JPH05138782A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JPH05138782A
JPH05138782A JP3334282A JP33428291A JPH05138782A JP H05138782 A JPH05138782 A JP H05138782A JP 3334282 A JP3334282 A JP 3334282A JP 33428291 A JP33428291 A JP 33428291A JP H05138782 A JPH05138782 A JP H05138782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breathing
reinforcing material
foam
breathable
foaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3334282A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Tanihata
達夫 谷畑
Yutaka Hirata
豊 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP3334282A priority Critical patent/JPH05138782A/ja
Publication of JPH05138782A publication Critical patent/JPH05138782A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 軟質又は半硬質ポリウレタンフォームよりな
るシート本体裏面のシートフレーム又はバネと当接する
部分に粗毛フェルト,不織布等の通気性補強材に非通気
性プラスチックフィルムを接着したサポート材を該プラ
スチックフィルムが上記シート本体の裏面に対面するよ
うに積層した状態で一体発泡成形してなることを特徴と
する車両用シート。 【効果】 本発明の車両用シートは、シートフレームや
バネと当接する部分がフォームの侵入の全くない粗毛フ
ェルトや不織布等の補強材であるため、シートフレーム
又はバネと擦れ合っても擦れ音が生じることが防止さ
れ、また一体発泡成形により製造されるので生産性も高
く、従来のモールドをそのまま利用できる利点もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にシートフレーム又
はバネとの擦れ音を低減させた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用シート材料としては軟
質又は半硬質ポリウレタンフォームが広く使用されてい
るが、軟質又は半硬質ポリウレタンフォームはシートフ
レームやバネと当接した場合、特に車両用シートに着座
するなどしてシートフレームやバネから繰り返し応力が
加えられた場合、比較的容易に損傷するので、これを補
強し、保護するため、軟質又は半硬質ポリウレタンフォ
ームからなるシート本体裏面のシートフレームやバネと
当接する部分に粗毛フェルト,不織布等の補強材を積層
することが行われている。
【0003】この場合、かかる車両用シートを製造する
方法としては、生産性の点からモールド内の所定位置に
粗毛フェルト,不織布等の補強材を配置し、このモール
ド内にポリウレタンフォーム発泡原料を供給して、シー
ト本体と粗毛フェルト,不織布等の補強材とを一体発泡
成形させる方法が一般に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法で得られる車両用シートは、上記発泡成形時に
おいて、発泡原料が粗毛フェルト,不織布等の補強材に
滲み入り、その表面にまで発泡原料が到達し、発泡硬化
してフォームが少なくとも部分的に粗毛フェルト,不織
布等の補強材より外部に露呈した状態になる。
【0005】このようにポリウレタンフォームが粗毛フ
ェルト,不織布等の補強材より外部に露呈した車両用シ
ートは、シートフレームやバネが該フォーム露呈部分に
当接し、擦れ合った際、特にこのシートに着座する際な
どに、かなりの擦れ音を発する問題がある。
【0006】このような擦れ音を低減する方法として、
上記車両用シートのシートフレーム又はバネと当接する
部分にシリコーンやタルク等を塗布する方法は知られて
いるが、このような方法は使用しているうちにシリコー
ンやタルク等がとれてしまい、効果に持続性がないため
抜本的な解決にならない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
シートフレームやバネによる擦れ音が低減され、しかも
従来と同様の一体発泡成形により生産性よく製造するこ
とができる車両用シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軟質又は半硬質ポリウレタンフォームよりな
るシート本体裏面のシートフレーム又はバネと当接する
部分に粗毛フェルト,不織布等の通気性補強材に非通気
性プラスチックフィルムを接着したサポート材を該プラ
スチックフィルムが上記シート本体の裏面に対面するよ
うに積層した状態で一体発泡成形してなることを特徴と
する車両用シートを提供するものである。
【0009】
【作用】本発明の車両用シートは、一体発泡成形により
製造されるものであるが、本発明においては、粗毛フェ
ルト,不織布等の通気性補強材に非通気性プラスチック
フィルムを接着したサポート材を使用し、このサポート
材をモールド内の所定位置に通気性補強材が外側、プラ
スチックフィルムが内側になるように、即ち、軟質又は
半硬質ポリウレタンフォームよりなるシート本体が形成
された場合に、プラスチックフィルムがこれに対面し得
るように配置し、該モールド内に軟質又は半硬質ポリウ
レタンフォーム発泡原料を供給し、シート本体とサポー
ト材とを一体発泡成形するものであるため、発泡成形時
において発泡原料が非通気性プラスチックフィルムに遮
ぎられて通気性補強材に滲み入ることがなく、従って通
気性補強材の内部にも表面にもフォームが発泡成形され
ることがなく、初期の通気性補強材の状態のままで一体
発泡成形が完了する。
【0010】このようなフォームの含浸のない補強材に
シートフレームが当接し、擦れ合っても擦れ音がなく、
従ってシートに着座するときなどの不快音の発生が防止
されるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明すると、図1,2は本発明の一実施例に係る車両用
シートであり、この車両用シートは、軟質又は半硬質ポ
リウレタンフォームよりなるシート本体1の裏面のシー
トフレーム又はバネが当接する部分に、ポリウレタンフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム等のシート本体(軟質又は半硬質ポリウレタンフォー
ム)との接着性の良好な非通気性プラスチックフィルム
2が粗毛フェルト,不織布等の通気性補強材3に接着さ
れてなるサポート材4が、上記フィルム2がシート本体
1に対面するように一体発泡で積層されているものであ
る。ここで、通気性補強材3内には軟質又は半硬質ポリ
ウレタンフォームが全く侵入されていない。
【0012】このような車両用シート材を製造する場合
は、まず非通気性プラスチックフィルムを通気性補強材
に接着したサポート材を用意する。具体的には、このよ
うなサポート材として、30μm厚程度のポリウレタン
フォームと目付け量100g/m2程度の粗毛フェルト
とを接着剤にて貼り合わせたものを例示することができ
る。なお、サポートは、シート本体裏面の積層箇所の形
状になじむような形に裁断し、また例えば舟型などの形
状に形成するなど、必要によっては縫製を行って形成す
ることができる。
【0013】次に、このサポート材をモールド内の所定
箇所にセットする。この場合、サポート材の非通気性プ
ラスチックフィルムが成形されるシート本体に対面する
ようにセットする。図3はこのようなモールドの例を示
すもので、このモールド5は、下型6、上型7、中子8
からなる三割型の例であり、サポート材4は舟型に形成
され、図4に示すように、中子8の両側突出部9,9に
非通気性プラスチックフィルムが外側に位置するように
取り付けるものである。
【0014】このようにサポート材をモールド内にセッ
トした後、モールド内に軟質又は半硬質ポリウレタンフ
ォーム発泡原料を供給し、発泡、硬化させるものであ
る。なお、軟質又は半硬質ポリウレタンフォーム発泡原
料、発泡、硬化条件としては、通常と同様でよい。
【0015】この発泡、硬化の際、サポート材の非通気
性プラスチックフィルム面にポリウレタンフォームの発
泡圧がかかると、該フィルムにポリウレタンフォームが
接着するが、該フィルムは非通気性であるから発泡原料
が通過して通気性補強材に侵入することはなく、通気性
補強材は元の状態を保持する。
【0016】このように部分的にもフォームが侵入して
いない状態で通気性補強材が一体発泡成形でシート本体
に積層されてなる車両用シートは、この補強材にシート
フレームやバネが当接し、擦れ合っても、擦れ音が生じ
ず、着座時等に発する不快音がなくなるので、快適に用
いることができるものである。
【0017】なお、本発明のシートは図示の実施例に制
限されるものではなく、その形状などを種々変更し得る
ことは勿論であり、モールドもその形状などに応じて変
更し得る。
【0018】また、図示の実施例では、サポート材はシ
ートフレームやバネが当接する部分にのみ設けるように
したが、場合によっては、シート本体の裏面全面にサポ
ート材を積層するようにしてもよい。この場合、シート
フレームやバネが当接する部分のみを上述した非通気性
プラスチックフィルムと通気性補強材とからなる2層構
成とし、それ以外の部分は通気性補強材のみからなる構
成とすることができる。このようにすると、通気性補強
材のみからなる部分には発泡原料が侵入し、該通気性補
強材内及びその表面より露呈した状態でフォームが形成
するが、この部分はシートフレームやバネと擦れ合う部
分でないので支障がなく、かえって補強材とシート本体
とが一体化され、密着性の点で好適である。
【0019】
【発明の効果】本発明の車両用シートは、シートフレー
ムやバネと当接する部分がフォームの侵入の全くない粗
毛フェルトや不織布等の補強材であるため、シートフレ
ーム又はバネと擦れ合っても擦れ音が生じることが防止
され、また一体発泡成形により製造されるので生産性も
高く、従来のモールドをそのまま利用できる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明のシートを成形するモールドの一例を示
す斜視図である。
【図4】同モールドの中子の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 シート本体 2 非通気性プラスチックフィルム 3 通気性補強材 4 サポート材 5 モールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質又は半硬質ポリウレタンフォームよ
    りなるシート本体裏面のシートフレーム又はバネと当接
    する部分に粗毛フェルト,不織布等の通気性補強材に非
    通気性プラスチックフィルムを接着したサポート材を該
    プラスチックフィルムが上記シート本体の裏面に対面す
    るように積層した状態で一体発泡成形してなることを特
    徴とする車両用シート。
JP3334282A 1991-11-22 1991-11-22 車両用シート Pending JPH05138782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3334282A JPH05138782A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3334282A JPH05138782A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 車両用シート

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Publication Number Publication Date
JPH05138782A true JPH05138782A (ja) 1993-06-08

Family

ID=18275598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3334282A Pending JPH05138782A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 車両用シート

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JP (1) JPH05138782A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7758802B2 (en) 2005-03-07 2010-07-20 Toyota Tsusho Corporation Method of manufacturing reinforcing cloth of sheet pad and apparatus therefor
JP2011161772A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Bridgestone Corp シート用パッドの製造方法およびシート用パッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7758802B2 (en) 2005-03-07 2010-07-20 Toyota Tsusho Corporation Method of manufacturing reinforcing cloth of sheet pad and apparatus therefor
US8926309B2 (en) 2005-03-07 2015-01-06 Toyota Tsusho Corporation Method of manufacturing reinforcing cloth of a seat pad and apparatus therefor
JP2011161772A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Bridgestone Corp シート用パッドの製造方法およびシート用パッド

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