JP2512156Y2 - 芯出し機構付き絞り - Google Patents

芯出し機構付き絞り

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JP2512156Y2
JP2512156Y2 JP805690U JP805690U JP2512156Y2 JP 2512156 Y2 JP2512156 Y2 JP 2512156Y2 JP 805690 U JP805690 U JP 805690U JP 805690 U JP805690 U JP 805690U JP 2512156 Y2 JP2512156 Y2 JP 2512156Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、顕微鏡等に用いられる芯出し機構付き絞り
に関する。
〔従来の技術〕
この種従来の芯出し機構付き絞りは、例えば第4図
(分解斜視図)及び第5図(中心軸と直交する平面で切
った断面図)で示した如く、本体リング1と、本体リン
グ1に進退可能に夫々螺着された芯出しネジ2,3並びに
同じく該中心に向う方向に筒状部材4を介して進退可能
に取付けられ且つスプリング5により該中心に向う方向
に付勢された芯出しピン6と、芯出しネジ2,3及び芯出
しピン6により本体リング1内に支持固定され且つ端面
の等分位置に例えば8個の径方向のカム溝7a,……,7hが
形成された固定リング7と、各一端に設けられたピン8
a,……,8hが固定リング7の各カム溝7a,……,7fに夫々
滑合せしめられ且つ約半分ずつ重なり合って内周縁によ
り絞り開口を形成すると共に各他端にもピン9a,……,9h
が設けられた8枚の絞り羽根10a,……,10hと一端が絞り
羽根10a,……,10hを間に置くようにして固定リング7に
回動可能に嵌合せしめられ且つ絞り羽根10a,……,10hの
各他端に設けられたピン9a,……,9hと夫々嵌合する8個
の孔11a,……,11hを有していると共に外周部に外部から
操作可能なレバー12が形成された操作リング11とを備
え、操作リング11を回動させることにより絞り羽根10a,
……,10hを各ピン9a,……,9hを支点として夫々揺動させ
て絞り開口径を変化させると共に、芯出しネジ2,3及び
芯出しピンを適当に進退せしめることにより固定リング
7,絞り羽根10a,……,10h,操作リング11を一体に中心軸
(光軸O)と直交する方向に移動させて芯出しを行うよ
うになっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の如き従来の芯出し機構付き絞りの場
合、芯出しのために固定リング7,絞り羽根10a,……,10
h,操作リング11を一体に中心軸(光軸O)と直交する方
向に移動させると、それらと一緒に外部に露出している
外部操作部であるレバー12も移動してしまうので、本体
リング1の外周面の目盛とレバー12との位置関係が狂っ
てしまい、非常に品位のないものになってしまうという
問題があった。
又、レバー12が外部要因により固定されたままで上記
芯出し操作を行う例えば一方の芯出しネジ2を進退せし
めると、芯出しピン6の先端が支点となり且つスプリン
グ5が伸縮することにより、他方の芯出しネジ3の先端
上を固定リング7の外周面が滑ることにより固定リング
7が操作リング11に対して相対的に回動してしまい、そ
の結果絞り開口径が変化してしまうので、芯出し操作後
再び絞り開口径の調整を行なわなければならないという
問題があった。
更に、絞り開口径が最小の状態で且つレバー12が外部
要因により固定されたまま或はレバー12の代りにモータ
等により操作リング11を駆動する場合のように駆動時以
外で操作リングが固定されている状態で上記芯出し操作
を行うと、芯出し方向によっては絞りの開口径が更に小
さくなり、場合によっては絞り羽根10a,……,10hが破壊
されてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、品位があり、芯出し操
作による絞り開口径の変化や該変化による絞り羽根の破
壊が生じない芯出し機構付き絞りを提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による芯出し機構付き絞りは、本体リングと、
該本体リングに進退可能に夫々取付けられ且つそのうち
の一つがスプリングにより該本体リングの中心に向う方
向に付勢された少なくとも三つの芯出し部材と、該芯出
し部材により前記本体リング内に支持固定される固定リ
ングと、 前記固定リングに回動可能に嵌合せしめられると共に
外部操作部と連結された操作リングと、 前記固定リングと前記操作リングとの間に位置し、各
一端に設けられたピンが前記固定リング或は前記操作リ
ングの何れか一方に設けた複数の孔に夫々嵌合し、各他
端に設けられたピンが前記固定リング或は前記操作リン
グに設けた複数のカム溝に夫々滑合せしめられた複数枚
の絞り羽根とを有し、前記操作リングを回動させること
により前記複数枚の絞り羽根を揺動させて絞り開口径を
変化させると共に、前記芯出し部材を適当に進退せしめ
ることにより少なくとも前記固定リング,複数枚の絞り
羽根を一体に中心軸と直交する方向に移動させて芯出し
を行うようにした芯出し機構付き絞りにおいて、 前記芯出し部材の少なくとも一つの先端と該先端が当
接する前記固定リングの外周面の一部を何れも平坦にす
ると共に、 前記操作リングを、一端が前記固定リングに回動可能
に嵌合し且つ前記複数枚の絞り羽根と連結されていると
共に他端に径方向の溝又は突条が形成された第1回動リ
ングと、一端に該第1回動リングの溝又は突条と滑合す
る径方向の突条又は溝が形成され且つ他端に該突条又は
溝と直交する径方向の溝又は突条が形成された第2回動
リングと、一端に該第2回動リングの他端の溝又は突条
と滑合する径方向の突条又は溝が形成され且つ外部操作
部と連結された第3回動リングとから構成したことを特
徴としている。
〔作用〕
上記構成によれば、芯出し部材の少なくとも一つの先
端と該先端が当接する固定リングの外周面の一部との接
触面が平面であるので、芯出し操作を行うと固定リン
グ,複数枚の絞り羽根,第1回動リングは一体となって
回動せずに中心軸と直交する方向に平行移動せしめられ
る。又、第1回動リングと第3回動リングは第2回動リ
ングを介して中心軸と直交する平面内であって互いに直
交する2方向に相対移動可能に連結されている、所謂オ
ルダム継手で連結されているので、第1回動リングの上
記平行移動はオルダム継手で吸収されてしまい、第3回
動リングには伝わらない。従って、芯出し操作を行って
も第3回動リングは移動しない即ち外部操作部が動かな
いので、本体リングの外周面の目盛とレバーとの位置関
係は変化せず、品位は保たれる。又、レバーが外部要因
により固定されたままで芯出し操作を行っても固定リン
グと第1回動リングは相対回動をしないので、絞り開口
径は変化しない。更に、絞り開口径が最小の状態で且つ
レバーが外部要因により固定されたままで芯出し操作を
行っても絞り開口径が変化しないので、該変化による絞
り羽根の破壊も生じない。
〔実施例〕
以下、図示した一実施例に基づき上記従来例と同一の
部材には同一符号を付して本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案による芯出し機構付き絞りの一実施例
の分解斜視図、第2図及び第3図は夫々上記一実施例の
中心軸と直交する平面で切った断面図及び中心軸を含む
平面で切った断面図である。
本実施例の場合、芯出しピン6の先端と該先端が当接
する固定リング7の外周面の一部7aは何れも平坦になっ
ている。
13は一端が絞り羽根10a,……,10hを間に置くようにし
て固定リング7に回動可能に嵌合せしめられ且つ絞り羽
根10a,……,10hの各ピン9a,……,9hと夫々嵌合する孔13
a,……,13hを有していると共に他端面に径方向の溝14が
形成された第1回動リング、15は一端面に第1回動リン
グ13の溝14と滑合する径方向の突条16が形成され且つ他
端面に該突条16と直交する径方向の突条17が形成された
第2回動リング、本体リング1に回動可能に嵌合せしめ
られていると共に一端面に第2回動リング15の突条17と
滑合する径方向の溝19が形成され且つ外周部にレバー12
が形成された第3回動リングであって、この説明から明
らかなように、第1回動リング13と第3回動リング18は
第2回動リング15を介して中心軸(光軸O)と直交する
平面内であって互いに直交する2方向に相対移動可能に
連結されている、所謂オルダム継手で連結されており、
これらが上記従来例における操作リング11に相当してい
る。
本実施例は上述の如く構成されており、芯出しピン6
の先端と該先端が当接する固定リング7の外周面の一部
7aとの接触面が平面であるので、芯出し操作を行う例え
ば芯出しネジ2を進退せしめると、スプリング5が伸縮
しつつも、固定リング7,絞り羽根10a,……,10h,第1回
動リング13は一体となって回動せずに中心軸と直交する
方向に平行移動せしめられる。又、第1回動リング13と
第3回動リング18は所謂オルダム継手で連結されている
ので、第1回動リング13の上記平行移動はオルダム継手
で吸収されてしまい、第3回動リング18には伝わらな
い。従って、芯出し操作を行っても第3回動リング18は
移動しない即ちレバー12が動かないので、本体リング1
の外周面の目盛とレバー12との位置関係は変化せず、品
位は保たれる。又、レバー12が外部要因により固定され
たままで芯出し操作を行っても固定リング7と第1回動
リング13は相対回動しないので、絞り開口径は変化せ
ず、従って芯出し操作後再び絞り開口径の調整を行う必
要もない。更に、絞り開口径が最小の状態で且つレバー
が外部要因により固定されたままで芯出し操作を行って
も絞り開口径が変化しないので、該変化による絞り羽根
10a,……,10hの破壊も生じない。
尚、レバー12を操作して第3回動リング18を回動せし
めた場合、該回動が直ちに第2回動リング15を介して第
1回動リング13に伝えられて第1回動リング13の固定リ
ング7に対する相対回動を生じ、各絞り羽根10a,……,1
0hが各ピン9a,……,9hを支点として揺動して絞り開口径
が変化せしめられるのは言うまでも無い。又、溝14と突
条16又は突条17と溝19は夫々互いに上記と反対側の部材
に形成されても良いことは言うまでも無い。又、オルダ
ム継手は、溝と突条の組み合わせ以外のものから構成さ
れても良い。又、芯出し部材は四つ以上でもかまわな
い。更に、上記実施例とは反対に、固定リングに孔を設
け且つ第1回動リングにカム溝を設けても同様な作用が
得られる。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案による芯出し機構付き絞りは、品
位があり、芯出し操作による絞り開口径の変化や該変化
による絞り羽根の変化が生じないという実用上重要な利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による芯出し機構付き絞りの一実施例の
分解斜視図、第2図及び第3図は夫々上記一実施例の中
心軸と直交する平面で切った断面図及び中心軸を含む平
面で切った断面図、第4図は従来例の分解斜視図、第5
図は上記従来例の中心軸と直交する平面で切った断面図
である。 1……本体リング、2,3……芯出しネジ、4……筒状部
材、5……スプリング、6……芯出しピン、7……固定
リング、8a,……,8h,9a,……,9h……ピン、10a,……,10
h……絞り羽根、12……レバー、13……第1回動リン
グ、13a,……,13h……孔、14,19……溝、15……第2回
動リング、16,17……突条、18……第3回動リング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体リングと、該本体リングに進退可能に
    夫々取付けられ且つそのうちの一つがスプリングにより
    該本体リングの中心に向う方向に付勢された少なくとも
    三つの芯出し部材と、該芯出し部材により前記本体リン
    グ内に支持固定される固定リングと、 前記固定リングに回動可能に嵌合せしめられると共に外
    部操作部と連結された操作リングと、 前記固定リングと前記操作リングとの間に位置し、各一
    端に設けられたピンが前記固定リング或は前記操作リン
    グの何れか一方に設けた複数の孔に夫々嵌合し、各他端
    に設けられたピンが前記固定リング或は前記操作リング
    に設けた複数のカム溝に夫々滑合せしめられた複数枚の
    絞り羽根とを有し、前記操作リングを回動させることに
    より前記複数枚の絞り羽根を揺動させて絞り開口径を変
    化させると共に、前記芯出し部材を適当に進退せしめる
    ことにより少なくとも前記固定リング,複数枚の絞り羽
    根を中心軸と直交する方向に移動させて芯出しを行うよ
    うにした芯出し機構付き絞りにおいて、 前記芯出し部材の少なくとも一つの先端と該先端が当接
    する前記固定リングの外周面の一部を何れも平坦にする
    と共に、 前記操作リングを、一端が前記固定リングに回動可能に
    嵌合し且つ前記複数枚の絞り羽根と連結されていると共
    に他端に径方向の溝又は突条が形成された第1回動リン
    グと、一端に該第1回動リングの溝又は突条と滑合する
    径方向の突条又は溝が形成され且つ他端に該突条又は溝
    と直交する径方向の溝又は突条が形成された第2回動リ
    ングと、一端に該第2回動リングの他端の溝又は突条と
    滑合する径方向の突条又は溝が形成され且つ外部操作部
    と連結された第3回動リングとから構成したことを特徴
    とする、芯出し機構付き絞り。
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