JP3967851B2 - フライアイレンズの位置決め構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶プロジェクター等の光学系に用いられるプラスチック製のフライアイレンズの位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フライアイレンズとして、図5に示すように、液晶プロジェクタの光学系に用いられるものであって、ハウジングA内に2枚組で用いられるフライアイレンズB,Cが知られている。これらのフライアイレンズB,Cは、それぞれ複数のセルEB及びセルECを有しており、これらのセルEB、ECの光学機能により光源の目標物への光照射を均一にするものである。
【0003】
フライアイレンズB、Cは、ハウジングA内にはめ込まれており、ハウジングAの内周面に突起する突起部Fに外縁部を当接させた状態でハウジングAを貫通する止め具Hにより固定され、それぞれレンズ面をこの光学系の光軸Zに直交するように位置決めされている。この状態でランプDが発光すると、その光は、フライアイレンズBのセルEBごとに集光され、次いでこれらセルEBごとに一対一で対応するフライアイレンズCのセルECごとに受光されて拡大され、均一な光として目標の光学系Gに照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の光学系においては、ランプDの照射により光学系内が150゜C以上の高温状態となるため、ハウジングA及びフライアイレンズB、Cの熱膨張により、所望の光学性能が得られないという問題点がある。
【0005】
例えば、ハウジングAの熱膨張係数がフライアイレンズB、Cの熱膨張係数より大きい場合には、ハウジングAがフライアイレンズB、Cに対し大きくなるため、ハウジングAの内壁とフライアイレンズB、Cの外縁に隙間が生じ、フライアイレンズB、Cの中心が光軸Zからズレてしまう。この場合、二枚のフライアイレンズB、Cの中心同士のズレも生ずるため、光学性能が大きく低下するおそれがある。
【0006】
一方、ハウジングAの熱膨張係数がフライアイレンズB、Cの熱膨張係数より小さい場合には、フライアイレンズB、CがハウジングAに対し大きくなるため、フライアイレンズB、CがハウジングAの内壁を押圧して膨張しようとする。このため、フライアイレンズB、Cに歪みが生ずるおそれがあり、これにより光学性能が低下するおそれがある。
【0007】
このような不具合の対策として、図6に示すように、ランプDとフライアイレンズBとの間に、反射防止膜をコーティングしたガラス板Iを断熱部材として介在させることが考えられる。しかしながら、ランプDの熱は、ハウジングAなどを通じて伝導するため、ハウジングA、フライアイレンズB、Cの熱膨張を有効に防止することはできない。
【0008】
そこで、本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであり、熱膨張が生じても所望の光学性能を得ることができるフライアイレンズの位置決め構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係るフライアイレンズの位置決め構造は、光学機能部に複数のセルを有するフライアイレンズをハウジング内において位置決めするフライアイレンズの位置決め構造であって、フライアイレンズは、外縁に第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部を有し、これら第一位置決め部及び第二位置決め部が、フライアイレンズの熱膨張中心を通る第一基準線により分割される領域の一方に形成され、かつこれらの第一位置決め部及び第二位置決め部のそれぞれの端部が、上記第一基準線上に位置し、上記第三位置決め部の端部が、第一基準線に交差しフライアイレンズの熱膨張中心を通る第二基準線上に位置し、ハウジングは、ハウジング内に突出する第一凸部、第二凸部及び第三凸部を有し、第一位置決め部の側端部は、第一凸部に当接するように押圧され、第二位置決め部の側端部は、第二凸部に当接するように押圧され、第三位置決め部の側端部は、第三凸部に当接するように押圧されることを特徴とする。
【0010】
この発明に係るフライアイレンズの位置決め構造よれば、第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部の端部を用いて、ハウジング内において光学系に対し位置決めすることにより、フライアイレンズが熱膨張したときでも、その第一位置決め部及び第二位置決め部の端部を第一基準線上に位置させ、第三位置決め部の端部を第二基準線上に位置させておくことが可能である。このため、フライアイレンズの熱膨張により、フライアイレンズの熱膨張中心が光学系に対して移動することが防止でき、フライアイレンズの移動に起因する光学機能の低下が防止できる。
【0011】
また、本発明のフライアイレンズの位置決め構造は、上述の第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部が、フライアイレンズの外縁から突出する凸部であることを特徴としてもよく、もしくは外縁を窪ませた凹部であることを特徴としてもよい。このように、それぞれの位置決め部を形成すれば、上述の作用効果に加えて、光学系内の熱を逃す隙間を確保し易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0013】
図1は本発明に係るフライアイレンズの好適な実施形態を斜視図で示している。
【0014】
図示の通り、本実施形態のフライアイレンズ10は矩形の板体であり、樹脂により形成されている。このフライアイレンズ10の一方の表面には光学機能部20が中央に設けられており、この光学機能部20の周辺にはコバ部30が形成されている。また、光学機能部20には、複数のセル21が形成されている。このセル21は、光学的に凸レンズとして機能するものであり、格子状に配置されている。
【0015】
フライアイレンズ10の外縁には、その外縁から突出する角柱状の凸部である第一位置決め部40、第二位置決め部50及び第三位置決め部60が設けられている。
【0016】
図2は、図1に示すフライアイレンズ10の第一位置決め部40と、第二位置決め部50及び第三位置決め部60の配置を説明するための正面図である。
【0017】
フライアイレンズ10の矩形外縁の一辺には第一位置決め部40が配設されており、この対辺には第一位置決め部40に対向するように第二位置決め部50が配設されている。また、第一位置決め部40及び第二位置決め部50が配設されない残りの外縁の一辺には、第三位置決め部60が配設されている。
【0018】
各位置決め部40〜60の詳細を説明すると、第一位置決め部40及び第二位置決め部50は、フライアイレンズ10の面上において熱膨張中心Oを通る第一基準線Xにより分割される領域の一方に形成されている。また、第一位置決め部40及び第二位置決め部50のそれぞれの側端部は、第一基準線X上に位置している。ここで、「熱膨張中心」とは、フライアイレンズ10が熱膨張するときの中心となる位置である。熱膨張中心Oとフライアイレンズ10の幾何学的重心と一致するように、フライアイレンズ10を構成することが望ましい。また、第一基準線Xはフライアイレンズ10の熱膨張中心Oを通る直線である。
【0019】
第三位置決め部60の端部は、第一基準線Xに直交し熱膨張中心Oを通る第二基準線Y上に位置している。これらによれば、フライアイレンズ10の熱膨張が起こっても、第一位置決め部40及び第二位置決め部50によって熱膨張中心Oの第二基準線Yの方向に対するずれが防止されることになる。さらに、第三位置決め部60によって熱膨張中心Oの第一基準線X方向に対するずれが防止されることになる。
【0020】
なお、このフライアイレンズ10は、プラスチック材料を射出成形あるいはプレス成形等により精度良く作成することができる。
【0021】
図3は、図1のフライアイレンズ10をハウジングA内に配設した場合の具体的構成を断面図で示したものである。
【0022】
図示の通り、ハウジングA内には空洞部aが形成されている。空洞部aは、フライアイレンズ10などの光学部品を配置するための空間であり、例えば断面矩形状となっている。空洞部aの側面45には凸部41が突出している。一方、側面45に対向する側面55には凸部51が凸部41に対向するように突出している。
【0023】
これらの凸部41と凸部51はそれぞれの上方側端部にフライアイレンズ10の第一位置決め部40と第二位置決め部50とを当接するための当接部材として機能する。また、床面65には凸部61が突出している。この凸部61は、その側端部にフライアイレンズ10の第三位置決め部60の側端部を当接するための当接部材として機能する。
【0024】
このようなハウジングAに対して、フライアイレンズ10の第一基準線Xは、第一位置決め部40及び凸部41の当接面と第二位置決め部50及び凸部51の当接面とによって位置決めされる。また、フライアイレンズ10の第二基準線Yは、第三位置決め部60及び凸部61の当接面によって位置決めされる。これにより、ハウジングAに対して、フライアイレンズ10の熱膨張中心Oの位置が決められる。
【0025】
さらに、凸部41,51,61の位置を適宜調節することによって、光学系の光軸Z(図示せず)とフライアイレンズ10の熱膨張中心Oの相対的位置も必要に応じて容易に決定することができ、光学系の光軸Z(図示せず)とフライアイレンズ10の熱膨張中心Oを一致させることもできる。
【0026】
また、側面45における凸部41の上方には凸部42が突出しており、この凸部42の下方側端部にはスプリング43が設けられている。このスプリング43は、凸部41に当接されているフライアイレンズ10の第一位置決め部40を上方から押圧して当接状態を保持するためのものである。同様に、側面55における凸部51の上方には凸部52が突出しており、この凸部52の下方側端部にはスプリング53が設けられている。このスプリング53は、凸部51に当接されているフライアイレンズ10の第二位置決め部50を上方から押圧して当接状態を保持するためのものである。
【0027】
また、床面65における凸部61のフライアイレンズ10の第三位置決め部60を挟んだ反対側には凸部62が突出しており、この凸部62の第三位置決め部60側の側端部にはスプリング63が設けられている。このスプリング63は、凸部61に当接されているフライアイレンズ10の第三位置決め部60を側方から押圧して当接状態を保持するためのものである。
【0028】
なお、フライアイレンズ10の各位置決め部及びハウジングAの各凸部の大きさは、それぞれの熱膨張率の違いを考慮して設定されており、図示のように各位置決め部の先端部とこれらに対向する空洞部aの各側面の間及び各凸部の先端部とこれらに対向するフライアイレンズ10の外縁との間には予め所定の空隙が設けられている。
【0029】
図3に示す状態において、ハウジングA内が高温状態となってフライアイレンズ10が熱膨張中心Oを中心として熱膨張しても、第一位置決め部40が凸部41に押圧されて支持され第二位置決め部50が凸部51に押圧されて支持されているため、第一位置決め部40及び第二位置決め部50の第一基準線X方向への移動を許容しつつフライアイレンズ10の支持が可能となっている。
【0030】
また、第三位置決め部60が凸部61に押圧されて支持されているため、第三位置決め部60の第二基準線Y方向への移動を許容しつつフライアイレンズ10の支持が可能となっている。
【0031】
更に、第一位置決め部40、第二位置決め部50及び第三位置決め部60の先端とハウジングAの内壁との間には間隙が形成されており、凸部41、51及び61の先端とフライアイレンズ10の外縁と間には間隙が設けられているため、両者の接触によりフライアイレンズ10が変形する等の問題も防止される。
【0032】
図3に示す状態において、ハウジングA内が高温状態となってフライアイレンズ10が熱膨張中心Oを中心として熱膨張しても、フライアイレンズ10の第一位置決め部40と凸部41及び第二位置決め部50と凸部51により決められる第一基準線Xが第二基準線Y方向へ移動しないため、フライアイレンズ10の熱膨張中心OがハウジングA内で第二基準線Y方向へずれることを防止できる。
【0033】
一方、フライアイレンズ10の第三位置決め部60と凸部61により決められる第二基準線Yが第一基準線X方向へ移動しないため、フライアイレンズ10の熱膨張中心OがハウジングA内で第一基準線X方向へずれることを防止できる。
【0034】
従って、ハウジングA内が高温状態となってフライアイレンズ10が熱膨張中心Oを中心として熱膨張しても、フライアイレンズ10の熱膨張中心OがハウジングAに対し移動することが防止される。さらに、この熱膨張中心Oと光学系の光軸Zを予め合わせておけば熱膨張が生じるような条件下でも両者のずれの発生を防止することができる。
【0035】
なお、フライアイレンズ10とハウジングAのそれぞれの突出部の構成により、図示のように両者の間には従来には無い大きな隙間を確保することが可能で、これを良好な放熱パスとして使用できる。このフライアイレンズ10とハウジングAの組み合わせによる構成自体が有する良好な放熱機能も合わせて寄与することにより、熱膨張による光学機能の低下を防ぐことができる。
【0036】
次に、図3に基づいてフライアイレンズ10を液晶プロジェクター等の光学系に用いる際の使用方法について説明する。
【0037】
フライアイレンズ10を配設するハウジングAとしては、二枚のフライアイレンズ10、10の位置決めのための凸部41,42,51,52,61,62がハウジングAの中心とこの光学系の光軸Z(図示せず)が一致するように形成したものを用いる。そして、それぞれのフライアイレンズ10、10の熱膨張中心Oと光学系の光軸Zとが一致するようにフライアイレンズ10、10を配置する。また、それらのフライアイレンズ10は、所望の光学性能を発揮することができるように所定の間隔をおいて配置する。
【0038】
そして、各フライアイレンズ10、10について、第一位置決め部40を凸部41にスプリング43により押圧し、第二位置決め部50を凸部51にスプリング53により押圧し、第三位置決め部60を凸部61にスプリング63により押圧する。これにより、各フライアイレンズ10、10が第一基準線X及び第二基準線Yを基準として位置決めされる。
【0039】
このような状態において、一方のフライアイレンズ10の近傍に配置されるランプ(図示なし)を発光させると、その光がフライアイレンズ10、10を透過して伝搬していく。このとき、ランプの放出熱によりハウジングA及び2枚のフライアイレンズ10、10が熱膨張する。
【0040】
しかし、上述のようにハウジングA内に位置決めされた2枚のフライアイレンズ10、10は、各位置決め部の当接状態を保持しつつその熱膨張中心Oの位置が不動であると共に、熱膨張中心Oを中心に熱膨張する。従って、光学系の光軸方向から見て1枚目のフライアイレンズ10上の複数のセルと、そのセル毎に光学的にペアとなる2枚目のフライアイレンズ10上の複数のセルの相対的位置は熱膨張が生じても不変となる。
【0041】
すなわち、ペアとなる1枚目のフライアイレンズ10上のセルと2枚目のフライアイレンズ10上のセルのそれぞれのセルの光軸同士が軸合わせされた状態で一致したまま保持されるので、均一な照射を理想的に連続して行うことができる。また、この熱膨張中心と光学系の光軸Zを予め合わせておけば、光軸Zに対しても2枚のフライアイレンズ上のセル全ての相対的位置を保持することができ、より厳密な光学系の構成条件を要求される応用に対しても使用することができる。
【0042】
図4はフライアイレンズの別の具体的構成を斜視図で示しめしたものである。
【0043】
図4のフライアイレンズ10aは、上述のフライアイレンズ10の各位置決め部が外縁からと突出する凸部であるのに対し、その各位置決め部を外縁より窪む凹部としたものである。このようなフライアイレンズ10aであっても、第一位置決め部40、第二位置決め部50及び第三位置決め部60により位置決めすることにより、熱膨張時に熱膨張中心Oの位置が不動となり所望の光学性能を発揮することが可能である。
【0044】
なお、熱膨張中心Oは、フライアイレンズ10、10aの幾何学的重心に限らず、第一位置決め部40、第二位置決め部50及び第三位置決め部60により決められる第一基準線Xと第二基準線Yの直交する任意の点であっても良い。この場合であっても、光学系に配設されるフライアイレンズ10、10aが熱膨張しても、その熱膨張中心Oが光学系に対し移動しないため、所望の光学性能を得ることが可能である。
【0045】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明のフライアイレンズは、液晶プロジェクターに限らず、他の光学系に用いてもよい。
【0046】
また、上述したフライアイレンズにおいては、第一基準線Xと第二基準線Yとが直交するものであるが、本発明に係るフライアイレンズは第一基準線Xと第二基準線Yとが交差するものであれば直交しないものであってもよい。この場合であっても、上述したフライアイレンズ10、10aと同様な作用効果が得られる。即ち、フライアイレンズが熱膨張したときに第一基準線上における第二基準線方向への移動が防止され第二基準線上における第一基準線方向への移動が防止されるため、第一基準線と第二基準線が交差する熱膨張中心の移動が確実に防止できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部の端部を用いて光学系に対し位置決めすることにより、フライアイレンズが熱膨張したときでも、その第一位置決め部及び第二位置決め部の端部を第一基準線上に位置させ、第三位置決め部の端部を第二基準線上に位置させておくことが可能である。このため、フライアイレンズの熱膨張により、フライアイレンズの熱膨張中心が光学系に対して移動することを防止でき、フライアイレンズの移動に起因する光学機能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフライアイレンズの斜視図である。
【図2】図1のフライアイレンズの正面図である。
【図3】図1のフライアイレンズの光学系内での具体的構成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフライアイレンズの斜視図である。
【図5】従来のフライアイレンズを用いた光学系の基本構成を示す端面図である。
【図6】従来のフライアイレンズを用いた光学系の基本構成を示す端面図である。
【符号の説明】
10,10a…フライアイレンズ、20…光学機能部、21…セル、30…コバ部、40…第一位置決め部、41,42…凸部、43…スプリング、45…側面、50…第二位置決め部、51,52…凸部、53…スプリング、55…側面、60…第三位置決め部、61,62…凸部、63…スプリング、65…側面、A…ハウジング、a…空洞部、O…膨張中心、X…第一基準線、Y…第二基準線。

Claims (3)

  1. 光学機能部に複数のセルを有するフライアイレンズをハウジング内において位置決めするフライアイレンズの位置決め構造であって
    前記フライアイレンズは、外縁に第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部を有し、
    前記第一位置決め部及び第二位置決め部が前記フライアイレンズの熱膨張中心を通る第一基準線により分割される領域の一方に形成され、かつ、前記第一位置決め部及び第二位置決め部のそれぞれの側端部が前記第一基準線上に位置し、
    前記第三位置決め部の側端部が前記第一基準線に交差し前記熱膨張中心を通る第二基準線上に位置し、
    前記ハウジングは、前記ハウジング内に突出する第一凸部、第二凸部及び第三凸部を有し、
    前記第一位置決め部の側端部は、前記第一凸部に当接するように押圧され、
    前記第二位置決め部の側端部は、前記第二凸部に当接するように押圧され、
    前記第三位置決め部の側端部は、前記第三凸部に当接するように押圧されること、
    を特徴とするフライアイレンズの位置決め構造
  2. 前記第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部が外縁から突出する凸部であること、
    を特徴とする請求項1に記載のフライアイレンズの位置決め構造
  3. 前記第一位置決め部、第二位置決め部及び第三位置決め部が外縁を窪ませた凹部であること、
    を特徴とする請求項1に記載のフライアイレンズの位置決め構造
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