JPH053901A - マツサージ機 - Google Patents
マツサージ機Info
- Publication number
- JPH053901A JPH053901A JP15343691A JP15343691A JPH053901A JP H053901 A JPH053901 A JP H053901A JP 15343691 A JP15343691 A JP 15343691A JP 15343691 A JP15343691 A JP 15343691A JP H053901 A JPH053901 A JP H053901A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- cam
- swing
- eccentric
- fulcrum
- Prior art date
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- Massaging Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成で揉みと叩きの両方のマッサージを
良好に行うことができるマッサージ機を得る。 【構成】主軸6に第1偏芯カム10,12を設け、該カ
ム10,12に回動自在に支持部材34,36を挿着
し、施療子42,44を配置する。そして、揺動部材1
20,122に支点ピン128,130を立設し、主軸
6と平行な揺動用駆動軸64の第2偏芯カム76,78
により、揺動部材120,122を揺動する。また、支
点ピン128,130により、支持部材34,36に揺
動運動を付加し、両施療子42,44は揉み運動を行う
と共に、叩き運動をも行う。
良好に行うことができるマッサージ機を得る。 【構成】主軸6に第1偏芯カム10,12を設け、該カ
ム10,12に回動自在に支持部材34,36を挿着
し、施療子42,44を配置する。そして、揺動部材1
20,122に支点ピン128,130を立設し、主軸
6と平行な揺動用駆動軸64の第2偏芯カム76,78
により、揺動部材120,122を揺動する。また、支
点ピン128,130により、支持部材34,36に揺
動運動を付加し、両施療子42,44は揉み運動を行う
と共に、叩き運動をも行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揉みと叩きとを行うこ
とができる施療子を有するマッサージ機に関する。
とができる施療子を有するマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、揉みと叩きとを行うことがで
きるマッサージ機として、実公昭55−30488が知
られている。このマッサージ機は、揉みと叩きとの両方
のマッサージを同時に行うことができるように、施療子
に、偏芯カムの回転による揉み運動と、揺動杆の揺動を
ユニバーサルジョイントを介して取付杆に伝達される上
下動による叩き運動とを、同時に行わせるように構成し
ていた。
きるマッサージ機として、実公昭55−30488が知
られている。このマッサージ機は、揉みと叩きとの両方
のマッサージを同時に行うことができるように、施療子
に、偏芯カムの回転による揉み運動と、揺動杆の揺動を
ユニバーサルジョイントを介して取付杆に伝達される上
下動による叩き運動とを、同時に行わせるように構成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のマッサージ機では、モータの回転を偏芯カムと
揺動杆とにそれぞれベルトを介して伝達しており、ま
た、揺動杆の揺動をユニバーサルジョイントにより取付
杆に伝達しているので、構成が複雑になるという問題が
あった。また、揉み玉の揉み運動と叩き運動とが無関係
に行われたのでは、揉み及び叩きのマッサージ効果が得
られないという問題があった。
た従来のマッサージ機では、モータの回転を偏芯カムと
揺動杆とにそれぞれベルトを介して伝達しており、ま
た、揺動杆の揺動をユニバーサルジョイントにより取付
杆に伝達しているので、構成が複雑になるという問題が
あった。また、揉み玉の揉み運動と叩き運動とが無関係
に行われたのでは、揉み及び叩きのマッサージ効果が得
られないという問題があった。
【0004】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、簡単な構成で揉みと叩きの両方のマッサー
ジを良好に行うことができるマッサージ機を提供するこ
とにある。
を目的とし、簡単な構成で揉みと叩きの両方のマッサー
ジを良好に行うことができるマッサージ機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、駆動源により回転駆動される主軸に取
り付けられた第1偏芯カムに、前記主軸に対して偏芯か
つ傾斜した第1カム部を形成し、該第1カム部に回転自
在に挿着した支持部材に施療子を配置し、前記支持部材
に、前記第1カム部の中心に向かって延びた支点用溝を
形成し、かつ、前記主軸と平行に回動可能に支承された
揺動用駆動軸と前記主軸とを前記主軸の回転を増速して
伝達する伝達機構により接続し、前記揺動用駆動軸に対
して偏芯した第2カム部を有する第2偏芯カムを前記揺
動用駆動軸に取り付け、更に、前記主軸に回動可能に支
承された揺動部材に前記主軸の中心に向かって延ばされ
た揺動用溝を形成すると共に、該揺動用溝に前記第2カ
ム部を摺動可能に挿入し、先端に球状部が形成された支
点ピンを前記主軸と平行に前記揺動部材に立設すると共
に、前記球状部を前記支点用溝に摺動可能に挿入したこ
とを特徴とするマッサージ機の構成がそれである。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、駆動源により回転駆動される主軸に取
り付けられた第1偏芯カムに、前記主軸に対して偏芯か
つ傾斜した第1カム部を形成し、該第1カム部に回転自
在に挿着した支持部材に施療子を配置し、前記支持部材
に、前記第1カム部の中心に向かって延びた支点用溝を
形成し、かつ、前記主軸と平行に回動可能に支承された
揺動用駆動軸と前記主軸とを前記主軸の回転を増速して
伝達する伝達機構により接続し、前記揺動用駆動軸に対
して偏芯した第2カム部を有する第2偏芯カムを前記揺
動用駆動軸に取り付け、更に、前記主軸に回動可能に支
承された揺動部材に前記主軸の中心に向かって延ばされ
た揺動用溝を形成すると共に、該揺動用溝に前記第2カ
ム部を摺動可能に挿入し、先端に球状部が形成された支
点ピンを前記主軸と平行に前記揺動部材に立設すると共
に、前記球状部を前記支点用溝に摺動可能に挿入したこ
とを特徴とするマッサージ機の構成がそれである。
【0006】
【作用】前記構成を有するマッサージ機は、駆動源によ
り主軸が回転駆動され、主軸と共に第1偏芯カムが主軸
の廻りに回転される。この回転する第1偏芯カムの第1
カム部により、支点ピンの球状部が支持部材の支点用溝
内を相対的に摺動しながら、支持部材が、主軸の廻りを
偏芯かつ傾斜した状態で回転し、施療子が、揉み運動を
行う。また、伝達機構が、主軸の回転を増速して揺動用
駆動軸を回転し、揺動用駆動軸が、第2偏芯カムを回転
し、第2偏芯カムの第2カム部が揺動用溝内を回転しな
がら摺動し、揺動部材を揺動する。これに伴って、支点
ピンが揺動して、支持部材を第1カム部の廻りに揺動
し、施療子が揉み運動を行うと共に、叩き運動を行う。
り主軸が回転駆動され、主軸と共に第1偏芯カムが主軸
の廻りに回転される。この回転する第1偏芯カムの第1
カム部により、支点ピンの球状部が支持部材の支点用溝
内を相対的に摺動しながら、支持部材が、主軸の廻りを
偏芯かつ傾斜した状態で回転し、施療子が、揉み運動を
行う。また、伝達機構が、主軸の回転を増速して揺動用
駆動軸を回転し、揺動用駆動軸が、第2偏芯カムを回転
し、第2偏芯カムの第2カム部が揺動用溝内を回転しな
がら摺動し、揺動部材を揺動する。これに伴って、支点
ピンが揺動して、支持部材を第1カム部の廻りに揺動
し、施療子が揉み運動を行うと共に、叩き運動を行う。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例であるマッサージ機
の概略斜視図である。1は電動モータを用いた駆動源
で、駆動源1の回転軸2にはウォームギヤ4が取り付け
られている。そして、この回転軸2と直交して、主軸6
が図示しない本体に回動可能に支承されている。この主
軸6のほぼ中央には、ウォームギヤ4に歯合したホィー
ルギヤ8が一体的に取り付けられている。
説明する。図1は本発明の一実施例であるマッサージ機
の概略斜視図である。1は電動モータを用いた駆動源
で、駆動源1の回転軸2にはウォームギヤ4が取り付け
られている。そして、この回転軸2と直交して、主軸6
が図示しない本体に回動可能に支承されている。この主
軸6のほぼ中央には、ウォームギヤ4に歯合したホィー
ルギヤ8が一体的に取り付けられている。
【0008】また、主軸6には、ホィールギヤ8の両側
に、それぞれ第1偏芯カム10,12が挿着されてい
る。これらの両第1偏芯カム10,12は、主軸6にそ
れぞれキー14,16により結合されて、両第1偏芯カ
ム10,12が、主軸6の軸方向には、摺動可能に、か
つ主軸6と共に回転するようにされている。尚、両キー
14,16は、止め輪18,20により抜け止めがなさ
れている。
に、それぞれ第1偏芯カム10,12が挿着されてい
る。これらの両第1偏芯カム10,12は、主軸6にそ
れぞれキー14,16により結合されて、両第1偏芯カ
ム10,12が、主軸6の軸方向には、摺動可能に、か
つ主軸6と共に回転するようにされている。尚、両キー
14,16は、止め輪18,20により抜け止めがなさ
れている。
【0009】両第1偏芯カム10,12(図3では、一
方の第1偏芯カム10のみを図示する。)には、主軸6
の中心Aから所定量L偏芯し、かつ中心Aに対して所定
角度θ傾斜したカム中心Bを中心とする円筒状の第1カ
ム部22,24が形成されている。また、両第1カム部
22,24の傾斜の方向は、互いに逆方向となるように
構成されている。この両第1カム部22,24には、ベ
アリング26,28がそれぞれ挿着され、止め輪30,
32により抜け止めがされている。
方の第1偏芯カム10のみを図示する。)には、主軸6
の中心Aから所定量L偏芯し、かつ中心Aに対して所定
角度θ傾斜したカム中心Bを中心とする円筒状の第1カ
ム部22,24が形成されている。また、両第1カム部
22,24の傾斜の方向は、互いに逆方向となるように
構成されている。この両第1カム部22,24には、ベ
アリング26,28がそれぞれ挿着され、止め輪30,
32により抜け止めがされている。
【0010】前記両ベアリング26,28の外周には、
それぞれ支持部材34,36が嵌合されて、第1カム部
22,24に回転自在に支持部材34,36が挿着され
ている。そして、両支持部材34,36には、弾性を有
する取付板38,40が、主軸6と直交する方向に延出
されて、それぞれ取り付けられている。尚、本実施例で
は、この取付板38,40により、ベアリング26,2
8の抜け止めを兼ねている。
それぞれ支持部材34,36が嵌合されて、第1カム部
22,24に回転自在に支持部材34,36が挿着され
ている。そして、両支持部材34,36には、弾性を有
する取付板38,40が、主軸6と直交する方向に延出
されて、それぞれ取り付けられている。尚、本実施例で
は、この取付板38,40により、ベアリング26,2
8の抜け止めを兼ねている。
【0011】そして、両取付板38,40には、それぞ
れ施療子42,44が取り付けられている。両施療子4
2,44は、同一構成であり、一方の施療子44につい
て、図1に基づいて説明する。この施療子44は、半球
状の2個の揉み玉46,48を備え、両揉み玉46,4
8は、ビス50により取付板40に取り付けられた一対
の係止部材52,54により、軸受け56,58を介し
て、回動自在に支承されている。
れ施療子42,44が取り付けられている。両施療子4
2,44は、同一構成であり、一方の施療子44につい
て、図1に基づいて説明する。この施療子44は、半球
状の2個の揉み玉46,48を備え、両揉み玉46,4
8は、ビス50により取付板40に取り付けられた一対
の係止部材52,54により、軸受け56,58を介し
て、回動自在に支承されている。
【0012】一方、支持部材34,36には、カム中心
Bに向かって延びた支点用溝60,62が形成されてい
る。この支点用溝60,62は、長円形状で、かつ、カ
ム中心B方向に、支持部材34,36を貫通して穿設さ
れている。また、主軸6と平行に、図示しない本体に揺
動用駆動軸64が回動可能に支承されており、主軸6に
は、一方向の回転は伝達するが逆方向の回転はフリー状
態となるワンウェイクラッチを用いたクラッチ機構66
を介して、大プーリ68が取り付けられている。そし
て、揺動用駆動軸64には、大プーリ68よりも小径の
小プーリ70が取り付けられており、両プーリ68,7
0間には、ベルト72が張設されている。本実施例で
は、両プーリ68,70の直径比は、約2.7対1程度
にされている。
Bに向かって延びた支点用溝60,62が形成されてい
る。この支点用溝60,62は、長円形状で、かつ、カ
ム中心B方向に、支持部材34,36を貫通して穿設さ
れている。また、主軸6と平行に、図示しない本体に揺
動用駆動軸64が回動可能に支承されており、主軸6に
は、一方向の回転は伝達するが逆方向の回転はフリー状
態となるワンウェイクラッチを用いたクラッチ機構66
を介して、大プーリ68が取り付けられている。そし
て、揺動用駆動軸64には、大プーリ68よりも小径の
小プーリ70が取り付けられており、両プーリ68,7
0間には、ベルト72が張設されている。本実施例で
は、両プーリ68,70の直径比は、約2.7対1程度
にされている。
【0013】尚、クラッチ機構66、大プーリ68、小
プーリ70、ベルト72により伝達機構74を構成して
いる。伝達機構74は、これに限らず、大歯車と小歯車
の組合せでも実施可能であり、主軸6の回転を増速して
伝達できる構成で有ればよい。
プーリ70、ベルト72により伝達機構74を構成して
いる。伝達機構74は、これに限らず、大歯車と小歯車
の組合せでも実施可能であり、主軸6の回転を増速して
伝達できる構成で有ればよい。
【0014】前記揺動用駆動軸64には、両第1偏芯カ
ム10,12に対応して、それぞれ第2偏芯カム76,
78が設けられている。この両第2偏芯カム76,78
は、揺動用駆動軸64にそれぞれキー80,82により
結合されて、両第2偏芯カム76,78が、揺動用駆動
軸64の軸方向には、摺動可能に、かつ揺動用駆動軸6
4と共に回転するようにされている。尚、本実施例で
は、両キー80,82は、180度位相をずらして揺動
用駆動軸64に取り付けられると共に、止め輪84,8
6により抜け止めがなされている。
ム10,12に対応して、それぞれ第2偏芯カム76,
78が設けられている。この両第2偏芯カム76,78
は、揺動用駆動軸64にそれぞれキー80,82により
結合されて、両第2偏芯カム76,78が、揺動用駆動
軸64の軸方向には、摺動可能に、かつ揺動用駆動軸6
4と共に回転するようにされている。尚、本実施例で
は、両キー80,82は、180度位相をずらして揺動
用駆動軸64に取り付けられると共に、止め輪84,8
6により抜け止めがなされている。
【0015】両第2偏芯カム76,78には、揺動用駆
動軸64の中心から所定量偏芯した第2カム部88,9
0が形成されている。揺動用駆動軸64の中心と、第2
カム部88,90の中心とは、平行にされている。更
に、前記両第1偏芯カム10,12には、主軸6と同芯
の円筒部92,94が形成されており、この両円筒部9
2,94には、移動部材96,98が回動可能に挿着さ
れると共に、止め輪100,102により抜け止めが施
されている。この両移動部材96,98の一方の移動部
材96には、左ねじが形成されたねじ穴104が、主軸
6と平行に設けられており、他方の移動部材98には、
右ねじが形成されたねじ穴106が、主軸6と平行に設
けられている。
動軸64の中心から所定量偏芯した第2カム部88,9
0が形成されている。揺動用駆動軸64の中心と、第2
カム部88,90の中心とは、平行にされている。更
に、前記両第1偏芯カム10,12には、主軸6と同芯
の円筒部92,94が形成されており、この両円筒部9
2,94には、移動部材96,98が回動可能に挿着さ
れると共に、止め輪100,102により抜け止めが施
されている。この両移動部材96,98の一方の移動部
材96には、左ねじが形成されたねじ穴104が、主軸
6と平行に設けられており、他方の移動部材98には、
右ねじが形成されたねじ穴106が、主軸6と平行に設
けられている。
【0016】一方、主軸6に平行に、図示しない本体
に、ねじ軸108が回動可能に支承されており、ねじ軸
108は、本実施例では、左雄ねじが形成された左ねじ
部110と、右雄ねじが形成された右ねじ部112とを
中央で接続して、形成されている。これにより、組立が
容易になり、またねじ加工が容易になる。
に、ねじ軸108が回動可能に支承されており、ねじ軸
108は、本実施例では、左雄ねじが形成された左ねじ
部110と、右雄ねじが形成された右ねじ部112とを
中央で接続して、形成されている。これにより、組立が
容易になり、またねじ加工が容易になる。
【0017】そして、左ねじ部110には、一方の移動
部材96のねじ穴104が、右ねじ部112には、他方
の移動部材98のねじ穴106がそれぞれ螺合されてい
る。また、ねじ軸108の一端には、つまみ114が一
体的に取り付けられている。前記移動部材96,98に
は、円筒部92,94と同芯の円形突部116,118
が形成されており、この両円形突部116,118に
は、それぞれ揺動部材120,122が回動可能に挿着
されている。この両揺動部材120,122には、前記
第2カム部88,90の直径に対応した幅の揺動用溝1
24,126が、それぞれ主軸6に向かって延ばされて
形成されており、この両揺動用溝124,126に、そ
れぞれ前記第2カム部88,90が摺動可能に挿入され
ている。
部材96のねじ穴104が、右ねじ部112には、他方
の移動部材98のねじ穴106がそれぞれ螺合されてい
る。また、ねじ軸108の一端には、つまみ114が一
体的に取り付けられている。前記移動部材96,98に
は、円筒部92,94と同芯の円形突部116,118
が形成されており、この両円形突部116,118に
は、それぞれ揺動部材120,122が回動可能に挿着
されている。この両揺動部材120,122には、前記
第2カム部88,90の直径に対応した幅の揺動用溝1
24,126が、それぞれ主軸6に向かって延ばされて
形成されており、この両揺動用溝124,126に、そ
れぞれ前記第2カム部88,90が摺動可能に挿入され
ている。
【0018】更に、揺動部材120,122には、前記
支持部材34,36の支点用溝60,62に向かって、
それぞれ支点ピン128,130が主軸6と平行に立設
されており、この両支点ピン128,130の先端に
は、支点用溝60,62の幅に応じた球状部132,1
34が、それぞれ形成されている。そして、この両球状
部132,134が、支点用溝60,62内に、摺動可
能に挿入されている。
支持部材34,36の支点用溝60,62に向かって、
それぞれ支点ピン128,130が主軸6と平行に立設
されており、この両支点ピン128,130の先端に
は、支点用溝60,62の幅に応じた球状部132,1
34が、それぞれ形成されている。そして、この両球状
部132,134が、支点用溝60,62内に、摺動可
能に挿入されている。
【0019】次に、前述した本実施例のマッサージ機の
作動について説明する。まず、駆動源1が回転駆動され
ると、ウォームギヤ4、ホィールギヤ8を介して、主軸
6が回転される。この主軸6の回転に伴って、両第1偏
芯カム10,12が回転し、両第1カム部22,24の
カム中心Bは、主軸6の中心Aの廻りに円錐状の運動を
する。
作動について説明する。まず、駆動源1が回転駆動され
ると、ウォームギヤ4、ホィールギヤ8を介して、主軸
6が回転される。この主軸6の回転に伴って、両第1偏
芯カム10,12が回転し、両第1カム部22,24の
カム中心Bは、主軸6の中心Aの廻りに円錐状の運動を
する。
【0020】また、支持部材34,36も、カム中心B
の運動と共に移動するが、支点用溝60,62に挿入さ
れている支点ピン128,130により回転は規制され
る。この際、支点ピン128,130の球状部132,
134は、支点用溝60,62内を相対的に摺動する。
の運動と共に移動するが、支点用溝60,62に挿入さ
れている支点ピン128,130により回転は規制され
る。この際、支点ピン128,130の球状部132,
134は、支点用溝60,62内を相対的に摺動する。
【0021】支持部材34,36の移動により、施療子
42,44は、施療子42,44の中心点が、「ハ」の
字状に向かい合った平面上で、偏心量Lに応じた円運動
を行う。しかも、両施療子42,44が最も突き出たと
きには、両施療子42,44間の間隔が狭まり、かつ、
両施療子42,44は、逆「ハ」の字状になる。また、
最も引っ込んだときには、その間隔が広がり、かつ、両
施療子42,44は、「ハ」の字状になる。このような
両施療子42,44の運動により、揉み運動が行われ
る。
42,44は、施療子42,44の中心点が、「ハ」の
字状に向かい合った平面上で、偏心量Lに応じた円運動
を行う。しかも、両施療子42,44が最も突き出たと
きには、両施療子42,44間の間隔が狭まり、かつ、
両施療子42,44は、逆「ハ」の字状になる。また、
最も引っ込んだときには、その間隔が広がり、かつ、両
施療子42,44は、「ハ」の字状になる。このような
両施療子42,44の運動により、揉み運動が行われ
る。
【0022】更に、主軸6の回転は、クラッチ機構6
6、大プーリ68、ベルト72、小プーリ70を介し
て、揺動用駆動軸64に増速されて伝達される。揺動用
駆動軸64が回転されると、これと共に、両第2偏芯カ
ム76,78が揺動用駆動軸64を中心として回転され
る。これに伴って、第2カム部88,90が、揺動用駆
動軸64の中心に対して偏芯した状態で回転し、揺動部
材120,122の揺動用溝124,126内を相対的
に摺動しながら、揺動部材120,122を主軸6を中
心にして揺動する。
6、大プーリ68、ベルト72、小プーリ70を介し
て、揺動用駆動軸64に増速されて伝達される。揺動用
駆動軸64が回転されると、これと共に、両第2偏芯カ
ム76,78が揺動用駆動軸64を中心として回転され
る。これに伴って、第2カム部88,90が、揺動用駆
動軸64の中心に対して偏芯した状態で回転し、揺動部
材120,122の揺動用溝124,126内を相対的
に摺動しながら、揺動部材120,122を主軸6を中
心にして揺動する。
【0023】この両揺動部材120,122の揺動によ
り、共に両支点ピン128,130も主軸6を中心に揺
動する。これにより、支点ピン128,130は支点用
溝60,62内を相対的に摺動しながら、支持部材3
4,36にカム中心B廻りの揺動運動を付加する。
り、共に両支点ピン128,130も主軸6を中心に揺
動する。これにより、支点ピン128,130は支点用
溝60,62内を相対的に摺動しながら、支持部材3
4,36にカム中心B廻りの揺動運動を付加する。
【0024】この揺動運動により、施療子42,44に
も、カム中心Bを中心とする揺動運動が付加されて、両
施療子42,44は、叩き運動を行う。しかも、両第2
偏芯カム76,78の位相は180度ずれているので、
両施療子42,44は、互い違いに揺動運動を行う。ま
た、この揺動運動は、主軸6の回転が増速されて、揺動
用駆動軸64に伝達されることから、施療子42,44
が1回の円運動を行う間に、複数回の、本実施例では、
約2.7回の揺動運動が付加されて、揉みマッサージと
共に、叩きマッサージが行われる。
も、カム中心Bを中心とする揺動運動が付加されて、両
施療子42,44は、叩き運動を行う。しかも、両第2
偏芯カム76,78の位相は180度ずれているので、
両施療子42,44は、互い違いに揺動運動を行う。ま
た、この揺動運動は、主軸6の回転が増速されて、揺動
用駆動軸64に伝達されることから、施療子42,44
が1回の円運動を行う間に、複数回の、本実施例では、
約2.7回の揺動運動が付加されて、揉みマッサージと
共に、叩きマッサージが行われる。
【0025】一方、駆動源1の回転方向が前述した場合
と逆方向の回転である場合には、クラッチ機構66はフ
リーの状態になり、主軸6の回転は、揺動用駆動軸64
には伝達されない。よって、主軸6のみが回転され、第
1偏芯カム10,12の回転により、前述したと同様
に、両施療子42,44は、揉み運動のみを行い、揉み
マッサージのみが行われる。
と逆方向の回転である場合には、クラッチ機構66はフ
リーの状態になり、主軸6の回転は、揺動用駆動軸64
には伝達されない。よって、主軸6のみが回転され、第
1偏芯カム10,12の回転により、前述したと同様
に、両施療子42,44は、揉み運動のみを行い、揉み
マッサージのみが行われる。
【0026】尚、つまみ114を回転させると、両移動
部材96,98が互いに接近、または離間する方向に移
動し、両施療子42,44の間隔を変更できる。前述し
た如く、本実施例のマッサージ機は、揺動部材120,
122に支点ピン128,130を立設し、主軸6と平
行な揺動用駆動軸64の第2偏芯カム76,78によ
り、揺動部材120,122を揺動する。そして、支点
ピン128,130により、支持部材34,36に揺動
運動を付加し、両施療子42,44は揉み運動を行うと
共に、叩き運動をも行う。
部材96,98が互いに接近、または離間する方向に移
動し、両施療子42,44の間隔を変更できる。前述し
た如く、本実施例のマッサージ機は、揺動部材120,
122に支点ピン128,130を立設し、主軸6と平
行な揺動用駆動軸64の第2偏芯カム76,78によ
り、揺動部材120,122を揺動する。そして、支点
ピン128,130により、支持部材34,36に揺動
運動を付加し、両施療子42,44は揉み運動を行うと
共に、叩き運動をも行う。
【0027】従って、揺動部材120,122の揺動
を、支点ピン128,130により、支持部材34,3
6に伝達するので、構成が簡単である。また、主軸6の
回転を増速して揺動用駆動軸64に伝達するので、施療
子42,44の揉み運動中に、細かい叩き運動が加わ
り、揉みマッサージ中に、良好な叩きマッサージが付加
される。
を、支点ピン128,130により、支持部材34,3
6に伝達するので、構成が簡単である。また、主軸6の
回転を増速して揺動用駆動軸64に伝達するので、施療
子42,44の揉み運動中に、細かい叩き運動が加わ
り、揉みマッサージ中に、良好な叩きマッサージが付加
される。
【0028】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のマッサージ
機は、揺動部材の揺動を、支点ピンにより、支持部材に
伝達するので、構成が簡単であると共に、主軸の回転を
増速して揺動用駆動軸に伝達するので、施療子の揉み運
動中に、細かい叩き運動が加わり、揉みマッサージ中
に、良好な叩きマッサージが付加されるという効果を奏
する。
機は、揺動部材の揺動を、支点ピンにより、支持部材に
伝達するので、構成が簡単であると共に、主軸の回転を
増速して揺動用駆動軸に伝達するので、施療子の揉み運
動中に、細かい叩き運動が加わり、揉みマッサージ中
に、良好な叩きマッサージが付加されるという効果を奏
する。
【図1】本発明の一実施例としてのマッサージ機の概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本実施例のマッサージ機の展開断面図である。
【図3】本実施例の主軸と第1偏芯カムとの拡大断面図
である。
である。
1…駆動源 6…主軸 1
0,12…第1偏芯カム 22,24…第1カム部 34,36…支持部材 6
0,62…支点用溝 64…揺動用駆動軸 66…クラッチ機構 74
…伝達機構 76,78…第2偏芯カム 88,90…第2
カム部 96,98…移動部材 108…ねじ軸 12
0,122…揺動部材 124,126…揺動用溝 128,130…
支点ピン 132,134…球状部
0,12…第1偏芯カム 22,24…第1カム部 34,36…支持部材 6
0,62…支点用溝 64…揺動用駆動軸 66…クラッチ機構 74
…伝達機構 76,78…第2偏芯カム 88,90…第2
カム部 96,98…移動部材 108…ねじ軸 12
0,122…揺動部材 124,126…揺動用溝 128,130…
支点ピン 132,134…球状部
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動源により回転駆動される主軸に取り
付けられた第1偏芯カムに、前記主軸に対して偏芯かつ
傾斜した第1カム部を形成し、該第1カム部に回転自在
に挿着した支持部材に施療子を配置し、前記支持部材
に、前記第1カム部の中心に向かって延びた支点用溝を
形成し、かつ、前記主軸と平行に回動可能に支承された
揺動用駆動軸と前記主軸とを前記主軸の回転を増速して
伝達する伝達機構により接続し、前記揺動用駆動軸に対
して偏芯した第2カム部を有する第2偏芯カムを前記揺
動用駆動軸に取り付け、更に、前記主軸に回動可能に支
承された揺動部材に前記主軸の中心に向かって延ばされ
た揺動用溝を形成すると共に、該揺動用溝に前記第2カ
ム部を摺動可能に挿入し、先端に球状部が形成された支
点ピンを前記主軸と平行に前記揺動部材に立設すると共
に、前記球状部を前記支点用溝に摺動可能に挿入したこ
とを特徴とするマッサージ機。 - 【請求項2】 前記伝達機構が、前記主軸の一方向の回
転のみを伝達するクラッチ機構を備えたことを特徴とす
る請求項1記載のマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15343691A JPH053901A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マツサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15343691A JPH053901A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マツサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053901A true JPH053901A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15562485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15343691A Pending JPH053901A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | マツサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053901A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05123370A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | France Bed Co Ltd | マツサ−ジ装置 |
JPH05123369A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | France Bed Co Ltd | マツサージ装置 |
JPH05184634A (ja) * | 1992-01-08 | 1993-07-27 | France Bed Co Ltd | マッサ−ジ装置 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP15343691A patent/JPH053901A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05123370A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | France Bed Co Ltd | マツサ−ジ装置 |
JPH05123369A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | France Bed Co Ltd | マツサージ装置 |
JPH05184634A (ja) * | 1992-01-08 | 1993-07-27 | France Bed Co Ltd | マッサ−ジ装置 |
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