JPH0535212Y2 - - Google Patents

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JPH0535212Y2
JPH0535212Y2 JP1987104324U JP10432487U JPH0535212Y2 JP H0535212 Y2 JPH0535212 Y2 JP H0535212Y2 JP 1987104324 U JP1987104324 U JP 1987104324U JP 10432487 U JP10432487 U JP 10432487U JP H0535212 Y2 JPH0535212 Y2 JP H0535212Y2
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JP
Japan
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bearing
bearing member
hole
rotating shaft
fitted
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JP1987104324U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、回動軸の軸受部分の構造に関するも
のである。
(従来の技術) 従来から回動軸と軸受の構造は、様々の分野で
使用されている。例えば第4図は、自動車用の空
気吹出口に設けられて風の吹出方向を制御するバ
レル1の斜視図であるが、バレル1の側面には樹
脂製のバレル1と一体にバレル軸3が設けられて
おり、このバレル軸3を空気吹出口に設けられた
軸受部(図示せず)に嵌め込むことによつてバレ
ル1の上下方向の回動を可能とし、風の上下の吹
出方向を制御することができる。また、バレル1
内には樹脂製のブレード2が前記バレル軸3と直
交する方向の軸を中心に回動可能に設けられてお
り、このブレード2を左右に回動することにより
風の左右の吹出方向を制御することができる。
通常このような回動軸と軸受部との間には所定
の摩擦抵抗を設けて回動操作荷重を得ることによ
り、通風抵抗や走行中の振動等によりバレルやブ
レードが回動しないように、また、一定の操作フ
イーリングを得るようにしている。
具体的には第5図に示すように、回動軸3を、
弾性変形可能な軸受部材4に設けられた回動軸3
の軸径よりも若干小さい径の軸受孔に嵌入し、こ
の軸受部材4を、軸受支持体5に設けられ軸受部
材4の外形と略同一形状の軸受支持孔8に回動不
能に嵌入したものがある。このような構造によれ
ば、弾性変形可能な軸受部材4の軸受孔9に回動
軸3が強制的に圧入されるため、所定の摩擦抵抗
による回動操作荷重を得ることができるのであ
る。
また別の従来例として実公昭54−44112号に開
示されたものがある。このような構造によれば、
ハウジングの欠円形の穴(軸受支持孔)と軸受
(軸受部材)との間の隙間が、回動軸を軸受に圧
入する際に発生する軸受の偏肉部分の移動する余
地となり、無理なく回動軸を組付けることができ
る。
さらに別の従来例として第6図に示すように、
円形の軸受孔9に、長径を軸受孔9の径よりも長
くし短径を軸受孔9よりも短くした回動軸3を嵌
入したものがある。このような構造によれば、弾
性変形可能な軸受部材4の軸受孔9に回動軸3が
強制的に圧入されるため、摩擦抵抗による回動操
作荷重を得ることができるとともに、第5図に示
す回動軸の支持構造のように組付け時に軸受孔9
を全周に亘つて押し広げる必要がないため、組付
けを容易に行うことができる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが第5図に示すような構造では回動操作
荷重を得るために、回動軸3の径を軸受孔9の径
よりも大きくして、回動軸3を軸受孔9へ強制的
に圧入するようにしているため、回動軸3の軸受
孔9より大きい分だけ軸受部材4が外方へ拡開
し、軸受部材4の外形が軸受支持体5の軸受支持
孔8より大きくなり、回動軸3を嵌入した軸受部
材4を軸受支持孔8に嵌入する際、嵌め込み作業
が非常にやりにくいという問題点がある。
このような問題点は上記のように実公昭54−
44112号に開示された構造により解決することが
できる。しかしながら回動軸を組付けた状態で軸
受支持孔と軸受部材との間に隙間があると、例え
ば第4図のバレルを手で操作する際に軸受支持孔
に対して軸受部材が動いてしまい、ぐらつきが発
生し操作フイーリングがよくないという問題が発
生するおそれがある。
また第6図に示すように回動軸3が楕円形で軸
受孔9が円形とされている場合においても実公昭
54−44112号に開示された構造と同様、回動軸の
嵌め込み作業を容易に行うことができるが、軸受
部材4を軸受支持孔8に対して回動不能にするた
めに軸受部材4の外形形状および軸受支持孔8は
四角形(非円形)とされており、このため、回動
軸3の長径が軸受部材4の四角形状部7の辺の方
向に向いている場合には軸受部材4の変形部分が
少ないため回動操作荷重は大きくなり、回動軸3
の長径が軸受部材4の四角形状部7の角の方向に
向いている場合には軸受部材4の変形部分が多い
ため回動操作荷重は小さくなり、したがつて、回
動操作荷重が安定せず、かつ、回動軸にゴツゴツ
感があるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために本考案
は、断面略円形の軸受孔を有する断面多角形の弾
性変形可能な軸受部材を、軸受支持体に設けられ
前記軸受部材と略同一断面形状の軸受支持孔に嵌
合し、前記軸受孔に前記軸受孔よりも大きい断面
略円形の回動軸を圧入してなる回動軸の支持構造
において、前記断面多角形の軸受部材の外壁部の
うち、辺に相当する部分を切欠いた切欠き部を設
け、該切欠き部を、前記回動軸を軸受部材の軸受
孔に圧入した状態で軸受部材の外壁面と軸受支持
孔の内壁面との間に隙間ができない程度の大きさ
としたのである。
(作用) したがつて、上記の構成によれば、回動軸は軸
受部材を弾性変形させて圧入されているため、適
度な回動操作荷重を得ることができる。
また断面多角形の軸受部材の外壁部のうち、辺
に相当する部分を切欠いたため、回動軸を軸受孔
に嵌め込む際、および軸受部材を軸受支持孔に嵌
め込む際に非常に容易に嵌め込むことが可能とな
り、また回動時にゴツゴツ感が発生することもな
いのである。
さらに回動軸を組付けた状態で軸受部材の外壁
面と軸受支持孔の内壁面との間に隙間ができない
ため、軸受支持孔に対して軸受部材が動いてしま
うようなことはなく、回動操作時のぐらつきは発
生しない。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図は、本考案の一実施例である回動軸30
と軸受部材40と軸受支持体50の分解斜視図で
ある。この図から分かるように本実施例におい
て、断面円形の回動軸30の径は弾性変形可能な
軸受部材40に設けられた断面円形の軸受孔90
の径よりも大きいため軸受孔90に強制的に嵌め
込まれる。また軸受部材40は軸受支持体50の
軸受支持孔80に嵌め込まれるが、軸受部材40
には軸受孔90のまわりに四角形状部70を有し
ており、軸受支持孔80は軸受部材40と略同形
状であるため軸受部材40は軸受支持体50に回
動不可能に支持されている。したがつて回動軸3
0は、軸受部材40および軸受支持体50に対し
て回動可能に組付けられる。
ここで軸受部材40は弾性変形可能であればよ
いが、回動軸30の回動操作時に摺動音が発生せ
ず、ある程度の回動操作荷重が得られ、耐熱性の
良好なものを用いるのが好ましく、例えばポリエ
ステルのエラストマーを用いることができる。
本実施例において特徴的なことは、第1図およ
び第2図に示すように軸受部材40の四角形状部
70の四辺にそれぞれ円弧状の切欠き部60が設
けられていることである。
以上のような構成により、回動軸30を軸受孔
90に組付けた状態では軸受部材40の外形は軸
受支持孔80とほぼ同一となり、第3図に示すよ
うに軸受部材40は軸受支持孔80内に良好に嵌
合され得るのである。
なお、本実施例において軸受支持孔80および
軸受部材40を四角形状としたが、多角形であれ
ばどのような形状であつても構わない。
また、本実施例において軸受部材40の四角形
状部70の四辺に円弧状の切欠き部60を設けた
が、切欠きの数、形状はこれに限定されるもので
はない。
さらに、本考案の回動軸の支持構造の使用例と
してバレル軸およびブレード軸を例に挙げたが、
本考案がこれに何ら限定されるものではないこと
は言うまでもない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように本考案の回動軸
の支持構造によれば、ばらつきがなく適度な回動
操作荷重を得ることができ、回動軸、軸受部材お
よび軸受支持体の組付けを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による回動軸と軸受部材およ
び軸受支持体の分解斜視図、第2図は、第1図に
示した軸受部材の平面図、第3図は、第1図に示
した回動軸と軸受部材および軸受支持体を組付け
た状態を示す要部平面図、第4図は、回動軸の使
用例としての自動車用空気吹出口に設けられるバ
レルの斜視図、第5図は、従来の回動軸と軸受部
材および軸受支持体の分解斜視図、第6図は、別
の従来の回動軸と軸受部材および軸受支持体の分
解斜視図である。 3,30……回動軸、4,40……軸受部材、
60……切欠き部、8,80……軸受支持孔、
9,90……軸受孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 断面略円形の軸受孔を有する断面多角形の弾性
    変形可能な軸受部材を、軸受支持体に設けられ前
    記軸受部材と略同一断面形状の軸受支持孔に嵌合
    し、前記軸受孔に前記軸受孔よりも大きい断面略
    円形の回動軸を圧入してなる回動軸の支持構造に
    おいて、 前記断面多角形の軸受部材の外壁部のうち、辺
    に相当する部分を切欠いた切欠き部を設け、該切
    欠き部を、前記回動軸を軸受部材の軸受孔に圧入
    した状態で軸受部材の外壁面と軸受支持孔の内壁
    面との間に隙間ができない程度の大きさとしたこ
    とを特徴とする回動軸の支持構造。
JP1987104324U 1987-07-07 1987-07-07 Expired - Lifetime JPH0535212Y2 (ja)

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JP1987104324U JPH0535212Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JP1987104324U JPH0535212Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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Publication Number Publication Date
JPS6412926U JPS6412926U (ja) 1989-01-24
JPH0535212Y2 true JPH0535212Y2 (ja) 1993-09-07

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JPS5444112U (ja) * 1977-08-31 1979-03-27

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