JP4312199B2 - レンズセンタリング装置 - Google Patents
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Description
本発明は、従来技術のレンズセンタリング装置の上述した問題に鑑みてなされたものであって、コストの低減、設置空間の縮小、レンズセンタリングの困難度の低減、レンズセンタリングの時間の短縮を図り、しかもマルチレンズセットの間に適用することができるレンズセンタリング装置を提供することを目的とする。
レンズが設けられるための支持端を有するホルダーに適用され、レンズの光軸とホルダーの中心軸との相対位置が調整されるためのレンズセンタリング装置において、
外端面にグルーブが設置されている第1偏心ピンであり、第1偏心ピン軸が前記レンズの光軸に直交するようにレンズの外縁とホルダーとの間に設置され、前記レンズの光軸とホルダーの中心軸との第1の方向における相対位置を微調整する第1の微調整手段と、
外端面にグルーブが設置されている第2偏心ピンであり、かつ前記第1の微調整手段との交錯挟み角度は、60度から120度であり、第2偏心ピン軸が前記レンズの光軸に直交するようにレンズの外縁とホルダーとの間に設置され、前記レンズの光軸とホルダーの中心軸との第2の方向における相対位置を微調整し、前記第1の方向と第2の方向との交錯挟み角は、60度から120度である第2の微調整手段と、
前記ホルダーに結合され、前記レンズの光軸方向の移動を制限し、前記第1の方向、第2の方向とは逆の方向における弾性力をそれぞれ付与するための保持手段と、
を備えることを特徴とするレンズセンタリング装置である。
前記ホルダーの支持端には、レンズを支持するための端面と、第1及び第2の微調整手段を設けるための設置部とが設けられていることを特徴とする。
前記設置部は、第1の凹部及び第2の凹部を備えることを特徴とする。
前記位置決め部は、円柱体であることを特徴とする。
前記作用部は、カムであることを特徴とする。
前記グルーブは、一字溝であることを特徴とする。
前記第1の弾性部材は、弾性片またはバネのいずれかから選択されることを特徴とする。
前記保持手段は、2つの第2の弾性部材を有し、第1及び第2の方向とは逆の方向における弾性力がそれぞれ付与されていることを特徴とする。
前記第2の弾性部材は、弾性片またはバネのいずれかから選択されることを特徴とする。
前記第1の方向と第2の方向との交錯挟み角は、90度であることを特徴とする。
前記第1、第2の微調整手段の外部には、スリーブがさらに設けられていることを特徴とする。
前記ホルダーは、レンズを設けるための支持端を有する鏡筒であることを特徴とする。
図1Aないし図1Bは、本発明に係るレンズセンタリング装置の第1の実施形態の異なる角度による組み立て構造を模式的に示す。図に示すように、本発明に係るレンズセンタリング装置は、レンズ20が設けられたホルダーとしての鏡筒10に適用される。レンズの光軸とホルダーの中心軸との相対位置が調整されるためのレンズセンタリング装置は、鏡筒10とレンズ20との間に設置される第1の微調整手段30及び第2の微調整手段40と、前記鏡筒10に結合され前記レンズ20の微調整範囲を制限するための保持手段50と、を備える。
図に示すように、レンズ20は鏡筒10の支持端の端面10aに設けられ、保持手段50の第1の弾性片50aによってレンズ20が軸方向に移動するように位置付けられている。第1の微調整手段30はレンズ20の外縁20bと鏡筒10との間に設けられており、第1の微調整手段30の大径30d及び小径30bは微量に偏心しており、第1の大径30dは鏡筒10の端面10aに当接され、保持手段50の第2の弾性片50bによって第1の大径30dがレンズ20の外縁20bに当接される。調整ツール(図示せず)が第1の微調整手段30のグルーブ30a内に挿入され第1の微調整手段30が回動されることにより、レンズ20の光軸Bと鏡筒10の中心軸Aとが相対的にシフトしている。
図5は、本発明に係るレンズセンタリング装置の第2の実施形態の断面図を模式的に示す。第1の実施形態と同一または近似の部品にはダッシュまたはダブリュダッシュの参照番号を付与して、図面の記載内容も簡略化し、その詳しい説明を省略している。
第2の実施形態のレンズセンタリング装置は、前記第1の実施形態に近似の構成からなり、本実施形態において異なる点は、レンズ20’が第1の微調整手段30’、第2の微調整手段40’に当接するようにするための弾性部材60’が、保持手段から延びて形成される弾性片ではなく、独立に設けられた圧縮バネであることにある。
図6は、本発明に係る第3の実施形態のレンズセンタリング装置の断面図を模式的に示す。第1の実施形態と同一または近似の部品にはダッシュまたはダブリュダッシュの参照番号を付与して、図面の記載内容も簡略化し、その詳しい説明を省略している。
第3の実施形態において、レンズセンタリング装置は、前記第1の実施形態に近似の構成からなり、第3実施形態において異なる点は、第1の微調整手段30”、第2の微調整手段40”の外周にはそれぞれスリーブ70”が被覆されており、前記スリーブ70”とそれに対応する第1の微調整手段30”、第2の微調整手段40”との間を低摩擦にし、スリーブ70”とレンズ20”との間を高摩擦にする。このように構成することにより、レンズ20”が微調整されるプロセスにおいて、レンズの光軸Bの鏡筒10の中心軸Aに対する移動量が正確に付与され、回転性質である微調整を移動性質である微調整に変換しているため、微調整プロセスにおける摩擦現象、特に第1の微調整手段30”、第2の微調整手段40”とレンズ20”の外縁との表面摩擦を低減することができ、その使用寿命を延長することができる。
B 光軸
10 鏡筒
10a 端面
10b、10d 第1の凹部
10c、10e 第2の凹部
20、20’、20” レンズ
20a 底面
20b 外縁
20c 上端縁
30、30’、30” 第1の微調整手段
30a、40a グルーブ
30b、40b 第1の小径
30c、40c 第2の小径
30d、40d 第1の大径
30e、40e 第2の大径
40、40’、40” 第2の微調整手段
50 保持手段
50a 第1の弾性片
50a 第2の弾性片
60’ 弾性部材
70” スリーブ
Claims (14)
- レンズが設けられるための支持端を有するホルダーに適用され、レンズの光軸とホルダーの中心軸との相対位置が調整されるためのレンズセンタリング装置において、
外端面にグルーブが設置されている第1偏心ピンであり、第1偏心ピン軸が前記レンズの光軸に直交するようにレンズの外縁とホルダーとの間に設置され、前記レンズの光軸とホルダーの中心軸との第1の方向における相対位置を微調整する第1の微調整手段と、
外端面にグルーブが設置されている第2偏心ピンであり、かつ前記第1の微調整手段との交錯挟み角度は、60度から120度であり、第2偏心ピン軸が前記レンズの光軸に直交するようにレンズの外縁とホルダーとの間に設置され、前記レンズの光軸とホルダーの中心軸との第2の方向における相対位置を微調整し、前記第1の方向と第2の方向との交錯挟み角は、60度から120度である第2の微調整手段と、
前記ホルダーに結合され、前記レンズの光軸方向の移動を制限し、前記第1の方向、第2の方向とは逆の方向における弾性力をそれぞれ付与するための保持手段と、
を備えることを特徴とするレンズセンタリング装置。 - 前記ホルダーの支持端には、レンズを支持するための端面と、第1及び第2の微調整手段を設けるための設置部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記設置部は、第1の凹部及び第2の凹部を備えることを特徴とする請求項2に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記第1の微調整手段及び第2の微調整手段のそれぞれには、相互に偏心する位置決め部及び作用部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記位置決め部は、円柱体であることを特徴とする請求項4に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記作用部は、カムであることを特徴とする請求項4に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記グルーブは、一字溝であることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記保持手段は、前記レンズを付勢するための第1の弾性部材を有し、前記レンズの軸方向の移動を制限することを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記第1の弾性部材は、弾性片またはバネのいずれかから選択されることを特徴とする請求項8に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記保持手段は、2つの第2の弾性部材を有し、第1及び第2の方向とは逆の方向における弾性力がそれぞれ付与されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記第2の弾性部材は、弾性片またはバネのいずれかから選択されることを特徴とする請求項10に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記第1の方向と第2の方向との交錯挟み角は、90度であることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記第1、第2の微調整手段の外部には、スリーブがさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
- 前記ホルダーは、レンズを設けるための支持端を有する鏡筒であることを特徴とする請求項1に記載のレンズセンタリング装置。
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