JP2004361589A - ミラーの調整機構及びミラーの調整保持方法 - Google Patents

ミラーの調整機構及びミラーの調整保持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非常に厳しい回転方向と直線方向の位置調整を要求する自由曲面ミラーの調整固定において、部品点数が少なく、かつ少スペースで簡単に調整固定が可能で、低コストな調整機構を実現すること。
【解決手段】自由曲面ミラー1の裏面部に、自由曲面ミラー1の光学的有効範囲のほぼ中心軸上を球の中心とする球面形状部1a、1bを形成し、その自由曲面ミラー1をバネ3a,3bにより、自由曲面ミラー1の球面形状部1a,1bの球の半径と実質上同じ以上の半径を持つ球面部2aを有する調整保持部材2に接するように配置した構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミラーの調整機構及びミラーの調整保持方法に関し、例えば精密な回転方向と直線方向の位置調整を要求する自由曲面ミラーの調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
AV機器、OA機器等の光学応用製品は、光学技術の進歩とともに非球面レンズ等が採用され、高性能化・小型化が進んでいる。しかしながら、部品全体のばらつき等の要因により、ねらいの性能を得るためには調整機構が要求され、特にミラー部品の場合、ミラーの角度が少しずれる事により、反射する光線は倍ずれてしまい、大きく性能に影響してしまう(特許文献1、2参照)。
【0003】
図6に従来のミラーの調整固定構造の一例を示す。ミラー13は固定部品14に接着や金具等により取り付けられている。固定部品14には複数箇所の孔が設けられ、その孔に調整ネジ15a、15b、15cが挿入されている。固定部品14が取り付けられるベース16には調整ネジ15a、15b、15cの孔に対応するめねじと、前記めねじの中央部に突起部16aが形成され、調整ネジ15a、15b、15cにより固定部品14が取り付けられている。
【0004】
ミラー13の角度を調整するには、3個所の調整ネジ15a、15b、15cを光学的な状況を見ながら少しずつ回すことで行う。最終固定は調整ネジ15a、15b、15cの周辺に接着剤を塗布することにより行う。この調整構造は、非常に簡単な構成でミラーの位置及び角度を変える事ができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−84217号公報
【特許文献2】
特開2001−109065号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような調整構造では、直線移動及び回転移動が合わさった調整しかできないため、微妙な精度を要求する光学部品では、長い調整時間を要してしまったり、調整しきれないために性能を犠牲にすることになる。
【0007】
また、直線移動及び回転移動を独立して行う調整機構の場合、非常に複雑になり、ある程度の大きさの空間を必要としてしまい、製品全体のサイズも大きくなる。場合によっては他の構成部品との干渉が起こり、部品をいびつな形状とすることでさらに大きな空間を必要とする。また、調整機構を構成できた場合でも、周辺に他の構成部品が存在するため、調整作業を行う空間を確保することは難しい。
【0008】
自由曲面ミラーの場合、完全に軸対称であると、X、Y、Z軸の3軸方向及びそれらの軸の回転方向の調整が必要となる。特に、光学機器に搭載される場合、絶対的な位置に配置できていないと光軸が設計ねらいとはずれてしまい、本来の性能がでない。ミラーがある量ずれていると、光軸は倍の量ずれることになり、性能に対する影響が大きくなる。
【0009】
通常のミラーと自由曲面ミラーとの調整を比較する。平面ミラーの場合、面内の座標方向(2軸方向分)は調整を無視することができ、残り、ミラー面の法線方向及び、3軸の回転方向の合計4つの調整で絶対的な位置に配置できる。
【0010】
シリンドリカルミラーの場合、曲面の軸方向およびその軸回転は無視でき、残り、2軸方向とその軸回転方向の合計4つの軸方向の調整で絶対的な位置に配置できる。
【0011】
球面ミラーの場合、軸の回転方向は全て無視でき、残り3軸方向、つまり合計3つの軸方向の調整で絶対的な位置に配置できる。
【0012】
非球面ミラーの場合、軸の回転方向のみ無視でき、残り3軸方向及び2軸の回転方向、つまり合計5つの軸方向の調整で絶対的な位置に配置できる。
【0013】
一方、自由曲面ミラーの場合、上述したように、6軸方向の調整が必要であり、最も複雑な調整が必要となる。
【0014】
そこで、本発明は、非常に厳しい回転方向と直線方向の位置調整を要求する自由曲面ミラーの調整固定において、上述の問題点を解消し、部品点数が少なく、かつ少スペースで簡単に調整固定が可能で、低コストな、ミラーの調整機構及びミラーの調整保持方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のミラーの調整機構は、裏面に球面形状部を備えたミラーと、前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材を備えたことを特徴とする。
【0016】
前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることが好ましい。
【0017】
また、前記調整保持部材において、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の孔部であることが好ましい。
【0018】
さらに、前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることが好ましい。
【0019】
また、前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることが好ましい。
【0020】
また、本発明のミラー調整機構は、裏面に球面形状部を備えたミラーと、前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材と、前記調整保持部と結合する第1の直線方向保持部材と、前記第1の直線方向保持部材と結合する第2の直線方向保持部材とを備え、前記調整保持部材と前記第1の直線方向保持部材のいずれか一方に前記ミラーの一方の直線移動を行う2方向のそれぞれに、並んだ少なくとも2個以上のボスを有し、他方に前記方向に長い長孔を有し、前記ボスと前記長孔が嵌合することを特徴とする。
【0021】
また、前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることが好ましい。
【0022】
また、前記調整保持部材において、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の孔部であることが好ましい。さらに、前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることが好ましい。
【0023】
また、前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることが好ましい。
【0024】
また、本発明のミラーの調整機構は、ミラーの裏面に球面形状部を備えたミラーと、前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
また、本発明のミラーの調整機構は、ミラーの裏面に球面形状部を備えたミラーと、前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段と、前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する前記第2の調整保持部材の長孔より短い長孔を有する第3の調整保持部材とを備え、前記第2の調整保持部材と前記第3の調整保持部材はいずれか一方に、ボスを有し、他方に前記ボスと嵌合する孔部を有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は本発明のミラーの調整機構の一実施の形態を示し、同図(a)は断面図、同図(b)は分解斜視図である。ここで、1は自由曲面ミラーであり、自由曲面ミラー1の裏面部には、自由曲面ミラー1の光学的有効範囲のほぼ中心軸上を球の中心とする球面形状部1aと、自由曲面ミラー1の調整を行うためのつまみとなる調整レバー1bが形成されている。2は自由曲面ミラー1を保持するための調整保持部材であり、自由曲面ミラー1の球面形状部1aの球の半径と実質上同じの半径を持つ球面部2aを備え、球面部2aと自由曲面ミラー1の球面形状部1aが接するように配置されている。3a及び3bは自由曲面ミラー1の球面形状部1aと調整保持部材2の球面部2aが常に接するように力を加えるバネである。
【0028】
以上のように構成されたミラーの調整機構について、以下その動作を述べる。自由曲面ミラー1はバネ3a、3bにより調整保持部材2に押し付けられているので、自由曲面ミラー1の球面形状部1aと調整保持部材2の球面部2aは常に接することになり、球面形状部1aの球の中心を中心とした任意の方向の回転を行うことが可能である。調整を行うには自由曲面ミラー1の調整レバー1bを用いて、光学的な状況を見ながら任意の回転方向に少しずつ動かすことで容易にできる。調整後は自由曲面ミラー1の外周部と調整保持部材2との接する部分で接着固定する。回転方向の調整以外の直線移動については、スペーサーの挿入や複数の板状部材により比較的容易に行うことができる。
【0029】
また、上記の調整レバー1bは、調整保持部材2に対し調整作業ができるのであれば削除することが可能である。
【0030】
また、上述の構成では、各部品のばらつき、交差があるとは言え、最初の組み立て時に基準が無く、調整に時間をやや要してしまう。そのために自由曲面ミラー1の外形及び調整保持部材2の外形に基準となる形状を設けたり、両部品に同軸上の孔を設け、ピンを挿入することで組立基準となる構成にすることが望まれる。
【0031】
さらに、上記調整固定構成は、自由曲面ミラーに限らず、精密な調整を必要とする光学部品についても同様に実施可能である。
【0032】
このように、ミラーと調整保持部材との接点を球面としたことで、光により発生した熱により接着部の劣化を避けることができる程度の面積を得られ、必要な強度を確保することが可能となる。また、自由曲面を金属切削加工することも可能であるが、コストの増加を防止するために量産に適した成形品とすることが望ましい。その場合、ミラーの裏面を球面形状とすることで、点接触ではなく面接触させる事ができ、接触点がつぶれ位置ずれが発生するなどの強度的な問題を防止する事が可能となる。
【0033】
(実施の形態2)
図2は本発明のミラーの調整機構の一実施の形態を示し、同図(a)は分解斜視図、同図(b)は側面図と一部拡大図である。図2において、1は自由曲面ミラーであり、自由曲面ミラー1の裏面部には、自由曲面ミラー1の光学的有効範囲のほぼ中心軸上を球の中心とする球面形状部1aが形成されている。4は自由曲面ミラー1を保持する為の調整保持部材であり、自由曲面ミラー1の球面形状部1aの球の半径より小さい半径の円弧形状部4aを含む孔を備え、円弧形状部4aと自由曲面ミラー1の球面形状部1aが接するように配置されている。
【0034】
以上のように構成されたミラーの調整機構について、以下、その動作を述べる。
【0035】
自由曲面ミラー1はバネ(図示せず)等により調整保持部材4に押し付けられているので、自由曲面ミラー1の球面形状部1aと調整保持部材4の円弧形状部4aは常に接することになり、球面形状部1aの球の中心をほぼ中心とした任意の方向の回転を行うことが可能である。調整後は自由曲面ミラー1の外周部と調整保持部材4との接する部分で接着固定する。
【0036】
また、上記構成の場合、調整保持部材4の厚さを薄くすることが可能であるため、図3に示すように、調整保持部材4の裏面に直線移動の構造を構成することもできる。次にその動作について述べる。
【0037】
調整保持部材4には、直線移動を行いたい方向に並んだ2個所のボス4b、4cが形成され、前記ボス4b、4cの突き出た方向に直線方向調整部材5が配置される。直線方向調整部材5には前記ボス4b、4cと幅方向で勘合し、直線移動を行いたい方向に長い長孔5a、5bと、その直線方向と直交する方向に並んだ2個所のボス5c、5dが形成され、前記ボス5c、5dの突き出た方向に直線方向調整部材6が配置される。直線方向調整部材6には前記ボス5c、5dと幅方向で勘合し、直線移動を行いたい方向に長い長孔6a、6bが形成されている。
【0038】
調整保持部材4と一体になった状態の自由曲面ミラー1は、調整保持部材4のボス4b、4cが直線方向調整部材5の長孔5a、5bをガイドとして直線移動を行うことができる。同様に、調整保持部材4、直線方向調整部材5と一体になった状態の自由曲面ミラー1は、調整保持部材5のボス5c、5dが直線方向調整部材6の長孔6a、6bをガイドとして前記直線方向の移動と直交する方向の移動を行うことができる。前記の直交する2方向の両方に直交する方向の調整はスペーサーの挿入等により比較的容易に行うことができる。
【0039】
また、上述の構成では、各部品のばらつき、交差があるとは言え、最初の組み立て時に基準が無く、調整に時間をいささか要してしまう。そのために自由曲面ミラー1の外形及び調整保持部材4、直線方向調整部材5、直線方向調整部材6の外形に基準となる形状を設けたり、各部品に同軸上の孔を設け、ピンを挿入することで組立基準となる構成にすることが望まれる。
【0040】
さらに、上記調整固定構成は、自由曲面ミラーに限らず、精密な調整を必要とする光学部品についても同様に実施可能である。
【0041】
このように、ミラーと調整保持部材との接点を球面としたことで、光により発生した熱(により接着部の劣化を避けることができる程度の面積を得られ、必要な強度を確保することが可能となる。また、自由曲面を金属切削加工することも可能であるが、コストの増加を防止するために量産に適した成形品とすることが望ましい。その場合、ミラーの裏面を球面形状とすることで、点接触ではなく面接触させる事ができ、接触点がつぶれ位置ずれが発生するなどの強度的な問題を防止する事が可能となる。また、回転方向だけでなく、直線方向の2軸方向の調整も可能となる。
【0042】
(実施の形態3)
図4は本発明のミラーの調整機構の一実施の形態を示し、同図(a)は分解斜視図、同図(b)は正面図である。図4において、1は自由曲面ミラーであり、自由曲面ミラー1の裏面部には、自由曲面ミラー1の光学的有効範囲のほぼ中心軸上を球の中心とする球面形状部1aが形成されている。7、8、9は自由曲面ミラー1と点接触する面を備えた調整部材であり、その裏面にはそれぞれ2個所のボス7a、7b、8a、8b、9a、9bが形成され、自由曲面ミラー1を3点で支持するように配置されている。10は自由曲面ミラー1裏面の球面の中心軸上に回転基準孔10aと、その回転基準孔10aを中心として半径方向に長い3つの長孔10b、10c、10dが形成されている調整ベースである。
【0043】
11は調整ベース10の回転基準孔10aと勘合するボス11aと、回転基準孔10aの半径方向に対し角度を持った3つの長孔11b、11c、11d及び調整を行うための調整つまみ11eが形成されている調整板である。ここで、3つの長孔11b、11c、11dはボス11aを中心とした回転対称の角度で形成されている。
【0044】
以上のように構成されたミラーの調整機構について、以下、その動作を述べる。
【0045】
調整板11は調整ベース10の裏面に、ボス11aが回転基準孔10aに勘合するように配置され、調整つまみ11eを操作することで、そのボス11aを中心に自由に回転することができる。調整部材7、8、9は裏面のボス7a、7b、8a、8b、9a、9bが調整ベース10の長孔10b、10c、10dに勘合するように配置され、長孔10b、10c、10dをガイドとして、半径方向に移動することができる。
【0046】
調整部材7、8、9のそれぞれ1つのボス7a、8a、9aは調整板11の長孔11b、11c、11dにはまり込んでいるため、調整つまみ11eを操作することで、長孔11b、11c、11dはボス11aを中心とした回転移動し、それに伴いボス7a、8a、9aに力が加わり、動こうとする。しかしボス7a、8a、9aは長孔10b、10c、10dにより、回転基準孔10aを中心とした半径方向の移動のみに制限されている。長孔10b、10c、10dおよび長孔11b、11c、11dはボス11aを中心として回転対称的に配置されているので、調整部材7、8、9は同期して等距離ずつ移動する。
【0047】
自由曲面ミラー1は、バネ(図示せず)等により調整部材7、8、9に押し付けられているので、自由曲面ミラー1の球面形状部1aと調整部材7、8、9は常に接することになり、球面形状部1aの球の中心をほぼ中心とした任意の方向の回転を行うことが可能である。また、調整板11の調整つまみ11eを回転させることで、調整部材7、8、9は球の半径方向に移動し、それに伴い自由曲面ミラー1の球面形状部1aと調整部材7、8、9の接点が移動することで、自由曲面ミラー1を中心軸方向に調整することが可能である。調整後は自由曲面ミラー1の外周部、調整部材7、8、9、調整ベース10、及び調整板11とのそれぞれ接する部分で接着固定する。
【0048】
また、上述の構成では、各部品のばらつき、交差があるとは言え、最初の組み立て時に基準が無く、調整に時間をいささか要してしまう。そのために自由曲面ミラー1の外形、調整部材7、8、9、調整ベース10、及び調整板11の外形に基準となる形状を設けたり、各部品に同軸上の孔を設け、ピンを挿入することで組立基準となる構成にすることが望まれる。
【0049】
また、上記調整固定構成は、自由曲面ミラー1を中心軸上へ調整することが可能な構成であるが、構成を変えることで中心軸と直行する方向の移動を行うことも可能である。
【0050】
さらに、上記調整固定構成は、自由曲面ミラーに限らず、精密な調整を必要とする光学部品についても同様に実施可能である。
【0051】
このように、ミラーと調整保持部材との接点を球面としたことで、光により発生した熱により接着部の劣化を避けることができる程度の面積を得られ、必要な強度を確保することが可能となる。また、自由曲面を金属切削加工することも可能であるが、コストの増加を防止するために量産に適した成形品とすることが望ましい。その場合、ミラーの裏面を球面形状とすることで、点接触ではなく面接触させる事ができ、接触点がつぶれ位置ずれが発生するなどの強度的な問題を防止する事が可能となる。また、回転方向だけでなく、ミラーの光軸方向の調整も可能となる。
【0052】
(実施の形態4)
図5は本発明請求項4のミラーの調整機構の一実施の形態を示し、図5において12は自由曲面ミラーであり、自由曲面ミラー12の裏面部には、円状のリブ12aを自由曲面ミラー12の光学的有効範囲のほぼ中心を中心軸とした回転対称的に備えたものである。2は自由曲面ミラー12を保持する為の調整保持部材であり、自由曲面ミラー12の光学的有効範囲のほぼ中心軸上を球の中心とする球面部2aを備えている。
【0053】
以上のように構成されたミラーの調整機構について、以下、その動作を述べる。
【0054】
自由曲面ミラー12はバネ(図示せず)等により調整保持部材2に押し付けられているので、自由曲面ミラー1の円状リブ12aと調整保持部材2の球面部2aは常に接することになり、球面部2aの球の中心をほぼ中心とした任意の方向の回転を行うことが可能である。調整後は自由曲面ミラー12の外周部と調整保持部材2との接する部分で接着固定する。
【0055】
回転方向の調整以外の直線移動については、スペーサーの挿入や複数の板状部材により比較的容易に行うことができる。
【0056】
また、上述の構成では、各部品のばらつき、交差があるとは言え、最初の組み立て時に基準が無く、調整に時間をいささか要してしまう。そのために自由曲面ミラー12の外形及び調整保持部材2の外形に基準となる形状を設けたり、両部品に同軸上の孔を設け、ピンを挿入することで組立基準となる構成にすることが望まれる。
【0057】
さらに、上記調整固定構成は、自由曲面ミラーに限らず、精密な調整を必要とする光学部品についても同様に実施可能である。
【0058】
なお、以上の説明では、自由曲面ミラー裏面の球面形状部1a、または円状リブ12aを自由曲面ミラーと一体で構成した例で示したが、周辺部品の制約や、自由曲面ミラーの成形性への影響を考慮し、その球面形状部1a、または円状リブ12aを別の部品で形成し、自由曲面ミラーに取り付けたり、直線方向の調整機構の後に取り付けても同様に実施可能である。
【0059】
このように、自由曲面ミラーの肉厚を均一にしつつミラーの調整を可能とすることで、成形品で発生するひけやそりをさけつつ、高精度なミラーの調整が可能となる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、光学部品の調整固定時に、連続して任意の3軸の回転方向の調整を容易に行うことが可能であり、所望の光学性能を確保することができる。
【0061】
また、本発明によれば、非常に少ない部品点数で回転軸方向の調整ができるので、部品の小型化、セットの小型化が可能である。
【0062】
さらに、本発明によれば、部品点数が少ない事により、低コストな光学機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の一実施の形態の形態による調整固定構造を示す図
【図2】本発明の請求項2の一実施の形態の形態による調整固定構造を示す分解斜視図
【図3】本発明の請求項2の一実施の形態の形態による調整固定構造を示す分解斜視図
【図4】本発明の請求項3の一実施の形態の形態による調整固定構造を示す分解斜視図
【図5】本発明の請求項4の一実施の形態の形態による調整固定構造を示す断面図
【図6】従来の調整固定構造を示す斜視図
【符号の説明】
1 自由曲面ミラー
1a 球面形状部
1b 調整レバー
2 調整保持部材
2a 球面部
3a バネ
3b バネ
4 調整保持部材
4a 円弧形状部
4b ボス
4c ボス
5 直線方向調整部材
5a 長孔
5b 長孔
5c ボス
5d ボス
6 直線方向調整部材
6a 長孔
6b 長孔
7 調整部材
7a ボス
7b ボス
8 調整部材
8a ボス
8b ボス
9 調整部材
9a ボス
9b ボス
10 調整ベース
10a 回転基準孔
10b 長孔
10c 長孔
10d 長孔
11 調整板
11a ボス
11b 長孔
11c 長孔
11d 長孔
11e 調整つまみ
12 自由曲面ミラー
12a 円状リブ
13 ミラー
14 固定部品
15a 調整ネジ
15b 調整ネジ
15c 調整ネジ
16 ベース
16a 突起部

Claims (24)

  1. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材とを備えたことを特徴とするミラーの調整機構。
  2. 前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることを特徴とする請求項1記載のミラーの調整機構。
  3. 前記調整保持部材における、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、
    前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の穴部であることを特徴とする請求項1記載のミラーの調整機構。
  4. 前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることを特徴とする請求項1記載のミラーの調整機構。
  5. 前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることを特徴とする請求項1記載のミラーの調整機構。
  6. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材と、
    前記調整保持部と結合する第1の直線方向保持部材と、
    前記第1の直線方向保持部材と結合する第2の直線方向保持部材とを備え、
    前記調整保持部材と前記第1の直線方向保持部材のいずれか一方に前記ミラーの一方の直線移動を行う2方向のそれぞれに、並んだ少なくとも2個以上のボスを有し、他方に前記方向に長い長孔を有し、前記ボスと前記長孔が嵌合することを特徴とするミラーの調整機構。
  7. 前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、
    前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることを特徴とする請求項6記載のミラーの調整機構。
  8. 前記調整保持部材において、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、
    前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の穴部であることを特徴とする請求項6記載のミラーの調整機構。
  9. 前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることを特徴とする請求項6記載のミラーの調整機構。
  10. 前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることを特徴とする請求項6記載のミラーの調整機構。
  11. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、
    前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段とを備えたことを特徴とするミラーの調整機構。
  12. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、
    前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する前記第2の調整保持部材の長孔より短い長孔を有する第3の調整保持部材とを備え、
    前記第2の調整保持部材と前記第3の調整保持部材はいずれか一方に、ボスを有し、他方に前記ボスと嵌合する孔部を有することを特徴とするミラーの調整機構。
  13. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材とを利用し、前記互いに接する球面形状部の接触面を移動することにより前記ミラー位置を調整し、固定することを特徴とするミラーの調整保持方法。
  14. 前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることを特徴とする請求項13記載のミラーの調整保持方法。
  15. 前記調整保持部材において、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の穴部であることを特徴とする請求項13記載のミラーの調整保持方法。
  16. 前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることを特徴とする請求項13記載のミラーの調整保持方法。
  17. 前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることを特徴とする請求項13記載のミラーの調整保持方法。
  18. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と互いに接する球面形状部を有する調整保持部材と、
    前記調整保持部と結合する第1の直線方向保持部材と、
    前記第1の直線方向保持部材と結合する第2の直線方向保持部材とを備え、
    前記調整保持部材と前記第1の直線方向保持部材のいずれか一方に前記ミラーの一方の直線移動を行う2方向のそれぞれに、並んだ少なくとも2個以上のボスを有し、他方に前記方向に長い長孔を有し、
    前記ボスと前記長孔が嵌合するミラーの調整機構を用いてミラーの調整保持を行う方法であって、
    前記互いに接する球面形状部の接触面を移動し、また、前記ボスと前記長孔が嵌合する位置を移動することにより前記ミラー位置を調整し固定することを特徴とするミラーの調整保持方法。
  19. 前記ミラーの球面形状部は、ミラーの光学的有効範囲の中心軸上を球の中心とし、
    前記調整保持部材の球面形状部の半径は、前記ミラーの球面形状部の球の半径と実質上同じであることを特徴とする請求項18記載のミラーの調整保持方法。
  20. 前記調整保持部材において、前記ミラーの球面形状部と嵌め合う球面形状部は、前記ミラーの球面形状部の球の半径より小さい半径の円弧形状の穴部であることを特徴とする請求項18記載のミラーの調整保持方法。
  21. 前記調整保持部材は複数の部材で構成されていることを特徴とする請求項18記載のミラーの調整保持方法。
  22. 前記ミラーの球面形状部は、先端の断面が円状であるリブであることを特徴とする請求項18記載のミラーの調整保持方法。
  23. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、
    前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段とを備えたミラーの調整機構を用いてミラーの調整保持を行う方法であって、
    前記第1の調整保持部材が前記長孔に応じて移動することにより、前記ミラーと第1の調整保持部材の接触する部分が移動することによりミラー位置を調整し、固定することを特徴とするミラーの調整保持方法。
  24. 裏面に球面形状部を備えたミラーと、
    前記ミラーの球面形状部と接触する形状を有し、前記ミラーと接触する側と反対の側面にボスを備えた複数の第1の調整保持部材と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する長孔を有する第2の調整保持部材と、
    前記ミラーと前記第1の調整保持部材を押圧して接触させる押圧手段と、
    前記ミラーの光軸の中心近傍から放射上の位置に前記ボスと嵌合する前記第2の調整保持部材の長孔より短い長孔を有する第3の調整保持部材とを備え、
    前記第2の調整保持部材と前記第3の調整保持部材はいずれか一方に、ボスを有し、他方に前記ボスと嵌合する孔部を有するミラーの調整機構を用いてミラーの調整保持を行う方法であって、
    前記第3の調整保持部材は前記ミラーの光軸方向と垂直な方向に調整つまみを有し、
    前記調整つまみを移動させることにより、前記ボスが第2の調整保持部材と第3の調整保持部材の長孔に応じて移動することで第1の調整保持部材を移動させ、前記ミラーと第1の調整保持部材の接触する部分の位置を移動させることでミラー位置を調整し、固定することを特徴とするミラーの調整保持方法。
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