JPS5835423B2 - デ−タ交換網における接続制御方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデータ交換網における接続制御方式に関する。

従来フレームによる接続制御方式としては第１図、第２
図および第３図に示すものがある。

第１図はこの従来方式の信号のタイムチャートであって
、Ｔ、Ｒはそれぞれ発信回線着信回線を示す。

この従来方式では発呼、着呼、着呼受付、通信可、復旧
要求などの接続情報としてそれぞれ発呼フレームＣＲ，
着呼フレームＣＮ、着呼受付フレームＣＡ、通信可フレ
ームＣＣ，復旧要求フレームＣＦ。

切断指示フレームＣＩ、復旧確認フレームＣＦ１、切断
確認フレームＣＦ２などを網、端末間でやりとりする。

第２図はこの接続情報のフレームの形式を示すもので、
図に示すように、フラグＦ１ アドレスＡ１制闘情報Ｃ
１信号種別Ｓ等のビットに次いで接続情報ビット、さら
にフレームチェックシーケンスＦＣ８、フラグＦ等のビ
ットにより構成される。

（）内の数字はビット数を示す。第３図はこの従来の方
式による端末のブロック図であって、フラグ検出回路Ｆ
１．フレーム作成処理部Ｆ４および送信回路Ｆ５の外に
、この各フレームを呼設定、復旧時に送受するために端
末側では受信フレームの解釈を行なうフレーム解釈処理
部Ｆ２、それに従い網へ送る情報を作成する接続制御処
理部Ｆ３などが必要であり、このため端末側でも比較的
高機能な制御装置を必要とした。

また端末と対向する網側においても回線対応部分には第
３図と同等の処理機能が必要となる。

このように従来の方式においてはフレームの処理を行な
うために端末側、及び網側で多くの処理を要し呼設定、
呼復旧時間が長くなる欠点があり、更に比較的高機能の
処理を行なうために処理装置コストが高くなる欠点があ
った。

本発明はデータ交換網における接続制御方式を対象とし
、端末および網の゛１″連続送出状態と特定パターン連
続送出状態との変化点において発呼、呼出、応答、通信
町、切断などの接続制御上の意味をもたせて呼設定、呼
復旧を行なうものであって、その目的は接続制御方式の
簡略化により端末および網の回線対応部の処理装置コス
トを低減することおよび呼設定時間、呼復旧時間の短縮
を図ることにある。

次に本発明を図面について説明する。

第４図は本発明の信号のタイムチャートであって、発端
末と着端末の接続制御状況を示している。

図において、Ｔ、Ｒはそれぞれ発信回線、着信回線を示
す。

端末はそれがアイドル状態においてはＴ線１１１１１連
続送信、Ｒ線１１１９７連続受信の状態にあり、発端末
Ｔ線をアイドル状態から時点１で特定パターンＦ （０
１１１１１１０）を連続送出開始することにより発呼を
行なう。

発呼を網で検出すると着端末のＲ線に時点２で上記パタ
ーンＦを連続送信して呼出を行なう。

着端末側では呼出を受は時点３でＴ線に上記パターンＦ
を連続送出することにより応答を行なう。

網ではこの応答に従い通信パスを設定する。

この時、着側Ｔ線のパターンＦは通信路を通して時点４
で発側のＲ線に送られ発端末はこれを通信可指示と解釈
して通信を開始しデータフレーム５を着端末側へ送信す
る。

着端末側では発側から送られてきたデータフレーム６を
受信後−。

データフレーム７の送信を行ない通信中に移行する。

ここで通信中のフレームにおいて上記パターンＦ （０
１１１１１１０）が現われることのないように、端末で
はデータ送信時に５個連続する１゛′の直後に′０″を
１個挿入し、またデータ受信時には５個連続した°゛１
″の直後のＯ″を１個除去することとする。

通信中のデータフレームの間には上記パターンＦをつめ
込む。

呼の復旧要求はいずれかの端末のＴ線をパターンＦから
゛１″連続送信状態に時点９の如く変化させることによ
り行う。

相手側のＲ線にはこの変化が時点１０で伝えられ端末は
これを切断指示と解釈して切断確認としてＴ線を時点１
２で゛１″連続送出伏態にしてアイドル状態に戻る。

一方、復旧要求を行なった端末のＲ線には時点１１で網
から復旧確認信号が送られ端末はアイドル状態に戻る。

次に第５図の本発明による端末のフロック図および第６
図の端末状態遷移図を用いて本発明の詳細な動作を述べ
る。

アイドル状態の端末はＴ線？１１ Ｉ＋連続送信、Ｒ線
゛１′”連続受信の状態ｓｏｉ ＜第６図）にある。

今、端末からの発呼を考える。発呼要求があると接続制
御処理部Ｆ１２はパタン送出部Ｆ１３へ指示を出す（第
５図）とともに端末の状態をアイドルＳＯ１から通信回
持ちＳＯ２へ遷移させる。

パタン送出部Ｆ１３は指示によりｕ Ｆ ９７連続パタ
ンをＴ線に送出する。

この状態でＲ線が１″から゛Ｆ′′連続受信の状態に変
化すると変化検出回路Ｆｉｌはこの変化を検出し接続制
御処理部Ｆ１２に変化情報を送る。

接続制御処理部Ｆ１２ではこれを受は端末状態を通信中
ＳＯ３に遷移させ端末は通信が可能となる。

通信が終了すると接続制御処理部Ｆ１２はパターン送出
部Ｆ１３に゛１″連続送出の指示を出すとともに端末状
態を復旧確認待ちＳＯ４に遷移させる。

この状態でＲ線がＦ″から゛１″連続受信の状態に変化
すると変化検出回路Ｆ１１はこれを検出して接続制御処
理部Ｆ１２に変化情報を送る。

これを受は接続制御処理部Ｆ１２では端末状態をアイド
ルＳＯ１に遷移させ元の状態に戻る。

また通信生状態ＳＯ３において網側からの切断、すなわ
ちＲ線で“Ｆ′″から“１″連続バタン受信の変化があ
ると接続制御処理部Ｆ１２では端末状態を切断受信先Ｓ
Ｏ５に遷移させる。

切断の確認を終えると接続制御処理部Ｆ１２はパタン送
出部Ｆ１３にｎ １１１連続送出を指示するとともに端
末状態をアイドルＳＯ１に遷移させる。

次に端末への着呼の場合は、Ｒ線が１″からパターンＦ
連続受信状態に変化し、これを変化検出回路Ｆ１１が検
出して接続制御処理部Ｆ１２に変化情報を送る。

接続制御処理部Ｆ１２ではこれを受は端末状態を着呼受
信完状態８１２に遷移させる。

着呼を受付けると接続制御処理部Ｆ１２ではパタン送出
部Ｆ１３に指示を送り、着呼受付は信号としてＴ線にパ
ターンＦを連続送出させ、同時に端末状態を通信生状態
ＳＯ３へ遷移させる。

通信終了後の復旧または切断は端末発呼の場合と同様の
処理を行い、最終的に端末はアイドル状態Ｓ０１に移行
する。

以上述べた端末と同様に網側の端末対応部分も横取でき
る。

このように本発明によれば受信回路Ｒ上の゛１″連続バ
タンと゛Ｆ″連続パタンの変化を検出するという簡単な
機能を果す変化検出回路Ｆ１１、送信回線Ｔ上に°′１
″１″タンどＦ １１連続パタンを送出するパタン送出
部Ｆ１３および第６図に示す単純な状態遷移を実行する
接続制御処理部Ｆ１２などの単純な布線論理回路で端末
および網の回線対応部を構成できる。

またこのように接続制御方式を単純な回路で実現するこ
とにより呼設定時間、呼復旧時間を短縮することができ
る。

以上説明したように本発明によれば、端末の接続制御を
単純な布線論理回路で実現でき、高価な処理装置を使わ
ずに接続制御が行なえる利点があり、更に接続制御処理
が単純になることにより呼設定時間、呼復旧時間の短縮
が図れる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフレームによる接続制御方式の信号のタ
イムチャート、第２図は従来方式のフレームの形式を示
す図、第３図は従来方式における端末のブロック図、第
４図は本発明方式の信号のタイムチャート、第５図は本
発明方式における端末のブロック図、第６図は本発明に
おける端末状態遷移図である。 ＣＲ・・・・・・発呼フレーム、ＣＮ・・・・・・着呼
フレーム、ＣＡ・・・・・・着呼受付フレーム、ＣＣ・
・・・・・通信可フレーム、ＣＦ・・・・・・復旧要求
フレーム、ＣＩ・・・・・・切断指示フレーム、ＣＦｌ
・・・・・・復旧確認フレーム、ＣＦ２・・・・・・切
断確認フレーム、Ｆｌ・・・・・・フラグ検出回路、Ｆ
２・・・・・・フレーム解釈処理部、Ｆ３・・・・・・
接続制御処理部、Ｆ４・・・・・フレーム作成処理部、
Ｆ５・・・・・・送信回路、Ｆｉｌ・・・・・・変化検
出回路、Ｆｌ２・・・・・・接続制御処理部、Ｆｌ３・
・・・・・パタン送出部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ フレーム単位でデータ伝送を行なう端末を収容する
   データ交換網において、端末および網の回線対応部には
   受信回線の変化検出回路、該検出回路の変化情報を受け
   これに基いて指示を発する接続制御処理部および上記指
   示に従って特定パターンを送信回線に送出するパターン
   送出部を具備し、端末のアイドル状態を”１″連続送受
   信状態で表示し、端末および網の°°１″連続送出状態
   と特定パターン連続送出状態との変化点を上記検出回路
   が検出し、これにより呼出、応答、通信可、切断等の接
   続制御を行なうことを特徴とするデータ交換網における
   接続制御方式。