JP3703534B2 - 自動車用チェンジレバーの支持構造 - Google Patents
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- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み付け性が良好で、コストダウンが図れる自動車用チェンジレバーの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用チェンジレバーとしては、図3に示すように、ベース1のサポーター2に嵌合させたロアボールシート3とアッパーボールシート4とで、チェンジレバー5のボール部5aを回動自在に支持するものがある。
【0003】
上記ロアボールシート3の下端部とベース1の貫通穴1aの上端部との間にツバ部6aが挟着されて、チェンジレバー5の下部をカバーする弾性ブーツ6を設ける一方、アッパーボールシート4の上端部とサポーター2の上端折曲部2aとの間に、両ボールシート3,4を下方に付勢して固定するためのコイルスプリング7を設けている(実開昭60−28527号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造では、コイルスプリング7を縮径させながらサポーター2内に嵌め込む必要があるから、組み込み作業に熟練を要し、組み付け性が悪い。
また、コイルスプリング7が必要であるから、部品点数が増えてコストアップになる。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、組み付け性が良好で、コストダウンが図れる自動車用チェンジレバーの支持構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、ベースのサポーターに嵌合させたロアボールシートとアッパーボールシートとで、チェンジレバーのボール部を回動自在に支持する自動車用チェンジレバーの支持構造であって、
上記ロアボールシートの下端部とベースとの間に、チェンジレバーの下部をカバーするブーツの弾性ツバ部を挟着する一方、上記アッパーボールシートの外周とサポーターの内周に、アッパーボールシートを所定の嵌合位置で係止する係止爪と係止穴とを相対的に設けたことを特徴とする自動車用チェンジレバーの支持構造を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、ベースのサポーターにブーツの弾性ツバ部を嵌め込んだ後にロアボールシートを嵌合し、チェンジレバーのボール部の下半分をロアボールシートに嵌め合わせ、ついで、サポーターにアッパーボールシートを所定の嵌合位置まで嵌合すると、チェンジレバーのボール部の上半分がアッパーボールシートに嵌め合わされると共に、アッパーボールシートの外周の係止爪(又は係止穴)がサポーターの内周の係止穴(又は係止爪)に自動的に係止されて、上方に抜けないように固定される。
【0008】
このとき、ロアボールシートの下端部とベースとの間のブーツの弾性ツバ部の弾力で両ボールシートが上方に付勢されながら、上記係止爪と係止穴とで固定されることになる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
なお、図3以下の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図1及び図2に示すように、ロアボールシート13とアッパーボールシート14は合成樹脂製(例えば、ポリアセタール)であり、各ボールシート13,14は、基本的には従来のボールシート3,4と同形状である。
【0010】
上記アッパーボールシート14の外周には、例えば円周上4等分位置に、上端部が開口する凹部14a,…,14aが形成され、該各凹部14aには、上向き、かつ外向きの係止爪14bがそれぞれ一体的に設けられている。
該各係止爪14bは、各凹部14a内で内方へたわみ可能に各凹部14aの底面から上向きに突出されると共に、アッパーボールシート14の外周から外方へ突出した上端部が係止面となっている。
【0011】
上記ベース1のサポーター2には、チエンジレバー5の下部をカバーするゴム製のブーツ6の弾性ツバ部6aが嵌め込まれて、上記両ボールシート13,14をサポーター2に嵌合させたとき、ロアボールシート13の下端部とベース1の貫通穴1aの上端部との間にツバ部6aが挟着されるようにする。
これにより、ロアボールシート13とともにアッパーボールシート14は、ツバ部6aの弾力で上方に付勢されることになる。
【0012】
そして、アッパーボールシート14をツバ部6aの弾力に抗してロアボールシート13とともに下方へ押し下げた所定の嵌合位置で、アッパーボールシート14の各係止爪14bの上端部を係止する係止穴2b,…,2bを、上記サポーター2の各係止爪14bと同じ4等分位置に設ける。
【0013】
上記構成において、組み付ける際には、ベース1のサポーター2にブーツ6の弾性ツバ部6aを嵌め込んだ後に、ロアボールシート13を嵌合して、チエンジレバー5のボール部5aの下半分をロアボールシート13に嵌め込む。
【0014】
ついで、サポーター2にアッパーボールシート14を嵌合し、ツバ部6aの弾力に抗してロアボールシート13とともに下方へ押し下げると、アッパーボールシート14の各係止爪14bがサポーター2の内周の当接して内方へたわむと共に、チエンジレバー5のボール部5aの上半分がアッパーボールシート14に嵌め合わされる。
【0015】
そして、アッパーボールシート14の各係止爪14bがサポーター2の各係止穴2aに一致すると、各係止爪14bが外方へ復元して、各係止穴2aに自動的に係止されるようになる。
【0016】
この係止時には、ブーツ6の弾性ツバ部6aの弾力で両ボールシート13,14が上方に付勢されながら、上記係止爪14bと係止穴2aとで固定されるようになる。
【0017】
したがって、アッパーボールシート14をサポーター2に嵌合させるだけで、係止爪14bと係止穴2aとにより、ワンタッチでサポーター2に係止できるので、組み付け作業が熟練者でなくても簡単に行え、組み付け性が向上するのである。
【0018】
また、両ボールシート13,14は、既存のブーツ6の弾性ツバ部6aの弾力を利用して係止状態に保持できるから、従来のような別部品のコイルスプリングが不要となり、部品点数が減るので、コストダウンできるようになる。
【0019】
上記実施例では、アッパーボールシート14に係止爪14bを設け、サポーター2に係止穴2aを設けたが、アッパーボールシート14に係止穴を設け、サポーター2に係止爪を設けるようにすることもできる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の自動車用チエンジレバーの支持構造は、ロアボールシートとベースとの間のブーツの弾性ツバ部の弾力で、ロアボールシートとともにアッパーボールシートを上方に付勢しながら、アッパーボールシートとサポーターの係止爪と係止穴とで両ボールシートを固定するようにしたから、アッパーボールシートはワンタッチでサポーターに係止できるので、組み付け作業が簡単で、組み付け性が良好になる。
また、ブーツのツバ部の弾力を利用するから、従来のようにコイルスプリングが不要になるので、部品点数が減ってコストダウンになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチエンジレバーの支持構造の分解斜視図である。
【図2】 図1のチエンジレバーの支持構造の断面図である。
【図3】 従来のチエンジレバーの支持構造の断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 サポーター
2a 係止穴
5 チエンジレバー
5a ボール部
6 ブーツ
6a 弾性ツバ部
13 ロアボールシート
14 アッパーボールシート
14b 係止爪
Claims (1)
- ベースのサポーターに嵌合させたロアボールシートとアッパーボールシートとで、チェンジレバーのボール部を回動自在に支持する自動車用チェンジレバーの支持構造であって、
上記ロアボールシートの下端部とベースとの間に、チェンジレバーの下部をカバーするブーツの弾性ツバ部を挟着する一方、上記アッパーボールシートの外周とサポーターの内周に、アッパーボールシートを所定の嵌合位置で係止する係止爪と係止穴とを相対的に設けたことを特徴とする自動車用チェンジレバーの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22573995A JP3703534B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 自動車用チェンジレバーの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22573995A JP3703534B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 自動車用チェンジレバーの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953708A JPH0953708A (ja) | 1997-02-25 |
JP3703534B2 true JP3703534B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=16834083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22573995A Expired - Fee Related JP3703534B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 自動車用チェンジレバーの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3703534B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101986138B1 (ko) * | 2018-01-15 | 2019-06-05 | 경창산업주식회사 | 볼 조인트 장치 |
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1995
- 1995-08-10 JP JP22573995A patent/JP3703534B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0953708A (ja) | 1997-02-25 |
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