JPS63255479A - 回転窓開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建物に透設した窓孔に嵌着した固定枠の互い
に対応する水平枠または垂直枠の略中央１１４＜の互い
に対応する位置に設けた支持軸を中心として、回転枠内
にガラス板等の塞板を張設した窓板を回動させて開閉す
るようにした回転窓に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点従来の回
転窓は、手で押し開ける場合は別として、手動にせよモ
ータ駆動にせよ、一般に、窓板の回動中心となる支持軸
を駆動軸として回動させて開閉するようになっていて、
大きな風圧が作用すると、駆動部に過大な荷重が作用し
て変形や摩耗を生じやすく、また、窓板を屋外から強く
押すと駆動部が逆転したり破壊したりすることにより押
し開けられるという防犯上の問題点があるため、開窓時
と閉窓時において、窓板が外力により回動しないように
ロックする装置を別に設ける必要があり、しかも、任意
の開度において回動不能にロックできるようにするには
構造が複雑となり、コスト高になるとともに、嵩高で目
障りとなる欠点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、このような問題点を解決するための手段とし
て、偏心軸を連設した駆動軸を固定枠に支持し、互いに
かみ合う一対の外歯歯車と内歯歯車の一方を駆動軸と同
心にして固定枠に固定するとともに、その一対の歯車の
他方を偏心軸に同心に、かつ、回転自由に支持し、その
他方の歯車に基端部を固定したアームの先端を窓板の回
転枠に形成した案内部に係合した駆動機構を設け、その
駆動機構の駆動軸を電動または手動の駆動源に連結した
構成とした。

発明の作用及び効果 本発明は上記構成になり、手動またはモータの駆動によ
り駆動軸を回転させると、その偏心軸が駆動軸を中心に
公転するのにともなって、偏心軸に支持された他方の歯
車が、駆動軸と同心に固定された一方の歯車とのかみ合
いにより、駆動軸回りに公転しつつ偏心軸回りに自転し
、これと同時に、この他方の歯車に固定されたアームが
、その基端部を駆動軸回りに公転させつつ偏心軸回りに
自転させることにより全体として基端部を略中心として
揺動して、窓板が開窓方向または閉窓方向に駆動され、
駆動軸を停止すると、両歯車のかみ合いにより、アーム
の揺動が阻止されて窓板の位置と姿勢がロックされるた
め、開窓状態においては、窓板が風で煽られてガタつく
のが防止され、閉窓状態においては、施錠装置を取り付
けなくても窓板が外部から無理に開けられないようにロ
ックされるとともに、駆動機構の駆動軸が窓板の支持軸
と偏心している場合でも、アームは窓板の回転枠の支持
側の枠に沿って揺動するため、固定枠と回転枠の間に隠
されるように配置されて目障りになることがなく、さら
に、駆動機構を基板に取り付けてユニット化することが
できて、これにより取付作業が著しく簡易化される効果
がある。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図乃至第５図は本発明の第１実施例を示し、本実施
例を適用した回転窓は、建物の壁面ａに透設した窓孔す
に固定枠ｌが嵌着され、この固定枠ｌに、回転枠６にガ
ラス板７を張設した窓板５が嵌められて、固定枠ｌの左
右両側の垂直枠２の中央部に設けた支持軸９を中心とし
て回動して開閉するようになっている。

上記の固定枠ｌの左右両側の垂直枠２の中央部には、夫
々、窓板５を回動させる駆動ユニットｌＯが取り付けら
れており、この駆動ユニット１０は、第４図及び第５図
に詳細に示すように、基板１１と、この基板１１と平行
に間隔を空けて固定された取付板１２に、端部に径の大
きい偏心軸部１４を一体に形成した駆動軸１３が、取付
板１２の貫通孔１２ａに貫通して、その偏心軸部！４を
基板１１と取付板１２との間隙に嵌装するとともに、偏
心軸部１４の端面に突成されたジャーナル１５を基板１
１の軸受孔１１ａに嵌入することによって、回転自由に
かつ軸方向の抜け７出し不能に支持され、基板１１の取
付板！２側の面に内歯歯車Ｉ７が駆動軸Ｉ３と同心に固
定され、この内歯歯車１７に、歯数が内歯歯車１７より
も１個乃至数個少ない外歯歯車１８が、その中心孔１８
ａを駆動軸１３の偏心軸部１４と同心にかつ回転自由に
外嵌してかみ合わされ、この外歯歯車！８に、径方向に
突出したアーム２０が一体に形成されてその先端にロー
ラ２１が軸支されていて、この駆動ユニットＩＯの取付
板Ｉ２が固定枠ｌの垂直枠２の中央部に取り付けられ、
基板１１の回転枠６側の面に駆動軸１３と同心に突成し
たボス状の支持軸９が、回転枠６の左右の枠の中央部に
取り付けた軸受板２３の軸受孔２４に嵌合されて、回転
枠６が駆動軸Ｉ３と同心の支持軸９を中心として回動す
るように支持されているとともに、上記のアーム２０の
先端のローラ２１が、回転枠６の左右の枠に沿って形成
されたガイドレール２５に嵌められている。

上記の駆動ユニット１０の取付板１２の外側の面には、
垂直枠２内に収まるギヤボックス２７が取り付けられ、
駆動軸！３のギヤボックス２７内に突出した部分にねじ
歯車２８が形成され、ギヤボックス２７に駆動軸１３と
直交する垂直姿勢で支持された連結軸２９に形成された
ねじ歯車３０とかみ合わされていて、第３図に示すよう
に、この連結軸２９に下端を連結した垂直な動力伝達軸
３１の上端が垂直枠２内を通って、垂直枠２の上端に取
り付けたギヤボックス３２内の互いにかみ合うかさ歯車
３３．３３の一方に連結され、他方のかさ歯車３３に一
端を連結した水平な動力伝達軸３４の他端が水平枠３内
を通って、水平枠３の中央部に取り付けたギヤボックス
３５内の対向するかさ歯車３６．３６に連結され、両か
さ歯車３６とかみ合うかさ歯車３７が、操作ハンドル３
８と連結されて正逆両方向に回転駆動されるようになっ
ている。

本実施例はこのような構造になり、操作ハンドル３８を
一方向に回転させることにより動力伝達軸３４．３Ｉを
介して両駆動ユニット１０の駆動軸１３を、第５図並び
に第３図の手前側から見て時計方向に回転させると、偏
心軸部１４が駆動軸１３の軸心０を中心に同方向に公転
するのに伴って、外歯歯車１８が、内歯歯車１７とのか
み合いにより、駆動軸Ｉ３の軸心０を中心に時計方向に
小さい半径で公転しつつ偏心軸部！４の軸心Ｐを中心に
反時計方向に自転して、外歯歯車１８に突成されたアー
ム２０が、先端のローラ２１を回転枠６のガイドレール
２５上を転動させながら、駆動軸１３を略中心として第
２図の鎖線に示す軌跡を描いて反時計方向に揺動し、こ
れにより窓板５が支持軸９を中心に反時計方向に回動し
て閉窓し、操作ハンドル３８を逆方向に回転して駆動軸
１３を反時計方向に回転させると、アーム２０が同じ軌
跡を描いて上記とは逆に時計方向に揺動することにより
窓板５が時計方向に回動して開窓するのであって、開窓
状態で駆動軸１３の回転を停止すると、外歯歯車１８と
内歯歯車１７とのかみ合いによりアーム２０が揺動不能
にロックされることから、窓板５が、強い風が吹いても
煽られてガタつきを生じることなく任意の開度に保持さ
れ、また、閉窓時に駆動軸Ｉ３を停止すると、上記のア
ーム２０の揺動がロックされることにより窓板５を手で
開けることができなくなり、施錠装置を取り付けなくて
も閉窓状態にロックされる。

また、本第１実施例では、駆動ユニット１０の駆動軸１
３を窓板５の回動中心となる支持軸９と同心に配置した
ことにより、アーム２０が揺動するときに窓板５に作用
する力を窓板５に直角方向に作用させることができるか
ら、小さい力で効率良く開閉駆動することができ、また
、特に閉窓時においてアーム２０が回転枠６と固定枠ｌ
の間に完全に収まって目障りとならない利点があり、ま
た、窓板５を固定枠ｌの左右両側の垂直枠２に取り付け
た一対の駆動ユニットＩＯで駆動するようにしたから、
窓板５をバランス良く開閉することが可能である。

なお、本実施例においては、内歯歯車１７を基板ＩＩに
固定じ、外歯歯車１８にアーム２０を形成したが、これ
とは逆に、外歯歯車１８を基板ｌｌに固定し、内歯歯車
１７にアーム２０を形成するようにしてもよい。

また、駆動軸１３と連結軸２９との連結部分並びに垂直
な動力伝達軸３１と水平な動力伝達軸３４との連結部分
には、ねじ歯車、かさ歯車あるいはウオーム・ウオーム
ホイル等の方向転換機構のうちの任意のものを使用すれ
ばよく、また、操作ハンドル３８の操作力を駆動軸１３
に伝達する動力伝達軸として、屈曲した状態で軸心回り
に回転させることができるフレキシブルワイヤのような
可撓軸を用いれば、直交２軸を連結するかさ歯車等の方
向転換機構が不要となる。

第６．７図に示す第２実施例は、駆動ユニット１０の駆
動軸１３を、窓板５の回動中心である支持軸９ａに対し
て偏心位置に配置した例を示し、第１実施例と同様の一
対の駆動ユニット１０が、固定枠ｌの垂直枠２の中央部
よりも少し上方において屋内側に突出した位置にブラケ
ット４０で取り付けられて、アーム２０の先端のローラ
２１が回転枠６の左右の枠の屋内側の面に形成したガイ
ドレール２５ａに嵌められていて、両駆動ユニッ）１０
の駆動軸１３を動力伝達軸を介して回転させて、アーム
２０を駆動軸１３を略中心として第６図の鎖線に示す軌
跡で揺動させることにより、窓板５を支持軸９ａを中心
として回動させて開閉するようになっており、本実施例
のように駆動軸■３が支持軸９ａと偏心している場合は
、駆動ユニット１０の取付位置に自由度があるためスペ
ースに余裕のある場所に取り付けることができる利点が
ある。

また、駆動軸１３を操作ハンドル３８を手動で回転させ
て駆動するのに代えて、例えば、第１実施例に例示した
操作ハンドル３８と連結されるかさ歯車３７を可逆モー
タで回転させるといったようにモータで駆動するように
してもよく、また、駆動ユニットＩＯを固定枠ｌの垂直
枠２の片側だけに設けて、駆動［３を手動により、モー
タによりあるいは手動とモータとを併用して駆動して窓
板５を回動させるようにしてもよく、また、回転窓が建
物の高所に設置されている場合などには、駆動ユニット
１０の駆動軸１３と、建物の下部に取り付けたハンドル
操作される回転軸とをチェーンとスプロケットを介して
連結して、建物の下部でのハンドル操作により窓板を開
閉するようにすればよい。

また、本発明装置、は、窓板が、固定枠の対応する水平
枠の中央部の互いに対応する位置に設けた垂直方向の支
持軸を中心として回動する形式の回転窓にも同様に適用
することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の一部切欠外観斜視図、第
２図はその一部切欠側面図、第３図はその分解斜視図、
第４図はその駆動ユニットの構造を示す拡大断面図、第
５図はその外歯歯車と内歯歯車のかみ合いを示す断面図
であり、第６図は第２実施例の一部切欠側面図、第７図
はその拡大断面図である。 ｌ：固定枠　２：垂直枠　５：窓板　６：回転枠　７：
ガラス板　９．９＆：支持軸　■０：駆動ユニット　１
３：駆動軸　！４：偏心軸部Ｉ７：内歯歯車　１８：外
歯歯車　２０：アーム　２１：ローラ　２５．２５ユニ
ガイドレール　３１，３４：動力伝達軸　３８：操作ハ
ンドル １／ｉ２Ｍ 察４Ｎ 第５０ 第６図 箪７回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　建物に透設した窓孔に嵌着した固定枠の互いに対応
   する水平枠または垂直枠の略中央部の互いに対応する位
   置に設けた支持軸を中心として、回転枠内にガラス板等
   の塞板を張設した窓板を回動させて開閉するようにした
   回転窓において、偏心軸を連設した駆動軸を前記固定枠
   に支持し、互いにかみ合う一対の外歯歯車と内歯歯車の
   一方を前記駆動軸と同心にして前記固定枠に固定すると
   ともに、該一対の歯車の他方を前記偏心軸に同心に、か
   つ、回転自由に支持し、該他方の歯車に基端部を固定し
   たアームの先端を前記窓板の前記回転枠に形成した案内
   部に係合した駆動機構を設け、該駆動機構の前記駆動軸
   を電動または手動の駆動源に連結したことを特徴とする
   回転窓の開閉装置 ２　前記駆動軸が前記支持軸と同心であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の回転窓開閉装置 ３　前記駆動軸が前記支持軸と偏心していることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の回転窓開閉装置 ４　前記駆動機構を前記固定枠の互いに対応する両側の
   水平枠または垂直枠に装着し、該両駆動機構の前記各駆
   動軸を、前記固定枠内に通した動力伝達軸で連結して前
   記両駆動機構を連動させるようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項、第２項または第３項記載の回転
   窓開閉装置 ５　前記動力伝達軸が、可撓軸であることを特徴とする
   特許請求の範囲第４項記載の回転窓開閉装置