JPH1086670A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH1086670A
JPH1086670A JP24369496A JP24369496A JPH1086670A JP H1086670 A JPH1086670 A JP H1086670A JP 24369496 A JP24369496 A JP 24369496A JP 24369496 A JP24369496 A JP 24369496A JP H1086670 A JPH1086670 A JP H1086670A
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JP
Japan
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pocket
sheet
door trim
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JP24369496A
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Nobuaki Kondo
信明 近藤
Izumi Saotome
泉 早乙女
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Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速道路の領収書,チケット類等の紙片を収
容するポケットを備えたドアトリムにおいて、紙片類の
出し入れをする際の使い勝手に優れ、かつ、体裁が良
く、しかも、車室内のスペース効率を高めることを可能
にしたドアトリムを提供することを課題とする。 【解決手段】 ドアトリム10の表面に設置される中接
部表皮30の表面の少なくとも一部に、中接部表皮30
とほぼ同一外観を呈するシート状ポケット40を設置す
ることにより、中接部表皮30の外観性能を損なうこと
なく、使い勝手並びに車室内のスペース効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のドアパネ
ルに内装される自動車用ドアトリムに係り、特に、使い
勝手、並びに外観意匠性に優れたシート状ポケットを付
設した自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用車の乗員廻りのスペースに
は、道路マップやカセットテープ等の備品を収容するた
めに、コンソールボックス,グローブボックス及びドア
ポケット等が設置されている。
【0003】図8は乗用車のフロント側スペースの概要
を示すもので、上述したようにドアトリム1の下側に設
置されたドアポケット2,グローブボックス3,センタ
ーコンソールボックス4等に各種備品を収容するととも
に、高速道路の領収書やチケット等も併せて収容するよ
うにしている。
【0004】また、不要になったチケット等の紙片や煙
草の空箱等のゴミ類は、ドアポケット2やグローブボッ
クス3等に収容すれば、内部が汚れたり、乱雑になる恐
れがあるため、市販されている屑入5を運転に支障を来
たさない身近なスペースに配置して、ゴミ類を収容して
いるのが実情である。
【0005】また、ドアトリム1に市販品であるボック
スを両面テープ等で貼付して、備品入れや屑入れ等とし
て使用する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、乗員の身の回りに設置される備品入れとして、ドア
ポケット2やグローブボックス3,センターコンソール
ボックス4等に道路マップやカセットテープ等を収容し
ているが、高速道路のチケットや領収書等の紙片は、ド
アポケット2やコンソールボックス4等、比較的容積の
大きなスペース内に収容するには不適切であり、また、
ドアポケット2は乗員の足下付近であるため、出し入れ
するのに身を屈める等、無理な体勢を強いられ、また、
センターコンソールボックス4等においては、リッドの
開閉操作を行なう必要があり、使い勝手上、問題があっ
た。
【0007】また、不要となったチケット類や煙草の空
箱等、紙屑類を収容するために専用の屑入5を設置した
としても、室内美観上、問題があり、かつ、屑入5の設
置スペースが必要になるなど、運転に支障を来たさない
最適スペースに屑入5を設置することは困難であり、ま
た、貼付タイプのボックスでは、貼付作業が面倒であ
り、コストアップを招来するという欠点があった。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、チケット類,領収書等の紙片類を使い勝手
良く収容できるとともに、不要になった紙屑等の収容に
も適したシート状ポケットをドアトリムに体裁良く設置
することで、使い勝手を高め、しかも、意匠性並びに省
スペース化に優れた自動車用ドアトリムを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、芯材表面に表皮材を貼着してドアトリム
本体が構成されるとともに、このドアトリム本体の表面
に中接部表皮を装着してなる自動車用ドアトリムにおい
て、前記中接部表皮の表面の少なくとも一部に中接部表
皮とほぼ同一外観を呈するシート状ポケットが設置され
ていることを特徴とする。
【0010】ここで、ドアトリム本体は、所望形状に成
形された芯材の表面に表皮材を貼着して構成されてお
り、芯材としては、熱硬化性樹脂を含浸した繊維マット
を熱圧成形により所要形状に成形した後、表皮材を真空
貼りすることにより形成しても良く、また、モールドプ
レス成形等を使用して金型内にセットした表皮材を芯材
の成形時に一体成形しても良い。
【0011】一方、ドアトリム本体の表面所定箇所に装
着される中接部表皮は、表面外観,手触り感の良好なク
ロス,ニット,カーペット等の布地シートが使用され、
所望ならば裏面にポリウレタンフォーム等の発泡層を裏
打ちしてクッション機能を高めるようにしても良い。
【0012】次いで、シート状ポケットは中接部表皮の
表面の少なくとも一部に設定されており、特に、中接部
分はドアトリムのほぼ表面中央部に位置しているため、
乗員が自然な体型で手を伸ばせば直ぐに届く距離であ
り、物入れの設置箇所としては最適である。
【0013】また、シート状ポケットは、ポケット開口
を除いた周縁部が縫製加工により中接部表皮に一体化さ
れている。
【0014】そして、このシート状ポケットはドアトリ
ムの外観意匠性を損なわないように、中接部表皮の外観
と同一の外観を付与するように、例えば、中接部表皮と
してクロスが使用されている場合には、このクロスと同
一柄模様のクロスシートを使用するか、あるいは透明P
VC樹脂等の透明樹脂シートを使用して、背景部の中接
部表皮の柄模様を室内側に透視させるようにする。
【0015】更に、ポケット開口が伸び縮みすることが
好ましいことから、シート状ポケットとしては、ウレタ
ンスパンデックス糸等の伸縮性のある素材のクロス,ニ
ット等が好ましく、中接部表皮に縫製加工により一体化
すれば良く、透明PVC樹脂シートの場合は、高周波ウ
エルダーにより、その周縁部を中接部表皮に溶着固定す
れば良い。
【0016】また、シート状ポケットを中接部表皮に一
体化する方法としては、シート状ポケットのポケット開
口を除いた周縁部分の少なくとも一部を木目込み溝内に
圧入固着しても良く、シート状ポケットは、中接部表皮
の略下半部分等のように比較的大きなスペースに亘り設
置しても良い。
【0017】以上の構成から明らかなように、本発明
は、中接部表皮の表面の少なくとも一部にシート状ポケ
ットを設置するという構成であるため、ドアトリムのド
アポケットのように身を屈めて無理な姿勢でポケット内
に備品を出し入れする必要がなく、また、グローブボッ
クスやセンターコンソールボックス等のようにリッドの
開閉操作を必要とすることがなく、自然な体型で手を伸
ばせば届く最適距離であるなど、チケット類,領収書等
の紙片を素早くシート状ポケットに収容することができ
る。
【0018】更に、シート状ポケットは中接部表皮の表
面側のクロスと同一柄模様のクロスシートを使用する
か、あるいは透明樹脂シートを使用して、背景部の柄模
様を透視させるようにすれば、加飾効果をもつ中接部表
皮の機能を何等損なわない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用ドア
トリムの実施形態について、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0020】図1は本発明に係る自動車用ドアリトムの
第1実施形態を示す正面図、図2は同ドアトリムの要部
断面図、図3は同ドアトリムに設置するシート状ポケッ
トの取付状態を示す斜視図である。
【0021】また、図4は本発明に係る自動車用ドアト
リムの第2実施形態を示す正面図、図5は図4に示す自
動車用ドアトリムにおけるシート状ポケットの固定構造
を示す断面図、図6は同シート状ポケットの取付状態を
示す説明図、図7は本発明に係る自動車用ドアトリムの
第2実施形態におけるシート状ポケットの変形態様を示
す正面図である。
【0022】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、図示しないドアインナーパネルの室内側に内装
されるドアトリム本体20と、このドアトリム本体20
の表面略中央部、アームレスト上部側からウエスト部に
かけて装着される中接部表皮30とから大略構成されて
いる。
【0023】更に詳しくは、ドアトリム本体20は、所
望の曲面形状を備え、適度の保形性とドアパネルへの取
付剛性を備えた芯材21の表面にクッション性、並びに
装飾性を備えた表皮材22を貼着して構成されており、
芯材21としては、熱硬化性樹脂を含浸した木質系マッ
トを熱圧成形することにより、所要形状に成形されてお
り、表皮材22としては、塩ビシート裏面にポリエチレ
ンフォームを裏打ちした積層シート材料を真空成形によ
り芯材21表面に貼着されている。
【0024】尚、タルク等のフィラーを混入したポリプ
ロピレン樹脂をモールドプレス成形して芯材21を成形
しても良く、その場合は芯材21のモールドプレス成形
時に表皮材22が一体貼着される。
【0025】更に、中接部表皮30は、本実施形態では
クロス31の裏面にポリウレタンフォーム等のクッショ
ン材32を裏打ちした外観,手触り感,ソフト感に優れ
た積層シート材料を使用しており、特に、ドアトリム本
体20の表皮材22と中接部表皮30のクロス31との
外観上の対比効果により、ドアトリム10の外観意匠性
を高めている。
【0026】また、この中接部表皮30は、その周縁端
末に沿ってドアトリム本体20に凹設されている木目込
み溝23内に中接部表皮30の端末30aを木目込み処
理することにより、周縁部の見栄えを高めている。
【0027】ところで、本発明に係る自動車用ドアトリ
ム10には、乗員の足下付近にドアポケット11が設置
され、道路マップ等、比較的大型の備品を収容できる構
成になっているが、本発明の特徴は、ドアポケット11
の他に、高速道路の領収書やチケット等の紙片等を素早
く収容でき、かつ、見栄え上も良好なシート状ポケット
40を乗員が自然な体型で手を伸ばせば直ぐに出し入れ
が可能な中接部表皮30の表面所定箇所に設置したこと
にある。
【0028】更に、このシート状ポケット40は、中接
部表皮30のクロス31と同一柄模様のクロスシートか
ら構成され、図1に示すように外観上、何等違和感を与
えず、中接部表皮30の外観意匠性を損なうことがな
い。
【0029】そして、上述したように、乗員が自然な体
型で手を伸ばせば届く最適位置に設置されているため、
高速道路等のチケット類等を出し入れするのに最適であ
り、使い勝手に優れる。
【0030】次に、シート状ポケット40をドアトリム
本体20に取り付ける構成について説明する。
【0031】図3に示すように、このシート状ポケット
40は、ポケット開口41を除いた周縁部分に沿って予
め中接部表皮30に縫製加工(図中42は縫製糸を示
す)により取り付けられているとともに、カラーリベッ
ト50,51を表裏面側から、中接部表皮30、ドアト
リム本体20のそれぞれの取付孔33、24内に差し込
み、左右側2箇所でこのカラーリベット50,51によ
り、シート状ポケット40における端末部の剥離を確実
に防止している。
【0032】また、このシート状ポケット40は外観
上、中接部表皮30と同一外観を呈するように中接部表
皮30のクロス31と同一柄模様のクロスシートが使用
されているが、チケット類等の出し入れを容易にするた
めに、ウレタンスパンデックス糸等、伸縮性に富んだ材
質のクロスシートを使用することが望ましく、更に、デ
ザイン性を更に高める為に、シート状ポケット40の材
質としてのクロスシートにギャザーを入れて見栄えをよ
り高めた構成にしても良い。
【0033】上記、シート状ポケット40として透明P
VC樹脂シート等を使用して、ポケット開口41を除い
た周縁に沿って高周波ウエルダ溶着により中接部表皮3
0に固定しても良く、上記透明PVC樹脂シートとして
は、厚み0.45mmでアニール処理したものを使用す
るが、この場合、シート状ポケット40の固定手段とし
て縫製加工に比べ高周波ウエルダ加工のほうが加工が容
易で、かつ、材料も廉価なため、コストダウンが図れ
る。
【0034】そして、この実施形態においては、透明樹
脂シートを通してその背景部となる中接部表皮30の柄
模様が浮かび上がり、外観上、違和感を与えることがな
いため、中接部表皮30の意匠性を損なうことがない。
【0035】次に、図4乃至図7は本発明の第2実施形
態を示すもので、シート状ポケット40を、ドアトリム
10における中接部表皮30の表面のかなり広範囲なス
ペース面に設置して、高速道路の領収書やチケット類等
の比較的小さな紙片はもとより、不要になった領収書等
の紙屑等をも有効に収容できるようにしたものである。
【0036】すなわち、この実施形態においては、シー
ト状ポケット40は、中接部表皮30の略半部分に沿っ
て設定されており、中接部表皮30の外観意匠性を損な
わないように、シート状ポケット40は、中接部表皮3
0のクロス31と同一柄模様を有しており、シート状ポ
ケット40のポケット開口41が有効に伸び縮みするよ
うに、ウレタンスパンデックス糸を織成したクロスシー
トから構成されている。
【0037】更に、このシート状ポケット40のポケッ
ト開口41を除く周縁部に沿っては、図5,図6に示す
ように、ドアトリム本体20の木目込み溝23内にシー
ト状ポケット40の端末を圧入してシート状ポケット4
0の周縁部の見栄えを高めるとともに、端末処理を容易
に行なうようにしている。
【0038】すなわち、木目込み溝23の周長に沿っ
て、適宜間隔をおいて取付孔25が開設されており、シ
ート状ポケット40のポケット開口41を除く周縁部に
沿って、上記取付孔25に対応して、差込片44が突設
形成されており、この差込片44を木目込み溝23の取
付孔25内に差し込み、折曲操作した後、接着止め、あ
るいは機械止めすることにより、シート状ポケット40
の周縁部の固定が確実に行なわれる。
【0039】従って、本実施形態におけるシート状ポケ
ット40においても、中接部表皮30の製品外観を損な
うことがなく、しかも、中接部の略半下部分のように広
い占有面積を備えているため、乗員の身近な箇所にあっ
て小物類や紙屑等を広範囲に収容することができ、使い
勝手が良く、車室内に屑入等を設置するスペースが不要
となり、車室内のスペース効率を高めるという有利さも
ある。
【0040】尚、本発明の別の実施形態として、図7に
示すように、シート状ポケット40のポケット開口41
を除く周縁部の一部を木目込み溝23内に圧入固定する
とともに、一部を中接部表皮30に縫製加工するように
しても良く、シート状ポケット40の周縁部の固定は縫
製,木目込み溝23を利用した固着等を適宜組み合わせ
ても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る自動車
用ドアトリムは、以下に記載する格別の作用効果を有す
る。
【0042】(1)本発明は、ドアトリムの中接部表皮
の表面の少なくとも一部に中接部表皮と同一柄外観をも
つシート状ポケットを設置するという構成であるため、
中接部表皮設置箇所が乗員の身近な部位であり、乗員が
自然な体型で手を伸ばせば、このシート状ポケットに小
物,紙片等を簡単に出し入れすることができ、ドアポケ
ットのように身を屈めて出し入れする必要がなく、使い
勝手に優れるという効果を有する。
【0043】(2)本発明は、ドアトリムの中接部表皮
の表面の少なくとも一部に中接部表皮と同一柄外観をも
つシート状ポケットを設置するという構成であるため、
高速道路のチケットや領収書等の紙片を確実に保持する
ことができ、従来のドアポケットに収容した場合のよう
に、走行中の急ハンドルや急発進等により、これら紙片
類がポケット内で乱雑に散乱することがなく、各種紙片
の確実な保護が図れるという効果を有する。
【0044】(3)本発明は、ドアトリムの中接部表皮
の表面の少なくとも一部に中接部表皮と同一柄外観をも
つシート状ポケットを設置するという構成であるため、
中接部表皮の加飾機能を何等損なうことがないため、乗
員に違和感を与えることなく、ドアトリムの外観意匠性
を良好に維持することができるという効果を有する。
【0045】(4)本発明は、ドアトリムの中接部表皮
の表面の少なくとも一部に中接部表皮と同一柄外観をも
つシート状ポケットを設置するという構成であるため、
シート状ポケットの中接部表皮表面への占有面積を任意
に設定することにより、高速道路の領収書やチケット類
等の他に、煙草の空箱等の不要になった紙屑類を収容す
ることも可能となり、市販されている屑入を乗員の身近
な箇所に設定する従来例に比べ、室内美観を保ち、か
つ、車室内のスペース効率に優れるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ドアトリムの第1実施形
態を示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムに使用するシー
ト状ポケットの取付状態を示す斜視図。
【図4】本発明に係る自動車用ドアトリムの第2実施形
態を示す正面図。
【図5】図4中V −V 線断面図。
【図6】図4に示すドアトリムのシート状ポケットの取
付状態を示す説明図。
【図7】本発明に係るドアトリムの第2実施形態の変形
態様を示すドアトリムの正面図。
【図8】乗用車の乗員近傍部分を示す外観図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 21 芯材 22 表皮材 23 木目込み溝 30 中接部表皮 31 クロス 32 クッション材 40 シート状ポケット 41 ポケット開口 50,51 カラーリベット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材(21)表面に表皮材(22)を貼
    着してドアトリム本体(20)が構成されるとともに、
    このドアトリム本体(20)の表面に中接部表皮(3
    0)を装着してなる自動車用ドアトリムにおいて、 前記中接部表皮(30)の表面の少なくとも一部に中接
    部表皮(30)とほぼ同一外観を呈するシート状ポケッ
    ト(40)が設置されていることを特徴とする自動車用
    ドアトリム。
  2. 【請求項2】 前記シート状ポケット(40)は、中接
    部表皮(30)のクロス(31)と同一柄模様のクロス
    シートにより構成され、ポケット開口(41)を除いた
    周縁部が縫製加工により中接部表皮(30)に一体化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自動車用ドア
    トリム。
  3. 【請求項3】 前記シート状ポケット(40)はウレタ
    ンスパンデックス糸を織成したクロスシートであること
    を特徴とする請求項2記載の自動車用ドアトリム。
  4. 【請求項4】 前記シート状ポケット(40)は、透明
    樹脂シートから構成され、該透明樹脂シートを通して背
    景部の中接部表皮(30)のクロス柄模様が透視される
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアトリム。
  5. 【請求項5】 前記シート状ポケット(40)は、ポケ
    ット開口(41)を除いた周縁部分の少なくとも一側縁
    部がドアトリム本体(20)の木目込み溝(23)内に
    固着されていることを特徴とする請求項1記載の自動車
    用ドアトリム。
  6. 【請求項6】 前記シート状ポケット(40)は、ポケ
    ット開口(40)を除いた周縁部分の少なくとも一側縁
    部がドアトリム本体(20)の木目込み溝(23)に挿
    入されるとともに、挿入端部を折曲して固着されている
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアトリム。
JP24369496A 1996-09-13 1996-09-13 自動車用ドアトリム Withdrawn JPH1086670A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020617A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 テイ・エス テック株式会社 ドアライニング
JP2020179815A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社ホンダアクセス 内装部材
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