JPH0527120Y2 - - Google Patents

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JPH0527120Y2
JPH0527120Y2 JP13968588U JP13968588U JPH0527120Y2 JP H0527120 Y2 JPH0527120 Y2 JP H0527120Y2 JP 13968588 U JP13968588 U JP 13968588U JP 13968588 U JP13968588 U JP 13968588U JP H0527120 Y2 JPH0527120 Y2 JP H0527120Y2
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JP
Japan
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seat
cover
pad
urethane foam
cover pad
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JP13968588U
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シート等のシートクツシヨン、
シートバツク等に採用される一体発泡型シート用
弾性体に関する。
(従来技術) シートを構成するシートクツシヨン、シートバ
ツク等シート用弾性体においては表面の風合い、
特に着座時の軟かさの感触が重要な品質の一つで
あるが、一体発泡型シート用弾性体すなわち、表
皮の裏面にスラブウレタンホームからなるカバー
パツドを貼着してなるシートカバーと、前記カバ
ーパツドの裏面にてウレタンホームの原液を発泡
成形して同カバーパツドと一体的に形成されたシ
ートパツドを備えてなるシート用弾性体において
は、一体発泡成形時前記原液がカバーパツドに裏
面側から相当量侵入してカバーパツドを硬化させ
る。このカバーパツドの硬化はシート用弾性体の
表面の風合に大きな影響を及ぼす。
かかる問題に対処すべく実開昭62−53135号公
報には、カバーパツドとして従来より小さい特定
の範囲の通気度のスラブウレタンホームを採用し
て、ウレタンホーム原液のスラブウレタンホーム
への侵入を低減させて前記原液の侵入に起因する
カバーパツドの硬化を低減させる手段が示されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記した一体発泡型シート用弾性体
においてその屈曲部の曲率が小さい場合には、第
6図に示すように発泡成形に先立つて成形型1に
セツトされたシートカバー2の屈曲部におけるカ
バーパツド2aの内面(裏面)が鋭く折れてスリ
ツト状溝2bが形成される。このため、かかる状
態でカバーパツド2aの裏面にてウレタンホーム
原液を発泡成形すると、発泡成形時にカバーパツ
ド2aの裏面に第7図の2点鎖線で示すように侵
入したウレタンホーム原液が硬化して、スリツト
状溝2bの周囲に第8図に示すように表面側へ突
出する硬い突起部2cを形成する。この突起部2
cは当該弾性体の表面側からは突起状の異物感を
与え、表面の軟かさの感触を損うことになる。
従つて、本考案の目的はかかる一体発泡型シー
ト用弾性体において、カバーパツドにおける上記
突起部の形成を防止することにより、表面の軟か
さの感触の低下を防止することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した一体発泡型シート用弾性体に
おいて、当該弾性体の屈曲部を構成するカバーパ
ツドとシートパツド間の部位に弾性部材または可
撓性部材を介在させたことを特徴とするものであ
る。しかして、弾性部材、可撓性部材としては軟
かいゴムチユーブ、スラブウレタンホーム、ウレ
タンホームブロツク等の弾性体、各種合成樹脂の
フイルム等が挙げられる。
(考案の作用・効果) かかる構成のシート用弾性体においては、発泡
成形時予めセツトされたシートカバーの屈曲部に
おけるカバーパツドの裏面とウレタンホーム原液
間が弾性部材または可撓性部材により遮断され、
カバーパツドにおける折れ部分のスリツト状溝へ
のウレタンホーム原液の侵入が防止または抑制さ
れ、カバーパツドの屈曲部に表面側へ突出する硬
い突起部が形成されることはない。従つて、当該
突起部に起因して弾性体の表面の軟かさの感触が
損われることはない。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図には本考案に係るシート用弾性体の
要部拡大断面が示されている。当該弾性体は第2
図に示す車両用シートのシートクツシヨンであ
り、第1図は第2図の矢印I部の拡大断面であ
る。
シートクツシヨンはシートカバー10aとこれ
と一体のシートパツド10bとからなり、またシ
ートカバー10aは表皮11にスラブウレタンホ
ームからなるカバーパツド12を貼着して構成さ
れており、かつシートパツド10bはウレタンホ
ームからなる。しかして、シートクツシヨンの屈
曲部を構成するカバーパツド12とシートパツド
10b間の部位には弾性部材である軟いゴムチユ
ーブ13が介在されており、これら3者10b,
12,13は互に一体化されている。ゴムチユー
ブ13は第3図に示すように、発泡成形に先立つ
て型Mにセツトされたシートカバー10aの屈曲
部におけるカバーパツド12の鋭く折れて形成さ
れたスリツト状溝12aの開口端に沿つて配置さ
れ、この状態でウレタンホーム原液を発泡成形さ
せる。従つて、かかる構成によれば発泡成形時上
記原液のスリツト状溝12aおよびその周囲への
侵入がゴムチユーブ13により阻止され、原液の
侵入に起因してスリツト状溝12aの周囲にシー
トカバー10aの表面側へ突出する突起部が形成
されることはない。この結果、当該突起部に起因
してシートクツシヨンの表面の軟かさの感触が損
われることがない。なお、第1図および第3図の
2点鎖線はウレタンホーム原液の侵入深さを示し
ている。
第4図および第5図には、上記実施例のゴムチ
ユーブ13に換えてウレタンホームのブロツク1
4を採用した変形例、および薄層のスラブウレタ
ンホーム15を採用した変形例がそれぞれ示され
ている。これらの変形例においても、発泡成形時
ウレタンホーム原液のスリツト状溝12aおよび
その周囲への侵入がウレタンホームブロツク1
4、スラブウレタンホーム15により阻止され、
上記実施例と同様の作用効果を奏する。
なお、上記実施例においては本考案を車両用シ
ートのシートクツシヨンに実施した例について示
したが、本考案は同シートのシートバツクに実施
し得ることは勿論のこと、各種シートのシートク
ツシヨン、シートバツク等にも実施し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシート用弾性体の一例で
あるシートクツシヨンにおける第2図の矢印I部
の拡大断面図、第2図は同シートクツシヨンの斜
視図、第3図は発泡成形途中の模型的断面図、第
4図および第5図はシートクツシヨンの変形例を
それぞれ示す第3図に対応する断面図、第6図は
シートカバーの型へのセツト状態を示す第3図に
対応する断面図、第7図は従来のシートクツシヨ
ンにおける第3図に対応する断面図、第8図は同
シートクツシヨンの第1図に対応する断面図であ
る。 符号の説明、10a……シートカバー、10b
……シートパツド、11……表皮、12……カバ
ーパツド、13……ゴムチユーブ、14……ウレ
タンホームブロツク、15……スラブウレタンホ
ーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮の裏面にスラブウレタンホームからなるカ
    バーパツドを貼着してなるシートカバーと、前記
    カバーパツドの裏面にてウレタンホームの原液を
    発泡成形して同カバーパツドと一体的に形成され
    たシートパツドを備えてなる一体発泡型シート用
    弾性体において、当該弾性体の屈曲部を構成する
    カバーパツドとシートパツド間の部位に弾性部材
    または可撓性部材を介在させたことを特徴とする
    一体発泡型シート用弾性体。
JP13968588U 1988-10-26 1988-10-26 Expired - Lifetime JPH0527120Y2 (ja)

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JPH0259700U JPH0259700U (ja) 1990-05-01
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