JP2004184744A - レンズ鏡筒のティルト調整機構 - Google Patents

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Takahiro Kobayashi
孝裕 小林
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Abstract

【目的】簡単な構成であり、かつ、レンズ枠のレンズ鏡筒に対する円滑な移動を妨げることなく、レンズのティルトを大きく変化させることができるレンズ鏡筒のティルト調整機構を提供すること。
【構成】レンズを固定したレンズ保持環と;このレンズ保持環とは別部材からなる、該レンズ保持環を支持する基準環と;を有するレンズ鏡筒において、上記基準環の端面に、円周方向に略等間隔にかつ光軸と直交する一つの面内に位置させて、弾性変形可能な3個の弾性変形取付部を形成し、上記レンズ保持環に、上記3個の弾性変形取付部に固定される固定フランジ部と、レンズを固定する環状部とを形成し、上記基準環に、上記3個の弾性変形取付部に対応させて、半径方向のネジ穴を形成し、上記基準環またはレンズ保持環に、上記各ネジ穴に螺合された皿ネジの皿部のレンズ保持環側の略半分に当接係合する、皿ネジ半受け面を形成して、各皿ネジの螺合量に応じて、3個の弾性変形取付部によって規定される面の光軸直交断面に対する傾きを変化させることを特徴とするレンズ鏡筒のティルト調整機構。
【選択図】図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒のティルト調整機構に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
レンズ鏡筒を構成する個々の部品精度が相当良くても、全ての部品を組み立てると、各部品の僅かな精度誤差が累積するため、光学性能が悪化してしまい、所望の光学性能を発揮できないことがある。また、近年では、レンズ鏡筒内の光学系に要求される精度が厳しくなってきており、部品精度だけでは所望の光学性能を発揮するのが難しくなっている。
【0003】
このため、従来より、レンズを支持するレンズ枠のティルトを調整して、所望のレンズ性能を発揮できるようにすることが行われている(例えば、特許文献1)。
この装置は、3本のカム溝が形成されたカム筒と、このカム筒の内側に同心をなして位置するとともに3本の案内溝が形成された案内筒と、案内筒の内側に位置するレンズ枠とを具備するものである。レンズ枠の外周面には円周方向溝が形成してあり、この円周方向溝に、光軸方向位置および周方向位置を変えずに偏心軸回りに回転するとともに、直径が円周方向溝の幅と同寸法である円柱形状の3本のカムピンを、周方向位置を異ならせて嵌合し、さらに、各カムピンを、各カム溝と各案内溝とにそれぞれ移動自在に嵌合している。そして、少なくとも一つのカムピンを回転させて(偏心量を変えて)、カムピンの外周面(カム面)と円周方向溝の接触位置を変化させることにより、レンズ枠を光軸方向に押圧して、レンズのティルト量を調整するものである。
【0004】
しかし、この装置では、3本のカムピンが光軸に直交する同一平面内に位置していないと、カムピンとカム溝の間の抵抗が大きくなり、カムピンがカム溝に対して円滑に移動できなくなってしまう。そのため、実際にはカムピンの偏心量をそれほど大きくすることはできず、その結果、レンズのティルトをそれほど大きくは変えられないという欠点がある。
【0005】
【特許文献1】
特許第2794424号公報
【0006】
【発明の目的】
本発明は、簡単な構成であり、かつ、レンズ枠のレンズ鏡筒に対する円滑な移動を妨げることなく、レンズのティルトを大きく変化させることができるレンズ鏡筒のティルト調整機構を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明のレンズ鏡筒のティルト調整機構は、基準環と、レンズを保持するレンズ保持環と、からなるレンズを支持するレンズ支持環において、上記基準環とレンズ保持環の対向面の少なくとも一方に弾性変形可能な複数の調整部を有し、通常は上記基準環の中心軸と上記レンズ保持環の中心軸が一致する位置関係になっており、複数の調整部のうち少なくとも一つを弾性変形させたとき、上記基準環の中心軸に対して、上記レンズ保持環の中心軸を傾斜させることにより上記レンズの傾斜を調整することを特徴としている。
【0008】
別の態様によれば、本発明のレンズ鏡筒のティルト調整機構は、レンズを固定したレンズ保持環と;このレンズ保持環とは別部材からなる、該レンズ保持環を支持する基準環と;を有するレンズ鏡筒において、上記基準環の端面に、円周方向に略等間隔にかつ光軸と直交する一つの面内に位置させて、弾性変形可能な3個の弾性変形取付部を形成し、上記レンズ保持環に、上記3個の弾性変形取付部に固定される固定フランジ部と、レンズを固定する環状部とを形成し、上記基準環に、上記3個の弾性変形取付部に対応させて、半径方向のネジ穴を形成し、上記基準環またはレンズ保持環に、上記各ネジ穴に螺合された皿ネジの皿部のレンズ保持環側の略半分に当接係合する、皿ネジ半受け面を形成して、各皿ネジの螺合量に応じて、3個の弾性変形取付部によって規定される面の光軸直交断面に対する傾きを変化させることを特徴としている。
【0009】
この態様では、弾性変形取付部を、基準環に突起として形成し、上記皿ネジ半受け面を、この突起に形成することができる。
【0010】
また、弾性変形取付部を、基準環に、周方向に間隔をおいて形成した穴部によって形成した薄肉部から形成し、上記皿ネジ半受け面をレンズ保持環に形成することもできる。
【0011】
上記皿ネジ半受け面は、テーパ面とするのが好ましい。
【0012】
さらに、上記レンズ鏡筒に、該レンズ鏡筒の外側から上記皿ネジの螺合量を調整する操作部材を挿入できる調整用穴を設けるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図4を参照しながら説明する。
まず、レンズ鏡筒1の具体的な構成について説明する。
固定部材である固定環3は、互いに同心をなすとともに、光軸O方向を向く大径筒状部材5と小径筒状部材7とを具備している。
【0014】
大径筒状部材5の外周面にはズーム操作環9が、光軸O回りに回転自在かつ光軸O方向に移動不能に嵌合しており、ズーム操作環9の外周面にはゴム製のカバー環11が嵌合している。
小径筒状部材7の外周面には回転環13が、光軸O回りに回転自在かつ光軸O方向に移動不能に嵌合している。回転環13の外周面には径方向外向きの動力伝達部材15が突設されている。この動力伝達部材15は、大径筒状部材5に穿設された周方向に長い周方向溝5aを貫通し、ズーム操作環9の内周面に形成された固定穴9aに嵌合固定されている。
上記のズーム操作環9にはズーム操作環9を径方向に貫通する調整用穴9bが穿設されており、大径環状部材5、回転環13、小径環状部材7には、それぞれの部材を径方向に貫通する、周方向に長い調整用穴5b、13a、7aがそれぞれ形成されており、各調整用穴9b、5b、13a、7aの光軸O方向位置は互いに一致している。そして、ズーム操作環9を操作して後述する各レンズ群L1、L2、L3を所定の焦点距離となるように位置合わせすると、各調整用穴9b、5b、13a、7aの周方向位置も一致し、各調整用穴9b、5b、13a、7aが互いに連通するので、後述するティルト調整を行えるようになる。
【0015】
回転環13には、周方向成分と光軸O方向成分とを有する3種類のカム溝13b、13c、13dが、光軸O方向に並べて、貫通溝として形成されている。
また、小径筒状部材7には、光軸Oと平行で、その一部が各カム溝13b、13c、13dと径方向にオーバーラップする直線溝7bが、貫通溝として形成されている。
【0016】
回転環13の外周面の前端部には、小径筒状部材7の直線溝7bと回転環13のカム溝13bの両方に嵌合するカムフォロア17aを有する案内環17が嵌合しており、案内環17は回転環13の回転に従って光軸O方向に移動する。さらに、案内環17には第1レンズ群L1が保持されている。
【0017】
小径筒状部材7の内側には、基準環(レンズ支持環)19が位置しており、その外周面に突設されたカムフォロア19aが、カム溝13cと直線溝7bのオーバーラップ部分に嵌合している。
【0018】
合成樹脂からなる基準環19は、図3に示すように、正面視円形の大径環状部21と、大径環状部21の前面に突設された、大径環状部21より径の小さい小径環状部23とを具備している。小径環状部23の周面には、周方向に等角度間隔で3個の周方向に長い長穴25が貫通穴として形成されており、各長穴25の直前には、光軸Oと略平行な方向に弾性変形可能な薄肉部(調整部)(弾性変形取付部)27が形成されている。各薄肉部27の前面には、周方向に等角度間隔で3個の凸面27aが形成されており、各凸面27aには環状突部27bが設けられ、各環状突部27bの中心部には、光軸Oと平行な方向を向くネジ穴29が設けられている。さらに、小径環状部23の外周面には、各長穴25の直後に位置するようにして径方向を向くネジ穴31が設けられており、大径環状部21の前面には、後述する皿ネジ53の皿部53aを避けるための凹部33が形成されている。
【0019】
基準環19に固定されるレンズ保持環(レンズ支持環)35も合成樹脂製であり、その中心軸が基準環19の中心軸と一致するとともに第2レンズ群L2を保持する環状部37と、環状部37の前端部に連設された薄肉の環状フランジ(固定フランジ部)39と、環状フランジ39の後面周縁部に突設された後ろ向きの環状突部41と、環状突部41の後面に周方向に等角度間隔で突設された、環状突部41と径方向の厚さが等しい3個の受片43とを具備しており、環状突部41と環状部37とフランジ39の後面によって環状凹部45が形成されている。各受片43の後端部には、径方向内側に向かうにつれて縮径するテーパ状凹部(皿ネジ半受け面)(テーパ面)47が形成されている。さらに、環状フランジ39には、環状突部41の内側に位置するようにして、周方向に等角度間隔で3個のネジ挿通用穴49が穿設されている。
【0020】
そして、ネジ挿通用穴49とネジ穴29の周方向位置を合わせながら、レンズ保持環35の環状部37を基準環19の小径環状部23の内側に若干のクリアランスをもって嵌合するとともに、小径環状部23の先端部を環状凹部45に嵌合し、止めネジ51をネジ挿通用穴49に挿通し、さらにネジ穴29に螺合することにより、各凸面27aが環状フランジ39の後面に当接した状態で、レンズ保持環35と基準環19とを固定することができる。
一方、基準環19のネジ穴31には皿ネジ53を螺合してあり、図1および図2に示すように、その皿部53aを、凹部33に嵌合させるとともにテーパ状凹部47に接触させてある。
【0021】
基準環19の後方には、第3レンズ群L3と絞り羽根Sを保持するレンズ支持枠55が位置しており、その外周面に突設されたカムフォロア55aが、直線溝7bとカム溝13dのオーバーラップ部分に嵌合している。
【0022】
このような構成からなるレンズ鏡筒1は、ズーム操作環9を光軸O回りに回転させると、この動きが動力伝達部材15を介して回転環13に伝わり、回転環13が光軸O回りに回転し、各カム溝13b、13c、13dと直線溝7bのオーバーラップ部分に嵌合している各カムフォロア17a、19a、55aが光軸O方向に直線移動して、ズーミングを行う。
【0023】
次に、以上のような構成からなるレンズ鏡筒1の第2レンズ群L2のティルト調整要領について説明する。
【0024】
図示を省略した測定装置を利用してレンズ鏡筒1のレンズ性能を調べた結果、所望のレンズ性能が発揮されていないときは、先ず、ズーム操作環9を回転させて、基準環19に取り付けられた皿ネジ53の光軸O方向位置と周方向位置を、各調整用穴9b、5b、13a、7aに一致させる。次いで、ズーム操作環9からカバー環11を外し、調整用穴9b、5b、13a、7aに図示を省略したドライバー(操作部材)を挿入して、いずれか一つの皿ネジ53のネジ穴31に対する螺合量を調整する。皿ネジ53の螺合量を増大させると、皿ネジ53の皿部53aがテーパ状凹部47に圧接し、操作された皿ネジ53が当接している受片43が光軸Oとの直交面に対して前方に傾斜する。この受片43の傾斜に伴い、この皿ネジ53の直前に位置する薄肉部27が前側に弾性変形するとともに、レンズ保持環35の中心軸が基準環19の中心軸に対して傾斜し、第2レンズ群L2が光軸Oとの直交面に対して傾斜する。一方、皿ネジ53の螺合量を減少させると、皿ネジ53の皿部53aが径方向外側に退避し、この皿ネジ53が当接していた突起43と薄肉部27が元の形状に近づくように弾性復帰し、環状フランジ39と環状部37が傾斜し、第2レンズ群L2の傾斜角が小さくなる。
【0025】
所望のレンズ性能が発揮されるようになったら、皿ネジ53の調整を止める。一方、皿ネジ53の調整後も所望のレンズ性能が得られない場合は、皿ネジ53の螺合量をさらに変化させるか、他の皿ネジ(テーパ状凹部47と接する皿部53aの面の傾斜が異なる皿ネジ)53の螺合量を調整する。
【0026】
以上説明した本実施形態によれば、皿ネジ53のネジ穴31に対する螺合量を変化させることにより、第2レンズ群L2のティルトを大きく変化させることができる。しかも、螺合量を大きく変化させて第2レンズ群L2のティルトを大きく変化させても、カム溝13cと直線溝7bに対するカムフォロア19aの動きに影響はなく、カムフォロア19aは常に円滑に動作する。
さらに、基準環19とレンズ保持環35がレンズ鏡筒1内部にある状態においても、調整用穴9b、5b、19a、7aを利用することにより第2レンズ群L2のティルト調整を行えるので、レンズ鏡筒1の光学性能を確認しながらティルト調整を行うことができる。
【0027】
次ぎに、本発明の第2の実施の形態について、図5乃至図8を参照しながら説明する。
なお、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0028】
図7に示すように、合成樹脂からなる本実施形態の基準環(レンズ支持環)61は、円環状の支持部63と、支持部63の前面に、周方向に等角度間隔で突設された3個の突起(調整部)(弾性変形取付部)65とを具備している。
突起65は、支持部63の前面から前方に向かって突出するネジ受け部67と、ネジ受け部67の前端部に連なる取付部69とからなる。ネジ受け部67の外周面には径方向を向くネジ穴71が設けられている。取付部69には、支持部63との対向部に、径方向内側に向かうにつれて縮径するテーパ状凹部(皿ネジ半受け面)(テーパ面)72が形成されており、その前面69aには、前方に向かって突出する嵌合部73が形成され、嵌合部73の前面には基準環61の中心軸と平行な方向のネジ穴75が設けられている。
一方、支持部63の取付部69との対向面には、皿ネジ53の皿部53aを避けるための凹部77が形成されている。
【0029】
第2レンズ群L2を支持するレンズ保持環(レンズ支持環)79も合成樹脂製であり、その外径が基準環61の内径より小さい環状部81と、環状部81の前端部に連設された薄肉の環状フランジ(固定フランジ部)83とを具備している。環状フランジ83には、周方向に等角度間隔で3個の嵌合用凹部85が形成されている。
【0030】
そして、レンズ保持環79の環状部81をレンズ支持枠61の支持部63の内側に、両者の中心軸を一致させた状態で、かつ若干のクリアランスをもって嵌合するとともに、各嵌合部73を嵌合用凹部85に嵌合して、止めネジ51を環状フランジ83の前方からネジ穴75に螺合し、取付部69の前面69aと環状フランジ83の後面とが当接した状態で、レンズ保持環79と基準環61とを固定することができる。
一方、ネジ受け部67のネジ穴71には皿ネジ53を螺合してあり、図5及び図6に示すように、その皿部53aを、凹部77に嵌合させるとともにテーパ状凹部72に接触させてある。
【0031】
次に、以上のような構成からなるレンズ鏡筒1の第2レンズ群L2のティルト調整要領について説明する。
【0032】
まず、第1の実施形態と同様に、ズーム操作環9を回転させて基準環61に取り付けられた皿ネジ53の光軸O方向位置および周方向位置を、調整用穴9b、5b、13a、7aに一致させた後、操作環9からカバー環11を外し、調整用穴9b、5b、13a、7aに図示を省略したドライバーを挿入して、いずれか一つの皿ネジ53のネジ穴71に対する螺合量を調整する。皿ネジ53の螺合量を増大させると、皿ネジ53の皿部53aがテーパ状凹部72に圧接し、突起65が光軸Oに対する直交面に対して傾斜するように弾性変形し、レンズ保持環79が傾斜し、第2レンズ群L2が光軸Oとの直交面に対して傾斜する。一方、皿ネジ53の螺合量を減少させると、皿ネジ53の皿部53aが径方向外側に退避し、この皿ネジ53が当接していた突起65が元の形状に近づくように弾性復帰し、環状フランジ83と環状部81の傾斜が小さくなり、それによって第2レンズ群L2の光軸の光軸Oに対する傾斜角が小さくなる。
【0033】
このような実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0034】
なお、両実施形態では、ティルトを調整するための部材(ネジ穴31、71、薄肉部27、突起65等)を全て基準環19、61側に設けてあるが、これらの部材をレンズ保持環35、79側に設けてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で、レンズ枠のレンズ鏡筒に対する円滑な移動を妨げることなく、レンズのティルトを大きく変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のレンズ鏡筒の上半部を示す縦断側面図である。
【図2】同じく、第2レンズ群を傾斜させたときのレンズ鏡筒の上半部の縦断側面図である。
【図3】同じく、基準環とレンズ保持環の分解斜視図である。
【図4】同じく、基準環の突起の周辺部を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のレンズ鏡筒の上半部を示す縦断側面図である。
【図6】同じく、第2レンズ群を傾斜させたときのレンズ鏡筒の上半部の縦断側面図である。
【図7】同じく、基準環とレンズ保持環の分解斜視図である。
【図8】同じく、基準環の突起の周辺部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒
3 固定環
5 大径環状部材
5a 周方向溝
5b 調整用穴
7 小径環状部材
7a 調整用穴
7b 直線溝
9 ズーム操作環
9a 固定穴
9b 調整用穴
11 カバー環
13 回転環
13a 調整用穴
13b 13c 13d カム溝
15 動力伝達部材
17 直進環
17a カムフォロア
19 基準環(レンズ支持環)
19a カムフォロア
21 大径環状部
23 小径環状部
25 長穴
27 薄肉部(調整部)(弾性変形取付部)
27a 凸面
27b 環状突部
29 31 ネジ穴
33 凹部
35 レンズ保持環(レンズ支持環)
37 環状部
39 環状フランジ(固定フランジ部)
41 環状突部
43 受片
45 環状凹部
47 テーパ状凹部(皿ネジ半受け面)(テーパ面)
49 ネジ挿通用穴
51 止めネジ
53 皿ネジ
53a 皿部
55 レンズ支持枠
55a カムフォロア
61 基準環(レンズ支持環)
63 支持部
65 突起(調整部)(弾性変形取付部)
67 ネジ受け部
69 取付部
69a 前面
71 ネジ穴
72 テーパ状凹部(皿ネジ半受け面)(テーパ面)
73 嵌合部
75 ネジ穴
77 凹部
79 レンズ保持環(レンズ支持環)
81 環状部
83 環状フランジ(固定フランジ部)
85 嵌合用凹部
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群(レンズ)
L3 第3レンズ群

Claims (6)

  1. 基準環と、
    レンズを保持するレンズ保持環と、からなるレンズを支持するレンズ支持環において、
    上記基準環とレンズ保持環の対向面の少なくとも一方に弾性変形可能な複数の調整部を有し、
    通常は上記基準環の中心軸と上記レンズ保持環の中心軸が一致する位置関係になっており、
    複数の調整部のうち少なくとも一つを弾性変形させたとき、上記基準環の中心軸に対して、上記レンズ保持環の中心軸を傾斜させることにより上記レンズの傾斜を調整することを特徴とするレンズ鏡筒のティルト調整機構。
  2. レンズを固定したレンズ保持環と;このレンズ保持環とは別部材からなる、該レンズ保持環を支持する基準環と;を有するレンズ鏡筒において、
    上記基準環の端面に、円周方向に略等間隔にかつ光軸と直交する一つの面内に位置させて、弾性変形可能な3個の弾性変形取付部を形成し、
    上記レンズ保持環に、上記3個の弾性変形取付部に固定される固定フランジ部と、レンズを固定する環状部とを形成し、
    上記基準環に、上記3個の弾性変形取付部に対応させて、半径方向のネジ穴を形成し、
    上記基準環またはレンズ保持環に、上記各ネジ穴に螺合された皿ネジの皿部のレンズ保持環側の略半分に当接係合する、皿ネジ半受け面を形成して、各皿ネジの螺合量に応じて、3個の弾性変形取付部によって規定される面の光軸直交断面に対する傾きを変化させることを特徴とするレンズ鏡筒のティルト調整機構。
  3. 請求項2記載のレンズ鏡筒のティルト調整機構において、上記弾性変形取付部は、上記基準環に突起として形成されており、上記皿ネジ半受け面はこの突起に形成されているレンズ鏡筒のティルト調整機構。
  4. 請求項2記載のレンズ鏡筒のティルト調整機構において、上記弾性変形取付部は、上記基準環に、周方向に間隔をおいて形成した穴部によって形成した薄肉部から形成されており、上記皿ネジ半受け面は上記レンズ保持環に形成されているレンズ鏡筒のティルト調整機構。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のティルト調整機構において、上記皿ネジ半受け面がテーパ面であるレンズ鏡筒のティルト調整機構。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項記載のレンズ鏡筒のティルト調整機構において、上記レンズ鏡筒に、該レンズ鏡筒の外側から上記皿ネジの螺合量を調整する操作部材を挿入できる調整用穴を設けたレンズ鏡筒のティルト調整機構。
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