JP2000214366A - 鏡枠装置 - Google Patents

鏡枠装置

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JP2000214366A
JP2000214366A JP11012180A JP1218099A JP2000214366A JP 2000214366 A JP2000214366 A JP 2000214366A JP 11012180 A JP11012180 A JP 11012180A JP 1218099 A JP1218099 A JP 1218099A JP 2000214366 A JP2000214366 A JP 2000214366A
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lens
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adjusting
axis
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
Mitsuhiro Sato
光浩 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光軸位置および光軸の傾きの調整が容易で、し
かも、構造が簡単である鏡枠装置を提供する。 【解決手段】本発明の鏡枠装置は、鏡枠10,20と、
その鏡枠が組み込まれる直進カム環21と回動カム環2
2で構成される。上記鏡枠の組み込み状態で鏡枠20の
調整ネジ16のねじ込みにより、内枠11aをY2 軸に
対して傾斜させ、鏡枠20の調整ネジ17のねじ込みに
より、中枠11bをX2 軸に対して傾斜させ、光軸の傾
き調整を行う。続いて、鏡枠10の調整ネジ6のねじ込
みにより内枠1aをX1 軸方向に平行移動させ、さら
に、鏡枠10の調整ネジ7のねじ込みにより中枠1bを
Y1 軸方向に平行移動させて光軸位置調整が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズの光軸位置
および傾きの調整が可能な鏡枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ鏡枠の光軸の傾きを含む芯
ずれを調整するレンズ系の組み立て方法として、特開昭
59−68710号公報に提案されたものは、隣り合う
レンズを間隔形成用リングで保持した状態でレンズ光軸
の傾きを含む芯ずれを調整し、その後、上記レンズと間
隔形成用リングとをその外周部で接着固定するようにし
て組み立て調整するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開昭59−6
8710号公報に提案された組み立て方法において、レ
ンズ光軸の傾きのみを調整しようとする場合でもレンズ
光軸と直交する方向の芯位置も同時に移動してしまう可
能性があり、さらに、芯出し後、調整状態を保持しなが
らレンズと間隔形成用リングの外周部を接着する必要が
あるなど調整、組み立てがやりにくいという不具合があ
った。
【0004】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、レンズ光軸方向(光軸の傾き)お
よびレンズ光軸の位置(光軸の平行移動)の調整が容易
であり、その構成も簡単である鏡枠装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
鏡枠装置は、レンズ光軸の平行移動調整が可能な第1の
枠と、レンズ光軸の傾き調整可能な第2の枠とを具備し
ており、上記第1の枠によりレンズ光軸の平行移動調整
を行い、上記第2の枠によりレンズ光軸の傾き調整を行
う。
【0006】本発明の請求項2記載の鏡枠装置は、レン
ズ光軸をその光軸と直交する平面内の少なくとも一方向
への平行移動調整が可能な第1の枠と、レンズ光軸の傾
きを少なくとも一方向に調整可能な第2の枠とを具備し
ており、上記第1の枠によりレンズ光軸の平行移動調整
を行い、上記第2の枠によりレンズ光軸の傾き調整を行
う。
【0007】本発明の請求項3記載の鏡枠装置は、レン
ズを保持する第1の枠と、レンズを保持する第2の枠
と、上記第1の枠に設けられ、レンズ光軸を平行移動さ
せるための第1の調整手段と、上記第2の枠に設けら
れ、レンズ光軸の傾きを調整するための第2の調整手段
とを具備しており、上記第1の枠によりレンズ光軸の平
行移動調整を行い、上記第2の枠によりレンズ光軸の傾
き調整を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態の鏡
枠装置の分解斜視図であり、本図に示すように本鏡枠装
置は、カメラ,顕微鏡等の光学機器に組み込まれる鏡枠
装置であって、鏡枠10と、鏡枠20と、上記鏡枠1
0,20が光軸O方向に進退自在に組み込まれる直進カ
ム環22と、上記直進カム環22の外周部に回動可能に
嵌合される回動カム環21とで構成される。なお、本鏡
枠装置において、光入射側光軸を光軸O1 とし、光出射
側光軸を光軸O2 とする。
【0009】上記鏡枠10は、鏡枠の正面図である図
2、および、図2のA−O−A断面図である図3に示す
ように、主に第1の枠である鏡枠本体1と、上記鏡枠本
体に保持される光学素子であるレンズ2と、鏡枠本体1
の外周に固着されるカムフォロア3,4,5とで構成さ
れる。この鏡枠10は、上記レンズ2の光学系位置、す
なわち、そのレンズ光軸Oと直交する平面内の光軸位置
の平行移動調整(レンズ芯出し)が可能であり、この鏡
枠10に組み込まれるレンズ2は、レンズ光軸位置出し
に対して寄与率が高いレンズ構成を有している。
【0010】なお、上記レンズ2の光軸Oに直交する軸
をX1 軸(水平),Y1 軸(垂直)とし、その両軸の交
点P0 上で後述する連結部である平行バネ部1d,1e
および1f,1gの中心軸が交叉する(図3参照)。
【0011】上記鏡枠本体1は、レンズ2を保持するリ
ング状の内枠1aと、その外周に隙間を介在して配設さ
れるリング状の中枠1bと、さらに、その外周に隙間を
介在して配設されるリング状の外枠1cとが後述する連
結部で連結された一体構造部材である。なお、上記外枠
1cの外周3分割位置には、カムフォロア3,4,5が
固着される。
【0012】上記内枠1aと中枠1bの間は、上記枠と
一体的に形成される部分であって、光軸方向からみてY
1 軸を跨いだ状態でそれぞれ上下方向に平行に延びる各
2枚の変形可能な板状の連結部である平行バネ部1dお
よび1eによって連結されている。
【0013】さらに、上記中枠1bと外枠1cの間は、
上記枠と一体的に形成される部分であって、光軸方向か
らみてX1 軸を跨いだ状態でそれぞれ左右方向に平行に
延びる各2枚の変形可能な板状の連結部である平行バネ
部1fおよび1gによって連結されている。
【0014】なお、上記平行バネ部1d,1eおよび平
行バネ部1f,1gは、後述する調整ネジによってネジ
当接部が押圧された場合、それぞれX1 軸方向、また
は、Y1 軸方向に平行状態を保って変形し、内枠1a、
または、中枠1bが光軸Oに対して傾斜することなく平
行移動する。このように上記各枠が平行移動するのは、
前述したように上記平行バネ部1d,1eおよび1f,
1gの中心線が上記交点P0 を通り、X1 軸,Y1 軸を
含む面に関して略対称な形状を有し、さらに、後述する
調整ネジのネジ当接部がX1 軸,Y1 軸上に位置してい
るためである。
【0015】また、上記平行バネ1d,1eおよび1
f,1gは、それぞれ2枚で1組の構成になっている
が、それぞれ1枚ずつでもその機能を果たすことができ
る。
【0016】上記中枠1bにはX1 軸上に第1の調整手
段である雌ネジ部1iが設けられ、内枠1aには上記雌
ネジ部1iの内側対向位置にネジ当接面1kが設けられ
る。さらに、外枠1cには上記雌ネジ部1iの外側対向
位置に調整ネジ挿通用の開口1hが設けられている。同
様に、上記外枠1cにはY1 軸上に第1の調整手段であ
る雌ネジ部1jが設けられ、中枠1bには上記雌ネジ部
1jの内側対向位置にネジ当接面1mが設けられてい
る。
【0017】上記中枠1bの雌ネジ部1iには第1の調
節手段である調整ネジ6が開口1hを挿通して螺合され
る。また、外枠1cの雌ネジ部1jには第1の調節手段
である調整ネジ7が螺合される。なお、上記調整ネジ
6,7は、平先先端形状のすり割付きビスとする。この
先端は、曲面状、さらには、球面状であることが望まし
い。
【0018】なお、本実施形態の鏡枠10における組み
立て直後の光学系位置未調整状態での初期レンズ光軸位
置Zは、中心位置(目標光軸O位置)よりも図2上で僅
かに右上に偏倚させて設けられている。上記ずれ量は、
レンズ光軸位置の調整量以上とする。その理由は、調整
範囲内において、上記調整ネジ6,7をねじ込み、その
先端面をネジ当接面1k,1mに当接させた状態を保っ
て調整を行わせるためである。
【0019】一方、上記鏡枠20は、鏡枠の正面図であ
る図4、および、図4のB−O−B断面図である図5に
示すように、主に第2の枠である鏡枠本体11と、上記
鏡枠本体に保持される光学素子であるレンズ12と、鏡
枠本体11の外周に固着されるカムフォロア13,1
4,15とで構成される。この鏡枠20は、上記レンズ
12の光学系位置、すなわち、そのレンズ光軸Oの傾き
調整が可能であり、この鏡枠20に組み込まれるレンズ
12は、レンズ光軸傾きに対して寄与率が高いレンズ構
成を有している。
【0020】なお、上記レンズ12の光軸Oに対して直
交方向の軸であって、それぞれ互いに直交する軸をX2
軸(水平),Y2 軸(垂直)とする。そして、上記X2
軸,Y2 軸の交点P0 上で後述する連結部である円柱部
11d,11eおよび11f,11gのそれぞれの中心
軸が交叉する。また、鏡枠10に関して図4上の表面側
(図5上の左側)を前面側とし、図4上の裏面側(図5
上の右側)を後面側とする。
【0021】上記鏡枠本体11は、レンズ12を保持す
る保持部材であるリング状の内枠11aと、その外周に
隙間を介在して配設される支持枠であるリング状の中枠
11bと、さらにその外周に隙間を介在して配設される
支持枠であるリング状の外枠11cとが後述する連結部
で連結される一体構造の部材である。なお、上記外枠1
1cの外周3分割位置には、カムフォロア13,14,
15が固着されている。
【0022】上記内枠11aと中枠11bの間は、上記
枠部と一体的に形成される部分であって、Y2 軸上に上
下方向に延びるねじり変形可能な連結部である円柱部1
1dおよび11eによって連結されている。
【0023】さらに、上記中枠11bと外枠11cの間
も、上記枠部と一体的に形成される部分であって、X2
軸上に左右方向に延びるねじり変形可能な連結部である
円柱部11fおよび11gによって連結されている。
【0024】また、上記中枠11bには、図4の中枠の
右側外周位置にX2 軸の近傍に沿って第2の調整手段で
ある雌ネジ部11kが設けられている。また、上記外枠
11cには、図4の外枠の上側外周位置にY2 軸に沿っ
て第2の調整手段である雌ネジ部11mが設けられてい
る。なお、上記外枠11cの上記雌ネジ部11kとの対
向部分には調整ネジ挿通用の切り欠き11nが設けられ
ている。
【0025】上記中枠11bの雌ネジ部11kには第2
の調整手段である調整ネジ16が螺着され、上記外枠1
1cの雌ネジ部11mには第2の調整手段である調整ネ
ジ17が螺着される。調整ネジ16,17は、円錐状先
端を有するすり割付きビスである。
【0026】さらに、内枠11aにはその外周の右側の
上記雌ネジ部11kに対向した位置まで突出し、X2 軸
の外方に向けて前方に傾斜する後面側傾斜面をもつ被押
圧部である傾斜突起部11iが設けられている。また、
同様に、中枠11bにはその外周の上方側の上記雌ネジ
部11mに対向した位置に突出し、Y2 軸の外方に向け
て後方に傾斜する前面側傾斜面をもつ被押圧部である傾
斜突起部11jが設けられている。
【0027】上記傾斜突起部11i,11jは、その傾
斜面をX2 軸,Y2 軸方向からねじ込まれる調整ネジ1
6,17の先端により押圧可能である。その押圧により
傾斜面を介して中枠11b、また、外枠11cがY2
軸、また、X2 軸に対して傾倒し、レンズ12の光軸傾
きを変化させることができる。
【0028】なお、本実施形態の鏡枠20の組み立て直
後であって、光学系位置未調整状態での初期レンズ光軸
方向αz(光出射側の光軸の傾き)は、図1に示すよう
に調整目標の光軸方向α0 (光出射側の光軸の傾き、角
度0度)よりも左上方向に調整可能な範囲の角度だけ傾
斜している。このように初期レンズ光軸方向αzを予め
所定角傾斜させる理由は、上記調整ネジ16,17がね
じ込まれた調整状態で、調整ネジの円錐状先端を常に傾
斜突起部11i,11jに当接させた状態を保つためで
ある。
【0029】上記直進カム環22は、光学装置に取り付
けされる固定部材であって、その外周部に鏡枠10,2
0のカムフォロワ3,4,5および13,14,15が
摺動自在に嵌入する3本の直進ガイド溝22aと、鏡枠
10の調整ネジ6,7を挿通、または、調整するための
開口孔22d,22eと、鏡枠20の調整ネジ16,1
7を挿通、または、調整するための開口孔22f,22
gとを有している。
【0030】上記回動カム環21は、直進カム環22の
外周に回動可能に嵌入する部材であって、その外周部に
鏡枠10,20のカムフォロワ3,4,5および13,
14,15が摺動自在に嵌入するそれぞれ3つのカム溝
21aおよび3つのカム溝21bと、上記各カムフォロ
ワをカム溝21a,21bに嵌入させるための3つのガ
イド溝21cと、鏡枠10の調整ネジ6,7を挿通、ま
たは、調整するための開口孔21d,21eと、鏡枠2
0の調整ネジ16,17を挿通、または、調整するため
の開口孔21f,21gとを有している。
【0031】本実施形態の鏡枠装置において、上記鏡枠
10および20は、直進カム環22の内周部に上記各カ
ムフォロワをガイド溝22aに嵌入させて組み込まれる
が、上記鏡枠20を光出射側に、上記鏡枠10を光入射
側に組み込む。さらに、上記直進カム環22の外周部に
は回動カム環21が、鏡枠のカムフォロワをカム溝21
a,21bに回動自在に嵌入され、本鏡枠装置として組
み立てが完了する。
【0032】次に、上述のように構成された本実施形態
の鏡枠装置の光学系位置調整動作について説明する。上
記直進カム環22および回動カム環21に上記鏡枠1
0,20が組み込まれた状態の鏡枠装置の調整を行うに
は、点光源部と光軸検出用CCD部とからなる調整治具
を用いる。その調整治具の上記点光源部を光入射側に、
CCD部を光出射側にセットする。そして、CCD部の
光軸検出信号に基づき、レンズ光軸の傾きの調整、およ
び、レンズ光軸と直交する平面内でのレンズ平行移動に
よるレンズ光軸位置の調整を行う。
【0033】まず、レンズ光軸の傾きを調整するには、
鏡枠20の調整ネジ16および17のねじ込み量を開口
孔21f,22fおよび21g,22gを通して調整す
る。すなわち、調整ネジ16の先端部で傾斜突起部11
iを押圧されるので円柱部11d,11eがねじり変形
して、レンズ12を保持する内枠11aが時計回り(図
1の上方から見て)に傾く。
【0034】また、調整ネジ17の先端部で傾斜突起部
11jが押圧されるので、円柱部11f,11gがねじ
り変形して、内枠11aとともに中枠11bが時計回り
(図1の右方から見て)に傾く。上記調整によって出射
側光軸O2 の傾きαzを目標光軸の傾きα0 に一致させ
る。この調整により鏡枠10と鏡枠20の総合的な光軸
の傾きが調整されることになる。このように少なくとも
一方向にはその傾きが調整可能となっている。
【0035】次に、レンズ光軸位置を調整するには、鏡
枠10の調整ネジ6および7のねじ込み量を開口孔21
d,22dおよび21e,22eを通して調整する。す
なわち、調整ネジ6をねじ込むと、平行バネ部1d,1
eが曲げ変形(厳密には、曲げ若しくは剪断、または、
それらが複合)して、内枠1aがX1 軸方向に平行移動
する。
【0036】また、調整ネジ7をねじ込むと、平行バネ
部1f,1gが変形して、中枠1bがY1 軸方向に平行
移動する。上記平行移動調整によって、出射側光軸O2
のレンズ光軸位置を目標光軸の光軸位置Oに一致させ
る。この調整により鏡枠10と鏡枠20の総合的な光軸
位置が調整されることになる。このように少なくとも一
方向にその平行移動調整が可能となっている。
【0037】上記調整の後、調整ネジ6,7および1
6,17を接着剤で雌ネジ部1i,1jおよび11k,
11mに固定して調整を終了する。
【0038】上述したように本実施形態の鏡枠装置によ
ると、平行移動による光軸位置の調整と光軸傾きの調整
を2つの鏡枠10および20でそれぞれ単独で調整する
ことができ調整作業が極めて単純化し、調整精度も向上
する。同時に、鏡枠10,20の構造も簡単であること
からコスト低減化も実現できる。
【0039】なお、本実施形態では、鏡枠20,鏡枠1
0の順に調整したが、必ずしも調整の順序はこれに限ら
れるものではない。
【0040】また、上述の実施の形態の鏡枠装置では、
鏡枠10および20を直進カム環22に組み込んだ状態
で平行移動による光軸位置の調整と光軸傾きの調整を行
った。しかし、鏡枠10、または、20がそれぞれ光軸
位置、または、光軸傾きへの寄与率が高いために、鏡枠
10,20単体の状態のもとでそれぞれ上記光軸位置の
調整と光軸傾きの調整を行い、その後、直進カム環22
および回動カム環21に組み込むようにしてもよい。
【0041】また、上記鏡枠10の平行バネ部1d,1
f等の変形や上記鏡枠20の円柱部11d,11f等の
変形は、鏡枠の再調整がないとすれば、弾性変形のみで
はなく、塑性変形を利用して調整することもできる。
【0042】上述の本発明の実施の形態に基づいて、 (1) 光学素子の光軸を平行移動調整可能な第1の枠
と、光学素子の光軸の傾き調整可能な第2の枠と、を具
備することを特徴とする光学系位置調整可能な鏡枠を提
案することができる。
【0043】(2) 光学素子の光軸をその光軸と直交
する平面内の少なくとも一方向に平行移動させることが
可能な第1の枠と、光学素子の光軸の傾きを少なくとも
一方向に調整可能な第2の枠と、を具備することを特徴
とする光学系位置調整可能な鏡枠を提案することができ
る。
【0044】(3) 光学素子を保持する第1の枠と、
光学素子を保持する第2の枠と、上記第1の枠に設けら
れ、光学素子の光軸を平行移動させるための第1の調整
手段と、上記第2の枠に設けられ、光学素子の光軸の傾
きを調整するための第2の調整手段と、を具備すること
を特徴とする光学系位置調整可能な鏡枠を提案すること
ができる。
【0045】以上のような態様によれば、鏡枠,レンズ
の部品製作誤差、鏡枠とレンズとの組み込み誤差により
生じる光学特性の劣化を調整手段により容易に取り除く
ことができる。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明の鏡枠装置によれ
ば、レンズ光軸の傾きおよびレンズ光軸の位置の調整を
それぞれ第1の枠、および、第2の枠で行うことができ
るので調整が容易であり、調整の精度も向上し、また、
その構成も簡単であり、コスト低減が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の鏡枠装置の分解斜視図。
【図2】上記実施形態の鏡枠装置に適用される第1の枠
を持つ鏡枠の正面図。
【図3】図2のA−O−A断面図。
【図4】上記一実施形態の鏡枠装置に適用される第2の
枠を持つ鏡枠の正面図。
【図5】図4のB−O−B断面図。
【符号の説明】
1 ……鏡枠本体(第1の枠) 1i,1j……雌ネジ部(第1の調整手段) 2,12……レンズ 6,7……調整ネジ(第1の調整手段) 11 ……鏡枠本体(第2の枠) 11k,11m……雌ネジ部(第2の調整手段) 16,17……調整ネジ(第2の調整手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ光軸の平行移動調整が可能な第1
    の枠と、 レンズ光軸の傾き調整可能な第2の枠と、 を具備することを特徴とする鏡枠装置。
  2. 【請求項2】 レンズ光軸をその光軸と直交する平面内
    の少なくとも一方向への平行移動調整が可能な第1の枠
    と、 レンズ光軸の傾きを少なくとも一方向に調整可能な第2
    の枠と、 を具備することを特徴とする鏡枠装置。
  3. 【請求項3】 レンズを保持する第1の枠と、 レンズを保持する第2の枠と、 上記第1の枠に設けられ、レンズ光軸を平行移動させる
    ための第1の調整手段と、 上記第2の枠に設けられ、レンズ光軸の傾きを調整する
    ための第2の調整手段と、 を具備することを特徴とする鏡枠装置。
JP11012180A 1998-12-25 1999-01-20 鏡枠装置 Withdrawn JP2000214366A (ja)

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Cited By (7)

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