JP2645311B2 - 往復ワイパー装置 - Google Patents
往復ワイパー装置Info
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- JP2645311B2 JP2645311B2 JP62004216A JP421687A JP2645311B2 JP 2645311 B2 JP2645311 B2 JP 2645311B2 JP 62004216 A JP62004216 A JP 62004216A JP 421687 A JP421687 A JP 421687A JP 2645311 B2 JP2645311 B2 JP 2645311B2
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- Japan
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- piston
- slide
- slide member
- bowl
- ball cup
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/04—Wipers or the like, e.g. scrapers
- B60S1/32—Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
- B60S1/34—Wiper arms; Mountings therefor
- B60S1/36—Variable-length arms
- B60S1/365—Variable-length arms the effective length being automatically varied during angular oscillation of the arm
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、軸方向に移動可能な状態でハウジング内
に支持され、ワイパーアームを伸縮させるように駆動す
るピストンと、このピストンの軸方向に垂直の方向に突
出してピストンに回動しないように取付けられているス
ライド部材と、このスライド部材をピストンの軸と平行
な方向に案内する案内部材とを具備している往復ワイパ
ー装置自動車用の往復ワイパー装置に関する。
に支持され、ワイパーアームを伸縮させるように駆動す
るピストンと、このピストンの軸方向に垂直の方向に突
出してピストンに回動しないように取付けられているス
ライド部材と、このスライド部材をピストンの軸と平行
な方向に案内する案内部材とを具備している往復ワイパ
ー装置自動車用の往復ワイパー装置に関する。
[従来技術] いわゆる往復ワイパー装置は、ワイパーの振子運動の
際にピストンに取り付けられた風防用ワイパーアームが
半径方向に伸縮して風防窓の隅の部分にもワイパープレ
ードが届くように構成されている。このような装置で
は、ピストンがワイパーアームを伸縮させるための往復
運動をするときその縦軸を中心に回動しないようにする
ことが要求される。
際にピストンに取り付けられた風防用ワイパーアームが
半径方向に伸縮して風防窓の隅の部分にもワイパープレ
ードが届くように構成されている。このような装置で
は、ピストンがワイパーアームを伸縮させるための往復
運動をするときその縦軸を中心に回動しないようにする
ことが要求される。
ドイツ国特許OS-3409256号明細書に記載されている往
復ワイパー装置では、スライドが回動しないような状態
でピストンに取付けるために、このスライドはピストン
軸に垂直にピストンの両側に突出している部材で構成さ
れ、それらの端部領域には端部からスライド部材の長手
方向に切込まれた案内溝があり、この案内溝にピストン
に平行に配置された平坦なレール状の案内部材が結合し
ている。スライド部材の案内溝の深さは、この案内溝に
嵌合するように溝内に突出している案内レールの深さよ
り大きい。したがって案内レールの定める平面において
レールとピストンが相互に正確に平行でない場合にも、
案内レールは多少は案内プロックの溝に出入りすること
ができるため、ピストンのスムースな動きを妨害するこ
とはない。しかしながらピストンと案内レールとの整列
誤差のために案内レールの定める平面がピストンの軸に
対して傾斜している場合には、スライドが案内レールに
よって移動することによりスライドが最初のピストン軸
から側方に変位するためピストンがその軸に対して横方
向の力を受け、ピストンがピストンノ軸受の側面に押付
けられて動きがかたくなることを避けることはできな
い。この欠点をなくすため、スライドがこの方向に多少
移動可能なようにピストンに取り付けられてそれによっ
て案内レールとピストン軸の整列誤差を補償する手段が
考えられている。そのためにピストン端部に顎部を持つ
ピボットを設けられ、この顎部がスライドのそれより多
少大きな孔に結合されるように構成されている。このよ
うな構造によって案内部材、ピストンおよびスライドの
実際には避けられない形状および整列の誤差が補償され
るためピストンはスムースに往復運動することができ、
まさつも少ないのでこのような装置の耐用年数にも好影
響を与える。しかしながら、ピストンが回動しないよう
に保持するために上記のような構造を使用すると構造が
複雑となり、特にピストン端部が顎部を有するピボット
として形成し、ピストンとスライドの間の遊びを有する
結合を形成するために非常に高価になる。さらに案内部
材の案内レールを必要な正確な平坦面を提供するように
製造するためにも非常にコストがかかる。さらにスライ
ドも端部に溝を有する比較的複雑な形状を有するため、
安価には製造できない。また、上記のようなスライドを
正確に取り付けるためにさらに別の部材が必要となる。
復ワイパー装置では、スライドが回動しないような状態
でピストンに取付けるために、このスライドはピストン
軸に垂直にピストンの両側に突出している部材で構成さ
れ、それらの端部領域には端部からスライド部材の長手
方向に切込まれた案内溝があり、この案内溝にピストン
に平行に配置された平坦なレール状の案内部材が結合し
ている。スライド部材の案内溝の深さは、この案内溝に
嵌合するように溝内に突出している案内レールの深さよ
り大きい。したがって案内レールの定める平面において
レールとピストンが相互に正確に平行でない場合にも、
案内レールは多少は案内プロックの溝に出入りすること
ができるため、ピストンのスムースな動きを妨害するこ
とはない。しかしながらピストンと案内レールとの整列
誤差のために案内レールの定める平面がピストンの軸に
対して傾斜している場合には、スライドが案内レールに
よって移動することによりスライドが最初のピストン軸
から側方に変位するためピストンがその軸に対して横方
向の力を受け、ピストンがピストンノ軸受の側面に押付
けられて動きがかたくなることを避けることはできな
い。この欠点をなくすため、スライドがこの方向に多少
移動可能なようにピストンに取り付けられてそれによっ
て案内レールとピストン軸の整列誤差を補償する手段が
考えられている。そのためにピストン端部に顎部を持つ
ピボットを設けられ、この顎部がスライドのそれより多
少大きな孔に結合されるように構成されている。このよ
うな構造によって案内部材、ピストンおよびスライドの
実際には避けられない形状および整列の誤差が補償され
るためピストンはスムースに往復運動することができ、
まさつも少ないのでこのような装置の耐用年数にも好影
響を与える。しかしながら、ピストンが回動しないよう
に保持するために上記のような構造を使用すると構造が
複雑となり、特にピストン端部が顎部を有するピボット
として形成し、ピストンとスライドの間の遊びを有する
結合を形成するために非常に高価になる。さらに案内部
材の案内レールを必要な正確な平坦面を提供するように
製造するためにも非常にコストがかかる。さらにスライ
ドも端部に溝を有する比較的複雑な形状を有するため、
安価には製造できない。また、上記のようなスライドを
正確に取り付けるためにさらに別の部材が必要となる。
[発明の解決しようとする課題] したがって、本発明の目的は、ワイパーアームを伸縮
させるように駆動するピストンを有する往復ワイパー装
置において、ピストンが回動しないように保持すること
ができ、構造が簡単で、しかも従来の装置に比較して案
内部材およびスライドの形状の誤差および組立て精度の
誤差が存在する場合にもピストンがスムースに運動可能
であり、それによって動作性及び耐用年数が改善される
往復ワイパー装置を提供することである。
させるように駆動するピストンを有する往復ワイパー装
置において、ピストンが回動しないように保持すること
ができ、構造が簡単で、しかも従来の装置に比較して案
内部材およびスライドの形状の誤差および組立て精度の
誤差が存在する場合にもピストンがスムースに運動可能
であり、それによって動作性及び耐用年数が改善される
往復ワイパー装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、本発明の往復ワイパー装置によって達成
される。
される。
本発明は、軸方向に移動可能な状態でハウジング内に
支持され、ワイパーアームを伸縮させるように駆動する
ピストンと、このピストンの軸方向に垂直の方向に突出
してピストンに回動しないように取付けられているスラ
イド部材と、このスライド部材をピストンの軸と平行な
方向に案内する案内部材とを具備している往復ワイパー
装置において、案内部材はピストンの軸と平行に配置さ
れた棒状体であり、前記スライド部材はこの案内部材の
棒状体が嵌合して貫通している孔を有するベアリング体
を備え、このベアリング体は前記スライド部材に設けら
れた椀型受容体によりピストン軸に垂直なスライド部材
の縦方向において移動可能な遊びを有して保持されてい
ることを特徴とする。
支持され、ワイパーアームを伸縮させるように駆動する
ピストンと、このピストンの軸方向に垂直の方向に突出
してピストンに回動しないように取付けられているスラ
イド部材と、このスライド部材をピストンの軸と平行な
方向に案内する案内部材とを具備している往復ワイパー
装置において、案内部材はピストンの軸と平行に配置さ
れた棒状体であり、前記スライド部材はこの案内部材の
棒状体が嵌合して貫通している孔を有するベアリング体
を備え、このベアリング体は前記スライド部材に設けら
れた椀型受容体によりピストン軸に垂直なスライド部材
の縦方向において移動可能な遊びを有して保持されてい
ることを特徴とする。
このように、本発明は、椀型ベアリング体をスライド
上の椀型受容体内の半径方向に遊びを持って移動可能な
状態で取り付けることによって、スライドおよび案内部
材の形状誤差および組立て精度の誤差が存在する場合に
もピストンがスムースな運動を可能にし、それによって
動作性及び耐用年数が改善することができるようにした
ものである。このような構成にすることによってコスト
上の利点はかなり大きくなる。スライドはピストンに固
定されるから、簡単に安定な状態で取付けることがで
き、この取付け部分には案内面は必要なく、スライドは
ピストンの端部に直接圧着することができるため、従来
のような顎部を有する高価なピボット結合部を製造する
必要はない。本発明におけるスライドに設けられた椀型
受容体の製造は、風防窓用ワイパー装置用の歯車装置の
連続製造等において多年使用されてきた製造方法を使用
することができるであるため、望ましいコストで製造す
ることができる。また椀型ベアリング体も同様に連続製
造で製造することができるため、これも望ましいコスト
で調達することができる。したがって前述の従来の装置
の構造に比較して本発明による回動しないようにするた
めの構造はかなり簡単、かつ廉価に形成することができ
る。さらに、ベアリング体は案内部材を円筒状に包囲し
ているため、従来の装置の構造に比較してそれらの間の
面圧力を減少させることができ、それによって摩粍も減
少することで案内性能およびベアリング性能が改善され
る。またピストンが比較的大きく移動するとき相互にス
ライドする部分間の案内面も大きくなる。しかしながら
案内部材およびスライドの形状あるいは位置に誤差があ
る場合にも比較的小さい変位しか生じないため、ベアリ
ング体とスライドの椀型受容体との間で過度の摩耗を生
じる虞はない。
上の椀型受容体内の半径方向に遊びを持って移動可能な
状態で取り付けることによって、スライドおよび案内部
材の形状誤差および組立て精度の誤差が存在する場合に
もピストンがスムースな運動を可能にし、それによって
動作性及び耐用年数が改善することができるようにした
ものである。このような構成にすることによってコスト
上の利点はかなり大きくなる。スライドはピストンに固
定されるから、簡単に安定な状態で取付けることがで
き、この取付け部分には案内面は必要なく、スライドは
ピストンの端部に直接圧着することができるため、従来
のような顎部を有する高価なピボット結合部を製造する
必要はない。本発明におけるスライドに設けられた椀型
受容体の製造は、風防窓用ワイパー装置用の歯車装置の
連続製造等において多年使用されてきた製造方法を使用
することができるであるため、望ましいコストで製造す
ることができる。また椀型ベアリング体も同様に連続製
造で製造することができるため、これも望ましいコスト
で調達することができる。したがって前述の従来の装置
の構造に比較して本発明による回動しないようにするた
めの構造はかなり簡単、かつ廉価に形成することができ
る。さらに、ベアリング体は案内部材を円筒状に包囲し
ているため、従来の装置の構造に比較してそれらの間の
面圧力を減少させることができ、それによって摩粍も減
少することで案内性能およびベアリング性能が改善され
る。またピストンが比較的大きく移動するとき相互にス
ライドする部分間の案内面も大きくなる。しかしながら
案内部材およびスライドの形状あるいは位置に誤差があ
る場合にも比較的小さい変位しか生じないため、ベアリ
ング体とスライドの椀型受容体との間で過度の摩耗を生
じる虞はない。
本発明の有効な実施形態では、案内部材として断面が
円形のロッドが使用され、これは製造が簡単で研磨によ
り容易に正確に仕上げられるので計上誤差が少なく、し
かもこの案内部材のロッドとベアリング体との間でに過
度の摩擦損失が生じない利点がある。スライドのボール
カップは弾性材料で形成されることが望ましく、この中
にベアリング体が取り付けられる。従ってベアリング体
はスライドの長手方向には移動できるように遊びを有す
るがピストンの回動で生じる負荷に関して遊びを有しな
いようにこのボールカップに取り付けられる。椀型受容
体は伝導装置で通常用いられているボールソケットとし
て閉じた形状にすることも可能であるが、これは取り付
け上の問題を生じる。従ってスライドの前記椀型受容体
には半径万向にベアリングを受入れるための開口部を有
する構造にすることが望ましい。このような構造にすれ
ば案内ロッドに取り付けられたベアリング体をこの開口
部から椀型受容体に挿入することが可能になる。スライ
ドそのものはピストンに回動しないように圧着されてい
る金属レバーで構成され、このレバーにプラスチックボ
ールが射出成型されている。ボールカップを備えたスラ
イドがピストン上に直接に一体にプラスチック材料で射
出成型されることも可能であり、それによって製造コス
トをさらに減少させることができる。
円形のロッドが使用され、これは製造が簡単で研磨によ
り容易に正確に仕上げられるので計上誤差が少なく、し
かもこの案内部材のロッドとベアリング体との間でに過
度の摩擦損失が生じない利点がある。スライドのボール
カップは弾性材料で形成されることが望ましく、この中
にベアリング体が取り付けられる。従ってベアリング体
はスライドの長手方向には移動できるように遊びを有す
るがピストンの回動で生じる負荷に関して遊びを有しな
いようにこのボールカップに取り付けられる。椀型受容
体は伝導装置で通常用いられているボールソケットとし
て閉じた形状にすることも可能であるが、これは取り付
け上の問題を生じる。従ってスライドの前記椀型受容体
には半径万向にベアリングを受入れるための開口部を有
する構造にすることが望ましい。このような構造にすれ
ば案内ロッドに取り付けられたベアリング体をこの開口
部から椀型受容体に挿入することが可能になる。スライ
ドそのものはピストンに回動しないように圧着されてい
る金属レバーで構成され、このレバーにプラスチックボ
ールが射出成型されている。ボールカップを備えたスラ
イドがピストン上に直接に一体にプラスチック材料で射
出成型されることも可能であり、それによって製造コス
トをさらに減少させることができる。
[実施例] 図示されたワイパー装置では、ハウジング11が回動し
ないような状態でワイパーシャフトに設けられており、
このハウジング11はワイパーアームの一部となってお
り、ベースプレート12及びトッププレート13の2つの部
材から成る。ハウジング11にはベースプレート12に平坦
な形状の底部14が、又トッププレート13にカバー15があ
る。ハウジング11内の2つのベアリング17及び18には円
筒状ピストン16が取付けられており、ワイパーシャフト
10の回転方向に対して半径方向に移動できるようになっ
ている。ピストン16はハウジング11のフロント部分19か
ら突出している。フロント側のベアリング17はハウジン
グ11のフロント部分19の内部に直接結合している。ハウ
ジングのフロント部分はハウジング11とピストン16の間
からハウジング内部にほこりが入らないようにシーリン
グされている。後方ベアリング18はピストンのストロー
クより幾らか大きい間隔でフロントベアリング17から離
間している。
ないような状態でワイパーシャフトに設けられており、
このハウジング11はワイパーアームの一部となってお
り、ベースプレート12及びトッププレート13の2つの部
材から成る。ハウジング11にはベースプレート12に平坦
な形状の底部14が、又トッププレート13にカバー15があ
る。ハウジング11内の2つのベアリング17及び18には円
筒状ピストン16が取付けられており、ワイパーシャフト
10の回転方向に対して半径方向に移動できるようになっ
ている。ピストン16はハウジング11のフロント部分19か
ら突出している。フロント側のベアリング17はハウジン
グ11のフロント部分19の内部に直接結合している。ハウ
ジングのフロント部分はハウジング11とピストン16の間
からハウジング内部にほこりが入らないようにシーリン
グされている。後方ベアリング18はピストンのストロー
クより幾らか大きい間隔でフロントベアリング17から離
間している。
フロント部分19から見てワイパーシャフト10の後方で
ピストン16の下方にはベースプレート12はスリーブ25を
備えており、このスリーブ25は実質的にハウジング11の
内部から外部へ延びている。スリーブ25中には2つのベ
アリングブッシュ26が圧入されており、このブッシュ26
はシャフト27を受けている。シャフト27の一端はハウジ
ング11内に突出しており、他端部はベースプレート12の
スリーブ25外に突出している。ハウジング11内には突出
した刻み目を有する部分にクランク28が固定され、クラ
ンク28の自由端にはカップリングロッド29が回転可能で
結合されている。シャフト27の反対側の突出部の刻み目
を有する部分には歯車30が固定されている。この歯車30
はワイパー装置が動作されると回転する。
ピストン16の下方にはベースプレート12はスリーブ25を
備えており、このスリーブ25は実質的にハウジング11の
内部から外部へ延びている。スリーブ25中には2つのベ
アリングブッシュ26が圧入されており、このブッシュ26
はシャフト27を受けている。シャフト27の一端はハウジ
ング11内に突出しており、他端部はベースプレート12の
スリーブ25外に突出している。ハウジング11内には突出
した刻み目を有する部分にクランク28が固定され、クラ
ンク28の自由端にはカップリングロッド29が回転可能で
結合されている。シャフト27の反対側の突出部の刻み目
を有する部分には歯車30が固定されている。この歯車30
はワイパー装置が動作されると回転する。
2つのベアリング17及び18の間においてピストン16に
は孔35があり、この孔35内にはボールピン36が押圧され
ている。孔35はベースプレート12の底部14及びトッププ
レート13のカバー15に対して実質的に垂直に延びてお
り、従ってボールピン36も同様である。ピストン16の底
部14に向かう側ではボールピン36が球状セグメント37に
よってピストン16から突出している。クランク28とピス
トン16の間にある結合ロッド29の端部にはボールカップ
セグメントがボタン止めされており、このボールカップ
セグメントにボールピン36の球状セグメント37が圧入さ
れている。このような構成によってワイパー装置の動作
中、歯車30の回転運動はピストン16の前後運動に変換さ
れる。
は孔35があり、この孔35内にはボールピン36が押圧され
ている。孔35はベースプレート12の底部14及びトッププ
レート13のカバー15に対して実質的に垂直に延びてお
り、従ってボールピン36も同様である。ピストン16の底
部14に向かう側ではボールピン36が球状セグメント37に
よってピストン16から突出している。クランク28とピス
トン16の間にある結合ロッド29の端部にはボールカップ
セグメントがボタン止めされており、このボールカップ
セグメントにボールピン36の球状セグメント37が圧入さ
れている。このような構成によってワイパー装置の動作
中、歯車30の回転運動はピストン16の前後運動に変換さ
れる。
自動車に設置された後、ワイパーブレードを支持する
ワイパーアームのさらに別の部分がピストン16に取り付
けられる。ワイパーブレードはワイパー装置が動作され
ると、自動車の風防窓上の移動に対する抵抗を形成する
ため、ピストン16をその縦軸を中心にして回転させよう
とするトルクが生じる。結合ロッド29のピストン16への
側面の働きもピストンに作用するねじれ力を生じる。ピ
ストン16の後方に作用するトルクを補償するために、ス
ライド40が回動しないような状態でピストンから放射状
に突出しており、ハウジングに取り付けられた案内部材
50に長手方向に案内されている。
ワイパーアームのさらに別の部分がピストン16に取り付
けられる。ワイパーブレードはワイパー装置が動作され
ると、自動車の風防窓上の移動に対する抵抗を形成する
ため、ピストン16をその縦軸を中心にして回転させよう
とするトルクが生じる。結合ロッド29のピストン16への
側面の働きもピストンに作用するねじれ力を生じる。ピ
ストン16の後方に作用するトルクを補償するために、ス
ライド40が回動しないような状態でピストンから放射状
に突出しており、ハウジングに取り付けられた案内部材
50に長手方向に案内されている。
第2図、第3図及び第4図にはピストン16が回動しな
いような構成が具体的に示されている。スライド40は孔
42のあいた金属シート41から成り、この孔42にピストン
16の刻み目を付けた端部43が挿入されている。従って別
の部材を用いることなくスライド40とピストン16の間の
結合は寸法的に変化することはなく安定している。第2
図に示されているように、スライド40はピストン16に対
してほぼ垂直にあるいは放射状に延びている。スライド
40の端部には開口リムのついたU字型孔44があり、この
孔44にはプラスチックボールカップ60が通常の方法で射
出成型されている。このボールカップ60の受容体61には
椀型ベアリング体62が一体に取り付けられている。第3
図にはピストン16が縦軸を中心にするねじれを生じる負
荷の方向に関して、前記ベアリング体62が遊びを伴わず
にボールカップ60内に支持されていることが示されてい
る。しかしベアリング体62は前記ボールカップ60内で半
径方向に、すなわちスライド40の縦方向にまたはピスト
ン16の軸と直角方向に移動することができる。これは第
2図に示されているようにベアリング体62と受容体61の
面の間にギャップSが設けられていることからわかる。
従ってベアリング体62はスライド40の椀型受容体61内に
半径方向に遊びを持って運動可能な状態で取り付けられ
ている。ベアリング体62には孔70があり、この孔70面が
円形の案内部材50がはめ込まれ貫通している。
いような構成が具体的に示されている。スライド40は孔
42のあいた金属シート41から成り、この孔42にピストン
16の刻み目を付けた端部43が挿入されている。従って別
の部材を用いることなくスライド40とピストン16の間の
結合は寸法的に変化することはなく安定している。第2
図に示されているように、スライド40はピストン16に対
してほぼ垂直にあるいは放射状に延びている。スライド
40の端部には開口リムのついたU字型孔44があり、この
孔44にはプラスチックボールカップ60が通常の方法で射
出成型されている。このボールカップ60の受容体61には
椀型ベアリング体62が一体に取り付けられている。第3
図にはピストン16が縦軸を中心にするねじれを生じる負
荷の方向に関して、前記ベアリング体62が遊びを伴わず
にボールカップ60内に支持されていることが示されてい
る。しかしベアリング体62は前記ボールカップ60内で半
径方向に、すなわちスライド40の縦方向にまたはピスト
ン16の軸と直角方向に移動することができる。これは第
2図に示されているようにベアリング体62と受容体61の
面の間にギャップSが設けられていることからわかる。
従ってベアリング体62はスライド40の椀型受容体61内に
半径方向に遊びを持って運動可能な状態で取り付けられ
ている。ベアリング体62には孔70があり、この孔70面が
円形の案内部材50がはめ込まれ貫通している。
第2図及び第3図には、ハウジング13内に取り付けら
れている案内部材50の設置公差が拡大して示されてい
る。第2図からは、ピストン16と案内部材50との中心軸
間の間隔Dがピストン16の調節運動の間に変化すること
がわかる。しかし案内部材50のこの誤差はベアリング体
62とボールカップの受容体61の間の半径方向の遊びによ
って補償されているため、動かなくなる恐れはない。こ
れは破線で示されるスライド40の別の端部ではギャップ
Sの大きさが減少することからわかる。
れている案内部材50の設置公差が拡大して示されてい
る。第2図からは、ピストン16と案内部材50との中心軸
間の間隔Dがピストン16の調節運動の間に変化すること
がわかる。しかし案内部材50のこの誤差はベアリング体
62とボールカップの受容体61の間の半径方向の遊びによ
って補償されているため、動かなくなる恐れはない。こ
れは破線で示されるスライド40の別の端部ではギャップ
Sの大きさが減少することからわかる。
第3図では、案内部材50がピストン16の軸方向に対し
て平行でない位置に配置されている。この配置誤差も
又、ベアリング体62がスライド40の椀型受容体61内の修
正角度αによってスムースに移動できるため、スライド
40のベアリング体62と受容体61の間の連結によって補償
される。案内部材50の位置のこのような誤差によって、
ピストン16はその縦軸を中心に若干回動した状態になる
が、回動角度は比較的小さく実用的にはあまり問題にな
らない。
て平行でない位置に配置されている。この配置誤差も
又、ベアリング体62がスライド40の椀型受容体61内の修
正角度αによってスムースに移動できるため、スライド
40のベアリング体62と受容体61の間の連結によって補償
される。案内部材50の位置のこのような誤差によって、
ピストン16はその縦軸を中心に若干回動した状態になる
が、回動角度は比較的小さく実用的にはあまり問題にな
らない。
原則としてボールカップ60はボールカップセグメント
38と同様に既知の方法で閉じた形状とすることができる
が、この場合は断面は必要な半径方向の遊びによって円
形ではなく細長い形状となる。しかし取付け上の理由か
ら、ベアリング体を側面から挿入することができるよう
に、このようなボールカップの一部分をスライド40に単
にいわゆる射出成型することが必要である。従って第4
図に示されているように望ましい実施例では、前記ボー
ルカップ60には半径方向に入口となる開口部63がああ
る。これはU字型孔44が弾性材料の射出成型で椀型状に
被覆されているということもできる。
38と同様に既知の方法で閉じた形状とすることができる
が、この場合は断面は必要な半径方向の遊びによって円
形ではなく細長い形状となる。しかし取付け上の理由か
ら、ベアリング体を側面から挿入することができるよう
に、このようなボールカップの一部分をスライド40に単
にいわゆる射出成型することが必要である。従って第4
図に示されているように望ましい実施例では、前記ボー
ルカップ60には半径方向に入口となる開口部63がああ
る。これはU字型孔44が弾性材料の射出成型で椀型状に
被覆されているということもできる。
添付図面に示されている実施例ではベアリング17及び
18が非調節的にハウジングに取り付けられているため、
ピストンの調節方向はこれらのベアリングの配置によっ
てあらかじめ決められている。このためこのような構成
では回動しないようにするために単一スライドアームが
あればよい。しかし本発明の基本的な考えかたは、ピス
トンが直接に望ましい自己調節椀型ベアリングに案内さ
れており、スライドが2個の腕部を有し、両端部ともに
縦方向に案内部材に案内されているような構成にも適用
できる。
18が非調節的にハウジングに取り付けられているため、
ピストンの調節方向はこれらのベアリングの配置によっ
てあらかじめ決められている。このためこのような構成
では回動しないようにするために単一スライドアームが
あればよい。しかし本発明の基本的な考えかたは、ピス
トンが直接に望ましい自己調節椀型ベアリングに案内さ
れており、スライドが2個の腕部を有し、両端部ともに
縦方向に案内部材に案内されているような構成にも適用
できる。
第1図はハウジングの縦方向に移動可能な状態で設けら
れたピストンとピストンに取り付けられたスライドから
成るワイパーシャフトによって振り子運動を行うレシプ
ロワイパー装置のハウジングでの縦方向の断面図であ
る。第2図は第1図における矢印Aから見たワイパー装
置の一部を表す図である。第3図は第2図に示された線
III-IIにおける装置の断面図であり、第4図は第2図に
示された線IV-IVにおける装置の断面図である。 10……ワイパーシャフト、11……ハウジング、12……ベ
ースプレート、13……トッププレート、14……底部、15
……カバー、16……ピストン、17,18……ベアリング、2
5……スリーブ、26……ベアリングブッシュ、27……シ
ャフト、28……クランク、29……結合ロッド、30……歯
車、36……ボールピン、40……スライド、41……金属シ
ート、44……U字型孔、50……案内部材、60……ボール
カップ、61……椀型受容体、62……椀型ベアリング体。
れたピストンとピストンに取り付けられたスライドから
成るワイパーシャフトによって振り子運動を行うレシプ
ロワイパー装置のハウジングでの縦方向の断面図であ
る。第2図は第1図における矢印Aから見たワイパー装
置の一部を表す図である。第3図は第2図に示された線
III-IIにおける装置の断面図であり、第4図は第2図に
示された線IV-IVにおける装置の断面図である。 10……ワイパーシャフト、11……ハウジング、12……ベ
ースプレート、13……トッププレート、14……底部、15
……カバー、16……ピストン、17,18……ベアリング、2
5……スリーブ、26……ベアリングブッシュ、27……シ
ャフト、28……クランク、29……結合ロッド、30……歯
車、36……ボールピン、40……スライド、41……金属シ
ート、44……U字型孔、50……案内部材、60……ボール
カップ、61……椀型受容体、62……椀型ベアリング体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフガンク・シヨール ドイツ連邦共和国,7121 ゲムリヒハイ ム,ガルテンシユトラーセ 16 (56)参考文献 特開 昭60−76449(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】軸方向に移動可能な状態でハウジング内に
支持され、ワイパーアームを伸縮させるように駆動する
ピストンと、このピストンの軸方向に垂直の方向に突出
してピストンに回動しないように取付けられているスラ
イド部材と、このスライド部材をピストンの軸と平行な
方向に案内する案内部材とを具備している往復ワイパー
装置において、 前記案内部材はピストンの軸と平行に配置された棒状体
であり、 前記スライド部材はこの案内部材の棒状体が嵌合して貫
通している孔を有するベアリング体を備え、このベアリ
ング体は前記スライド部材に設けられた椀型受容体によ
りピストン軸に垂直なスライド部材の縦方向において移
動可能な遊びを有して保持されていることを特徴とする
往復ワイパー装置。 - 【請求項2】前記案内部材が断面が円形のロッドである
特許請求の範囲第1項記載の装置。 - 【請求項3】前記椀型受容体は前記スライド部材上に固
定されたボールカップの一部分として構成されている特
許請求の範囲第1項または第2項記載の装置。 - 【請求項4】前記スライド部材上のボールカップが弾性
材料で構成され、ベアリング体がこのボールカップの椀
型受容体によって保持されている特許請求の範囲第3項
記載の装置。 - 【請求項5】前記スライド部材上の椀型受容体が前記ベ
アリング体を側面から入れるための開口部を半径方向に
備えている特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
1項記載の装置。 - 【請求項6】前記スライド部材が金属部材から構成さ
れ、この金属部材がピストンに回動しないような状態で
押込んで固定されており、金属部材上にボールカップが
射出成型されている特許請求の範囲第4項または第5項
記載の装置。 - 【請求項7】前記スライド部材がプラスチックで構成さ
れ、ボールカップと共にピストンに一体に射出成型され
ている特許請求の範囲第4項または第5項記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3600936.9 | 1986-01-15 | ||
DE19863600936 DE3600936A1 (de) | 1986-01-15 | 1986-01-15 | Vorrichtung, insbesondere hubwischeranlage fuer kraftfahrzeuge |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62166142A JPS62166142A (ja) | 1987-07-22 |
JP2645311B2 true JP2645311B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=6291865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62004216A Expired - Lifetime JP2645311B2 (ja) | 1986-01-15 | 1987-01-13 | 往復ワイパー装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4773112A (ja) |
EP (1) | EP0232732B1 (ja) |
JP (1) | JP2645311B2 (ja) |
DE (1) | DE3600936A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69419017D1 (de) * | 1993-03-17 | 1999-07-15 | Cherny Holdings Ltd | Selbstausrichtende wellenlagerung |
AUPP908899A0 (en) | 1999-03-10 | 1999-04-01 | Cherny Holdings Limited | Self-aligning shaft support |
RU176879U1 (ru) * | 2017-05-10 | 2018-01-31 | Общество с ограниченной ответственностью "Завод "Автоприбор" | Привод стеклоочистителя |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4163590A (en) * | 1977-04-12 | 1979-08-07 | Ex-Cell-O Corporation | Universal floating guide means |
DE3324634A1 (de) * | 1983-07-08 | 1985-01-24 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Scheibenwischeranlage, insbesondere fuer kraftfahrzeuge |
DE3409256C2 (de) * | 1984-03-14 | 1986-01-23 | SWF Auto-Electric GmbH, 7120 Bietigheim-Bissingen | Vorrichtung, insbesondere Hubwischeranlage für Kraftfahrzeuge |
DE3426607A1 (de) * | 1984-07-19 | 1986-01-23 | SWF Auto-Electric GmbH, 7120 Bietigheim-Bissingen | Vorrichtung, insbesondere hubwischeranlage fuer kraftfahrzeuge |
-
1986
- 1986-01-15 DE DE19863600936 patent/DE3600936A1/de active Granted
-
1987
- 1987-01-13 JP JP62004216A patent/JP2645311B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1987-01-14 EP EP87100364A patent/EP0232732B1/de not_active Expired
- 1987-01-15 US US07/003,575 patent/US4773112A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0232732B1 (de) | 1989-05-31 |
US4773112A (en) | 1988-09-27 |
JPS62166142A (ja) | 1987-07-22 |
EP0232732A3 (en) | 1987-12-23 |
EP0232732A2 (de) | 1987-08-19 |
DE3600936A1 (de) | 1987-07-16 |
DE3600936C2 (ja) | 1989-04-06 |
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