JPH09226371A - エアバッグ内設ドアのドアトリム構造 - Google Patents

エアバッグ内設ドアのドアトリム構造

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JPH09226371A
JPH09226371A JP8036855A JP3685596A JPH09226371A JP H09226371 A JPH09226371 A JP H09226371A JP 8036855 A JP8036855 A JP 8036855A JP 3685596 A JP3685596 A JP 3685596A JP H09226371 A JPH09226371 A JP H09226371A
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JP
Japan
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door trim
support member
vehicle
ornament
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP8036855A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsuzaki
賢治 松崎
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09226371A publication Critical patent/JPH09226371A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観的品質及びエアバッグ展開作動の信頼性
の向上 【解決手段】 開口部12aとこの開口部を覆蓋するオ
ーナメント部材13とを有するドアトリムを備え、この
ドアトリムは開口部12aの上方側の周縁部に一端を固
定した支持部材17を備え、この支持部材は他端に車両
の内外方向に分岐した脚部17b,17cを有し、オー
ナメント部材13の一端縁部は支持部材17の脚部17
b,17cの間に挟持され、オーナメント部材13の他
端縁部はドアトリムの開口部12aの下方側の周縁部に
固定されており、エアバッグ15aの展開時にオーナメ
ント部材13の上端縁部が支持部材の脚部17bから外
れて車内に向かって開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特に自動車
用ドアのドアトリム構造に関し、さらに特にエアバッグ
を内設したドアのドアトリム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に対する側面からの衝突の際に乗
員を保護するために、ドアにエアバッグを内設した例と
して、図7に示すものが知られている。これは、エアバ
ッグ1に蓋部材2を固定したものをドアトリム3に設け
た開口部3aからはめ込み、ドアインナパネル4の内側
に固定したバックアッププレート5に、蓋部材2の一端
縁部をビス6で固定し、他端縁部を易破断性ビス7で固
定したものである。ドアに側面から衝突された場合に
は、エアバッグ1の押圧力によって、ビス7が破断して
前記一端縁部を軸として蓋部材2が開放され、エアバッ
グ1が展開するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なドアトリム構造においては、エアバッグ1を固定した
蓋部材2をドアトリム3の開口部3aからはめ込むよう
になっているために、蓋部材2とドアトリム3との間に
隙間ができやすく外観的品質が低下し、また蓋部材2の
開放端縁部の開放機構の破断強度の調節が難しく、エア
バッグの展開作動性に対する信頼性が低い。本発明のド
アトリム構造はこのような課題を解決することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】エアバッグを内設した車
両用ドアの本発明によるドアトリム構造は、開口部とこ
の開口部を覆蓋するオーナメント部材とを有するドアト
リムを備え、このドアトリムは前記開口部の一方の側の
周縁部に一端を固定した支持部材を備え、この支持部材
は他端に車両の内外方向に分岐した内外の脚部を有し、
前記オーナメント部材の一端縁部は前記支持部材の分岐
した脚部相互の間に挟持され、該オーナメント部材の他
端縁部は該ドアトリムの前記開口部の前記周縁部に対向
する他方の側の周縁部に固定されており、前記エアバッ
グの展開時に前記オーナメント部材の前記一端縁部が前
記支持部材の車内側の脚部から外れて車内に向かって開
き、かつ開かれた該オーナメント部材は該ドアトリムの
前記他方の側の周縁部に固定繋止されているようにし
た。
【0005】本発明による前記支持部材は、前記オーナ
メント部材の前記開口部の前記一方の側の周縁部に沿っ
て連続して帯状に所定の長さにわたり延びたものとする
ことができる。また、前記支持部材の分岐した前記脚部
のうち、車内側の脚部を可撓性とし、車外側の脚部を剛
性とすることができる。さらに、前記オーナメント部材
を基材部とこの基材部を被覆する表皮部とからなるもの
とし、この基材部のみが前記支持部材の前記脚部相互の
間に挟持され、表皮部は前記車内側の脚部の車内側の表
面に沿って延びたものとすることができる。
【0006】
【発明の作用・効果】上記の構成から明らかなように、
ドアトリムの開口部をオーナメント部材によって覆蓋す
るようにしたため、ドアトリムの開口部とオーナメント
部材との間に製造上隙間ができるようなことがないの
で、外観的品質が向上する。また、オーナメント部材の
開放端縁部は、支持部材の脚部相互の間に挟持されてい
るのみであるので、エアバッグの展開時には容易に外
れ、エアバッグの展開作動性に対する信頼性も高くな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明によるドアトリム構
造の実施の形態を図1ないし図6を参照しながら説明す
る。図1に示すように、ドアトリムは、ドアトリムアッ
パ11、ドアトリム基材12、図示しない表皮材、オー
ナメント部材13、及びドアトリムアームレスト14と
から構成されている。ドアトリムはドアパネル(図略)
に従来の方法によってクリップ等で固定されている。図
2及び図4に示すように、ドアトリム基材12には、開
口部12aが設けられており、オーナメント部材13が
開口部12aを覆蓋している。
【0008】図2に示すエアバッグ装置15は、エアバ
ッグ15a、インフレータ15b、及びこれらを収容す
るケース15cからなり、ケース15cはドアパネルの
内側を構成するドアインナパネル16に固定されてい
る。
【0009】符号17で示す支持部材は、図4に示すよ
うに、基部17aと車両の内外方向に分岐し二股状とな
った脚部17b,17cとからなる。支持部材17は、
ドアトリム基材12の開口部12aの上方側の周縁部に
沿って連続して帯状に所定の長さにわたり延びており、
基部17aは、ドアトリム基材12の開口部12aの上
方側の周縁部と重ね合わせて、複数のビス18によって
ドアトリムアッパ11の下端縁部に固定されている。支
持部材17は、17a,17b,17cを一体とし例え
ば押し出し成形により各種プラスチック、ゴム等から作
ることができるが、車内側の脚部17bを柔軟で可撓性
を有する材質とし、また基部17aと他方の脚部17c
は剛性を有する材質とする。
【0010】オーナメント部材13は、例えばポリプロ
ピレン、硬質ウレタン等からなる基材部13aと発泡ウ
レタンからなるパッド部13bと柔軟なプラスチック、
ファブリック等の布地からなる表皮部13cとから形成
されている。図2に示すように、オーナメント部材13
の下端縁部においては、基材部13aの縁部と表皮部1
3cの縁部とを重ね合わせて、複数のビス19によって
アームレスト14の対応する上縁部に固定されている。
図2及び図4に示すように、オーナメント部材13の上
端縁部においては、基材部13aの縁部は支持部材17
の二股状の脚部17bと17cとの間に挿入され、表皮
部13cの縁部はドアトリムアッパ11と支持部材17
との間の隙間に挿入されている。
【0011】エアバッグ15aが展開しようとすると、
バッグの押圧力がオーナメント部材13にかかり、オー
ナメント部材13の基材部13aが支持部材17の柔軟
性を有する脚部17bを車内側に押し倒して、図2の2
点鎖線で示すようにオーナメント部材13がその下端縁
部を軸として開き、バッグ15aが車室内に飛び出す。
この場合に、オーナメント部材13はその下端縁部によ
って繋止されているので飛散しない。
【0012】上記の実施形態においては、オーナメント
部材13の基材部13aのみを支持部材17の両脚部1
7b,17cの間に挿入したが、場合によっては表皮部
13c、さらにはパッド部13bも両脚部の間に挿入す
ることができる。支持部材17の脚部17b,17cの
可撓性または剛性は、材質を変えることなく、その厚さ
を変えることによっても調節することができる。さら
に、支持部材17は、全体がドアトリム基材12の開口
部12aの周縁部に沿って連続して帯状に延びるように
形成するほか、図5に示すように、特に車内側の脚部1
7bを短冊状に分岐させることもできる。図はこの短冊
の数が3枚の場合を示すが、短冊の数、幅、たけ、厚さ
の調節によって、可撓性を与えることができ、柔軟性を
調節することができる。エアバッグが展開しない常時に
おいては、室内からオーナメント部材13を押しても、
支持部材17の硬い方の脚部17cの支持力によってオ
ーナメント部材13の変形を防止することができる。さ
らに、オーナメント部材13の開放端縁部に柔軟性を持
たせることによって、支持部材17全体を剛性としても
オーナメント部材13の開放は可能である。
【0013】上記の説明から明らかなように、本発明の
ドアトリム構造においては、ドアトリム基材12の開口
部12aをオーナメント部材13によって覆蓋するよう
な構成としたため、ドアトリムの開口部とオーナメント
部材との間に製造上隙間ができるようなことがないの
で、外観的品質が向上する。また、オーナメント部材1
3の開放端縁部は、支持部材17の脚部17b,17c
相互の間に挟持されているのみであるので、エアバッグ
15aの展開時には容易に外れ、エアバッグの展開作動
性に対する信頼性も高い。
【0014】なお、オーナメント部材13の開放端縁部
であって支持部材17の脚部17b,17cによって挟
持されない端縁部は、図6に示すようにドアトリム基材
12の車内側表面に当接した状態とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるドアトリム構造を適用したドア
トリムの車内からの斜視図である。
【図2】 図1のドアトリム構造の線II−IIに沿っ
た縦断面図である。
【図3】 図1のドアトリム構造のオーナメント部材の
斜視図である。
【図4】 図1のドアトリム構造のオーナメント部材の
開放端縁部の支持機構を示す縦断面図である。
【図5】 本発明によるドアトリム構造の支持部材の別
の態様の斜視図である。
【図6】 図1のドアトリム構造の線VI−VIに沿っ
た断面図である。
【図7】 従来の技術によるエアバッグ内設ドアのドア
トリム構造の一例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
11…ドアトリムアッパ、12…ドアトリム基材、12
a…開口部、13…オーナメント部材、13a…基材
部、13c…表皮部、14…ドアトリムアームレスト、
15…エアバッグ装置、17…支持部材、17b,17
c…脚部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを内設した車両用ドアのドア
    トリム構造において、開口部とこの開口部を覆蓋するオ
    ーナメント部材とを有するドアトリムを備え、このドア
    トリムは前記開口部の一方の側の周縁部に一端を固定し
    た支持部材を備え、この支持部材は他端に車両の内外方
    向に分岐した内外の脚部を有し、前記オーナメント部材
    の一端縁部は前記支持部材の分岐した脚部相互の間に挟
    持され、該オーナメント部材の他端縁部は該ドアトリム
    の前記開口部の前記周縁部に対向する他方の側の周縁部
    に固定されており、前記エアバッグの展開時に前記オー
    ナメント部材の前記一端縁部が前記支持部材の車内側の
    脚部から外れて車内に向かって開き、かつ開かれた該オ
    ーナメント部材は該ドアトリムの前記他方の側の周縁部
    に固定繋止されているようにしたことを特徴とするドア
    トリム構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、前記オーナメント部材
    の前記開口部の前記一方の側の周縁部に沿って連続して
    帯状に所定の長さにわたり延びていることを特徴とする
    請求項1に記載のドアトリム構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の分岐した前記脚部のう
    ち、車内側の脚部を可撓性としたことを特徴とする請求
    項1または2に記載のドアトリム構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の分岐した前記脚部のう
    ち、車外側の脚部を剛性としたことを特徴とする請求項
    1または2に記載のドアトリム構造。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の分岐した前記脚部のう
    ち、車内側の脚部を可撓性とし、かつ車外側の脚部を剛
    性としたことを特徴とする請求項1または2に記載のド
    アトリム構造。
  6. 【請求項6】 前記オーナメント部材が基材部とこの基
    材部を被覆する表皮部とからなり、前記基材部のみが前
    記支持部材の前記脚部相互の間に挟持されており、前記
    表皮部は前記車内側の脚部の車内側の表面に沿って延び
    ていることを特徴とする請求項1ないし5に記載のドア
    トリム構造。
JP8036855A 1996-02-23 1996-02-23 エアバッグ内設ドアのドアトリム構造 Pending JPH09226371A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145433A (ja) * 2003-08-22 2005-06-09 Mollertech Sas エアクッションを覆い隠すことができるフラップを有する自動車用被覆部材
JP2008155856A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Mitsubishi Motors Corp カーテンエアバッグ装置
JP2009067100A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Honda Motor Co Ltd 車両用内装材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145433A (ja) * 2003-08-22 2005-06-09 Mollertech Sas エアクッションを覆い隠すことができるフラップを有する自動車用被覆部材
JP2008155856A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Mitsubishi Motors Corp カーテンエアバッグ装置
JP2009067100A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Honda Motor Co Ltd 車両用内装材

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