JPH0798035A - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー

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JPH0798035A
JPH0798035A JP26405693A JP26405693A JPH0798035A JP H0798035 A JPH0798035 A JP H0798035A JP 26405693 A JP26405693 A JP 26405693A JP 26405693 A JP26405693 A JP 26405693A JP H0798035 A JPH0798035 A JP H0798035A
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一貴 小泉
Masayuki Nishiyama
雅幸 西山
Yoshihisa Takei
嘉久 武井
Takeshi Kasai
威 笠井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動トルクにばらつきおよび変動がなく、周
囲の機構部品を汚すことがなく、組立工数を少なくして
コストダウンを図ることができるようにする。 【構成】 ハウジングに形成した作動室内で回転するロ
ーターの回転部に制動トルクを付与する回転ダンパーに
おいて、ローター4のフランジ部4fの上下面に面接触
する第1および第2オイル混練ゴムシート15A,15
Bを作動室内に装填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ローターに制動トル
クを付与する回転ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ダンパーは、ハウジングに形
成した作動室内に粘性流体を充填し、ローターの作動室
内で回転する回転部に粘性流体の粘性抵抗で制動トルク
を付与する構成とされている。したがって、ローターを
回転させようとすると、ローターと粘性流体との間に発
生する粘性抵抗による制動トルクがローターに付与され
るので、ローターの回転を制動することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ダンパー
は、キャップなどを使用して粘性流体を作動室内に封入
しているが、封入時に粘性流体が漏れて作動室内に空気
が入ると、制動トルクにばらつきが発生する。また、使
用中に粘性流体が漏れることにより、制動トルクが変動
するとともに、周囲の機構部品が粘性流体で汚れる。さ
らに、粘性流体が漏れないようにOリングなどでシーリ
ングしなければならないので、組立時の工数が多くな
り、コストがアップするという不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、制動トルクにばらつきおよ
び変動がなく、周囲の機構部品を汚すことがなく、組立
工数を少なくしてコストダウンを図ることのできる回転
ダンパーを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ハウジング
に形成した作動室内で回転するローターの回転部に制動
トルクを付与する回転ダンパーにおいて、ロータの回転
部分に面接触するオイル混練ゴムを作動室内に装填した
り、作動室内にオイル混練ゴム粒体を充填し、ローター
の回転部に接触させる。
【0006】
【作用】この発明における回転ダンパーは、ローターの
回転部と、オイル混練ゴムまたはオイル混練ゴム粒体と
の間に発生する摩擦抵抗がローターにかかるので、ロー
ターの回転を制動する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の第1実施例である回転ダンパー
の構成を示す断面図である。図1において、1はハウジ
ングを示し、上面が開放した円筒形のハウジング本体2
と、このハウジング本体2の開口を閉塞するキャップ3
とで構成されている。
【0008】そして、ハウジング本体2には、底2bの
中心に後述するローター4を回転可能に支持する円柱状
の突起2bpが設けられ、側壁2sの内周面の上側に周
回した凹部2sdが設けられている。また、キャップ3
には、中心にローター4の軸部4xが貫通する孔3hが
設けられ、周面にハウジング本体2の凹部2sdに嵌合
する凸条3pが周回して、または所定個所に設けられて
いる。なお、作動室は、ハウジング本体2とキャップ3
とによって形成される空間である。
【0009】4はローターを示し、キャップ3の孔3h
を貫通する軸部4xと、この軸部4xの下端に設けられ
た回転部であるフランジ部4fとで構成されている。そ
して、軸部4xの下面の中心には、ハウジング本体2の
突起2bpが回転可能に嵌合する穴4xdが設けられて
いる。5Aはドーナツ状の第1オイル混練ゴムシートを
示し、ハウジング本体2の底2bと、ローター4の軸部
4xおよびフランジ部4fとの間に挿入され、下面が底
2bと面接触し、上面が軸4xおよびフランジ部4fの
下面と面接触するものである。
【0010】5Bはドーナツ状の第2オイル混練ゴムシ
ートを示し、キャップ3とローター4のフランジ部4f
との間に挿入され、上面がキャップ3の下面と面接触
し、下面がフランジ部4fの上面と面接触するものであ
る。なお、第1および第2オイル混練ゴムシート5A,
5Bは、例えばシリコーンオイルを添加、混練して製造
した硬度が25以下のシリコーンラバーシートである。
6はギアを示し、キャップ3から突出したローター4の
軸部4xに取り付けられている。
【0011】次に、組立について説明する。まず、ハウ
ジング本体2の底2bに突起2bpを挿通した第1オイ
ル混練ゴムシート5Aを載置した後、ハウジング本体2
の中にフランジ部4f、軸部4xの一部を挿入し、穴4
xdに突起2bpを嵌合させる。そして、軸部4xを挿
通した第2オイル混練ゴムシート5Bをフランジ部4f
の上に載置した後、軸部4xを孔3hに挿通させてキャ
ップ3をハウジング本体2に圧入し、凸条3pを凹部2
sdに嵌合させると、フランジ部4fの上下の両面に第
1および第2オイル混練ゴムシート5A,5Bが圧縮さ
れた状態で面接触する。さらに、キャップ3から突出し
た軸部4xにギア6を取り付けると、図1に示すよう
に、組み立てることができる。
【0012】次に、動作について説明する。まず、回転
力が加えられてギア6が回転すると、同時にローター4
も回転する。そして、フランジ部4fは上下の両面が第
1および第2オイル混練ゴムシート5A,5Bに面接触
しているため、フランジ部4fが回転しようとすると、
フランジ部4fと両オイル混練ゴムシート5A,5Bと
の間に大きな摩擦抵抗が発生するが、混練させたオイル
(シリコーンオイル)が潤滑油となって適度な摩擦抵抗
(制動トルク)となる。したがって、フランジ部4f、
すなわちローター4に適度な制動トルクが付与されるこ
とにより、ギア6の回転を制動することができる。
【0013】上述したように、この第1実施例によれ
ば、フランジ部4fと、このフランジ部4fの両面に面
接触する第1および第2オイル混練ゴムシート5A,5
Bとの間の摩擦抵抗でローター4に制動トルクを付与す
る構成なので、組立時に、粘性粒体のように流出して制
動トルクを変動させるものがないので、制動トルクにば
らつきがなくなる。そして、フランジ部4fに制動トル
クを付与するために粘性流体などの流体を使用していな
いので、使用中に粘性流体などが漏れて周囲の機構部品
を汚すことがなく、制動トルクが変動しなくない。さら
に、Oリングなどでシーリングする必要がないので、組
立工数が少なくなり、コストダウンを図ることができ
る。
【0014】図2はこの発明の第2実施例である回転ダ
ンパーの構成を示す断面図である。図2において、11
はハウジングを示し、上面が開放した円筒形で、側壁1
1sの上端の所定個所に、内側へ突出する係止部11s
pが設けられている。12はハウジング11の開口を閉
塞するキャップとしても機能するローターを示し、軸部
12xと、この軸部12xの下端に形成された円形の回
転部であるフランジ部12fとで構成されている。そし
て、ハウジング11から突出する軸部12xの上端部分
には、ギア12gが一体的に形成されている。なお、作
動室は、ハウジング11とローター12とによって形成
される空間である。
【0015】13は円形のオイル混練ゴムシートを示
し、ハウジング11の底11bと、ローター12のフラ
ンジ部12fとの間に挿入され、下面が底11bと面接
触し、上面がフランジ部12fの下面と面接触するもの
である。なお、オイル混練ゴムシート13は、例えばシ
リコーンオイルを添加、混練して製造した硬度が25以
下のシリコーンラバーシートである。
【0016】次に、組立について説明する。まず、ハウ
ジング11の底11bにオイル混練ゴムシート13を載
置する。そして、ローター12のフランジ部12fをハ
ウジング11に圧入して係止部11sdに係止させる
と、オイル混練ゴムシート13が圧縮された状態でフラ
ンジ部12fの下面に面接触し、図2に示すように、組
み立てることができる。なお、動作の説明は、前述の説
明と同様になるので、省略する。この第2実施例におい
ても、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0017】図3はこの発明の第3実施例である回転ダ
ンパーの構成を示す断面図、図4はこの発明の第4実施
例である回転ダンパーの構成を示す断面図であり、図1
および図2と同一部分に同一符号を付して説明を省略す
る。図3および図4において、21は作動室内に充填さ
れた小さなオイル混練ゴム粒体を示し、例えばシリコー
ンオイルを添加、混練して製造した硬度が25以下のシ
リコーンラバー粒体である。
【0018】なお、組立および動作は、図1または図2
の実施例と同様になるので、省略する。この第3および
第4実施例においても、第1および第2実施例と同様な
効果を得ることができる。そして、オイル混練ゴム粒体
21はフランジ部4f,12fに点接触してローター
4,12に制動トルクを付与するので、第1および第2
実施例の各オイル混練ゴムシート5A,5B,13で制
動トルクを付与する場合に比較して制動トルクの小さな
ものとすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、オイ
ル混練ゴムまたはオイル混練ゴム粒体でローターに制動
トルクを付与する構成としたので、組立時に、粘性粒体
のように流出して制動トルクを変動させるものがないた
め、制動トルクにばらつきがなくなる。そして、ロータ
ーに制動トルクを付与するために粘性流体などの流体を
使用していないので、使用中に粘性流体などが漏れて周
囲の機構部品を汚すことがなく、制動トルクが変動しな
くなる。さらに、Oリングなどでシーリングする必要が
ないので、組立工数が少なくなり、コストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である回転ダンパーの構
成を示す断面図である。
【図2】この発明の第2実施例である回転ダンパーの構
成を示す断面図である。
【図3】この発明の第3実施例である回転ダンパーの構
成を示す断面図である。
【図4】この発明の第4実施例である回転ダンパーの構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ハウジング本体 3 キャップ 4 ローター 4f フランジ部 4x 軸部 5A 第1オイル混練ゴムシート 5B 第2オイル混練ゴムシート 11 ハウジング 12 ローター 12f フランジ部 12x 軸部 13 オイル混練ゴムシート 21 オイル混練ゴム粒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 威 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成した作動室内で回転す
    るローターの回転部に制動トルクを付与する回転ダンパ
    ーにおいて、 前記ロータの回転部分に面接触するオイル混練ゴムを前
    記作動室内に装填した、 ことを特徴とする回転ダンパー。
  2. 【請求項2】 ハウジングに形成した作動室内で回転す
    るローターの回転部に制動トルクを付与する回転ダンパ
    ーにおいて、 前記作動室内にオイル混練ゴム粒体を充填し、前記ロー
    ターの回転部に接触させた、 ことを特徴とする回転ダンパー。
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