JP3711338B2 - 揺動回転形回転継手装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、入力軸の駆動を出力軸に回転伝達する回転継手装置であって、特に、入力軸と出力軸との交差角を大きくして、ロボットのアーム等において、駆動機構部のオフセット量を無くしてコンパクト化を図り、人・動物等の関節的な駆動に近似させることのできる揺動回転形回転継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に直角に回転を伝える機構としては、傘歯車、食い違い歯車、ウォーム及びウォーム歯車等の歯車機構、並びにピンカム機構があり、これらは直角方向への動力伝達、減速機等、減速を含めた形でも多く使用されている。単純な等速継ぎ手として使用されるものは、この中で同じ歯数を持った傘歯車方式のものが、例えば、図13に示すように、ロボット関節部をはじめ多くの分野で使用されている。更に、交差角を持ったものとして、球面を利用した自動車用の等速ジョイントや自在継手等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの回転を伝える機構の中で、直角に等速で動力を伝えるものとして、傘歯車があるが、互いの歯が軸より離れた位置において外接するため、同時噛み合い歯数も少なく、且つ、噛み合いの遊び、また、軸のたわみ等の影響による回転精度や、位置決め精度の低下や、回転時の騒音が発生しやすい等の課題がある。
【0004】
また、食い違い傘歯車、ウォーム及びウォームホイールについては、噛み合いは改善されるが、軸中心が直角に交わらないため、機構配置においてスペース等が制約される等の課題がある。入出力軸の交差軸が直角以下の直線に近いものとしては、自在継手、等速ジョイントがあり、自動車の駆動軸等広く使用されているが、これらは直角には動力を伝達できない課題がある。本発明に係る揺動回転形回転継手装置は、このような課題を解消するために提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る揺動回転形回転継手装置の上記課題を解決するための要旨は、本体に回転自在に支持される入力軸と、該入力軸の回転によって該入力軸に係合する入力揺動軸を介して揺動回転運動される揺動体と、該揺動体と係合し支持する固定入力案内盤と、前記揺動体に係合して揺動回転される出力用揺動体と、該出力用揺動体に係合し揺動回転支持する固定出力案内盤と、前記出力用揺動体に突設された出力揺動軸に回転自在に係合された出力軸とでなることである。
【0006】
前記揺動体と出力用揺動体との係合は、これらの一方に設けられた循環溝と他方に設けられた凹部と、前記循環溝と凹部との間に介在して摺接する球体とで構成されて係合していること、;
更に、前記入力軸と入力揺動軸との軸心の交差角βは、略0゜< β ≦20゜の範囲であること、;
前記入力軸と入力揺動軸との軸心の交差角βは、略0゜< β ≦20゜の範囲であり、出力揺動軸と出力軸との軸心の交差角γは、略0゜< γ ≦20゜の範囲であること、; 交差角βと、交差角γとは、β≧γの関係にあること、;
揺動体が略球状体に形成され、固定入力案内盤と固定出力案内盤とによって、与圧を付与されて支持されていることを含むものである。
【0007】
本発明に係る揺動回転形回転継手装置によれば、球状体の揺動体を揺動回転させて出力用揺動体を介して出力軸を回転させることで、出力軸の交差角度αを任意に変えて回転伝達させる回転継手装置となるものであり、更に、回転伝達力の変動を無くし、揺動体と出力用揺動体との係合部に与圧を与えてバックラッシュを減少させることで、回転精度及び位置決め精度の向上が図られ、並びに、回転伝達駆動に伴う騒音を減少させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る揺動回転形回転継手装置1について図面を参照して説明する。該揺動回転形回転継手装置1は、図1に示すように、この回転継手装置の本体2に回転自在に支持される入力軸3と、該入力軸3の回転によって該入力軸3に係合する入力揺動軸4aを介して揺動回転運動される揺動体4と、該揺動体4と係合し支持する固定入力案内盤5と、前記揺動体4に係合して揺動回転される出力用揺動体6と、該出力用揺動体6に係合し揺動回転支持する固定出力案内盤7と、前記出力用揺動体6に突設された出力揺動軸6aに回転自在に係合された出力軸とで、概ね構成されている。
【0009】
この揺動回転形回転継手装置1は、入力軸3と出力軸8との間に、略球形状に形成された揺動体4を介在させて、該揺動体4の球状体表面に係合手段を設けて出力軸8を係合させ、入力軸3の軸心i(X軸方向)に対して出力軸8の軸心n(Z軸方向)を、ある範囲内の交差角αにおいて任意に回転駆動伝達の方向を設定できるようにしたものである。
【0010】
前記入力軸3は、この回転継手装置の本体2にベアリングで回転自在に支持されている。そして、装置内部における入力軸3の一端部には、軸心iに対して交差角β(略0゜< β ≦20゜)の孔軸心となる軸受け凹部3aが設けられている。該軸受け凹部3aには、揺動体4の表面から突設された入力揺動軸4aが、前記交差角βと軸心w_inを一致させて配設され、その先端部がベアリングで回転自在に支持される。
【0011】
前記揺動体4は、全体が略球状体に形成されており、その表面の一部から前記入力揺動軸4aが突設されている。該入力揺動軸4aの軸心w_inは、揺動体4の球中心O(オー)を通るように設けられている。
【0012】
前記揺動体4は、本体2の下部に設けられた固定入力案内盤5で支持され、その支持構造は、図1乃至図2に示すように、球状体の揺動体4の表面に設けられた凹部であるボールポケット4bと、該ボールポケット4bに回転自在に嵌合・収納される球体であるボール9と、前記固定入力案内盤5の凹面に刻設された円形状の循環溝5aとで構成されている。この一実施例では、ボールポケット4bと循環溝5aとが各々10箇所設けられている。
【0013】
前記ボールポケット4bと前記循環溝5aとの関係について説明する。前記ボール9に係合する固定入力案内盤5の循環溝5aにおける、ボール球心軌跡bと、ボール9の球心の初期設定値P0の位置を、図3に示す。図中において、中央部の軌跡aは、入力揺動軸4aにおけるある一点の、入力軸3を回転させた時の軌跡を示す。各軌跡上の黒点は、初期設定位置を示す。
【0014】
このボール球心軌跡bは、入力軸3の軸心iに対して、入力揺動角となる交差角β(略0゜< β ≦20゜)をもって入力軸3を回転させたときに得られる、揺動体4に設けた各ボール9の球心軌跡であって、次式によって算出される。θは、入力軸3の回転角である。図4に示すように、任意の一点(初期位置)P0として、軸心i周りのθ回転後の座標位置をP1、該P1を入力揺動軸4aの軸心w_inに座標変換した位置がP2とすると、
【式1】 P1=Po・Ei・θ
【式2】 P2=P1・Ew_in(−θ)
となる。但し、Eは、前記入力軸3の軸心iの回転θに関する変換マトリクスである。
この軌跡bにより、前記ボール9と同じ形状の工具で加工生成すると、必要な循環溝5aとボールポケット4bが得られる。交差角βの角度範囲は略0゜< β ≦20゜としたが、これは、循環溝の形状やスペースなどを勘案して実用上適当な範囲となるように考慮して設定してある。一例として、上記実施例では、β=10゜である。
【0015】
次に、前記ボール9と共に、出力揺動体6及びボール10を介して球状体の揺動体4を支持するボール11の軌跡を求める。当該ボール11と、これに係合する固定出力案内盤7の循環溝7a(図5参照)と、出力用揺動体(ボールリテーナともいう)6の外周面に設けられたボールポケット6d(図6(C)参照)との関係は、図1において、出力軸8から前記ボール11を見れば、上記入力軸3に対するボール9との関係と同様の関係にあるので、前記ボール9の軌跡bを求めるのと同様な手順で求めることができる。
【0016】
まず、構成において、前記出力軸8は、前記固定出力案内盤7に回転自在に設けられており、該出力軸8の一端部側には、軸心nに対して交差角γ(略0゜<γ ≦20゜)の孔軸心となる軸受け凹部8aが設けられている。該軸受け凹部8aには、出力用揺動体6から突設された出力揺動軸6aが、前記交差角γとその軸心w_outを一致させて配設され、その先端部がベアリングで回転自在に支持される。前記出力揺動軸6aの軸心w_outは、揺動体4の球中心O(オー)を通るように設けられている。
【0017】
そこで、前記ボール11の球心の軌跡を算出するには、前記ボール11の球心の初期位置を任意に決めてこの位置をP3、出力軸8の軸心をn、出力揺動体6の出力揺動軸6aの軸心をw_out、出力揺動角となる交差角をγとして、前記【式1】乃至【式2】における記号を入れ替えて求めるものである。この実施例では等速回転させるので出力軸8の回転を入力軸3の回転と等しくθとすると、以下のように、
P0 → P3
P1 → P4
P2 → P5
i → n
β → γ
軸心w_in → 軸心w_out
θ → θ (等速の場合)
にそれぞれ置き換えるものである。なお、出力軸8を回転させた場合の前記ボール11の球心の軌跡cを図7に示す。
【0018】
この軌跡cにより、前記ボール11と同じ形状の工具で加工生成すると、必要な循環溝7aとボールポケット6dが得られる。交差角γは、略0゜< γ ≦20゜の範囲内において設定されるが、実施例では、5゜である。
【0019】
更に、前記入力軸側の交差角βとの関係において、β≧γの関係にある。これは、入力軸3による交差角βで揺動回転させた揺動体4の揺動回転運動を出力軸8にスムーズに伝達させるためである。具体的な構成として、図5に示すように、前記固定出力案内盤7の循環溝7aは、周方向に略均等にして11箇所設けられており、また、これに対応して、図6(C)に示すように、出力揺動体6の外周面にボールポケット6dが、周方向に11箇設けられている。
【0020】
このように、前記ボール9と前記ボール11とにより、揺動体4は、その球中心O(オー)が位置ズレすることなく、且つ、入力揺動軸4aと出力揺動軸6aとの各々の軸心周りにスピンすることなく揺動自在に支持されるものである。
【0021】
次に、揺動体4の上部には、揺動回転伝達用に、出力用揺動体6との係合を図る円形状の循環溝4cが、図8に示すように、例えば、上部の周方向に10箇所設けられている。一方、図6(A),(B)に示すように、出力用揺動体6の内面6cには、ボールポケット6bが、前記循環溝4cに対応して、10箇所設けられている。そして、図1に示すように、該ボールポケット6bに球体であるボール10が回動自在に嵌合されている。
【0022】
前記循環溝4c,ボールポケット6b及びボール10は、入力軸3の回転によって揺動回転された揺動体4から、前記出力用揺動体6に当該揺動回転を伝達する為のものである。前記円形状であるが各々異なった大きさの複数の循環溝4cが全体で、前記ボール10を介して出力用揺動体6を揺動回転させる。
【0023】
前記出力用揺動体6の出力揺動軸6aは、出力軸8の軸心nから偏芯した位置に軸心w_outを設定することにより、前記揺動体4からの力はクランク運動として、出力軸8の回転運動に変換され、該出力軸8を回転させる。この場合において、一つのボールではクランク運動での死点ができて出力軸8を回転させることができないので、複数の溝とボールとを干渉がない範囲で、平均的に配置することにより、前記死点を回避させて円滑な回転を得るものである。
【0024】
前記揺動体4の循環溝4cとボールポケット6bとに係合するボール10の初期設定位置P6と、該循環溝4cにおけるボール球心軌跡eとを図9に示す。前記ボール10の中心軌跡eを算出するには、前記軌跡の算出手順と同様にして行うものである。
【0025】
まず、任意に初期位置P6を決めて、これを軸心nの周りにθ回転させた位置P7とし、それを、出力揺動軸6aの軸心w_outで座標変換した位置P8とする。この軌跡dは、実際には製品に形として現れない中間の仮想軌跡であり、円形状の軌跡となる。
【0026】更に、揺動体4の循環溝4cは、前記仮想軌跡dから入力軸3の揺動運動を差し引くことで中心運動軌跡eが求められる。即ち、前記軌跡の算出手順と同様にして繰り返して、前記位置P 8 を入力揺動軸4aの軸心w_inに座標変換して位置P9とし、更に、入力軸3の軸心iに座標変換して軌跡eを求めるものである。
【0027】
こうして、この揺動回転形回転継手装置1では、入力軸3がθ回転すると、入力揺動軸4aが球中心O(オー)を中心として軸心iの周りに回転し、揺動体4が揺動回転する。そして、環状溝4c,ボール10,ボールポケット6bの係合により出力用揺動体6が揺動回転し、出力揺動軸6aが球中心O(オー)を中心にして軸心nの周りを回転して、出力軸8をθ回転させ、入力軸方向に対して直交方向の出力軸に、等速に回転伝達される。
【0028】
なお、前記ボールポケット4b,6b,6dと循環溝5a、4c、7aとは、その断面形状を、図10(A)に示すように、半球状とし、その他、ゴシック形(図10(B))、V形(同図(C))とすることもできで、摩擦や加工の容易性などにより適宜に選択できるものである。
【0029】
また、前記循環溝とボールポケットとの関係を、逆にして、例えば、揺動体4の循環溝4cをボールポケットにし、出力揺動体6のボールポケット6bを循環溝にしてボール10をその間に配設しても良い。その場合の、ボール10の初期位置と循環溝の軌跡、仮想軌跡を図11に示す。
【0030】
更に、揺動体4に与圧を付与するには、固定出力案内盤7を本体2に取り付ける際に、取付面に与圧を与えるように寸法調整した間座やシムを使う方法や、バネやゴム等の弾性体を介在させ、一定のトルクで締め付けるようにして行うものである。
【0031】
揺動回転形回転継手装置の他の実施例として、図12に示すように、入力軸3と出力軸8との交差角αを、例えば、110゜にした揺動回転形回転継手装置1aがある。これは、入力揺動軸4aと、出力用揺動体6及び固定出力案内盤7とが干渉しないように、どの程度まで出力軸8を入力軸3に近づけられるかの限界を試したものである。概ね、交差角α≦110゜程度まで可能である。また、逆に、0゜<α<70゜の範囲では、図1において左側の固定入力案内盤5と、出力用揺動体6と固定出力案内盤7とが干渉するので、前記左側の固定入力案内盤5を本体2から取り外すことで対応できる。
【0032】
本発明に係る揺動回転形回転継手装置1,1aは、入力軸3に対して、交差角αにして出力軸8を設定することができることになり、例えば、ロボットアーム等の限られた狭いスペースにおいて、方向を変えて回転駆動を伝達させる場合に極めて有効であり、バックラッシが無く伝達効率が向上し、騒音も静粛になるものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る揺動回転形回転継手装置は、本体に回転自在に支持される入力軸と、該入力軸の回転によって該入力軸に係合する入力揺動軸を介して揺動回転運動される揺動体と、該揺動体と係合し支持する固定入力案内盤と、前記揺動体に係合して揺動回転される出力用揺動体と、該出力用揺動体に係合し揺動回転支持する固定出力案内盤と、前記出力用揺動体に突設された出力揺動軸に回転自在に係合された出力軸とでなるので、入力軸に対する出力軸の交差角をある角度範囲内で自由に設定することができるようになり、駆動伝達装置のコンパクト化に貢献すると共に、設計自由度が飛躍的に大きくなると言う優れた効果を奏するものである。
【0034】
また、本発明の揺動回転形回転継手装置により、交差角αを自由に設定できると共に、球状体の揺動体が前記固定入力案内盤と固定出力案内盤とにより揺動軸周りにスピンすることなく、入力軸の回転によって揺動回転するものである。
【0036】
前記揺動体と出力用揺動体との係合は、これらの一方に設けられた循環溝と他方に設けられた凹部と、前記循環溝と凹部との間に介在して摺接する球体とで構成されて係合しているので、揺動体がスムーズに揺動回転されるものである。
【0037】
前記入力軸と入力揺動軸との軸心の交差角βは、略0゜< β ≦20゜の範囲であること、また、前記出力揺動軸と出力軸との軸心の交差角γは、略0゜< γ ≦20゜の範囲であることとするので、実用にかなう回転伝達装置となる。
【0038】
前記交差角βと、交差角γとは、β≧γの関係にあるので、回転伝達がスムーズに行われる。前記揺動体が略球状体に形成され、固定入力案内盤と固定出力案内盤とによって、与圧を付与されて支持されているので、バックラッシのない、伝達効率の優れた静粛な揺動回転形回転継手装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る揺動回転形回転継手装置1の半断面にした正面図である。
【図2】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、固定入力案内盤5を半断面にして示した側面図(A)、正面図(B)である。
【図3】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、ボール9の軌跡bを示す説明図である。
【図4】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1において、ボール初期位置P 0 を軸心i、軸心w_inで回転させた場合の軌跡を示す説明図である。
【図5】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、固定出力案内盤7の半断面にして示す側面図(A)と、正面図(B)である。
【図6】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、出力揺動体6の正面図(A)、半断面で示す側面図(B)、背面図(C)である。
【図7】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1において、ボール11の球心の軌跡cを示す説明図である。
【図8】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、揺動体4の正面図(A)と、側面図(B)である。
【図9】同本発明に係る揺動回転形回転継手装置1における、揺動体循環溝4cのボール球心軌跡eを示す説明図である。
【図10】ボールポケットと循環溝との溝断面形状の例を示す図(A)、(B)、(C)である。
【図11】本発明の他の実施例に係るもので、循環溝とボールポケットとの関係を逆にした場合の、ボール10の初期位置と循環溝の軌跡、仮想軌跡を示す説明図である。
【図12】交差角α=110゜にした場合の揺動回転形回転継手装置1aの、一部を破断して示す正面図である。
【図13】従来例に係る回転伝達機構の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a 揺動回転形回転継手装置、 2 本体、
3 入力軸、 3a 軸受け凹部、
4 揺動体、 4a 入力揺動軸、
4b ボールポケット、 4c 循環溝、
5 固定入力案内盤、 5a 循環溝、
6 出力用揺動体、 6a 出力揺動軸、
6b ボールポケット、 6c 内面、
6d ボールポケット、 7 固定出力案内盤、
7a 循環溝、 8 出力軸、
8a 出力軸凹部、 9、10,11 ボール。
Claims (5)
- 本体に回転自在に支持される入力軸と、
該入力軸の回転によって該入力軸に係合する入力揺動軸を介して揺動回転運動される揺動体と、
該揺動体と係合し支持する固定入力案内盤と、
前記揺動体に係合して揺動回転される出力用揺動体と、
該出力用揺動体に係合し揺動回転支持する固定出力案内盤と、
前記出力用揺動体に突設された出力揺動軸に回転自在に係合された出力軸とでなること、
を特徴とする揺動回転形回転継手装置。 - 揺動体と出力用揺動体との係合は、これらの一方に設けられた循環溝と他方に設けられた凹部と、前記循環溝と凹部との間に介在して摺接する球体とで構成されて係合していること、
を特徴とする請求項1に記載の揺動回転形回転継手装置。 - 入力軸と入力揺動軸との軸心の交差角βは、略0゜< β ≦20゜の範囲であり、出力揺動軸と出力軸との軸心の交差角γは、略0゜< γ ≦20゜の範囲であること、
を特徴とする請求項1に記載の揺動回転形回転継手装置。 - 交差角βと、交差角γとは、β≧γの関係にあること、
を特徴とする請求項3に記載の揺動回転形回転継手装置。 - 揺動体が略球状体に形成され、固定入力案内盤と固定出力案内盤とによって、与圧を付与されて支持されていること、
を特徴とする請求項1に記載の揺動回転形回転継手装置。
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