JPH0411590Y2 - - Google Patents

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JPH0411590Y2
JPH0411590Y2 JP15093788U JP15093788U JPH0411590Y2 JP H0411590 Y2 JPH0411590 Y2 JP H0411590Y2 JP 15093788 U JP15093788 U JP 15093788U JP 15093788 U JP15093788 U JP 15093788U JP H0411590 Y2 JPH0411590 Y2 JP H0411590Y2
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door
opening
zushi
piece
pulley
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は仏壇内に設けられる厨子に関し、特
に電動式の扉を備える厨子に関する。
【従来の技術並びにその課題】
電動式の扉を備える厨子は開発されている(特
公昭62−44924号公報)。 この厨子の扉が開かれる構造を第4図に示す。
この厨子は、両側に開かれる開扉3を備えてい
る。開扉3は、中間で内側に折曲自在で、外側に
位置する外側扉3Aの上端に、扉片10が固定さ
れている。扉片10の先端は、開閉アーム9の先
端に回動自在に連結されている。開閉アーム9
は、チエーンとプーリーとを介して減速モーター
4に連結されている。この構造の厨子は、減速モ
ーター4で開閉アーム9が回動されることによつ
て、開扉3が開閉される。 この厨子は、簡単な構造で開扉を開閉できる特
長があるが、各部材の固定の高い精度が要求され
て、組立に手間がかかる。各部材の組立精度が悪
いと、両側の開扉を完全に閉めることができず、
開扉を閉めた状態で、隙間ができ、あるいは、開
扉の駆動部に無理な力が作用する欠点がある。 また、組み立てた時には、両側の開扉が正確な
取り付け位置に調整されたとしても、経時的な狂
いが発生する。このことは、両側の開扉を、長期
間に渡つて完全に閉めることを阻害する。
【この考案の目的】
この考案はこの欠点を解決することを目的に開
発されたものでこの考案の重要な目的は、両側の
開扉を確実に閉めることができる厨子を提供する
にある。 また、この考案の他の重要な目的は、各部材の
取り付けに高い精度が要求されず、簡単かつ容易
にしかも迅速に組立でき、さらに、長期間に渡つ
て開扉を完全に閉めることができる厨子を提供す
るにある。
【従来の課題を解決する為の手段】
この考案にかかる仏壇の厨子は下記の構成を備
えている。 (a) 厨子は、厨子本体1と、厨子の扉の開閉手段
2とを備えている。 (b) 厨子本体1は、両側に開かれる開扉3を備え
ている。 (c) それぞれの開扉3は、閉めた状態で両側に位
置する外側扉3Aと、中央側に位置する内側扉
3Bとからなる。 (d) 外側扉3Aと内側扉3Bとは、内側に折曲自
在に連結されている。 (e) 外側扉3Aの開閉手段2は、減速モーター4
と、駆動プーリー5と、従動プーリー6と、遊
動軸7と、回動片8と、開閉アーム9と、扉片
10とを備えている。 (f) 駆動プーリー5は厨子本体1に回転自在に支
承されている。 (g) 従動プーリー6は、遊動軸7に固定されてい
る。 (h) 遊動軸7は、回動片8の先端に支承されてい
る。 (i) 回動片8は、駆動プーリー5を中心に、それ
自体が水平面内で所定角回動自在に厨子本体1
に支承されている。 (j) 従動プーリー6は動力伝達線材16を介し
て、駆動プーリー5に連結されている。 (k) 開閉アーム9は、一端が遊動軸7の下端に固
定されている。 (l) 開閉アーム9の他端は、扉片10の一端に回
転自在に連結されている。 (m) 扉片10は、外側扉3Aの上端面に、長手方
向に延長して固定されている。
【作用効果】
前記のように構成されたこの考案の厨子は、下
記の状態で開閉される。 以下、第2図および第3図に基づいて開扉3が
開閉される状態を説明する。 減速モーター4が、駆動プーリー5を反時計
方向に回転させると、従動プーリー6も反時計
方向に回動される。従動プーリー6が反時計方
向に回動されると、これに連結された開閉アー
ム9も同じ方向に回動される。この方向に回動
される開閉アーム9は、第2図の実線で示す位
置に開扉3を閉じる。駆動プーリー5が反時計
方向に回転されるとき、第1図において、動力
伝達線材16であるチエーンの下側が牽引され
るので、回動片8も反時計方向に回動される。
すなわち、回動片8は、開扉3を確実に閉める
方向に回動される。 回動片8が反時計方向に回動されると、開閉
アーム9が扉片10を押圧し、開扉3は閉めら
れる方向に押される。この状態で閉められ開扉
3は、無理なく確実に閉められる特長がある。
それは、開閉アーム9は、開扉3が完全に閉め
られるまでは、反時計方向に回動するが、開扉
3が完全に閉められた状態では、それ以上回動
しないことが理由である。いいかえれば、回動
アームは、開扉3を完全に閉めるまでは、開扉
3を閉める方向に、回動させるが、開扉3が完
全に閉められた後は、無理なく回動が停止され
るからである。 開扉3を開くには、第2図において、減速モ
ーター4でもつて、駆動プーリー5を時計方向
に回転させる。この方向に駆動プーリー5が回
転させられると、従動プーリー6も時計方向に
回動される。時計方向に従動プーリー6が回転
されると、チエーンの上側が牽引されるので、
回動片8も時計方向に回動される。回動片8が
時計方向に回動された状態で、従動プーリー6
が回動され、これによつて開閉アーム9が時計
方向に回動されて開扉は、鎖線位置に開かれ
る。 開閉アーム9が時計方向に回転されると、開閉
アーム9によつて扉片10が引つ張られて開扉3
が開かれる。 以上の状態で開扉3が開閉されるこの考案の厨
子は、開扉3の駆動手段に多少の遊びがあつて
も、開扉3を完全に閉めることができる。したが
つて、駆動手段の組立に高い精度と、高度な技術
とが要求されず、簡単かつ容易に、しかも、迅速
に組立できる特長も実現される。 また、この考案の厨子は、長期間使用して駆動
手段に多少遊びができても、開扉3を完全に閉め
るとができるなど数々の特長を備える。
【好ましい実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の装置を例示するものであつ
て、この考案の装置は、構成部品の材質、形状、
構造、配置を下記の構造に特定するものでない。
この考案の装置は、実用新案登録請求の範囲に記
載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、
「従来の課題を解決する為の手段の欄」および
「作用効果の欄」に示される部材に付記している。
ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してな
い。 この考案にかかる仏壇の厨子は、開扉3を開閉
する機構に特徴がある。従つて、以下は、開扉3
とその駆動手段の実施例について詳述する。ま
た、厨子本体1の両側に設けられる開扉3は、左
右対称に駆動されて開閉される。 第1図ないし第3図に示す仏壇の厨子は、厨子
本体1と、厨子の扉の開閉手段2とを備えてい
る。 厨子本体1は、全体が木で作られており、全面
の開口部には、両側に開かれる開扉3が取り付け
られている。 2枚の開扉3は、閉めた状態で両側に位置する
外側扉3Aと、中央側に位置する内側扉3Bとか
らなる。外側扉3Aは、外側を中心に開閉される
ように、上下面から突出して回転軸11が固定さ
れている。外側扉3Aの下端に固定された回転軸
11は、厨子本体1の底板に回転自在に挿通され
ており、上端に固定された回転軸は、第3図に示
すように、駆動プーリー5の軸に回転自在に連結
されている。 外側扉3Aと内側扉3Bとは、互いに相対的に
違つた姿勢で開閉されるので、内面に固定された
蝶番12を介して、内側に折曲自在に連結されて
いる。外側扉3Aは、後端を中心に回動されて開
閉される。内側扉3Bは、外側扉3Aに連結され
て開閉されるが、開閉される時の姿勢は、これに
固定された扉片10と、開閉アーム9とで決定さ
れる。すなわち、外側扉3Aと内側扉3Bとは、
相対的に折曲されながら開閉される。 外側扉3Aの開閉手段2は、減速モーター4
と、駆動プーリー5と、従動プーリー6と、遊動
軸7と、回動片8と、開閉アーム9と、扉片10
とを備えている。 減速モーター4は、厨子本体1の天井板の上面
に固定されており、回転軸13にプーリー14が
固定されている。減速モーター4は、逆転して開
扉3を開閉できるように、反転モーターが使用さ
れる。減速モーター4は、開扉3を開いた位置
と、閉じた位置とで回転が停止されるように、図
示しないが、リミツトスイツチ、あるいは、タイ
マーで正転および逆転数が制御される。 さらに、減速モーター4の回転軸13と、プー
リーと14の間には、クラツチ15が連続されて
いる。クラツチ15は、停電時に、開扉3を手動
で開くためのものである。したがつて、通常の状
態においては、クラツチ15は連結状態にあり、
減速モーター4の回転プーリー14に伝達する。
停電時、減速モーター4が停止された状態で、開
扉3を手で強制的に開くと、クラツチ15が滑つ
て開扉3が開かれる。従つて、クラツチ15の伝
達トルクは、減速モーター4が回転するときには
開扉3を開くことが出来、また、停電して開扉3
を強制的に開くとスリツプするように調整されて
いる。 駆動プーリー5は、外側扉3Aの回転軸11と
同軸に位置して、厨子本体1の上面に回転自在に
支承されている。第1図の厨子は、減速モーター
4のプーリー14の回転軸を水平に、駆動プーリ
ー5の軸を垂直に支承して、両プーリーを動力伝
達線材16であるチエーンで連結している。厨子
本体1の両側に配設された駆動プーリー5は、減
速モーター4でもつて互いに反対方向に回転され
る。 従動プーリー6は、これが遊動軸7を介して開
閉アーム9を回転駆動するように、遊動軸7の上
端に固定されている。遊動軸7は、厨子本体1に
直接支承されることなく、回動片8の先端に、回
転自在に垂直に支承されている。 回動片8は、開扉3を開閉するときに、所定の
角度回動されるように、駆動プーリー5を中心
に、それ自体が水平面内で所定角回動自在に厨子
本体1に支承されている。すなわち、回動片8
は、後端を、駆動プーリー5の軸に回動自在に支
承し、先端を遊動軸7に回転自在に支承されてい
る。 従動プーリー6と駆動プーリー5とは、動力伝
達線材16であるチエーンを介して互いに連結さ
れている。両プーリーを連結するチエーンは、駆
動プーリー5でもつて従動プーリー6を回転する
と共に、回動片8を回動させる。 回動片8の回動角は、厨子本体1の天板に開け
られた長孔17の大きさ、あるいは、天板の長孔
17を閉塞する板材に開けられた孔で制限され
る。回動片8の回動角は、通常20度〜90度、好ま
しくは25〜45度の範囲に調整される。 遊動軸7は、厨子本体1の天板を貫通し、下端
に開閉アーム9が水平方向に延長して固定されて
いる。 開閉アーム9の他端は、これでもつて、内側扉
3Bを駆動するように、扉片10の一端に回転自
在に連結されている。 扉片10は、外側扉3Aの上端面に、長手方向
に延長して固定されている。扉片10は、開閉ア
ーム9に連結される先端が、内側扉3Bから多少
突出する長さに調整されている。扉片10と開閉
アーム9との全長、および、開閉アーム9を遊動
軸7に固定する角度は、開扉3を完全に閉めるこ
とができるように調整されている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる仏壇の厨
子を示す平面図、第2図および第3図は開扉の駆
動部分を示す斜視図、第4図は従来の厨子を示す
平面図である。 1……厨子本体、2……開閉手段、3……開
扉、3A……外側扉、3B……内側扉、4……減
速モーター、5……駆動プーリー、6……従動プ
ーリー、7……遊動軸、8……回動片、9……開
閉アーム、10……扉片、11……回転軸、12
……蝶番、13……回転軸、14……プーリー、
15……クラツチ、16……動力伝達線材、17
……長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の構成を有する仏壇の厨子 (a) 厨子本体1と、厨子の扉の開閉手段2とを備
    えている。 (b) 厨子本体1は、両側に開かれる開扉3を備え
    ている。 (c) それぞれの開扉3は、閉めた状態で両側に位
    置する外側扉3Aと、中央側に位置する内側扉
    3Bとからなる。 (d) 外側扉3Aと内側扉3Bとは、内側に折曲自
    在に連結されている。 (e) 外側扉3Aの開閉手段2は、減速モーター4
    と、駆動プーリー5と、従動プーリー6と、遊
    動軸7と、回動片8と、開閉アーム9と、扉片
    10とを備えている。 (f) 駆動プーリー5は厨子本体1に回転自在に支
    承されている。 (g) 従動プーリー6は、遊動軸7に固定されてい
    る。 (h) 遊動軸7は、回動片8の先端に支承されてい
    る。 (i) 回動片8は、駆動プーリー5を中心に、それ
    自体が水平面内で所定角回動自在に厨子本体1
    に支承されている。 (j) 従動プーリー6は動力伝達線材16を介し
    て、駆動プーリー5に連結されている。 (k) 開閉アーム9は、一端が遊動軸7の下端に固
    定されている。 (l) 開閉アーム9の他端は、扉片10の一端に回
    転自在に連結されている。 (m) 扉片10は、外側扉3Aの上端面に、長手方
    向に延長して固定されている。
JP15093788U 1988-11-18 1988-11-18 Expired JPH0411590Y2 (ja)

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JP15093788U JPH0411590Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18

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JP15093788U JPH0411590Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18

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JPH0271378U JPH0271378U (ja) 1990-05-30
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