JPH05184634A - マッサ−ジ装置 - Google Patents

マッサ−ジ装置

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JPH05184634A
JPH05184634A JP133792A JP133792A JPH05184634A JP H05184634 A JPH05184634 A JP H05184634A JP 133792 A JP133792 A JP 133792A JP 133792 A JP133792 A JP 133792A JP H05184634 A JPH05184634 A JP H05184634A
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support shaft
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Akihiro Midorikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、利用者に揉みと叩きのマッサ−ジ
を同時に行うことができるようにしたマッサ−ジ装置を
提供することにある。 【構成】ベ−ス1と、ベ−スに回転自在に支持された支
軸3と、支軸に偏心しかつ支軸の軸線と交差する方向に
対して互いに逆方向に傾斜して設けられた一対のカム体
4と、カム体に中途部が支軸の軸線方向に沿う幅方向に
揺動自在かつ軸線方向と交差する第1の方向にスライド
自在に支持されたア−ム体14と、ア−ム体の一端部に
設けられたマッサ−ジ体15と、支軸を回転駆動してア
−ム体14の一端部に設けられたマッサ−ジ体をカム体
の傾斜角度と偏心量に応じて幅方向と第1の方向とに交
差する第2の方向に変位させる第1の駆動手段と、ア−
ム体の他端側を駆動しこのア−ム体を所定の範囲内で上
記第1の方向にスライドさせる第2の駆動手段とを具備
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は椅子やベッドなどに組
み込んで使用する場合に好適するマッサ−ジ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マッサ−ジ装置には種々のタイプがあ
り、たとえば椅子やベッドに組み込んで使用されるもの
がある。このようなマッサ−ジ装置において、利用者に
与えるマッサ−ジ効果をできるだけ高めるために、上記
マッサ−ジ装置に種々の機能を持たせるようにしてい
る。
【0003】マッサ−ジ装置の機能としては、利用者の
身体を揉む機能と叩く機能とがある。利用者の身体を揉
む場合、一対のマッサ−ジ体を平面上において互いに接
離する幅方向およびその幅方向と交差する前後方向とに
同時に駆動し、それによって上記一対のマッサ−ジ体を
上記平面上において閉鎖ル−プ状の軌跡を描くように駆
動することが要求される。また、利用者の身体を叩く場
合には、上記一対のマッサ−ジ体を上記幅方向と交差す
る上下方向に駆動することが要求される。なお、上記前
後方向と上下方向とは相対的なものである。つまり、マ
ッサ−ジ装置の設置状態によって上記前後方向と上下方
向とは入れ替わることになる。
【0004】従来のマッサ−ジ装置においては、上述し
た揉み機能と、叩き機能とを備えているものがある。し
かしながら、これらの機能はマッサ−ジ体の運動方向が
全く異なる。つまり、揉み機能においてはマッサ−ジ体
の運動方向が上述したように平面上における幅方向と前
後方向であり、叩き機能の場合には上記平面に対して交
差する上下方向となり、これら全ての運動方向に同時に
駆動できるようにしたものが開発されていなかった。
【0005】そのため、従来のマッサ−ジ装置において
は、利用者は揉みあるいは叩きのマッサ−ジを選択的に
受けなければならず、同時に受けることができないとい
う不便があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ッサ−ジ装置は、揉みと叩きのマッサ−ジを同時に受け
ることができないという不便があった。
【0007】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、揉みと叩きのマッサ−
ジを同時に受けることができるようにしたマッサ−ジ装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ベ−スと、このベ−スに回転自在に支持
された支軸と、この支軸に偏心しかつ支軸の軸線と交差
する方向に対して互いに逆方向に傾斜して設けられた一
対のカム体と、このカム体に中途部が上記支軸の軸線方
向に沿う幅方向に揺動自在かつ上記軸線方向と交差する
第1の方向にスライド自在に支持されたア−ム体と、こ
のア−ム体の一端部に設けられたマッサ−ジ体と、上記
支軸を回転駆動して上記ア−ム体の一端部に設けられた
マッサ−ジ体を上記カム体の傾斜角度と偏心量に応じて
上記幅方向と上記第1の方向とに交差する第2の方向に
変位させる第1の駆動手段と、上記ア−ム体の他端側を
駆動しこのア−ム体を所定の範囲内で上記第1の方向に
スライドさせる第2の駆動手段とを具備したことを特徴
とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、マッサ−ジ体は、第1の駆
動手段によって幅方向と第2の方向とに駆動することが
でき、第2の駆動手段によって第1の方向に駆動するこ
とができるから、利用者に揉みと叩きのマッサ−ジを付
与することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1と図2に示すマッサ−ジ装置Mは上面が
開口した箱形状のベ−ス1を備えている。このベ−ス1
は図9に示すように幅方向両側の側壁の外面側にそれぞ
れ補助側壁1aが複数の連結軸1bによって平行に連結
されている。また、ベ−ス1の側壁間には、第1のキ−
溝2がほぼ全長にわたって形成された支軸3が回転自在
に架設されている。この支軸3には一対のカム体4が所
定の偏心量で偏心し、かつ上記支軸3の軸線に対して所
定の傾き角度で傾斜して設けられている。上記カム体4
の偏心量をe、傾き角度をθとする。なお、一対のカム
体4は上記支軸3の軸線に対して互いに逆方向に傾斜し
ている。
【0011】上記カム体4は外周面にカム面が形成さ
れ、内周面には軸方向一端側に開放した第2のキ−溝7
が形成されている。この第2のキ−溝7と上記支軸3の
第1のキ−溝2とにはスライドキ−8が設けられてい
る。それによって、一対のカム体4は上記支軸3の軸線
方向に沿ってスライド自在となっている。
【0012】上記カム体4は図6と図7に示すように断
面ほぼU字状に形成されたマウントベ−ス9の一対の側
壁間に設けられている。つまり、このマウントベ−ス9
の一対の側壁の前端側下部には上記支軸3が回転自在か
つ軸方向にスライド自在に挿通された通孔9aが形成さ
れている。この通孔9aの上方には一対の支持孔9bが
形成されている。この支持孔9bには一対のガイド軸9
cが支持され、このガイド軸9cには2つ割りされたス
ライダ9dが上記ガイド軸9cに沿ってスライド自在に
支持されている。このスライダ9dには保持孔9eが形
成されている。また、マウントベ−ス9の側壁上端間に
はコ字状の補強プレ−ト9fが設けられている。
【0013】上記カム体4の外周面には環状の連動体1
0が軸受11を介して回転自在に取付けられている。こ
の連動体10の外周面には軸状の突起10a(図4に示
す)が突設されている。この突起10aは上記スライダ
9dの保持孔9eに保持されている。突起10aの上端
には第1のリング体12が取付けられている。この第1
のリング体12には球面軸受13が揺動自在に設けら
れ、この球面軸受け13にはア−ム体14の中途部がス
ライド自在に支持されている。このア−ム体14の上記
ベ−ス1の前端側に突出した一端部にはゴムや合成樹脂
などで作られたマッサ−ジ体15が取付けられている。
【0014】上記ア−ム体14の他端には第2のリング
体16が連結されている。この第2のリング体16は、
上記マウントベ−ス9の一対の側壁の後方上部間に設け
られたロ−リングガイド17に球面軸受18を介して回
転自在かつ揺動自在に支持されている。上記ロ−リング
ガイド17は2分割されている。各ロ−リングガイド1
7は図6に示すように一端部に円盤部18aが形成さ
れ、軸方向に沿って偏心孔18bが穿設されている。そ
して、各ロ−リングガイド17は、一端部を上記マウン
トベ−ス9の側壁内面に設けられたガイドホルダ19に
複数の球体19aを介して回転自在に支持されている。
【0015】上記マウントベ−ス9の背面下部には矩形
状の取付部20が形成されている。この取付部20には
図4に示すように両端面を除く外面がゴムなどの弾性材
21aによって覆われた角柱状のめねじ体21が保持さ
れている。このめねじ体21にははねじ軸22が螺合さ
れている。このねじ軸22は上記ベ−ス1の側壁間に回
転自在に架設されており、その一端側には右ねじ部22
aが形成され、他端側には左ねじ部22bが形成されて
いる。したがって、ねじ軸22を回転駆動すれば、一対
のマウントベ−ス9は上記ねじ軸22の回転方向に応じ
て接近あるいは離反する方向に駆動されるようになって
いる。
【0016】一方のマウントベ−ス9に設けられたロ−
リングガイド17の偏心孔18bには第1の駆動軸25
の中途部が回転自在に支持され、他方のマウントベ−ス
9に設けられたロ−リングガイド17の偏心孔18bに
は第2の駆動軸26の中途部が同じく回転自在に支持さ
れている。これら第1、第2の駆動軸25、26の一端
部は重合し、図3に示すように円盤状の第1の回転体2
7に、この回転中心Oからそれぞれ所定寸法ずれて取付
けられている。これら駆動軸のずれ量を図3にdで示
す。なお、この実施例においては、上記ずれ量dは各駆
動軸の半径よりもわずかに小さく設定されている。その
ため、第1の回転体27に取付けられる一方の連結軸の
外周部の一部は軸方向に沿って偏平状に切り落されてい
る。
【0017】上記第1の回転体27は上記ベ−ス1の幅
方向中央部で、しかも上記支軸3よりもベ−ス1の後方
側(図2における上側)に立設されたセンタホルダ28
に回転自在に取付けられている。上記第1の駆動軸25
の他端部は第2の回転体29にその中心から寸法dだけ
ずれた偏心位置に連結されている。この第2の回転体2
9は上記ベ−ス1の一方の側壁に設けられた第1の軸受
体31に回転自在に支持されている。上記第2の駆動軸
26の他端部は第3の回転体32にその中心から寸法d
だけづれて連結されている。この第3の回転体32は上
記ベ−ス1の他方の側壁に設けられた第2の軸受体33
に回転自在に支持されている。
【0018】上記第3の回転体32の上記側壁の外面側
に露出した端面には第1の被駆動軸34aが突設されて
いる。この被駆動軸34aには歯付きの第1の従動プ−
リ35が一方向クラッチ36を介して設けられている。
上記第1の従動プ−リ35の外側の端面には第2の被駆
動軸34bが上記第1の被駆動軸34aと同軸に突設さ
れている。上記一方向クラッチ36は図5に破線で示す
上記第1の従動プ−リ35が矢印Aで示す時計方向に回
転したときにだけ、上記第1の従動プ−リ35と上記第
1の被駆動軸34aとを一体的に回転し、反時計方向の
回転に対しては第1の被駆動軸34aを連動させること
なく、第1の従動プ−リ35だけが回転するようになっ
ている。
【0019】上記第2の被駆動軸34bは、上記ベ−ス
1の一方の側壁の外面と補助側壁1aとの間に設けられ
たカバ−37内に突出し、その突出端部には第1のヘリ
カルギヤ38が嵌着されている。この第1のヘリカルギ
ヤ38には第1のウオ−ムギヤ39が噛合している。こ
の第1のウオ−ムギヤ39は、図5に示すように上記カ
バ−37内に所定の角度で傾斜して回転自在に支持され
た歯車軸41の一端部に設けられている。この歯車軸4
1の他端部には第2のウオ−ムギヤ42が設けられてい
る。この第2のウオ−ムギヤ42には第2のヘリカルギ
ヤ43が噛合している。この第2のヘリカルギヤ43は
上記ベ−ス1の側壁から突出した上記支軸3の端部3a
に嵌着されている。
【0020】上記ベ−ス1内後部の幅方向一端部には第
1の駆動源44が配設されている。この第1の駆動源4
4は、モ−タ44aと減速機構44bとから構成され、
この減速機構44bの出力軸45は上記ベ−ス1の側壁
の外面側に突出している。この出力軸45には歯付きの
駆動プ−リ46が嵌着されている。上記ベ−ス1の側壁
と補助側壁1aとの間には支持軸47が回転自在に架設
されている。この支持軸47には減速プ−リ48が設け
られ、この減速プ−リ48と上記駆動プ−リ46とには
第1のタイミングベルト49が張設されている。
【0021】上記支持軸47には中間プ−リ51が設け
られている。この中間プ−リ51と上記従動プ−リ35
とには第2のタイミングベルト52が張設されている。
したがって、上記駆動プ−リ46が図5に矢印Aにて示
す時計方向に回転駆動され、この駆動プ−リ46の回転
が第1、第2のタイミングベルト49、52を介して第
1の従動プ−リ35に伝達されと、この第1の従動プ−
リ35の回転が第1、第2のギヤ列を介して支軸3に伝
達されるとともに、上記一方向クラッチ36を介して第
1の被駆動軸34aが突設された第3の回転体32にも
伝達されるようになっている。
【0022】上記支軸3とともにカム体4が回転する
と、このカム体4に中途部が揺動自在に連結されたア−
ム体14の一端に設けられたマッサ−ジ体15が上記カ
ム体4の偏心量eによって支軸3の軸線方向と交差する
図1にYで示す上下方向(第2の方向とする)と、傾斜
角度θによって図1にXで示す支軸3の軸線方向に沿う
幅方向とに往復駆動されるようになっている。偏心量e
と傾斜角度θとが合成されたマッサ−ジ体15の点Sの
軌跡を図1にTで示す。つまり、一対のマッサ−ジ体1
5は図1の紙面において上下方向と幅方向の運動が合成
された軌跡Tで示す閉鎖ル−プ状の運動をする。それに
よって、一対のマッサ−ジ体15はこれらの間に挟まれ
た利用者の身体の押圧を繰り返す運動である、揉み運動
をすることになる。
【0023】上記駆動プ−リ46が図5における矢印A
方向に回転駆動されることで、上記一方向クラッチ36
を介して第3の回転体32が回転駆動されると、この第
3の回転体32と第1の回転体27との偏心位置に両端
部が連結された第2の駆動軸26が偏心量dに応じて偏
心回転する。また、第1の回転体27と第2の回転体2
9との偏心位置に両端部が連結された第1の駆動軸25
も偏心回転する。これら駆動軸25、26が偏心回転す
ることで、これらの中途部に回転自在に設けられたロ−
リングガイド17も偏心回転する。それによって、上記
ロ−リングガイド17に球面軸受18および第2のリン
グ体16を介して連結されたア−ム体14の他端部が駆
動されるから、このア−ム体14は図2に矢印Zで示す
前後方向(第1の方向とする)に往復駆動される。つま
り、マッサ−ジ体15は利用者の身体を叩く、叩き運動
をする。このとき、偏心位置が180度ずれた第1の駆
動軸25と第2の駆動軸26とで一対のア−ム体14を
それぞれ駆動していることにより、一方のア−ム体14
に設けられたマッサ−ジ体15と他方のア−ム体14に
設けられたマッサ−ジ体15との上下方向の運動が逆に
なる。つまり、一対のマッサ−ジ体15は利用者の身体
を交互に叩くようになっている。
【0024】上記ねじ軸22の一端部は図1と図2に示
すようにベ−ス1の他方の側壁外面側に突出している。
この突出端部には第1の減速プ−リ53が嵌着されてい
る。上記側壁と補助側壁1aとの間には取付軸54が回
転自在に架設されている。この取付軸54には小径プ−
リ55と第2の減速プ−リ56とが嵌着されている。上
記第1の減速プ−リ53と上記小径プ−リ55とには第
1のタイミングベルト57が張設されている。
【0025】上記ベ−ス1の幅方向他端部後方には第2
の駆動源58が配設されている。この第2の駆動源58
はモ−タ58aと減速機構58bとから構成されてい
る。この減速機構58bからの出力軸59はベ−ス1の
側壁外面に突出し、その突出端には駆動プ−リ61が嵌
着されている。この駆動プ−リ61と上記第2の減速プ
−リ56とには第2のタイミングベルト62が張設され
ている。
【0026】上記第2の駆動源58が作動してその出力
軸59が回転駆動されれば、その回転は4つのプ−リを
介して上記ねじ軸22に伝達される。ねじ軸22が回転
すれば、このねじ軸22の左ねじ部22aと右ねじ部2
2bとに一端部が螺合された一対のマウントベ−ス9が
互いに逆方向に駆動される。つまり、一対のマウントベ
−ス9は接離する方向に駆動される。これらマウントベ
−ス9はカム体4と一体的に設けられ、このカム体4は
上記支軸3の軸方向に沿ってスライド自在となってい
る。そのため、上記カム体4とともに一端にマッサ−ジ
体15を保持したア−ム体9も連動する。つまり、ねじ
軸22が回転駆動されると、その回転方向によって一対
のマッサ−ジ体15は互いに接近あるいは離反する方向
に駆動されるから、これらの間隔を利用者がマッサ−ジ
を受けようとする部位に合うよう、設定できるようにな
っている。
【0027】上記ベ−ス1の内底部の一方の連結体19
の下端に対応する部分には、図1および図8に示すよう
にL字状の取付けプレ−ト62が立設されている。この
取付けプレ−ト62にはマウントベ−ス9の移動方向で
あるベ−ス1の幅方向に沿って細長いスライダ63がそ
のスライド溝63aに挿入されたねじ63bによってス
ライド自在に取付けられている。このスライダ63の両
端には係合突起64が突設され、一側面には作動突起6
5が突設されている。上記係合突起64はマウントベ−
ス9がねじ軸22によって駆動されることで、そのマウ
ントベ−ス9の側面の係合する。それによって、スライ
ダ63はマウントベ−ス9の移動方向にスライドさせら
れる。
【0028】上記プレ−ト62には上記作動突起65と
対応する部位に一対のリミットスイッチ66が所定間隔
離間して設けられている。これらリミットスイッチ66
は上記スライダ63のスライド方向に応じていずれか一
方が上記作動突起65によって作動させられるようにな
っている。上記スライダ63にはその下面側に開放した
一対の凹部67が形成され、各凹部67にはコイルばね
68が収容されている。また、上記プレ−ト62には一
対の爪69が切起されている。これら爪69は上記凹部
67に挿入され、コイルばね68の一端部に係合してい
る。それによって、スライダ63はマウントベ−ス9に
よって押圧されてスライドするとき、上記コイルばね6
8を圧縮しながらスライドするから、マウントベ−ス9
による押圧が解除されると、コイルばね68の復元力に
よってもとの位置に復帰する。
【0029】上記第1の駆動源44と第2の駆動源58
とには図2に示すようにこれらを遠隔的に操作するコン
トロ−ラ70が接続されている。つまり、このコントロ
−ラ70によって各駆動源44、58の作動方向の正逆
と、作動速度および発停などを制御できるようになって
いる。
【0030】上記構成のマッサ−ジ装置Mは図9に示す
椅子71あるいは図10に示すベット72に組み込まれ
る。図9に示す椅子71は矩形板状の一対の肘掛け体7
3(一方のみ図示)を有する。これら肘掛け体73間に
は、座部体74が連結部材75によって上下方向に揺動
自在に取付けられている。この座部体74の後端には背
部体76の下端が回動自在に連結されている。この背部
体76は上記座部体74の下面に設けられたガススプリ
ング77によって任意の回動角度で保持できるようにな
っている。上記座部体74の下面にはリンク機構78が
設けられ、このリンク機構78の先端には足載せ体79
が連結されている。この足載せ体79は、上記背部体7
6を後方へ倒すことで、上記座部体74を上端側が上昇
する方向へ回動させたときに、上記リンク機構78が折
り畳み状態から伸長するから、座部体74の前方上方へ
ほぼ水平に突出するようになっている。
【0031】上記背部体76には、図示しない駆動源に
よって回転駆動される駆動ねじ軸81が上下方向に沿っ
て回転自在に支持されている。この駆動ねじ軸81には
作動体82が取付けられ、この作動体82は上記駆動ね
じ軸81が回転することでこのねじ軸81に沿って移動
するようになっている。なお、背部体76にはガイドロ
ッド83が上記駆動ねじ軸81と平行に架設されてい
る。このガイドロッド83には上記作動体82の側面に
設けられたガイドロ−ラ84が係合している。それによ
って、作動体82はねじ軸81とともに回転することな
く移動するようになっている。そして、上記作動体82
に上記マッサ−ジ装置Mが取付けられている。
【0032】このような構成によれば、利用者が座部体
74に座って背部体76に寄り掛かることで、背中のほ
ぼ全体に上記マッサ−ジ装置Mのマッサ−ジ体15によ
り、マッサ−ジを受けることができる。
【0033】図10に示すベット72は上面が開放した
箱状体91を有する。この箱状体91の長手方向一端部
には駆動機構92が配設されている。この駆動機構92
は図示しない駆動源によって駆動される第1のプ−リ9
3およびこの第1のプ−リ93と逆方向に回転駆動され
る第2のプ−リ94を有する。各プ−リにはワイヤ95
の一端部と他端部とがそれぞれ末端を固着して巻回され
ている。このワイヤ95の中途部は上記箱状体91内の
他端に設けられた中間プ−リ96に係合されている。
【0034】上記ワイヤ95の中間プ−リ96と第1、
第2のプ−リ93、94との間に位置する一対の直線部
分の一方には作動体97が連結されている。この作動体
97は上記箱状体91内の長手方向に沿って設けられた
図示しないガイドロッドに沿って移動自在となってい
る。そして、この作動体97にマッサ−ジ装置Mが取付
けられている。また、箱状体91の上面開口は布地など
のシ−ト98によって覆われている。
【0035】上記駆動機構92が作動して、たとえば第
1のプ−リ93が図に矢印で示す時計方向、第2のプ−
リ94が反時計方向に回転すると、ワイヤ95の一端側
が第1のプ−リ93に巻き取られ、他端側が第2のプ−
リ94から繰り出される。それによって、ワイヤ95の
作動体97が連結された直線部分は矢印方向に走行する
から、その走行に作動体97が連動する。したがって、
利用者がシ−ト98上に仰臥すれば、背面の全体にわた
ってマッサ−ジを受けることができる。
【0036】なお、マッサ−ジ装置Mをベッド72に利
用する場合、マッサ−ジ装置Mにはその走行およびマッ
サ−ジ体15の動きを円滑にするために支持ロ−ラ99
が回転自在に設けられる。つまり、この支持ロ−ラ99
によってシ−ト98上に仰臥した利用者の荷重を受ける
ことができるようになっている。
【0037】上記構成のマッサ−ジ装置Mにおいて、第
1の駆動源44を作動させて駆動プ−リ46を図5に矢
印Aで示す時計方向に回転駆動すると、第1、第2のタ
イミングベルト49、52を介して従動プ−リ35が同
じく時計方向に回転駆動される。この従動プ−リ35の
回転は、ギヤ列を介して支軸3に伝達されるとともに、
一方向クラッチ36を介して第1の被駆動軸34aにも
伝達される。
【0038】上記支軸3が回転駆動されると、この支軸
3に取付けられたカム体4によってマッサ−ジ体15が
支持された取付体9が偏心量eに応じた偏心回転と、傾
き角度θに応じた支軸3の軸線方向に沿う揺動運動をす
る。つまり、一対のマッサ−ジ体15は支軸3の軸線方
向に沿う幅方向と、軸線と交差する上下方向に駆動さ
れ、平面上において図1にTで示すル−プ状の軌跡を描
く揉み運動をするから、利用者の身体を揉みほごす。
【0039】上記支軸3とともに一方向クラッチ36を
介して第1の被駆動軸34aが回転駆動されることによ
り、この第1の被駆動軸34aに一体的に設けられた第
3の回転体32が回転駆動される。この第3の回転体3
2が回転することで、これに偏心して一端部が連結され
た第2の駆動軸26と、この第2の駆動軸26に第1の
回転体27を介して一端部が上記第2の駆動軸26と軸
線をずらして連結された第2の駆動軸27とがそれぞれ
位相を180度ずらして偏心回転する。それによって、
各駆動軸25、26の中途部に設けられたロ−リングガ
イド17が偏心回転(長円運動)するから、このロ−リ
ングガイド17に設けられた第2のリング体16も偏心
回転する。その偏心回転に上記第2のリング体16に連
結されたア−ム体14が連動するから、このア−ム体1
4の一端に設けられたマッサ−ジ体15は図2に矢印Z
で示す前後方向に往復変位する。それによって、マアッ
サ−ジロ−ラ15は、利用者に揉みと叩きの両方のマッ
サ−ジを同時に付与することになるから、マッサ−ジ効
果を十分に高めることができる。
【0040】上記支軸3と上記第1、第2の駆動軸2
5、26との回転速度の比を、たとえば1:20に設定
すれば、マッサ−ジ体15は、図1にTで示すル−プ状
の揉み運動を1回行う間に、上下方向に20回往復して
叩き運動を行うことになる。
【0041】また、一対のマッサ−ジ体15の叩き運動
は、位相が180度づれているから、利用者がマッサ−
ジを受ける部位を交互に叩くことになり、そのことによ
っても、利用者に快適なマッサ−ジ効果を与えることが
できる。
【0042】上記第1の駆動源44による駆動プ−リ4
6の回転方向を矢印Aと逆方向にすると、第1の従動プ
−リ35と第1の被駆動軸34aとの間に設けられた一
方向クラッチ36が上記第1の被駆動軸34aに対して
空回りするため、ウオ−ムギヤ列を介して支軸3だけが
回転駆動される。それによって、一対のマッサ−ジ体1
5はル−プ状の軌跡Tで示す幅方向と上下方向とに駆動
され、上下方向には駆動されることがないから、利用者
には揉み運動によるマッサ−ジだけを付与することにな
る。つまり、叩き運動によるマッサ−ジは、利用者が選
択することができる。
【0043】また、第2の駆動源58を作動させてねじ
軸22を回転させれば、このねじ軸22に形成された右
ねじ部22aと左ねじ部22bとに螺合された一対のマ
ウントベ−ス9を接近する方向あるいは離間する方向に
駆動することができる。
【0044】上記一対のマウントベ−ス19には、マッ
サ−ジ体15がア−ム体14を介して一体的に取付けら
れている。したがって、マウントベ−ス9を駆動すれ
ば、これにマッサ−ジ体15が連動して支軸3の軸方向
に沿ってスライドすることになるから、一対のマッサ−
ジ体15の間隔を調節することができる。つまり、マッ
サ−ジを受ける利用者の体格や受ける部位などに応じて
一対のマッサ−ジ体15の間隔を調節することで、快適
かつ効果的にマッサ−ジを受けることができる。
【0045】一対のマッサ−ジ体15の間隔は、ベ−ス
1の内底部に設けられた一対のリミットスイッチ66に
よって最大と最小が設定されている。そのため、第2の
駆動源54を離間方向に作動させ過ぎて一対の取付体9
をベ−ス1の両側壁にぶつけたり、一対のマウントベ−
ス9が接近し過ぎるなどのことを防止できる。
【0046】なお、上記一実施例ではマッサ−ジ体の上
下動である叩き運動は第1の駆動源の駆動力を一方向ク
ラッチを介して第1の駆動軸と第2の駆動軸とに伝達す
るようにした。つまり、第1の駆動源によって支軸と上
記第1、第2の駆動軸とを駆動できる構成としたが、こ
れら支軸と第1、第2の駆動軸とを別々の駆動源で駆動
する構成であってもよい。
【0047】また、マッサ−ジ体はア−ム体に固定して
設けたが、ロ−ラ状に形成して回転自在に設けるように
してもよい。そのようにすれば、図9や図10に示すよ
うにマッサ−ジ装置を椅子やマットに走行自在に設けて
利用する場合、その走行を円滑に行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、支軸に偏
心しかつ支軸の軸線と交差する方向に対して互いに逆方
向に傾斜してカム体を設け、このカム体に一端部にマッ
サ−ジ体が回転自在に設けられたア−ム体の中途部をス
ライド自在に支持し、このア−ム体を上記カム体の傾斜
角度と偏心量に応じて幅方向と上下方向に駆動するとと
もに、前後方向に往復駆動するようにした。
【0049】したがって、上記マッサ−ジ体は幅方向と
上下方向とに駆動されることで揉み運動をし、前後方向
に往復駆動されることで叩き運動をするから、利用者の
身体に対して揉みと叩きのマッサ−ジを同時に付与し、
マッサ−ジ効果を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図。
【図5】図1のC−C線に沿う側面図。
【図6】マウントベ−ス部分の分解斜視図。
【図7】マウントベ−スの背面側から見た斜視図。
【図8】一対のマッサ−ジ体の間隔を制御するリミット
スイッチの取付け構造の斜視図。
【図9】ベ−スの斜視図。
【図10】マッサ−ジ装置を椅子に装着した構成の概略
図。
【図11】同じくマットに適用した場合の概略図。
【符号の説明】
1…ベ−ス、3…支軸、4…カム体、14…ア−ム体、
15…マッサ−ジ体、25、26…第1、第2の駆動軸
(第2の駆動手段)、36…一方向クラッチ(第1、第
2の駆動手段)、38、43…第1、第2のヘリカルギ
ヤ(第1の駆動手段)、39、42…第1、第2のウオ
−ムギヤ(駆動手段)、44…第1の駆動源(第1、第
2の駆動手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベ−スと、このベ−スに回転自在に支持
    された支軸と、この支軸に偏心しかつ支軸の軸線と交差
    する方向に対して互いに逆方向に傾斜して設けられた一
    対のカム体と、このカム体に中途部が上記支軸の軸線方
    向に沿う幅方向に揺動自在かつ上記軸線方向と交差する
    第1の方向にスライド自在に支持されたア−ム体と、こ
    のア−ム体の一端部に設けられたマッサ−ジ体と、上記
    支軸を回転駆動して上記ア−ム体の一端部に設けられた
    マッサ−ジ体を上記カム体の傾斜角度と偏心量に応じて
    上記幅方向と上記第1の方向とに交差する第2の方向に
    変位させる第1の駆動手段と、上記ア−ム体の他端側を
    駆動しこのア−ム体を所定の範囲内で上記第1の方向に
    スライドさせる第2の駆動手段とを具備したことを特徴
    とするマッサ−ジ装置。
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