JP3557501B2 - 車輌用ドアライニング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センターパッド等のパッド部をライニング本体の面積内に設けられる窪み部に組付け固定する車輌用ドアライニングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車輌用ドアライニングにおいてはクッション性を向上するべく、図4で示すようにパッド部Pがセンターパッドとしてライニング本体Rの略中央位置でアームレストAの上部側に取り付けられている。
【0003】
そのパッド部Pは、図5で示す如くクッションパッド1を金属薄板製のバックプレート2で支持し、このクッションパッド1を表皮材3で被覆すると共に、表皮材3の端末をバックプレート2の端部縁から裏面側に巻込み止着することにより組み立てられている。
【0004】
そのパッド部Pは、ドアライニングのクッション性を良好に保つことから、ライニング本体Rの面積内に設けた窪み部Uに組み付けると共に、バックプレート2の板面より切曲げ形成した掛止め爪4でライニング本体Rに取付け固定されている。
【0005】
そのパッド部のバックプレート2としては、クッションパッド1の裏面側にあてがうよう外形形状に合せて形取り裁断したものが組み付けられている。このバックプレート2は、クッションパッド1の厚み面を支持するものでないから、表皮材3の端末をバックプレート2の裏面側に引張止着すると、外郭寄りがアール形状に圧縮されて変形してしまう。
【0006】
その変形は、クッションパッド1の厚みが厚い程、潰れ量が増すことからアール形状の大きなものになる。この外郭寄りがアール形状に圧縮変形されたパッド部をライニング本体Rの窪み部Uに組み付けると、V字状の谷間Xが窪み部Uの窪み縁との間に生ずるため、車輌用ドアライニングとして体裁上好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、外郭寄りを含む表面側を体裁上良好な略平坦に保形できると共に、クッション性も良好なパッド部を備える車輌用ドアライニングを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車輌用ドアライニングにおいては、クッションパッドをバックプレートで支持し、このクッションパッドを表皮材で被覆すると共に、表皮材の端末をバックプレートの裏面側に巻込み止着するパッド部を備え、そのパッド部をバックプレートでライニング本体の面積内に設けられる窪み部に組付け固定するもので、
端部寄りの板面を窪み部の窪み縁に合せて斜めに立上げ形成したバックプレートを備え、クッションパッドの厚み面から裏面側をバックプレートで支持すると共に、バックプレートの端部縁をクッションパッドの厚み面より膨出する肉厚で覆い、表皮材の端末をクッションパッドの肉厚で覆ったバックプレートの端部縁より裏面側に巻込み止着したパッド部を組み付けることにより構成されている。
【0009】
【作用】
本発明に係る車輌用ドアライニングでは、パッド部を組み立てるに、クッションパッドの端部寄り肉厚がクッションパッドを被覆する表皮材による引張りで圧縮されても、クッションパッドの厚み面がバックプレートの斜めに立上げ形成した端部寄りの板面で支持されているため、パッド部の外郭寄りがアール形状を呈さず、外郭形状が窪み部の窪み縁と整合し、V字状の谷間が発生しないようパッド部をライニング本体の窪み部に組み付けられることから体裁上良好なものに組み立てられる。
【0010】
それに加えて、バックプレートの端部縁をクッションパッドの厚み面より膨出する肉厚で覆い、表皮材の端末をクッションパッドの肉厚で覆ったバックプレートの端部縁より裏面側に巻込み止着したパッド部を組み付けることから、バックプレートの端部縁が座者と接触するのも防げてパッド部によるクッション性も良好なものに保てる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜3を参照して説明すると、図示の車輌用ドアライニングは、図1で示すようにパッド部Pをセンターパッドとしてライニング本体Rの窪み部Uに組み付け固定することにより構成されている。ライニング本体Rは、ライニング基板rと表皮材rとを一体に真空成形等で積層成形してなり、面積内にはパッド部Pを組付け固定する窪み部Uが設けられている。
【0012】
ライニング基板rとしては、ABS樹脂やポリプロピレン樹脂等のインジェクション成形品を用いることができる。表皮材rとしては、ポリ塩化ビニルとポリプロピレンフォーム(PPF)との積層材や熱可塑性エラストマー(TPE)とPPFとの積層材或いはTPE,オレフィン系樹脂やABS樹脂等の樹脂シートまたは布地等を用いることができる。
【0013】
パッド部Pは、図2で示すように発泡ウレタン等でなるクッションパッド10と、金属薄板でなるバックプレート11と、布地,本皮革,PVCレザー等の合皮でなる表皮材12とから形成されている。バックプレート11は、端部寄りの板面11aがライニング本体のRの面積内に設けられる窪み部Uの窪み縁Fに端部縁11bで合うよう斜めに立上げ形成されている(図1参照)。
【0014】
バックプレート11の板面には、パッド部Pをライニング本体Rの板面に組付け固定する掛止め爪11cが切曲げ成形されている。また、多少の間隔をライニング本体Rの窪み内面との間に保つようリブ状の突起11dが設けられている。このバックプレート11をセンターパッド用として形成する場合、端部寄りの板面を周回りに沿って折り曲げればよい。
【0015】
そのパッド部Pは、図3で示すようにクッションパッド10の厚み面10aから裏面側10bをバックプレート11で支持すると共に、バックプレート11の端部縁11bをクッションパッド10の厚み面10aより膨出する肉厚10cで覆い、表皮材12の端末をクッションパッド10の肉厚10cで覆ったバックプレート11の端部縁11bより裏面側に巻込み止着することにより組み立てられている。
【0016】
そのクッションパッド10としては、側端部まで均等厚みのものを用いるようにできる。また、バックプレート11の端部縁11bを覆う肉厚10cはクッションパッド10の肉厚でバックプレート11の斜めに立上げ形成した板面11aの端部縁11bより膨出させて形成するとよい。
【0017】
そのパッド部Pの組立状態では、表皮材12を引張止着しても、クッションパッド10の厚み面10aがバックプレート11の端部寄り板面11aで支持されているから、外郭端部寄りがアール状を呈さず、表面側の全面が平坦となるよう外形形状が保形されている。
【0018】
そのパッド部Pは、バックプレート11の掛止め爪11cをライニング本体Rの板面に挿通させて裏面側で折り曲げることから、ライニング本体Rの窪み部Uに組付け固定される。このパッド部Pの組付け状態では、パッド部Pの外郭部がアール形状を呈さず、表面側の全面が平坦でしかもバックプレート11の端部寄り板面が窪み部Uの窪み縁Fと整合するから、V字状の谷間が生じない。
【0019】
従って、このパッド部Pを備えると、車輌用ドアライニングとしては体裁の良好なものに組み立てられると共に、窪み部Pの縁辺が露出することによる違和感を座者に与えることも防げる。また、バックプレート11の端部縁11bがクッションパッド10の厚み面10aより膨出する肉厚10cで覆われているため、バックプレート11の端部縁11bが座者と接触するのを防げてクッション性も良好なパッド部を備えられる。
【0020】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る車輌用ドアライニングに依れば、パッド部を備える車輌用ドアライニングとして体裁と共にクッション性の良好なものに組み立てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッド部を備える車輌用ドアライニングの側断面部である。
【図2】図1のパッド部を構成部材毎に展開させて示す説明図である。
【図3】図2のパッド部を組立状態で示す部分断面図である。
【図4】一般例に係るパッド部の取付位置を示す説明図である。
【図5】従来例に係るパッド部を組み付けた車輌用ドアライニングの側断面図である。
【符号の説明】
10 クッションパッド
10a クッションパッドの厚み面
10b クッションパッドの裏面側
10c クッションパッドの膨出した肉厚
11 バックプレート
11a バックプレートの端部寄り板面
11b バックプレートの端部縁
12 表皮材
R ライニング本体
U 窪み部
F 窪み縁

Claims (1)

  1. クッションパッド(10)をバックプレート(11)で支持し、このクッションパッド(10)を表皮材(12)で被覆すると共に、表皮材(12)の端末をバックプレート(11)の裏面側に巻込み止着するパッド部(P)を備え、そのパッド部(P)をバックプレート(11)でライニング本体(R)の面積内に設けられる窪み部(U)に組付け固定する車輌用ドアライニングにおいて、
    端部寄りの板面(11a)を窪み部(U)の窪み縁(F)に合せて斜めに立上げ形成したバックプレート(11)を備え、クッションパッド(10)の厚み面(10a)から裏面側(10b)をバックプレート(11)で支持すると共に、バックプレート(11)の端部縁(11b)をクッションパッド(10)の厚み面(10a)より膨出する肉厚(10c)で覆い、表皮材(12)の端末をクッションパッド(10)の肉厚(10c)で覆ったバックプレート(11)の端部縁(11b)より裏面側に巻込み止着したパッド部(P)を組み付けてなることを特徴とする車輌用ドアライニング。
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