JPH03159647A - マッサージ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野： 本発明は主として手持ら式のマッサージ機の改良に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来より、例えば実公昭６２　　２０４４ｊ３公報に見
られるように、振動子を往復運動させて、幾通りかある
マッサージ技法のうち施療部位を打ち叩く叩打法を得る
ようにした手持ち式のマッザージ機が知られている。

又、さらに治療効果をあげるため、例えば特公昭６４−
９０２１ｑ公報に見られるように揉み法と振せん法とを
併せ行うもの等、複数のマッサージ技法を併せ行うこと
のできる据置型のマッサージ機が知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、複数のマッサージ技法を併せ行うことが
できるもの【こみいては構造が複雑かつ大型となり、据
置型に限定ざれ、施療部位も肩，背中，腰，脚部等の特
定部位以外には使用できないといった課題があった。

一方、主に手持ち式の小型のマッサージ機は据置型のも
のに比べ施療部位も特定されず、どの部位にも使用でき
る汎用性はあるが、小型である為、叩打法マッサージ機
では叩打法単一のマッサージ技法しかできず、肩，腰，
脚部等の疲労回復には効果があっても、頭部．頚部，＠
面部等には叩打作用による反動が生じて機体がはずんだ
り、部位に痛みが生じたりして使用し難く、叩打法のみ
で全ての施療部位に対して効果的なマッサージを行うこ
とは困難であるという課題があった。

そこで本発明は上記の課題を解決することを目的とし、
叩打法によるマッサージと揉み法によるマッサージとを
併せ行うことができながらマッサージ機全体の大きさを
コンパクト化させることができ、小型な手持ち式にして
どの施療部位にも効果的に使用できるマッサージ機を提
供することにある。

［課題を解決するための手段１ かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するため
の手段として次の溝戒を取った。即ち、ケース内に配設
され回転する回転部材により往復運動自在な振動子を叩
打運動させるマッサージ機において、 前記回転部材の回転中心から傾斜させた傾斜軸を前記ケ
ース外部へ突出させて前記回転部材に一体的に設け、前
記傾斜軸と互いに遊転可能な揉み部材を前記傾斜軸に冠
合させ、前記回転部材により前記傾斜軸を介して前記揉
み部材の先端を円運動させ、前記揉み部材を揉み運動さ
せることを特徴とするマッサージ機の構戒がそれである
。

また、前記揉み部材を前記傾斜軸に遊転自在に冠合させ
るために、前記傾斜軸の先端と前記揉み部材との間に転
動自在なボールを介装すると共に、前記傾斜軸の前記回
転部材側において前記揉み部材と前記傾斜軸との間に傾
斜軸軸受けを設けるとよい。

［作用］ 前記構成を有する本発明のマッサージ閑は、回転する回
転部材が、往復運動自在な振動子を身体の施療部位に対
して叩打運動させると共に、傾斜軸を回転部材の回転中
心周りに回転させ、傾斜軸に遊転自在に冠合させた揉み
部材の先端を円運動させ、揉み部材を身体の施療部位に
対して揉み運動させる。

また、揉み運動時には、傾斜軸先端と揉み部材との間に
介装されたボールが転動し、傾斜軸の回転部材側におい
て揉み部材と傾斜軸との間に設けられた傾斜軸軸受けが
揉み部材と傾斜軸とを回動可能に支持し、揉み部材と傾
斜軸との間で円滑な遊転が行われる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例であるマッサージ機の一部破
断上面図、第２図は外形を略示する斜視図である。略Ｔ
字型のケース本体１の内部にはモータ２と箱型状のギア
ボックス４とが収納ざれており、ギアボックス４の略中
央部にはウオーム６を介してモータ２により回転ざれる
回転部材８が配設されている。回転部材８は、周囲にウ
オーム６とかみ合う閾を備えた円筒形のウオームホイー
ル部１０と、ウォームホイール部１０に中心を一致させ
て一体形成ざれた回転軸部１２とを備えている。回転軸
部１２は、回転部材８が回転軸部１２の軸中心周りに回
転自在であるように、軸受け１４とボールベアリング１
５によって支承されている。そして、ウオームホイール
部１０の回転軸部１２と反対側には回転軸部１２の軸中
心と所定量偏心させた位置に偏心ピン１６が一体的に設
けられ、偏心ピン１６には、偏心ピン１６の周りを回動
自在であるプッシュ１８が代着されている。

プッシュ１８は、長方形の係合口２０を有する係合部材
２２に摺動可能に嵌入されており、係合部材２２は、ギ
アボックス４内に収納され左右両端が同方向に折り曲げ
られた略長方形板状のレバー２４の略中央部に一体的に
設けられている。

また、レバー２４の左右両端を折り曲げた部分にはそれ
ぞれ振動子軸２６ａ．２６ｂの一端が螺着され、振動子
軸２６ａ．９５ｂの釉方向が艮方形の係合口２０の長辺
方向と直交するように取り付けられている。振動子軸２
６ａ．２６ｂはそれぞれギアボックス４に取り付けられ
た軸受けメタル２８ａ．２８ｂによって軸方向にのみ往
復運動可能であるように支承されている。これにより、
偏心ピン１６が回転軸部］２の軸中心周りに揺動回転す
るとプッシュ１８が係合口２０の長辺方向に遭動すると
共に、レバー２４は振動子＠）＋２６ａ．２６ｂの軸方
向に押され、振動子軸２６ａ，２６ｂを軸方向に往復運
動させるように構成ざれている。

一端をレバー２４に螺着した振動子軸２６ａ，２６ｂの
他端は円ｔ主状の振動子３０ａ，３０ｂの一端に固定ざ
れている。そして、振動子３０ａ．３０ｂの他端は叩打
面３２ａ，３２ｂとして形成ざれており、これらの叩打
面３２ａ．３２’ｂが振動子軸２６ａ，２６ｂの往復運
動方向を向くように構或されている。これらの叩打面３
２ａ，３２ｂは往復運動ざれた際に身体の施療部位を叩
打する溝或のものであればよく、本実施例では、一方の
叩打面３２ａには小突起３４が一面に設けられ、他方の
叩打面３２ｂには適当な丸みがつけられている。また、
ケース本体１の両端には振動子３０ａ．３０ｂの一部を
覆うように形或されたカバー３６８，３６ｂが螺着ざれ
ている。

ざらに、レバー２４とギアボックス４に設けられた仮体
３８との間には、板体３８の表面を一定の押圧力を有し
て慴動できるスライドクッション４０がレバー２４に取
り付けられて介装され、レバー２４の往復運動を円滑に
するように構或されている。

一方、一端がウォームホイール部１０と一体形威された
回転軸部１２の他端には、垂直＠ｌＩ４２の一端が軸中
心を一致させて螺着し、その他端には回転］軸部１２の
軸中心方向から傾斜した方向の法線を有する傾斜而４８
が形成されている。そしてこの傾斜面４８には傾斜＠ｌ
ｌ４４がその一端を螺着させ、傾斜Ｉ！！ｌｉｌ４４の
軸中心が回転軸部１２の軸中心から顛斜した状態で立設
されている。傾斜軸４４の先端部は、ケース本体１に設
けられ回転軸部１２の軸中心を中心とする円形の開口部
５０からケース本体１の外部に突出している。

又、傾斜軸４４の先端には傾斜軸４４の軸中心と中心を
一致させた凹部５２が形或されている。

そして、凹部５２に傾斜軸４４の軸中心の延長上に中心
を配置させたボール５４が転動自在に嵌合されていると
共に、傾斜＠４４の先端部は揉み部材としての揉み玉５
６に一体形威した軸受け部５８に嵌合されて、傾斜軸４
４の先端と軸受け部５８との間に転動自在なボール５４
が介装されるように構成ざれている。なお、本実施例で
はボール５４と軸受け部５８との間にスラスト板５９が
介装されている。また、傾斜軸４４の垂直＠４２側にお
いて、傾斜軸４４と揉み玉５６との間に｛頃斜＠軸受け
６０が配置され、この傾斜＠軸受け６０は揉み玉５６に
固定ざれている。傾斜軸４４には、傾斜軸軸受け６０が
ボール５４方向に抜けて、揉み玉５６が傾斜軸４４から
抜けるのを防止する抜け止め６１が取り付けられている
。なお、抜け止め６１と傾斜軸軸受け６０との間には傾
斜軸軸受け６０を垂直軸４２側に付勢してがたつきを防
止するための１帛且のワッシャ−６２と■ばね６３が介
装されている。

揉み玉５６はその先端部に揉み玉５６の運動時に身体の
施療部位に当接する揉み部６４を備えており、本実施例
においては、揉み玉５６の先端を、傾斜軸４４の立設方
向を向いた略半球状に形戊して揉み部６４とし、その上
を例えばゴム等を用いたカバー６５で覆っている。又、
揉み玉５６の下端部は、揉み玉５６の運動時に身体の施
療部位が揉み玉５６とケース本体１に設けた開口部５０
との間に挟み込まれるのを防止する挟み込み防止部６６
として形成されている。本実施例においてこの挟み込み
防止部６６は、傾斜軸４４の軸中心と回転軸部１２の輔
中心とが交わる交点Ｃを中心とする球面状に形或される
と共に、挟み込み防止部６６の下端が揉み玉５６の運動
時に常にケース本体１の内側に位置し、開口部５０と挟
み込み防止部６６との間隙６７がなるべく小さくなるよ
うに形成ざれてあり、その間隙６７が揉み玉５６の運動
時においても常に一定であるように構成されている。

また、開口部５０の周囲には開口部５０と同心の環状立
上り部６８がケース本体１の外側に向かって立設され、
間隙６７との間の所定の間隔が安全スペース７０として
形成されている。安全スペース７０を設けたことにより
、間隙６７は立上り部６８の縁よりケース本体１内方に
位置し、揉み玉５６の運動時に手指或いは施療部位が間
隙６７に挟み込まれるのを防止することができる。

次に本実施例のマッサージ機の作肋について説明する。

モータ２がウォゴム６を介して回転部材８を回転させる
と、回転部材８が偏心ピン１６を回転軸部１２の軸中心
周りに施回運動させ、プッシュ１８を係合口２０の長辺
方向に１習動させると共に、レバー２４を振動子軸２６
ａ．２６ｂの輔方向に往復運動させる。そして振動子軸
２６ａ．２６ｂをその軸方向に往復運動させて振動子３
０ａ．３ｏｂを叩打運動させる。

又、回転部材８は偏心ピン１６を駆動するだけでなく、
垂直軸４２を介して傾斜＠ｂ４４を回転軸部１２の軸中
心周りに回転させると共に、揉み部６４の先端が第２図
の矢印八に示すような円運動をするように揉み玉５６を
回転させる。回転する揉み玉５６を身体に当接ざせた場
合には、ボール５４が転勅し、傾斜軸軸受け６０が揉み
玉５６と傾斜軸４４とを回動可能に支持し、揉み玉５６
と傾斜＃Ａ４４との間で円滑な遊転が行われ、揉み玉５
６は身体に対して揉み運動する。

そして、この様な叩打運動をする振動子３　０　ａ．　
，３０ｂ、或いは揉み運動をする揉み玉５６を身体の任
意の施療部位に当てかうことによりマッサージをする。

このため、コンパクトな手持ち式のマッサージ機であり
ながら叩打法によるマッサージと揉み法によるマッサー
ジとを併せ行うことができる。例えば、肩，腰，脚部等
に対しては主に振動子３０ａ，３Ｑｂの叩打運動により
筋肉深部まで叩打法によるマッサージ作用を浸透させる
ことができる。又、頭部，頚部，顔面部等、叩打法では
叩打による痛みや振動子３０ａ，’３０ｂのはずみよっ
て使用が不適となる部位に対しては、揉み玉５６の揉み
運動により、主に施療部位表面付近に揉み法による効果
的なマッサージを行うことができる。もちろん、肩，腰
，脚部等に対して揉み法によるマッサージを行ってもよ
い。この時揉み玉５６と傾斜ｌＮＩ４４との間では遊転
が行われるので、揉み運動時の摩擦による施療部位の炎
症を防止することができる。

ざらには、たとえ肩，腰，脚部等であっても、いきなり
強度の叩きによるマッサージを行うと、急激な反応によ
って施療部位に痛みが走ったりして適切でないが、当初
は揉み法による軽度のマッサージで施療部位の血流を促
進させるなどして体調を整えた後、叩打法を行ったり、
又、叩打法による強度のマッサージの後に揉み法による
軽度のマッサージをすることで、急激に高まった血圧等
を除々に整えるなど、より有効なマッサージ効果を一台
の機械で与えることができる。

そしてざらには、揉み玉５６を施療部位に圧接させれば
指圧する作用も得て、揉み作用と指圧作用を同時に得る
ことができる。この時、ＦＭ療部位に圧接させた揉み玉
５６には圧接の反力が加わり、傾斜軸４４との間に摩擦
を生じさせるが、ボール５４が転勅し、傾斜軸軸受け６
０が揉み玉５６と傾斜軸４４とを回動可能に支持するの
で施療部位に摩隙による炎症を生じさせることなく、好
適なマッサージ効果を得ることができる。

次に他の実施例について説明する。第３図、第４図に示
すマッサージ機の実施例においては、略円板状のアタッ
チメント１００を前記実施例の揉み玉５６に外嵌して装
着し、アタッチメント１００か揉み部材として構或され
ている。アタッチメント１００は、アタッチメント１０
０の運動時に身体の施療部位に当接する曲面状の揉み面
１０２を備えており、本実施例においてはこの揉み面１
０２上に略円錐形状の突起１０４が多数設けられている
。又、この揉み而１０２の反対側には揉み玉５６に嵌合
する凹部１０．６が設けられ、この凹部１０６を揉み玉
５６の先端に外嵌ざせることにより、揉み玉５６にアタ
ッチメント１００を固定できるように構成されている。

揉み玉５６は身体に当接する部分が小さく、丁度指でツ
ボ等の一点を集中して揉む感覚を得たい場合には有効で
ある。そして、比較的広い施療部位を全体的に揉む場合
には、アタッチメント１００＠装着することにより、丁
度手のひらで揉むような感覚を得ることができる。

このように必要に応じてアタッチメント１００を揉み玉
５６に装着して使用することによって、施療部位に応じ
た揉みマッサージを行うこともできる。尚、アタッチメ
ント１００は揉み玉５６と一体に形戒してもよい。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
様な実施例に何等限定ざれるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る
ことは勿論である。例えば、傾斜軸４４を用いる代わり
に、偏心した平行な２つの軸を有するクランク軸の一端
を回転軸部１２に取り付け、その他端に揉み玉５６を冠
合させることにより、回転軸部１２に取り付けたクラン
ク軸の一端とその他端とを結ぶ抽象的な傾斜軸を，構成
して、揉み玉５６の先端を円運動させても本発明は実施
可能である。

し発明の効果］ 以上詳述したように本発明のマッサージ機は、回転する
回転部材が振動子を叩打運勅させると共に、傾斜軸を回
転させ、揉み部材を揉み運動させるので、叩打法による
マッサージと揉み法によるマッサージとを｛ｊｆせ行う
ことが可能でありながら、マッサージ機全体の大きざを
コンパクト化させることができ、手持ら式にしてどの施
療部位にも使用することができる。そのため、例えば肩
，＠，脚部等には叩打法、頭部・頚部・顔面部等には揉
み法というように、各々の部位によってより適切なマッ
ザージ技法を使い分けることができる。もちろん、肩，
腰，脚部等に対しても揉み法を行ってもよい。ざらに、
肩，腰，脚部等に対して、揉み法による軽度のマッサー
ジで体調を整えた後、叩打法を行ったり、叩打法による
強度のマッサージの後に揉み法を行って急激に高まった
血圧等を徐々に整えるなど、より有効なマッサージ効果
を一台の機械で与えることができ、使い勝手が非常に良
くなる。そしてざらには、揉み部材を施療部位に圧接さ
せれば揉み法に加えて指圧法によるマッサージ効果を同
時に得ることができる。

また、ボールと傾斜軸軸受けとによって揉み部材と傾斜
軸との間で円滑な遊転が行われるので、揉み部材を施療
部位に圧接させてもＦｊ擦で炎症が生じるようなことも
なく、揉み作用に力ｌえてより強い指圧作用を併せ行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのマッサージ機の一部
破断上面図、第２図は本実施例のマッサージ機の外形を
略示する斜視図、第３図は本発明の他の実施例としての
マッサージ機の上面図、第４図は第３図に示したマッサ
ージ機の正面図である。 １・・・ケース本体 ８・・・回転部材 ３０ａ．３０ｂ・・・振動子 ４４・・・傾斜軸 ５４・・・ポール ５６・・・揉み玉 ６０・・・傾斜＠ｌＩ＠受け

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケース内に配設され回転する回転部材により往復
   運動自在な振動子を叩打運動させるマッサージ機におい
   て、 前記回転部材の回転中心から傾斜させた傾斜軸を前記ケ
   ース外部へ突出させて前記回転部材に一体的に設け、前
   記傾斜軸と互いに遊転可能な揉み部材を前記傾斜軸に冠
   合させ、前記回転部材により前記傾斜軸を介して前記揉
   み部材の先端を円運動させ、前記揉み部材を揉み運動さ
   せることを特徴とするマッサージ機。
2. （２）前記傾斜軸の先端と前記揉み部材との間に転動自
   在なボールを介装すると共に、前記傾斜軸の前記回転部
   材側において前記揉み部材と前記傾斜軸との間に傾斜軸
   軸受けを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のマッサージ機。