JP2960145B2 - 簡易シートの製造方法 - Google Patents

簡易シートの製造方法

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慎治 平田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、事務用、バス用等の簡易シートの製造方
法に関する。
(従来の技術) 従来、この種の簡易シート1は例えば第7図に示すよ
うに座部2と背凭れ部3とが一体に形成されるととも
に、該シート1は合成樹脂製のシートフレーム4とウレ
タン発泡体5と表皮材6とより構成され、このシートフ
レーム4は座部2から背凭れ部3までほぼ同一断面に形
成されるもので、人体の背部および尻部にほぼ倣う湾曲
部4aを主体とし、この湾曲部4aの四周には縁部4bが一体
に形成されている。このように形成されて樹脂フレーム
4の上面側にはウレタン発泡体5が接着され、さらに、
スラブウレタンを貼着した塩化ビニルシートあるいはフ
ァーブリック等の表皮とからなる表皮材6あるいは表皮
単体のものが接着剤により包着され、表皮材6の端末6a
は樹脂フレーム4の縁部4bの背面側に巻込み状にしてタ
ッカー止めあるいは接着加工されていた。
(解決しようとする課題) しかしながら、この従来のものではウレタン発泡体5
および表皮材6の接着工程および端末6aの処理工程が必
要であり、また、表皮材6により全体を包着する構成で
あるから意匠的に単調であり、かつ意匠的自由度が少な
い等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたも
ので、製作工数を低減することができるとともに、意匠
的自由度を増すことのできる簡易シートの製造方法を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、シートフレ
ームの座部あるいは背凭れ部の要部の四周に所定の形状
の凹部溝を形成する一方、成形型には前記要部に対応す
る型面を凹設してその四周には前記凹部溝に嵌込み可能
にフランジ部を形成するとともに、該フランジ部を介し
て前記型面に表皮材を添設し、かつ前記シートフレーム
の凹部溝を嵌込みして型面上部を閉止して同型面内に発
泡剤を注入して発泡・硬化してクッション部を形成する
構成とした簡易シートの製造方法に存する。
(作 用) 上記構成としたことにより、座部および背凭れ部の要
部に所定の形状のクッション部を一体成形することがで
きる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する
と、図中10は簡易シートの全体であって、簡易シート10
は座部11Aおよび背凭れ部11Bを一体に有する合成樹脂な
どよりなるシートフレーム11と座部11Aおよび背凭れ部1
1の所定の要部に形成されるクッション部13A,13Bとより
形成されている。
このシートフレーム11の断面形状は人体の背部および
尻部にほぼ倣う湾曲部11aを主体とし、この湾曲部11aの
四周には縁部11bが一体に形成されるとともに、クッシ
ョン部13A、13Bの形成される要部(部分)の四周には表
皮材15の端末15aを固定するための上部に開口する凹部
溝12が連続形成されている。また、この凹部溝12に区間
内の例えばほぼ中心部にはクッション材14の発泡剤14a
を注入する注入孔11cが貫設されている。なお、このク
ッション部13A,13Bはほぼ同形状に形成されているの
で、以下クッション部13Aについて説明する。
このクッション部13Aはポリウレタンフォームかなる
クッション材14と同クッション材14を包着する表皮材15
とからなり、この表皮材15はスラブウレタン等からなる
カバーパッド16aと塩化ビニルシートあるいはファーブ
リック等の表皮17とがラミネート成形され、さらに、カ
バーパッド16aの下面には同カバーパッド16aに発泡剤14
aの発泡時にカバーパッド16aに含浸することを防止する
ためウレタンフイルム16bが貼着されて表皮材15が形成
され、同表皮材15はクッション材14で包着可能な大きさ
に裁断されている。
18はクッション部13Aを成形する成形型であって、同
成形型18にはクッション部13Aを発泡成形する所定の壁
面19が凹設され、同型面19の四周には所定の高さで立上
がるフランジ部20が立設され、同フランジ部20の上端部
には表皮材15の四周の端末15aを凹部溝12内へ押え込み
可能とする所定の断面径を有する押え部材21を載置可能
に設けられ、また、フランジ部20の内側面は型面19と連
続形成されている。なお、この成形型18には図示はしな
いが表皮材15を型面19に真空引き等してセットする手段
が設けられている。
次に、上記のように形成された成形型18によるクッシ
ョン部14Aの成形について説明する。先ず、フランジ部2
0の先端側に押え部材21を載置する。しかる後、表皮材1
5を型面19に添わせるとともに、その端末15aを図示のよ
うにフランジ部20に載置した押え部材21に対し折返し状
にして保持する。この状態で真空引き手段により表皮材
15を型面19に十分に添わせる。そして上方よりシートフ
レーム11の座部11Aに形成した凹部溝12をフランジ部20
に整合して嵌合載置する。この状態で型面19の上方はシ
ートフレーム11により閉止されるとともに、同シートフ
レーム11は上型を兼ねている。凹部溝12においては表皮
材15の端末15aが押え部材21により弾着されている(第
5図参照)。そしてシートフレーム11の座部11Aに貫設
した注入孔11cより注入機22により発泡剤14aを注入し、
発泡・硬化する。そして所定の硬化時間を経過した後、
成型型18より脱型することで座部11Aの表面側にはクッ
ション部13Aが成形される。なお、背凭れ部3のクッシ
ョン部13Bも同様にして成形される。
この様に、本例方法によれば1つの成形型18により発
泡成形することでクッション部13A,13Bを成形すること
ができるので工程の短縮が可能となり、また、従来の端
末巻き込み、端末接着およびタッカー止め等の後工程を
省略することができてクッション部13A,13Bの成形を装
置化できて省力化することができる。また、シートフレ
ーム11に対しクッション部13A,13Bを部分的に形成し、
かつ同時成形するものであるからクッション部13A,13B
の意匠の自由度を増すことのできる便利性がある。
(発明の効果) さて、本発明はシートフレームの座部あるいは背凭れ
部の要部の四周に所定の形状の凹部溝を形成する一方、
成形型には前記要部に対応する型面を凹設してその四周
には前記凹部溝に嵌込み可能にフランジ部を形成すると
ともに、該フランジ部を介して前記型面に表皮材を添設
し、かつ前記シートフレームの凹部溝を嵌込みして型面
上部を閉止して同型面内に発泡剤を注入して発泡・硬化
してクッション部を形成する構成としたことにより、1
つの成形型により発泡成形することでクッション部を成
形することができるので工程の短縮が可能となり、ま
た、端末巻き込み、端末接着およびカッター止め等の後
工程を省略することができてクッション部の成形を装置
化できて省力化することができる。また、シートフレー
ムに対しクッション部を部分的に形成し、かつ同時成形
するものであるからクッション部の意匠の自由度を増す
ことのできる便利性がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図は簡易シート
の斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
第2図の丸印部の拡大断面図、第4図ないし第6図は成
形工程図、第7図および第8図は従来例である。 10……簡易シート 11……シートフレーム 11A……座部 11B……背凭れ部 12……凹部溝 14a……注入剤 15……表皮材 18……成形型 19……型面 20……フランジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートフレームの座部あるいは背凭れ部の
    要部の四周に所定の形状の凹部溝を形成する一方、成形
    型には前記要部に対応する型面を凹設してその四周には
    前記凹部溝に嵌込み可能にフランジ部を形成するととも
    に、該フランジ部を介して前記型面に表皮材を添設し、
    かつ前記シートフレームの凹部溝を嵌込みして型面上部
    を閉止して同型面内に発泡剤を注入して発泡・硬化して
    クッション部を形成する構成とした簡易シートの製造方
    法。
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