中間停止位置として、通
常、中間ストッパ機構63による開度規制範囲の上限値
を用いる。
【0099】制御部230は、スライドドア本体が中間
停止位置に到達したことを、パルスジェネレータ210
の出力パルスを計数することにより知ることができる
(全閉センサ205のオフから計数を開始する)。尚、
中間停止位置への到達は、スライドドア本体が中間停止
位置に到達したことを検知するセンサを設けることによ
っても知ることができる。
【0100】スライドドア本体の全開位置への移動中或
いは中間停止位置への移動中に、スライドドア開閉モー
タ221の過負荷状態を過負荷検出手段231で検出す
ると(ステップS16)、中間ストッパ機構63が作動
して規制状態にある状況下にないことを確認し(ステッ
プS19)、スライドドア開閉モータ221を逆転させ
(ステップS20)、逆転時にスライドドア開閉モータ
221の過負荷状態が発生しないか(ステップS2
1)、全閉センサ205の出力を基にスライドドア本体
が全閉位置まで到達していないか(ステップS22)を
注視しながら、スライドドア開閉モータ221の逆転駆
動を続ける。スライドドア本体が全閉位置に復帰する
と、スライドドア開閉モータ221の逆転駆動を停止す
る(ステップS17)。ここでは、スライドドア開閉モ
ータ221の逆転駆動中に、過負荷状態が発生すると、
安全のため、スライドドア開閉モータ221の駆動を停
止する(ステップS21,S17)。
【0101】又、ステップS19において、スライドド
ア開閉モータ210の過負荷状態が検出されても、スラ
イドドア本体が中間停止位置近傍まで到達している場合
には(ステップS23)、ステップS17に移って、ス
ライドドア本体を停止させるだけで、スライドドア本体
の全閉位置への復帰動作は行わない。これは、取り付け
位置のズレに起因してスライドドア本体のオーバーラン
が生じ、スライドドア本体が中間ストッパ機構63の規
制を受け、スライドドア開閉モータに過負荷状態が発生
する可能性があるからである。本構成により、仮にオー
バーランがあっても、スライドドア本体の全閉位置への
復帰動作は行われない。尚、中間停止位置近傍とは、中
間停止位置よりも、例えば、76.5mm程度手前の位置であ
る。
【0102】上記説明から明らかなように、本実施の形
態例でも、中間ストッパ機構63が作動してない状況下
では、第1の実施の形態例と同様な動きをする。一方、
ウインドガラスの開きが一定以上になり、中間ストッパ
機構63が作動している状況下では、自動開閉装置によ
るスライドドア本体の開度目標値が中間ストッパ機構6
3による開度規制範囲内に設定されるため、スライドド
アをスイッチ操作により開いても、通常、スライドドア
本体は中間ストッパ機構63の規制を受ける位置若しく
はその手前の位置に停止する。このため、スライドドア
開閉モータ221の過負荷状態が発生せず、一度途中ま
で開いたスライドドア本体が必要ないのに引き返すこと
はない。
【0103】又、前述の通り、スライドドア本体の開動
作中に、オーバーランによりスライドドア本体が中間ス
トッパ機構63の規制を受けスライドドア開閉モータ2
21に過負荷状態が仮に発生しても、スライドドア本体
の開度が既に開度目標値近傍に到達している時には、ス
ライドドア本体を停止させるだけで、スライドドア本体
の全閉位置への復帰動作は行わないので、一度途中まで
開いたスライドドア本体が必要ないのに引き返すことは
ない。よって、中間ストッパ機構63が作動している状
況下で、車両から降りようとした乗員の荷物等をスライ
ドドア本体が挟み込むことはない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、中間ストッパ機構の規制により、スライド
ドア開閉モータの過負荷状態が発生しても、一度途中ま
で開いたスライドドア本体が必要ないのに引き返すこと
はなく、車両から降りようとした乗員の荷物等をスライ
ドドア本体が挟み込むことはない。よって、荷物等を損
傷させることもない。
【0105】請求項2記載の発明によれば、中間ストッ
パ機構が作動している状況下では、自動開閉装置による
スライドドア本体の開度目標値が中間ストッパ機構によ
る開度規制範囲内に設定されるため、スライドドアをス
イッチ操作により開いても、通常、スライドドア本体は
中間ストッパ機構の規制を受ける位置若しくはその手前
の位置に停止する。このため、スライドドア開閉モータ
の過負荷状態が発生せず、一度途中まで開いたスライド
ドア本体が必要ないのに引き返すことはない。
【0106】又、スライドドア本体の開動作中に、オー
バーランによりスライドドア本体が中間ストッパ機構の
規制を受けスライドドア開閉モータに過負荷状態が仮に
発生しても、スライドドア本体の開度が既に開度目標値
近傍に到達している時には、スライドドア本体を停止さ
せるだけで、スライドドア本体の前記全閉位置への復帰
動作は行わないので、一度途中まで開いたスライドドア
本体が必要ないのに引き返すことはない。よって、中間
ストッパ機構が作動している状況下で、車両から降りよ
うとした乗員の荷物等をスライドドア本体が挟み込むこ
とはない。
【0107】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様、一度途中まで開いたスライドド
ア本体が必要ないのに引き返すことはなく、車両から降
りようとした乗員の荷物等をスライドドア本体が挟み込
むことはない。よって、荷物等を損傷させることもな
い。又、中間ストッパ機構が作動して規制状態にあるこ
との判断を、コントロールレバーの回転を検出するセン
サで行うため、この判断を正確且つ容易に行える。
【0108】しかも、本発明では、中間ストッパ機構の
切替が速やかになされ、中途半端な状態が生じなくな
る。又、中間ストッパコントロール機構が、ウインドガ
ラスの降下量をリフトアームの変位を利用して間接的に
求める構成のため、中間ストッパコントロール機構を小
型化できる。
【0109】請求項4記載の発明によれば、コントロー
ルレバーの回転を検出するセンサとして、コントロール
レバーの他端によりオン/オフされるリミットスイッチ
を用いているので、構成の簡素化を図れる。
【0110】請求項5記載の発明によれば、リミットス
イッチをコントロールレバーで囲われた空間内に配置し
たので、組み付け時等にリミットスイッチが破損するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例における中間スト
ッパ機構等の基本的構成を概念的に示した平面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態例におけるウインド
レギュレータ及び中間ストッパコントロール機構の全体
構成を示す図である。
【図3】図2中の中間ストッパコントロール機構を裏側
から見た拡大図(作動状態は図2とは異なる)である。
【図4】図3における切断線A−Aにおける断面図であ
る。
【図5】図3における切断線C−Cにおける断面図であ
る。
【図6】自動開閉装置の電気的構成を示す説明図であ
る。
【図7】自動開閉装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態例における自動開閉
装置の動作を説明するフローチャートである
【図9】車両のスライドドアを示す図である。
【図10】中間ストッパ機構が設けられた従来のスライ
ドドア本体の全体構成を示す図である。
【図11】図10における中間ストッパコントロール機
構を示す図である。
【図12】図10の矢印B方向から見た図で、中間スト
ッパ機構を説明する図である。
【符号の説明】
50 ローラアーム 51 ガイドレール 53,55 ローラ 57 サポートプレート 61 ベースプレート 63 中間ストッパ機構 65 全開ストッパ機構 67 中間ストライカ 68 ポール押し戻し部材 69 全開ストライカ 71 ポール 73 第1のフック 75 ケーブル 155 カムプレート 161 ブラケット 171 リミットスイッチ(作動検出手段20
3) 201 全開スイッチ 221 スライドドア開閉モータ 210 パルスジェネレータ 230 制御部 231 過負荷検出手段
フロントページの続き (72)発明者 坪倉 一郎 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 柄本 克也 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 加藤 健二 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 二村 計夫 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 森光 瑞穂 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 安達 範之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−227463(JP,A) 特公 平7−116878(JP,B2) 特公 平1−58301(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 B60J 1/00 B60J 5/00 E05F 11/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスを昇降させるウインドレ
    ギュレータと、 開放途中のスライドドア本体の開方向への移動を一定範
    囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、 前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中
    間ストッパ機構を作動させ、前記スライドドア本体の開
    方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコ
    ントロール機構と、 スイッチ操作により、スライドドア開閉モータを駆動
    し、前記スライドドア本体を少なくとも全開させること
    ができ、この全開動作中に前記スライドドア開閉モータ
    の過負荷状態を検出すると、前記スライドドア開閉モー
    タを逆転させ、前記スライドドア本体を全閉位置に復帰
    させる自動開閉装置とを備え、 前記中間ストッパ機構が作動して規制状態にある状況下
    では、前記スライドドア開閉モータの過負荷状態が発生
    しても、前記スライドドア本体を停止させるだけで、前
    記スライドドア本体の前記全閉位置への復帰動作は行わ
    ないスライドドア。
  2. 【請求項2】 ウインドガラスを昇降させるウインドレ
    ギュレータと、 開放途中のスライドドア本体の開方向への移動を一定範
    囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、 前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中
    間ストッパ機構を作動させ、前記スライドドア本体の開
    方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコ
    ントロール機構と、 スイッチ操作により、スライドドア開閉モータを駆動
    し、前記スライドドア本体を少なくとも全開させること
    ができ、この全開動作中に前記スライドドア開閉モータ
    の過負荷状態を検出すると、前記スライドドア開閉モー
    タを逆転させ、前記スライドドア本体を全閉位置に復帰
    させる自動開閉装置とを備え、 前記中間ストッパ機構が作動して規制状態にある状況下
    では、前記自動開閉装置による前記スライドドア本体の
    開度目標値を前記中間ストッパ機構による開度規制範囲
    内に設定すると共に、 前記スライドドア本体の開動作中に前記スライドドア開
    閉モータの過負荷状態を検出した場合でも、前記スライ
    ドドア本体の開度が既に前記開度目標値近傍に到達して
    いる時には、前記スライドドア本体を停止させるだけ
    で、前記スライドドア本体の前記全閉位置への復帰動作
    は行わないスライドドア。
  3. 【請求項3】 前記ウインドレギュレータは、中間部が
    回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトア
    ームの一端にドリブンギヤが固着され、該リフトアーム
    の他端でウインドガラスを昇降させるものであり、 前記中間ストッパコントロール機構は、 回転可能に支持されたコントロールレバーと、 前記ドリブンギヤに固着され、前記コントロールレバー
    の先端部に摺接するカム面として、前記コントロールレ
    バーを回転させる傾斜面と前記コントロールレバーをそ
    の位置に保持する円弧面とを有したカムプレートと、 インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止さ
    れ、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ
    機構側に伝達するケーブルとからなり、 前記中間ストッパ機構は、 車体側に配置された中間ストライカと、 スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストラ
    イカに係脱可能なポールと、 前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置に戻
    すように前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、 前記中間ストライカに当接不能な位置まで回転した状態
    の前記ポールに係合し、前記ポールをその位置に拘束す
    るフックであって、前記インナワイヤの他端に連結さ
    れ、スライドドアの前記ウインドガラスが所定の位置ま
    で開いた時に、前記インナワイヤに引かれて、前記ポー
    ルの拘束を解くフックと、 該フックを前記ポールと係合する方向へ付勢する第2の
    付勢手段とからなり、 前記中間ストッパ機構が作動している状況下にあるか否
    かを示す信号は、前記コントロールレバーの回転を検出
    するセンサから得ることを特徴とする請求項1又は2記
    載のスライドドア。
  4. 【請求項4】 前記コントロールレバーの回転を検出す
    るセンサとして、前記コントロールレバーの他端により
    オン/オフされるリミットスイッチを用いたことを特徴
    とする請求項3記載のスライドドア。
  5. 【請求項5】 前記リミットスイッチを前記コントロー
    ルレバーで囲われた空間内に配置したことを特徴とする
    請求項4記載のスライドドア。
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