JPH0227985Y2 - - Google Patents

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JPH0227985Y2
JPH0227985Y2 JP4245085U JP4245085U JPH0227985Y2 JP H0227985 Y2 JPH0227985 Y2 JP H0227985Y2 JP 4245085 U JP4245085 U JP 4245085U JP 4245085 U JP4245085 U JP 4245085U JP H0227985 Y2 JPH0227985 Y2 JP H0227985Y2
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weaving
sleeve
lever
shaft
eccentricity
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、例えば溶接作業などに用いられるウ
イービング装置、特に作業を中断することなく振
幅幅を調節可能なウイービング装置、に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 主として溶接に用いられる従来のウイービング
装置としては、例えば特公昭50−38374号公報、
特開昭58−109293号公報などに示されるものがあ
る。特開昭58−109293号公報には、外周にみぞを
有する円板状の揺動リングを回転駆動源によつて
駆動するようにし、この揺動リングの傾斜を調節
可能とし、揺動リング外周のみぞにかみ合うピン
を有する揺動体を揺動させるようにしたものが示
されている。この揺動体に例えば溶接トーチが連
結される。揺動リングの傾斜を調整することによ
り、揺動量、すなわちトーチの振幅幅を調節する
ことができる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このような従来のウイービング装置
は、構造が複雑で大型化し、動力損失が大きいと
いう問題点がある。すなわち、上記特開昭58−
109293号公報に示されるものの場合には、回転軸
上に球面軸受を介して比較的径の大きい揺動リン
グが設けられており、しかもこの揺動リングを傾
斜させる必要があるため、大きなスペースを必要
とし、更にこの揺動リングの外周のみぞに揺動体
のフオーク状の部分に取り付けられたピンをはめ
合わせてフオーク状部分を揺動させるようにして
あるため、揺動リングの外周に更に大きなスペー
スを必要とする。また、周速の大きい揺動体リン
グの外周のみぞを揺動体フオーク状部分のピンが
しゆう動するため動力伝達効率が低下していた。
本考案は、上記のような問題点を解決することを
目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、回転軸端部に配置される球面軸受の
偏心量を調節可能にすると共にこの球面軸受によ
つてウイービングレバーを直接揺動させするよう
にすることにより、上記問題点を解決する。すな
わち、本考案によるウイービング装置は、回転駆
動源(後述の実施例では、電動機12)と、回転
駆動源により回転駆動される回転軸と、回転軸端
部に回転軸直交方向のピンを支点として回転可能
に取り付けられる偏心量調節用レバーと、回転軸
に対してこれと一体に回転するが軸方向には移動
可能に設けられるスリーブと、スリーブの軸方向
位置を調節可能なスリーブ位置調節機構(実施例
では、調整軸42、調整板40などにより構成さ
れる)と、スリーブの軸方向への移動を偏心量調
節用レバーの回動に変換するようにスリーブと偏
心量調節用レバーの一端側とを連結する直動・回
転変換機構(実施例では、ピン34及び長穴3
6)と、偏心量調節用レバーの他端側に設けられ
る球面軸受と、揺動可能に設けられたウイービン
グ軸と、ウイービング軸を支点としてこれと一体
に揺動するように連結されるウイービングレバー
と、球面軸受の回転運動をウイービングレバーの
揺動運動に変換するように両者を連結する回転・
揺動変換機構(実施例では、長穴48及び球面軸
受44)と、を有している。
(ホ) 作用 回転駆動源を作動させて回転軸を回転させると
偏心量調節用レバー及びこれに取り付けられた球
面軸受もこれと共に回転する。球面軸受の中心と
回転軸の軸線とが一致している場合にはウイービ
ングレバーは揺動しないが、球面軸受が偏心して
いる場合には回転・揺動変換機構の作用によりそ
の偏心量に応じてウイービングレバーが揺動す
る。球面軸受の回転軸に対する偏心量はスリーブ
位置調節機構によつて調節することができる。す
なわち、スリーブ位置調節機構によつてスリーブ
の軸方向位置を変えると、スリーブは直動・回転
変換機構によつて偏心量調節用レバーと連結され
ているため偏心量調節用レバーはスリーブの移動
量に応じて回動する。偏心量調節用レバーの回動
によつてその他端に取り付けられた球面軸受の偏
心量が変化する。従つて、スリーブ位置調節機構
を操作することにより、ウイービングレバーの揺
動量を調節することができる。この調節は回転軸
の回転中(すなわち、溶接作業中)においても行
うことができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1〜4図
に基づいて説明する。
ハウジング10のほぼ中央部に回転駆動源であ
る電動機12が固定されており、その回転力は複
数の歯車14,16,18及び20から成る減速
機構を介して回転軸22に伝達されるようにして
ある。
回転軸22は軸受24及び26によつてハウジ
ング10に対して回転可能に支持されている。回
転軸22の歯車20が取り付けられた端部とは反
対側の端部にはスリツト22aが設けられてお
り、このスリツト22a内にピン28によつて偏
心量調節用レバー30が回動可能に取り付けられ
ている。また、回転軸22の外周にはスリーブ3
2が軸方向に移動可能にはめ合わされている。ス
リーブ32にも回転軸22のスリツト22aと対
応する位置にスリツト32aが設けられており、
このスリツト32a内に前述の偏心量調節用レバ
ー30の一端側が位置している。スリーブ32と
偏心量調節用レバー30とは、ピン34及びこれ
がはまり合う長穴36からなる直動・回転変換機
構37により連結されている。すなわち、スリー
ブ32にピン34が固着され、偏心量調節用レバ
ー30に長穴36が設けられている。これによ
り、スリーブ32が軸方向に移動したときピン3
4が長穴36内を滑動し、偏心量調節用レバー3
0をピン28を支点として回動させることができ
る。スリーブ32の外周には球軸受38を介して
調整板40が設けられている。調整板40はスリ
ーブ32と軸方向には一体に移動するが回転はし
ない部材である。調整板40はめねじを有してお
り、これには調整軸42のおねじ42aがかみ合
わせてある。調整軸42はハウジング10外部か
らノブ42bを操作することにより回転させるこ
とができる。調整板40及び調整軸42がスリー
ブ位置調節機構43を構成する。偏心量調節用レ
バー30の長穴36が設けられた側の端部とは反
対側の端部には軸部30aが形成されており、こ
の外周に球面軸受44が設けられている。球面軸
受44のアウターレース44aはウイービングレ
バー46の長穴48とはまり合つている。この長
穴48と球面軸受44とにより回転・揺動変換機
構49が構成されている。ウイービングレバー4
6はハウジング10に対して軸受50及び52に
よつて揺動可能に支持されたウイービング軸54
に対してこれと一体に揺動するようにキー56に
よつて連結されている。ウイービングレバー46
の上述の長穴48はウイービング軸54を中心と
して半径方向に長い長穴としてある。ウイービン
グ軸54には例えば図示してない溶接トーチが取
り付けられる。
次にこの実施例の作用について説明する。電動
機12を作動させると歯車14,16,18及び
20を介して回転軸22が回転駆動される。偏心
量調節用レバー30はピン28によつて回転軸2
2と連結されているため、回転軸22と共に回転
する。従つて、偏心量調節用レバー30の一端に
設けられた球面軸受44も回転軸22の軸線を中
心として回転する。球面軸受44の中心が第3図
に示すように回転軸22の軸線に対してeだけ偏
心していると、球面軸受44は回転軸2の軸線を
中心として半径eの回転をすることになる。ウイ
ービングレバー46は長穴48によつて球面軸受
44に対して連結されているため、ウイービング
軸54を支点として揺動することになる。ウイー
ビングレバー46の揺動角θ(第4図)は球面軸
受44の偏心量e(第3図)によつて決定させる。
この偏心量eは偏心量調節用レバー30をピン2
8を支点として回動させることにより変えること
ができる。すなわち、調整軸42を操作して回転
させることにより、スリーブ32を第1図中で右
方向へ移動させると、ピン34が長穴36にはま
り合つているため偏心量調節用レバー30はピン
28を支点として第1図中で時計方向に回動す
る。このため、偏心量eが増大する。逆にスリー
ブ32を第1図中で左方向に移動させると、偏心
量調節用レバー30がピン28を支点として反時
計方向に回動し、偏心量eが小さくなる。調整板
40とスリーブ32との間には球軸受38が設け
られているため、回転軸22が回転中であつても
調整軸42を操作することによりスリーブ32を
円滑に移動させて偏心量eを調節することができ
る。すなわち、作業中であつても揺動角θの調節
を行うことができる。なお、この実施例では球面
軸受44をウイービングレバー46に対して長穴
48によつて連結するようにしたが、例えば貫通
していない長みぞなどであつてもよく、回転・揺
動変換機構49としては球面軸受44の回転を拘
束することなく球面軸受44からウイービングレ
バー46の揺動方向への力の伝達が可能な構造で
あれば差し支えない。また、スリーブ32と偏心
量調節用レバー30とを連結する直動・回転変換
機構37は、スリーブ32に取り付けたピン34
と偏心量調節用レバー30に設けた長穴36とに
より構成したが、ピンと長穴との取り付け関係を
互いに逆にしてもよく、スリーブ32の直線運動
を偏心量調節用レバー30の回転運動に変換可能
な機構であればどのような機構であつても差し支
えない。また、調整軸42及び調整板40から成
るスリーブ位置調節機構についても調整板40を
所定位置まで移動させて停止させることができる
構造であれば、その他の構造、例えばラツク及び
ピニオンを用いた構造などとすることもできる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、回
転軸と一体に回転する偏心量調節可能な球面軸受
によつてウイービングレバーを直接揺動させるよ
うにしたので、動力損失を減少させ、しかも必要
スペースの小さい小型なウイービング装置とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるウイービング装置の断面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図は球面軸受の偏心状態を示す図、第4図はウ
イービングレバーの揺動状態を示す図である。 12……電動機(回転駆動源)、22……回転
軸、30……偏心量調節用レバー、32……スリ
ーブ、34……ピン、36……長穴、37……直
動・回転変換機構、40……調整板、42……調
整軸、43……スリーブ位置調節機構、44……
球面軸受、46……ウイービングレバー、48…
…長穴、49……回転・揺動変換機構、54……
ウイービング軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動源と、回転駆動源により回転駆動され
    る回転軸と、回転軸端部に回転軸直交方向のピン
    を支点として回転可能に取り付けられる偏心量調
    節用レバーと、回転軸に対してこれと一体に回転
    するが軸方向には移動可能に設けられるスリーブ
    と、スリーブの軸方向位置を調節可能なスリーブ
    位置調節機構と、スリーブの軸方向への移動を偏
    心量調節用レバーの回動に変換するようにスリー
    ブと偏心量調節用レバーの一端側とを連結する直
    動・回転変換機構と、偏心量調節用レバーの他端
    側に設けられる球面軸受と、揺動可能に設けられ
    たウイービング軸と、ウイービング軸を支点とし
    てこれと一体に揺動するように連結されるウイー
    ビングレバーと、球面軸受の回転運動をウイービ
    ングレバーの揺動運動に変換するように両者を連
    結する回転・揺動変換機構と、を有するウイービ
    ング装置。
JP4245085U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0227985Y2 (ja)

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JP4245085U JPH0227985Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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JPS61158369U JPS61158369U (ja) 1986-10-01
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