JPH0638747Y2 - 車両のシート回転装置 - Google Patents

車両のシート回転装置

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JPH0638747Y2
JPH0638747Y2 JP4631588U JP4631588U JPH0638747Y2 JP H0638747 Y2 JPH0638747 Y2 JP H0638747Y2 JP 4631588 U JP4631588 U JP 4631588U JP 4631588 U JP4631588 U JP 4631588U JP H0638747 Y2 JPH0638747 Y2 JP H0638747Y2
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JP
Japan
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rail
outer rail
seat
opening
inner rail
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JP4631588U
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JPH01148931U (ja
Inventor
政明 清家
達郎 伊東
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のシート回転装置に関し、シートベルトよ
り大きな力が作用しても十分な耐久性を発揮するシート
回転装置に関する。
[従来の技術] レジャー用のバン型車等において、車室の中間シートを
後方へ回転せしめて後部シートと対向可能となしたもの
があり、かかるシート回転装置の一例は例えば実公昭60
-30096号公報に開示されている。
これを第5図および第6図で説明すると、車両フロア上
に円筒状支柱8が立設され、その上端開口縁は全周を内
方に屈曲せしめて受け座面81としてある。受け座面81は
内周部が段付きに高くしてあって、これには上方より内
周部を段付きに低くしたリング状抑え板82が被着してあ
る。
そして、シートクッションを支持する支持板9の、取付
開口91周縁を上記受け座面81と抑え板82間に摺動自在に
挟持せしめてある。
[考案が解決しようとする課題] 上記構造のシート回転装置は、ベアリング類を全く使用
しないことにより、簡単かつ軽量に実現できるという大
きな利点を有するものであるが、シートベルトを設けた
場合に、これより回転装置に大きな引上げ荷重が作用す
ると、抑え板が変形して円滑な回転作動が損なわれるお
それがあった。
本考案はかかる課題を解決するもので、シートベルトか
ら大きな荷重が作用しても変形を生じず、回転作動が損
なわれることがない車両のシート回転装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成を説明すると、径方向と直交する方向に開
口を有し開口縁に外向きフランジを設けた全周略U字断
面のリング状外側レール1と、略U字断面をなし、その
両開口縁21を上記外側レール1内に摺動可能に嵌合せし
めるとともに上記各開口縁21を対向方向内方へ屈曲せし
めて該屈曲部を外側レール1の底壁12内面に当接せしめ
た円弧状内側レール2と、上記外側レール1の底壁12内
面に突設され、内側レール2の上記開口縁21間を通った
後、各開口縁21の上記屈曲部内面に沿って屈曲するスト
ッパ部材3とを具備し、上記内側レール2およびストッ
パ部材3を、上記外側レール1の径方向対称位置に複数
設けて、相隣れる内側レール1同士を端部底壁間で連結
部材5,6により連結して全体として略リング状となし、
上記外側レール1および内側レール2の一方を車両フロ
ア側に固定するとともに、他方を車両シートのシートク
ッション側に固定したものである。
[作用] 上記構造のシート回転装置において、シートベルトより
荷重が作用すると、内側レールは外側レールより脱する
方向に力を受けるが、内側レールの屈曲した開口縁が上
記ストッパ部材に当接してその移動は阻止される。
この時、作用力が大きいと、ストッパ部材に当接した内
側レールの上記開口縁が変形しようとするが、この変形
は内側レールの側壁が外側レールの側壁に当接すること
により規制される。
かくして、シートベルトの大荷重が作用しても、内側レ
ールの変形は防止され、装置の回転作動は良好に維持さ
れる。
外側レールは径方向と直交する方向に開口を有するU字
断面としてあるから、プレス等による一体成形で容易に
製造することができるとともに、比較的薄肉としても十
分な剛性を発揮する。また、ストッパ部材によりレール
相互の係合が保証されるから、レール断面に係合用の段
付部等を形成する必要はなく、断面形状が簡易となっ
て、これによっても製造が簡易となる。
[実施例] 第1図および第2図において、外側レール1は上方へ開
放する略U字断面を有するリング体であり、その底壁12
は車両フロアに設けた支持架台M(第2図)上に固定さ
れている。上記外側レール1の開口縁は全周に渡って外
向きに屈曲せしめてフランジ11としてある。
かかる外側レールは、リング状の板体をプレスにより簡
易に一体成形して製造され、一体であるから比較的薄肉
としても充分な強度を発揮する。
上記外側レール1内には上方より略U字形の内側レール
2が開口を下方にして嵌め込んであり、上記内側レール
2は開口縁21が相対向する内方へ屈曲せしめられて外側
レール1の底壁12内面に接している。そして、上記内側
レール2の屈曲する開口縁21と、外側レール1の側壁13
内面に接するその側壁23下半部とを、摺動性良好な樹脂
膜24で覆ってある。
かかる内側レール2は、上記外側レール1に沿う弧状体
としてあって、外側レール1の径方向の対称位置に一対
設けられ、端部の底壁22間をそれぞれブラケット5、6
でボルト連結されて全体として略リング状となってい
る。かくして、ブラケット5、6で連結された上記内側
レール2は、外側レール1内を摺動回転自在であり、上
記ブラケット5、6上にはシートクッションを支持する
支持板(図略)が載置固定される。
車両シートが前方を向いた図示の状態で、内側レール2
が位置する直下にはストッパ部材3が設けてある。スト
ッパ部材3は上記内側レール2よりやや小さい弧状体
で、その断面形状は略T字形をなし、上記外側レール1
の底壁12中央に、該レール1を支持架台Mに固定するボ
ルトM1により垂直脚部31を共締め固定されている。
しかして、内側レール2の開口縁21間を挿通した脚部31
上端の水平部32は、内外の上記開口縁21上に延び、その
上面に近接対向している。
上記ブラケット5の外端中央上面には中心を回転自在に
ピン74により支持せしめて(第3図)ロックレバー7が
設けてある。上記ロックレバー7には先端にロックピン
71が下方に向けて突設され、該ロックピン71は、第1図
図示の状態で、外側レール1のフランジ11に形成した切
欠き11内に嵌合して内側レール2の移動を阻止してい
る。
なお、ロックレバー7の上記先端にはブラケット7面と
の間にコイルバネ72が張設されて、上記ロックピン71を
切欠き111内に付勢している。また、上記ロックレバー
7の他端にはロック解除用ワイヤ73の一端が連結してあ
り、該ワイヤ73の操作によりロックレバー7が回転し
て、上記ロックピン71と切欠き111の嵌合が解消され
る。
上記フランジ11には、上記切欠き111と径方向対称位置
に他の切欠き112が形成してあり、車両シートが180度後
方回転した時には上記他の切欠き112にロックレバー7
が係合する。
また、上記各ブラケット5、6にはそれぞれ内端中央に
板バネ4が固定してあり、これら板バネ4は同形で、コ
字形に屈曲して下方へ延び、その各先端41(第3図)
は、外側レール1のフランジ11の径方向対称位置を下方
へ屈曲せしめて形成した係止部113(第4図に一方のみ
図示)に弾接している。上記先端41は内外方向へはU字
形に屈曲し(第3図)、周方向へは弧状に湾曲している
(第4図)。
かくして、車両シートが前方使用位置(第1図の状態)
ないし後方使用位置に回転位置決めされた時には、上記
板バネ4が係止部113に弾接し、これにより上記内側レ
ール2と外側レール1は上下方向に圧接されてガタの発
生が防止される。
なお、シートベルトのアンカは、上記ブラケット6にそ
の両端のボルト61で固定される。
上記構造のシート回転装置において、車両急停車時等に
シートベルトから大きな荷重が作用すると、ブラケット
6を介して上記内側レール2は上方へ引き上げられる。
しかしながら、この上方移動は、内側レール2の開口縁
21が上記ストッパ部材3の水平部32に当接して規制され
る。
この状態で、さらに大きな力が作用すると、上記開口縁
21は広がり方向へ変形しようとするが、この変形は内側
レール2の側壁下半部が外側レール1の側壁に当接して
いることにより阻止される。
かくして、シートベルト荷重によるレールの離脱変形は
防止され、スムーズな回転作動が保証される。
[考案の効果] 本考案によれば、シートベルト等からの荷重によるレー
ル離脱を防止するストッパ部材の機能が良好に発揮され
るのみならず、外側レールはプレスによる一体成形が可
能となり、簡易に製造できるとともに、充分な強度剛性
が得られる。したがって、大きなシートベルト荷重が作
用してもレールの変形は生じず、充分な耐久性を有して
円滑なシート回転が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図
はシート回転装置の全体平面図、第2図および第3図は
それぞれ第1図のII-II線およびIII-III線に沿うその横
断面図、第4図は第3図のIV-IV線に沿う断面図、第5
図および第6図は従来例を示し、第5図はシート回転装
置の概略全体斜視図、第6図はその概略断面図である。 1……外側レール 11……開口縁 113……係止部 12……底壁 2……内側レール 21……開口縁 24……樹脂被膜 3……ストッパ部材 4……板バネ 5、6……ブラケット(連結部材) 7……ロックレバー
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−188643(JP,U) 実願 昭56−26269号(実開 昭57− 139447号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】径方向と直交する方向に開口を有し開口縁
    に外向きフランジを設けた全周略U字断面のリング状外
    側レールと、略U字断面をなし、その両開口縁を上記外
    側レール内に摺動可能に嵌合せしめるとともに上記各開
    口縁を対向方向内方へ屈曲せしめて該屈曲部を外側レー
    ルの底壁内面に当接せしめた円弧状内側レールと、上記
    外側レールの底壁内面に突設され、内側レールの上記開
    口縁間を通った後、各開口縁の上記屈曲部内面に沿って
    屈曲するストッパ部材とを具備し、上記内側レールおよ
    びストッパ部材を、上記外側レールの径方向対称位置に
    複数設けて、相隣れる内側レール同士を端部底壁間で連
    結部材により連結して全体として略リング状となし、上
    記外側レールおよび内側レールの一方を車両フロア側に
    固定するとともに、他方を車両シートのシートクッショ
    ン側に固定したことを特徴とする車両のシート回転装
    置。
JP4631588U 1988-04-06 1988-04-06 車両のシート回転装置 Expired - Lifetime JPH0638747Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4631588U JPH0638747Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06 車両のシート回転装置

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JP4631588U JPH0638747Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06 車両のシート回転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01148931U JPH01148931U (ja) 1989-10-16
JPH0638747Y2 true JPH0638747Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31272585

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4631588U Expired - Lifetime JPH0638747Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06 車両のシート回転装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730425Y2 (ja) * 1990-04-13 1995-07-12 小糸工業株式会社 回転腰掛の回転機構
JP2573119Y2 (ja) * 1992-01-10 1998-05-28 トヨタ車体株式会社 車両シートの回転機構
DE102012017772B4 (de) * 2012-09-06 2018-11-29 Adient Luxembourg Holding S.À R.L. Fahrzeugsitz mit einer Drehvorrichtung

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JPH01148931U (ja) 1989-10-16

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