JPH10179676A - 回転式マッサージ機 - Google Patents
回転式マッサージ機Info
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- JPH10179676A JPH10179676A JP35124596A JP35124596A JPH10179676A JP H10179676 A JPH10179676 A JP H10179676A JP 35124596 A JP35124596 A JP 35124596A JP 35124596 A JP35124596 A JP 35124596A JP H10179676 A JPH10179676 A JP H10179676A
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- Japan
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- driven
- rotation
- shaft
- drive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータの正転時と逆転時とで、揉み玉の円軌
道を可変できるようにする。 【解決手段】 モータの回転により相互に逆回転する一
対の駆動軸13を設け、この駆動軸13に従動体16を同軸的
に組み付ける。従動体16に軸支した揉み玉5の従動軸8
に駆動軸13の駆動ギア17と噛み合う従動ギア18を設け
る。この従動ギア18は自転規制手段30によって180 度の
範囲内のみ自転し、180 度の範囲外で駆動ギア17の外側
に公転し、駆動ギア17を中心として従動体16が回転して
揉み玉5が偏心回転する。揉み玉5は従動軸8に対して
偏心して固定され、従動ギア18が自転すると、その頂部
5aが変位し、モータの正転時と逆転時とで揉み玉5の
回転半径が可変する。
道を可変できるようにする。 【解決手段】 モータの回転により相互に逆回転する一
対の駆動軸13を設け、この駆動軸13に従動体16を同軸的
に組み付ける。従動体16に軸支した揉み玉5の従動軸8
に駆動軸13の駆動ギア17と噛み合う従動ギア18を設け
る。この従動ギア18は自転規制手段30によって180 度の
範囲内のみ自転し、180 度の範囲外で駆動ギア17の外側
に公転し、駆動ギア17を中心として従動体16が回転して
揉み玉5が偏心回転する。揉み玉5は従動軸8に対して
偏心して固定され、従動ギア18が自転すると、その頂部
5aが変位し、モータの正転時と逆転時とで揉み玉5の
回転半径が可変する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の揉み玉を電
動機により互いに逆方向に偏心回転させてマッサージす
る回転式マッサージ機に関する。
動機により互いに逆方向に偏心回転させてマッサージす
る回転式マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一対の揉み玉を相互に逆方向
に偏心回転させて身体を揉みほぐようにした回転式マッ
サージ機が知られており、例えば、特開平5−4966
6号、特開平6−17735号公報などで開示されてい
る回転式マッサージ機は、モータによって駆動軸を互い
に逆方向に回転させるとともに、この駆動軸に対して揉
み玉の従動軸を所定角度傾斜させることにより揉み玉を
互いに逆方向に偏心回転させている。また、実開平6−
61234号などで開示される回転式マッサージ機で
は、駆動軸の軸端に従動体を固定し、この従動体に揉み
玉の従動軸を偏心的に取り付けることによって、揉み玉
を偏心回転させている。
に偏心回転させて身体を揉みほぐようにした回転式マッ
サージ機が知られており、例えば、特開平5−4966
6号、特開平6−17735号公報などで開示されてい
る回転式マッサージ機は、モータによって駆動軸を互い
に逆方向に回転させるとともに、この駆動軸に対して揉
み玉の従動軸を所定角度傾斜させることにより揉み玉を
互いに逆方向に偏心回転させている。また、実開平6−
61234号などで開示される回転式マッサージ機で
は、駆動軸の軸端に従動体を固定し、この従動体に揉み
玉の従動軸を偏心的に取り付けることによって、揉み玉
を偏心回転させている。
【0003】しかしながら、このように駆動軸に対して
揉み玉の従動軸を所定角度傾斜させたり、あるいは駆動
軸の軸端部に固定する従動体に揉み玉の従動軸を偏心的
に取り付けて揉み玉を相互に逆方向に偏心回転させる回
転式マッサージ機においては、揉み玉の中心と揉み玉の
回転中心となる駆動軸との距離が一定で、揉み玉の回転
半径を変えることができないため、揉み玉は、一定の円
軌道を描いて偏心回転することしかできない。したがっ
て、マッサージする部位によっては、揉み玉の回転半径
が大きすぎたり、逆に小さすぎたりすることがあり、こ
のようにマッサージしたい部位と揉み玉の円軌道とが一
致しない場合、使用者が揉み玉の位置をずらすように動
かさなければならず、極めて使い勝手が悪いものであっ
た。
揉み玉の従動軸を所定角度傾斜させたり、あるいは駆動
軸の軸端部に固定する従動体に揉み玉の従動軸を偏心的
に取り付けて揉み玉を相互に逆方向に偏心回転させる回
転式マッサージ機においては、揉み玉の中心と揉み玉の
回転中心となる駆動軸との距離が一定で、揉み玉の回転
半径を変えることができないため、揉み玉は、一定の円
軌道を描いて偏心回転することしかできない。したがっ
て、マッサージする部位によっては、揉み玉の回転半径
が大きすぎたり、逆に小さすぎたりすることがあり、こ
のようにマッサージしたい部位と揉み玉の円軌道とが一
致しない場合、使用者が揉み玉の位置をずらすように動
かさなければならず、極めて使い勝手が悪いものであっ
た。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、揉み玉の回転半径を可変させ、効果的に
マッサージを行うことができる回転式マッサージ機を提
供することを目的とする。
とするもので、揉み玉の回転半径を可変させ、効果的に
マッサージを行うことができる回転式マッサージ機を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マッ
サージ機のハウジングと、該ハウジング内に設けられる
正逆転可能な電動機と、該電動機の回転により互いに逆
方向にかつ対称に回転する対の駆動軸と、前記ハウジン
グの外上部に突出し前記各駆動軸に対して偏心回転する
対の揉み玉と、前記各駆動軸と各揉み玉との間に設けら
れ該各揉み玉の頂部から前記各駆動軸までの偏心距離を
前記電動機の正転時と逆転時とで切り換える偏心距離切
換手段とから成るものである。
サージ機のハウジングと、該ハウジング内に設けられる
正逆転可能な電動機と、該電動機の回転により互いに逆
方向にかつ対称に回転する対の駆動軸と、前記ハウジン
グの外上部に突出し前記各駆動軸に対して偏心回転する
対の揉み玉と、前記各駆動軸と各揉み玉との間に設けら
れ該各揉み玉の頂部から前記各駆動軸までの偏心距離を
前記電動機の正転時と逆転時とで切り換える偏心距離切
換手段とから成るものである。
【0006】請求項1の構成により、電動機の正転時と
逆転時とで揉み玉の頂部から駆動軸までの偏心距離を切
り換え、揉み玉の回転半径が可変することができるか
ら、電動機の正転時と逆転時とで揉み玉が異なる円軌道
を描いて回転する。
逆転時とで揉み玉の頂部から駆動軸までの偏心距離を切
り換え、揉み玉の回転半径が可変することができるか
ら、電動機の正転時と逆転時とで揉み玉が異なる円軌道
を描いて回転する。
【0007】請求項2の発明は、前記請求項1記載の回
転式マッサージ機において、前記偏心距離切換手段は、
前記駆動軸と同軸的に遊嵌される従動体と、前記駆動軸
に同軸的に固着される駆動ギアと、前記従動体に所定角
度の範囲内で回動自在に取り付けられるとともに前記揉
み玉をその頂部を偏心して取り付けている従動軸と、該
従動軸に同軸的に固着され前記駆動ギアと噛み合って前
記従動軸を中心として回転する従動ギアとから成り、前
記駆動軸が所定角度逆回転して揉み玉の頂部を回動して
偏心距離を変えてから前記駆動軸を中心として前記従動
体を回転させる切り換え機構で構成したものである。
転式マッサージ機において、前記偏心距離切換手段は、
前記駆動軸と同軸的に遊嵌される従動体と、前記駆動軸
に同軸的に固着される駆動ギアと、前記従動体に所定角
度の範囲内で回動自在に取り付けられるとともに前記揉
み玉をその頂部を偏心して取り付けている従動軸と、該
従動軸に同軸的に固着され前記駆動ギアと噛み合って前
記従動軸を中心として回転する従動ギアとから成り、前
記駆動軸が所定角度逆回転して揉み玉の頂部を回動して
偏心距離を変えてから前記駆動軸を中心として前記従動
体を回転させる切り換え機構で構成したものである。
【0008】請求項2の構成により、電動機の回転に伴
って、駆動軸と駆動ギアとが回転し、駆動ギアと噛み合
う従動ギアが回転する。この従動ギアは、偏心距離切換
手段により所定角度の範囲内では正逆いずれの方向にも
自転し、この従動ギアの自転により、電動機の正転時と
逆転時で揉み玉の頂部が変位する。そして、従動ギアが
所定角度自転すると自転規制手段によって従動ギアの自
転が規制され、従動ギアは、揉み玉の頂部と従動軸との
位置関係を保ったまま駆動ギアの外側を公転して揉み玉
が偏心回動するから、電動機の正転時と逆転時で揉み玉
の回転半径が可変するから、電動機の正転時と逆転時と
で揉み玉が異なる円軌道を描いて回転する。
って、駆動軸と駆動ギアとが回転し、駆動ギアと噛み合
う従動ギアが回転する。この従動ギアは、偏心距離切換
手段により所定角度の範囲内では正逆いずれの方向にも
自転し、この従動ギアの自転により、電動機の正転時と
逆転時で揉み玉の頂部が変位する。そして、従動ギアが
所定角度自転すると自転規制手段によって従動ギアの自
転が規制され、従動ギアは、揉み玉の頂部と従動軸との
位置関係を保ったまま駆動ギアの外側を公転して揉み玉
が偏心回動するから、電動機の正転時と逆転時で揉み玉
の回転半径が可変するから、電動機の正転時と逆転時と
で揉み玉が異なる円軌道を描いて回転する。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の回転式マッサージ機
の第1実施例を図1〜図6を参照して説明する。1は両
側面に把手部2を有するほぼ箱型に形成されたマッサー
ジ機のハウジングであり、このハウジング1の上面には
開口部3が形成され、ハウジング1の底面には脚部材4
が取り付けられている。また、前記ハウジング1の開口
部3に臨んで相互に逆方向かつ対称に偏心回転する左右
一対の揉み玉5,5が配置され、この揉み玉5,5を覆
うようして前記開口部3の内周縁に布などからなる可撓
性のカバー6が嵌着されている。そして、ハウジング1
の内部に前記揉み玉5を回転駆動する電動機たる正逆回
転可能なモータ7と、このモータ7の回転を前記揉み玉
5,5の従動軸8に伝達するギア機構9及びこのギア機
構9を収納するギアケース10が取り付けられている。
の第1実施例を図1〜図6を参照して説明する。1は両
側面に把手部2を有するほぼ箱型に形成されたマッサー
ジ機のハウジングであり、このハウジング1の上面には
開口部3が形成され、ハウジング1の底面には脚部材4
が取り付けられている。また、前記ハウジング1の開口
部3に臨んで相互に逆方向かつ対称に偏心回転する左右
一対の揉み玉5,5が配置され、この揉み玉5,5を覆
うようして前記開口部3の内周縁に布などからなる可撓
性のカバー6が嵌着されている。そして、ハウジング1
の内部に前記揉み玉5を回転駆動する電動機たる正逆回
転可能なモータ7と、このモータ7の回転を前記揉み玉
5,5の従動軸8に伝達するギア機構9及びこのギア機
構9を収納するギアケース10が取り付けられている。
【0010】前記ギアケース10は上ケース10aと下ケー
ス10bとを一体化して構成され、このギアケース10に内
設される前記ギア機構9は前記モータ7の出力軸の先端
に固着したウォーム11と、このウォーム11の両側にそれ
ぞれ噛み合う左右一対のウォームホイール12,12によっ
て構成されている。そして、このウォームホイール12,
12の中心に一体的に固着した駆動軸13,13を前記上下ケ
ース10a,10bに組み付けた上下一対の軸受け14,14で
軸支することによって前記各ウォームホイール12,12を
前記ギアケース10の内部に回転自在に軸支している。ま
た、駆動軸13,13は、その先端をギアケース10の上ケー
ス10aに形成する開口孔13aから上方側に突出させ、そ
のギアケース10から導出した駆動軸13にそれぞれ偏心距
離切換手段15を取り付けている。該偏心距離切換手段15
は従動体16,16、駆動ギア17,17、従動ギア18,18、自
転規制手段30,30から形成されている。
ス10bとを一体化して構成され、このギアケース10に内
設される前記ギア機構9は前記モータ7の出力軸の先端
に固着したウォーム11と、このウォーム11の両側にそれ
ぞれ噛み合う左右一対のウォームホイール12,12によっ
て構成されている。そして、このウォームホイール12,
12の中心に一体的に固着した駆動軸13,13を前記上下ケ
ース10a,10bに組み付けた上下一対の軸受け14,14で
軸支することによって前記各ウォームホイール12,12を
前記ギアケース10の内部に回転自在に軸支している。ま
た、駆動軸13,13は、その先端をギアケース10の上ケー
ス10aに形成する開口孔13aから上方側に突出させ、そ
のギアケース10から導出した駆動軸13にそれぞれ偏心距
離切換手段15を取り付けている。該偏心距離切換手段15
は従動体16,16、駆動ギア17,17、従動ギア18,18、自
転規制手段30,30から形成されている。
【0011】次に、偏心距離切換手段15について詳しく
説明する。前記駆動軸13にそれぞれ前記従動体16,16を
同軸的に組み付けるとともに、各駆動軸13,13のの先端
部に駆動ギア17,17を一体的に固着している。また、前
記従動体16,16には前記揉み玉5,5の従動軸8,8が
回転可能に軸支され、この各従動軸8,8に前記駆動ギ
ア17,17と噛み合う従動ギア18,18が一体的に固着され
ている。なお、この駆動ギア17,17と従動ギア18,18の
ギア比は同一である。
説明する。前記駆動軸13にそれぞれ前記従動体16,16を
同軸的に組み付けるとともに、各駆動軸13,13のの先端
部に駆動ギア17,17を一体的に固着している。また、前
記従動体16,16には前記揉み玉5,5の従動軸8,8が
回転可能に軸支され、この各従動軸8,8に前記駆動ギ
ア17,17と噛み合う従動ギア18,18が一体的に固着され
ている。なお、この駆動ギア17,17と従動ギア18,18の
ギア比は同一である。
【0012】前記従動体16,16は、ほぼ円盤型に形成さ
れ、その底部に前記駆動軸13と前記揉み玉5,5の従動
軸8を挿通させる貫通孔20,21を有し、その各貫通孔2
0,21の周縁から立ち上がる筒部23の内周面に前記駆動
軸13及び従動軸8を軸支する中空状の軸受け部材25,26
を圧入している。さらに、従動体16,16には前記駆動ギ
ア17,17及び従動ギア18,18を囲繞する略双頭型の凹部
27が形成され、凹部27の内側に前記各ギア17,18を収容
している。なお、駆動軸13を軸支する軸受け部材25は従
動体16,16の中央部に形成され、一方、従動軸8を軸支
する軸受け部材26は従動体16に対して偏心した位置に形
成され、さらに、従動軸8に取り付られる前記揉み玉5
は、偏心円錐形に成形され従動軸8に対してその頂部5
aが偏心している。なお、前記従動軸8に取り付けた従
動ギア18は、0〜180 度の範囲内で正逆いずれの方向も
自転し、180 度以上の回転は自転規制手段30によって規
制するようにしてる。そして、前記従動体16に軸支した
従動ギア18の自転により、従動ギア18の従動軸8に対し
て偏心した揉み玉5の頂部5aが変位し、また、自転規
制手段30により、従動ギア18,18の自転が規制された状
態では、各従動ギア18,18は、駆動ギア17の外側を公転
し、これにより、従動ギア18の従動軸8を軸支する従動
体16が従動ギア18と同体的に正転し、揉み玉5が互いに
逆方向にかつ対称に偏心回動する。
れ、その底部に前記駆動軸13と前記揉み玉5,5の従動
軸8を挿通させる貫通孔20,21を有し、その各貫通孔2
0,21の周縁から立ち上がる筒部23の内周面に前記駆動
軸13及び従動軸8を軸支する中空状の軸受け部材25,26
を圧入している。さらに、従動体16,16には前記駆動ギ
ア17,17及び従動ギア18,18を囲繞する略双頭型の凹部
27が形成され、凹部27の内側に前記各ギア17,18を収容
している。なお、駆動軸13を軸支する軸受け部材25は従
動体16,16の中央部に形成され、一方、従動軸8を軸支
する軸受け部材26は従動体16に対して偏心した位置に形
成され、さらに、従動軸8に取り付られる前記揉み玉5
は、偏心円錐形に成形され従動軸8に対してその頂部5
aが偏心している。なお、前記従動軸8に取り付けた従
動ギア18は、0〜180 度の範囲内で正逆いずれの方向も
自転し、180 度以上の回転は自転規制手段30によって規
制するようにしてる。そして、前記従動体16に軸支した
従動ギア18の自転により、従動ギア18の従動軸8に対し
て偏心した揉み玉5の頂部5aが変位し、また、自転規
制手段30により、従動ギア18,18の自転が規制された状
態では、各従動ギア18,18は、駆動ギア17の外側を公転
し、これにより、従動ギア18の従動軸8を軸支する従動
体16が従動ギア18と同体的に正転し、揉み玉5が互いに
逆方向にかつ対称に偏心回動する。
【0013】前記自転規制手段30は、図2乃至図4に示
すように、前記駆動ギア17の外周の一部から半径方向に
突出したほぼ扇型の当接部31と、前記凹部27の内周面か
ら駆動軸13に向かって内側に突設した回動規制部32とで
構成されている。また、前記回動規制部32は、ほぼ260
度の間隔を有して設けた正回動規制面32aと逆回動規制
面32bとからなり、これら正回動規制面32aと逆回動規
制面32bの間に前記駆動ギア17の当接部31が位置する。
そして、この駆動軸13が正逆いずれか一方に回転すると
駆動ギア17に突設した当接部31がいずれか一方の回動規
制面32a,32bに当接し、モータ7の駆動力が駆動軸13
と同軸的に組み付けた従動体16に伝わって、駆動軸13と
従動体16とが同体的に回転する。つまり、正、逆回動規
制面32a,32bと前記当接部31が非接触状態にあると
き、従動ギア18は駆動ギア17に従動して自転するが、
正、逆回動規制面32a,32bのいずれか一方と前記当接
部31とが接触した後、揉み玉5の従動軸8を軸支する従
動体16が駆動軸13と同体的に回転し、従動ギア18の自転
が規制される。このため、従動ギア18は、従動体16と同
体的に駆動ギア17の外側を公転する。この時、一方の揉
み玉5側における当接部31と回動規制部32及び従動ギア
18の自転に伴う揉み玉5の頂部5aと駆動軸13の位置関
係は、前記モータ7の正転時には、当接部31が正回動規
制面32aに当接した状態で前記揉み玉5の頂部5aが揉
み玉5の偏心回転中心となる駆動軸13から最も離れ、モ
ータ7の運転により当接部31が逆回動規制面32bに当接
した状態で前記揉み玉5の頂部5aが駆動軸13に最も近
接する。なお、左右一対の揉み玉5,5は相互に逆方向
かつ対称に回転するから、他方の揉み玉5は、前述した
一方の揉み玉5とは逆方向に回転(逆転)し、当接部31
と回動規制部32及び従動ギア18の自転に伴う揉み玉5の
頂部5aと駆動軸13の位置関係は、前記一方の揉み玉5
とは逆となる。つまり、当接部31が逆回動規制面32bに
当接した状態で揉み玉5の頂部5aが駆動軸13から最も
離れ、揉み玉5の逆回転(正転)により当接部31が正回
動規制面32a に当接した状態で揉み玉5の頂部5aが駆
動軸13に最も近接する。
すように、前記駆動ギア17の外周の一部から半径方向に
突出したほぼ扇型の当接部31と、前記凹部27の内周面か
ら駆動軸13に向かって内側に突設した回動規制部32とで
構成されている。また、前記回動規制部32は、ほぼ260
度の間隔を有して設けた正回動規制面32aと逆回動規制
面32bとからなり、これら正回動規制面32aと逆回動規
制面32bの間に前記駆動ギア17の当接部31が位置する。
そして、この駆動軸13が正逆いずれか一方に回転すると
駆動ギア17に突設した当接部31がいずれか一方の回動規
制面32a,32bに当接し、モータ7の駆動力が駆動軸13
と同軸的に組み付けた従動体16に伝わって、駆動軸13と
従動体16とが同体的に回転する。つまり、正、逆回動規
制面32a,32bと前記当接部31が非接触状態にあると
き、従動ギア18は駆動ギア17に従動して自転するが、
正、逆回動規制面32a,32bのいずれか一方と前記当接
部31とが接触した後、揉み玉5の従動軸8を軸支する従
動体16が駆動軸13と同体的に回転し、従動ギア18の自転
が規制される。このため、従動ギア18は、従動体16と同
体的に駆動ギア17の外側を公転する。この時、一方の揉
み玉5側における当接部31と回動規制部32及び従動ギア
18の自転に伴う揉み玉5の頂部5aと駆動軸13の位置関
係は、前記モータ7の正転時には、当接部31が正回動規
制面32aに当接した状態で前記揉み玉5の頂部5aが揉
み玉5の偏心回転中心となる駆動軸13から最も離れ、モ
ータ7の運転により当接部31が逆回動規制面32bに当接
した状態で前記揉み玉5の頂部5aが駆動軸13に最も近
接する。なお、左右一対の揉み玉5,5は相互に逆方向
かつ対称に回転するから、他方の揉み玉5は、前述した
一方の揉み玉5とは逆方向に回転(逆転)し、当接部31
と回動規制部32及び従動ギア18の自転に伴う揉み玉5の
頂部5aと駆動軸13の位置関係は、前記一方の揉み玉5
とは逆となる。つまり、当接部31が逆回動規制面32bに
当接した状態で揉み玉5の頂部5aが駆動軸13から最も
離れ、揉み玉5の逆回転(正転)により当接部31が正回
動規制面32a に当接した状態で揉み玉5の頂部5aが駆
動軸13に最も近接する。
【0014】以上のように構成される本発明の作用につ
いて説明する。マッサージ機の動作スイッチ(図示せ
ず)を正転側に入れると、モータ7が正転する。これに
より、モータ7の出力軸に固着したウォーム11の回転が
ウォームホイール12,12に伝わり、ウォームホイール1
2,12を介して駆動軸13,13が互いに逆方向に回転す
る。
いて説明する。マッサージ機の動作スイッチ(図示せ
ず)を正転側に入れると、モータ7が正転する。これに
より、モータ7の出力軸に固着したウォーム11の回転が
ウォームホイール12,12に伝わり、ウォームホイール1
2,12を介して駆動軸13,13が互いに逆方向に回転す
る。
【0015】なお、両駆動軸13,13は、互いに逆方向に
回転するが、その回転に伴う作用・効果は同一であり、
以後、一方の駆動軸13側をその代表例として図2、図3
の説明図を参照して説明する。まず、図2(a)で示す
ように、駆動ギア17に形成する当接部31は、駆動軸13と
同軸的に組み付けた従動体16の凹部27に形成する正回動
規制面32aと逆回動規制面32bとの間に位置し、また、
駆動ギア17と噛み合う従動ギア18は、従動軸8によって
前記従動体16に回転可能に軸支されている。モータ7が
正回転することにより、図2(b)で示すように、従動
ギア18は駆動ギア17に従動して自転する。このため、従
動軸8を軸支する従動体16は静止し、駆動ギア17に追従
して回転しない。そして、従動ギア18の自転に伴って偏
心円錐状の揉み玉5の頂部5aが変位する。更に駆動軸
13が回転して、図2(a)で示した状態から180 度回転
することにより、図2(c)で示すように、駆動ギア17
の当接部31が従動体16の凹部27に形成する正回動規制面
32aと当接し、従動ギア18は、従動体16との相対的な回
転、即ち自転が規制され、そして揉み玉5の頂部5aは
駆動軸13から最も離れた位置となる。すなわち、駆動ギ
ア17によって従動体16が正転し始め、この従動体16の回
転に伴って従動ギア18は駆動ギア17の外側を公転する。
このとき、第3図に示すように揉み玉5の頂部5aと駆
動軸13との位置関係は変わらないため、揉み玉5は、最
も大きな回転半径R1で回転し、揉み玉5の頂部5aが
通る円軌道W1は最大となる。
回転するが、その回転に伴う作用・効果は同一であり、
以後、一方の駆動軸13側をその代表例として図2、図3
の説明図を参照して説明する。まず、図2(a)で示す
ように、駆動ギア17に形成する当接部31は、駆動軸13と
同軸的に組み付けた従動体16の凹部27に形成する正回動
規制面32aと逆回動規制面32bとの間に位置し、また、
駆動ギア17と噛み合う従動ギア18は、従動軸8によって
前記従動体16に回転可能に軸支されている。モータ7が
正回転することにより、図2(b)で示すように、従動
ギア18は駆動ギア17に従動して自転する。このため、従
動軸8を軸支する従動体16は静止し、駆動ギア17に追従
して回転しない。そして、従動ギア18の自転に伴って偏
心円錐状の揉み玉5の頂部5aが変位する。更に駆動軸
13が回転して、図2(a)で示した状態から180 度回転
することにより、図2(c)で示すように、駆動ギア17
の当接部31が従動体16の凹部27に形成する正回動規制面
32aと当接し、従動ギア18は、従動体16との相対的な回
転、即ち自転が規制され、そして揉み玉5の頂部5aは
駆動軸13から最も離れた位置となる。すなわち、駆動ギ
ア17によって従動体16が正転し始め、この従動体16の回
転に伴って従動ギア18は駆動ギア17の外側を公転する。
このとき、第3図に示すように揉み玉5の頂部5aと駆
動軸13との位置関係は変わらないため、揉み玉5は、最
も大きな回転半径R1で回転し、揉み玉5の頂部5aが
通る円軌道W1は最大となる。
【0016】一方、動作スイッチ(図示せず)を逆転側
に切り換えると、モータ7が逆転する。これにより、ウ
ォーム11、ウォームホイール12を介して駆動軸13が逆転
し、図4(a)で示すように、駆動ギア17が逆方向に回
転を始める。このとき、第4(b)で示すように、前記
モータ7の正転時とは逆方向に駆動ギア17に従動して従
動ギア18が自転する。このため、従動軸8を軸支する従
動体16は静止し、駆動ギア17に追従して回転しない。そ
して、従動ギア18の自転に伴って偏心円錐状の揉み玉5
の頂部5aが変位する。更に駆動軸13が自転して図4
(a)で示した状態から180 度回転することにより、図
4(c)で示すように駆動ギア17の当接部31が従動体16
の凹部27に形成する逆回動規制面32bと当接し、従動ギ
ア18は、従動体16との相対的な回転、即ち自転が規制さ
れ、そして揉み玉5の頂部5aは駆動軸13から最も近接
した位置となる。すなわち、駆動ギア17によって従動体
16が逆転し始め、この従動体16の回転に伴って従動ギア
18は駆動ギア17の外側を公転する。このとき、図5に示
すように揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係は
変わらないため、揉み玉5は、最も小さな回転半径R2
で回転し、揉み玉5の頂部5aが通る円軌道W2は最小
となる。
に切り換えると、モータ7が逆転する。これにより、ウ
ォーム11、ウォームホイール12を介して駆動軸13が逆転
し、図4(a)で示すように、駆動ギア17が逆方向に回
転を始める。このとき、第4(b)で示すように、前記
モータ7の正転時とは逆方向に駆動ギア17に従動して従
動ギア18が自転する。このため、従動軸8を軸支する従
動体16は静止し、駆動ギア17に追従して回転しない。そ
して、従動ギア18の自転に伴って偏心円錐状の揉み玉5
の頂部5aが変位する。更に駆動軸13が自転して図4
(a)で示した状態から180 度回転することにより、図
4(c)で示すように駆動ギア17の当接部31が従動体16
の凹部27に形成する逆回動規制面32bと当接し、従動ギ
ア18は、従動体16との相対的な回転、即ち自転が規制さ
れ、そして揉み玉5の頂部5aは駆動軸13から最も近接
した位置となる。すなわち、駆動ギア17によって従動体
16が逆転し始め、この従動体16の回転に伴って従動ギア
18は駆動ギア17の外側を公転する。このとき、図5に示
すように揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係は
変わらないため、揉み玉5は、最も小さな回転半径R2
で回転し、揉み玉5の頂部5aが通る円軌道W2は最小
となる。
【0017】以上のように、本実施例では、駆動ギア17
に形成する当接部31と、この当接部31と係合する従動体
16の凹部27に形成する正回動規制面32aと逆回動規制面
32bとにより、0〜180 度の範囲内で従動ギア18の自転
を規制する自転規制手段30を形成することにより、モー
タ7の正転時と逆転時に従動ギア18を180 度自転させて
揉み玉5の頂部5aを変位させることができ、モータ7
の正転時には揉み玉5の回転半径R1が大きくなり、ま
た、モータ7の逆転時には揉み玉5の回転半径R2が小
さくなるから、モータ7の正転時と逆転時とでは揉み玉
5が異なる円軌道W1,W2を描いて偏心回転すること
ができる。したがって、モータ7の正転と逆転を切換る
ことで偏心回転する揉み玉5の円軌道W1,W2を可変
して身体の所望する部位に揉み玉5が円軌道を描くよう
に変位することができ、効果的にマッサージを行うこと
ができる。
に形成する当接部31と、この当接部31と係合する従動体
16の凹部27に形成する正回動規制面32aと逆回動規制面
32bとにより、0〜180 度の範囲内で従動ギア18の自転
を規制する自転規制手段30を形成することにより、モー
タ7の正転時と逆転時に従動ギア18を180 度自転させて
揉み玉5の頂部5aを変位させることができ、モータ7
の正転時には揉み玉5の回転半径R1が大きくなり、ま
た、モータ7の逆転時には揉み玉5の回転半径R2が小
さくなるから、モータ7の正転時と逆転時とでは揉み玉
5が異なる円軌道W1,W2を描いて偏心回転すること
ができる。したがって、モータ7の正転と逆転を切換る
ことで偏心回転する揉み玉5の円軌道W1,W2を可変
して身体の所望する部位に揉み玉5が円軌道を描くよう
に変位することができ、効果的にマッサージを行うこと
ができる。
【0018】図7〜図9は、本発明の第2実施例を示
し、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、重
複する部分の説明を省略して説明する。本実施例は、偏
心距離切換手段15の中の従動ギア18の自転を規制する自
転規制手段の構成が異なる以外、他の構成は前記第1実
施例と同一であり、主に第1実施例と異なる偏心距離切
換手段15の中の自転規制手段40の構成について説明す
る。
し、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、重
複する部分の説明を省略して説明する。本実施例は、偏
心距離切換手段15の中の従動ギア18の自転を規制する自
転規制手段の構成が異なる以外、他の構成は前記第1実
施例と同一であり、主に第1実施例と異なる偏心距離切
換手段15の中の自転規制手段40の構成について説明す
る。
【0019】本実施例の自転規制手段40は、駆動ギア17
と従動ギア18の外周の一部から半径方向に突出する当接
部41,42によって構成している。この各当接部41,42
は、駆動ギア17と従動ギア18の径とほぼ同幅に形成さ
れ、駆動ギア17が180 度回転すると駆動ギア17と従動ギ
ア18の各当接部41,42が相互に当接する。
と従動ギア18の外周の一部から半径方向に突出する当接
部41,42によって構成している。この各当接部41,42
は、駆動ギア17と従動ギア18の径とほぼ同幅に形成さ
れ、駆動ギア17が180 度回転すると駆動ギア17と従動ギ
ア18の各当接部41,42が相互に当接する。
【0020】以上のように構成される本発明の作用につ
いて説明する。マッサージ機の動作スイッチ(図示せ
ず)を正転側に入れると、図7(a)に示すように各当
接部41,42が相互に当接した状態でモータ7が正転する
ので、図7(b)に示すように、駆動ギア17は正転し、
従動ギア18は駆動ギア17と従動して逆方向に自転する。
そして、図7(c)に示すように、駆動ギア17及び従動
ギア18が最初の状態から180 度回転して、駆動ギア17に
形成する当接部41の外縁部が従動ギア18に形成する当接
部42の外縁部に当接すると、従動ギア18は自転が規制さ
れ、モータ7の駆動力は従動ギア18を介して従動体16に
伝わる。このため、従動ギア18は駆動ギア17の外側を公
転し、この従動ギア18に追従して従動ギア18の従動軸8
を軸支する従動体16が従動ギア18と共に正転し始める。
このとき、揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係
は変わらないため、図8に示すように、揉み玉5は、最
も大きな回転半径R1で回転し、揉み玉5の頂部5aが
通る円軌道W1は最大となる。
いて説明する。マッサージ機の動作スイッチ(図示せ
ず)を正転側に入れると、図7(a)に示すように各当
接部41,42が相互に当接した状態でモータ7が正転する
ので、図7(b)に示すように、駆動ギア17は正転し、
従動ギア18は駆動ギア17と従動して逆方向に自転する。
そして、図7(c)に示すように、駆動ギア17及び従動
ギア18が最初の状態から180 度回転して、駆動ギア17に
形成する当接部41の外縁部が従動ギア18に形成する当接
部42の外縁部に当接すると、従動ギア18は自転が規制さ
れ、モータ7の駆動力は従動ギア18を介して従動体16に
伝わる。このため、従動ギア18は駆動ギア17の外側を公
転し、この従動ギア18に追従して従動ギア18の従動軸8
を軸支する従動体16が従動ギア18と共に正転し始める。
このとき、揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係
は変わらないため、図8に示すように、揉み玉5は、最
も大きな回転半径R1で回転し、揉み玉5の頂部5aが
通る円軌道W1は最大となる。
【0021】一方、動作スイッチ(図示せず)を逆転側
に切り換えると、モータ7が逆転して駆動ギア17と従動
ギア18に形成する各当接部41,42が一旦離れ、再び各当
接部41,42が当接するまで180 度逆回転して揉み玉5の
頂部5aと駆動軸13とが最も近接し、この位置関係を保
ったまま、従動ギア18の自転が規制されるため、従動ギ
ア18が揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係を保
ったまま、駆動ギア17の外側を公転する。したがって、
図9に示すように、揉み玉5は、最も小さな回転半径W
2で回転し、揉み玉5の頂部5aが通る円軌道W2は最
小となる。
に切り換えると、モータ7が逆転して駆動ギア17と従動
ギア18に形成する各当接部41,42が一旦離れ、再び各当
接部41,42が当接するまで180 度逆回転して揉み玉5の
頂部5aと駆動軸13とが最も近接し、この位置関係を保
ったまま、従動ギア18の自転が規制されるため、従動ギ
ア18が揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置関係を保
ったまま、駆動ギア17の外側を公転する。したがって、
図9に示すように、揉み玉5は、最も小さな回転半径W
2で回転し、揉み玉5の頂部5aが通る円軌道W2は最
小となる。
【0022】以上のように、本実施例では、駆動ギア17
と従動ギア18に形成する当接部41,42によって自転規制
手段40を構成し、その各当接部41,42をモータ7の正転
時と逆転時にそれぞれ当接させ、モータ7の正転時と逆
転時に0〜180 度の範囲内で従動ギア18の自転を許容す
ることにより、従動軸8に対する揉み玉5の頂部5aを
変位させ、その揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置
関係を保ったまま、従動ギア18の自転を規制して駆動ギ
ア17の外側を公転させることにより、前記第1実施例と
同様、モータ7の正転時には揉み玉5の回転半径R1が
大きくなり、逆にモータ7の逆転時には揉み玉5の回転
半径R2が小さくなるから、揉み玉5が異なる円軌道W
1,W2を描いて偏心回転し、効果的にマッサージを行
うことができる。
と従動ギア18に形成する当接部41,42によって自転規制
手段40を構成し、その各当接部41,42をモータ7の正転
時と逆転時にそれぞれ当接させ、モータ7の正転時と逆
転時に0〜180 度の範囲内で従動ギア18の自転を許容す
ることにより、従動軸8に対する揉み玉5の頂部5aを
変位させ、その揉み玉5の頂部5aと駆動軸13との位置
関係を保ったまま、従動ギア18の自転を規制して駆動ギ
ア17の外側を公転させることにより、前記第1実施例と
同様、モータ7の正転時には揉み玉5の回転半径R1が
大きくなり、逆にモータ7の逆転時には揉み玉5の回転
半径R2が小さくなるから、揉み玉5が異なる円軌道W
1,W2を描いて偏心回転し、効果的にマッサージを行
うことができる。
【0023】以上、本発明の各実施例を詳述したが、本
発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能あでる。例え
ば、自転規制手段として前記第1実施例では駆動ギアに
当接部を形成し、この当接部を従動体の凹部に形成する
回動規制部に当接させた例を示したが、従動ギア側に当
接部を形成し、この当接部を従動体の凹部に形成する回
動規制部に当接させて従動ギアの自転を規制するように
してもよい。また、前記各実施例では駆動ギアと従動ギ
アの一方又は双方に当接部を形成した例を示したが、必
ずしも駆動ギアと従動ギアには当接部を形成する必要は
なく、例えば駆動ギアと従動ギアと一体的に回転する駆
動軸あるいは従動軸に当接部を形成し、この当接部の回
動を規制して従動ギアの自転を規制するようにしてもよ
く、当接部や回動規制部の形状や取付位置などの自転規
制手段の構成は適宜選定すればよい。また、モータの回
転をウォームとウォームホイールによって駆動軸に分岐
伝達した例を示したが、各駆動軸に対応してモータを設
け、モータで直接各駆動軸を回転させてもよく、揉み玉
へ回転を伝達する手段やハウジングの形状などのマッサ
ージ機の基本的構造なども適宜選定すればよい。さら
に、揉み玉の形状として偏心円錐型のものを示したが、
半球状のものを偏心させて設けてもよいなど種々の変形
が可能である。尚、前記各実施例では駆動軸、偏心距離
切換手段、揉み玉をそれぞれ一対設けた例を示したが、
これらを二対以上設けた回転マッサージ機に適用しても
良い。
発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能あでる。例え
ば、自転規制手段として前記第1実施例では駆動ギアに
当接部を形成し、この当接部を従動体の凹部に形成する
回動規制部に当接させた例を示したが、従動ギア側に当
接部を形成し、この当接部を従動体の凹部に形成する回
動規制部に当接させて従動ギアの自転を規制するように
してもよい。また、前記各実施例では駆動ギアと従動ギ
アの一方又は双方に当接部を形成した例を示したが、必
ずしも駆動ギアと従動ギアには当接部を形成する必要は
なく、例えば駆動ギアと従動ギアと一体的に回転する駆
動軸あるいは従動軸に当接部を形成し、この当接部の回
動を規制して従動ギアの自転を規制するようにしてもよ
く、当接部や回動規制部の形状や取付位置などの自転規
制手段の構成は適宜選定すればよい。また、モータの回
転をウォームとウォームホイールによって駆動軸に分岐
伝達した例を示したが、各駆動軸に対応してモータを設
け、モータで直接各駆動軸を回転させてもよく、揉み玉
へ回転を伝達する手段やハウジングの形状などのマッサ
ージ機の基本的構造なども適宜選定すればよい。さら
に、揉み玉の形状として偏心円錐型のものを示したが、
半球状のものを偏心させて設けてもよいなど種々の変形
が可能である。尚、前記各実施例では駆動軸、偏心距離
切換手段、揉み玉をそれぞれ一対設けた例を示したが、
これらを二対以上設けた回転マッサージ機に適用しても
良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マッサー
ジ機のハウジングと、該ハウジング内に設けられる正逆
転可能な電動機と、該電動機の回転により互いに逆方向
にかつ対称に回転する対の駆動軸と、前記ハウジングの
外上部に突出し前記各駆動軸に対して偏心回転する対の
揉み玉と、前記各駆動軸と各揉み玉との間に設けられ該
各揉み玉の頂部から前記各駆動軸までの偏心距離を前記
電動機の正転時と逆転時とで切り換える偏心距離切換手
段とから成るものであるから、電動機の正転時と逆転時
に揉み玉の回転半径を可変させ、効果的にマッサージを
行うことができる回転式マッサージ機を提供することが
できる。
ジ機のハウジングと、該ハウジング内に設けられる正逆
転可能な電動機と、該電動機の回転により互いに逆方向
にかつ対称に回転する対の駆動軸と、前記ハウジングの
外上部に突出し前記各駆動軸に対して偏心回転する対の
揉み玉と、前記各駆動軸と各揉み玉との間に設けられ該
各揉み玉の頂部から前記各駆動軸までの偏心距離を前記
電動機の正転時と逆転時とで切り換える偏心距離切換手
段とから成るものであるから、電動機の正転時と逆転時
に揉み玉の回転半径を可変させ、効果的にマッサージを
行うことができる回転式マッサージ機を提供することが
できる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、前記請求項
1記載の回転式マッサージ機において、前記偏心距離切
換手段は、前記駆動軸と同軸的に遊嵌される従動体と、
前記駆動軸に同軸的に固着される駆動ギアと、前記従動
体に所定角度の範囲内で回動自在に取り付けられるとと
もに前記揉み玉をその頂部を偏心して取り付けている従
動軸と、該従動軸に同軸的に固着され前記駆動ギアと噛
み合って前記従動軸を中心として回転する従動ギアとか
ら成り、前記駆動軸が所定角度逆回転して揉み玉の頂部
を回動して偏心距離を変えてから前記駆動軸を中心とし
て前記従動体を回転させる切り換え機構であるから、電
動機の正転から逆転に切り換えるだけで簡単に揉み玉の
偏心回転半径を可変させることができる回転式マッサー
ジ機を提供することができる。
1記載の回転式マッサージ機において、前記偏心距離切
換手段は、前記駆動軸と同軸的に遊嵌される従動体と、
前記駆動軸に同軸的に固着される駆動ギアと、前記従動
体に所定角度の範囲内で回動自在に取り付けられるとと
もに前記揉み玉をその頂部を偏心して取り付けている従
動軸と、該従動軸に同軸的に固着され前記駆動ギアと噛
み合って前記従動軸を中心として回転する従動ギアとか
ら成り、前記駆動軸が所定角度逆回転して揉み玉の頂部
を回動して偏心距離を変えてから前記駆動軸を中心とし
て前記従動体を回転させる切り換え機構であるから、電
動機の正転から逆転に切り換えるだけで簡単に揉み玉の
偏心回転半径を可変させることができる回転式マッサー
ジ機を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すマッサージ機の断面
図である。
図である。
【図2】同上正転時の駆動ギアと従動ギアの動作状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】同上正転時の揉み玉の円軌道を示す説明図であ
る。
る。
【図4】同上逆転時の駆動ギアと従動ギアの動作状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】同上逆転時の揉み玉の円軌道を示す説明図であ
る。
る。
【図6】同上正転時と逆転時の揉み玉の円軌道を示す平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す正転時の駆動ギアと
従動ギアの動作状態を示す説明図である。
従動ギアの動作状態を示す説明図である。
【図8】同上正転時の揉み玉の円軌道を示す説明図であ
る。
る。
【図9】同上逆転時の揉み玉の円軌道を示す説明図であ
る。
る。
1 ハウジング 5 揉み玉 5a 頂部 7 モータ(電動機) 8 従動軸 13 駆動軸 15 偏心距離切換手段 17 駆動ギア 18 従動ギア 30,40 自転規制手段
Claims (2)
- 【請求項1】 マッサージ機のハウジングと、該ハウジ
ング内に設けられる正逆転可能な電動機と、該電動機の
回転により互いに逆方向にかつ対称に回転する対の駆動
軸と、前記ハウジングの外上部に突出し前記各駆動軸に
対して偏心回転する対の揉み玉と、前記各駆動軸と各揉
み玉との間に設けられ該各揉み玉の頂部から前記各駆動
軸までの偏心距離を前記電動機の正転時と逆転時とで切
り換える偏心距離切換手段とから成ることを特徴とする
回転式マッサージ機。 - 【請求項2】 前記偏心距離切換手段は、前記駆動軸と
同軸的に遊嵌される従動体と、前記駆動軸に同軸的に固
着される駆動ギアと、前記従動体に所定角度の範囲内で
回動自在に取り付けられるとともに前記揉み玉をその頂
部を偏心して取り付けている従動軸と、該従動軸に同軸
的に固着され前記駆動ギアと噛み合って前記従動軸を中
心として回転する従動ギアとから成り、前記駆動軸が所
定角度逆回転して揉み玉の頂部を回動して偏心距離を変
えてから前記駆動軸を中心として前記従動体を回転させ
る切り換え機構であることを特徴とする請求項1記載の
回転式マッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08351245A JP3137017B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 回転式マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08351245A JP3137017B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 回転式マッサージ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179676A true JPH10179676A (ja) | 1998-07-07 |
JP3137017B2 JP3137017B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=18416034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08351245A Expired - Fee Related JP3137017B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 回転式マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137017B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107669441A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-02-09 | 福州大学 | 可调摆幅的足部康复装置及其调节方法 |
CN110236900A (zh) * | 2019-06-07 | 2019-09-17 | 奥佳华智能健康科技集团股份有限公司 | 一种抓头按摩器 |
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