JP2001051102A - フライアイレンズ - Google Patents

フライアイレンズ

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JP2001051102A JP11227665A JP22766599A JP2001051102A JP 2001051102 A JP2001051102 A JP 2001051102A JP 11227665 A JP11227665 A JP 11227665A JP 22766599 A JP22766599 A JP 22766599A JP 2001051102 A JP2001051102 A JP 2001051102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外縁に熱膨張中心を通る基準線上に配設され
る位置決め部を設けることにより、熱膨張が生じても所
望の光学性能を得ることができるフライアイレンズを提
供すること。 【解決手段】 光学機能部20に複数のセルを有するフ
ライアイレンズ10であり、外縁に第一位置決め部4
0、第二位置決め部50及び第三位置決め部60を有
し、これら第一位置決め部及び第二位置決め部が、レン
ズの熱膨張中心Oを通る第一基準線Xにより分割される
領域の一方に形成され、かつこれらの第一位置決め部及
び第二位置決め部のそれぞれの端部が、上記第一基準線
上に位置し、上記第三位置決め部の端部が、上記第一基
準線に直交しレンズの熱膨張中心を通る第二基準線Y上
に位置する。これにより、フライアイレンズは熱膨張が
生じても光学系内に内において熱膨張中心の位置が不変
となり、所望の光学性能を継続的に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
ー等の光学系に用いられるプラスチック製のフライアイ
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フライアイレンズとして、図5に
示すように、液晶プロジェクタの光学系に用いられるも
のであって、ハウジングA内に2枚組で用いられるフラ
イアイレンズB,Cが知られている。これらのフライア
イレンズB,Cは、それぞれ複数のセルEB及びセルEC
を有しており、これらのセルEB、ECの光学機能により
光源の目標物への光照射を均一にするものである。
【0003】フライアイレンズB、Cは、ハウジングA
内にはめ込まれており、ハウジングAの内周面に突起す
る突起部Fに外縁部を当接させた状態でハウジングAを
貫通する止め具Hにより固定され、それぞれレンズ面を
この光学系の光軸Zに直交するように位置決めされてい
る。この状態でランプDが発光すると、その光は、フラ
イアイレンズBのセルEBごとに集光され、次いでこれ
らセルEBごとに一対一で対応するフライアイレンズC
のセルECごとに受光されて拡大され、均一な光として
目標の光学系Gに照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光学系においては、ランプDの照射により光
学系内が150゜C以上の高温状態となるため、ハウジ
ングA及びフライアイレンズB、Cの熱膨張により、所
望の光学性能が得られないという問題点がある。
【0005】例えば、ハウジングAの熱膨張係数がフラ
イアイレンズB、Cの熱膨張係数より大きい場合には、
ハウジングAがフライアイレンズB、Cに対し大きくな
るため、ハウジングAの内壁とフライアイレンズB、C
の外縁に隙間が生じ、フライアイレンズB、Cの中心が
光軸Zからズレてしまう。この場合、二枚のフライアイ
レンズB、Cの中心同士のズレも生ずるため、光学性能
が大きく低下するおそれがある。
【0006】一方、ハウジングAの熱膨張係数がフライ
アイレンズB、Cの熱膨張係数より小さい場合には、フ
ライアイレンズB、CがハウジングAに対し大きくなる
ため、フライアイレンズB、CがハウジングAの内壁を
押圧して膨張しようとする。このため、フライアイレン
ズB、Cに歪みが生ずるおそれがあり、これにより光学
性能が低下するおそれがある。
【0007】このような不具合の対策として、図6に示
すように、ランプDとフライアイレンズBとの間に、反
射防止膜をコーティングしたガラス板Iを断熱部材とし
て介在させることが考えられる。しかしながら、ランプ
Dの熱は、ハウジングAなどを通じて伝導するため、ハ
ウジングA、フライアイレンズB、Cの熱膨張を有効に
防止することはできない。
【0008】そこで、本発明は、以上の問題を鑑みてな
されたものであり、熱膨張が生じても所望の光学性能を
得ることができるフライアイレンズを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
フライアイレンズは、光学機能部に複数のセルを有する
フライアイレンズであって、外縁に第一位置決め部、第
二位置決め部及び第三位置決め部を有し、これら第一位
置決め部及び第二位置決め部が、レンズの熱膨張中心を
通る第一基準線により分割される領域の一方に形成さ
れ、かつこれらの第一位置決め部及び第二位置決め部の
それぞれの端部が、上記第一基準線上に位置し、上記第
三位置決め部の端部が、上記第一基準線に交差しレンズ
の熱膨張中心を通る第二基準線上に位置することを特徴
とする。
【0010】この発明に係るフライアイレンズよれば、
第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部の
端部を用いて光学系に対し位置決めすることにより、フ
ライアイレンズが熱膨張したときでも、その第一位置決
め部及び第二位置決め部の端部を第一基準線上に位置さ
せ、第三位置決め部の端部を第二基準線上に位置させて
おくことが可能である。このため、フライアイレンズの
熱膨張により、フライアイレンズの熱膨張中心が光学系
に対して移動することが防止でき、フライアイレンズの
移動に起因する光学機能の低下が防止できる。
【0011】また、本発明のフライアイレンズは、上述
の第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部
が、フライアイレンズの外縁から突出する凸部であるこ
とを特徴としてもよく、もしくは外縁を窪ませた凹部で
あることを特徴としてもよい。このように、それぞれの
位置決め部を形成すれば、上述の作用効果に加えて、光
学系内の熱を逃す隙間を確保し易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中同一
又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0013】図1は本発明に係るフライアイレンズの好
適な実施形態を斜視図で示している。
【0014】図示の通り、本実施形態のフライアイレン
ズ10は矩形の板体であり、樹脂により形成されてい
る。このフライアイレンズ10の一方の表面には光学機
能部20が中央に設けられており、この光学機能部20
の周辺にはコバ部30が形成されている。また、光学機
能部20には、複数のセル21が形成されている。この
セル21は、光学的に凸レンズとして機能するものであ
り、格子状に配置されている。
【0015】フライアイレンズ10の外縁には、その外
縁から突出する角柱状の凸部である第一位置決め部4
0、第二位置決め部50及び第三位置決め部60が設け
られている。
【0016】図2は、図1に示すフライアイレンズ10
の第一位置決め部40と、第二位置決め部50及び第三
位置決め部60の配置を説明するための正面図である。
【0017】フライアイレンズ10の矩形外縁の一辺に
は第一位置決め部40が配設されており、この対辺には
第一位置決め部40に対向するように第二位置決め部5
0が配設されている。また、第一位置決め部40及び第
二位置決め部50が配設されない残りの外縁の一辺に
は、第三位置決め部60が配設されている。
【0018】各位置決め部40〜60の詳細を説明する
と、第一位置決め部40及び第二位置決め部50は、フ
ライアイレンズ10の面上において熱膨張中心Oを通る
第一基準線Xにより分割される領域の一方に形成されて
いる。また、第一位置決め部40及び第二位置決め部5
0のそれぞれの側端部は、第一基準線X上に位置してい
る。ここで、「熱膨張中心」とは、フライアイレンズ1
0が熱膨張するときの中心となる位置である。熱膨張中
心Oとフライアイレンズ10の幾何学的重心と一致する
ように、フライアイレンズ10を構成することが望まし
い。また、第一基準線Xはフライアイレンズ10の熱膨
張中心Oを通る直線である。
【0019】第三位置決め部60の端部は、第一基準線
Xに直交し熱膨張中心Oを通る第二基準線Y上に位置し
ている。これらによれば、フライアイレンズ10の熱膨
張が起こっても、第一位置決め部40及び第二位置決め
部50によって熱膨張中心Oの第二基準線Yの方向に対
するずれが防止されることになる。さらに、第三位置決
め部60によって熱膨張中心Oの第一基準線X方向に対
するずれが防止されることになる。
【0020】なお、このフライアイレンズ10は、プラ
スチック材料を射出成形あるいはプレス成形等により精
度良く作成することができる。
【0021】図3は、図1のフライアイレンズ10をハ
ウジングA内に配設した場合の具体的構成を断面図で示
したものである。
【0022】図示の通り、ハウジングA内には空洞部a
が形成されている。空洞部aは、フライアイレンズ10
などの光学部品を配置するための空間であり、例えば断
面矩形状となっている。空洞部aの側面45には凸部4
1が突出している。一方、側面45に対向する側面55
には凸部51が凸部41に対向するように突出してい
る。
【0023】これらの凸部41と凸部51はそれぞれの
上方側端部にフライアイレンズ10の第一位置決め部4
0と第二位置決め部50とを当接するための当接部材と
して機能する。また、床面65には凸部61が突出して
いる。この凸部61は、その側端部にフライアイレンズ
10の第三位置決め部60の側端部を当接するための当
接部材として機能する。
【0024】このようなハウジングAに対して、フライ
アイレンズ10の第一基準線Xは、第一位置決め部40
及び凸部41の当接面と第二位置決め部50及び凸部5
1の当接面とによって位置決めされる。また、フライア
イレンズ10の第二基準線Yは、第三位置決め部60及
び凸部61の当接面によって位置決めされる。これによ
り、ハウジングAに対して、フライアイレンズ10の熱
膨張中心Oの位置が決められる。
【0025】さらに、凸部41,51,61の位置を適
宜調節することによって、光学系の光軸Z(図示せず)
とフライアイレンズ10の熱膨張中心Oの相対的位置も
必要に応じて容易に決定することができ、光学系の光軸
Z(図示せず)とフライアイレンズ10の熱膨張中心O
を一致させることもできる。
【0026】また、側面45における凸部41の上方に
は凸部42が突出しており、この凸部42の下方側端部
にはスプリング43が設けられている。このスプリング
43は、凸部41に当接されているフライアイレンズ1
0の第一位置決め部40を上方から押圧して当接状態を
保持するためのものである。同様に、側面55における
凸部51の上方には凸部52が突出しており、この凸部
52の下方側端部にはスプリング53が設けられてい
る。このスプリング53は、凸部51に当接されている
フライアイレンズ10の第二位置決め部50を上方から
押圧して当接状態を保持するためのものである。
【0027】また、床面65における凸部61のフライ
アイレンズ10の第三位置決め部60を挟んだ反対側に
は凸部62が突出しており、この凸部62の第三位置決
め部60側の側端部にはスプリング63が設けられてい
る。このスプリング63は、凸部61に当接されている
フライアイレンズ10の第三位置決め部60を側方から
押圧して当接状態を保持するためのものである。
【0028】なお、フライアイレンズ10の各位置決め
部及びハウジングAの各凸部の大きさは、それぞれの熱
膨張率の違いを考慮して設定されており、図示のように
各位置決め部の先端部とこれらに対向する空洞部aの各
側面の間及び各凸部の先端部とこれらに対向するフライ
アイレンズ10の外縁との間には予め所定の空隙が設け
られている。
【0029】図3に示す状態において、ハウジングA内
が高温状態となってフライアイレンズ10が熱膨張中心
Oを中心として熱膨張しても、第一位置決め部40が凸
部41に押圧されて支持され第二位置決め部50が凸部
51に押圧されて支持されているため、第一位置決め部
40及び第二位置決め部50の第一基準線X方向への移
動を許容しつつフライアイレンズ10の支持が可能とな
っている。
【0030】また、第三位置決め部60が凸部61に押
圧されて支持されているため、第三位置決め部60の第
二基準線Y方向への移動を許容しつつフライアイレンズ
10の支持が可能となっている。
【0031】更に、第一位置決め部40、第二位置決め
部50及び第三位置決め部60の先端とハウジングAの
内壁との間には間隙が形成されており、凸部41、51
及び61の先端とフライアイレンズ10の外縁と間には
間隙が設けられているため、両者の接触によりフライア
イレンズ10が変形する等の問題も防止される。
【0032】図3に示す状態において、ハウジングA内
が高温状態となってフライアイレンズ10が熱膨張中心
Oを中心として熱膨張しても、フライアイレンズ10の
第一位置決め部40と凸部41及び第二位置決め部50
と凸部51により決められる第一基準線Xが第二基準線
Y方向へ移動しないため、フライアイレンズ10の熱膨
張中心OがハウジングA内で第二基準線Y方向へずれる
ことを防止できる。
【0033】一方、フライアイレンズ10の第三位置決
め部60と凸部61により決められる第二基準線Yが第
一基準線X方向へ移動しないため、フライアイレンズ1
0の熱膨張中心OがハウジングA内で第一基準線X方向
へずれることを防止できる。
【0034】従って、ハウジングA内が高温状態となっ
てフライアイレンズ10が熱膨張中心Oを中心として熱
膨張しても、フライアイレンズ10の熱膨張中心Oがハ
ウジングAに対し移動することが防止される。さらに、
この熱膨張中心Oと光学系の光軸Zを予め合わせておけ
ば熱膨張が生じるような条件下でも両者のずれの発生を
防止することができる。
【0035】なお、フライアイレンズ10とハウジング
Aのそれぞれの突出部の構成により、図示のように両者
の間には従来には無い大きな隙間を確保することが可能
で、これを良好な放熱パスとして使用できる。このフラ
イアイレンズ10とハウジングAの組み合わせによる構
成自体が有する良好な放熱機能も合わせて寄与すること
により、熱膨張による光学機能の低下を防ぐことができ
る。
【0036】次に、図3に基づいてフライアイレンズ1
0を液晶プロジェクター等の光学系に用いる際の使用方
法について説明する。
【0037】フライアイレンズ10を配設するハウジン
グAとしては、二枚のフライアイレンズ10、10の位
置決めのための凸部41,42,51,52,61,6
2がハウジングAの中心とこの光学系の光軸Z(図示せ
ず)が一致するように形成したものを用いる。そして、
それぞれのフライアイレンズ10、10の熱膨張中心O
と光学系の光軸Zとが一致するようにフライアイレンズ
10、10を配置する。また、それらのフライアイレン
ズ10は、所望の光学性能を発揮することができるよう
に所定の間隔をおいて配置する。
【0038】そして、各フライアイレンズ10、10に
ついて、第一位置決め部40を凸部41にスプリング4
3により押圧し、第二位置決め部50を凸部51にスプ
リング53により押圧し、第三位置決め部60を凸部6
1にスプリング63により押圧する。これにより、各フ
ライアイレンズ10、10が第一基準線X及び第二基準
線Yを基準として位置決めされる。
【0039】このような状態において、一方のフライア
イレンズ10の近傍に配置されるランプ(図示なし)を
発光させると、その光がフライアイレンズ10、10を
透過して伝搬していく。このとき、ランプの放出熱によ
りハウジングA及び2枚のフライアイレンズ10、10
が熱膨張する。
【0040】しかし、上述のようにハウジングA内に位
置決めされた2枚のフライアイレンズ10、10は、各
位置決め部の当接状態を保持しつつその熱膨張中心Oの
位置が不動であると共に、熱膨張中心Oを中心に熱膨張
する。従って、光学系の光軸方向から見て1枚目のフラ
イアイレンズ10上の複数のセルと、そのセル毎に光学
的にペアとなる2枚目のフライアイレンズ10上の複数
のセルの相対的位置は熱膨張が生じても不変となる。
【0041】すなわち、ペアとなる1枚目のフライアイ
レンズ10上のセルと2枚目のフライアイレンズ10上
のセルのそれぞれのセルの光軸同士が軸合わせされた状
態で一致したまま保持されるので、均一な照射を理想的
に連続して行うことができる。また、この熱膨張中心と
光学系の光軸Zを予め合わせておけば、光軸Zに対して
も2枚のフライアイレンズ上のセル全ての相対的位置を
保持することができ、より厳密な光学系の構成条件を要
求される応用に対しても使用することができる。
【0042】図4はフライアイレンズの別の具体的構成
を斜視図で示しめしたものである。
【0043】図4のフライアイレンズ10aは、上述の
フライアイレンズ10の各位置決め部が外縁からと突出
する凸部であるのに対し、その各位置決め部を外縁より
窪む凹部としたものである。このようなフライアイレン
ズ10aであっても、第一位置決め部40、第二位置決
め部50及び第三位置決め部60により位置決めするこ
とにより、熱膨張時に熱膨張中心Oの位置が不動となり
所望の光学性能を発揮することが可能である。
【0044】なお、熱膨張中心Oは、フライアイレンズ
10、10aの幾何学的重心に限らず、第一位置決め部
40、第二位置決め部50及び第三位置決め部60によ
り決められる第一基準線Xと第二基準線Yの直交する任
意の点であっても良い。この場合であっても、光学系に
配設されるフライアイレンズ10、10aが熱膨張して
も、その熱膨張中心Oが光学系に対し移動しないため、
所望の光学性能を得ることが可能である。
【0045】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば、本発明のフライアイレンズは、液
晶プロジェクターに限らず、他の光学系に用いてもよ
い。
【0046】また、上述したフライアイレンズにおいて
は、第一基準線Xと第二基準線Yとが直交するものであ
るが、本発明に係るフライアイレンズは第一基準線Xと
第二基準線Yとが交差するものであれば直交しないもの
であってもよい。この場合であっても、上述したフライ
アイレンズ10、10aと同様な作用効果が得られる。
即ち、フライアイレンズが熱膨張したときに第一基準線
上における第二基準線方向への移動が防止され第二基準
線上における第一基準線方向への移動が防止されるた
め、第一基準線と第二基準線が交差する熱膨張中心の移
動が確実に防止できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部の
端部を用いて光学系に対し位置決めすることにより、フ
ライアイレンズが熱膨張したときでも、その第一位置決
め部及び第二位置決め部の端部を第一基準線上に位置さ
せ、第三位置決め部の端部を第二基準線上に位置させて
おくことが可能である。このため、フライアイレンズの
熱膨張により、フライアイレンズの熱膨張中心が光学系
に対して移動することを防止でき、フライアイレンズの
移動に起因する光学機能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフライアイレンズの斜
視図である。
【図2】図1のフライアイレンズの正面図である。
【図3】図1のフライアイレンズの光学系内での具体的
構成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフライアイレンズの斜
視図である。
【図5】従来のフライアイレンズを用いた光学系の基本
構成を示す端面図である。
【図6】従来のフライアイレンズを用いた光学系の基本
構成を示す端面図である。
【符号の説明】
10,10a…フライアイレンズ、20…光学機能部、
21…セル、30…コバ部、40…第一位置決め部、4
1,42…凸部、43…スプリング、45…側面、50
…第二位置決め部、51,52…凸部、53…スプリン
グ、55…側面、60…第三位置決め部、61,62…
凸部、63…スプリング、65…側面、A…ハウジン
グ、a…空洞部、O…膨張中心、X…第一基準線、Y…
第二基準線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機能部に複数のセルを有するフライ
    アイレンズにおいて、 外縁に第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決
    め部を有し、 前記第一位置決め部及び第二位置決め部が熱膨張中心を
    通る第一基準線により分割される領域の一方に形成さ
    れ、かつ、前記第一位置決め部及び第二位置決め部のそ
    れぞれの側端部が前記第一基準線上に位置し、 前記第三位置決め部の側端部が前記第一基準線に交差し
    前記熱膨張中心を通る第二基準線上に位置すること、を
    特徴とするフライアイレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第一位置決め部、第二位置決め部及
    び第三位置決め部が外縁から突出する凸部であること、
    を特徴とする請求項1に記載のフライアイレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第一位置決め部、第二位置決め部及
    び第三位置決め部が外縁を窪ませた凹部であること、を
    特徴とする請求項1に記載のフライアイレンズ。
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