JP2010044217A - レンズ鏡筒、撮像装置および製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒、撮像装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ鏡筒における案内軸の組み付けと調整とを容易にする。
【解決手段】レンズを保持するレンズ保持部材の移動方向を案内する複数の案内軸と、複数の案内軸の一端を支持する固定筒と、複数の案内軸の他端を支持して固定筒に取り付けられる支持部材とを備える。支持部材の移動方向に沿った長さ寸法は、固定筒の移動方向に沿った長さ寸法よりも小さくてもよい。固定筒に案内軸が支持されている状態で、案内軸は、固定筒の内周側に配置されてもよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ鏡筒、撮像装置および製造方法に関する。より詳細には、レンズ鏡筒と、当該レンズ鏡筒を備える撮像装置と、当該レンズ鏡筒の製造方法とに関する。
下記の特許文献1には、固定筒の径方向について対向する2箇所にガイドバーを設け、一方のガイドバーに嵌合する嵌合部と、他方のガイドバーに係合するU溝部とを有するレンズ群摺動筒の移動方向を光軸方向に案内することが記載される。レンズ群摺動筒の嵌合部と係合するガイドバーの一端を光軸と垂直の面方向に位置調整することにより、レンズ群摺動筒に保持されるレンズ群のマウント基準面に対するティルトが調整される。
特開2007−071908号公報
互いに平行な複数のガイドバーがある場合、ガイドバーの位置決めは、個々のガイドバーに対する調整に加えて、ガイドバー相互の位置関係についても調整される。このように、複数のガイドバーを備えるレンズ鏡筒の製造においては、ガイドバーの位置決め調整に時間と手間がかかる。
上記課題を解決すべく、本発明の第1の形態として、レンズ(124、134)を保持するレンズ保持部材(121、135)の移動方向を案内する複数の案内軸(142、144)と、複数の案内軸の一端を支持する固定筒(140)と、複数の案内軸の他端を支持して固定筒に取り付けられる支持部材(180)とを備えるレンズ鏡筒(100)が提供される。
また、本発明の第2の形態として、上記レンズ鏡筒(100)と、レンズ鏡筒を用いて結像される像を撮影する撮像部(200)とを有する撮像装置(300)が提供される。
更に、本発明の第3の形態として、複数の案内軸(142、144)の端部を支持部材(180)に支持させる段階と、支持部材に支持された案内軸に、レンズ(124、134)を保持したレンズ保持部材(121、135)を係合させる段階と、レンズ保持部材を係合させた案内軸の先端を固定筒(140)に支持させる段階と、案内軸を支持した支持部材を固定筒に対して固定する段階とを含むレンズ鏡筒(100)の製造方法が提供される。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。しかしながら、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、レンズ鏡筒100全体の断面図である。レンズ鏡筒100は、第1レンズ群114、第2レンズ群124および第3レンズ群134を有する光学系101を備える。第1レンズ群114、第2レンズ群124および第3レンズ群134は、それぞれレンズ枠112、122、132により保持される。
固定筒140は、カメラボディ等の他の部材に対して連結されるマウントと一体的に形成され、それ自体はカメラボディ等に対して移動または回動しない。また、固定筒140は、その径方向に対向する位置にガイドバー142およびガイドバー144を互いに平行に支持する。
第1レンズ群114は、レンズ枠112を介して前筒111に保持される。即ち、前筒111およびレンズ枠112は、前群ユニット110を形成する。前筒111は、カム溝148、152およびカムフォロワ116を含むカム機構により、レンズ枠112および第1レンズ群114と共に光学系101の光軸に沿って固定筒140に対して移動する。
第2レンズ群124は、レンズ枠122を介して中筒121に保持される。中筒121は、絞り装置162および振動補正装置164を併せて保持して、中間ユニット160を形成する。
中筒121は、係合部161およびU字溝部163がガイドバー142、144に係合することにより(図6参照)、固定筒140に対して光学系101の光軸に沿って移動する。これにより、中筒121に保持されたレンズ枠122および第2レンズ群124も、ガイドバー142、144に沿って移動する。
第3レンズ群134は、レンズ枠132を介して後筒135に保持される。後筒135およびレンズ枠132は、後群ユニット130を形成する。後筒135も、係合部131がガイドバー142、144に係合することにより、固定筒140に対して光学系101の光軸に沿って移動する。これにより、後筒135に保持されたレンズ枠132および第3レンズ群134も、ガイドバー142、144に沿って移動する。
これらのレンズ群の移動により、光学系101の焦点位置、焦点距離等が変化する。なお、レンズ鏡筒100は、中筒121および後筒135を駆動する要素として、カム筒150を備える。カム筒150は、カム溝152、154、156を有する。
また、カム筒150は、レンズ鏡筒100の外周に設けられたズーム環151を操作することにより、固定筒140に対して回転軸中心を同じにして回転することができる。更に、レンズ鏡筒100は、これらの他に、マイコン170を内蔵する。マイコン170は、レンズ鏡筒100の外部と電気信号を送受信する場合の通信制御を実行する。
図2は、レンズ鏡筒100の部分的な分解斜視図である。レンズ鏡筒100は、レンズ鏡筒100の前端側(物体側)に相当する図の左側から順に、カム筒150、固定筒140、中間ユニット160、後群ユニット130、ガイドバー142、144、および、支持部材180に分解される。図1に示した前群ユニット110は図示を省いた。
カム筒150は、図1に示した状態では固定筒140の外側に装着されている。カム筒150は、レンズ鏡筒100の後端側から固定筒140を挿入されて組み立てられる。
固定筒140の内径側に配置されている中間ユニット160、後群ユニット130、ガイドバー142、144および支持部材180は、固定筒140に対して、レンズ鏡筒100の後端側から一体的に挿入されて組み立てられる。中間ユニット160、後群ユニット130、ガイドバー142、144および支持部材180は、固定筒140に挿入される前は個別に分離されている。
なお、固定筒140の長手方向について、支持部材180の長さ寸法は、固定筒140の長さ寸法よりも小さい。更に、支持部材180の長さ寸法は、固定筒140の内側に配置されてガイドバー142、144に係合する他の部材、即ち、中間ユニット160、後群ユニット130およびの長さ寸法より小さい。以下、個々の要素について説明する。
図3は、ガイドバー142、144の後端を固定筒140に取り付けた際の構造を示す斜視図である。なお、図1および図2と共通の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省いた。
図示のように、ガイドバー142、144の後端は、支持部材180を介して固定筒140に対して支持される。固定筒140は、カム溝148および基部146を含み、全体として円筒形をなす。基部146は、固定筒140の後端に形成され、レンズ鏡筒100を撮像装置本体等の他の部材に固定するマウントが取り付けられる。また、基部146の最大外径は、固定筒140の最大外径よりも大きく、カム筒150が固定筒140の後方に抜け落ちることを防止している。
また、固定筒140は、基部146の周面上に開口する複数のネジ穴145を有する。ネジ穴145は、基部146を、固定筒140の径方向に貫通して、固定筒140の内側にも開口する。ネジ穴145のそれぞれには、固定筒140の外径側から調整ネジ181がねじ込まれる。更に、固定筒140の基部146は、固定筒140の長手方向に沿って形成された一対のネジ穴149を後端面に有する。ネジ穴149にねじ込まれた固定ネジ183は、固定筒140の長手方向に進退する。
支持部材180は、全体として環状をなしており、基部146の内側に納まる外径を有する。支持部材180は、固定筒140の後端側から基部146の内側に挿入して組み立てられる。
また、支持部材180は、支持部材180の径方向に沿って外側に突出した一対の取付部184と、同じく径方向に沿って内側に突出した一対の保持部182とを有する(図3において、上側の保持部182は取付部184に隠れている)。取付部184は支持部材180の径方向に沿って外側に突出しているので、支持部材180を基部146の内側に挿入した際に、取付部184が基部146の端面に当接する。なお、支持部材180と基部146の細部の形状は特に限定されず、マウント部、固定筒140等の形状に合わせて適宜変更してもよい。
上記のような支持部材180を基部146の内側に挿入して調整ネジ181をねじ込むと、調整ネジ181は支持部材180に当接する。そして、調整ネジ181のねじ込み量を個別に変えることにより、固定筒140の長手方向に対する直交面上における支持部材180の位置を調整することができる。
なお、支持部材180の位置を調整するという機能に鑑みて、支持部材180が固定筒140の内側に位置している場合に、固定筒140および支持部材180の間には、調整代としての間隙があってもよい。
更に、調整ネジ181のうちのひとつは、支持部材180を他の調整ネジ181に押しつける弾性部材であってもよい。また、支持部材180は、位置決めされた状態で、固定筒140に対して接着されてもよい。
取付部184のそれぞれは、支持部材180が基部146の内側に挿入された際にネジ穴149に対向する挿通穴189を有する。挿通穴189には、固定ネジ183が挿通される。挿通穴189に挿通された固定ネジ183の先端を、基部146のネジ穴149に固定ネジ183をねじ込んで締結した場合、取付部184は基部146に対して固定される。
一対のガイドバー142、144は丸棒状であり、それぞれ前端側にテーパ部147を有する。テーパ部147において、ガイドバー142、144の径は前端に近づくほど減じられる。ガイドバー142、144は、ステンレス等の金属の他、ポリアセタール等の樹脂によっても形成できる。
ガイドバー142、144の後端側は、支持部材180に形成された一対の保持部182に保持される。ガイドバー142、144は、保持部182に対して、圧入、ねじ込み、接着等により固定される。
図4は、ガイドバー142、144前端を固定筒140が支持する構造を示す断面図である。なお、図4では、図中の左側が固定筒140の前端側に当たる。図示のように、固定筒140の前端近傍には、ガイドバー142、144の径と略等しい内径を有する保持部143が配される。
固定筒140の後方から固定筒140の内部に挿入されたガイドバー142、144は、テーパ部147が、保持部143に挿入される。これにより、ガイドバー142、144の前端が、固定筒140の内側において位置決めされる。テーパ部147は、前端に近づくほどその径が減じられるので、保持部143に挿入されやすく、ガイドバー142、144の前端の位置決めが容易になる。
また、ガイドバー142、144は、テーパ部147よりも後端側の部分、即ち、外径が一定になった部分も、保持部143の内面に接して支持される。これにより、保持部143とガイドバー142、144との間に大きながたが生じることが防止される。
図5は、ガイドバー142、144が、固定筒140の内側で支持部材180および固定筒140に支持される様子を示す斜視図である。図5(a)は、レンズ鏡筒100の斜め後方側から固定筒140を見下ろした様子を示す。また、図5(b)は、レンズ鏡筒100の斜め前方側から固定筒140を見下ろした様子を示す。
これらの図に示すように、支持部材180は、固定筒140の内側に入っている。また、支持部材180は、固定ネジ183により、固定筒140の基部146に対して固定されている。ガイドバー142、144は、後端を支持部材180の保持部182に、前端を固定筒140の保持部143に、それぞれ支持される。
支持部材180の長さ寸法(固定筒140の長手方向における寸法)は、ガイドバー142、144の後端を支持することができるとともに、レンズ鏡筒100内に組み込んだ際に十分な剛性を得られる程度とすればよい。よって、支持部材180は、金属を用いて形成し、長さ寸法を小さくすることによりレンズ鏡筒100全体を小型化してもよい。
また、この実施形態に係るレンズ鏡筒100では、支持部材180は、固定筒140の内側に収まる構造となっている。しかしながら、例えば、支持部材180の保持部182以外の部分が固定筒140の外周に配されるようにしてもよい。
ガイドバー142、144は、固定筒140の長手方向に沿って、固定筒140の内周側で保持される。ガイドバー142、144は各レンズ群を保持する筒部材の移動を案内するので、ガイドバー142、144が固定筒140の長手方向に沿って配置されると、各レンズ群の光軸と固定筒140の長手方向とが略並行になる。
固定筒140には、後述するカムフォロワを挿通させる切欠き部141が形成されており、一方のガイドバー142は、切欠き部141を横切って配される。切欠き部141の内側においても、ガイドバー142は固定筒140の内側の領域を通過している。
また、支持部材180を固定筒140に取り付ける際に、調整ネジ181を用いて、固定筒140の長手方向に対する直交面における支持部材180の位置を調整し、且つ、固定ネジ183を用いて固定筒140の長手方向における支持部材180の位置を固定できる。また、支持部材180の位置を調整する際、複数のガイドバー142、144の平行度を保ったまま調整できるので調整作業が容易になる。更に、支持部材180の後方からマウント部を取り付けることにより、支持部材180や固定ネジ183がレンズ鏡筒100の外側に露出することを防止し、調整された支持部材180の位置をよく維持できる。
なお、固定ネジ183は、ガイドバー142、144の直近において支持部材180を固定することが好ましい。これにより、固定ネジ183による固定が、ガイドバー142、144の変位を確実に防止する。挿通穴189を含む取付部184は、保持部182の近くに配することが有利である。
図6は、中間ユニット160の構造を示す斜視図および背面図である。図6(a)は、レンズ鏡筒100の斜め後方側から中間ユニット160を見下ろした様子を示す斜視図である。また、図6(b)は、レンズ鏡筒100の後方から中間ユニット160を見た場合の背面図である。
図6(a)に示すように、係合部161は、ガイドバー142の延在方向に沿って一対設けられる。係合部161は、ガイドバー142の延在方向に沿って複数以上設けられてもよい。本実施形態においては、係合部161の各々の上面には、ガイドバー142に当接するV字溝167が形成される。複数以上の係合部161がガイドバー142に当接することにより、ガイドバー142に対する中筒121の傾きが効果的に抑制される。従って、第2レンズ群124の光軸が、ガイドバー142に対して傾くことが防止される。
カムフォロワ166は、中筒121の外周面において係合部161に隣接し、且つ、一対の係合部161の間に配置される。また、カムフォロワ166は中筒121の外周面から、中筒121の径方向に突出している。
カムフォロワ166の近傍には、板バネ169がその一端を中筒121に対して固定される。板バネ169の他端側の一面は、ガイドバー142に当接する。板バネ169の付勢力により、係合部161はガイドバー142に向かって引きつけられる。従って、V字溝167とガイドバー142とは相互に密着し、係合部161がガイドバー142に係合する。
レンズ鏡筒100において、係合部161は、ガイドバー142およびV字溝167の一方を他方に向かって付勢する板バネ169を更に有してもよい。これにより、係合部161およびガイドバー142の間のガタが自律的に解消され、中間ユニット160の移動を正確に案内できる。また、中筒121の径方向については、ガイドバー142の外側には薄い板バネ169があるに過ぎない。従って、係合部161の外周側にカムフォロワ166を配置する場合に比べてカムフォロワ166の高さを抑制できる。更に、中筒121の外側に他の部材を配置する場合に妨げにならない。
また、図6(b)に示すように、ガイドバー144にはU字溝部163が係合する。即ち、U字溝部163は、互いに平行な一対の当接面により、中筒121の周方向からガイドバー144の側面を挟む。これにより、第2レンズ群124の光軸に直交する平面内で中筒121がガイドバー142を中心として回動することを抑制できる。
このように、レンズ鏡筒100は、第2レンズ群124の光軸を中心とする周方向におけるガイドバー142とは異なる位置にガイドバー144を更に備え、中間ユニット160は、ガイドバー144に係合するU字溝部163を有している。これにより、中間ユニット160に保持された第2レンズ群124の光軸が、光学系101の光軸(他のレンズ群の光軸)からずれることを防止できる。
係合部161およびU字溝部163は、中筒121の径の上に、中心に対して対称に配置される。これにより、U字溝部163は、周方向について係合部161から大きく離れて配置される。従って、U字溝部163とガイドバー144との間、および、係合部161とガイドバー142との間のガタつきを効率よく抑えて、第2レンズ群124を、光軸に直交する平面内で正確に位置決めすることができる。
また、V字溝167は、中筒121の周方向に対称な形状を有する。これにより、ガイドバー142がV字溝167の複数の面を押圧する力の合力が第2レンズ群の光軸を向くので、光軸に直交する面内における第2レンズ群124の位置を安定させることができる。
更に、V字溝167の対向する一対の当接面がガイドバー142を挟む側においてなす角度θは、直角よりも小さな鋭角となっている。これにより、V字溝167の当接面上をガイドバー142が中筒121の径方向外側に昇りにくくなり、中筒121の径方向における係合部161の変位が効果的に抑制される。
また更に、カムフォロワ166は、中筒121の周方向について、係合部161の直近に隣接した位置に配される。これにより、係合部161およびカムフォロワ166の位置が中筒121の径方向に重なることがなく、係合部161の外周側にカムフォロワ166を配置する場合に比べてカムフォロワ166の高さを抑制できる。従って、中筒121の外側に他の部材を配置する場合に、その部材の径を小さくすることができる。
また、カムフォロワ166は、ガイドバー142の延在方向について、一対の係合部161のいずれに対しても等距離の位置に配置される。換言すれば、カムフォロワ166の中心は、一対の係合部161間の中央に位置する。これにより、中間ユニット160がガイドバー142に沿って移動する場合に、係合部161およびカムフォロワ166の位置の相違によって、中筒121の向きに与える影響が、中筒121の移動方向(物体側に向けての移動であるか像側に向けての移動であるか)にかかわらず一定となる。従って、中間ユニット160の移動方向に依存することなく、第2レンズ群124の光軸の傾きを安定させることができる。
図7は、後群ユニット130の構造を示す斜視図および背面図である。図7(a)は、レンズ鏡筒100の斜め前側から後筒135を見下ろした様子を示す斜視図である。また、図7(b)は、レンズ鏡筒100の後方から後筒135を見た場合の背面図である。
後筒135は、中筒121と同様、その外周面に係合部131、カムフォロワ136およびU字溝部133がそれぞれ配置される。また、後筒135は、レンズ枠132を介して第3レンズ群134を内側に保持する。
後筒135の外周面には、後筒135の長手方向に沿って切欠き部138が形成されている。切欠き部138が形成されている領域には、後筒135の周方向に沿って係合部131が配置されている。このように、後筒135は、切欠き部138によって周方向の一部が分断されて不連続となっているが、係合部131を用いて連結される。
図7(a)に示すように、係合部131は、ガイドバー142の延在方向に沿って一対設けられる。このように、レンズ鏡筒100において、係合部131は、ガイドバー142の延在方向に沿って複数設けられてもよい。これにより、光学系101の光軸およびガイドバー142を含む面に現れる後筒135の傾きを効果的に抑制できる。
また、係合部131の各々の上面には、ガイドバー142に当接するV字溝137が形成される。係合部131は、互いに対向する複数の面を含み、ガイドバー142に当接するV字溝137を有してもよい。V字溝137がガイドバー142に当接することにより、第3レンズ群134の光軸が光学系101の光軸(他のレンズ群の光軸)からずれることが防止される。
カムフォロワ136は、後筒135の外周面において係合部131に隣接して配置される。また、カムフォロワ136は、後筒135の外周面から後筒135の径方向に突出している。
カムフォロワ136の近傍には、板バネ139がその一端を後筒135に対して固定される。板バネ139の他端側の一面は、ガイドバー142に当接する。板バネ139の付勢力により、係合部131はガイドバー142に向かって引きつけされる。従って、V字溝137とガイドバー142とは相互に密着して、係合部131がガイドバー142に係合する。
U字溝部133は、図7(b)に示すように、係合部131とは異なる位置においてガイドバー144に係合する。U字溝部163は、互いに平行な一対の当接面により、後筒135の周方向から、ガイドバー144の側面を挟む。これにより、第3レンズ群134の光軸に直交する平面内で、ガイドバー142を中心として後筒135が回転することを抑制できる。
このように、レンズ鏡筒100は、第3レンズ群134の光軸を中心とする周方向におけるガイドバー142とは異なる位置にガイドバー144を更に備え、後群ユニット130は、ガイドバー144に係合するU字溝部133を有している。これにより、後群ユニット130に保持された第3レンズ群134の光軸が、光学系101の光軸(他のレンズ群の光軸)からずれることを防止できる。
また、U字溝部133は、周方向について係合部131から離れて配置される。従って、U字溝部133とガイドバー144との間、および、係合部131とガイドバー142との間のガタつきを効率よく抑えて、第3レンズ群134を、光軸に直交する平面内で正確に位置決めすることができる。
このように、レンズ鏡筒100において、ガイドバー142に沿って移動可能にガイドバー142に対して係合する係合部131と、係合部131に対してガイドバー142の延在方向と異なる方向に偏倚して、カム筒150に係合するカムフォロワ136と、ガイドバー144に係合するU字溝部133とを有して、第3レンズ群134を保持する後群ユニット130を更に備えてもよい。これにより、ガイドバー142およびガイドバー144を、中間ユニット160と後群ユニット130との間で共用して、少ない部品点数で高い機能を実現できる。
図8は、レンズ鏡筒100の組立手順の一部を示す流れ図である。ガイドバー142、144を固定筒140に対して組み付ける場合は、まず、一対のガイドバー142、144を、支持部材180に保持させる(ステップS101)。これにより、ガイドバー142、144は、支持部材180により互いの位置関係(平行度)を維持したまま支持される。
次に、支持部材180に支持されたガイドバー142、144に対して、後群ユニット130および中間ユニット160を順次装着する(ステップS102)。続いて、支持部材180、ガイドバー142、144、後群ユニット130および中間ユニット160を併せた組立体を固定筒140の後方から内部に挿入する(ステップS103)。これにより、固定筒140の内部に収容すべき部材を一括して挿入することができる。
ここで、ガイドバー142、144は、固定筒140の長手方向の寸法に略等しい長さを有する。これにより、支持部材180の取付部184が固定筒140の後端面に当接する前に、テーパ部147が保持部143に挿入される。また、後述するように、支持部材180の位置を調整する間も、ガイドバー142、144の前端は保持部143に保持されている。
こうして、固定筒140に後群ユニット130および中間ユニット160が収容され、ガイドバー142、144の前端が保持部143に保持された状態で、調整ネジ181を締めあるいは緩めることにより、支持部材180を、固定筒140の内部で位置決めすることができる(ステップS104)。これにより、後群ユニット130および中間ユニット160の光軸を、固定筒140に対して正確に合わせることができる。
更に、固定ネジ183を締め込むことにより、調整された支持部材180の位置を固定することができる(ステップS105)。ここで、固定ネジ183は、中間ユニット160および後群ユニット130の移動方向に進退するので、固定ネジ183を締め込むことにより調整された位置が変位することはない。
以上のような一連の段階により、固定筒140に対して後群ユニット130および中間ユニット160を収容させ、更に、ガイドバー142、144を組み付けて調整する工程を簡潔に完了させることができる。また、固定筒140の後方から一括して部材を組み付けるので、組み付け工程の自動化にも馴染み易い。ただし、ガイドバー142、144、中間ユニット160、後群ユニット130の組み付け手順が上記の手順に限定されるわけではない。
図9は、固定筒140に対して中間ユニット160および後群ユニット130を組み付けた組立体において、中間ユニット160および後群ユニット130が移動する様子を示す斜視図である。なお、他の図と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図9(a)は、中間ユニット160および後群ユニット130が、レンズ鏡筒100の後端側に位置した状態を示す。ここで、ガイドバー142は、固定筒140の切欠き部141を縦断して固定される。また、後群ユニット130は、固定筒140の内側に挿入される。後筒135の係合部131は、ガイドバー142に対して係合する。また、後筒135のカムフォロワ136は、切欠き部141を介して固定筒140から突出する。
中間ユニット160は、後筒135の更に内側に収容される。中間ユニット160の係合部161およびカムフォロワ166は、後筒135の切欠き部138および固定筒140の切欠き部141を介して外部に露出する。
中間ユニット160の係合部161は、ガイドバー142に対して係合する。また、中筒121のカムフォロワ166は、固定筒140の外まで突出する。
一方、中間ユニット160および後群ユニット130の板バネ169、139は、いずれも薄いので、固定筒140の厚さの範囲内に収まっている。よって、板バネ169、139が、固定筒140の外周面から外へ突出することはない。
ここで、一対のカムフォロワ166、136は、ガイドバー142に対して、固定筒140の周方向について互いに反対側に位置している。従って、ガイドバー142の延在方向について一対のカムフォロワ166、136が接近した場合も、相互に干渉することがない。
図9(b)は、中間ユニット160および後群ユニット130が、レンズ鏡筒100の前端側に位置した状態を示す。この場合も、一対のカムフォロワ166、136は、ガイドバー142に対して反対側に位置しているので相互に干渉することがない。
このように、中間ユニット160のカムフォロワ166と、後群ユニット130のカムフォロワ136とは、固定筒140の周方向について、ガイドバー142に対して互いに反対側に位置している。従って、ガイドバー142の延在方向について一対のカムフォロワ166、136が接近した場合も、相互に干渉することがない。これにより、単一のガイドバー142により中間ユニット160および後群ユニット130の両方を案内する構造でありながら、中間ユニット160および後群ユニット130の移動範囲を広くすることができる。
図10は、カム筒150の形状を示す斜視図である。図10(a)は、レンズ鏡筒100の斜め後方からカム筒150の左側面を見た様子を示す斜視図である。図10(b)は、レンズ鏡筒100の斜め後方からカム筒150の右側面を見た様子を示す斜視図である。
カム筒150は、全体として、周面の一部に開口部158を設けた円筒状の形状を有する。また、カム筒150の周面には、カムフォロワ116、136、166が係合される複数のカム溝152、154、156が形成される。
カム筒150の前端側には、カム筒150の周方向に等間隔で配置された複数のカム溝152が形成される。また、カム筒150の後端側には、ひとつのカム溝156が形成される。更に、カム溝156の前側に、更にひとつのカム溝154が形成される。開口部158は、後ろ側の2本のカム溝154、156が形成されていない領域において、カム筒150の不要部分を取り除くことにより形成される。
図11は、図9に示した組立体にカム筒150を組み付けた状態を示す斜視図である。この図においても、他の図と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
カム筒150は、中間ユニット160および後群ユニット130を固定筒140に組み付けた組立体の外側に装着される。その後、固定筒140の外側からカムフォロワ166、136を、カム溝154、156と係合するように取り付ける。
中間ユニット160のカムフォロワ166は、カム筒150の中程のカム溝154に係合する。また、中間ユニット160は、係合部161によりその移動方向をガイドバー142の延在方向に制限されている。従って、光学系101の光軸を中心にしてカム筒150が回転した場合、カム溝154に押されたカムフォロワ166は、レンズ鏡筒100の光軸方向に沿って移動する。よって、中筒121に保持された第2レンズ群124も、光軸方向に沿って移動する。
同様に、後筒135のカムフォロワ136は、カム筒150の後端側のカム溝156に係合する。また、後筒135は、係合部131によりその移動方向をガイドバー142の延在方向に制限されている。従って、光学系101の光軸を中心としてカム筒150が回転した場合、カム溝156に押されたカムフォロワ136は、レンズ鏡筒100の光軸方向に沿って移動する。よって、後筒135に保持された第3レンズ群134も、光軸方向に沿って移動する。
こうして、基準となる固定筒140に設けられたガイドバー142、144と、第1レンズ群114、第2レンズ群124および第3レンズ群134を保持すると共に、ガイドバー142に沿って移動可能にガイドバー142に対して係合する係合部131、161を有する中間ユニット160および後群ユニット130と、係合部131、161に対してガイドバー142の方向とは異なる方向に偏倚した中間ユニット160および後群ユニット130上の位置に配置されたカムフォロワ136、166と、カムフォロワ136、166に係合して中間ユニット160および後群ユニット130をガイドバー142に沿って駆動するカム筒150とを備えたレンズ鏡筒100が形成される。これにより、第1レンズ群114、第2レンズ群124および第3レンズ群134の位置決め精度に影響する部品の点数が少なくなるので、所要の精度を有するレンズ鏡筒を容易且つ低コストに製造できる。
図12は、レンズ鏡筒100を備えた撮像装置300の構造を模式的に示す図である。なお、図12においては、図面が煩雑になることを避ける目的で、レンズ鏡筒100を模式的に記載した。しかしながら、図12におけるレンズ鏡筒100は、図1に示したレンズ鏡筒100と同じ構造を有する。そこで、同じ構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省いた。
レンズ鏡筒100は、マウント部260を介して、撮像部200に対して着脱自在に装着される。なお、撮像装置300において、レンズ鏡筒100および撮像部200は、図示していない接続端子を介して電気的にも結合される。これにより、レンズ鏡筒100は、撮像部200から電力を供給される。また、レンズ鏡筒100のマイコン170および撮像部200の主制御部250は相互に情報を交換する。
撮像部200は、主鏡240、ペンタプリズム270、接眼光学系290を含む光学系と、主制御部250とを収容する。主鏡240は、レンズ鏡筒100の光学系101を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
待機位置にある主鏡240は、入射光の大半を、上方に配置されたフォーカシングスクリーン272に導く。フォーカシングスクリーン272は、レンズ鏡筒100の光学系101の合焦位置に配置され、光学系101により形成された画像を結像させる。
フォーカシングスクリーン272に結像された画像は、ペンタプリズム270を介して接眼光学系290から観察される。これにより、接眼光学系290からは、フォーカシングスクリーン272上の映像を正像として見ることができる。
ペンタプリズム270および接眼光学系290の間には、ファインダLCD294に形成された表示画像を、フォーカシングスクリーン272の映像に重畳させるハーフミラー292が配置される。これにより、接眼光学系290の出射端においては、フォーカシングスクリーン272の映像と、ファインダLCD294の映像とを併せて見ることができる。なお、ファインダLCD294には、撮像装置300の撮影条件、設定条件等の情報が表示される。
また、ペンタプリズム270の出射光の一部は、測光部280に導かれる。測光部280は、入射光の強度およびその分布等を測定して、撮影条件を決定する場合に測定結果を参照させる。
一方、入射光の入射面に対する主鏡240の裏面には、副鏡242が配置される。副鏡242は、主鏡240を透過した入射光の一部を、下方に配置された焦点検出装置230に導く。これにより、主鏡240が待機位置にある場合は、焦点検出装置230が光学系101の焦点調整状態を検出する。なお、主鏡240が撮影位置に移動した場合は、副鏡242も入射光の光路から退避する。
レンズ鏡筒100からの入射光に対して主鏡240の後方には、シャッタ220、光学フィルタ212および撮像素子210が光軸に沿って配置される。シャッタ220が開放される場合は、その直前に主鏡240が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像素子210に入射される。これにより、入射光の形成する画像が、撮像素子210において電気信号に変換される。
また、撮像部200は、レンズ鏡筒100に対して背面において、外部に面したメインLCD296を備える。メインLCD296は、撮像部200に対する各種の設定情報を表示する他、主鏡240が撮影位置に移動している場合に撮像素子210に形成された画像を表示することもできる。
主制御部250は、上記のような種々の動作を総合的に制御する。また、撮像部200側の焦点検出装置230が検出した被写体までの距離の情報を参照して、レンズ鏡筒100を駆動するオートフォーカス機構を形成できる。更に、焦点検出装置230がレンズ鏡筒100の動作量を参照して、フォーカスエイド機構を形成することもできる。
更に、主制御部250は、レンズ鏡筒100のマイコン170と情報を交換して、絞り装置162の開閉等も制御する。更に、主制御部250は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等にも寄与する。
こうして、レンズ鏡筒100と、第1レンズ群114、第2レンズ群124および第3レンズ群134を含む光学系101による像を撮影する撮像部200とを有する撮像装置300が形成される。このように、図1に示した構造を有するレンズ鏡筒100は、撮像装置300において好適に使用できる。しかしながら、レンズ鏡筒100の用途がこれに限られるわけではなく、例えば、動画撮影機、双眼鏡、顕微鏡、測量器等の光学系において、合焦機構、ズーム機構等に使用できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。更に、変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
レンズ鏡筒100全体の断面図である。 レンズ鏡筒100全体の分解斜視図である。 ガイドバー142、144後端の固定筒140に対する固定構造を示す斜視図である。 ガイドバー142、144前端の固定筒140に対する固定構造を示す斜視図である。 ガイドバーを装着した固定筒140を示す斜視図である。 中間ユニット160の構造を示す斜視図および背面図である。 第3群の後群ユニット130の構造を示す斜視図および背面図である。 レンズ鏡筒100の組立手順の一部を示す流れ図である。 固定筒140に対して中間ユニット160および後群ユニット130が移動する様子を示す斜視図である。 カム筒150の形状を示す斜視図である。 図9に示した組立体にカム筒150を組み付けた状態を示す斜視図である。 レンズ鏡筒100を備えた撮像装置300の構造を模式的に示す図である。
符号の説明
100 レンズ鏡筒、101 光学系、110 前群ユニット、111 前筒、112、122、132 レンズ枠、114 第1レンズ群、116、136、166 カムフォロワ、121 中筒、124 第2レンズ群、130 後群ユニット、131、161 係合部、133、163 U字溝部、134 第3レンズ群、135 後筒、137、167 V字溝、138、141 切欠き部、139、169 板バネ、140 固定筒、142、144 ガイドバー、143、182 保持部、145、149 ネジ穴、147 テーパ部、146 基部、148、152、154、156 カム溝、150 カム筒、151 ズーム環、158 開口部、160 中間ユニット、162 絞り装置、164 振動補正装置、170 マイコン、180 支持部材、181 調整ネジ、183 固定ネジ、184 取付部、189 挿通穴、200 撮像部、210 撮像素子、212 光学フィルタ、220 シャッタ、230 焦点検出装置、240 主鏡、242 副鏡、250 主制御部、260 マウント部、270 ペンタプリズム、272 フォーカシングスクリーン、280 測光部、290 接眼光学系、292 ハーフミラー、294 ファインダLCD、296 メインLCD、300 撮像装置

Claims (11)

  1. レンズを保持するレンズ保持部材の移動方向を案内する複数の案内軸と、
    前記複数の案内軸の一端を支持する固定筒と、
    前記複数の案内軸の他端を支持して前記固定筒に取り付けられる支持部材と
    を備えるレンズ鏡筒。
  2. 前記支持部材は、少なくとも一部が前記固定筒の内側に配される環状の部材である請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記支持部材の前記移動方向に沿った長さ寸法は、前記固定筒の前記移動方向に沿った長さ寸法よりも小さい請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記案内軸は、前記固定筒の内周側に配置される請求項1から請求項3までのいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記支持部材は、前記移動方向に交差する方向に進退する光軸調整部材により前記移動方向に直交する面内で位置決めされる請求項1から請求項4までのいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記支持部材は、前記移動方向に平行に進退する取付部材を介して前記固定筒から支持される請求項1から請求項5までのいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記取付部材は、前記複数の案内軸の近傍において前記支持部材を前記固定筒に取り付ける請求項6に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記複数の案内軸の前記一端は、先細のテーパ形状の部分を有する請求項1から請求項7までのいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記複数の案内軸は、前記テーパ形状の部分よりも前記他端に近い部分で前記固定筒に接して支持される請求項8に記載のレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒を用いて結像される像を撮影する撮像部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  11. 複数の案内軸の端部を支持部材に支持させる段階と、
    前記支持部材に支持された前記案内軸に、レンズを保持したレンズ保持部材を係合させる段階と、
    前記レンズ保持部材を係合させた前記案内軸の先端を固定筒に支持させる段階と、
    前記案内軸を支持した前記支持部材を前記固定筒に対して固定する段階と
    を含むレンズ鏡筒の製造方法。
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