JPH11301271A - 車両用スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

車両用スライドドアの自動開閉装置

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JPH11301271A
JPH11301271A JP10125386A JP12538698A JPH11301271A JP H11301271 A JPH11301271 A JP H11301271A JP 10125386 A JP10125386 A JP 10125386A JP 12538698 A JP12538698 A JP 12538698A JP H11301271 A JPH11301271 A JP H11301271A
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slide door
movement
electromagnetic clutch
door
clutch
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Osamu Kawanobe
川野辺  修
Kazuo Goto
和男 後藤
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Aichi Machine Industry Co Ltd
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
Aichi Machine Industry Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全開位置まで開扉したスライドドアが移動抑
止機構を乗り越えて閉方向に落下するのを阻止すること
ができる車両用スライドドアの自動開閉装置を提供す
る。 【解決手段】 車体1のガイド部材に沿って開閉移動す
るスライドドア3と、電磁クラッチ12eを介して伝達
される駆動源12fの駆動力を直線方向に変換してスラ
イドドアを開閉駆動するスライドドア開閉機構12a〜
12dと、スライドドアが全開位置に到達したことを検
出する全開検出手段24と、全開位置に到達したスライ
ドドアの閉方向の移動を抑止する移動抑止機構41と、
全開検出手段によってスライドドアが全開位置に到達し
たことを検出すると駆動源を停止制御し電磁クラッチの
伝達維持力を低下させ一定時間半クラッチ状態に制御し
た後に開放状態に制御する制御手段11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車体の
側面に取り付けたスライドドアを、モータ等の駆動源に
よって前後方向に開閉する車両用スライドドアの自動開
閉装置に関し、とくに全開位置まで開扉したスライドド
アが自重により閉方向に落下するのを阻止するようにし
た車両用スライドドアの自動開閉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体の側面に、前後方
向に移動可能にスライドドアを取り付け、このスライド
ドアをモータ等の駆動源によって開閉移動させるように
した車両用スライドドアの自動開閉装置が知られてい
る。
【0003】この装置は、運転席または後部座席の近く
に設けたスライドドア開閉用の操作子を操作することに
よって、あるいは車外からワイヤレスリモコンを操作す
ることによって、車内に設置した制御装置で駆動源を起
動(ON)し、電磁クラッチを接続(ON)してスライ
ドドアを開閉駆動するものである。
【0004】また、この装置は駆動源とスライドドア開
閉機構との間に電磁クラッチを介在させ、電磁クラッチ
の伝達維持力を制御装置で制御することによって、スラ
イドドアの駆動力および保持力を調整するようにしてい
る。例えば、車両が坂道に停止した場合などはスライド
ドアが自重により動き出さない程度に、かつ手動による
開閉操作が可能な程度の保持力に調整するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スライドド
アを駆動源によって開方向に駆動し、全開位置まで開扉
すると、駆動源を停止(OFF)し、同時または時間差
を設けて電磁クラッチを停止(OFF)するようにして
いる。また、車両が下り傾斜地に停車した場合は全開位
置手前に移動抑止機構を設け、スライドドアが自重によ
り閉方向に移動しないように機構的に保持するようにし
ている。
【0006】しかし、この移動抑止機構はスライドドア
の全開位置より手前に設置されているので、車両が下り
傾斜地に停車しているときにスライドドアを全開位置ま
で開扉して駆動源および電磁クラッチを共にOFFする
と、スライドドアが自重により移動し、とくに全開位置
から移動抑止機構までの間には寸法設計上の若干の余裕
区間が設けられているので、スライドドアが加速されて
移動抑止機構を乗り越え閉方向に急速に落下してしまう
という不都合があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、全開位置まで開扉したスライ
ドドアが移動抑止機構を乗り越えて閉方向に落下するこ
とのない車両用スライドドアの自動開閉装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両用スライドドアの自動開閉装置は、車体のガイド部
材に沿って開閉移動するスライドドアと、電磁クラッチ
を介して伝達される駆動源の駆動力を直線方向に変換し
てスライドドアを開閉駆動するスライドドア開閉機構
と、スライドドアが全開位置に到達したことを検出する
全開検出手段と、全開位置に到達したスライドドアの閉
方向の移動を抑止する移動抑止機構と、全開検出手段に
よってスライドドアが全開位置に到達したことを検出す
ると駆動源を停止制御し電磁クラッチの伝達維持力を低
下させ一定時間半クラッチ状態に制御した後に開放状態
に制御する制御手段とを備えるものである。
【0009】本発明によれば、車両が下り坂で停止中の
ときにスライドドアが全開位置まで開扉すると、スライ
ドドア開閉機構は半クラッチ状態の電磁クラッチを介し
て停止中の駆動源に接続され、閉方向に自重で落下しよ
うとするスライドドアに制動をかけ、スライドドアを移
動抑止機構に緩やかに当接させて停止保持することがで
きる。
【0010】本発明の請求項2記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項1記載の発明において、制
御手段は電磁クラッチの伝達維持力を漸減制御するもの
である。
【0011】本発明によれば、電磁クラッチの伝達維持
力を漸減させ、スライドドアが自重で落下しようとする
力と電磁クラッチによる保持力とが釣り合ってスライド
ドアが動き始めても、電磁クラッチの保持力は漸減する
が維持されているため、スライドドアの自重落下に制動
をかけることができる。
【0012】本発明の請求項3記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項2記載の発明において、制
御手段は電磁クラッチの伝達維持力を漸減する際に一定
レベル下げた後にそれより小さなレベル上げる制御を繰
り返すものである。
【0013】本発明によれば、電磁クラッチの伝達維持
力を単調に減らすのではなく、一定レベル下げた後にそ
れより小さな一定レベル上げるという制御を繰り返すの
で、スライドドアの自重落下力が電磁クラッチの保持力
と釣り合ってスライドドアが動いた後に、伝達維持力を
上げるため、静摩擦から動摩擦の変化による制動力の低
下を補うことができる。
【0014】本発明の請求項4記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、車体のガイド部材に沿って開閉移
動するスライドドアと、電磁クラッチを介して伝達され
る駆動源の駆動力を直線方向に変換してスライドドアを
開閉駆動するスライドドア開閉機構と、スライドドアが
全開位置に到達したことを検出する全開検出手段と、全
開位置に到達したスライドドアの閉方向の移動を抑止す
る移動抑止機構と、スライドドアが全開位置から閉方向
に移動したことを検出する移動検出手段と、全開検出手
段によってスライドドアが全開位置に到達したことを検
出すると駆動源を停止制御し電磁クラッチの伝達維持力
を漸減し、移動検出手段によってスライドドアの移動を
検出すると、その時点の伝達維持力を保持する制御手段
とを備えるものである。
【0015】本発明によれば、スライドドアが自重落下
する力と電磁クラッチの保持力とが釣り合ってスライド
ドアが動き始める時点の伝達保持力を保持するため、大
きな制動力が得られ、スライドドアを移動抑止機構に緩
やかに当接させて停止保持することができる。
【0016】本発明の請求項5記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項4記載の発明において、制
御手段は移動検出手段がスライドドアの移動を検出する
と、その時点の伝達維持力に一定値を付加して保持する
ものである。
【0017】本発明によれば、スライドドアが動き始め
るまでは電磁クラッチの静摩擦で保持しているが、動き
始めてからは動摩擦で保持するため、低下する制動力を
補うことができ、大きな制動力を発揮できる。
【0018】本発明の請求項6記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項4記載の発明において、制
御手段は移動検出手段がスライドドアの移動を検出する
と、その時点の伝達維持力にスライドドアの移動速度に
応じた値を付加して保持するものである。
【0019】本発明によれば、スライドドアの落下速度
を検出し、落下速度が大きい場合は電磁クラッチの伝達
保持力を大きくし、落下速度が小さい場合は電磁クラッ
チの伝達保持力を小さくすることにより、安定した制動
力が得られる。
【0020】本発明の請求項7記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、車体のガイド部材に沿って開閉移
動するスライドドアと、電磁クラッチを介して伝達され
る駆動源の駆動力を直線方向に変換してスライドドアを
開閉駆動するスライドドア開閉機構と、スライドドアが
全開位置に到達したことを検出する全開検出手段と、全
開位置に到達したスライドドアの閉方向の移動を抑止す
る移動抑止機構と、全開検出手段によってスライドドア
が全開位置に到達したことを検出すると駆動源を停止制
御し駆動源のブレーキを開放する制御手段とを備えるも
のである。
【0021】本発明によれば、車両が下り坂で停止中の
ときにスライドドアが全開位置まで開扉すると、駆動源
が停止し、かつ駆動源のブレーキが開放されので、スラ
イドドア開閉機構は接続状態の電磁クラッチを介して停
止中の駆動源に接続され、とくに駆動源ギアの摩擦によ
ってスライドドアに制動をかけ、スライドドアを移動抑
止機構に緩やかに当接させて停止保持することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車両用スラ
イドドアの自動開閉装置の一実施の形態を示すブロック
図で、スライドドアの制御に関する電気的構成を示して
いる。
【0023】同図において、車体1はスライドドア制御
装置11およびスライドドア駆動装置12を備え、スラ
イドドア制御装置11はマイクロコンピュータによるプ
ログラム制御によってスライドドア駆動装置12を制御
し、スライドドア3を開閉移動するように構成されてい
る。
【0024】また、スライドドア3は車体1のドア開口
部の上縁および下縁に設けた上部トラック13および下
部トラック14にそれぞれ連係することによって、車体
1の側面に前後方向に摺動自在に懸架されている。
【0025】スライドドア制御装置11は、バッテリー
15に接続されて直流電圧BVを受け、イグニッション
スイッチ16に接続されてイグニッション信号IGを受
け、パーキングスイッチ17に接続されてパーキング信
号PKを受け、メインスイッチ18に接続されてメイン
スイッチ信号MAを受けるように構成されている。
【0026】また、スライドドア制御装置11はドア開
スイッチ19に接続されてスライドドア3を開扉指令す
るドア開信号DOを受け、ドア閉スイッチ20に接続さ
れてスライドドア3を閉扉指令するドア閉信号DCを受
け、無線受信部21に接続されて車外のワイヤレスリモ
コン4からリモコン開信号ROまたはリモコン閉信号R
Cを受け、ブザー22に接続されてスライドドア3が自
動開閉される際の警報音を発生させ、車速センサ23に
接続されて車両の速度(車速)を検出し、全開検出スイ
ッチ24に接続されてスライドドア3が全開位置に達し
たことを検出するように構成されている。
【0027】なお、ドア開スイッチ19およびドア閉ス
イッチ20がそれぞれ2つの操作子から構成されている
のは、これらのスイッチが、例えば車内の運転席と後部
座席との2箇所に設置されていることを示すためであ
る。
【0028】スライドドア駆動装置12は、ドライブプ
ーリ12aと反転プーリ12bとを備え、この間にケー
ブル部材12cを巻回し、このケーブル部材12cに移
動部材12dを固定して、移動部材12dとスライドド
ア3とをヒンジアーム31を介して接続した構成となっ
ている。なお、ドライブプーリ12a、反転プーリ12
b、ケーブル部材12cおよび移動部材12dによって
スライドドア開閉機構が構成されている。
【0029】ドライブプーリ12aは電磁クラッチ12
eを介して駆動源である開閉モータ12fに接続されて
いる。電磁クラッチ12eはスライドドア制御装置11
によって伝達維持力が制御される。
【0030】開閉モータ12fはスライドドア制御装置
11の制御の下に開方向または閉方向に回転駆動され
る。電磁クラッチ12eが接続状態(ON)になると、
ドライブプーリ12aは開閉モータ12fと同一方向に
回転駆動され、反転プーリ12bとの間でケーブル部材
12cを直線方向に移動させる。これによってスライド
ドア3が前後方向に移動する。
【0031】ドライブプーリ12aの回転軸には、ロー
タリーエンコーダ12gが連係されている。その出力パ
ルスはパルス信号発生部12hに入力され、2相のパル
ス信号φ1,φ2としてスライドドア制御装置11に入
力される。
【0032】図2はロータリーエンコーダ12gの一例
を示す模式的構成図であり、図3はその出力波形図であ
る。ロータリーエンコーダ12gはドライブプーリ12
aの回転軸に取り付けられた回転円板RDと、この回転
円板RD上に同心円状に穿設された複数のスリットSL
と、その両側に配置された発光素子LDおよび受光素子
PDとから構成されている。スリットSLは2相のパル
ス信号φ1,φ2を得るために同心円状に2系列穿設さ
れている。
【0033】図3(a)の波形図は回転円板RDが右回
転したときに得られる2相のパルス信号φ1,φ2であ
り、同図(b)の波形図は回転円板RDが左回転したと
きに得られる2相のパルス信号φ1,φ2である。この
例では、回転円板RDが右回転したときにスライドドア
3が開方向に駆動されるようになっている。
【0034】従って、スライドドア制御装置11はこの
両信号の位相関係からロータリーエンコーダ12gの回
転方向、すなわちスライドドア3の移動方向を判定する
ことができる。すなわち、パルス信号φ1の立上がり時
にパルス信号φ2がハイレベルであれば開方向と判定し
(図a)、ローレベルであれば閉方向と判定する(図
b)。
【0035】また、スライドドア制御装置11はパルス
信号φ1,φ2のパルス数からケーブル部材12cの移
動量を計測しスライドドア3の位置を求める。すなわ
ち、スライドドア3の全閉位置を初期値として全開位置
までのパルス数を計数すれば、その計数値Nは移動部材
12dの位置、すなわちスライドドア3の位置を表すこ
とになる。
【0036】図1に戻り、スライドドア3内には、スラ
イドドア3をハーフラッチ直前からフルラッチにまで締
め込むためのクロージャーモータ32、それを制御する
クロージャー制御部33、スライドドア3がハーフラッ
チに達したことを検知するハーフスイッチ34が設置さ
れている。
【0037】さらに、スライドドア3内には、ドアロッ
ク35を駆動して車体1側に設けたストライカ25から
解錠するリリースアクチュエータ(ACT)36、リリ
ースACT36と同様にドアロック35を解錠するドア
ハンドル37を備える。
【0038】車体1側の電気的要素とスライドドア3側
の電気的要素との接続関係は、スライドドア3が全閉状
態から若干開いた状態で、ドア開口部に設けた車体側コ
ネクタ26とスライドドア3の開口端に設けたドア側コ
ネクタ38とが結合されることで行われる。この車体側
コネクタ26およびドア側コネクタ38によって給電コ
ネクター6が構成されている。
【0039】また、給電コネクター6を介してクロージ
ャー制御部33が車体1側のバッテリー15および接地
に接続され、ハーフスイッチ34が車体1側のスライド
ドア制御装置11に接続され、リリースACT36の一
端および他端がそれぞれ車体1側のバッテリー15およ
びスライドドア制御装置11に接続されている。
【0040】図4は、スライドドア制御装置11を中心
として、図1に示す電磁クラッチ12eの制御部、開閉
モータ12fの制御部などを示すブロック図である。
【0041】同図において、スライドドア制御装置11
はマイクロコンピュータを備えた制御回路11aを有
し、記憶されているプログラムに基づいて一定時間間隔
で繰り返し制御を行っている。
【0042】また、スライドドア制御装置11は電源回
路11bを有し、バッテリー15からの直流電圧BVを
受けて制御回路11aに供給する電圧を生成している。
この制御回路11aは安全性を確保するためにイグニッ
ションスイッチ16およびパーキングスイッチ17が共
にオンのときに動作するように構成されている。
【0043】また、スライドドア制御装置11は電磁ク
ラッチ12eを制御するトランジスタ11c、開閉モー
タ12fを制御する第1および第2のモータ制御リレー
11d,11e、モータブレーキキャンセルリレー11
fおよびアクチュエータ制御リレー11gを有する。
【0044】トランジスタ11cは制御回路11aによ
って制御され、一端がバッテリー15に接続された電磁
クラッチ12eの他端に接続されて電磁クラッチ12e
の伝達保持力を制御する。
【0045】また、第1のモータ制御リレー11dはリ
レーコイルの一端が制御回路11aのスイッチ素子TR
1に接続され、他端がバッテリー15に接続されてい
る。接点スイッチの可動端子は開閉モータ12fの一端
に接続され、2つある固定端子の一方はバッテリー15
に、他方はモータブレーキキャンセルリレー11fの可
動端子を経て接地されている。
【0046】第2のモータ制御リレー11eはリレーコ
イルの一端が制御回路11aのスイッチ素子TR2に接
続され、他端がバッテリー15に接続されている。接点
スイッチの可動端子は開閉モータ12fの他端に接続さ
れ、2つある固定端子の一方はバッテリー15に、他方
は接地されている。
【0047】モータブレーキキャンセルリレー11fは
リレーコイルの一端が制御回路11aのスイッチ素子T
R3に接続され、他端がバッテリー15に接続されてい
る。接点スイッチの可動端子は前述したように第1のモ
ータ制御リレー11dの他方の固定端子に接続され、2
つある固定端子の一方は接地され、他方はオープンにな
っている。
【0048】ACT制御リレー11gはリレーコイルの
一端が制御回路11aのスイッチ素子TR4に接続さ
れ、他端がバッテリー15に接続されている。接点スイ
ッチの可動端子は給電コネクター6を介してリリースA
CT36の一端に接続され、2つある固定端子の一方は
接地され、他方はオープンとなっている。
【0049】また、リリースACT36の他端は給電コ
ネクター6を介してバッテリー15に接続されている。
この他にも制御回路11aには前述したロータリーエン
コーダ12g、ドア開スイッチ19、全開検出スイッチ
24が接続されている。
【0050】図5は、スライドドア3と下部トラック1
4との連係を示す概略的斜視図である。下部トラック1
4は略「コ」字状に形成されており、その側方開口部の
上部側端面14aに穿設した孔部14bに、V字状の板
バネ部材41が移動抑止機構として取り付けられてい
る。
【0051】板バネ部材41は一辺が急峻で他辺が緩や
かな傾斜を備えた形状を有し、緩斜辺側の端部が車体1
の前方側に片持状に固定され、V字状の先端が孔部14
b内に挿入される状態で取り付けられている。
【0052】スライドドア3はドア内側に固定したL金
具3aの先端部に摺動連結具3bを揺動自在に連結し、
摺動連結具3bの先端側面に垂直ローラ3cを取り付
け、摺動連結具3bの上面に水平ローラ3dを取り付け
た構成を有している。垂直ローラ3cが下部トラック1
4の底面14c上を摺動し、水平ローラ3dが上部側端
面14aの内側面を摺動する構成となっている。
【0053】スライドドア3が図示の状態から後方に移
動すると、垂直ローラ3cが底面14c上を回転移動
し、水平ローラ3dが上部側端面14aの内側面に案内
されながら回転移動する。水平ローラ3dが板バネ部材
41の位置に達すると、板バネ部材41の緩斜辺を外側
に押し出す形で通過し、後方の全開位置に達する。
【0054】スライドドア3が全開位置に達すると、全
開検出スイッチ24がオンする。スライドドア制御装置
11は全開検出スイッチ24のオンを検出すると、開閉
モータ12fを停止し、電磁クラッチ12eを開放す
る。
【0055】車体1が前傾して停車した場合は、スライ
ドドア3が車体1の前方へ移動するが、水平ローラ3d
が板バネ部材41の急峻辺に当接して前方への移動が抑
止され、これによってスライドドア3が停止する。ただ
し、急峻辺も若干傾斜を有しているので、強い力が加わ
れば、水平ローラ3dが板バネ部材41を外方に押し出
す形で通過し、スライドドア3が前方に移動する。
【0056】(動作説明)次に、図6〜図14に示すタ
イムチャート図を参照しながら、スライドドア3が全開
位置に到達し、全開検出スイッチ24がオンした後のス
ライドドア制御装置11によるスライドドア3の制御に
ついて説明する。
【0057】(動作例1)まず、図6に示すタイムチャ
ート図を参照して動作例1について説明する。時点to
で全開検出スイッチ24がオンすると、制御回路11a
はそれを検出してスイッチ素子TR1をオフし、モータ
制御リレー11dのリレーコイルに流れる電流を遮断し
て接点スイッチを開き、図4に示す状態とする。これに
より開閉モータ12fの回転が停止(OFF)する。な
お、図6中の「モータ」は開閉モータ12fを意味す
る。
【0058】次いで、制御回路11aは一定時間後の時
点t1でトランジスタ11cを制御し、電磁クラッチ1
2eにクラッチ接続(ON)電位および開放(OFF)
電位間の中間電位を供給し半クラッチ状態とする。
【0059】これにより、車両が下り坂で停止中のとき
に、スライドドア3が全開位置で停止した場合でも、ド
ライブプーリ12aは停止中の開閉モータ12fに半ク
ラッチ状態の電磁クラッチ12eを介して接続されるの
で、自重で閉方向に落下しようとするスライドドア3に
制動をかけることができる。
【0060】その結果、水平ローラ3dが板バネ部材4
1の急峻辺に緩やかに当接し、停止保持される。制御回
路11aはさらに一定時間経過後の時点tnでトランジ
スタ11cを制御し、電磁クラッチ12eをOFF(開
放)とする。
【0061】(動作例2)次に、図7に示すタイムチャ
ート図を参照して動作例2について説明する。時点to
で全開検出スイッチ24がオンすると、制御回路11a
は動作例1と同様に開閉モータ12fの回転を停止させ
る。
【0062】次いで、制御回路11aは時点t1でトラ
ンジスタ11cを制御して、電磁クラッチ12eにクラ
ッチ接続電位および開放電位間の中間電位を供給し半ク
ラッチ状態とする。
【0063】次いで、制御回路11aはトランジスタ1
1cを制御して電磁クラッチ12eに中間電位から徐々
に漸減する電位を供給し、ついには時点tnで電磁クラ
ッチ12eをOFF(開放)する。なお、図では直線的
に電位を漸減するように示しているが、実際には階段状
に電位を漸減している。
【0064】これにより、車両が下り坂で停止し、スラ
イドドア3が全開位置で停止した場合でも、ドライブプ
ーリ12aは停止した開閉モータ12fに半クラッチ状
態の電磁クラッチ12eを介して接続されるので、自重
で閉方向に落下しようとするスライドドア3に制動をか
けることができる。
【0065】この場合、スライドドア3が自重で落下し
ようとする力(坂の傾斜、ドアの質量、摩擦などで決ま
る力)と電磁クラッチ12eの保持力とが釣り合った時
点でスライドドア3が動き始めるが、スライドドア3が
動き始めても電磁クラッチ12eの保持力は漸減される
が維持されているため、スライドドア3の自重落下に制
動をかけることができる。その結果、水平ローラ3dが
板バネ部材41の急峻辺に緩やかに当接し、停止保持さ
れる。
【0066】このように、電磁クラッチ12eの保持力
を漸減しているため、急な下り坂ではクラッチ電位が高
い時点で、緩かな下り坂ではクラッチ電位が低い時点
で、それぞれスライドドア3の自重落下の力と釣り合
い、その後、スライドドア3は制動がかかりながら落下
するため、幅広い傾斜角度の坂に対して有効である。ま
た、ドアの質量や摩擦にバラツキがあっても効果を発揮
する。
【0067】(動作例3)次に、図8に示すタイムチャ
ート図を参照して動作例3について説明する。この動作
例は、動作例2において、時点t1から電磁クラッチ1
2eのクラッチ電位を中間電位から徐々に漸減する場合
に、単調に減らすのではなく、一定値下げた後にそれよ
り小さな一定値に上げるという制御を繰り返す例であ
る。
【0068】具体的には、図8に示すように、時点t1
から一定時間Ta後の時点t11で一定値下げ、さらに
一定時間Ta後の時点t12で一定値下げ、さらに一定
時間Ta後の時点t13で今度は一定値上げ、…、とい
う2段階下げて1段階上げるという動作を、クラッチ電
位がゼロになるまで繰り返す。
【0069】これにより、スライドドア3の自重落下力
が保持力と釣り合ってスライドドア3が動いた後に、ク
ラッチ電位が上がるため、静摩擦から動摩擦の変化によ
る制動力の低下を補うことができる。しかも、後述する
動作例のように、スライドドア3の動きを監視するとい
う複雑な制御が不要なうえ、それらの動作例とほぼ同様
の効果が期待できる。
【0070】(動作例4)次に、図9に示すタイムチャ
ート図を参照して動作例4について説明する。この動作
例は、動作例2において、時点t1から電磁クラッチ1
2eに中間電位から徐々に漸減する電位を供給し、その
途中の時点t2でスライドドア3が動き始めた場合、そ
の動きをロータリーエンコーダ12gからのパルス信号
φ1で検出し、その時点t2のクラッチ電位を板バネ部
材41でスライドドア3が停止するまでの時点t3ま
で、または一定時間後の時点tnまで保持するものであ
る。
【0071】このように、スライドドア3が自重落下す
る力と電磁クラッチ12eの保持力とが釣り合い、スラ
イドドア3が動き始める時点t2のクラッチ電位を保持
するため、動作例2に比べてより大きな制動力が得られ
る。
【0072】(動作例5)次に、図10に示すタイムチ
ャート図を参照して動作例5について説明する。この動
作例は、動作例4において、時点t2でスライドドア3
が動き始めた場合に、その動きを全開検出スイッチ24
がオフしたことで検出し、その時点t2のクラッチ電位
を一定時間後の時点tnまで保持するものである。
【0073】この例では、ロータリーエンコーダ12g
からのパルス信号φ1を検出していないので、スライド
ドア3が板バネ部材41の位置で停止することを検出で
きないため、クラッチ電位の保持は一定時間の保持のみ
となる。
【0074】(動作例6)次に、図11に示すタイムチ
ャート図を参照して動作例6について説明する。この動
作例は、動作例4において、時点t2でスライドドア3
が動き始めた場合に、その動きをロータリーエンコーダ
12gからのパルス信号φ1を検知することで検出し、
直ちにまたは一定時間後の時点t3で、時点t2のクラ
ッチ電位に一定電位(+α)を付加した電位を供給す
る。この電位はスライドドア3が板バネ部材41で停止
する時点t4まで、あるいは一定時間後の時点tnまで
保持する。
【0075】この動作例では、スライドドア3が動き始
めるまでは電磁クラッチ12eの静摩擦で保持している
が、動き始めてからは動摩擦で保持するため、低下する
制動力を補うことができ、動作例3に比べて大きな制動
力を発揮できる。なお、動作例5と同様に、スライドド
ア3の動きをロータリーエンコーダ12gに代えて全開
検出スイッチ24がオフしたことで検出するようにして
もよい。
【0076】(動作例7)次に、図12に示すタイムチ
ャート図を参照して動作例7について説明する。この動
作例は、動作例6において、時点t2でスライドドア3
が動き始めた場合に、その動きをロータリーエンコーダ
12gからのパルス信号φ1を検知することで検出し、
その時点t2のクラッチ電位を保持する。
【0077】そして、パルス信号φ1の周期からスライ
ドドア3の落下速度を検出し、落下速度が大きい場合は
クラッチ電位を大きくし、落下速度が小さい場合はクラ
ッチ電位を低くする。そして、落下速度が低下する時点
t3の電位を、スライドドア3が板バネ部材41で停止
するまでの時点t4まで、または一定時間後の時点tn
まで保持するものである。こうすることによって動作例
6に比べてより安定した制動力が得られる。
【0078】(動作例8)次に、図13に示すタイムチ
ャート図を参照して動作例8について説明する。この動
作例は、時点toで全開検出スイッチ24がオンする
と、制御回路11aがスイッチ素子TR1をオフし、モ
ータ制御リレー11dのリレーコイルに流れる電流を遮
断して接点スイッチを開く。これによって開閉モータ1
2fの回転が停止(OFF)する。
【0079】次いで、制御回路11aは一定時間後の時
点t1でスイッチ素子TR3をオンしてモータブレーキ
キャンセルリレー11fをOFFする。これにより開閉
モータ12fのブレーキが開放される。
【0080】このとき電磁クラッチ12eは時点tnま
でONのままなので、スライドドア3が自重落下すると
きに、ドライブプーリ12aに開閉モータ12fによる
摩擦(とくに駆動源ギアの摩擦)が働き、スライドドア
3に制動をかけて落下速度を抑制する。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、スライドドア制御装置
11はスライドドア3が開方向に駆動されて全開位置に
達すると、開閉モータ12fを停止し、電磁クラッチ1
2eの伝達維持力を低下させ半クラッチ状態に制御す
る。
【0082】このため、車両が下り坂に停止した場合で
も、閉方向に自重で落下しようとするスライドドア3に
制動をかけることができ、スライドドア3を移動抑止機
構として作用する板バネ部材41に緩やかに当接させて
停止保持することができるという有利な効果が得られ
る。
【0083】また、本発明によれば、スライドドア制御
装置11はスライドドア3が全開位置に達すると、開閉
モータ12fを停止し、電磁クラッチ12eの伝達維持
力を漸減し、スライドドア3が動き始めた時点の伝達維
持力を保持するので、車両が下り坂に停止した場合で
も、閉方向に自重で落下しようとするスライドドア3に
大きな制動をかけることができ、スライドドア3を移動
抑止機構に緩やかに当接させて停止保持させることがで
きるという有利な効果が得られる。
【0084】また、本発明によれば、スライドドア制御
装置11はスライドドアが全開位置に達すると、開閉モ
ータ12fを停止し、電磁クラッチ12eを接続したま
まの状態で開閉モータ12fのブレーキを開放するの
で、スライドドア3が自重落下するときに開閉モータ1
2eによる摩擦が働き、スライドドアに制動をかけて落
下速度を抑制することができ、スライドドア3を移動抑
止機構である板バネ部材41に緩やかに当接させて停止
保持させることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】ロータリーエンコーダの模式的構成図および出
力波形図である。
【図3】ロータリーエンコーダの出力波形図である。
【図4】スライドドア制御装置と周辺の主な電気的要素
との接続関係を示すブロック図である。
【図5】スライドドアと下部トラックとの連係を示す概
略的斜視図である。
【図6】本発明の動作例1を説明するためのタイムチャ
ート図である。
【図7】本発明の動作例2を説明するためのタイムチャ
ート図である。
【図8】本発明の動作例3を説明するためのタイムチャ
ート図である。
【図9】本発明の動作例4を説明するためのタイムチャ
ート図である。
【図10】本発明の動作例5を説明するためのタイムチ
ャート図である。
【図11】本発明の動作例6を説明するためのタイムチ
ャート図である。
【図12】本発明の動作例7を説明するためのタイムチ
ャート図である。
【図13】本発明の動作例8を説明するためのタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 車体 3 スライドドア 3a L金具 3b 摺動連結具 3c 垂直ローラ 3d 水平ローラ 4 ワイヤレスリモコン 5 ドアロック機構 6 給電コネクター 11 スライドドア制御装置 11a 制御回路 11b 電源回路 11c トランジスタ 11d,11e モータ制御リレー 11f モータブレーキキャンセルリレー 11g アクチュエータ制御リレー 12 スライドドア駆動装置 12a ドライブプーリ 12b 反転プーリ 12c ケーブル部材 12d 移動部材 12e 電磁クラッチ 12f 開閉モータ 12g ロータリーエンコーダ 12h パルス信号発生部 13 上部トラック 14 下部トラック 14a 上部側端面 14b 孔部 14c 底面 15 バッテリー 16 イグニッションスイッチ 17 パーキングスイッチ 18 メインスイッチ 19 ドア開スイッチ 20 ドア閉スイッチ 21 無線受信部 22 ブザー 23 車速センサ 24 全開検出スイッチ 25 ストライカ 26 車体側コネクタ 31 ヒンジアーム 32 クロージャーモータ 33 クロージャー制御部 34 ハーフスイチ 35 ドアロック 36 リリースACT 37 ドアハンドル 38 ドア側コネクタ 41 板バネ部材(移動抑止機構) LD 発光素子 PD 受光素子 RD 回転円板 SL スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のガイド部材に沿って開閉移動する
    スライドドアと、 電磁クラッチを介して伝達される駆動源の駆動力を直線
    方向に変換して前記スライドドアを開閉駆動するスライ
    ドドア開閉機構と、 前記スライドドアが全開位置に到達したことを検出する
    全開検出手段と、 前記全開位置に到達した前記スライドドアの閉方向の移
    動を抑止する移動抑止機構と、 前記全開検出手段によって前記スライドドアが前記全開
    位置に到達したことを検出すると前記駆動源を停止制御
    し前記電磁クラッチの伝達維持力を低下させ一定時間半
    クラッチ状態に制御した後に開放状態に制御する制御手
    段と、を備えることを特徴とする車両用スライドドアの
    自動開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記電磁クラッチの伝達
    維持力を漸減制御することを特徴とする請求項1記載の
    車両用スライドドアの自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記電磁クラッチの伝達
    維持力を漸減制御する際に一定レベル下げた後にそれよ
    り小さなレベル上げる制御を繰り返すことを特徴とする
    請求項2記載の車両用スライドドアの自動開閉装置。
  4. 【請求項4】 車体のガイド部材に沿って開閉移動する
    スライドドアと、 電磁クラッチを介して伝達される駆動源の駆動力を直線
    方向に変換して前記スライドドアを開閉駆動するスライ
    ドドア開閉機構と、 前記スライドドアが全開位置に到達したことを検出する
    全開検出手段と、 前記全開位置に到達した前記スライドドアの閉方向の移
    動を抑止する移動抑止機構と、 前記スライドドアが全開位置から閉方向に移動したこと
    を検出する移動検出手段と、 前記全開検出手段によって前記スライドドアが前記全開
    位置に到達したことを検出すると前記駆動源を停止制御
    し前記電磁クラッチの伝達維持力を漸減し、前記移動検
    出手段によって前記スライドドアの移動を検出すると、
    その時点の伝達維持力を保持する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする車両用スライドドアの自動開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記移動検出手段が前記
    スライドドアの移動を検出すると、その時点の伝達維持
    力に一定値を付加して保持することを特徴とする請求項
    4記載の車両用スライドドアの自動開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記移動検出手段が前記
    スライドドアの移動を検出すると、その時点の伝達維持
    力に前記スライドドアの移動速度に応じた値を付加して
    保持することを特徴とする請求項4記載の車両用スライ
    ドドアの自動開閉装置。
  7. 【請求項7】 車体のガイド部材に沿って開閉移動する
    スライドドアと、 電磁クラッチを介して伝達される駆動源の駆動力を直線
    方向に変換して前記スライドドアを開閉駆動するスライ
    ドドア開閉機構と、 前記スライドドアが全開位置に到達したことを検出する
    全開検出手段と、 前記全開位置に到達した前記スライドドアの閉方向の移
    動を抑止する移動抑止機構と、 前記全開検出手段によって前記スライドドアが前記全開
    位置に到達したことを検出すると前記駆動源を停止制御
    すると共に前記駆動源のブレーキを開放する制御手段
    と、を備えることを特徴とする車両用スライドドアの自
    動開閉装置。
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