JP2000284159A - レンズ鏡胴 - Google Patents
レンズ鏡胴Info
- Publication number
- JP2000284159A JP2000284159A JP11091591A JP9159199A JP2000284159A JP 2000284159 A JP2000284159 A JP 2000284159A JP 11091591 A JP11091591 A JP 11091591A JP 9159199 A JP9159199 A JP 9159199A JP 2000284159 A JP2000284159 A JP 2000284159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- lens barrel
- interlocking member
- lens frame
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
け、前記連動部材をセットビスでレンズ鏡胴に固定する
ようにして、該レンズ枠の変形や割れを防止し、光学的
不具合が発生しないレンズ鏡胴を提供する。 【解決手段】レンズ枠60に連動部材62を取り付け、
マスターレンズ18の位置調節後に連動部材62をレン
ズ鏡胴10に固定するようにしたので、レンズ枠60の
変形や割れが防止されるとともに光学的不具合が発生せ
ず、トラッキング調節が容易なレンズ鏡胴を提供するこ
とができる。
Description
特にレンズ鏡胴の内部に設けられたレンズを保持するレ
ンズ枠が、レンズの光軸方向の位置調節後に固定される
レンズ鏡胴に関する。
ターレンズを該レンズ鏡胴に対して光軸と平行な方向に
微動調節して、トラッキング調節を行う。前記トラッキ
ング調節を行う部位の構造は、マスターレンズを保持す
るレンズ枠を前記レンズ鏡胴に内接するとともに、光軸
方向に対して摺動可能に構成している。
を固定する手段は、レンズ鏡胴の側からレンズ枠を止め
ねじで押圧することにより固定していた。
の、レンズ鏡胴の側から止めねじによってレンズ枠を押
圧してレンズを固定する構成では、押圧力によってレン
ズ枠が変形してしまい、レンズ枠の光学的不具合が生じ
たり、レンズ枠の材質によっては割れてしまうという不
具合が生じていた。また、止めねじがレンズ枠を押圧す
ることによって、レンズ枠に止めねじの押圧痕が残り、
一度押圧痕が生じてしまうと次回その押圧痕の近傍に再
び止めねじをセットしようとしても前回の押圧痕に止め
ねじが倣ってしまい、微妙な再調節が行えないという不
具合があった。
たもので、光軸方向に対して摺動可能に構成されたレン
ズ枠をレンズ鏡胴に対して係止しても、レンズ枠の変形
や割れ、あるいは光学的不具合が発生しないレンズ鏡胴
を提供することを目的とする。
に本発明によれば、レンズ鏡胴の内部に設けられたレン
ズを保持するレンズ枠が、レンズの光軸方向の位置調節
後に固定されるレンズ鏡胴において、前記レンズ枠に連
動部材を取り付け、レンズ位置の調節後に連動部材をレ
ンズ鏡胴に固定することを特徴としている。
り付け、レンズ位置の調節後に連動部材をレンズ鏡胴に
固定するようにしたので、レンズ枠の変形や割れが防止
され、光学的不具合が発生せず、トラッキング調節を容
易に行うことができる。
るレンズ鏡胴の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るレンズ鏡胴が適用されたテレビカメ
ラ用ズーム式レンズ鏡胴10の断面図である。
して前方からフォーカスレンズ12、変倍レンズ14、
補正レンズ16、リレーレンズ17、及びマスタレンズ
18の順に配置されている。絞り20は、図示しない調
節機構により駆動されて光量の調節を行う。前記フォー
カスレンズ12は、鏡胴10の前端の開口部に配置され
ると共に、光軸Lに沿って前後移動自在に設けられ、図
示しないヘリコイドねじ等の駆動機構によって前後移動
される。これによってピント調整が行われる。
されている。該レンズ枠22には、レンズ枠22を光軸
Lに沿って摺動可能にするための棒状のスライダ22A
が一体に形成され、かつ複数設けられている。一方補正
レンズ16はレンズ枠24に支持されている。該レンズ
枠24にも、レンズ枠24を光軸Lに沿って摺動可能に
するための棒状のスライダ24Bが一体に形成され、か
つ複数設けられている。
2A、32B…が形成されており、該直進溝32A、3
2B…にはそれぞれ対応するスライダ22A、24B…
が嵌入される。直進溝32A、32B…は光軸Lと平行
に形成されているので、レンズ14及び16は光軸Lに
沿って摺動可能となる。前記レンズ枠22にはピン25
が一体で形成されており、該ピン25には外接して樹脂
等の摺動用の材質で形成されているブッシュ26が挿入
されている。このようにピン25とブッシュ26とで構
成されたカムフォロワ27は、鏡胴に形成されたスリッ
ト31を介して外カム筒28の変倍レンズ用カム溝30
に係合されている。また、補正レンズ16のレンズ枠2
4にも同様にカムフォロワ27が形成されており、前記
スリット31を介して外カム筒28の補正レンズ用カム
溝34に係合されている。前記外カム筒28に連結され
ている平歯車40と、モータ36の出力軸38に係入さ
れているピニオンギヤ42とは歯合されている。
−2断面」を示した斜視図である。図1、図2に示すよ
うに、マスタレンズ18はレンズ枠60に取り付けら
れ、適切なクリアランスをもってレンズ鏡胴10に摺動
自在に嵌合している。レンズ枠60の後端に設けられた
ボス60Bは、レンズ鏡胴10の開口部10Eを通って
レンズ鏡胴10の外部へ突出している。連動部材62は
薄板状の部材から形成されるとともに、ねじ64により
取付穴62Dを介してレンズ枠60のボス60Bに固定
され、これによりレンズ枠60と連動部材62は一体的
に移動する。連動部材62の側面62B、62Cは、レ
ンズ鏡胴10の案内面10B、10Cに案内され、前後
移動する。なお、該連動部材62は板ばね又はプラスチ
ックス板等で薄板状に形成されているので、光軸方向に
対しては高い剛性を有し、光軸に対して半径方向に弾性
変形容易な性質を有している。
部62Fとが形成されており、後述するように長穴62
Eにはセットビス68が挿入されてレンズ鏡胴10と締
結される。開口部62Fにはレンズ鏡胴10の孔10A
に挿入される偏心ピン66が保持される。偏心ピン66
の先端にはピン66Aが偏心して設けられており、レン
ズ鏡胴10の孔10Aとレンズ枠60の孔60Aに嵌入
した状態で偏心ピン66を回転すると、レンズ枠60を
レンズ鏡胴10に対し前後移動させることができる。
E(広角)からTELE(望遠)に変倍するには、モー
タ36の出力軸38を正転/逆転駆動する。すると変倍
レンズ14が前記カム溝30の軌跡に沿って光軸L方向
に前後移動し、補正レンズ16も同様に、カム溝34の
軌跡に沿って光軸L方向に前後移動する。これによっ
て、WIDE(広角)撮影及びTELE(望遠)撮影が
できる。
の調節時に於いて、無限遠のピントを合わせるためのト
ラッキング調節を行う手順を以下に説明する。組み立て
が終了したレンズ鏡胴10の受光素子面に相当する位置
に調整用のターゲットスクリーンを置き、コリメータか
らの平行光をフォーカスレンズ12側から光軸Lに沿っ
て入射する。そして、ターゲットスクリーンに写った像
が最小の点となるように偏心ピン66を回転してマスタ
レンズ18を移動する。一般にズーム式レンズのトラッ
キング調節は、フォーカスレンズ12の操作とマスタレ
ンズ18の移動調節との双方を、ズームのWIDE端と
TELE端との双方で繰り返し実施して収束させる。
ーゲットスクリーンに写った像が最小の点となるように
偏心ピン66を回転してマスタレンズ18を移動する
()。次に、ズームをTELE端端にした状態でター
ゲットスクリーンに写った像が最小の点となるようにフ
ォーカスレンズ12を操作する()。ここでフォーカ
スレンズ12を操作するとで調節したピントがずれる
ので、前記との調節を2〜3回繰り返して実施し
て、ターゲットスクリーンに写った像の大きさが所定の
大きさの範囲に入るようにする。
置が確定したら、セットビス68を締めてマスタレンズ
18を保持しているレンズ枠60をレンズ鏡胴10に対
して係止する。以上でトラッキングの調節が終了する。
上述のように前記連動部材62は、光軸Lに対して半径
方向に弾性変形容易な性質を有するので、トラッキング
調節時にセットビス68を用いて連動部材62を固定し
ても、連動部材62が半径方向に変形するためレンズ枠
60は変形しない。したがって、マスタレンズ18の光
軸がずれるといった光学的不具合を生じることもない。
また連動部材62は、光軸方向に対しては高い剛性を有
する形状をしているので、セットビス68を用いて連動
部材62をレンズ鏡胴10に固定すれば、マスタレンズ
18の位置を光軸方向に対して係止することができる。
する機能を有するのでレンズ鏡胴10の構造を単純にす
ることができるとともに小型化を図ることができる。ま
た、セットビス68で連動部材62を固定しても、レン
ズ枠60には殆ど応力が加わらないので、レンズ枠60
を樹脂等による成形品で構成しても、損傷を生じること
はない。
面で固定されているので、固定に際して押圧痕は生じな
い。したがって、再調節時に於いても前回調節した近傍
に容易に再設定を行うことが可能である。上記に示した
実施の形態では、連動部材62とレンズ枠60とを別の
部品で構成した例で説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、連動部材62とレンズ枠60とを一
体として形成しても本発明の目的は達成される。
れるレンズ鏡胴10のトラッキング調節の機構の例にて
説明したが、写真フイルムを使用する一般のカメラに適
用してもよいし、トラッキング調節のみならず、その他
のレンズ枠位置調節構造に適用してもよい。
鏡胴によれば、レンズ枠に連動部材を取り付け、レンズ
位置の調節後に連動部材をレンズ鏡胴に固定するように
したので、レンズ枠の変形や割れが防止され、光学的不
具合が発生せず、トラッキング調節が容易なレンズ鏡胴
を提供することができる。
メラ用ズーム式レンズ鏡胴の実施の形態を示す断面図
した斜視図
枠、62…連動部材、64…ねじ、66…偏心ピン、6
8…セットビス
Claims (4)
- 【請求項1】 レンズ鏡胴の内部に設けられたレンズを
保持するレンズ枠が、レンズの光軸方向の位置調節後に
固定されるレンズ鏡胴において、 前記レンズ枠に連動部材を取り付け、レンズ位置の調節
後に連動部材をレンズ鏡胴に固定することを特徴とする
レンズ鏡胴。 - 【請求項2】 前記連動部材は、レンズ枠と一体または
別体に構成されていることを特徴とする請求項1のレン
ズ鏡胴。 - 【請求項3】 前記連動部材は、薄板状の弾性部材で構
成されることを特徴とする請求項2のレンズ鏡胴。 - 【請求項4】 前記レンズ鏡胴に対して前記レンズ枠を
レンズの光軸方向に変位させる偏心ピンを有し、前記偏
心ピンは前記連動部材に係止されて脱落を防止されてい
ることを特徴とする請求項2乃至3のレンズ鏡胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09159199A JP4284480B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | レンズ鏡胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09159199A JP4284480B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | レンズ鏡胴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000284159A true JP2000284159A (ja) | 2000-10-13 |
JP4284480B2 JP4284480B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
ID=14030804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09159199A Expired - Fee Related JP4284480B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | レンズ鏡胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4284480B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163865A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-06-10 | Sony Corp | レンズ調芯機構、レンズ装置及び撮像装置 |
JP2007041157A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Nitto Kogaku Kk | レンズ保持ユニット |
JP2017026977A (ja) * | 2015-07-28 | 2017-02-02 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および光学機器 |
CN113439225A (zh) * | 2019-02-21 | 2021-09-24 | 株式会社尼康 | 透镜镜筒以及摄像装置 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09159199A patent/JP4284480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163865A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-06-10 | Sony Corp | レンズ調芯機構、レンズ装置及び撮像装置 |
JP2007041157A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Nitto Kogaku Kk | レンズ保持ユニット |
JP4690816B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2011-06-01 | 日東光学株式会社 | レンズ保持ユニット |
JP2017026977A (ja) * | 2015-07-28 | 2017-02-02 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および光学機器 |
CN113439225A (zh) * | 2019-02-21 | 2021-09-24 | 株式会社尼康 | 透镜镜筒以及摄像装置 |
CN113439225B (zh) * | 2019-02-21 | 2024-03-08 | 株式会社尼康 | 透镜镜筒以及摄像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4284480B2 (ja) | 2009-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6396645B1 (en) | Zoom lens barrel with focusing path and focal length switching path | |
US8026972B2 (en) | Picture-taking lens unit | |
EP2059843B1 (en) | Lens barrel and camera including it | |
US7031075B2 (en) | Lens apparatus and camera | |
US6212021B1 (en) | Optical apparatus having temperature compensating function | |
US6724541B2 (en) | Aperture regulating apparatus | |
US7373082B2 (en) | Light shielding structure of a zoom lens barrel | |
JP2000284159A (ja) | レンズ鏡胴 | |
JP3328036B2 (ja) | 鏡枠移動機構 | |
JP2003015005A (ja) | レンズ鏡胴 | |
US6443636B1 (en) | Stop device | |
US5680255A (en) | Zoom lens barrel and adjustment method of the flange back focal distance of the zoom lens barrel | |
JP2816243B2 (ja) | レンズ鏡筒の位置決め機構および位置決め方法 | |
US20230408789A1 (en) | Lens barrel | |
US20040156123A1 (en) | Structure of a lens barrel | |
JPH0452611A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP2010026322A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP3128129B2 (ja) | レンズ鏡筒の位置決め機構および位置決め方法 | |
JPH11142711A (ja) | レンズ駆動機構 | |
JP4189783B2 (ja) | レンズ鏡胴 | |
JP2005043494A (ja) | バリフォーカルレンズ | |
JPH1172690A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JPH09203850A (ja) | ズームレンズ鏡胴 | |
JPH0772369A (ja) | ズームレンズ装置 | |
JPH06313830A (ja) | レンズ鏡胴 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090225 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090310 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |